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グッピーの種類、色、値段、飼い方、繁殖方法






熱帯魚には詳しくないという人でも、グッピーと言えばイメージが浮かぶのではないでしょうか。

色とりどりの鮮やかな体色をして、扇のような尾びれを優雅に振りながら泳ぐグッピー。
その姿は愛らしくも美しく、熱帯魚の代表格としてゆるぎない人気を誇ります。
また、初心者でも育てやすく、繁殖も比較的容易な種類の魚としても知られています。

今回はグッピーの種類や特徴、育て方、繁殖のさせ方についてまとめました。
これからグッピーの飼育を始めたい方にはお役立ちの情報が満載です。

奥深いグッピー飼育の世界へようこそ。

【目次】グッピーの種類、色、値段、飼い方、繁殖方法

 

簡単?難しい?グッピー飼育の魅力とは

グッピーってどんな魚?

分類

歴史

知っておきたいグッピーの基礎知識

大きさ

値段

性格

寿命

病気

グッピーの種類とバリエーション

オス・メス

尾びれの形によるバリエーション

尾びれの色によるバリエーション

からだの色によるバリエーション

 

2ページ目 :

 

グッピーのための水槽づくり

基本の水槽セット

水質と水温

水換えをこまめに行う

水草を配置する

収容数を調節する

グッピーのブリーディング、繁殖

混泳のコツ

外国産・国産のグッピーは混ぜない

混泳には大人しい魚を選ぶ

ようこそ、グッピーのフロンティアへ!

 

 


簡単?難しい?グッピー飼育の魅力とは

 

グッピー

 

熱帯魚は「グッピーに始まり、グッピーに終わる」という有名な言葉があります。

グッピーの美しさは、多くのアクアリストにとって熱帯魚飼育をはじめるきっかけになってきました。

 

育てやすくブリーディングもしやすい間口の広さがある一方、アートにも例えられる美しいグッピーを生み出すチャレンジには終わりがありません。

飼育のはじめやすさと奥深さ、この両面性がグッピーの魅力です。

 

 

グッピーってどんな魚?

 

グッピー

 

尾びれが大きく、色も鮮やかなグッピー。

特徴的な見た目から、熱帯魚に精通していない人でも知っているかもしれません。

 

そんなグッピーは、意外にも日本人に馴染みのあるあの魚の仲間だったのです。

ここではグッピーの分類や歴史をご紹介します。

 

分類

 

グッピーは「卵胎生メダカ」の一種です。

「卵胎生」とは繁殖形態のことです。

メダカ の仲間には卵生・卵胎生・胎生の3種類の繁殖形態をとるものがいます。

 

多くの魚と同じように、卵を水中にそのまま産むものを「卵生」といいます。

これに対して、卵をお腹の中で孵化させ、かえった稚魚を産むものを「卵胎生」といいます。

さらに、哺乳類のようにある程度お腹の中で稚魚を育ててから産むものを「胎生」といいます。

グッピーは卵胎生ですから、メス親のお腹から直接、孵化した稚魚が生まれてきます。

 

ちなみに、卵を産む「産卵」に対し、稚魚を産むことを「産仔(さんし)」と呼びます。

親魚から子魚が生まれてくる場面はなかなか目にすることがありませんから、グッピーの産仔場面はブリーディングの醍醐味のひとつです。

グッピーの稚魚はまだ卵であるかのように丸まった状態で生まれてきますが、すぐにピンピンと跳ねるように泳ぐようになり、その姿はとてもキュートです。

 

歴史

 

グッピーはもともと南米北部に生息していた魚で、1850年頃に発見されました。

「グッピー」とは、この時の発見者であるイギリスの植物学者、レクメア・グッピー氏の名前をとったものです。

 

グッピーはその後、主にイギリスやドイツで繁殖・研究が進みましたが、やがて繁殖の中心はシンガポールをはじめとしたアジア諸国に移っていきました。

日本では1930年頃からグッピーが売られ始め、ポピュラーとなったのは戦後のことです。

 

東京オリンピックが開かれた高度経済成長期の1960年代~1970年代、バブル景気に湧いた1990年代の2回にわたって大きなグッピーブームがありました。

宝石にも例えられるグッピーの美しさが、豪華さを好む社会の空気によくマッチしたのかもしれません。

景気の波が引いてからブームはおさまりましたが、グッピー人気は定着し、今も多くの愛好家を惹きつけています。

 

輸入された外国産のグッピーに対し、日本国内で繁殖・飼育された国産グッピーもいます。

これは主に美しさを追究する愛好家の手によって作出されてきたもので、品評会も開催されています。

 

 


知っておきたいグッピーの基礎知識

 

グッピー

 

大きさ

 

グッピーは成長すると5cmほどの大きさになります。

もっとも成長の度合いは水槽の状態によっても変わり、増えすぎると体形が小さくなることもあるため注意が必要です。

 

値段

 

外国産のグッピーはオス・メス1ペアで200円~、国産グッピーは1ペア1,000円~で購入できます。

高級なものでは数千円~数万円になることもあります。

 

輸入される外国産グッピーはリーズナブルな価格ですが、長旅で魚が弱っていたり、病気に感染している可能性もあります。

そのため、初心者には国産グッピーの方が育てやすいと言われています。

 

 

グッピーの餌は生餌と人工飼料がよく用いられます。

ブラインシュリンプは栄養価が高く消化もしやすいことで知られ、グッピーの餌としてもっともおすすめされています。

特に稚魚の餌として、生後1か月くらいまではブラインシュリンプを欠かさないことがコツです。

 

ブラインシュリンプ

 

ブラインシュリンプの商品情報

 

参考価格:890円(税込)

メーカー名:ニチドウ

内容量:20g

生産国:アメリカ合衆国

 

イトミミズ

 

イトミミズはグッピーの好物ですが、水槽を汚してしまいやすいため十分なケアが必要です。

与える前に雑菌をよく洗い落とし、水質を悪化させる食べ残しが出ないよう、すぐに食べきれる量だけを与えるようにしましょう。

 

もっともイトミミズを与えると、特にメスの体形がふっくらとして大きくなります。

最近ではフリーズドライのタイプも販売され、与えやすくなっています。

 

ヒカリ イトミミズ

 

 

ヒカリ イトミミズの商品情報

 

参考価格:799円(税込

メーカー名:ヒカリ

内容量:22g

 

人工飼料

 

人工飼料は保管もしやすく、栄養素がバランスよく配合されています。

生餌とうまく組み合わせて与えましょう。

 

グッピーはよく泳ぎまわり、たくさん食べますから、できれば何回かに分けて与えることが理想です。

熱帯魚の餌について、より詳しくは  熱帯魚の餌の種類と選び方 という記事も参照してください。

 

ジェックス グッピー元気

 

 

ジェックス グッピー元気の商品情報

 

参考価格:299円(税込)

メーカー名:ジェックス

内容量:52g

生産国:台湾

 

性格

 

 

グッピーは基本的に温和な性格で、人懐こい一面も持っています。

水槽のそばにいくとグッピーが寄ってくるという体験があるアクアリストも少なくありません。

 

寿命

 

グッピーの寿命はおよそ1年です。

早くて数か月、長い場合は2年ほど生きることもあります。

 

アクアショップで売られている成魚の状態のグッピーはすでに生後3か月ほどを経過しているため、家に迎え入れてからの時間はあっという間に感じられるかもしれません。

グッピーは繁殖のしやすい魚としても有名ですから、ぜひ次世代を育てて長くグッピーを楽しんでください。

若い魚を選んで販売してくれるショップで購入することもポイントです。

 

病気

 

比較的育てやすい熱帯魚であるグッピーも、やはり病気にかかってしまうことがあります。

犬や猫のように動物病院で診てもらうことは基本的に難しい生き物なだけに、日ごろの予防や、万が一病気になった時の対処法を知っておくことが必要です。

 

カラムナリス病

 

フレキシバクター・カラムナリス菌によって発症し、口やヒレがカビたように白くボロボロになります。

尾腐れ病やヒレ腐れ病、マウスファンガスとも言われる病気です。

 

進行が早く致死率が高いため、早期発見が重要です。

ケガした部分から寄生され、発症することがあります。

特にグッピーはヒレが大きいため、引っかけたりかじられてヒレが欠けているなどの異常を見つけたら要注意です。

 

早期段階であれば、フラン剤(フラン系合成抗生物質)による薬浴で治ることがあります。

グリーンFゴールド、エルバージュが市販されています。

 

 

 

グリーンFゴールドリキッドの商品情報

 

参考価格:4,500円(税込)

メーカー名:ニチドウ

内容量:500ml

 

ハリ病

 

グッピーの特徴である大きな尾びれが折りたたまれて針のように細くなり、弱って亡くなってしまう病気です。

稚魚によく起こる症状ですが、成魚がかかることもあります。

 

ハリ病の治療には0.5%(1リットルの水に対して5gの粗塩を投入)の塩浴をさせる方法、0.2~0.3%(1リットルの水に対して2g~3gの粗塩を投入)の塩浴とメチレンブルーによる薬浴を組み合わせる方法などが推奨されています。

ただし、薬と塩を同時に入れないように注意しましょう。

 

ハリ病発症の原因に関しては、先天的な原因がある場合、水質の悪化によって発症する場合などがあるとされ、まだはっきりとしたことはわかっていないのが現状です。

しかし、少なくとも後天的な発症を防ぐため、水質を悪化させないためのケアが不可欠であることは言うまでもありません。

 

 

グッピーの種類とバリエーション

 

色彩豊かで模様も美しいグッピーは、様々な種類が存在します。

体色や模様だけでなく、ヒレの形や長さにもバリエーションがあり、個性豊かなところもグッピーの人気の秘密でしょう。

まずはグッピーにはどのような種類がいるのかをご紹介します。

 

オス・メス

 

グッピー

 

同じ種類のグッピーでもオスとメスではずいぶん形が違います。

クジャクと同じで、オスの方が大きな尾びれを持ち、派手な装いをしています。

メスのグッピーは落ち着いた色味で、よりメダカに近い姿です。

 

また、オスの尻びれがとがっているのに対して、メスの尻びれには丸みがあるという特徴もあります。

オスの尻びれはゴノポジウムという生殖器であるため形がとがっており、メスは全体的に丸みをおびたシルエットを持っています。

いかにふっくらした体つきをしているかが、メスを選ぶときのポイントです。

 

尾びれの形によるバリエーション

 

 

グッピーのバリエーションはひれの形・色彩、および体の模様の組み合わせによって多種多様なタイプに分かれます。

まずは尾びれの形についてご紹介します。

 

もっともベーシックな三角形の尾びれに、コンパクトな背びれ・尻びれをもつグッピーを「デルタテール」とよびます。

尾びれは三角形でも長くたなびく背びれや尻びれをもつものが「リボン」です。

長くのびた背びれ・尻びれに加えて、尾びれの形が無造作カットのように不規則なものが「スワロー」です。

 

 

ふさふさした尾びれのスワロータイプが泳ぐ姿は、どことなく優雅です。

 

これらに対し、扇というよりうちわのような円形の尾びれをもつグッピーは「ハーフムーン」と呼ばれ、 ベタ の外見に近いのが特徴。

さらに、一般的なイメージからは外れたシャープな尾びれのグッピーもいます。

「ダブルソード」はそのひとつで、フォークのように鋭く長い二股の尾びれを持ちます。

 

尾びれの色によるバリエーション

 

 

尾びれの色は大きく「ソリッド」(単色)と「マルチカラー」(多色)の2種類に分かれます。

ソリッドのグッピーには赤、青、白、黄色といったカラーバリエーションがあります。

単色のグッピーの中でも特に人気なのが、くもりない赤一色のグッピー「フルレッド」です。

 

マルチカラーのグッピーの尾びれは細かいまだら模様で、その中でも芝目に近い細かい模様を「グラス」、黄色に黒のヒョウ柄を「レオパード」、ざっくりしたまだら模様の「モザイク」などの区別があります。

パンチのあるレオパードやモザイク柄でも、尾ひれがコンパクトなものは可愛らしい印象になります。

 

 

細かい芝目模様のグラス系グッピーは、瀟洒な雰囲気を持ちます。

写真は特に人気の高い「ブルーグラス」グッピーです。

 

からだの色によるバリエーション

 

guppy_male_female

 

ひれの部分だけでなく、グッピーのからだ部分もまた、色と模様があざやかです。

グッピーの体色には野生に近い「グレー」、うろこが黒く縁どられる「タイガー」、下の部分が暗い色になる「タキシード」などがあります。

 

さらに、からだにもまだら模様が入る場合「コブラ」や「メタル」と呼ばれます。

上の写真は全身にまだらの入った「コブラ」模様のグッピーです。

 

 

ブルーグラスと人気を二分する、「ドイツイエロータキシード」です。


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