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喜怒哀楽が分かりやすくて人懐こい「ジャンガリアンハムスター」
美しい毛並みでおっとりした性格の「シルバーパールジャンガリアン」
レッドリストに登録されているハムスター「ニュートンハムスター」
ピョンピョン飛び跳ねる珍しいハムスター「カンガルーハムスター」
ハムスターは小動物のペットですので、犬や猫と比べてスペースを取らないですし、個体の値段が安くお迎えしやすいこともあり、ペットとして大人気となっています。
何とも愛くるしいハムスターの姿はたまらないですよね。
あまり知られていないかもしれませんが、ハムスターは24種類もいます。
種類によってはもちろん性格も違いますし、見た目も異なってきます。
そこで、今回はハムスターの種類の中でもペットとして飼いやすい子たちや、あまり見ることがない珍しいハムスターを紹介していきます。
これからハムスターを飼おうとしている人は参考にして頂ければ幸いです。
まだハムスターについてよくわからないという方も、本記事がハムスターの世界を知るきっかけになれば嬉しいです。
ゴールデンハムスターは人懐っこく飼いやすいということから、非常に人気なハムスターの種類となっています。
ハムスターを取り扱っているペットショップでは、ほぼ間違いなく見られることでしょう。
ゴールデンハムスターは、ハムスターの中でも温和で人懐っこいと言われています。
また、知名度があるため飼い方に関する情報も多く、初心者には特に飼いやすいハムスターと言えます。
懐きやすいため、手乗りすることも徐々にできるようになることもあります。
夜行性なので昼間はずっと寝ていることがほとんどですので、邪魔をせずにゆっくりと寝かせてあげてくださいね。
夜間の活動時間に触れ合うようにしましょう。
なお、ゴールデンハムスターは毛色も様々で、その数は約30種類もあるとされています。
中には長毛種もいるので、様々な個性も楽しむことができるのも人気が出ている理由の1つとなっています。
ゴールデンハムスターは臆病な傾向があるため、人間を噛むことはあまりないと言われています。
その他の定番ハムスターの一種であるジャンガリアンハムスターよりも、比較的温和で優しい性格の持ち主といったところでしょう。
トイレもしっかりと覚えるので、排泄物の管理もしやすいと言えます。
ただ、ゴールデンハムスターは多頭飼いができないため、必ず単独で飼うようにしてください。
ハムスターを飼育できる環境を整えて、基本的な飼育の仕方を守ることができれば、ゴールデンハムスターとの生活を楽しむことができるでしょう。
寿命:約1〜3年ほど
体重:約120gほど
体長:約13〜18cmほど
ゴールデンハムスターにご興味を持たれた方は、ゴールデンハムスターについて詳しくまとめている下記の記事も合わせてお読みください。
ジャンガリアンハムスターはゴールデンハムスターと並んで人気があるハムスターの種類です。
人気の理由は、飼育をしやすい点とその性格にあります。
ジャンガリアンハムスターの人気の理由、それは喜怒哀楽がはっきりしていてとってもわかりやすいハムスターだからです。
ハムスターは可愛いですが、顔を見て感情が読み取りづらいので、何を考えているか良く分からないことがあります。
大きさもゴールデンハムスターよりも小さく、見た目もとてもかわいらしいですね。
しかし、ジャンガリアンハムスターは気に入らないことがあると、ひっくり返って鳴くことがあるなどすごく分かりやすいのです。
気持ちが分かると飼い主さんとしても感情移入しやすいですよね。
ジャンガリアンハムスターはおっとりした性格の子が多いとされていますが、個体差による違いが激しく、中には警戒心の強い子もいます。
そのため、ハムスターを初めて飼う方には少し難しいところがあるかもしれません。
ジャンガリアンハムスターは、最低限の飼育環境さえ整っていれば、高い確率でトイレをちゃんと覚えます。
綺麗好きなので、いつも生活空間は清潔にしてあげましょう。
また、ジャンガリアンハムスターは社交性があるタイプなので、相性が悪くなければ多頭飼育ができる珍しいタイプです。
寿命:約1〜3年ほど
体重:約30gほど
体長:約8cmほど
ジャンガリアンハムスターにご興味を持たれた方は、ジャンガリアンハムスターについて詳しくまとめている下記の記事も合わせてお読みください。
ロボロフスキーハムスターは世界最小と言われているハムスターで、体が小さいのと同様に性格も臆病なことで知られています。
小さい姿が何とも可愛らしい種類です。
体長は10cmにも満たない程度で、手のひらにすっぽりと収まるサイズ感です。
臆病で警戒心が強い傾向があるため、人にはあまり懐きにくく、手乗りになるかと言われれば基本的には難しい種類であると言えます。
また、攻撃的ではないので、人の手を噛むことはほとんどありません。
体が小さい分、もちろん食費も他のハムスターに比べてかかりません。
ただ、運動量がとても多いので、ケージ自体は大きめのものを与えてあげた方が、ストレスが溜まらずに良いと思います。
ロボロフスキーハムスターは、他のハムスターと比べて社交性があり、あまりケンカをしないので、ハムスターの中でも珍しく多頭飼いができる種類です。
縄張り意識も低い傾向にあるため、複数のハムスターを飼いたいという方にはぴったりですね。
最小のハムスターのため、病気の際に診察できる獣医があまりないので、飼育する際は家の周辺に診てくれる動物病院があるかどうかを事前に調べてから家族として迎えてください。
そういう点から見ると、初心者には飼育は少し難しいかもしれません。
また基本的にトイレは覚えられないので、いろいろな場所に排泄します。
寿命:約1-3年ほど
体重:約20〜25gほど
体長:約4.5〜5cmほど
ロボロフスキーハムスター にご興味を持たれた方は、ロボロフスキーハムスター について詳しくまとめている下記の記事も合わせてお読みください。
→ 最小ハムスター「ロボロフスキーハムスター」の生態や飼い方
ジャンガリアンハムスターに外見がそっくりなキャンベルハムスター。
他のハムスターよりもペットとして飼育されるようになってからの歴史が浅く、少し珍しいハムスターの種類です。
イエロー、ブルーフォーン、セルフブルー、アルビノなど、ハムスターの中でもカラーが多い種類です。
色がたくさんあると、選べる楽しさがありますよね。
キャンベルハムスターはジャンガリアンハムスターと似ていると言われることがありますが、別の種類です。
若干ジャンガリアンよりも大きいのが特徴的です。
性格は活発ですが、臆病な一面を持っているため、人に慣れにくい傾向があります。
特に白やクリームはよく噛む傾向がありますので要注意です。
飼い主さんや環境に慣れていないと怖さのあまり噛んでしまうこともありますが、凶暴というわけではないので、愛情を注いでじっくりと育てていれば慣れてくれるかもしれません。
寿命:約2年ほど
体重:約30〜40gほど
体長:約7〜13cmほど
チャイニーズハムスターはしっぽが長いので、外見はネズミに似ています。
正式な和名は「モンゴルキヌゲネズミ」。
ハムスターの中でも小柄な方で、小さくて可愛いネズミといった具合です。
※合わせて読みたい: ペットとして飼育できるネズミの種類。ネズミの生態や飼い方、お勧め飼育グッズも紹介
チャイニーズハムスターは運動神経が良く、動き回るのが大好きなハムスターです。
ハムスターはただでさえちょこまか動くのが得意ですが、チャイニーズハムスターはより素早く動くことができるのが特徴です。
姿はネズミに似ていますが、性格はとても大人しく、むやみやたらに噛みつくことはほとんどありません。
人懐こいために慣れると手の上に乗せることもできますし、賢いのでトレイも覚えてくれることもあります。
そのため、初心者の方でも飼いやすいハムスターの種類と言えます。
注意点は縄張り意識が強いため、基本的に多頭飼育ではなく単独飼育をしましょう。
また、運動神経が優れていることから脱走にも気を付けてください。
寿命:約2〜3年ほど
体重:約26〜38gほど
体長:約9〜12cmほど
まるで三毛猫の様な、三色の毛色を持ったハムスター。
トリコロールハムスターは、ゴールデンハムスターの一種で、トーティシェルという毛色のものに白斑がまじっている個体です。
トリコロールは品種ではなく、ゴールデンハムスターの三毛のものということです。
黒、白、茶色の三色でまるで三毛猫のような毛色です。
きっぱりした色ではなく、もっと淡い三色の子もいます。
三毛猫と同じで、トリコロールはほとんどがメスであり、オスは生まれてきても繁殖能力がないと言われています。
また、三毛の長毛種はキャリコと呼ばれています。
毛色は珍しいですが、元はゴールデンハムスターなので、飼育に関する情報が多く初心者にも飼いやすいハムスターの種類です。
寿命:約2〜3年ほど
体重:約120gほど
体長:約13〜18cmほど
シルバーパールジャンガリアンは、ジャンガリアンハムスターの一種です。
光沢のある淡い毛色は、別名「クリーミーサファイア」とも言われています。
ハムスターの中では比較的新しい種類で、淡い色合いが女性からの人気を集めています。
クリームがかった淡く美しい毛色で、光沢があり輝いて見えます。
お腹は真っ白な毛です。
ジャンガリアンハムスターを品種改良して出来た色ですので、野生では見ることのできず珍しいハムスターと言えます。
性格はおっとりしていて人懐こく、慣れてくれば手乗りにすることもあります。
寿命:約2〜2年半ほど
体重:約30gほど
体長:約8cmほど
ジャンガリアンハムスターの品種改良で生まれた種類です。
多くの個体は白い体毛で、背中の部分にグレーのラインが入っています。
中でも、そのラインがなく真っ白な個体は「スノーホワイト」と呼ばれます。
性格はハムスターの種類の中でも大人しい方で、人に慣れやすい傾向にあります。
基本的にはジャンガリアンハムスターの飼育方法と同じなので、初めてでも飼いやすいタイプのハムスターだと言えます。
小さくて警戒心が強いため、それを解いていくのに少し時間を要するかもしれません。
最上級の愛を持って、気長に接してあげてください。
寿命:約2〜2年半ほど
体重:約30gほど
体長:約8cmほど
ジャンガリアンハムスターを品種改良して生み出されたのが、サファイアブルーハムスターです。
名前の通り、サファイヤを含んだ青みがかったグレーの毛色が特徴的です。
ハムスターの中でも人懐っこい種類と言われており、手乗りになることもあります。
ただし、臆病な性格ですので、徐々にスキンシップの回数を増やしてじっくりと慣れさせることが重要です。
何も言わずに手で触れたりしてしまうと、攻撃されたと思われて噛みつき攻撃をされてしまうことがあります。
触る前には、必ず一言声を掛けてあげてから触れてあげるようにしてください。
恐怖心を払拭できれば、あとは飼い主の方に懐いてくれるはずです。
飼育方法は基本的にジャンガリアンハムスターと同じなので、初心者でも飼いやすいハムスターの種類と言えます。
品種改良で生まれたハムスターなので、個体によって毛色が若干異なります。
そのため、自分のお気に入りの個体をじっくりと選んでくださいね。
寿命:約2〜2年半ほど
体重:約30gほど
体長:約8cmほど
ゴールデンハムスターの一種で、人気の高い毛色がこのキンクマハムスターです。
アプリコット色の毛が特徴的です。
ゴールデンハムスターの一種ということもあり、性格は非常に温厚で人懐っこいです。
また、噛み付いてくることがほとんどなく、飼育方法もゴールデンハムスターと同じなので、初めての人でも飼いやすいハムスターと言えます。
丸っこくふっくらとした体は、愛嬌たっぷりで可愛いですよ。
人懐くて良いのですが、縄張り意識が強いハムスターですので、多頭飼いは極力避けるようにしましょう。
寿命:約2〜3年ほど
体重:約120gほど
体長:約13〜18cmほど
キンクマハムスターにご興味を持たれた方は、キンクマハムスターについて詳しくまとめている下記の記事も合わせてお読みください。
→ 多頭飼いはNG!キンクマハムスターの飼い方と注意点!ケージはどう選ぶ?
名前の通り、全身が真っ黒なゴールデンハムスターの一種です。
その体色だけでクールで美しい雰囲気が漂います。
多くは手足や喉元に白い毛色が混じります。
黒いハムスターはブラックハムスターと呼ばれるゴールデンハムスターの仲間の他に、ジャンガリアンハムスターやキャンベルハムスターにも黒い体色のものがいます。
ジャンガリアンの黒いハムスターは、ブラックジャンガリアンと呼ばれています。
白い動物も神秘的ですが、黒いハムスターもクールな印象を与えかっこいいです。
全身真っ黒の子はつやつやした毛並みの美しさを堪能できます。
白黒の毛色の子も珍しいのですが、全身真っ黒の子もあまりお目にかかれない珍しいハムスターと言えます。
寿命:約2〜3年ほど
体重:約120gほど
体長:約13〜18cmほど
※ゴールデンハムスターの場合
白と黒のパンダのような模様が特徴的なハムスターです。
品種ではなく毛色の名前であり、品種改良によって白と黒の毛を持つハムスターになりました。
パンダハムスターは、ゴールデンハムスターとキャンベルハムスターの2種類で見ることができます。
どちらも品種改良をした過程で生まれた毛色です。
白と黒の毛なのでパンダハムスターと言われますが、模様は様々でとっても愛嬌があるんです。
性格はゴールデンハムスターやキャンベルハムスターと同じですので、飼いやすい方を選ぶと良いでしょう。
普通のハムスターの種類よりも珍しいハムスターを飼いたいという方は、探してみる価値がありますね。
寿命:約2〜3年ほど
体重:約120gほど
体長:約13〜18cmほど
※ゴールデンハムスターの場合
白の毛色に黒やグレーのまだらな模様が入っているダルメシアンハムスター。
まるで 犬 の ダルメシアン の様であることからこの名前が付けられました。
ダルメシアンハムスターは、ゴールデンハムスターの一種です。
ゴールデンハムスターのため、性格は人に懐きやすく、初心者にも飼いやすいハムスターの種類と言えるでしょう。
綺麗な白をベースにした毛色や、くりくりとした目はなんとも可愛らしいですね。
ペットショップでも売っていることがあまりない、珍しいハムスターです。
劣勢致死遺伝子を持っているので、ダルメシアンの経路同士での交配は避けましょう。
寿命:約2〜3年ほど
体重:約120gほど
体長:約13〜18cmほど
トリトンハムスターはペットとしてはあまり普及していませんが、愛らしくペット向きのハムスターと言われています。
ハムスターの中でも、分類すると他のハムスターとは別の属に入ります。
ハムスターにも様々な種類があり、ゴールデンハムスターはゴールデンハムスター属、ジャンガリアンハムスターはヒメキヌゲネズミ属と、それぞれ別の属に分けることができます。
トリトンハムスターは、他のハムスターとは別の属であるキヌゲネズミ属に分類されています。
野生での生息地は、中国や朝鮮、ウスリー川上流域です。
体長はゴールデンハムスターよりも大きいです。
しっぽが長いのネズミのように見えますが、くりくりとした目が可愛いハムスターです。
人に懐きやすく飼いやすいハムスターなのですが、研究施設に多くペットショップで取り扱っているところはほとんどないため、手に入れるのは難しい珍しいハムスターと言えるでしょう。
寿命:約3〜4年ほど
体重:約170〜190gほど
体長:約18〜35cmほど
クロハラハムスターは、お腹の毛が黒いことから名付けられました。
海外ではヨーロッパハムスターと呼ばれています。
ハムスターの種類の中でも圧倒的なその大きさは、なんと30cmほどにもなります。
通常のハムスターの体長が10cm程度なので、およそ3倍の大きさです。
一見、ハムスターには見えないのですが、顔を見ると確かにつぶらな瞳をしています。
これだけ大きければ普通のハムスターよりも多くの餌を食べますし、ハムスター用のケージ には収まりません。
日本においては、ペットとして飼われ始めたのが1990年代頃からで、まだまだペットとしての歴史は浅いハムスターです。
そのため、飼いならされていないことで野生的な一面を持っていて、つまりよく噛みます。
人に慣れないわけではないですが、心を開いてもらうためには根気よく面倒を見て上げる必要があります。
ハムスターの種類の中でも手先が器用で、餌を食べる時も両足立ちで手を使いながらします。
また、体の大きさに比例して寿命も長く、一般的にハムスターは3年程度の寿命ですが、クロハラハムスターは8年ほど生きることもあります。
まだ飼われている人も多くない中で情報もたくさんあるわけではないので、これから飼われる人は覚悟して迎え入れてあげましょう。
ペットとしては決しておすすめできないハムスターです。
寿命:約8年ほど
体重:約250〜600gほど
体長:約20〜34cmほど
現在ペットにはできないハムスターです。
ゴールデンハムスターに近い種類で、研究室で飼育されていることがあります。
ニュートンハムスターは、ゴールデンハムスターと同じゴールデンハムスター属に分類されています。
そのため、見た目も身体の大きさもゴールデンハムスターによく似ています。
ただ、頭から背中にかけて黒い線の様な模様があり、お腹が灰黄色であるところが特徴的です。
野生のニュートンハムスターは、ブルガリアやルーマニアに生息しています。
残念ながら、農業の拡大によりニュートンハムスターは数を減らし、現在は絶滅危惧種であるレッドリストに指定されています。
ルーマニアでは、1995年の時点で約3000頭しか生息していないと推測されています。
現在はペットとして飼育はできず、保護区であるブルガリアのシュメン高原自然公園では保護対象動物となっています。
体重:約80〜150gほど
体長:約14〜18cmほど
ペットとして飼われることは少ないですが、チャイニーズハムスターと同じくモンゴルキヌゲネズミ属のハムスターです。
別名「タビキヌゲネズミ」や「ハイイロハムスター」とも呼ばれています。
アルメニアンハムスターは、背中の毛が灰色であることから、「ハイイロハムスター」とも呼ばれています。
野生ではヨーロッパロシア南部、ヨーロッパ東南部、モンゴル、中国等の広い地域に生息しています。
ペットとしては馴染みが薄いですが、実験動物として飼育されることがあります。
身体の大きさや飼育方法はチャイニーズハムスターと同様で、顔はジャンガリアンハムスターに似て頭に黒い線の様な模様があります。
臆病な性格なので、飼い初めは噛みつくことがあるかもしれませんが、しっかりお世話をして人に慣れさせていくことで警戒心が徐々に解けていくでしょう。
ただし、ペット用としてはほとんど普及していませんので、手に入れるのは難しいです。
体重:約41〜51gほど
体長:約10〜12cmほど
大きな耳に長いしっぽ。
そして、ピョンピョン跳ねる姿がまるでカンガルーのようなハムスターです。
カンガルーハムスターを細かく分類すると、イランカンガルーハムスター、カンガルーハムスター、バルチスタンカンガルーハムスター、ヒゲカンガルーハムスター、ホトソンカンガルーハムスターがいます。
イラン等の砂漠の地域で生息しているハムスターで、日本ではあまりペットとして飼育されていません。
体長はおおよそ6~7cmとハムスターの種類の中でも小さいです。
性格は臆病で、人前に出てくることがほとんどありません。
また、砂漠の環境に適応していることから、一時的には水をあまり飲まなくても生きていけるような身体の構造をしています。
日本では埼玉県こども動物自然公園など、数カ所の動物園で飼育されている姿を見ることができます。
野生種ですので、家庭でペットとして飼育するのも手に入れるのも難しいです。
※合わせて読みたい: 日本全国のおすすめ動物園20選!
体重:約15〜30gほど
体長:約6〜7cmほど
尾長:約8〜10cmほど
ペットとしてはあまり馴染みがないですが、ゴールデンハムスターに近いハムスターです。
胸の辺りが少し黒いのが特徴です。
ブラントハムスターは、トルコやカフカス山脈の南側からクルディスタン地方に生息しています。
夜行性で乾燥した地域に住んでいます。
外見はゴールデンハムスターに近いですが、大きさはゴールデンハムスターよりも少し大きく、体長は頭胴長が15~18cmほど、尾長が2~3cmほどです。
体重は130~210g程度です。
ブラントハムスターは、野生で生息している他に実験動物として飼育されています。
ゴールデンハムスターも実験動物として飼育されることがありますが、ゴールデンハムスターは低温での冬眠後に死んでしまう個体が多いのに対し、ブラントハムスターは冬眠後も生き残ることが多いので、動物の冬眠の研究に重宝されています。
人に慣れにくいハムスターであると言われていますが、今後ペットとして品種改良がされれば、もう少し飼いやすくなる日が来るのではないでしょうか。
体重:約130〜210gほど
体長:約15〜18cmほど
尾長:約2〜3cmほど
ハムスターではないですが、見た目が少しハムスターに似ている「スナネズミ」。
ハムスターのようにペットとして飼いやすいネズミです。
スナネズミは野生の個体は中国、モンゴル、ロシアの砂地環境に生息しています。
体長は9.5〜18cm程度、体重は50〜60gほどです。
戦後から研究用・ペット用として品種改良が行われていますので、ハムスターのように数多くの毛色の種類がいます。
敵が少ない環境に生息しているため、ゴールデンハムスター等の夜行性動物と違い昼間に活動します。
また、集団で生活する習性があるので多頭飼いができます。
寒い冬には集団で身を寄せ合って眠ります。
雑食のためハムスターとほぼ同様に飼育できますし、性格はハムスターよりもおっとりしていると言われているので、初心者の方でも飼いやすいネズミです。
ただ、トイレを覚えてくれることはほとんどないでしょう。
寿命:約3~5年ほど
体重:約50〜60gほど
体長:約9.5〜18cmほど
本記事では人気のハムスターからペットとしては飼育できない珍しいハムスターまで紹介してきました。
取り上げてきたハムスターの種類の中で、あなたのお気に入りが見つかったのであれば嬉しいです。
ハムスターは広いスペースがなくともペットとして飼える動物ですので、 一人暮らしの方でも安心してお迎えすることができますよ。
相性の良い子を見つけることができれば、最良のパートナーになってくれるかもしれません。
そんなハムスターに魅せられてしまった方の中で、実際にこれからハムスターを飼いたいと思っている方もいるかもしれません。
ハムスターを飼うために必要な情報をまとめた記事もありますので、合わせてお読み頂けるとハムスターへの理解が深まると思います。
・ ハムスターの飼い方、費用、しつけ、エサ、病気などをまとめた記事
これらのハムスターに関する記事を読んで頂ければ、ハムスターとの距離感が今まで以上に近くなってくるはずです。
飼いやすいハムスターと言えど、人間と同じく大切な命ですので、安易な気持ちでは絶対に飼わないようにしましょう。
本当に心からハムスターを愛する人の元へ、可愛いハムスターも迎えられてほしいと願っています。
監修:獣医師 山口 明日香(やまぐち あすか)
日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科卒後、2つの動物病院に勤務し、現在も臨床獣医師として働く。
ワークライフバランスを整えるため、在宅でのLINEおよび電話による健康相談、しつけ相談も開始。
その過程で、病気のみならず各種トレーニングと問題行動の大変さ、大切さを知る。
今後は学校飼育動物学で学んだ動物飼育と、子供の情緒の発達についても発信し、獣医動物行動研究会において問題行動の知識を深め、捨てられる動物が減るように正しい情報を伝えるべく模索中。
最終更新日 : 2024/07/11
公開日 : 2016/03/18