ウェーブした毛並みが美しい犬です。
陽気な性格で楽しませてくれます。
アメリカン・コッカー・スパニエルは、人懐っこくて明るい性格の犬種です。
陽気な性格なので、一緒に暮らす人を楽しませようと色んな面を見せてくれます。
お茶目なイタズラをしたりもしますが喜ばせるためにやっていて悪気はないので、怒ったり叱ったりするよりもつまらなそうに興味のない反応を見せる方が効果があります。
元々はガンドッグとして鳥などを捕まえていた猟犬なので、小鳥や小動物などと一緒に飼うには相性が悪いでしょう。
同じ大きさくらいの動物なら一緒に生活しても問題はないです。
人を喜ばせることが好きな犬種で、その陽気な性格から原産国アメリカではメリー(陽気な)・コッカーと呼ばれたりもしています。
飼い主やその周りの家族などに喜んでもらいたくて頑張りすぎてしまうこともあるので、のびのびとさせてあげられる環境も大切です。
何かしてくれたり興味をひこうとした時は、大袈裟にリアクションをしてあげると満足してストレスも溜まりにくくなります。
ウェーブした毛に垂れた耳も特徴で、手入れをきちんとしないと皮膚炎や耳の病気など健康状態にも関わります。
トリミングやブラッシングも重要で、定期的にしましょう。
垂れた耳は犬用の耳掃除用品を使って、常に衛生的にしてあげると病気を防げます。
名称:アメリカン・コッカー・スパニエル
平均寿命:12~14年
体長:35~40cm
体重:11~13kg
毛質:ウェーブがかった長毛
大きさ:中型犬
先にご紹介した アメリカン・コッカー・スパニエル とは、もともと同じ犬の種類とされていました。
1946年にアメリカン・コッカー・スパニエルとイングリッシュ・コッカー・スパニエルは原産の違いで分けられることとなります。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルは狩猟犬として育てられてきました。
鼻先が少し長くなっているのは捉えた獲物を運びやすいようにするためです。
毛並みは綺麗にウェーブがかっており、大切な体を守っています。
狩猟犬だったということもあり運動好きで、定期的に運動を取り入れてあげることが必要です。
また、社交的な犬ですので屋外ではなく屋内で基本は飼いながら、運動をさせるときに外に連れて行ってあげましょう。
飼い主には尽くしてくれる性格ですので、生涯にわたる最高のパートナーになること間違いなしですね。
綺麗な毛並みを整えるためにも週に最低1回はブラッシングをしてあげましょう。
名称:イングリッシュ・コッカー・スパニエル
平均寿命:12~15年
体長:36~43cm
体重:12~16kg
原産:イングランド
性格:遊び好き、誠実、友好的、静か、愛情深い、しつけやすい
大きさ:中型犬
短い足をちょこちょこと動かしている姿や、歩いている時のふりふりしたお尻などチャームポイントがたくさんある犬種です。
コーギーの特徴と言えば
などの点を挙げる人が多いと思います。
そんなコーギーの特徴を細かくご紹介します。
まず短い足ですが、散歩の時などちょこちょこと歩く姿が可愛らしいですよね。
コーギーは元々、牛を追う牧畜犬として飼育されていたので意外にも素早く動けるのです。
そのため、散歩以外にも思い切り走らせてあげられるところがあると、コーギー本来の能力を発揮できてストレス解消にもなります。
次に長い胴も特徴の一つです。
胴が長い犬種が注意しなくてはいけないのは、腰です。
ヘルニアなど腰の病気にかかりやすいので、遊ぶ時や階段の上り下りなど腰に負担のかかるものは避けましょう。
肥満になりやすい犬種でもあるので、余計に腰に負担がかかります。
肥満予防で普段から腰に負荷をかけないように気を付けたいですね。
そして最後の特徴、尻尾がない。
コーギーと聞いてこれをイメージする人が最も多いのではないでしょうか。
実は、コーギーは本来尻尾がある種類の犬なのです。
牛を追う牧畜犬として飼育されていたため、牛に尻尾を踏まれないように切除されていたのです。
今もその名残として尻尾のないコーギーが多く見られますが、本来は尻尾のある犬種なので尻尾があっても心配はいりません。
名称:ウェルシュ・コーギー・ペングローク
平均寿命:11~13年
体長:25~30cm
体重:25~27kg
原産国:イギリス
毛質:短毛、かため
大きさ:中型犬
ウィペットは、時速55㎞で走ることができるスーパードッグ!
「犬界のフェラーリ」と呼ばれることもあります。
躍動感ある走り姿も、魅力です。
ウィペットは、古くから狩りに利用されてきたグレー・ハウンドの小型のものに、テリア種を交配させて生み出された犬種であると言われています。
ウィペットが生み出された初期は、ウサギを殺すゲームに使われていましたが、後にレースドッグとしても注目される様になりました。
家庭で飼育されているウィペットは、レースドッグのウィペットよりも小型に改良されています。
競走犬として発達させた脚力や、筋肉、スラリとした美しい外貌は、家庭犬としても見る人を魅了します。
本来の闘争心とは裏腹に、飼い主に対する性格は穏やかで献身的なので、大人しい犬を飼いたい人には飼いやすい犬と言えるでしょう。
名称:ウィペット
平均寿命:12~15歳
体高:44~56㎝
体重:6.8~14㎏
原産国:イングランド
毛質:短毛、なめらか
毛色:黒、ホワイト、レッド、フォーン、ブリンドル、ブルー
大きさ:中型犬
性格:穏やか、献身的
値段:15~25万円程度
初期の用途:狩猟、ゲーム、レース
注意点:寒さに弱い。屋外での飼育は不向き
しつけの方法:乱暴な扱いはせず、指示をきちんと聞いたら褒めてあげる方法が良い
その名の通り、甲斐地方(山梨県)にルーツがある犬の種類です。
元々は猟犬として育てられてきた犬で、愛玩犬には向かないとされてきました。
そのため、狩猟犬を求めている人には打ってつけの犬となりますので、家庭用の犬がほしいという方にはあまりおすすめできません。
甲斐犬は非常に気性が強く、生涯を通じて一人の飼い主に付き添おうとします。
長く主人と共生した後に引き渡すことなどは基本的には難しいでしょう。
頑丈な体は、狩猟犬として力強い獣も追い詰めることのできるよう改良されていったものですので、それに伴う十分な運動量も必要になってきます。
決して飼いやすい犬の種類とは言えませんのでご注意ください。
気が強いことから、他の犬とのトラブルも起こしやすいため、節度のあるしつけをすることが要求されます。
訓練を入念に行いながら、しっかりと甲斐犬との絆を深めていきましょう。
名称:甲斐犬
平均寿命:14~16歳
体高:43~56㎝
体重:14~18㎏
原産国:日本
毛質:短毛、ダブルコート
毛色:黒虎、赤虎、虎 ※単色はたまに生まれますが公認されていない団体が多いです
大きさ:中型犬
性格:内気、気性が強い、機敏、忠実、勇敢、聡明
初期の用途:狩猟
牧羊犬として有名で、フサフサの毛が可愛らしい犬種です。
カラーも犬によって出方が異なるので、それも楽しみの一つですね。
シェルティと呼ばれることも多い、シェットランド・シープドッグ。
その名前の通り、羊を追いかける牧羊犬です。
シュッとした整った顔立ちとスマートな体つきは狐にも似ていますよね。
長くてフサフサの毛はカラーのバリエーションも豊富で、柄の出方はその犬によって様々です。
同じ親から生まれた子犬でもそれぞれ違っていて、それも楽しみの一つでもあり可愛らしい特徴でもあります。
長毛を風になびかせて走っているのを見ると、疾走感も増してとてもかっこいいですよね。
シェルティは遊ぶのが好きな犬で、特に走るのを得意としています。
かけっこをしたり、全速力で走れるくらいの広いところで遊ばせてあげるのが理想的です。
牧羊犬として活躍していたので、興奮するとよく吠えるようになります。
無駄吠えを避けるためにもしっかりとしつけをしましょう。
羊を集めることを習性としているので、何か物を集めたり収集したりする癖があります。
家の物がなくなっていて、シェルティの小屋から見つかったなんてこともあります。
その時は怒らずに、そっと返してもらいましょう。
名称:シェットランド・シープドッグ
平均寿命:10~13年
体長:33~40cm
体重:20kg
原産国:スコットランド
毛質:フサフサとした長毛
大きさ:中型犬
原産はイギリスで、元々は猟犬として飼われていました。
昔から、ドッグスポーツの一種であるウサギ狩りにも起用されたりしていました。
とても賢い犬ですので、赤ちゃんがいたり多頭飼いでも問題はない種類です。
見知らぬ人やその他の動物にも社交的で優しく接することができます。
お利口ではあるものの、とても寂しがり屋でもあるので、長時間の留守番はあまりできないかもしれません。
その際は、ペットホテルに預けるなどの対処をした方が良いでしょう。
元々は猟犬だったこともあり、声が非常に通りやすいです。
無駄吠えをさせないようにしつけることも大切になってきます。
また、非常に遊び好きなところもあるので、寂しがり屋な面も踏まえると、しっかりと構ってあげられる人に向いてると思います。
名称:ビーグル(Beagle)
サイズ:中型犬
原産国:イギリス
体高:33~38cm
体重:8~14kg
寿命:12~15歳
くしゃっとした顔がなんとも可愛いフレンチ・ブルドッグ。
昔は闘犬として飼われていたようですが、現在では改良を重ねられて室内犬として人気です。
フレンチ・ブルドッグは、少しだけ恐い見た目とは裏腹に、非常に甘えっ子な性格の持ち主です。
甘えっ子ではあるものの、いざという時には番犬としても活躍する、非常に頼もしい犬です。
愛想が良くて誰とでも仲良くなれるので、寂しがり屋や、お年寄りの方に特におすすめな犬ですね。
顔にシワが多い犬種になりますので、飼う時に注意すべき点はシワのお手入れです。
特に、目と鼻の周りにシワがたまっており、綿棒などを用いて、週に一度ぐらいは丁寧に汚れを取り除いてあげましょう。
名称:フレンチ・ブルドッグ(French Bulldog)
別称:ブルドッグ・フランセ
サイズ:中型犬
原産地:日本
体高:30cm
体重:10~13kg
寿命:10~12歳
ドッグショーなどで活躍するとても賢い犬種です。
黒と白にはっきりわかれた毛とシャープな体型が特徴です。
黒と白のカラーにはっきりとわかれた毛並みは、スマートで美しいですよね。
牧羊犬として活躍していたこともあって、運動が得意で体型もシャープです。
得意なのは運動だけではなくて、ドッグショーなどで活躍することも多く、賢いのも特徴の一つです。
犬の中でも知能が高く、人間の言うことを理解する能力に長けています。
頭がいいので、無駄吠えやいたずらなどはあまりしません。しつけるのも比較的楽でしょう。
ただ、頭がいい分飼い主を自分より劣っているとみるとまったく言うことを聞かなくなります。
主従関係をしっかりともって接するように心がけましょう。
体力、知能共にトップクラスの犬種ですが、その分飼育にも一工夫必要です。
運動量が多いので、出来るだけ広いところで走らせてあげましょう。
そして、障害物など頭も使って攻略できるような遊びを好むので、体を動かしつつ頭も使えるような遊びをしてあげると喜びます。
考えたり思考を巡らすことが好きな犬なので、
など、頭も使って体を動かせる仕事や作業のようなものを与えてあげると、知的好奇心を満足させてあげられるでしょう。
名称:ボーダー・コリー
平均寿命:8~14年
体長:45~58cm
体重:14~20kg
原産国:イギリス
毛質:ウェーブがかった長毛
毛色:黒と白のツートーン
体こそ大きくはないですが、非常に筋肉質で身が引き締まっています。
「ミニチュア」とついていますが、今回の定義上では中型犬に分類されます。
ミニチュア・ブル・テリアは闘犬として生み出されました。
特に1700~1800年代にかけて西欧を中心に闘犬が流行っており、娯楽の一つとして人気がありました。
その闘犬にミニチュア・ブル・テリアは出場していた歴史を持っています。
闘犬の名残で体がたくましく、勇敢な性格の持ち主です。
強いからといって、決して凶暴というわけではありません。
犬としての忠誠心はしっかりと持っていますし人懐っこいところもあるので、愛情を持って育ててあげればすぐに懐いてくれます。
名称:ミニチュア・ブル・テリア
平均寿命:11~14年
体高:25~36cm
体重:9~16kg
原産:イギリス
毛色:ホワイト、レッド、トライカラー、フォーン、ブラック&タン、ブラック、トリンドル
性格:勇敢、人懐っこい