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熱帯魚 とは、熱帯や亜熱帯に生息する魚の仲間のことです。
熱帯魚には淡水に生息する 「 淡水魚 」 と、海水に生息する 「 海水魚 」 がいます。
淡水魚と海水魚では生息環境が違うため、飼育環境や必要なものも大きく異なってきます。
そのため、当記事では 「淡水に生息している熱帯魚」 に絞って、その生態や飼い方を説明していきます。
アクアリウム(aquarium)は、水生生物の飼育施設・設備のことです。
観賞用に熱帯魚や水草などを飼育・栽培すること、またはそのための水槽を含む設備や施設を指します。
アクアリウムの愛好家は 「アクアリスト」 と呼ばれています。
ここからは実際に熱帯魚を飼うことを前提に、初心者におすすめの熱帯魚を紹介していきます。
丈夫である、あまり大きくならないなど飼いやすい条件が揃っている熱帯魚にはどんな種類がいるのでしょうか。
まず紹介するのは、熱帯魚の入門種ともいわれる 「 グッピー 」 です。
グッピーの魅力はその美しさで、熱帯魚らしいさまざまなカラーや模様で水槽を華やかにしてくれます。
また、グッピーは丈夫で育てやすいこと、繁殖も簡単なことなど多くの魅力を持っています。
その反面、繁殖にこだわって独自のカラーや模様を作り出すと非常に奥が深いことから、“熱帯魚はグッピーに始まり、グッピーに終わる”ともいわれています。
英名:Guppy
学名:Poecilia reticulata
大きさ:2~4cm
寿命:1~2年程度
値段:国産ペア1,000円~、外国産ペア200円~(種類により大幅に異なる)
※合わせて読みたい: グッピーの種類、色、値段、飼い方、繁殖方法
メタリックな光沢が美しい 「 カージナルテトラ 」 。
カージナルテトラの魅力は鮮やかな体色と丈夫さ、そして温和な性格です。
また、群れでまとまって泳ぐ “群泳” をする性質があることから、多めに飼うと水槽が華やかになります。
近縁種のネオンテトラと比べると高価ですが、やや体が大きく、加えて群泳する性質が強いとされていることからカージナルテトラをおすすめします。
温和な性格で他の魚と争わないことから、混泳にも向いています。
もちろん、ネオンテトラと混泳させることもできますよ。
英名:Cardinal tetra
学名:Paracheirodon axelrodi
大きさ:4cm程度
寿命:2~3年
値段:1匹100~200円程度
※合わせて読みたい: ネオンテトラの飼い方とおすすめの混泳魚
水槽の掃除屋とも呼ばれている 「 コリドラス 」 。
ナマズの仲間であるコリドラスの魅力は、ちょっととぼけた顔とユーモラスな動きです。
コリドラスは少し地味ですが、1度飼うとハマってしまう人が多いといわれている魅力の持ち主。
丈夫で飼いやすい魚であるものの、”水槽の底で暮らす”という性質を理解した上で飼う必要があります。
非常に種類が多いため、以下の情報は流通量が多いコリドラス・パレアトゥス、通称 “青コリ” について記載しています。
英名:Cardinal tetra
学名:Corydoras paleatus
大きさ:5cm程度
寿命:3~5年
値段:1匹200~300円程度
※合わせて読みたい: 水槽の可愛いお掃除屋さん!コリドラスの種類や特徴と飼い方
丈夫で飼いやすい、メダカに似ている熱帯魚 「 プラティ 」 。
プラティの魅力はとても丈夫で飼いやすく、繁殖させやすい点です。
非常に飼いやすい一方、色や模様にこだわると非常に奥が深いというグッピーに近い一面も持っています。
ぜひお気に入りのカラーや模様のプラティを探してみてください。
英名:Moon fish、Southern platyfish、Platyfish
学名:Xiphophorus maculatus
大きさ:全長6cm程
寿命:1~2年
値段:1匹200~500円程度
※合わせて読みたい: 初心者向けだけど奥が深い!熱帯魚「プラティ」の飼い方や種類、繁殖方法を解説
一風変わった見た目の熱帯魚 「トランスル―セントグラスキャット」 。
その魅力は頭を除く全身が透明で骨や内臓が透けて見えるその独特な姿と、丈夫で飼いやすい点です。
「トランスルーセント」は“半透明”という意味で、単に「グラスキャット」と呼ばれることもあります。
最大10cmほどとやや大きくなりますが、非常に温和な性格なので他の熱帯魚との混泳も可能です。
水槽のアクセントとして、この熱帯魚を導入するアクアリストも多いようです。
英名:Translucent glass cat
学名:Kryptopterus bicirrhis
大きさ:5~10cm
寿命:3~5年
値段:300~500円程度
ここまでは “初心者におすすめしたい熱帯魚” をピックアップしました。
次は熱帯魚を飼うために、最低限必要なアイテムを紹介していきます。
最初に用意すべきアイテムは 水槽 です。
さまざまな大きさが販売されていますが、複数の熱帯魚を飼う場合は60cm水槽を選ぶと良いでしょう。
水槽は小さくて水の量が少ないほど水質が悪化しやすく、管理が難しいという性質があります。
そのため、最低でも30cmキューブ水槽以上の大きさのものから始めることをおすすめします。
また、水槽の素材は大きく分けて 「ガラス」 と 「アクリル」 の2種があります。
ガラス製は傷が付きにくく、長い間きれいに保てるというメリットがあります。
しかし、誤って何かぶつけてしまうと割れやすく、水槽自体が重いというデメリットもあります。
一方のアクリル製は、少しくらいぶつけても割れにくく、丈夫で軽いというメリットがあります。
その反面傷がつきやすい、高温に弱く変形しやすいといデメリットもあります。
それぞれのメリットとデメリットを把握したうえで、より自分に合う素材の水槽を選ぶと良いでしょう。
次に用意しておきたいのがフィルターです。
フィルターは水槽の汚れや有害物質を除去してくれる装置のことで、水を綺麗に保つためには欠かせないアイテムです。
フィルターには多くの種類があるため、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いと思います。
熱帯魚初心者の方は水槽のフチにかける 「外掛けフィルター」 、もしくは水槽の上に置く 「上部フィルター」 のどちらかを選ぶと良いでしょう。
自分が使いやすそうなフィルターが見つかったら、水槽の大きさに合わせたサイズを購入してください。
水槽の管理に慣れてきたら、熱帯魚の種類や目的に合わせて他の種類のフィルターを検討しても良いでしょう。
熱帯魚はもともと熱帯~亜熱帯に生息しているため、寒さに弱い生き物です。
日本の秋や冬は熱帯魚にとっては寒すぎるため、あらかじめ水槽用のヒーターを用意してください。
ヒーターには単体で使えるオートヒーター、サーモスタットと一緒に使うヒーターの2種類があります。
はじめはコンセントに入れるだけで使える、オートヒーターを選ぶと良いでしょう。
なお、ヒーターは水槽の大きさに合ったワット数のものを選んでください。
水温計は熱帯魚を健康に育てるために、絶対に欠かせないアイテムです。
正確に温度を測ることができれば、アナログ式でも電子式でも構いません。
自分が使いやすいものを選びましょう。
底砂は水槽の底に敷く砂利のことです。
底砂を敷くとバクテリアの住みかとなるため、水質を安定させてくれると言われています。
また、水草を植える場所にもなり、水槽全体の見た目も良くなるというメリットもあります。
その反面、砂の間に熱帯魚のフンや食べ残しが入りこんでしまい、掃除が大変になるというデメリットもあります。
底砂はあった方が良いアイテムではありますが、必須という訳ではありません。
どんな水槽を作りたいか、水草を植えるかどうかなど自分のスタイルに合わせて砂を入れるか、またどんな砂を入れるか考えると良いでしょう。
水槽用の照明は必須ではありませんが、熱帯魚を美しく観賞するために用意した方が良いアイテムです。
熱帯魚も人間と同じく、明るい時間に行動して暗い時間に睡眠をとります。
そのため、十分な日照時間を取らないと熱帯魚の体内時計が狂い、ストレスの原因となると言われています。
もちろん、照明を使わず日光で日照時間を管理しても構いません。
しかし、水槽に直接日光を当てると水温が上がりすぎて、熱帯魚が死んでしまう可能性があります。
自然光で日照時間を確保する場合は、窓にカーテンやブラインドを設置しましょう。
水槽の水を換える時のために、カルキ抜きを用意しておきましょう。
日本の水道水は、世界でもトップクラスの安全性を誇ります。
しかし、水道水の消毒に用いられている「カルキ」は人間には安全でも、熱帯魚には害になると言われています。
カルキはバケツに水を汲んで日光を当てること、もしくは沸騰させることでも抜くことができます。
ただ、これらの方法では非常に手間と時間がかかるため、水槽の水にはカルキ抜きを使用することをおすすめします。
水草はレイアウトに使うと、水槽をより美しく見せてくれるアイテムです。
それだけではなく、光合成によって酸素を供給し、バクテリアの住みかとなって水質を安定させてくれます。
しかし、水槽に水草を入れると熱帯魚だけではなく、水草の世話をする必要も生じてきます。
水草を育てるのが苦手な方、熱帯魚の世話だけで手いっぱいという方には人工水草がおすすめです。
また、葉が固い水草を入れると、熱帯魚のヒレが切れてしまうことがあります。
水草を入れるときは見た目だけではなく、熱帯魚との相性もしっかりと考えましょう。
ここまでは熱帯魚を飼育するために、必要なアイテムを紹介してきました。
熱帯魚を飼育するためには、意外と多くのアイテムが必要になることが伝わったでしょうか。
ここからは、実際に熱帯魚の飼い方を説明していきます。
ひとことで熱帯魚のエサといっても、実はたくさんの種類があります。
それぞれのメリットとデメリットを簡単に説明していきます。
人工飼料はフレーク状や粒状になっている、熱帯魚に必要な栄養が摂れるように設計されたエサです。
メリットは扱っている店舗が多いこと、長期保存ができること、そして安価なことが挙げられます。
デメリットは熱帯魚が飽きてしまい、食いつきが悪くなる時があるという点です。
冷凍餌はアカムシやアカメなどの生物を冷凍した、栄養素の高いエサです。
メリットは栄養価が高く、熱帯魚の食いつきが良いところです。
デメリットはやや割高であること、長期保存すると冷凍焼けする可能性があることです。
生き餌はアカムシやイトメなどの生物を、そのまま使ったエサです。
メリットは栄養価が高く、冷凍餌よりもさらに熱帯魚の食いつきが良いところです。
デメリットは割高であること、長期保存はできないこと、そして見た目に抵抗を覚えやすい点が挙げられます。
グッピーやテトラなどの熱帯魚を飼う場合は、人工飼料を用意すれば問題ありません。
あえて冷凍餌や生き餌を使用する必要はありませんが、人工飼料への食いつきが悪くなってしまった場合は与えてみても良いでしょう。
※合わせて読みたい: 熱帯魚の餌の種類、違いと与え方を解説。おすすめ餌ランキングも!
種類によっても異なりますが、一般的な熱帯魚に適する水温は26℃前後といわれています。
水温は熱帯魚の健康状態や寿命に直結するため、水温の管理は非常に重要な項目です。
熱帯魚はもともと熱帯~亜熱帯の、1年を通した気温の変化が少なく温かい地方に住んでいる生き物です。
そんな彼らにとって、日本の夏と冬は過酷な環境であることを覚えておいてください。
熱帯魚にとって日本の夏は暑すぎて、水温が上がりすぎるとゆだって死んでしまうことがあります。
夏場はエアコンをつけて部屋ごと冷やすか、水槽用の冷却ファン(冷却装置)を設置してください。
反対に日本の冬は寒すぎて、さまざまな病気を発症して弱る、もしくは死んでしまうことがあります。
冬場の水槽には必ず、水槽用のヒーターを設置してください。
なお、ヒーターは消耗品であり、突然壊れることがあるため予備を1本用意しておくことをおすすめします。
水槽の数が多い場合は、夏場と同じようにエアコンで部屋ごと暖めてしまっても良いでしょう。
水質の管理も水温の管理と同じく、重要な項目です。
水槽の水は一見きれいに見えても、熱帯魚を飼っている限り確実に汚れていくことを覚えておきましょう。
水質の悪化は病気の発生に直結するため、定期的な掃除や水替えを欠かさないようにしてください。
1度に全ての水を換えると水質が変わりすぎてしまうので、3分の1程度を目安に水を換えると良いでしょう。
また、水槽には熱帯魚のエサの食べ残しや、排泄物が溜まっていきます。
それらのゴミは見栄えが悪いだけではなく、水質を悪化させる原因となるため早めに取り除きましょう。
大きめのスポイトを用意しておくと、こまめにゴミを取りのぞくことができて非常に便利です。
底砂や隠れ家などを洗う時は、熱帯魚専用のスポンジを用意し、水槽の水を使ってこすり洗いをします。
バクテリアや熱帯魚に悪影響を及ぼす可能性があるため、洗剤は使ってはいけません。
熱帯魚のエサへの食いつき、泳ぎ方、色などをチェックしましょう。
何かいつもと違う、様子がおかしいと感じたら水温や水質(pHなど)を確認し、病気の兆候がないかよく観察してください。
熱帯魚の病気は早期発見・早期治療で完治するものが多いといわれています。
しかし、どの病気も進行すると数日内に死亡してしまうことも多く、熱帯魚が全滅してしまうことも少なくありません。
エサを与える時の数分間だけでも、熱帯魚の様子をチェックする習慣を付けてください。
※合わせて読みたい: 熱帯魚の病気の種類と予防、対策、治療方法
水槽に使用している機器類が、正常に動作しているかチェックします。
フィルターが目詰まりしていないか、ヒーターが正常に作動しているかなどをチェックしてください。
フィルター用のろ材は多めにストックし、ヒーターも未使用のものを1本持っておくと安心です。
熱帯魚を飼うにあたって、もう1つ知っておいて欲しいことがあります。
それは、熱帯魚には意外と病気が多いということです。
ぜひ熱帯魚の病気に対する知識をつけて、早期発見・早期治療を心がけてあげてください。
当項目では、症例が多い熱帯魚の病気について説明していきます。
白点病は熱帯魚が感染する代表的な病気の1つです。
白点病を発症すると熱帯魚の体やヒレに白い点が発生し、急速に身体全体に広がって死亡してしまいます。
重症化すると治療が困難になるため、なるべく早く治療を開始してください。
この病気の原因は白点虫と呼ばれる、自然界に普通に生息している微生物です。
白点病を発症してしまった時は水温をやや高め(28~30℃)に上げ、薬浴をさせましょう。
ニューグリーンFやグリーンFリキッドを使用し、白点虫の成虫や仔虫を完全に駆除します。
※合わせて読みたい: 白点病の症状や原因、治療方法について解説!熱帯魚の体に白い点が発生したら赤信号
尾腐れ病は、熱帯魚のヒレにカラムナリス菌という細菌が感染することによって起きる病気です。
感染した部分が白く濁り、病気が進行するに従ってヒレが溶けたり裂けたりしていずれ死に至ります。
カラムナリス菌は口の周辺に感染することもあり、この場合は“口腐れ病”と呼ばれます。
尾ぐされ病を発症した時は観パラD、グリーンFゴールドを使って薬浴させましょう。
薬と同時に食塩を投入し、0.3~0.5%程度の濃度にすると効果的です。
水カビ病は熱帯魚の体やヒレにミズカビが寄生し、綿が付いたような見た目になる病気です。
ミズカビは他の病気を発症している部位や、ケガをしている部位に寄生することが多いようです。
熱帯魚の体から栄養を奪い、時には出血をさせて弱らせてしまうため早めに対処しましょう。
水カビ病を発症した時はニューグリーンF・アグテンを使って薬浴させましょう。
他の病気も発症している場合は、そちらを治療した後に水カビ病の治療を行ってください。
運動性エロモナス症は、熱帯魚がエロモナス菌に感染すると発症する病気です。
エロモナス菌は淡水中に普通に存在している菌であり、通常強い病原性を持ちません。
しかし、熱帯魚の体力が低下している、体に傷があるなど特定の状況になると感染・発病してしまいます。
エロモナス菌を原因とする病気はいくつかありますが、代表的なものは 「松かさ病」「穴あき病」 です。
“松かさ病”では体のウロコが逆立ち、全身が松かさのようになって短期間で死亡してしまいます。
“穴あき病”では感染した部分が充血して小さな穴があき、徐々に穴が大きくなっていずれ筋肉や内臓が露出します。
これらの病気が疑われる時は治療薬(観パラD、グリーンFゴールドなど)を投与し、薬浴させます。
薬と同時に食塩を投入し、0.3~0.5%程度の濃度にすると効果的です。
コショウ病は白点病と同じように、熱帯魚の体に白い点が発生する病気です。
初期症状は白点病と似ていますが、コショウ病の方が白い点が小さいことから判別は可能です。
この病気の原因はウーディニウムという寄生虫で、エラに大量発生すると熱帯魚が一晩で全滅することもあります。
コショウ病を発症してしまった時は、ニューグリーンFを使った薬浴を行いましょう。
もしくはメチレンブルーと0.5%の食塩水を併用し、水温を30℃近くまで上げる方法も効果的です。
イカリムシ症やウオジラミ症はイカリムシ、ウオジラミという寄生虫が熱帯魚に寄生している症状です。
熱帯魚が体をあちこちにこすりつける、飛び跳ねるなど変な泳ぎ方をする時は寄生虫が疑われます。
これらの寄生虫は肉眼で確認することができるため、熱帯魚の体表をよく確認してみてください。
糸状の寄生虫が見えたら、熱帯魚の体を傷つけないように気をつけながらピンセットで寄生虫を取りのぞきましょう。
物理的に寄生虫を取りのぞくのが難しい場合は、リフィッシュなどの治療薬を使用しましょう。
熱帯魚にはここで紹介したもの以外にも多くの病気が存在しています。
そして、どの病気にも共通する予防法は以下の3つです。
熱帯魚の健康を保つために定期的な水替えとフィルターの交換を行い、急激な水温の変化は避けましょう。
また、外部から病気を持ち込まないために、新しい熱帯魚を入れる時はトリートメントを行うことをおすすめします。
熱帯魚を飼育している水槽とは別の水槽を用意し、新しく購入してきた熱帯魚を入れて様子を見ること。
1~2週間ほど熱帯魚をトリートメント用の水槽で飼育し、問題がなければ水槽に移します。
トリートメント期間中に病気が疑われる症状が見られた場合は、治療を行い完治してから移してください。
熱帯魚の治療をする時は治療薬を用いた薬浴、もしくは食塩浴(塩浴)をすることになります。
治療を行う時は 「薬を吸着するフィルターや底砂がある」 ということ、そして 「水草は薬や塩に弱い」 ということを覚えておいてください。
フィルターは汚れや有害物質を吸着し、水質を維持してくれる必須アイテムです。
しかし、フィルターの種類によっては、薬の有効成分まで吸着してしまうことがあります。
また、底砂も種類によっては、薬の有効成分を吸着してしまうものがあります。
せっかくの治療の効果が減少してしまわないように、治療を行う時はフィルターを止めてください。
その他、ほとんどの水草は薬や塩に弱いため、治療を開始する前にバケツなどに避難させてください。
水草にも病気の原因(微生物や細菌)が付着しているため、水草を戻す時は薄めた治療薬で消毒し、しっかりと水ですすいでから戻してください。
熱帯魚初心者の方に向けて、おすすめの熱帯魚や飼い方について説明してきました。
熱帯魚は種類が多いだけではなく、色や模様などにもこだわると非常に奥が深い世界です。
熱帯魚を飼う時は必要な物を確認し、しっかりと準備を整えてから飼うようにしてください。
また、飼う熱帯魚についてよく調べ、その熱帯魚が好む温度や水質を把握しておくと良いでしょう。
定期的に水槽の水替えを行うこと、底砂などを掃除することは意外と重労働です。
水槽の管理ができるかどうか自信がないという方は、まず30cmキューブ水槽から始めても良いでしょう。
本記事があなたの熱帯魚ライフ、アクアリウムライフのお役に立てば幸いです。
最終更新日 : 2020/10/30
公開日 : 2016/11/04