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オールドイングリッシュシープドッグの性格、飼育方法、価格






大きな体にふわふわでモコモコの容姿が特徴的なオールドイングリッシュシープドッグ。

人を和ませる外見から、テレビや映画にも登場するなど人気を集めています。
日本でも朝の情報番組に登場し、可愛いと評判になりました。

今回はオールドイングリッシュシープドッグを飼育するにあたって知っておきたいことをまとめました。

どんな性格なのか、しつけやお手入れの方法、購入金額を含めた費用、適切な飼育環境など、オールドイングリッシュシープドッグの飼育に関するあれこれをご紹介します。
大型犬の飼育に憧れる方は必見です。

【目次】オールドイングリッシュシープドッグの性格、飼育方法、価格

 

オールドイングリッシュシープドッグの歴史

羊を守る牧羊犬

ドッグショーで人気になる

お金持ちの犬から庶民の犬へ

多くのアニメやドラマに登場

オールドイングリッシュシープドッグの特徴

断尾は昔の習慣の名残

オールドイングリッシュシープドッグは側対歩

オールドイングリッシュシープドッグの大きさ

オールドイングリッシュシープドッグの被毛

オールドイングリッシュシープドッグの寿命

オールドイングリッシュシープドッグの性格

子供が大好きで陽気

留守が長い家庭には向いていない

学習能力が高い

番犬には向いていない

オールドイングリッシュシープドッグのしつけ

訓練は一貫性を持って行う

ご褒美は楽しいことをする

オールドイングリッシュシープドッグの社会化の訓練

公園など人や犬がいる場所に連れ出す

公共の場で様々な音や場面を経験させる

犬のしつけ教室に参加する

オールドイングリッシュシープドッグの飼育方法

室内飼育をする

運動できる庭があるとベスト

オールドイングリッシュシープドッグのお手入れ

被毛のケア

爪のケア

歯みがきをする

耳のお手入れ

オールドイングリッシュシープドッグの運動

オールドイングリッシュシープドッグの給餌

太りすぎに注意

高品質のドッグフードを

オールドイングリッシュシープドッグの気を付けたい病気

股関節形成不全

胃捻転

熱中症

皮膚病

オールドイングリッシュシープドッグと子供との生活

オールドイングリッシュシープドッグの価格・どこで手に入れるべきか

専門のブリーダーから購入する

ブリーダーを訪問してみる

オールドイングリッシュシープドッグの里親になる

オールドイングリッシュシープドッグの飼育にかかる費用

飼育前に準備が必要なもの

年間費用

オールドイングリッシュシープドッグの基本事項

 

 


オールドイングリッシュシープドッグの歴史

 

 

羊を守る牧羊犬

 

オールドイングリッシュシープドッグの起源はイギリス最古の牧羊犬とされていますが、どのような犬種だったのかは特定されていません。

イギリスのコッツウェルズ・コルという犬種が祖先だという話や、ベアデット・コリーの血が入っているなど諸説あります。

牧羊犬と言っても羊を追ったり集めたりする役割ではなく、羊たちをオオカミなどの外敵から守る役割をしていました。

 

ドッグショーで人気になる

 

牧羊犬として活躍していたオールドイングリッシュシープドッグですが、1800年代になるとドッグショーで人気を集めました。

特に1880年代にアメリカに渡ると大変な人気を博します。

 

当初アメリカではウォードという人物がただ一人オールドイングリッシュシープドッグを所有しており、その後も1900年代までにたった5人の裕福なアメリカ人家族のみが所有し繁殖させていました。

そのため、価値のある資産としても見なされていたようです。

 

お金持ちの犬から庶民の犬へ

 

1885年にアメリカン・ケンネル・クラブで犬種として認められ、当時は裕福な人が飼う犬と認識されていました。

1960年代になると庶民の家庭犬としても広まりますが、オールドイングリッシュシープドッグの被毛を保つために労力が必要なことから、最近では飼育数が減少傾向にあるようです。

 

多くのアニメやドラマに登場

 

オールドイングリッシュシープドッグは、目が隠れていてモコモコの外見から穏やかな感じを受けるせいか、たくさんの映画やドラマにも出演しています。

映画(ミュージカル)「アニー」に出てくる印象的な犬・サンディはオールドイングリッシュシープドッグです。

 

また、日本でも有名なセサミストリートに出てくる犬のバークレー、ディズニーのアニメ映画「リトル・マーメイド」の王子の愛犬のマックスもオールドイングリッシュシープドッグですし、日本の堺雅人主演のドラマ「Dr.倫太郎」に出てくる弥助もそうです。

「弥助」はモフモフでかわいいと評判になりましたね。

 

 

オールドイングリッシュシープドッグの特徴

 

オールドイングリッシュシープドッグは目や顔を覆うほどの長毛をもつ大型犬です。

モコモコの被毛に覆われてわかりにくいですが、耳は垂れ耳です。

 

断尾は昔の習慣の名残

 

オールドイングリッシュシープドッグの尾は短いことが多いのですが、これは断尾されているからです。

中世からヨーロッパでは「犬を飼育するのは贅沢」という考えから「犬税」というものがありました。(現在ではほとんどの国で廃止されています)

18世紀のイギリスではで作業犬であれば免税となったため、その証として断尾したのが始まりとされ、現在でも習慣として残っています。

 

しかし、近年ではヨーロッパの数カ国および北欧諸国では犬の断尾は動物愛護に反するとして、法律で禁止されるようになりました。

そのため、断尾が禁止されている国では断尾されていないオールドイングリッシュシープドッグが当たり前となっています。

長いふさふさのしっぽのオールドイングリッシュシープドッグもとても可愛いですよ。

 

 

長いしっぽでも違和感もなければ、生活に何の支障もないでしょう。

断尾はごく幼い子犬のしっぽを麻酔もせずに切り落とします。

 

もちろん、激痛で子犬は泣き叫びます。

そこまでしてしなければならないものではないという考えの人も少なくなく、そもそもしっぽはバランスを取るのに必要な犬にとって重要な部位であることから、法律で断尾が禁止されている・いないに関わらず断尾には反対だという人もいます。

 

オールドイングリッシュシープドッグは側対歩

 

オールドイングリッシュシープドッグは側対歩が正常とされています。

側対歩とは左前足と左後ろ足、右前足と右後ろ足が同時に出る歩き方で大型犬にときおり見られる場合があります。

 

 


オールドイングリッシュシープドッグの大きさ

 

  • オス 体高:約36㎝ 体重:約32~45㎏
  • メス 体高:約34㎝ 体重:約27~36㎏

 

 

オールドイングリッシュシープドッグの被毛

 

オールドイングリッシュシープドッグの被毛は長くて縮れています。

色は白とグレーでダブルコート。

 

アンダーコートは耐水性があり、水分が侵入しないようになっています。

子犬のときにだけ黒い毛があり、体全体は白と黒の毛色。

成長するにつれて黒い毛はグレーの毛に生え変わります。

 

 


オールドイングリッシュシープドッグの寿命

 

およそ10歳~12歳。

大型犬としては一般的な寿命の長さです。

 

現在は犬も以前より長く生きることができるようになってきました。

ワクチンをはじめ予防措置をしっかり行い、毎日の食生活や運動に気を付ければ、一般的な寿命よりも長生きすることは珍しくありません。

 

 

オールドイングリッシュシープドッグの性格

 

 

子供が大好きで陽気

 

オールドイングリッシュシープドッグは、「ナニー(乳母)犬」と言われるほど子供が好きな犬です。

家族や子供たちと一緒に遊ぶことが得意。

陽気で遊びを楽しむ心を持った、愛情深い性格をしています。

 

一般的に犬は2歳くらいになると落ち着きが出てくるものですが、オールドイングリッシュシープドッグはしばしば3歳くらいまでじゃれたりする遊びを好む子供っぽい面が見られます。

また、大人になっても遊び心をずっと忘れません。

 

犬は終生幼児性を保ち続けますが、オールドイングリッシュシープドッグはそれが顕著だと言えるでしょう。

たくさん遊んであげられるご家庭に向いています。

 

留守が長い家庭には向いていない

 

オールドイングリッシュシープドッグは家族に対して強い愛情を持っています。

そのため、長時間一人ぼっちになるような環境は向いていません。

 

1匹だけで放置されると寂しさやストレスから物を壊したり、乱暴なふるまいをすることもあります。

過保護にする必要はありませんが、1人で裏庭に放っておかれるような環境に置くことはオールドイングリッシュシープドッグにとって全く良いことではありません。

 

学習能力が高い

 

オールドイングリッシュシープドッグはとても賢く、学習能力も高いです。

楽しいことが大好きで、色々なことへの興味や関心が高いので、人命救助や捜索などの任務も遂行できる能力を持っています。

しつけの際は、楽しいことが大好きな性格を上手に利用すると良いでしょう。

 

番犬には向いていない

 

オールドイングリッシュシープドッグは家に見知らぬ人が来たときには吠えますが、あまり警戒心は強くありません。

他の犬と上手に遊ぶことができますし、猫などほかのペットとも仲良く暮らせます。

とてもフレンドリーであるがゆえ、番犬には向かないと言えるでしょう。

 

 


オールドイングリッシュシープドッグのしつけ

 

オールドイングリッシュシープドッグは適切な訓練と社会化が不可欠です。

大型犬で力も強く、特に若いときは楽しいことが大好きなので興奮しやすく、クールダウンする訓練を受けていないと制御が難しいことがあります。

 

訓練は一貫性を持って行う

 

能力が高いので訓練にはちゃんとついてくることができますが、飼い主の一貫性のあるコマンドも大切になってきます。

厳しすぎる態度や怒鳴ったりすることは逆効果なのでやめましょう。

 

オールドイングリッシュシープドッグは穏やかにコマンドを出すだけできちんと従える資質を備えています。

ただし、飼い主の方も適切なコマンドができる必要があります。

して良いことと悪いことの区別も一貫性をもって教え、「今日はいいけど明日はダメ」などの曖昧な態度はオールドイングリッシュシープドッグを混乱させ、コマンドに対する信頼性を失わせるので避けるようにしてください。

 

ご褒美は楽しいことをする

 

オールドイングリッシュシープドッグは楽しいことが大好き。

訓練のご褒美もオールドイングリッシュシープドッグの好きなおもちゃを使って遊んであげると効果的です。

 

もちろん、おやつを使ってもかまいません。

訓練が楽しく行えるとオールドイングリッシュシープドッグの覚えも早いです。

 

 

オールドイングリッシュシープドッグの社会化の訓練

 

 

オールドイングリッシュシープドッグは子供が大好きで、楽しいことも好きな社交的な犬です。

しかし、大型犬ですし興味が有ることに出会うとエキサイトしてしまう面もあるため、早期から社会化を図る必要があります。

人間社会で暮らすといろいろな場面に遭遇しますので、そんなときもパニックになったりしたいようにしてあげましょう。

 

公園など人や犬がいる場所に連れ出す

 

公園で他の犬とあいさつしたり、家族以外の人間との接触することに慣れさせるましょう。

できれば子犬の頃から、他の犬と遊んでコミュニケーションが図れるようになると良いです。

子犬だけでなく大人の犬と接触することで、犬との関係を学びます。

 

公共の場で様々な音や場面を経験させる

 

人間社会は色々な音やにおいがするもの。

そんな中でも興奮したりパニックになったりしないように、犬が行ける公共の場所に連れ出して慣れさせましょう。

また、公共の場所でもおすわりやマテができるように練習すると良いですね。

 

犬のしつけ教室に参加する

 

犬のしつけ教室は社会化を図ることができるとともに、コマンドに従う訓練もできます。

他の犬がいる場所でも飼い主のコマンドに集中することを学べますし、飼い主の側も犬に的確なコマンドを出すことを学べますね。

飼い主同士で飼育の相談や情報交換ができたりもしますので、とてもおすすめです。

 

 


オールドイングリッシュシープドッグの飼育方法

 

オールドイングリッシュシープドッグ

 

室内飼育をする

 

オールドイングリッシュシープドッグは適応能力に優れています。

毎日きちんと運動ができれば、あまり広いおうちでなくても飼うことができます。

 

適応力は優れていますが、オールドイングリッシュシープドッグは家族の中で生活すること好む犬なので、裏庭で飼うことはおすすめできません。

室内飼育をしてあげてください。

 

また、オールドイングリッシュシープドッグの被毛は長く絡まりやすい毛質のため、家が汚れていると汚れを毛が吸着してしまいます。

そのため、お家を綺麗に保ってあげることも必要になってきます。

 

特に子犬のときは必要であればケージの中で過ごすことも必要なのですが、長い時間ケージで過ごすことがないように気を付けてあげましょう。

オールドイングリッシュシープドッグは孤独が嫌いですし、旅行にはできるだけ一緒に連れて行ってあげられると良いですね。

 

運動できる庭があるとベスト

 

オールドイングリッシュシープドッグはあまり広くないお家でも飼うことが可能ですが、運動不足解消のためにできればお庭があるとベストです。

飼育には運動時間の確保は大切ですので、散歩以外にもボール遊びなどができる場所があるとなお良いでしょう。

お庭がない場合は近所を散歩させたり、ドッグランで運動させたりするようにします。

 

 

オールドイングリッシュシープドッグのお手入れ

 

イングリッシュシープドッグは大きな体と長く量の多い被毛を持つため、他の犬種よりもお手入れの手間がかかります。

健康で清潔を保つことはオールドイングリッシュシープドッグの精神衛生を保つためにも必要なので、十分な時間をかけてお手入れをしてあげましょう。

愛情を持ってお手入れしてあげることで、飼い主との絆も深まります。

 

被毛のケア

 

オールドイングリッシュシープドッグは、長く縮れた毛をしているので被毛のお手入れが必要です。

あの可愛らしい外見を維持するためには、他の犬よりもお手入れに多くの時間を必要とします。

定期的にカットしてあげないと毛が伸びすぎてしまいますし、ブラシをかけないと毛玉になってしまいます。

一度毛玉になったら切って取り除くしか方法はありません。

 

また、オールドイングリッシュシープドッグの毛を整えるのには技術が必要です。

ブリーダーからお手入れの方法を教えてもらうと良いでしょう。

グルーミングには犬も忍耐が必要なので、子犬のうちから慣れさせ、終わったらご褒美を与えてグルーミング嫌いにならないようにしてください。

 

抜け毛を取り除いて毛玉を防ぐために、毎日30分ほどはブラッシングしてあげる必要があります。

お手入れを少しでも簡単にするためには、月に一度はペットサロンで被毛を整えてもらうことをおすすめします。

シャンプーも1ヶ月~1カ月半に一度は必要です。

 

アメリカなどでオールドイングリッシュシープドッグが飼育放棄される一因が、この被毛の手入れの面倒さと費用が掛かることだと言われています。

他の犬よりも被毛の手入れに時間もお金もかかることを理解して飼育を決めてください。

 

爪のケア

 

爪も1ヶ月に1回程度は切ってあげなくてはいけません。

オールドイングリッシュシープドッグの爪が床に当たって音がするようであれば、爪が伸びすぎている証拠。

爪切りはご家庭でもできますが大型犬の爪は大きいですし、犬の爪には血管や神経が通っています。

難しいときは獣医やトリマーに頼みましょう。

 

歯みがきをする

 

犬は虫歯にはなりにくいですが、歯周病にはなりやすい動物。

歯周病になると歯が抜けたり、痛さで食事がすることが難しくなったりするほかに、菌が他の器官に感染し他の病気を引き起こしたりすることもあります。

 

毎日の歯磨きが犬の健康を守ります。

犬用の歯ブラシと美味しい味のする歯磨き粉も多く発売されていますので、それらを活用して犬も嫌がらずに歯みがきができれば良いですね。

 

毎日磨くのが望ましいですが、週に少なくとも2~3回は磨いて、歯石や細菌が蓄積しないようにしましょう。

液体歯みがきなどを併用すると、より効果が期待できます。

 

耳のお手入れ

 

オールドイングリッシュシープドッグは耳が垂れているので、耳の中が蒸れて汚れやすいです。

週に1回は耳用のクリーナーで優しく拭いてあげて耳の健康状態をチェックしてください。

 

内耳部分は皮膚が薄くて繊細なので、拭くのは外耳部分だけにして内耳部分は触らないようにしましょう。

悪臭がしたり赤くなったりしていないかを確認し、異常があったら獣医を受診してください。

 

 

オールドイングリッシュシープドッグの運動

 

 

もともと牧羊犬として飼育されていたオールドイングリッシュシープドッグは、多くの運動を必要とする活発な犬種です。

1回1時間程度、1日2時間の運動を毎日行ってください。

速足の散歩や軽いジョギングができると良いですね。

 

運動不足になると家具を壊したりするなどの破壊行動が出てくる場合もあります。

ただし、暑いときの屋外の運動は避けてください。

オールドイングリッシュシープドッグのアンダーコートは高密度のため熱中症になりやすいです。

気温の高い日中ではなく、涼しい早朝や夕方に運動や散歩を行うようにしましょう。

 

犬が少なくとも2歳になり関節が完全に形成されるまで、硬いアスファルトの上で激しい運動は避けるべきです。

できるだけ芝生の上でで遊ばせてあげてください。

 

 

オールドイングリッシュシープドッグの給餌

 

太りすぎに注意

 

オールドイングリッシュシープドッグは最初の1年で、約27㎏も体重が増えます。

特に4~7ヶ月の間は成長速度が早いので、成長に必要な栄養はもちろん必要ですが、おやつを与えすぎて太らせないようにしてください。

成長すると45㎏ほどになる犬もいますから、太り過ぎには十分注意しましょう。

 

高品質のドッグフードを

 

犬は人間との生活で雑食もするようになりましたが本来は肉食です。

穀物や添加物の少ない良質で高たんぱく、低カロリーなドッグフードを選んであげるようにしたいですね。

 

犬の寿命は近年大幅に伸びてきましたが、大きな要因は犬の食事内容が変わってきたことがあげられると言われています。

昔のようなご飯に味噌汁をかけたような食事ではなく、  高品質なドッグフード   を毎日食べることによって犬の健康が維持されたということですね。

 

 

オールドイングリッシュシープドッグの気を付けたい病気

 

オールドイングリッシュシープドッグは気を付けてあげたい病気がいくつかあります。

発症する前にきちんとケアすることで防げることもあるので、日頃からよく様子を見て、変わったところがないかチェックしておきましょう。

 

股関節形成不全

 

股関節に大腿骨がぴったり収まらない症状で大型犬に多く見られ、遺伝によるものが多いです。

歩き方がおかしいときは、獣医で診断をしてもらってください。

 

シニアになると関節炎を発症することもあります。

関節炎は痛みを伴い、最終的には歩くことを困難にする場合もありますが、サプリメントも多数出ていますので、早めのケアで老後の犬生を楽に過ごすことができるでしょう。

歩き方がおかしい、または歩きたがらないなどの症状が見受けられたら、すぐに獣医を受診するようにしてください。

 

胃捻転

 

大型犬によくみられる症状で、命に関わります。

胃がガスや空気で膨張しねじれてしまう症状で、心臓などの他の臓器が圧迫されたり血流を停めてしまったりして最悪の場合死に至ります。

主に早食いや、一度に大量の水を飲んだりした場合に起こりやすいとされています。

 

胃捻転を発症させないようにするには、食事は一度に大量に与えず2~3回に分けて早食いしないようにしましょう。

早食い防止食器なども売られています。

 

運動した後も水を一気に飲むことは避け、器に小分けにしてあげるなど工夫してください。

また、食前食後の激しい運動は避けるようにしましょう。

 

大量によだれを出し吐きたいのに吐けない様子や、腹部が膨らんでいる、呼吸困難などの症状が見られたら、胃捻転の可能性が高いので即刻病院へ行ってください。

胃捻転の治療は一刻を争うため、日頃から動物救急病院などをチェックしておくと良いですね。

 

熱中症

 

オールドイングリッシュシープドッグは密集したダブルコートを持っています。

厳しい寒さや雨風をしのぐには素晴らしい被毛なのですが、暑い気候には向いていません。

 

熱中症になりやすいので、日本の高温多湿の気候では夏場は室内でのエアコンによる温度管理が必須です。

放置すれば死を招く病気なので、もし熱中症になってしまったら、水をかけて応急処置を施したのち、すぐに獣医を受診してください。

 

皮膚病

 

オールドイングリッシュシープドッグは被毛が密集しているので、通気性が悪く皮膚に炎症を起こしやすいです。

日本のような湿度が高い気候ではより炎症が起こりやすいので、ブラッシングをして皮膚の状態を確認するようにしましょう。

早期に異常を発見できれば、炎症まで悪化させずに済みますね。

 

 

オールドイングリッシュシープドッグ と子供との生活

 

オールドイングリッシュシープドッグは、ナニー犬と言われるほど子どもと遊ぶのが大好きです。

のんびりとした雰囲気を漂わせる外見も、子供たちにとって魅力的です。

 

子供がいるご家庭に向いている犬種ですが、大型犬ですし力が強く、犬に悪気はなくても子供を転ばせてしまったりする可能性もあることは理解しておきましょう。

いくらオールドイングリッシュシープドッグが子供に寛容だと言っても、犬と子供だけにすることは絶対に避け、犬と遊ばせる場合はかならず大人の方が見守るようにしてください。

 

幼い子供は特に、しっぽや耳を引っ張ったりしてしまいがち。

犬を飼うことになったら子供にも犬の扱い方を教えてあげましょう。

 

乱暴に扱わないことはもちろんですが、犬が寝ているのを邪魔したり、食事の際に手を出したりしないようにも注意してください。

犬が不快になることを繰り返し行うと、温和な性格でも子供に対して苦手意識を持ってしまいます。

大人の指導のもと、子供と犬が良好な関係を築き楽しく生活できるようにしてあげると良いですね。

 

 

オールドイングリッシュシープドッグの価格・どこで手に入れるべきか

 

価格はおよそ20万円~30万円。

ブリーダーによってはその他にワクチン代が追加される場合もあります。

 

専門のブリーダーから購入する

 

オールドイングリッシュシープドッグ専門のブリーダーから購入することが望ましいです。

お世話に手間が掛かる面がありますので相談に乗ってくれるブリーダーから購入すると良いでしょう。

 

また、オールドイングリッシュシープドッグは一般的に断尾される犬ですが、あらかじめブリーダーに断尾してほしくないと伝えれば対応してくれるかもしれません。

 

ブリーダーを訪問してみる

 

ブリーダーから購入する際は、ブリーダーを訪問してみることをおすすめします。

日本は規制がゆるく、残念ながら悪質なブリーダーが横行している状態です。

愛情を持って飼育しているブリーダーかどうか、ご自分の目で確認してみてください。

 

  • 犬舎は清潔で汚物が放置されていたり悪臭がしたりしないか。たくさんの犬がいても適切に管理されていればそんなに悪臭がすることはありません。
  • 親犬の爪が伸びっぱなしになっていたり痩せたり、毛艶が悪かったりなどの不健康な状態ではないか。
  • 親子・兄弟は一緒に過ごせているか。

 

生後8週齢衣以下の譲渡・販売は動物愛護法で禁止されています。

早期に親から引き離すことは子犬の健康・社会化に悪影響があるとされています。

法令に違反していたり、犬がきちんと飼育されていなかったりした場合は保健所などの行政機関に通報してください。

 

オールドイングリッシュシープドッグの里親になる

 

数は少ないですが、飼育放棄されたオールドイングリッシュシープドッグの里親募集をしている場合があります。

飼い主の飼育放棄や悪質なブリーダーによる繁殖犬の放棄などで捨てられたり保健所に持ち込まれたりする犬たちは多くいます。

 

その数、年間数万頭もいるという悲しい現実があります。

最近は譲渡をすすめる自治体が出てきたり、民間のボランティアが保健所(愛護センター)から引き出して里親を探したりするケースもありますが、日本には外国のような立派な保護施設を持ったボランティアはごく少数ですし、殺処分になってしまうケースは非常に多いのです。

 

殺処分の方法は自治体により違いがありますが、二酸化炭素ガスを使って窒息死させる方法が日本では一般的です。

これは安楽死ではありません。

犬たちは数十分も苦しんだ末に窒息死するのです。

 

殺処分から犬を救い、幸せな犬生を全うさせるためにボランティアや一部の自治体が勧めているのが「里親制度」です。

各地で譲渡会が開かれている他、ホームページや掲示板で里親募集をしているケースもあります。

 

里親への応募方法は、各自治体およびボランティアによって異なりますので、譲渡条件をご確認ください。

飼育放棄された犬ですが、保護には医療費や衛生費、食費などの諸経費がかかっており、一部ご負担金やご協力金をお願いしている場合もあります。

 

 

オールドイングリッシュシープドッグの飼育にかかる費用

 

 

オールドイングリッシュシープドッグは大型犬ですし、被毛のお手入れにも費用がかかります。

 

飼育前に準備が必要なもの

 

飼育を始めた瞬間から必要なグッズばかりなので、オールドイングリッシュシープドッグを迎え入れるまでには用意しておきましょう。

 

首輪・リード 5,000円〜7,000円

 

大型犬ですので、大きいものが必要になります。

迷子防止のために名札も用意すると良いですね。

 

食器 2,000円

 

食事用と飲水用を用意してください。

雑菌が繁殖しにくいステンレス製か陶器製がおすすめです。

食事用は毎回、洗って清潔に保つようにしましょう。

 

ケージ 20,000円~40,000円

 

閉じ込めっぱなしにしてはいけませんが、特に飼育当初はケージが必要になります。

来客時に必要であればケージに入ってもらうこともできますから、用意しておいた方が安心です。

 

トイレ 10,000円

 

庭があるお家では庭でトイレをさせてもいいですが、悪天候のときは室内トイレがあると便利です。

老犬になって足腰が弱くなってきたときも室内トレができるとお世話が楽になります。

犬は狭いトイレが嫌いですので、大きいものを用意してください。

 

ケア用品 10,000円〜12,000円

 

ブラシ、イヤークリーナー、歯ブラシ、歯磨き粉などのケア用品も揃えておきましょう。

 

床のすべり止め 10,000円~30,000円

 

関節への負担を軽減するためにフローリングが滑らないようにするなど工夫が必要です。

幼少期は体の発育に悪影響をおよぼすこともあります。

 

マットやカーペットなど犬用のものもたくさんあるので、犬や家庭の環境にあったものを選んでください。

犬の購入費以外にも10万円あまりの支度金が必要です。

 

年間費用

 

エサやトイレ用品をはじめとする消耗品やワクチンなど、定期的にかかる出費です。

 

エサ代(1ヶ月につき) 10,000円~20,000円

 

1日の必要量を365gとすると(フードの種類、年齢、体重などにより変わります)1ヶ月に12kgほどのフードが必要になる計算です。

できるだけ穀物や添加物の含有量が少ないフードを選んであげたいですね。

 

トイレ用品(1ヶ月につき) 5,000円~10,000円

 

オールドイングリッシュシープドッグは大型犬ですので、トイレシーツも大判の吸収力の高いものを選んであげてください。

 

狂犬病ワクチン(年1回) 3,000円

 

任意ワクチン(年1回) 5,000円~8,000円

 

犬はかならず外に出ますし、ワクチンでしか防げない病気がありますので年に1度はワクチンを接種しましょう。

接種するときは体調などをみて獣医と相談してください。

 

フィラリア予防薬(5月~11月) 10,000円~20,000円

 

犬のフィラリア症の感染率は非常に高いです。

フィラリアは蚊が媒介しますので、蚊が存在する時期プラス前後1ヶ月の予防薬の投与が必要になります。

 

トリミング代(1回) 10,000円~20,000円

 

オールドイングリッシュシープドッグはおよそ毎月1回のトリミングが必要になります。

ご家庭でもできるかもしれませんが、大型犬かつ長毛でかなり大変なので、プロにお任せする方が良いでしょう。

 

犬は生き物ですからずっと無傷で健康とは限りません。

病気や怪我をする可能性もありますから、医療費がかかることも想定しておいてください。

沢山の種類のペット用の医療保険も発売されていますから、万が一のときのために検討されても良いかもしれません。

 

オールドイングリッシュシープドッグの平均寿命は10~12歳。

1年間の飼育に必要な経費は約391,000円です。

10歳まで生きたとすると経費の合計は391万円万かかる計算に。

 

医療費も必要になると思われるので、それ以上の経費が必要です。

そのお金をオールドイングリッシュシープドッグのために払うことができるか、またその覚悟があるか金銭面からもよく検討して家族に迎えるかどうか決めてください。

 

 

オールドイングリッシュシープドッグの基本事項

 

 

原産国:イギリス

歴史:

羊や牛を警護する役割を担う牧羊犬として飼育される。
後にドッグショーで人気が出て、ユニークでかわいい外見からドラマや映画などに登場するようになる。

寿命:10年~12年

大きさ:

オスの体重 32〜45㎏
メスの体重 27~36㎏

性格:賢く楽しいことが好きで子供に対してフレンドリー。

お手入れ:長く縮れた被毛をしているので、毛玉にならないように頻繁なお手入れが必要です。

運動:運動量は多め。

病気:股関節形成不全、胃捻転、熱中症、皮膚病

 

 

モコモコのかわいい外見から、日本でも人気があるオールドイングリッシュシープドッグ。

子供と遊ぶのも大好きという陽気な性格の犬で、愛情深く、家族と一緒にいることを望みます。

多くの時間をオールドイングリッシュシープドッグに割いてあげられる方におすすめの犬種です。

 

被毛のお手入れが他の犬より手間や費用がかかるため、お世話がちゃんとできるかどうか、ご自分の生活スタイルを考慮して検討してみてください。

遊んだり一緒に出かけたり、オールドイングリッシュシープドッグと一緒の楽しい時間をたくさん過ごせると良いですね。


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