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レッドビーシュリンプ初心者向けタイプMIX 10匹+死着補償分1匹 合計11匹
エビ と言えば赤い色をしたイメージが強いですが、レッドビーシュリンプ(Red bee shrimp)は紅白の横縞模様がある、体長3cm程の小さな淡水エビです。
実はこのレッドビーシュリンプ、元々は「ビーシュリンプ」と呼ばれるエビの突然変異種。
日本在住のビーシュリンプ愛好家の鈴木氏によって固定化された、改良品種のエビなのです。
今では、レッドビーシュリンプの愛好家も数多く存在するほど、人気の高い種類のエビです。
レッドビーシュリンプは小さいので、飼育スペースもそれほど取らず、普通に飼育して眺めていても美しいが魅力。
それだけにとどまらず、色違いの種類も楽しめるという点も人気の理由となっています。
レッドビーシュリンプは先述の通り、ビーシュリンプを元として改良された品種です。
元となったビーシュリンプは、香港を原産国としているために「香港ビー」等と呼ばれることもあります。
ビーシュリンプは茶色から黒色の縞模様を持っており、この縞模様から連想された「蜂(Bee)」から「ビーシュリンプ」と呼ばれていますが、実のところ本当の名前ではありません。
このビーシュリンプという呼び名は、輸入している際に呼ばれていた名前が定着したもので、本来の名前は無名のままなのです。
そのため、ビーシュリンプと呼ばれることもあれば、「香港ビー」や「元祖ビーシュリンプ」「原種ビーシュリンプ」等の様々な呼び名で呼ばれています。
レッドビーシュリンプの元祖となるビーシュリンプは、鈴木氏が飼っていたビーシュリンプから突然変異で誕生した、赤いビーシュリンプに始まります。
1991年に誕生したこの赤いビーシュリンプを、鈴木氏は固定品種へと改良し、現在のレッドビーシュリンプの基礎となりました。
今となっては大人気のレッドビーシュリンプ。
実は 水草 のコケ取りとしてビーシュリンプを飼育していたところ、偶然、赤いビーシュリンプを発見したことから始まったのだそう。
レッドビーシュリンプには、色々な「タイプ(模様の種類)」が存在します。
レッドビーシュリンプの模様の基本となるのは、頭から尾にかけて3本の帯模様が入っているものです。
他には、頭と尾の間の「腹節部(お腹の部分)」と呼ばれる部位に入る模様で分けられたり、全体的な模様の種類によって分けられます。
これらに当てはまらない模様を持つレッドビーシュリンプは、比較的安価な価格で取引される場合が多いです。
レッドビーシュリンプの中でも最も多い種類で、腹節部に赤い模様が帯状に入っている種類を「バンド」と呼びます。
腹節部の模様が腹まで回っておらず、斑点状になっている「日の丸」。
上から見ると、斑点模様が日の丸に見えることから、日の丸と呼ばれます。
他にも、体の部分に斑点模様が2つ入っている種類は「W日の丸」と呼ばれます。
腹節部に入るバンドの模様が2股に分かれており、縞模様のように見えることから、虎の縞模様に由来して「タイガー」、もしくは「タイガーバンド」と呼ばれます。
種類の名前としてはなんとも不思議な名前ですが、道路標識の「進入禁止」のマークが由来となっている種類。
上から見ると、まるで道路標識の進入禁止マークのように見えるため、この名前が付けられました。
腹節部に模様が入っておらず、白一色になっている種類。
「モスラ」の由来は、カイコの幼虫のようにも見える事から取られています。
頭部に赤い斑点模様が入っている種類。
丹頂鶴のような斑点模様にも見えるため、丹頂と呼ばれています。
レッドビーシュリンプの基本となるバンド(赤白3バンド)よりも、1本多く帯模様が入っている種類を赤白4バンドと呼びます。
レッドビーシュリンプには、上記の模様の種類の他にも、品種改良によって色違いの種類も生み出されています。
これらの模様や色違い品種以外にもいくつかの模様が存在していますが、前述の通り、しっかりと模様が入っていないレッドビーシュリンプは安い値段で販売されている場合が多いです。
上記に挙げた模様によっては、非常に高額な価格で販売されている模様もあり、色の濃さによってもグレード(クラス)が変わります。
グレードに関しては何段階かに分かれており、一番高いグレードのレッドビーシュリンプになると、10万円近くになる個体も珍しくありません。
一方、グレードも低く、模様もしっかりしていない個体に関しては100円程度といった金額で売られている場合もあります。
そのため、初心者の方は模様がしっかりと入っていない「選定外」のレッドビーシュリンプから初めてみると良いかもしれません。
レッドビーシュリンプを飼育するにあたり、大事なのが餌です。
水槽のコケも食べてくれますが、より強い個体を育てるためには餌にもこだわってみましょう。
レッドビーシュリンプは「ほうれん草」が好きなようで、よく食べてくれます。
ただし、ほうれん草を与える際には無農薬の物に限られます。
軽く茹でた、無農薬のほうれん草を与えると、喜んで食べてくれます。
また、「ウィローモス」と呼ばれる水草も好物としています。
主食としてはやや心もとないため、別にレッドビーシュリンプ用の餌を用意するのが理想的ですが、水槽の中にウィローモスを入れておくのはおすすめです。
ウィローモスとはコケの1種でもある水草で、僅かな光量でも繁殖してくれる水草です。
神経質に育てなくてもしっかりと育ってくれる水草ですので、レッドビーシュリンプの補助食としても最適です。
また、水槽内の雰囲気作りにも最適な水草で、流木などに巻きつけて育てたり、線等を隠すために巻きつけたりする事もあります。
レッドビーシュリンプを飼ったら、まず入れておきたい水草の一つでもあります。
レッドビーシュリンプに餌を与える頻度は、1〜2日に1回といったペースで与えるようにしましょう。
また、水質の状態を悪くさせないためにも、1回に与える量は、しっかりと食べ切れる量を投入するようにしましょう。
食べきれない位の量を投入してしまうと、餌のカスが沈下してしまい、下にどんどんゴミが溜まっていってしまいます。
こうした状態を繰り返すことによって水質が悪化してしまい、レッドビーシュリンプが住みにくい環境に変わっていってしまいます。
与える量はあくまでも食べきれる量を、始めはしっかりと様子を確認しながら与えるようにしてください。
レッドビーシュリンプの寿命は、おおよそ2年前後くらいです。
寿命の短い個体で1年半程度、長い個体ですと3年近く生きる個体もいるようです。
レッドビーシュリンプは水質や水温に敏感なため、寿命を全うできない場合は外的要因が関係しているかもしれません。
水質を気にするあまり高頻度で水換えを行うと、水槽内に必要なバクテリアが減ってしまうため、極端な頻度で水換えを行うのは避けましょう。
また、水質が安定していない状態でレッドビーシュリンプを水槽に入れることでも、命を落とす可能性が高くなります。
初めて水槽に入れる時、水換えを行った時などは、水質のチェックを十分に行うようにしましょう。
レッドビーシュリンプを飼育したいと考えた時、まず第一に必要なのが水槽。
水槽にも色々なサイズがありますが、よくあるサイズとしては30cmや45cm、ちょっと大きめになると60cmの水槽が一般的なサイズです。
水槽のサイズは、配置したい場所のスペースとレッドビーシュリンプを飼育したい数によって変わってきます。
そのため、レッドビーシュリンプに適した水槽と言うよりかは、レッドビーシュリンプを何匹飼いたいかによって水槽を選ぶと良いでしょう。
目安としては、下記のようなイメージで水槽を選ぶと良いです。
広い水槽で、かわいいレッドビーシュリンプをのびのびと飼育したいと考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実はあまり良い飼育方法だとは言えないのです。
1匹に対して広すぎる水槽で飼育すると、確かにのびのびと泳ぐことが出来て良いかもしれませんが、苔がたくさん生えてきてしまい、1匹では処理が追いつかなくなる事もあります。
また、逆に小さめの水槽に大量のレッドビーシュリンプを入れてしまうと、すぐに汚れが溜まってしまい、水質の低下を招いてしまいます。
そのため、適正な匹数のレッドビーシュリンプを入れるか、適したサイズの水槽を用意するかの、どちらかを選択する必要があります。
水槽が決まれば、次に必要になるのがろ過装置です。
ろ過装置はフィルターとも呼ばれるもので、簡単に言うと水の汚れを取り除き、綺麗な水に濾過するための装置です。
色々な種類があり、サイズも様々なものが存在します。
ろ過装置に関して言えば、大きければ大きほどろ過能力も高いですが、水槽のサイズに対して大きなろ過装置を設置してしまうと、水流も強くなってしまいます。
水流を調整出来るものもありますが、基本的には箱などに書かれている適正サイズの水槽に設置するようにしましょう。
水槽サイズが大きい場合には、底面濾過も導入すると更にきれいな水質を保つことができます。
前述のろ過装置は、基本的には水流によって巻き上げられるゴミを吸い取り、濾過するものです。
しかし、水槽のサイズが大きい場合には、この水流が全体に届かない場合もあるのです。
こうした状態になると、どうしてもゴミが沈下してしまい、水槽の下にゴミが溜まっていってしまうのです。
そのため、大きめの水槽を利用する際には、底面を濾過させるのに最適な底面ろ過装置を導入してみると良いでしょう。
参考価格:2,135円(税込)
メーカー名:Tetra
サイズ(幅X奥行X高さ):16×12×28cm
重量:660g
生産国:中国
水槽とろ過装置が決定すれば、次はレッドビーシュリンプが住みやすい環境を整えるための、底砂を用意しましょう。
レッドビーシュリンプに適した底砂は、土で出来たソイルと呼ばれる底砂を利用します。
ソイルは水質を弱酸性に保つのに適しています。
レッドビーシュリンプは水質が生命線となる生き物です。
水質が悪化してしまうと、またたくまに命を落とすことになってしまいます。
水質の管理は、十分すぎるくらいにしておくようにしましょう。
参考価格:1,369円(税込)
メーカー名:ジェックス
内容量:2kg
生産国:日本
レッドビーシュリンプは金魚等の飼育とは違いますので、水槽と底砂、ろ過装置が揃ったからと言って飼育できるわけではありません。
レッドビーシュリンプを初めて水槽内に入れる時には、まずは水質を整えておく必要があるのです。
この水質調節をしっかりと行わなければ、せっかくのレッドビーシュリンプもすぐに命を落としてしまいます。
具体的にはどのようなアイテムが必要になってくるのでしょうか。
レッドビーシュリンプを水槽に入れる前、水質を整えるために必要なのがバクテリアの存在です。
バクテリアは水槽内の汚れやアンモニア等を分解し、水質を安定させるために無くてはならないものです。
水槽に水を入れた時、バクテリアは0の状態です。
水槽内にバクテリアを増やすためには、水草だけを水槽に入れておき、バクテリアが増殖して水質が安定するまで、1週間以上濾過させ続ける必要があります。
バクテリアを水槽内に増やすには、このように非常に時間を要するものなので、バクテリアを増やす液剤を投入する方法もおすすめとなります。
参考価格:790円(税込)
メーカー名:寿工芸
内容量:300ml
生産国:日本
レッドビーシュリンプの生命線となる水質の管理。
初めて水槽に入れる前や、水槽に水足しを行った際には水質調節剤を必ず使うようにしましょう。
水質を管理するには、phのチェックなどが必要になります。
レッドビーシュリンプは弱酸性のph5.8〜ph6.8を目安としてください。
また、ビーシュリンプに適した水質にするための用品も販売されています。
水質の管理は難しいため、初心者の方は特に、専用の水質調整剤を使用することをおすすめします。
参考価格:2,083円(税込)
メーカー名:Zicra
内容量:500ml
レッドビーシュリンプは、夜行性の生き物です。
水槽にライトを付ける意味には、水草の成長を促進させる目的もありますが、レッドビーシュリンプに昼夜の差を与える目的もあります。
必ずなければいけないものではありませんが、水槽の雰囲気作りや昼夜の変化、水草の成長促進を考えると、設置しておきたい物ではあります。
ただし、ライトの種類によっては水温上昇してしまう場合もありますので、LEDライトを使用するのがおすすめです。
参考価格:4,545円(税込)
メーカー名:ジェックス
サイズ(幅X奥行X高さ):60.7×8.5×2.1cm
重量:690g
生産国:インドネシア
レッドビーシュリンプを飼育するにあたり、必ず設置する必要があるのが水温計です。
繰り返すようですが、レッドビーシュリンプは水質・水温の変化に敏感な生き物です。
水温がわからなければ、レッドビーシュリンプを安全に育てることも出来ないでしょう。
そのため水温計は必須のアイテムでもあり、レッドビーシュリンプの体調管理にも欠かせないものでもあるのです。
参考価格:459円(税込)
メーカー名:Tetra
サイズ(幅X奥行X高さ):3×6.6×1.5cm
重量:33g
生産国:中国
レッドビーシュリンプに適した水温は、おおよそ20〜27℃ほどです。
ただし、高温の水温を保ち続けると酸欠にもなりやすいため、適正温度としては24℃が理想的な温度です。
特に夏場は水温の上昇に注意が必要です。
真夏では、水温が30度を越えてしまうこともあるため、適正水温を保つのに取り入れいのが、水温を下げてくれる冷却ファン等の用品です。
一時的な温度上昇と思って油断していると、あっという間に水温は上昇してしまい、水温が34℃を越える頃には、レッドビーシュリンプの生存確率も相当下がっていることでしょう。
このような事態を防ぐためにも、冷却ファンなどの用品を活用し、水温上昇を抑えるようにしてください。
参考価格:1,983円(税込)
メーカー名:ジェックス
サイズ(幅X奥行X高さ):9.5×4.3×4.5cm
重量:200g
生産国:台湾
水温に敏感なレッドビーシュリンプですが、前述のような方法で冷却を行うと、どうしても水槽の水も蒸発してしまうため、水を追加させる必要が出てきます。
そのため、水質が安定しなかったり、水質が悪くなる事も考えられます。
ただ、水温上昇に対しての策は選択肢も少なく、上記に挙げたような用品を活用するのが理想的ではあります。
特に暑い日等は、水槽の温度や水質、水の量にも十分配慮しながら飼育する必要があります。
冷却装置に加え、冬になるとヒーターが必要になってくるでしょう。
ヒーターに関しては、水中に入れるタイプのものや、水槽の下に設置するものなど様々です。
また、温度調整できるサーモスタットを別で買うか、サーモスタット機能が付いたヒーターを用意するようにしましょう。
温度が下がるとスイッチが入る設計になっているので、設定温度はギリギリにせず、レッドビーシュリンプの適温である24℃を目安に設定しておいてください。
参考価格:1,999円(税込)
メーカー名:Zoohi
サイズ(幅X奥行X高さ):26.5×3×3cm
レッドビーシュリンプを飼育するには、最低限でも上記でご紹介したアイテムがあれば始めることが出来るでしょう。
そして大事になるのがレッドビーシュリンプを選ぶポイントです。
初心者の方は前述の通り、模様に関係なく、なるべく安価な個体から初めてみるのをおすすめします。
綺麗な模様のレッドビーシュリンプに憧れますが、そこは飼育の腕を上げてからにしましょう。
グレードによっては、1,000円台、5,000円台、10,000円台と徐々に上がっていきます。
いきなり高額なレッドビーシュリンプを購入して、数日で失敗してしまうということも十分考えられます。
レッドビーシュリンプを購入する場所ですが、アクア関係を取り扱っているペットショップや、インターネットでも購入することが出来ます。
参考価格:3,980円(税込)
匹数:10匹+死着保証分匹 圭1匹
その他:飼料品付
体長:2cm〜3cmほど
寿命:約2年ほど
餌:ウィローモス、赤虫、シュリンプ用フード
適正水温:24℃前後
適正ph値:5.8〜6.8
価格:1匹 数百円〜数十万円など、グレードによる
ご紹介したように、レッドビーシュリンプには様々な模様・種類が存在します。
まずは模様に関係なく飼育し、慣れてきてから徐々に数を増やしていくと良いでしょう。
また、 アクアリウム はレッドビーシュリンプだけでなく、水槽内を好きなレイアウトに作れるところも楽しみのひとつです。
飼育に慣れてきたら、ジオラマ風にしてみたり、ネイチャー感を出してみたりと、レッドビーシュリンプを飼育する以外にも水槽内の作り方にもこだわってみてください。
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最終更新日 : 2021/04/27
公開日 : 2017/09/04