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そもそも、犬と人間はいつから共に生活を送ることになったのかご存知でしょうか。
遡ること1万2000年前の旧石器時代(200万年前から紀元前1万年の間)、北イスラエルの遺跡で犬と人間が埋葬されている形跡が発見されました。
犬と人間の骨は世界の至る所で発見され、後のアメリカ・ヨーロッパ全土・ロシアなどから見つかっています。
中でも西アジア周辺から見つかる場合が多く、犬と人間の歴史は西アジア周辺で起こったとされているのです。
犬と人間が生活するようになったきっかけは、元々は狩猟生活をしていた人間が、自力では獲物を捉えることができないために犬を活用したということが挙げられます。
原始時代の人間は、火を使ったり槍を使ったり、他の動物には持っていない利点を生み出していましたが、それらの武器を除けば肉体的には非常に弱い生き物です。
そのため、弱さを補うためにみんなで協力し合い、集団生活をするようになりました。
人間の集団生活における残飯を食べていたのが犬とされており、集落と共に犬も生活するような基盤ができたと言われています。
また、犬は警護としての役割を担っていたり、人間が食糧難になったときにはタンパク源として食べられていたという歴史まで存在します。
もちろん、原始時代の話なので今では考えづらいですよね。
犬は人間に食料をもらい、そして人間を助け、犬と人間は良い利害関係にありました。
ここから人間は野生動物を飼いならすということを覚え、自分たちの求めている能力(番犬、狩猟犬、使役犬など)を必要とするときに、犬を手なずけていくのです。
主従関係がありながらも、お互いがメリットを享受し、犬と人間は現在まで共に歩み寄ってきました。
そんな犬の種類は、今では700〜800種類もいると言われています。
今回は、犬の種類の中でもおすすめの種類を、体重別に大きさを分類して紹介してきます。
体重は 小型犬 ・ 中型犬 ・ 大型犬 などの大きさ別に取り上げますが、世界標準で小型犬は何キロ、中型犬は何キロと厳格に決まっているわけではありません。
また、体重以外にも体高(犬が直立して地面から背中までの高さを測ったもの)で大きさを測る方法がありますが、体重別の方が読者のみなさんに伝わりやすいと思いますので、今回は体重別に大きさを分類して犬の種類を紹介していきます。
なお、体重は成犬の平均体重をもとに当てはめたものです。
名前の通りイタリアが原産で、グレーハウンドを小型化した犬の種類であると言われています。
日本ではイタリアン・グレーハウンドを略して「イタグレ」という愛称で呼ばれることが多いです。
イギリスでは「IG」と呼ばれています。
紀元前5世紀頃から、イタリアン・グレーハウンドは上流階級の愛玩動物として飼われていました。
17世紀にはイギリスに渡りましたが、近親交配を繰り返し行われどんどん体を小さくしていったイタグレは、イギリスの寒い気候では一般家庭にまで普及するまでになりませんでした。
性格は非常に繊細で、ストレスを与えてしまうと避けられたりすることがあります。
機敏で運動能力は高いですが、体が強いわけではないため暑さや寒さには免疫がそれほどありません。
真夏や真冬では外での散歩を控えて、屋内で目一杯遊ばせてあげるのが良いでしょう。
落ち着いた環境のご家庭であれば、イタグレは飼いやすい犬の種類と言えます。
原産国:イタリア
体重:約3.6~5kg
体高:約33~38cm
寿命:およそ12~15年
毛色:ブラック、レッド・フォーン、チョコレート、ブルーフォーン、イエロー、レッド、グレー、フォーン、セーブル、ブルー、タン、スレート・グレー
抜け毛:少ない
性格:身体能力が高い、機敏、親しみやすい、いたずら好き、聡明、愛情深い
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ23万円~
※関連記事: 通称イタグレ。従順でおとなしいイタリアングレーハウンドの魅力や飼い方を解説
メキシコのテチチ州で見つかったと言われている犬種です。
名前の由来もこれから来ており、テチチがチワワに似ていることから、そう名付けられました。
別名アップルヘッドとも言われているチワワの頭は、大きさの割に脳が大きく発達している賢い犬種です。
飼い主さんの声は可愛らしい耳で聞き分けることができ、表情も上手く読み取ることすらできてしまいます。
また、甘えっ子な性格をしており、抱っこをしても嫌がる子は少ないので、小さい子供にもなつきやすい犬だと言えます。
飼い主に対しては従順なので、ふてぶてしい態度をとったりすることもあまりないでしょう。
チワワにとって、飼い主さんは絶対的存在なのです。
体は小さい割に、見知らぬ人に対してはたくさん吠えたりもしますので、いざというときには非常に頼りになるワンちゃんです。
原産国:メキシコ
体重:約1~3kg
体高:約12~24cm
寿命:およそ13~18年
毛色:ブラック、チョコレート、フォーン、クリーム、ブラック&タンなど
抜け毛:平均的
性格:飼い主に忠実、愛情深い、活発、好奇心旺盛
散歩時間:15~20分程度を1日2回
価格:およそ15~40万円
※関連記事: チワワの性格、大きさ、飼い方
17世紀初頭に日本へ渡来したイギリス人が母国へ狆を持ち帰った記録があることから、それ以前に日本では飼育されていたと言われています。
1853年に黒船でやってきた、アメリカのペリー提督も狆を数頭持ち帰ったとされています。
従順で可愛らしい見た目に、多くの人々が虜になっていきました。
江戸時代には、生類憐みの令で知られる徳川綱吉のもとで飼われていたこともあり、この頃の狆は大変な可愛がられ方をしたそうです。
かつては武士などの上流階級だけで飼育されていた狆ですが、時代の移り変わりと共に、徐々に一般庶民にも普及されていきます。
1870年にはイギリスのケネルクラブに狆が公認されます。
公認された頃は「ジャパニーズ・スパニエル」とされていましたが、後に「ジャパニーズ・チン」に改められました。
愛玩犬としての歴史が長い犬の種類のため、非常に飼いやすく愛くるしいですよ。
原産国:日本、中国
体重:約1.4~6.8kg
体高:約20~27cm
寿命:およそ12〜14年
毛色:セーブル&ホワイト、トライカラー、レッド&ホワイト、ブラック&ホワイト、レモン&ホワイト
抜け毛:平均的
性格:警戒心が強い、忠実、猫のような、聡明、人懐っこい、独立心が強い
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ15~40万円
※関連記事: 狆(ちん)の特徴・性格・子犬の値段・飼い方は?
トイ・プードルは、ヨーロッパ各地ではウォータードッグとされています。
水辺を中心にリトリバー犬として、また水泳が得意な狩猟犬として活躍していました。
飼い主に従順で、しつけもしやすく、訓練なども楽しく引き受けてくれます。
物覚えが良く、初めて犬を飼う方でも、非常に飼いやすい犬種と言えます。
飼い主以外には主体的に愛想は振りまくこと自体は多くないですが、威嚇もまったくしないので、見知らぬ人とも上手く付き合っていくことができます。
注意すべき点は、体の巻き毛がたくさんあるため、手入れを入念にする必要があるということです。
最低でも月1回のトリミングを行い、ワンちゃんにとって過ごしやすい毛量に整えてあげてください。
また、屋外で飼えるような犬種ではありませんが、活動的な犬のため、家にいるときでも出来る限りかまって遊ぶように意識をしてあげると良いでしょう。
原産国:フランス
体重:
約トイプードル:6~8kg
約ミニチュアプードル:8~14kg
体高:
約トイプードル:20~25cm
約ミニチュアプードル:28~38cm
平均寿命:およそ16-18年
毛色:レッド、アプリコット、ブラック、ホワイト、シルバー、クリーム、ブラウンなど
抜け毛:少ない
性格:社交的、誠実、独立心がある
散歩時間:15分程度を1日2回
価格:およそ24~50万円
※関連記事: トイプードルの毛色、値段、種類、飼い方
ブラック&タンの毛色と短い手足と毛が特徴的なトイ・マンチェスター・テリア。
マンチェスターは原産国であるイギリスの地名です。
昔は食物を荒らすネズミを退治するための狩猟犬として、マンチェスター・テリアの起源となるブラック&タン・テリアが育てられました。
そのため、テリア(イギリス原産の狩猟犬を指す言葉)という名前が付いています。
狩猟犬としての能力を高めるために、ブラック&タン・テリアは他の犬の種類との交配が進められました。
中でも、足の速い ウィペット や グレーハウンド が用いられました。
そうして生まれたのがマンチェスター・テリアです。
トイ・マンチェスター・テリアは、マンチェスター・テリアのトイ(おもちゃ)ほど小さいサイズのことです。
テリアの中でも温和な性格で飼いやすい犬の種類と言えます。
また、見た目のスリムなフォルムは ミニチュア・ピンシャー に似ています。
スムースな被毛は抜け毛も少なめなので、毛のお手入れも楽な点も飼いやすさのひとつの要素です。
原産国:イングランド
体高:約25~30cm
体重:約3~4kg
寿命:およそ15年
毛色:ブラック&タン
抜け毛:平均的
性格:油断がない、活発、警戒心が強い、鋭敏、聡明、独立心が強い
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ15~50万円
※関連記事: 活発で人懐こいイギリス生まれの小型犬「トイ・マンチェスター・テリア」の歴史や値段、飼い方を解説
その名の通り、蝶のような飾り毛が特徴的な美しい犬です。
昔から貴族に愛されていて、特に女性の人気を集めています。
生まれつき骨が細く、体は強いとは言えません。
激しい運動をすると骨折の恐れもあるので、大切に扱いましょう。
また、神経質な面も持ち合わせており、あまり飼い始めは過度に触れることはせず、徐々に距離をとって仲良くしていきましょう。
体が強くないこともあり、室外での飼育には不向きな犬です。
なるべく部屋で飼うことを心がけてください。
こんなに繊細なパピヨンですが、とても高い知性を持っていることでも知られており、300種類もの犬の知性を調べた結果、パピヨンはなんと10位以内に入る知性を持っていることが判明しています。
別称:コンチネンタル・トイ・スパニエル、バタフライ・スパニエル、ファレン、エバニュール・ナン
原産国:フランス
体重:約4~4.5kg
体高:約20~28cm
寿命:およそ13~15年
毛色:ホワイト、 セーブル、 ブラウン&ホワイト、 フォーン&ホワイト、 ブラック&ホワイト、 レッド&ホワイト
抜け毛:やや少ない
性格:活気がある、 聡明、 警戒心が強い、 明朗、 友好的
散歩時間:20~30分程度を1日2回
価格:およそ10~40万円
※関連記事: 貴婦人も愛した愛玩犬「パピヨン」のルーツや性格、飼い方
ふわふわでもこもこの毛並みが特徴の超小型犬です。
名前の「ビション」は マルチーズ 、「フリーゼ」は巻き毛という意味を表します。
その名の通り、見た目は少しマルチーズに似ていますよね。
毛並みが綺麗なビション・フリーゼですので、一見抜け毛も多そうで飼うのが難しそうだと思われるかもしれません。
しかし、ビション・フリーゼの毛はあまり生え変わらないので抜け毛は少なく、また犬独特の臭いも少ない方です。
大きさも小さいことから、室内でも一緒に暮らせる飼いやすい犬の種類ということができるでしょう。
性格はものすごく遊び好きです。
そのため、散歩しにでかけたり公園で一緒に遊んであげる必要があります。
身の周りに犬を飼っている人がいたりすれば、積極的に犬同士で遊ばせてあげるのも良いですね。
原産国:フランス
体重:約3~5kg
体高:約23~30cm
寿命:およそ12~15年
毛色:ホワイト
抜け毛:少ない
性格:遊び好き、神経質、聡明
散歩時間:15分程度を1日2回
価格:およそ15〜55万円
※関連記事: ビションフリーゼの歴史や性格、飼い方
ベルギー原産の犬種です。
似ている犬の種類としては、茶色で長毛のブリュッセル・グリフォン、黒色で長毛のベルジアン・グリフォン、そして パグ の影響を最も受けているのが、短毛のプチ・ブラバンソンです。
プチ・ブラバンソンの名前の由来は、ベルギーの地名である「ブラバント」からきています。
性格は穏やかでマイペース。
争いごとには発展しない社交性を持っているので、比較的飼いやすい犬の種類です。
また、運動量も多くなく1日に30分程度の散歩を2回できたら良い方でしょう。
頭がよくしつけもしやすく、他の動物とも仲良く暮らすことができます。
原産国:ベルギー
体重:約3.5~6kg
体高:約20cm
寿命:およそ12~15年
毛色:ブラック、レッド、ブラック&タンなど
抜け毛:多い
性格:穏やか、温和、マイペース、社交的
散歩時間:20分程度を1日2回
価格:およそ20-35万円前後
※関連記事: パグに似たベルギー生まれの小型犬「プチ・ブラバンソン」の特徴や飼い方を解説
かつてイギリスのビクトリア女王がペットとして飼ったことで、一躍有名になりました。
約200年前にドイツのポメラニア地方で生み出されたことから、ポメラニアンと名付けれました。
ビクトリア女王だけではなく、かつてはあのモーツァルトやナポレオンも愛好していたようです。
ポメラニアンはペット以外にも、ドッグショーに出演する犬種として人気を博しています。
特徴は何と言っても真ん丸な体と、もこもことした毛です。
一度は「ポメラニアンの体に顔をうずめたい」なんて方もいるはず。
毛玉のようなその体は、じっとしていることをあまり好みません。
隙があればいつでも動いている活発な犬です。
好奇心が強くて遊び心が満載なので、長いことかまってあげられる人は、是非とも家族に迎え入れてあげてはいかがでしょうか。
原産国:ドイツ
体重:約2~3kg
体高:約22~28cm
寿命:およそ12~16年
毛色:ホワイト、 黒、 グレイシェーデッド、 タン、 ブラウン、 オレンジ
抜け毛:平均的
性格:活発、外向的、勇敢
散歩時間:20分程度を1日2回
価格:およそ15-40万円
※関連記事: ポメラニアンの飼い方、性格、値段、毛色
紀元前から愛玩犬として飼われていた犬で、何と言ってもその絹のような美しい白色の毛が最大の魅力です。
その純白の毛はかつてエリザベス一世の時代にとんでもない価値が付いており、1匹なんど数千ドルもの値が張るほど高価な犬でした。
また、先述した通りマルチーズは紀元前から存在している犬で、3,000年以上もの歴史を持つ古い犬種で、「犬の貴族」と言われています。
今ではシルクのように白く美しい毛並みのマルチーズが一般的ですが、かつては違う毛色が存在していたようです。
見た目も気品があり、中身も上品なのがマルチーズです。
非常に温厚で、かつ従順なのでパートナーにはぴったりですね。
ヨークシャー・テリア のように、明るいけれども神経質な一面を持っており、「マルチーズテリア」と呼ばれることもあります。
上品でなおかつ賢く、小型犬だけれどもエネルギッシュに活動するわけではありません。
その可愛い容姿に、あなたもメロメロになってしまうことでしょう。
原産国:地中海地域
体重:約2~3kg
体高:約20~25cm
寿命:およそ12~15年
毛色:ホワイト
抜け毛:少ない
性格:愛情深く気立てが良い、小柄だが大胆で激しくじゃれつくこともある
基本的な飼い方:頻繁に丁寧なブラッシングとカットをする必要あり、運動が少なくても適応できるので都会くらしにも向いている
散歩時間:15~20分程度を1日2~3回
価格:およそ10~55万円
※関連記事: マルチーズの飼い方、毛色、性格、値段
小さく、しなやかで筋肉質な体を持っているのが特徴的です。
ピンシャーとは、ドイツ語で「テリア」の意味で、テリアと同様に活発な性格をしています。
体は小さいものの勇ましい性格をしており、見知らぬ人が現れた際には、突然吠えたり噛みついたりします。
そのため、番犬としても頼りになるワンちゃんです。
元々は ネズミ 捕りに起用されていたため、非常に攻撃的な犬でもあります。
ピンシャーとは「噛む」という意味がありますので、名前からも攻撃性がうかがえますね。
気質は神経質なので、じっとしていることよりも、動き回っていることの方が多いでしょう。
無駄吠えも少なくはありません。
外部に対しては強気な姿勢を見せる種類の犬ですが、飼い主に対しては優しいので心配は要りません。
原産国:ドイツ
体重:約4~5kg
体高:約25~30cm
寿命:およそ14年
毛色: ブラック&タン、チョコレート&タン、 レッド
抜け毛:やや少ない
性格:陽気で明るい、高齢になっても活発な傾向
散歩時間:30分~1時間程度を1日2回
価格:およそ15~45万円
※関連記事: ミニチュアピンシャーの性格、値段、飼い方
ヨークシャー・テリアは一般的に「ヨーキー」という愛称で親しまれており、その毛の美しい様から「動く宝石」とも言われています。
ヨークシャー・テリアは見た目の大人しさとは違って、とてもエネルギッシュです。
元々は、ねずみ捕り用にどこえでも運べるように改良されました。
小柄で非常に好奇心旺盛で、何かにつけて興味を示します。
また、負けん気が強くて自分のテリトリーを持っているのも特徴となっています。
むやみやたらとテリトリーに近付くと、吠えられてしまうかもしれません。
ヨークシャー・テリアは体毛がどんどんと長くなっていきます。
そのわりに毛の量は少ないのですが、1日置きのブラッシングが必要になります。
動く宝石と言われるほど、その毛並みの美しさは貴重なものなので、お手入れを怠らず本来の綺麗さを保ってあげましょう。
原産国:イギリス
体重:約2.5~3.5kg
体高:約22~24cm
寿命:およそ14年
毛色:ブルー&タン、 ブラック&タン、 ブラック&ゴールド、 ブルー&ゴールド
抜け毛:やや少ない
性格:活発で機敏、ねばり強い
散歩時間:10分程度を1日2回
価格:およそ15~45万円
※関連記事: ヨークシャー・テリアの歴史、特徴、性格、飼い方
CMや ドッグフード のパッケージなどで掲載されることも多い有名な犬種です。
名前にも入っている白い毛並みがキュートです。
真っ白くて小さいその体に似合わず活発な種類の犬です。
元々、狐やアナグマなどを標的とした害獣狩猟のお供として活躍していた犬なので、小さくて可愛らしい見た目ですがとっても活動的な面も持っています。
ウェスティと略して呼ばれることの方が多いので、本名を聞いたことのある人は少ないではないでしょうか。
真っ白い毛が特徴のウェスティですが、出来ればその綺麗な毛並みを保ってあげたいですよね。
狐やアナグマを追って穴に入るために足が短いので、足元の毛は特に汚れやすいです。
トリミング を定期的に行うのももちろんですが、散歩に行った時に足元をよく洗うようにするなどの工夫をすると綺麗なままの毛並みを保つことが出来ます。
原産国:スコットランド
体重:約7~10kg
体高:約20~30cm
平均寿命:およそ11~13年
毛色:ホワイト
抜け毛:少ない
性格:陽気、遊び好き、好奇心旺盛、活発、警戒心が強い
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ15~50万円
※関連記事: ウェストハイランドホワイトテリアの性格、特徴、飼い方
その長い名前からキャバリアと略して呼ばれることが多いですね。
イギリスで最も人気の高い犬種でもあります。
キャバリアは、原産国イギリスで最も人気のある犬種です。
優しそうな顔とウェーブがかった毛が特徴で、貴族などにも愛されました。
優しそうな顔からもわかるように、とても穏やかで温厚な犬です。
家族や仲間を大切にし、時には母親の様に人間の子供を守ったりと愛情深い面も見られます。
他の動物にも同じように優しく接することが出来るので、多頭飼いや他のペットとも仲良くやっていけるでしょう。
家族のことを大切にするので、リビングや人の集まるところで生活させてあげるとキャバリアも安心して過ごせるでしょう。
子供や動物など誰にでも優しく接することが出来るので、小さいお子さんや赤ちゃんがいる家庭でも安心して飼うことが出来ます。
家族といるのが好きな犬種なので、なるべく一緒に過ごす時間を増やしてあげることで、こちらの愛情も受け取ってくれるはずです。
原産国:イギリス
体重:約5~10kg
体高:約30~35cm
寿命:およそ8~14年
毛色:ブラック&タン、ルビー、ブレンハイム、トライカラー
抜け毛:多い
性格:穏やか、友好的、大らか、遊び好き
散歩時間:30分程度
価格:およそ10~45万円
※関連記事: キャバリアの性格、毛色、値段、飼い方
もはや日本を代表する犬と言っても過言ではありません。
昭和11年に日本の天然記念物にも指定された、人との歴史が長い犬です。
昔は人と狩猟を行っていた種類なので活動的です。
運動量も多いので、 ドッグラン 等で遊ばせてあげると大変喜んでくれますよ。
柴犬はとても忠義心の強い犬で、飼い主に非常になつきます。
かといって、ベタベタした関係性ではなく自立心がある所がまた良いです。
従順で何でも言うことを聞いてくれるようになると思いますので、生涯を通して最高のパートナーになるはずです。
また、有名な「 豆柴 」ですが、これは正式に犬種としては認められていません。
元々は、小柄な柴犬の両親から生まれた子犬を豆柴と呼んでいました。
原産国:日本
体重:約8~10kg
体高:約35~41cm
寿命:およそ12~13年
毛色:レッド、ブラック、ホワイト、胡麻色
抜け毛:多い
性格:愛嬌がある、忠義心が強い、警戒心が強い、鋭敏
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ5~50万円
※関連記事: 柴犬の性格、毛色、大きさ、飼い方
中国で生まれた愛玩犬で、小柄な体と全身を覆う長い毛が特徴的です。
先祖はチベット原産のラサ・アプソと ペキニーズ を交配させてものと言われています。
その美しさゆえ、昔は皇帝へ献上されるほどの犬でした。
19世紀後半に、西太后が宮廷内で数千匹を飼育していたのも有名なお話です。
人懐っこく、活動的で、社交性もあるので飼い主以外にも甘えたりしてきます。
そのため、初心者にも非常に飼いやすい品種と言えるでしょう。
赤ちゃんがいても、他の動物がいても一緒に暮らすことができます。
その反面、少しばかり頑固でプライドの高い一面も持っています。
しつけ時に、シーズーにとって嫌な叱り方をするとすねてしまったり、
無駄に吠えグセが付いてしまったりしてしまいますので、根気強く愛情を注いであげてください。
原産国:中国
体重:約4~7.2kg
体高:約20~28cm
寿命:およそ10~16年
毛色:黒、ダーク・ブラウン、ゴールド、ホワイト、レバー&ホワイト、ブリンドル、ライト・ブラウン、ブルー、ブラック&ホワイト、栃栗毛
抜け毛:平均的
性格:外向的、遊び好き、警戒心が強い、穏やか、忠実、友好的、勇敢、聡明、愛情深い、独立心が強い
散歩時間:20分程度を1日2回
価格:およそ15~40万円
※関連記事: シーズーの飼い方!室内犬の定番!
活発に動き回るパワフルな犬種です。
アニメなどでも有名ですね。
ジャック・ラッセル・テリアは、その小さな体に見合わずとてもパワフルな犬種です。
飼っている人が、元気過ぎ!などというくらい活発で活動的な面も持ちます。
運動量が多く、走ることおもちゃで遊ぶこと散歩などとにかく体を動かすことが大好きなので、「犬を飼うなら思いっきり遊びたい」と思っている人にはピッタリです。
一緒に遊ぶと、尻尾をブンブンと元気よく振って喜んでくれるので、こちらも楽しくなってしまいます。
狐狩りを手伝っていた犬ということもあり、穴掘りも得意です。
外で遊ぶ時に気を付けなくてはいけないのが、穴を掘っても大丈夫なところかどうかということです。
掘ってはいけないところを掘ってしまったり、穴を掘って出られなくなってしまうこともあるので目を離さないように注意しましょう。
尻尾が短めなのも、穴を掘って出られなくなった時に尻尾を引っ張って引き出しやすいためだとも言われています。
狐を捕まえるために歯も鋭いので、遊んでる最中に思いっきり噛まれないように噛み癖をつけないようにしつけておくことも大事ですね。
原産国:イギリス
体重:約6~8kg
体高:約30~35cm
寿命:およそ8~10年
毛色:ホワイト、 ブラック&ホワイト、 ホワイト&タン
抜け毛:多い
性格:活発、頑固、負けず嫌い、好奇心が強い
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ15~35万円
※関連記事: やんちゃで賢い犬。ジャックラッセルテリアの歴史・特徴・飼育方法
日本原産の日本スピッツは、1920年ごろに先祖犬が日本に入ってきたと言われています。
当日は日本スピッツではなくホワイトスピッツと呼ばれており、1930年ごろから繁殖が始まりました。
第二次世界大戦が終わって高度経済成長期に入ると、日本スピッツの人気は高まってきます。
日本スピッツブームが巻き起こり、それに便乗しようとした人たちの乱繁殖によって日本スピッツは急激にその数を増やしていきました。
一方で、飼い主となる買い手の方のしつけの知識や飼育経験不足から犬の種類への理解が及ばず、日本スピッツは吠えてうるさい犬として束の間のブームも収束してしまいます。
日本スピッツよりも人気を博したのは、より体の小さい犬の種類である ポメラニアン や マルチーズ でした。
ブームが終わった後は、日本スピッツ愛好家たちの中で性格の改良が進められ、徐々にあまり吠えない日本スピッツも誕生してきます。
今でも密かにマニアの中ではブームとなっている日本スピッツです。
性格は穏やかになってきていますので、一般家庭でも十分に飼える犬の種類となってきています。
また、日本スピッツは遊び好きなため、一緒に犬と遊びたいという人にとっては良きパートナーとなることでしょう。
原産国:日本
体重:約7〜10kg
体高:約25〜38cm
寿命:およそ10~16年
毛色:ホワイト
抜け毛:とても多い
性格:活発、遊び好き、好奇心が強い、警戒心が強い
散歩時間:30分以上を1日2回以上
価格:およそ9~27万円
※関連記事: 日本スピッツの性格、大きさ、価格、飼い方は?
名前にテリアと付いているように、 ヨークシャーテリア ・ ジャックラッセルテリア ・ ウェストハイランドホワイトテリア などの仲間。
イギリス原産で、元々は見た目によらず狩猟犬として育ってきた犬の種類です。
昔から畑などを荒らす動物などを追い払うために人間と暮らしてきました。
今ではその可愛いルックスから愛玩犬として広く知れ渡っています。
狩猟犬という過去があることから、運動能力は高く、日頃から運動をさせていないとストレスを溜めることになってしまいます。
そのため、一人暮らしでなかなか運動をさせてあげられないという方には飼うことは難しい犬の種類ですね。
性格は好奇心旺盛で親しみやすく、一般的には飼いやすいです。
何より特筆すべきは垂れ耳なところが可愛いです。
よく似ている犬の種類で「ノーリッチ・テリア」がいます。
分かりやすく違いを説明すると「ノーフォーク・テリア」が垂れ耳で、「ノーリッチ・テリア」が立ち耳です。
原産国:イギリス
体重:約5〜5.5kg
体高:約23〜25cm
寿命:およそ12~15年
毛色:レッド、ウィートン、ブラック&タンなど
抜け毛:それほど多くない
性格:活発、親しみやすい、愛らしい、自信、恐れ知らず、明朗
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ20~45万円
※関連記事: ノーフォークテリアの性格、毛色、値段、飼い方
パグという言葉は、ラテン語で「握りこぶし」を表す「pugnus(パグナス)」から来たと言われています。
握りこぶしのように、体は小さいながらもパンパンな体が特徴的な犬です。
中国生まれのパグは、中国では「覇歌(パー・クー)」と言われています。その意味は、「いびきをかいて眠る王様」です。
名前の通り、眠るときは大胆に大きないびきをかいて寝ます。
紀元前から中国で愛玩犬として飼われていた犬です。
人と遊ぶのが大好きで、顔の表情も豊かで愛嬌たっぷり。
人間臭い犬とも言えるでしょう。
性格はマイペースなので、しつけにはある程度の根気が必要です。
ただ、非常に温厚なのでそれほど苦労することもないでしょう。
短毛種なので、お手入れも楽ちんで、ブラッシングの頻度もあまり要りません。
たまに汚れを濡れたタオルなどで拭き取ってあげてください。
顔のシワだけは、汚れが溜まりますので毎日拭き取るようにしましょう。
原産国:中国
体重:約6~9kg
体高:約25cm
寿命:およそ12~15年
毛色:ブラック、 フォーン、 シルバー・フォーン、 アプリコット
抜け毛:普通
散歩時間:10~20分程度を1日2回
価格:およそ10-40万円前後
※関連記事: パグの性格や毛色、飼い方
ペキニーズの名前の由来は中国・北京原産ということから来ています。
ふわふわとした毛並みとパッチリ目が愛くるしい犬の種類で、中にはその容姿からライオンドッグと呼ばれることもあります。
見た目的には非常に シーズー と似ていて、その違いを見分けるのは少々難しいです。
シーズーの祖先はペキニーズとラサアプソであるため、見た目が酷似しています。
ペキニーズの場合はあまり従順なタイプではなく、どちらかというとマイペースな傾向にあります。
そのことから、性格は犬というよりもあまり人の言うことは聞かない猫タイプかもしれません。
主従関係をはっきりと示しておかないとしつけに苦労するワンちゃんです。
何でもペキニーズの言うことを聞くのではなく、飼い主さんが主導権を握ってしつけをしてあげる必要があります。
原産国:中国
体重:約3~6kg
体高:約15~23cm
寿命:およそ12~15年
毛色:ブラックマスク、レッド、フォーン、セーブル、ホワイトなど
抜け毛:多い
性格: 愛情深い、 温厚、 頑固、 独断的、 聡明、 攻撃的
散歩時間:10~15分程度を1日2回
価格:およそ15~55万円
※関連記事: ペキニーズの飼い方、毛色、性格、値段
タキシードを着た様な、オシャレな体色を持つボストン・テリア。
温厚で頭が良く、室内で飼える犬としても人気があります。
ボストン・テリアは、 ブルドッグ とテリア種の交配によって作られた犬種であるブルテリアを、更にブルドッグと交配させることによって、1870年にアメリカのボストンで生み出された犬種です。
ブルドッグの血とテリア系の血を合わせ持つので、ブルドッグの温厚で我慢強い性格と、テリア系の興奮しやすい性格を合わせ持っています。
穏やかで無駄吠えが少ない犬種ということで室内犬トップクラスの人気を誇っていますが、テンションが上がると止まらなくなる性質もあるため、子犬の頃からクールダウンさせるしつけをしっかり行う必要があります。
人懐っこい性格のボストン・テリアをしつける際には、大声で叱るのではなく、いけないことをしたら無視をすることが最も効果的とされています。
表情や仕草が豊かで人間臭く、愛嬌がある犬なので、一緒にいると毎日を楽しませてくれることでしょう。
別称:ボストン・ブル
原産国:アメリカ合衆国
体重:約4.5~11kg
体高:約38~43cm
寿命:およそ13~15年
毛色:ブリンドル&ホワイト
抜け毛:多い
性格:友好的、聡明、寛容、我慢強い、やんちゃ
散歩時間:30分~1時間程度を1日2回
価格:およそ10~40万円
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シュナウザーは、ドイツ語で「口ひげ」という意味を持っています。
元々はネズミ捕りとして起用されていましたが、現在ではコンパニオンドッグとして有名です。
本来、ネズミ捕りや害虫駆除として活用されていたこともあり、天敵から身を守るために、ひげをたくわえるようになったと言われています。
頭が良く、なおかつ従順なので、飼い主の言うことはもちろん聞きますし、小さいながらも番犬として活躍できるぐらいの勇敢さも兼ね備えています。
小柄なので飼育スペースもそれほど広くなくてOK。
抱っこも嫌がらずさせてくれるので、子供からお年寄りまで幅広く仲良くできる種類の犬です。
見た目も可愛く、なおかつ性格も良いので、非常にバランスの取れた優秀な犬と言えるでしょう。
原産国:ドイツ
体重:約6~7kg
体高:約30~35cm
寿命:およそ14年
毛色:ブラック、 ホワイト、 ソルト&ペッパー、 ブラック&シルバー
抜け毛:少ない
性格:非常に温和、友好的、子供や他の犬とも仲良くできる
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ10-35万円前後
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小柄な体からは意外と思われる方も多いかもしれませんが、元々は キツネ 、 ウサギ 、アナグマなどの 小動物 を狩る狩猟犬として飼われていました。
かつて狩猟犬だった名残からか、とても活動的で好奇心が旺盛です。
怖いもの知らずで、知らない人や動物が近寄ってくると果敢に吠えたりします。
気を付けたいところは、初めて出会った子どもなどにも急に吠えたりしてしまうことがあるということです。
このように、飼い主とその家族には有効的ですが、見知らぬ人と会う際には注意が必要です。
体の特徴として、体長は体高の2倍もあります。
足が短いため、散歩の距離は比較的短く済むので楽です。
獲物を追っかけて行って穴の中に潜り込み、移動しやすいように胴長短足になったと言われています。
原産国:ドイツ
体重:約4~5kg
体高:約13cm前後
寿命:およそ12~16年
毛色:ブラック、 ブラック&タン、 チョコレート&タン、 ブルー&タン、 クリーム、 タン、 チョコレート&クリーム、 レッドなど
抜け毛:多い
性格:勇敢、若干短気、溌剌、 利口、 頑固、 献身的
散歩時間:20~30分程度を1日2回
価格:およそ10~40万円
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ウェーブした毛並みが美しい犬です。
陽気な性格で楽しませてくれます。
アメリカン・コッカー・スパニエルは、人懐っこくて明るい性格の犬種です。
陽気なので、一緒に暮らす人を楽しませようと色んな面を見せてくれます。
お茶目なイタズラをしたりもしますが、喜ばせるためにやっていて悪気はないので、叱るよりも興味のない反応を見せる方が効果があります。
元々はガンドッグとして 鳥 などを捕まえていた猟犬なので、小鳥や小動物と一緒に飼うには相性が悪いです。
同じ大きさくらいの動物なら一緒に生活しても問題はありません。
人を喜ばせることが好きな犬種で、その陽気な性格から原産国アメリカではメリー(陽気な)・コッカーと呼ばれたりもしています。
飼い主やその周りの家族などに喜んでもらいたくて頑張りすぎてしまうこともあるので、のびのびとさせてあげられる環境も大切です。
何かしてくれたり興味をひこうとした時は、大袈裟にリアクションをしてあげると満足してストレスも溜まりにくくなります。
ウェーブした毛に垂れた耳も特徴。
手入れをきちんとしないと皮膚炎や耳の病気など健康状態にも関わります。
トリミングやブラッシングも重要なので、定期的にしましょう。
垂れた耳は犬用の耳掃除用品を使って、常に衛生的にしてあげると病気を防げます。
原産国:アメリカ合衆国
体重:約11~13kg
体高:約35~40cm
寿命:およそ12~14年
毛色:ブラック、 トライカラー、 タン、 ブラウン、 シルバー、 レッドなど
抜け毛:多い
性格:外向的、 社交的、 警戒心が薄い、 落ち着きがある、 楽しげ、 陽気
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ25~34万円
※関連記事: アメリカンコッカースパニエルの毛色、性格、飼い方
先にご紹介した アメリカン・コッカー・スパニエル とは、もともと同じ犬の種類とされていました。
1946年にアメリカン・コッカー・スパニエルとイングリッシュ・コッカー・スパニエルは原産の違いで分けられることとなります。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルは狩猟犬として育てられてきました。
鼻先が少し長くなっているのは、捉えた獲物を運びやすいようにするためです。
毛並みは綺麗にウェーブがかっており、大切な体を守っています。
狩猟犬だったということもあり運動好きで、定期的に運動を取り入れてあげることが必要です。
また、社交的な犬ですので屋外ではなく屋内で基本は飼いながら、運動をさせるときに外に連れて行ってあげましょう。
飼い主には尽くしてくれる性格なので、生涯にわたる最高のパートナーになること間違いなし。
綺麗な毛並みを整えるためにも、週に最低1回はブラッシングをしてあげてください。
原産国:イングランド
体重:約12~16kg
体高:約36~43cm
寿命:およそ12~15年
毛色:ブラック、レッド、チョコレート、ゴールデン、セーブル、ブラック&タン、ブルーローンなど
抜け毛:多い
性格:遊び好き、誠実、友好的、静か、愛情深い、しつけやすい
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ10~35万円
※関連記事: イングリッシュ・コッカー・スパニエルの毛色、大きさ、性格、飼い方
短い足をちょこちょこと動かしている姿や、歩いている時のふりふりしたお尻などチャームポイントがたくさんある犬種です。
コーギーの特徴と言えば足が短い、胴が長い、尻尾がないなどの点を挙げる人が多いと思います。
そんなコーギーの特徴を細かくご紹介します。
まず短い足ですが、散歩の時などちょこちょこと歩く姿が可愛らしいですよね。
コーギーは元々、牛を追う牧畜犬として飼育されていたので、意外にも素早く動けるのです。
そのため、散歩以外にも思い切り走らせてあげられるところがあると、コーギー本来の能力を発揮できてストレス解消にもなります。
次に長い胴も特徴の一つで、胴が長い犬種が注意しなくてはいけないのは背骨です。
椎間板ヘルニアなど腰(脊柱)の病気にかかりやすいので、遊ぶ時や階段の上り下りなど腰に負担のかかるものは避けましょう。
肥満になりやすい犬種でもあるので、余計に背中や腰に負担がかかります。
肥満予防で普段から骨に負荷をかけないように気を付けたいところです。
そして最後の特徴、尻尾がない。
コーギーと聞いてこれをイメージする人が最も多いのではないでしょうか。
牛を追う牧畜犬として飼育されていたため、牛に尻尾を踏まれないように切除されていたのです。
今もその名残として断尾して(子犬の時に尾を切っていて)尻尾のないコーギーが多く見られますが、本来は尻尾のある犬種なので尻尾があっても心配はいりません。
原産国:イギリス
体重:約25~27kg
体高:約25~30cm
寿命:およそ11~13年
毛色:フォーン、 ブラック&タン、 セーブル、 ブルー、 ブラック&ホワイト、 レッド
抜け毛:多い
性格:活動的、遊び好き、聡明
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ10~40万円
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ウィペットは、時速55㎞で走ることができるスーパードッグです。
「犬界のフェラーリ」と呼ばれることもあります。
躍動感ある走り姿も魅力です。
ウィペットは、古くから狩りに利用されてきたグレー・ハウンドの小型のものに、テリア種を交配させて生み出された犬種であると言われています。
ウィペットが生み出された初期は、ウサギを殺すゲームに使われていましたが、後にレースドッグとしても注目される様になりました。
家庭で飼育されているウィペットは、レースドッグのウィペットよりも小型に改良されています。
競走犬として発達させた脚力や、筋肉、スラリとした美しい外貌は、家庭犬としても見る人を魅了します。
本来の闘争心とは裏腹に、飼い主に対する性格は穏やかで献身的なので、大人しい犬を飼いたい人には飼いやすい犬と言えるでしょう。
原産国:イングランド
体重:約6.8~14kg
体高:約44~56cm
寿命:およそ12~15歳
毛色:ブラック、ホワイト、レッド、フォーン、ブリンドル、ブルー
抜け毛:平均的
性格:穏やか、献身的
散歩時間:30分~1時間程度を1日2回
価格:およそ15~45万円程度
※関連記事: ウィペットってどんな犬? ウィペットの飼い方、性格、特徴など
その名の通り、甲斐地方(山梨県)にルーツがある犬の種類です。
元々は猟犬として育てられてきた犬で、愛玩犬には向かないとされてきました。
そのため、狩猟犬を求めている人には打ってつけの犬となりますので、家庭用の犬がほしいという方にはあまりおすすめできません。
甲斐犬は非常に気性が強く、生涯を通じて一人の飼い主に付き添おうとします。
長く主人と共生した後に引き渡すことなどは基本的には難しいでしょう。
頑丈な体は、狩猟犬として力強い獣も追い詰めることのできるよう改良されていったものですので、それに伴う十分な運動量も必要になってきます。
決して飼いやすい犬の種類とは言えないためご注意ください。
気が強いことから、他の犬とのトラブルも起こしやすいので、節度のあるしつけをすることが要求されます。
訓練を入念に行いながら、しっかりと甲斐犬との絆を深めていきましょう。
原産国:日本
体重:約14~18kg
体高:約43~56cm
寿命:およそ14~16歳
毛色:黒虎、赤虎、虎 ※単色は公認されていない団体が多い
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ10〜25万円前後
※関連記事: 甲斐犬の性格、値段、飼い方は?
牧羊犬として有名で、フサフサの毛が可愛らしい犬種。
カラーも犬によって出方が異なるので、それも楽しみの一つです。
シェルティと呼ばれることも多い、シェットランド・シープドッグ。
その名前の通り、羊を追いかける牧羊犬です。
シュッとした整った顔立ちとスマートな体つきは狐にも似ていますよね。
長くてフサフサの毛はカラーのバリエーションも豊富で、柄の出方はその犬によって様々です。
同じ親から生まれた子犬でもそれぞれ違っていて、それも楽しみの一つでもあり可愛らしい特徴でもあります。
長毛を風になびかせて走っているのを見ると、疾走感も増してとてもかっこいいですよ。
シェルティは遊ぶのが好きな犬で、特に走るのを得意としています。
かけっこをしたり、全速力で走れるくらいの広いところで遊ばせてあげるのが理想的です。
牧羊犬として活躍していたので、興奮するとよく吠えるようになります。
無駄吠えを避けるためにもしっかりとしつけをしましょう。
羊を集めることを習性としているので、何か物を集めたり収集したりする癖があります。
家の物がなくなっていて、シェルティの小屋から見つかったなんてこともあります。
その時は怒らずに、そっと返してもらいましょう。
原産国:スコットランド
体重:約15〜20kg
体高:約33~40cm
寿命:およそ10~13年
毛色:マール、 ブルーマール、 トライカラー、 セーブル&ホワイト、 ブラック&ホワイト、 ブラック&タン、 セーブル
抜け毛:多い
性格:愛情深い、 溌剌、 敏感、 忠実、 聡明、 警戒心が強い、 内気、 遊び好き、 活動的、 しつけやすい、 穏やか、 強い
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ10~45万円
※関連記事: シェットランドシープドッグ(シェルティー)の毛色、性格、飼い方
原産はイギリスで、元々は猟犬として飼われていました。
昔から、ドッグスポーツの一種であるウサギ狩りにも起用されたりしていました。
とても賢い犬なので、赤ちゃんがいたり多頭飼いでも問題はない種類です。
見知らぬ人やその他の動物にも社交的で優しく接することができます。
お利口ではあるものの、とても寂しがり屋でもあるので、長時間の留守番はあまりできないかもしれません。
その際は、 ペットホテル に預けるなどの対処をした方が良いでしょう。
元々は猟犬だったこともあり、声が非常に通りやすいです。
無駄吠えをさせないようにしつけることも大切になってきます。
また、非常に遊び好きなところもあるので、寂しがり屋な面も踏まえると、しっかりと構ってあげられる人に向いてると思います。
原産国:イギリス
体重:約8~14kg
体高:約33~38cm
寿命:およそ12~15歳
毛色:レッド&ホワイト、レモン、トライカラー
抜け毛:多い
性格:活発、愛嬌がある、甘えん坊、寂しがり屋
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ12~25万円
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くしゃっとした顔がなんとも可愛いフレンチ・ブルドッグ。
昔は闘犬として飼われていたようですが、現在では改良を重ねられて室内犬として人気です。
フレンチ・ブルドッグは、少しだけ恐い見た目とは裏腹に、非常に甘えっ子な性格の持ち主です。
甘えっ子ではあるものの、いざという時には番犬としても活躍する、非常に頼もしい犬です。
愛想が良くて誰とでも仲良くなれるので、寂しがり屋やお年寄りの方におすすめな犬と言えます。
顔にシワが多いので、飼う時に注意すべき点はシワのお手入れです。
特に目と鼻の周りにシワがたまっており、綿棒などを用いて、週に一度ぐらいは丁寧に汚れを取り除いてあげましょう。
別称:ブルドッグ・フランセ
原産国:フランス
体重:約10~13kg
体高:約30cm
寿命:およそ10~12歳
毛色:ブリンドル、 ホワイト、 フォーン、 タン、 ホワイト&ブリンドル
抜け毛:多い
性格:愛情深い、 忍耐強い、 おおらか、 社交的、 警戒心が強い、落ち込みやすい、 身体能力が高い、 遊び好き、 快活、甘えたがり
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ15~55万円
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ドッグショーなどで活躍するとても賢い犬種です。
黒と白にはっきりわかれた毛とシャープな体型が特徴です。
黒と白のカラーにはっきりとわかれた毛並みは、スマートで美しいですよね。
牧羊犬として活躍していたこともあって、運動が得意で体型もシャープです。
得意なのは運動だけではなく、知性もあるのでドッグショーなどで活躍することも多い犬種です。
犬の中でも知能が高く、人間の言うことを理解する能力に長けています。
無駄吠えやいたずらなどはあまりしません。
しつけるのも比較的楽でしょう。
ただ、頭がいい分飼い主を自分より劣っているとみると全く言うことを聞かなくなります。
主従関係をしっかりと持って接するように心がけましょう。
体力、知能共にトップクラスの犬種ですが、その分飼育にも一工夫必要です。
運動量が多いので、出来るだけ広いところで走らせてあげましょう。
そして、障害物など頭も使って攻略できるような遊びを好むため、体を動かしつつ頭も使えるような遊びをしてあげると喜びます。
考えたり思考を巡らすことが好きな犬で、飼い主の指示を理解し、動いてくれます。
新聞を取ってくる、ドアを開けてもらう、ご飯を食べたら器を持ってきてもらうなど、頭も使って体を動かせる仕事や作業のようなものを与えてあげると、知的好奇心を満足させてあげられるでしょう。
原産国:イギリス
体重:約14~20kg
体高:約45~58cm
寿命:およそ8~14年
毛色:ブラック、 ホワイト、ブルー、 レッドマール、 ブルーマール、 ブリンドル、 ライラック、 チョコレート、 栃栗毛、 セーブル、 セーブル・マール、 レッド、 ゴールド
抜け毛:多い
性格:粘り強い、 敏感、 活気がある、 聡明、 警戒心が強い、 鋭敏
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ10~30万円
※関連記事: ボーダーコリーの歴史、性格、毛色、飼い方
体こそ大きくはないですが、非常に筋肉質で身が引き締まっています。
「ミニチュア」とついていますが、今回の定義上では 中型犬 に分類されます。
ミニチュア・ブル・テリアは闘犬として生み出されました。
特に1700~1800年代にかけて西欧を中心に闘犬が流行っており、娯楽の一つとして人気がありました。
その闘犬にミニチュア・ブル・テリアは出場していた歴史を持っています。
闘犬の名残で体がたくましく、勇敢な性格の持ち主です。
強いからといって、決して凶暴というわけではありません。
犬としての忠誠心はしっかりと持っていますし人懐っこいところもあるので、愛情を持って育ててあげればすぐに懐いてくれます。
原産国:イギリス
体重:約9~16kg
体高:約25~36cm
寿命:およそ11~14年
毛色:ホワイト、レッド、トライカラー、フォーン、ブラック&タン、ブラック、トリンドル
抜け毛:平均的
性格:勇敢、人懐っこい、遊び好き、落ち着きがある、頑固
散歩時間:30分~1時間程度を1日2回
価格:およそ20~30万円
※関連記事: ブルテリアの性格、歴史、子犬の値段、飼育方法は?
アイリッシュ・セッターは、アイリッシュという名前の通り、アイルランド地方原産の犬の種類です。
セッターという名前は、獲物の前で伏せをする体制(セッティング)を指します。
昔から現在に至るまで狩猟犬として活躍をしています。
その一方で、19世紀からドッグショーに参加するようになり、首の長いアイリッシュ・セッターが人気を集めました。
アイリッシュ・セッターは猟犬としても魅せる犬としても優秀な犬の種類です。
性格は元気で精神的に強く、まさに猟犬としての資質を持っています。
それでいて社交性は高いため、人間や他の動物との争いは好みません。
非常にバランスの取れている犬の種類であり、ペットとしては飼いやすい部類に入るでしょう。
ただし、大雑把な性格から トイレのしつけ は少々難しい場合があります。
原産国:アイルランド
体重:約24~32kg
体高:約55~67cm
寿命:およそ12~15年
毛色:マホガニー、レッド、チェスナッツ
抜け毛:やや多い
性格:溌剌、遊び好き、活気がある、親しみやすい、愛情深い、独立心が強い
散歩時間:1~2時間程度を1日2回+30分程度のラン
価格:およそ15~40万円
※関連記事: アイリッシュ・セッターの歴史、特徴、性格、飼い方のポイント
アフガン・ハウンドは、アフガンという名前の通りアフガニスタン原産の犬の種類です。
ハウンドという名前は犬の分類群の一つで、狩猟犬を指します。
狩猟犬には主に視覚の優れている視覚ハウンドと嗅覚の優れている嗅覚ハウンドの二種類に分けられ、アフガン・ハウンドは視覚ハウンドとされています。
獲物を捕まえるために素早く走らなければならないので、長い足をしていることが特徴です。
犬の種類の中でも、アフガン・ハウンドは最古の個体と言われています。
個体の成立は紀元前5000年前にも遡るという話もあります。
スタイリッシュな容貌と綺麗なロン毛はドッグショーで世界的に有名となりました。
そして、世界の富裕層を中心に、アフガン・ハウンドは飼われていきました。
狩猟犬としての本能があるため運動時間の確保は非常に大変です。
1日に2時間は散歩をさせられるぐらいでないとアフガン・ハウンドはストレスを抱えてしまいます。
十分な運動環境を用意できないご家庭でこの犬種を飼うのは難しいでしょう。
飼い主の言うことを聞かなければ聞かないほどアフガンハウンドらしい!と言われるほどの自立心があります。
上級者向きの犬の種類です。
原産国:アフガニスタン
体重:約26~34kg
体高:約60~74cm
寿命:およそ12~14年
毛色:ブラック、クリーム、レッド
抜け毛:平均的
性格:よそよそしい、ひょうきん、明朗、威厳がある、独立心が強い
散歩時間:1~2時間程度を1日2回+30分程度のラン
価格:およそ10~40万円
※関連記事: 最も古い歴史を持つ犬!アフガンハウンドの歴史、性格、飼い方
起源はアメリカ・アラスカ北西部で、ノートン・サウンドにいたマラミュート族に飼育されていたと言われています。
見た目がオオカミのようで、原産の地域は違いますが「 シベリアンハスキー 」にも容姿が似ています。
極寒の北極圏で狩猟犬として活躍していたアラスカン・マラミュートは、とても強い体を持っています。
かつてはホッキョクグマやアザラシなどをしとめ、それを村にソリで運びながら持ち帰るというような力仕事をしていました。
そのため、獣を射止めて運ぶほどの力を持ち、長距離を動く走力も兼ね備えています。
献身的に活動することができるため人懐っこく、飼いやすい種類ではあると言えます。
ただし、似ている シベリアンハスキー が中型犬なのに対して、アラスカン・マラミュートは大型犬なので、十分な運動量やスペースをはじめ相当の食事量を確保することが前提です。
恒温多湿な日本の夏で生活するのは困難なので、飼育できる気候の地域なのかを考えてからお迎えするようにしてください。
原産国:アメリカ合衆国
体重:約32~43kg
体高:約56~66cm
寿命:およそ10~12年
毛色:ホワイト、ライトグレー、セーブル、ブラック
抜け毛:多い
性格:遊び好き、献身的、忠実、友好的、威厳がある、愛情深い
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ20~100万円
※関連記事: アラスカン・マラミュートの飼い方
エアデール・テリアとは、イギリス・ヨークシャーにあるエア渓谷を発祥とする犬の種類のことです。
名前は「エアデール」と短縮されて呼ばれることも多々あります。
テリアというイギリス原産の小型犬の中では最大種で、「キング・オブ・テリア」とも言われています。
キング・オブ・テリアの名称にはじぬ狩猟犬としての勇敢さは、今日では日本や世界で警察犬として活躍していることも多いです。
日本においてはイギリスからエアデール・テリアを輸入して軍用犬として扱っていた過去もあります。
性格はとても負けず嫌いで自信家です。
まさしくテリアの種類らしい性格をしています。
テリアの中でも最大種ということで運動量も多いです。
散歩は1日1時間以上は確保してあげたいところですね。
原産国:イギリス
体重:約18~29kg
体高:約56~61cm
寿命:およそ10~12年
毛色:ブラック&タン
抜け毛:少ない
性格:外向的、警戒心が強い、友好的、自信満々、勇敢、聡明
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ15~40万円
※関連記事: 【テリアの王様】イギリス生まれの中型犬「エアデール・テリア」の特徴や飼い方を解説
オールド・イングリッシュ・シープドッグは大型の牧羊犬です。
通称は「オールド」や頭文字をとって「OES」などと呼ばれることがあります。
牧羊犬の代表的な犬の種類として「 シェットランド・シープドッグ 」がいます。
そのシェットランド・シープドッグが羊を追いかけ回す役割を担っていたのに対し、オールド・イングリッシュ・シープドッグは放牧された羊や馬を護衛したり群れを誘導する役割を担っていました。
同じ牧羊犬でも、任されている仕事が異なっていたのです。
オールド・イングリッシュ・シープドッグは走る必要性を求められていなかったため、バランスを取るための長い尻尾は断尾される傾向にあります。
これは、昔のイギリス家畜商人が税金の免税対象犬を区別するために印として断尾したことに由来しています。
一般的には断尾されてしまうことから、別名は「ボブテイル(尻尾なし)」です。
見た目の特徴はがっしりとした体格に、顔を覆うほどに伸びるふさふさの被毛。
被毛の長さで顔が見えないため表情を見ることはあまりできません。
ブラッシングを頻繁にしなければならないですし、かつては牧羊犬として活躍していた背景があるので、パートナーにするには服従トレーニングが必須となります。
性格は人懐っこく遊び好きなので、仲良くなることができれば一緒に暮らしやすくなるでしょう。
アメリカにおいては、子供の面倒をしっかり見ることができるということから「ナニー・ドッグ」とも言われています。
原産国:イングランド
体重:約27~45kg
体高:約51~61cm
寿命:およそ10~12年
毛色:ホワイト&ブルー、ホワイト&グレー
抜け毛:多い
性格:遊び好き、適応力が高い、聡明、人懐っこい、社交的
散歩時間:30分~1時間程度を1日2回
価格:およそ25~40万円
※関連記事: オールドイングリッシュシープドッグの性格、飼育方法、価格
ゴールデン・レトリバーは、直訳すると「黄金の回収者」です。
その名の通り、元々は水辺にてハンティングで撃ち落としたカモや鳥を回収するために繁殖されていました。
性格の特徴として人間好きな点が挙げられます。
そのため、ゴールデン・レトリバーはセラピードッグにも適しています。
よく老人ホームや福祉施設に出向いて老人たちを癒す犬がいますが、それがゴールデン・レトリバーであることは多いです。
2歳程度で成犬となり大人しく温厚になりますが、それまではかなり活動的だと思っておいた方が良いです。
小さいうちはよく遊ぶことが必要ですし、小さいものなどを家に置いておくと誤飲してしまうこともあります。
元々の回収犬としての本能を刺激するよう、ボールやフリスビーでたくさん遊んであげられると良いですね。
本当に人懐っこい犬なので、できるだけリビングなどで家族と触れ合えるようにしてあげると良いでしょう。
原産国:イギリス
体重:約27~36kg
体高:約51~61cm
寿命:およそ12~13年
毛色:ダーク・ゴールド、 クリーム、 ライト・ゴールド、 ゴールデン
抜け毛:多い
性格:穏やか、洞察力がある、人懐っこい、活発、遊び好き
散歩時間:1~2時間程度を1日2回
価格:およそ20-40万円前後
※関連記事: ゴールデンレトリバーを飼おう!忠実で人気な大型犬!
真っ白いフサフサの毛が魅力の犬種です。
テレビなどでも紹介されることも多いので有名です。
ロシア出身のサモエドは、真っ白くてフサフサの毛が特徴的。
雪景色に紛れたり寒さを防いだりするにはもってこいの毛並みです。
そんな可愛らしい見た目からは想像しにくいですが、原産国のロシアではそり引き犬として活躍していたんです。
荷物や人乗せた重たいそりを何匹ものサモエドたちが引っ張っている思うと、力強くも見えてきますよね。
そんな力持ちのサモエドですが、とても温和で優しい性格をしています。
人間の言うことをよく聞き、懐いてくれるので最近はペットとして飼う人も多いです。
ただ、日本で飼う場合に注意しなくてはならないのが暑さです。
ロシアの冬でも耐えられるくらいの毛皮を身にまとっているので、日本の夏にはとても対応出来ません。
留守番をさせる時もクーラーをつけて、散歩も涼しい時に行くなどの工夫が必要です。
暑がりな犬なので、少し動くと舌を出して息をすることがあります。
その時口角が上がって笑っているように見えることから、サモエドスマイルと呼ばれることもあります。
そんなサモエドスマイルに魅了されてしまう方も多いことでしょう。
原産国:ロシア
体重:約18~26kg
体高:約50~60cm
寿命:およそ8~10年
毛色:ピュアホワイト、ホワイトビスケット、クリーム
抜け毛:多い
性格:穏やか、優しい、遊び好き、友好的、甘えたがり、寂しがり屋
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ30~40万円
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昔から中東では犬は不浄とされていましたが、サルーキだけは違いました。
狩猟犬として古くから飼われており、その歴史は犬の種類の中でも最も古く、起源は紀元前8000〜10000年頃と言われています。
そんな歴史ある狩猟犬のサルーキですが、性格は非常に優しいです。
また犬特有の臭さもあまりないため、家庭においてもペットとして飼いやすい犬の種類です。
狩猟犬としては視覚ハウンド型にあたり、長くてすらっとした足と並外れたスピードの走力が特徴的です。
その時速はなんど70km以上にもなり、俊敏なことで知られるグレーハウンドよりも速いんです。
原産国:中東
体重:約18~27kg
体高:約58~71cm
寿命:およそ12~14年
毛色:ゴールド、ホワイト、レッド、フォーン、クリーム、タン
抜け毛:やや少ない
性格:内気、よそよそしい、静か、聡明
散歩時間:30分~1時間程度を1日2回
価格:およそ30〜45万円前後
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シベリアンハスキーは、チュクチ族という主に極東北圏で狩猟を行う民族に使役犬として使われていました。
犬ぞりを引っ張るものとして、荷物を運搬したり狩りのお手伝いをするために使われていたのです。
シベリア原産のため寒さに強く、なんとマイナス50度も耐えることができるのです。
使役犬として用いられていたということもあり、運動が大好きなので室外犬にするのが良いと思われるかもしれませんが、人懐っこい性格なので室内で飼うことも可能ですよ。
ただ、夏にはどんなハスキーもぐったりげんなりしているので、日本の暑さは辛いようです。
力は強いので小さい子供や女性がシベリアンハスキーと遊ぶとなると注意が必要です。
噛む時には唸ったりせずノーリアクションで噛むので、しつけは責任をもって行いましょう。
見た目が オオカミ っぽくて怖い容姿をしていますが、そのクールな印象とは裏腹に友好的で愛嬌があるのでそのギャップがたまらないですね。
原産国:シベリア
体重:約16~27kg
体高:約50~60cm
寿命:およそ12~15年
毛色:ブラック&ホワイト、シルバー&ホワイト、レッド&ホワイトなど
抜け毛:多い
性格:外向的、 聡明、 警戒心が強い、 友好的、 穏やか、遊び好き
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ15~30万円
※関連記事: シベリアンハスキーの歴史、性格、飼い方
中国原産の犬の種類ということもあり、別名「チャイニーズ・シャー・ペイ」と呼ばれています。
シャー・ペイとは、中国語で「砂のようにざらざらとした皮」という意味を表しています。
闘犬や番犬として育てられていましたが、今ではぶさかわの代表格になっています。
たるんだ皮とぐしゃっとした顔が何とも愛くるしいです。
性格は見た目によらず意外と内気で疑い深いところがあり、普段はあまり表に感情を出しません。
信頼を勝ち取るまでは愛情をかけながら長く接することが大切です。
元々は闘犬として飼われていたシャーペイは、愛玩動物として育てられるように改良され続けられていますが、まだ本能的に闘争本能のある個体もいます。
社会性を身に付けさせるためには根気よくトレーニングをする必要がありますので、もし飼われる場合は上級者向けと言えるでしょう。
原産国:中国
体重:約18~30kg
体高:約46~51cm
寿命:およそ9~11年
毛色:ブラック、サンド、レッド、フォーン、クリーム、ライラック
抜け毛:やや少ない
性格:献身的、内気、疑い深い、愛情深い、人懐っこい、独立心が強い
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ30~50万円
※関連記事: シャーペイの性格、大きさ、価格、飼い方は?
日本では「シェパード」と呼ばれることが多いですよね。
正式名称を知らなかった方は意外と多いのではないかと思います。
シェパードとは羊飼いという意味で、牧場の羊などを見張る牧羊犬として活躍していました。
その名残で、忠誠心と服従心があり言われたことはしっかりとこなす性格をしています。
よく 警察犬 で麻薬探知のために使用されていたり、悪い犯人を捕まえたりする姿をTVで見たことがあるなんて方もいるかもしれませんが、人間の命令を忠実に実行してくれる犬の種類です。
人間社会とも関わりの深い犬ですので、家庭にも馴染みやすく、一緒に生活がしやすいのが良いポイントと言えるでしょう。
原産国:ドイツ
体重:約22~40kg
体高:約55~65cm
寿命:およそ9~13年
毛色:ブラック、 ブラック&タン、レッド&ブラック、 セーブル、 ブラック&シルバー、 グレー
抜け毛:多い
性格:従順、 忠実、 好奇心旺盛、 聡明、 警戒心が強い、 自信満々、 注意深い、 勇敢
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ10~40万円
※関連記事: ジャーマンシェパードドッグの性格、値段、飼い方は?
原産国はクロアチアのダルマチア地方で、その地名からダルメシアンという名前が付けられました。
ディズニー映画「101匹わんちゃん」のモデルとなったことでも有名で、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
かつては馬車の伴走犬として用いられていたということもあり、その持久力は並はずれたものがあります。
まるでマラソンランナーのようですので、場所の確保も大切になってきますね。
活発でエネルギッシュな犬種なので、毎日たっぷりと体を動かしてあげることが必要です。
1時間ほどの散歩を1日に2回行いましょう。
ダルメシアンといえば体の斑点模様が特徴的ですが、生まれたばかりのときは斑点はなく真っ白な状態です。
成長の過程で斑点が出てきて、かつてはその斑点模様の出方が汚いというだけで殺処分をされていた過去があります。
人間にかなり人生を左右されてきた可哀想な犬種であるという一面も知っておいておきたいものですね。
子犬 でお迎えする場合は、成長するにつれてどんな模様が出るかも楽しみのひとつと言えるでしょう。
原産国:クロアチア
体重:約15~32kg
体高:約56~61cm
寿命:およそ10~13年
毛色:レバー&ホワイト、ブラック&ホワイト
抜け毛:多い
性格:活気がある、 外向的、 聡明、 遊び好き、 神経質、 友好的、 活動的
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ12~40万円
※関連記事: ダルメシアンの性格、原産国、子犬の価格は?
チャウチャウは、2000年以上も前から中国で飼われている大変歴史のある犬の種類です。
長毛でもふもふとした見た目が特徴的な可愛い犬ですよ。
舌の色が藍色であることが有名です。
1906年にアメリカンケネルクラブに登録されて、世界的な人気を誇っています。
日本においては、高度経済成長期にCMでチャウチャウが器用されて話題となりました。
その頃に乱繁殖がされたこともあって、気性の荒いチャウチャウも数多く生み出されてしまい、ペットとしては飼いにくい犬の種類として人気が一時低迷しています。
性格の改良は続けられているものの、はじめて犬を飼う方にはおすすめできない上級者向けの犬だと言えます。
大型犬の中ではそこまで運動量が多い方ではないです。
長毛種であるため暑さには強くなく、室外で飼うよりも室内で温度調整をしながら飼ってあげることが好ましいです。
ブラッシングは週に2〜3回ほどしてあげるようにしましょう。
マイペースで我が強い性格なので、家族の中でもリーダー以外の指示は聞かないことも。
リーダーだけでなく、家族全員との信頼関係を築き上げないと上手く扱えないので、上級者向けの犬種と言えます。
原産国:中国
体重:約20~35kg
体高:約46~56cm
寿命:およそ9~15年
毛色:ブラック、ブルー、レッド、フォーン、クリーム
抜け毛:多い
性格:よそよそしい、忠実、静か、独立心が強い
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ30~45万円
※関連記事: チャウチャウの性格、販売価格、飼育方法は?
ドーベルマンはドイツ原産の犬の種類で、1890年ごろにドイツで税制徴収の仕事をしていたドーベルマン氏が、仕事で色々な家を訪問する際に警備犬の必要性を感じたために生み出されたものです。
ドーベルマン氏の名前が、そのまま犬の種類の名前になりました。
警戒心が強く、非常に敬語能力にも優れているため、先述したシェパード同様に警察犬や麻薬犬として用いられてることが多いです。
また、訓練犬として人間と一緒に歩んできた過去があることから、しつけがしやすい犬の種類です。
主従関係を結ぶことは比較的容易だと言えます。
その見た目から、凶暴な性格だと思われるかもしれませんが、実際にはそんなことはなく愛情深い犬です。
飼い主の方がしっかりと愛情を注いであげれば、それにちゃんと答えてくれるはずですよ。
家族の防衛意識が強い犬種なので、番犬としても向いています。
防衛意識が強すぎると、他者や他の犬に対して攻撃的な態度を取ってしまうことがあるので、子犬の頃からしっかりと訓練をして、社会性を身につけさせる必要があります。
原産国:ドイツ
体重:約27~45kg
体高:約61~72cm
寿命:およそ10~13年
毛色:ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、フォーン
抜け毛:やや多い
性格:忠誠心が強い、防衛意識が強い、愛情深い、穏やか
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ25~40万円
※関連記事: ドーベルマンの毛色、性格、大きさ、飼い方
短い足と大きな頭、地面に着きそうな程の長い耳が個性的で、愛らしいワンちゃんです。
低くて迫力ある吠え声も魅力です。
バセット・ハウンドは、現在でもヨーロッパでは狩猟犬として使われており、日本では家庭犬として人気を誇っています。
狩猟犬と言っても、走るスピードが速い訳ではなく、逆にスピードが遅いことから獲物を油断させ、銃の標的とできるのです。
犬の中で最もマイペースで、のんびりした性格であると言われています。
人に対しても穏やかで従順なので、家族を癒してくれる存在となるでしょう。
ただ、狩猟の性質によって、気になる匂いがあると追跡をし続ける頑固な一面もあります。
飼い主が呼んだ時には匂いの追跡を止める様に、根気よくしつけましょう。
また、胴が長く足が短いことから、椎間板ヘルニア等の腰の病気になるリスクがあります。
腰に負担をかけない様に、子供と遊ぶ時なども注意してください。
原産国:フランス、グレートブリテン島
体重:約20~29kg
体高:約28~38cm
寿命:およそ10~12年
毛色:ブラック&ホワイト&タンのトライカラー、レモン&ホワイトのバイカラーなど
抜け毛:多い
性格:献身的、穏やか、フレンドリー、忍耐強い
散歩時間:30分~1時間程度を1日2回
値段:およそ20〜40万円前後
※関連記事: バセットハウンドの価格、性格、毛色、飼い方
フラットコーテッド・レトリーバーは通称「フラッティ」と呼ばれています。
また、初めて登場したのは1860年にイギリス・バーミンガムで開催されたドッグショーと言われています。
イギリスのドッグショーに登場してからフラットコーテッド・レトリーバーの人気は高まり、1874年には正式に犬の種類として公認されます。
可愛らしいルックスと、狩猟犬としての優秀さをかわれて注目を集めましたが、並行して ゴールデンレトリバー や ラブラドールレトリバー の人気が急上昇していました。
フラットコーテッド・レトリーバーの人気は、それらに埋もれてしまいます。
しかし、第二次世界大戦後に改めてフラッティの魅力が着目されて再び人気を博することになります。
性格は明るく陽気で社交的なところが特徴的です。
フレンドリーなのですぐに人間にも他の動物にも馴染むことができる順応性を持ち合わせています。
狩猟犬としての素養もあることから運動も大好きで、たくさん一緒に遊ぶことができるでしょう。
お値段は16万円〜21万円ほどで、直毛のためにもブラッシングの手間もかからず、性格も踏まえて飼いやすい犬の種類と言えます。
原産国:イギリス
体重:約25〜36kg
体高:約56~62cm
寿命:およそ8~10年
毛色:ブラック、栃栗毛
抜け毛:多い
性格:外向的、献身的、友好的、自信満々、楽観的
散歩時間:30分~1時間程度を1日2回
価格:およそ16~35万円
※関連記事: フラットコーデットレトリバーの価格や特徴、性格、飼い方
ブルドッグは見た目からして強そうな犬ですよね。
こわばった顔つきとどしどしと歩く姿が特徴的です。
18世紀ごろにイギリスでは、ブル・ベイティングという雄牛(ブル)と犬と闘わせる見世物が流行っていました。
その牛と闘わせるために生み出された犬の種類がブルドッグというわけです。
また、牛ではなく熊と犬を闘わせるベア・ベイティングという競技も同様に人気がありました。
しかし、1835年に動物愛護の観点から上記の競技は禁止されてしまい、比例してブルドッグの人気も失われていくのです。
ブルドッグの愛好家たちにより強靭な肉体とこわばった顔つきなどを維持されたまま、中身を温和にするよう穏やかな性格を持つ犬の種類との交配が進められ、今のブルドッグ人気があるのです。
ブルドッグらしい容貌であると、鼻や喉が狭いために常に呼吸困難な状態になることがあります。
外科手術が必要になることも多いので、治療費などは覚悟する必要があるでしょう。
原産:イギリス
体重:約22~25kg
体高:約31~40cm
寿命:およそ8~10年
毛色:ホワイト、 フォーン、 パイド、 フォーン&ホワイト、 ホワイト&ブリンドル、 レッド&ホワイト、 レッドなど
抜け毛:やや少ない
性格:素直、友好的
散歩時間:30分~1時間程度を1日2回
価格:およそ30~50万円
※関連記事: イギリスの国犬!ブルドッグの歴史・性格・特徴・飼い方について
強面な顔で近付きがたいと思っている方も多いかもしれませんが、実は強い信頼で結びつきができる相棒になれます。
ブル・テリアはイギリスで、日本で言う 土佐犬 と同じ闘犬として活躍していました。
現在は闘犬としての姿は見かけなくなりましたが、その勇ましい姿が人気を呼びペットとして飼われるようになりました。
闘犬として活躍していたため、筋肉質でがっちりとした体型をしています。
モチモチとした感触をしているので、強面な見た目とは裏腹に触るととても癒されます。
強靭な顎も特徴で、噛む力はとても強力。
家具やコードなどを噛み切られたりしないようにしつけをしっかりしておくことが大切です。
噛まれて困るものや飲み込んだら危ない物などは届くところに置かないようにするなど、事故を防止することも心がけましょう。
噛んで遊ぶおもちゃやガムなどでストレス発散をさせることで、噛み癖が解消される場合もあるので試してみてください。
一度信頼関係を結んでしまえば、しっかりとした主従関係が出来上がるのでいいパートナーになってくれるでしょう。
また、敵だと思う相手には警戒心むき出しで強く当たるので、番犬としてもおすすめです。
原産国:イギリス
体重:約20~28kg
体高:約53~55cm
寿命:およそ9~11年
毛色:ホワイト、 トライカラー、 フォーン&ホワイト、 ホワイト&ブリンドル、 レッド&ホワイト、 ホワイト&ブラックブリンドル
抜け毛:やや少ない
性格:落ち着いている、頑固、勇敢、フレンドリー、愛情深い
散歩時間:30分~1時間程度を1日2回
価格:およそ20~35万円
※関連記事: ブルテリアの性格、歴史、子犬の値段、飼育方法は?
ベルギーが原産の犬の種類で、ベルギーとフランスの国境地帯である「フランドル」を中心に牧畜犬として飼育されていました。
そのことからフランダースという名前が付いています。
「ブービエ」は「牛追い犬」という意味を表します。
有名アニメの「フランダースの犬」に出て来る犬のパトラッシュは、原作となる小説ではブービエ・デ・フランダースがモデルだったのだそうです。
アニメ版で放映された際には「 セントバーナード 」がパトラッシュのモデルとなっています。
全身が長い毛に覆われていますが、被毛の下はものすごく筋肉質な体つきをしています。
それに加えて体力もあるため、多くの運動を必要とします。
最低でも1日に1時間以上の散歩を1、2回はさせておきたいですね。
「パトラッシュ」と同じように、飼い主との信頼関係の構築もできる犬の種類ですので、運動面をカバーできるのであれば飼いやすいです。
原産国:ベルギー
体重:約27~40kg
体高:約59~68cm
寿命:およそ10~12年
毛色:ブラック、ソルト&ペッパー、グレー、フォーン、ブリンドル、ブラック&ブラウン
抜け毛:多い
性格:防衛意識が強い、穏やか、忠実、忍耐強い、聡明
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ25~40万円
柴犬 、 甲斐犬 、 秋田犬 などと同じく 日本犬 の一種です。
古くからアイヌ民族と共生してきた北海道犬は、アイヌ民族の言葉で「セタ」と呼ばれています。
狩猟犬として活躍していた過去を持っているため、非常に気が強いです。
アイヌ民族の狩猟はヒグマやエゾシカを相手にしており、そういった狩猟に用いられていた北海道犬は必然的に強さが求められてきました。
北海道の厳しい寒さにも耐えられる毛並みを持っています。
性格は勇敢かつ自立心があり、主人の言うことであれば服従もしやすいです。
北海道犬は、馴染みの深いところで言えば「ソフトバンク」のCMに出てくるお父さん犬として採用されたことでも話題性を呼んでいます。
その影響から、一般家庭で真っ白な毛並みの北海道犬を飼いたいという人々が増えたと言われています。
原産国:日本
体重:約20~30kg
体高:約46~52cm
寿命:およそ13〜15年
毛色:ブラック、 ホワイト、レッド、ブリンドル、ブラック&タン、胡麻
抜け毛:多い
性格:堂々としている、警戒心が強い、素直、誠実、勇敢、威厳がある
散歩時間:30分程度を1日2回
価格:およそ10~45万円
※関連記事: 北海道犬の性格、値段、飼育方法は?
ボクサー犬は、力強い体格と優雅さを合わせ持った犬。
警察犬や軍用犬としてだけでなく、家庭での番犬にも最適です。
ボクサー犬は、筋肉が発達してがっしりとした正方形に近い体格をしています。
古くから、狩猟でクマ、シカ、イノシシ等の獲物を嚙み伏せる仕事をしていた「ブレンバイザー」と呼ばれる犬達の小型種に、マスティフや ブルドッグ を交配させたものが、ボクサー犬の起源になったと言われています。
ボクサー犬の系統は、力強いドイツ・タイプと、スタイリッシュで美しいアメリカ・タイプに分類されていますが、日本で繁殖されているボクサー犬の約80%はアメリカ・タイプだそうです。
怖そうな外見をしていますが、飼い主に対しては忠実で、甘えん坊な面も見せてくれます。
また、繊細な面もあるので、しつける時は厳しく叱り過ぎず、甘やかし過ぎず、褒めて育てる方法が良いとされています。
番犬に最適ですが、暑さには弱いので、気温に合わせて室内と屋外を移動させてあげると良いでしょう。
原産国:ドイツ
体重:約25~32kg
体高:約53~63cm
寿命:およそ10~12年
毛色:ホワイト、フォーン、ブリンドル
抜け毛:少ない
性格: 献身的、活気がある、 忠実、 聡明、 遊び好き、 快活、 自信満々、 友好的、 勇敢、 平穏
散歩時間:1時間程度を1日2回
値段:およそ10~35万円
※関連記事: ボクサー犬の性格、大きさ、価格、飼い方は?
長い手足に小さいお顔の、モデル体型をしている綺麗な犬です。
元々はオオカミを狩るための猟犬として、ロシアの貴族に飼われていました。
最初はそのことから「ロシアン・ウルフハウンド」と呼ばれていましたが、1936年にボルゾイに改名されています。
大型犬ながらも時速50kmで走る俊足の持ち主で、「ボルゾイ」とはロシア語で「俊敏」という意味を表します。
その圧倒的なパワーとスピードでオオカミをも倒すほどの能力を持っていますが、オオカミから人間を守るために育てられてきた経緯があるため飼い主に対しては非常に従順です。
大型犬なので飼育するには広い場所が必要となりますが、とても知的なこともあり無駄に吠えることもなく飼いやすい犬の種類と言えます。
凛とした風貌でありながら優しく愛情深い一面もあるので、家族を和ませてくれることでしょう。
美しい毛並みを持つ長毛種なので、美貌を保つためにもブラッシングは週に3回ほどやってあげてください。
毛先の丸いピンブラシやスリッカーなどで優しくブラッシングしてあげることで、抜け毛や絡まりを解消し、美しい毛を保つことができます。
原産国:ロシア
体重:約35~48kg
体高:約69~79cm
寿命:およそ10~12年
毛色:ホワイト、ブラック、レモン、レッド、シルバー、ゴールド、セーブルなど
抜け毛:多い
性格:穏やか、優しい、繊細、活発
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ15~40万円
※関連記事: ボルゾイの性格、大きさ、価格、飼い方は?
盲導犬や聴導犬、介助犬として活躍しているところを見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
可愛らしいカラーも特徴の犬種です。
ラブラドール・レトリバーは、その温厚な性格や人に対する忠誠心から盲導犬や聴導犬、介助犬など人の生活の手助けをすることに長けた種類の犬。
無駄吠えをしたり攻撃的な面を出したりすることもないので、初めて犬を飼う人にもおすすめです。
その大きな体から力が強いのは想像できますが、小さい子供や他の動物などには繊細に接する心優しき犬種。
赤ちゃんがいる家庭や他にペットを飼っているお家でも安心して飼うことができます。
人間の感情や気持ちを察することに長けていて主従関係を見極めるので、お子さんなどが飼い主になる場合きちんとしつけられるようにしましょう。
そうすれば、散歩などでお子さんがリードを握っても引っ張られたり制御できないなどの危険を回避できます。
力の強い犬ですが、子犬のうちに力をセーブすることを覚えさせれば散歩やしつけの時など後々楽になります。
成犬になると大人一人でも抱えるのが大変になるので、近所に動物病院があるかを確認しておきましょう。
大型犬の場合ほとんどが車での移動になることと思います。
介助も小型犬に比べてコツや力が必要になるので、最後まで面倒を見られる人や環境があるかを見通しておきましょう。
ラブラドール・レトリバーは、泳ぐことも得意で元々は水中回収犬として活躍していました。
水浴びや、水中におもちゃを投げて取ってくるなどの遊びが好きです。
遊ぶことも好きですが、人の役に立つことに喜びを感じる犬種なので、褒める時も役に立っている助かっているということを伝えたり、何か手助けをしてもらうなどの行動をさせるのもストレス解消につながります。
原産国:カナダ
体重:約25~35kg
体高:約55~65cm
寿命:およそ10~12年
毛色:ブラック、イエロー、チョコレート
抜け毛:多い
性格:外向的、 機敏、 聡明、 警戒心が薄い、 落ち着きがある、 優しい、 穏やか
散歩時間:30分~1時間程度を1日2回
価格:およそ20~30万円
※関連記事: ラブラドールレトリバーの歴史、性格、毛色、飼い方
ワイマラナーはドイツ生まれの犬の種類で、シカやクマなどの大型野生生物を狩猟するガンドッグとして飼われてきました。
そして、ワイマール王朝によってワイマラナーの改良が進められていたということもあり、当時はワイマラナーをワイマール・ポインターと呼んだりしていました。
厳しい規律のもとドイツ・ワイマラナー・クラブによって繁殖や改良がなされていましたが、1929年にアメリカ人がワイマラナーを母国に連れて帰ることが認められました。
このときに初めて、ワイマラナーはドイツ以外の国でも育てられるようになるのです。
その後、1943年にアメリカンケネルクラブに公認され、狩猟犬としてだけではなく愛玩犬としての知名度も徐々に上げていきます。
もともとはドイツにて狩猟犬として育てられていたということもあり、非常に活発な犬の種類です。
飼われる場合は、毎日のように運動する時間を確保できるご家庭でないと難しいでしょう。
ワイマラナーの運動不足は欲求不満となってしまい、破壊的行動につながりかねません。
最低でも1日2時間以上は、一緒に運動してあげられるようにしましょう。
狩猟欲が強かったりしますので、子供や小動物のいるご家庭でのワイマラナーの飼育はご注意ください。
初級者向きではないですが、社交的な犬ですので接する時間を十分にとってあげれば最良のパートナーになってくれるはずです。
原産国:ドイツ
体重:約25~40kg
体高:約59~67cm
寿命:およそ10~12年
毛色:シルバー、グレー
抜け毛:やや少ない
性格:警戒心が強い、気質が安定した、行動が素早い、よそよそしい、活気がある、頑固、力強い、聡明
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ20~40万円
※関連記事: ワイマラナーの性格、大きさ、価格、飼い方は?
「忠犬ハチ公」のエピソードでもよく知られている秋田犬は、ハチ公のイメージの様に飼い主に忠実です。
国の天然記念物にも指定されています。
秋田犬は、日本に古くから生息する犬として天然記念物に指定されている6種の「 日本犬 」の中の一種です。
6種の中で、唯一の大型犬とされています。
がっしりとした体格や、三角形に立った耳、クルンとした巻き尾が愛らしいです。
秋田犬は飼い主に忠実で、家族を守ろうとする性質があるため、日本だけでなく、世界中で人気が高い犬種です。
ただ、闘犬として改良された歴史もあるので、正しくしつけることができないと、飼い主の手に負えない犬になってしまいます。
我慢強いために、我慢に我慢を重ねて限界がくると突然に噛み、飼い主様は豹変したように感じるかもしれません。
秋田犬を途中で手放す悲しい結果にしないためにも、子犬の頃から飼い主がリーダーであることをしっかりと教え込みましょう。
初心者には飼育が難しいと言われているので、秋田犬を飼う際には、飼育のプロに一度相談してみましょう。
原産国:日本
体重:約32~59kg
体高:約61~71cm
寿命:およそ10~15年
毛色:ホワイト、 ブリンドル、 フォーン、 レッド・フォーン、 レッド、 胡麻
抜け毛:多い
性格:素直、 敏感、 独立心が強い、 沈着、 威厳がある、 警戒心が強い、 飲み込みが早い、 保護意識が旺盛、 誠実、 友好的、 勇敢
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ5~30万円
※関連記事: 秋田生まれの天然記念物!秋田犬のまとめ
イングリッシュ・マスティフは、非常に古くから生息してきた犬種です。
強面ですが、性格はとても優しく番犬に適しています。
イングリッシュ・マスティフは、マスティフ種の中で最もポピュラーな種で、単に「マスティフ」と呼ばれることも多いです。
イングリッシュ・マスティフの歴史は非常に古く、紀元前から番犬・闘犬として使われていました。
現在は、昔よりも大人しく優しい犬として改良されており、ショードッグや番犬として飼育されています。
飼い主に対しては忠実で献身的なので、子供がいる家庭でも安心して飼うことができます。
ただ、超大型犬であることから、子犬の頃にしっかりとしつける必要があります。
大きな犬を飼える環境や費用も必要なので、初心者には向かないかもしれません。
きちんとしつけることができれば、家族を支える良い番犬になってくれるでしょう。
原産国:イギリス
体重:約54~100kg
体高:約70~91cm
寿命:およそ8~12年
毛色:フォーン、ブリンドル、アプリコット
抜け毛:平均的
性格:温厚、穏やか、威厳がある
散歩時間:1時間程度を1日2回
値段:およそ20~60万円
※関連記事: イギリス生まれの大型犬「イングリッシュ・マスティフ」の特徴や飼い方を解説
グレートデンは犬の種類の中で最も体高が高い犬として、近年までギネスブックに掲載されていました。
超大型犬として、大きい犬好きにはたまらない犬種となっています。
体高に関してはオスで約76〜86cm、メスで約71〜81cmにもなります。
これほどの大きさゆえ、グレートデンを家族として迎え入れる場合は食事量や飼育スペースなどそれなりの覚悟が必要です。
間違いなく、犬というよりかは1人の人間が加わると考えた方が良いでしょう。
とても体の大きい犬ですが、性格は優しく「穏やかな巨人」と言われるほどです。
飼い主に対しても従順で言うことも聞いてくれるため、しつけもしやすいでしょう。
大型犬の平均寿命は10年ほどですが、グレートデンは短命で平均寿命が7年ほどです。
胃捻転をはじめとする病気にかかりやすい傾向にあるため、定期的に動物病院に診てもらうことが必要です。
どのグレートデンにも胃捻転を発症する可能性があるのですが、胃にガスがたまり捻転することで血液循環が悪くなりショック死に繋がるような恐ろしい病気です。
見るからにグレートデンが苦しそうにもがいている場合は、この症状を発症している可能性があります。
原産国:ドイツ
体重:約45~90kg
体高:約71~86cm
寿命:およそ6~8年
毛色:フォーン、ブリンドル、ハルクイン、ブラック、ブルー
抜け毛:平均的
性格:献身的、 内気、 人懐っこい、 自信満々、 友好的、 穏やか
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ25~55万円
※関連記事: グレートデンの歴史、特徴、飼い方など
原産国であるフランスやイギリスなどのヨーロッパにおいては、別名「ピレニアン・マウンテンドッグ」と呼ばれています。
その名の通り、主に"山岳地帯"を中心に使役犬として飼育されていた超大型県です。
能力は非常に優秀で、山岳地帯においては人間2人よりもグレートピレニーズ1匹の方が価値は高いとされていました。
大きく真っ白な体は非常に美しいです。
頼もしい体格ゆえに、15世紀ごろのフランスでは警備犬として飼われていたことが多かったと言われています。
また、犬の種類の中ではその体の大きさから決して飼いやすい犬種とは言えません。
生後半年もすればその体重は20kgを超えるので、あっという間にパワーでは人間に勝ってしまいます。
子犬の頃からきちんとしつけをし、主従関係を早期に構築することが何よりも重要です。
その他、体が大きいので十分飼育なスペースを確保することができたり、しっかりとトレーニングできる方でないと飼育は難しいです。
原産国:フランス、スペイン
体重:約36~54kg
体高:約65~82cm
寿命:およそ10~12年
毛色:ホワイト、レッド、グレー、タン
抜け毛:多い
性格:警戒心が強い、洞察力がある、俊敏
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ12~45万円
※関連記事: グレートピレニーズをペットにするなら知っておきたいこと
コモンドールはハンガリー原産の犬の種類で、ハンガリーでは護衛犬として飼われてきました。
まるでモップのような見た目が特徴的な犬ですよね。
第一次・第二次世界大戦の影響でコモンドールの数は壊滅的に減少していきました。
しかし、ハンガリーを中心としたヨーロッパの愛好家たちのおかげで再び数を増やしていき、今ではハンガリーの国犬ならびに国宝として指定されています。
国宝に指定される犬の種類なんて素敵ですよね。
最大の特徴であるモップのような毛は、アンダーコートにオーバーコートが巻きつくことで生じています。
このひも状になっている毛を「コード」と呼び、およそ2〜5歳ぐらいの間で出てきます。
一般的な犬の被毛のお手入れと言えばブラッシングですが、モップのような被毛を持つコモンドールの毛にはブラシが通りません。
そこで、他の犬種とは違ったお手入れ方法が必要なんです。
汚れやホコリがつきやすいので手で丁寧に取り、シャンプーはコードを1本1本揉み洗いします。
また、 シャンプー 後も乾きにくく、濡れたまま乾いてしまうとコードが絡まったままほどけなくなるのでかなり手間がかかります。
元々は護衛犬として飼われていた歴史もあって気が強く、独立心も強いです。
そのため、飼い主にはリーダーシップが求められるので、初心者には向かない犬の種類と言えます。
原産:ハンガリー
体重:約50~60kg
体高:約64~76cm
寿命:およそ10~12年
毛色:ホワイト
抜け毛:少ない
性格:気質が安定した、穏やか、平穏、恐れ知らず、愛情深い、独立心が強い
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ50〜70万円前後
※関連記事: モップのような被毛を持つ大型犬!「コモンドール」の生態や特徴、飼い方を解説
セント・バーナードといえば、アニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場するヨーゼフのモデルとなった犬の種類です。
犬の中でも最大級の体格を持っている種類として知られています。
「アルプスの少女ハイジ」に出てくるヨーゼフのモデルとなったセント・バーナードは起源もスイス・アルプスなのです。
元々はアルプスにおいて、雪中遭難救助犬として活動していました。
人命救助の使役犬として育っていたこともあり、性格も温和で人に対して危害を加えることはほとんどありません。
超大型犬を飼えるほどの飼育環境があるのであれば、とても飼いやすい犬の種類です。
原産:イタリア、スイス
体重:約64~120kg
体高:約65~90cm
寿命:およそ8~10年
毛色:ホワイト&レッドブラウン、ホワイト&ブラウン
抜け毛:多い
性格:温和、忍耐強い、優しい、愛情深い
散歩時間:30分~1時間程度を1日2回
価格:およそ15~50万円
※関連記事: セントバーナードの性格、子犬の値段、飼い方は?
元々はチベットを中心に番犬として活躍していた犬の種類です。
なんといってもびっくりするのはその大きさで、もはや犬とは思えないほどです。
チベタンマスティフの性格はチベット土着のものは攻撃的なことで知られています。
極めて縄張り意識の強い犬の種類ですので、愛玩犬として飼うには熟練者でないと難しいかもしれません。
また、超希少な犬種でもあるので、入手は非常に困難。
価格も他の犬種とは比べ物にならないほど高価で、安くても80万円ほどするのです。
2億円の値がつけられたこともあり、中国では富裕層の間で「富の象徴」とされています。
名前にはマスティフと付いているものの、マスティフとの血縁関係は明確には照明されていないのです。
体の大きさはマスティフと比較しても遜色はほとんどないですね。
超大型犬の中でも臭いはそれほど強くなく、毛色もたくさんありますので魅力的です。
余談ですが、狼と同じく年に一度しか発情しない犬の種類としても知られています。
原産:チベット
体重:約34~73kg
体高:約61~76cm
寿命:およそ12~15年
毛色:レッド、ブラック、ゴールド
抜け毛:多い
性格:意志が強い、保護意識が旺盛、よそよそしい、粘り強い、頑固、聡明
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ80~1,000万円
※関連記事: ライオンのような高級犬、チベタンマスティフについて
土佐闘犬は、日本で古くから生息していた土佐犬( 四国犬 )を闘犬用として品種改良した種です。
土佐闘犬も四国犬も「土佐犬」と呼ぶことがありますが、別の犬種です。
元々の土佐犬であった四国犬は、土佐闘犬との混同を避けるために、四国犬と呼ばれるようになりました。
土佐闘犬は、日本で飼育している人もいますが、闘犬として改良された種なので、飼育は難しいです。
しつけをすれば飼い主には忠実になりますが、飼い主以外には攻撃的であり、興奮した時には飼い主のことも襲ってしまう事故が発生しています。
イギリスでは、土佐闘犬は危険犬種として規制されています。
もし土佐闘犬を飼育するのであれば、実際に飼育している人に世話やしつけの方法を教わりましょう。
散歩も人のいない場所や時間帯を選ぶなど、注意が必要です。
また、最後までしっかりと世話をする覚悟を持って飼育を始めなければいけません。
原産国:日本
体重:約36~61kg
体高:約60~95cm
寿命:およそ10~12歳
毛色:ブラック、レッド、フォーン、ブリンドル
抜け毛:多い
性格:勇敢、攻撃的、神経質
散歩時間:1時間程度を1日2回
値段:およそ20~50万円
※関連記事: 土佐犬の歴史、性格と飼い方
カナダ東岸にあるニューファンドランド島というところで漁業犬の飼育が活発に行われました。
察しの通り、カナダの島名がそのまま犬種の名前となっています。
漁業犬とは、簡単に言えば漁師のお手伝いをする犬です。
例えば、ボートへの積荷を手伝ったり網を引いたり、時には溺れている人を助けたりもしていました。
セント・バーナード が山岳地帯の救助犬であるのに対し、ニューファンドランドは海の救助犬と言われています。
ただ、山岳地帯の救助犬はセント・バーナード以外にもいますが、海の救助犬はニューファンドランドぐらいしかいません。
現在でもニューファンドランドは海の救助犬として活躍をしています。
性格はとても優しくしつけもしやすいです。
フレンドリーな性格なので、家族以外の人にでもすぐ懐きます。
扱いづらい点をあげるとすれば、体が超大型なので、お手だけでも強烈なパンチほどのパワーがあること。
いたずらでなくても物が壊されたりなどということは覚悟の上です。
また、たくさんよだれが出るので地面が汚れやすいです。
そのため、愛玩犬として飼うにはそれらの点を考慮して飼える方であれば大丈夫ですね。
原産国:カナダ、イングランド
体重:約45~70kg
体高:約63~74cm
寿命:およそ8~10年
毛色:ブラック、グレー、ブラウン、ブラック&ホワイト
抜け毛:換毛期には多い
性格:穏やか、優しい、甘えたがり、友好的
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ30~40万円
※関連記事: ピーターパンのナナのモデル犬!ニューファンドランドの性格、飼い方
バーニーズ・マウンテン・ドッグは、身体が大きくがっしりしていますが、心優しく愛らしいワンちゃんです。
鮮やかで、美しい被毛も魅力的です。
バーニーズ・マウンテン・ドッグは、古くからアルプスの寒い環境の中で、牧畜犬、護衛犬、荷車を引く仕事等をしてきました。
そのため、寒さには強く、暑さには弱い性質があります。
性格は優しく、穏やかで人との触れ合いが大好きなので、屋外よりも室内で飼育するのが良いでしょう。
社交性があり、無駄吠えも少ない犬種とされていて、子供とも仲良く遊ぶことができます。
注意点としては、バーニーズ・マウンテン・ドッグは、成長や老化が早く、寿命が短いことが知られています。
股関節や胃の病気にかかりやすいので、負担をかけない様に気を付けてお世話をしましょう。
餌を食べ過ぎて肥満になると、股関節にも負担がかかりますし、一度に餌を大量に食べることによって胃にも負担がかかるので、食事の回数を分ける等の工夫をしましょう。
また、温厚な性格と言えども大型犬なので、他人に襲いかからない様にしっかりとしつける必要はあります。
愛情深い犬なので、正しくしつけをすれば、かけがえのないパートナーになれるでしょう。
原産国:スイス
体重:約36~50kg
体高:約58~70cm
寿命:およそ6~8年
毛色:ブラック、ホワイト、ブラウン
抜け毛:多い
性格:忠実、誠実、温和、感受性豊か
散歩時間:1時間程度を1日2回
価格:およそ12~45万円
※関連記事: バーニーズマウンテンドッグの性格、毛色、飼い方
レオンベルガーは、1846年にドイツで品種改良によって生み出されました。
体色が顔の部分だけ黒く、 ライオン に似せて作られています。
レオンベルガーは、ライオンに似た犬を作るために、 ニューファンドランド と セント・バーナード を交配させて誕生した犬であると伝えられています。
その姿は威厳があり、貴族から愛されました。
ニューファンドランドの血を引いているので、指が水かきの様になっており、ニューファンドランドと同じ様に水難救助犬として働く場合もあるそうです。
超大型犬ですが、性格は穏やかで人懐っこく、滅多に吠えることはありません。
番犬には向きませんが、人間と接することが大好きなので、家庭犬として向いています。
レオンベルガーは賢い犬なので、しつけは難しくないと言われています。
しかしながら超大型犬なので、万が一、人や他の動物に危害を加えたらいけません。
子犬の頃から、飼い主がリーダーであることを徹底して教えましょう。
しつけは室内での飼育時から、犬がきちんと指示を聞けた場合に褒めてあげることによって教える方法が良いとされています。
飼い主を喜ばせることが好きな犬なので、家庭犬として人気を集めています。
原産国:ドイツ
体重:約34~75kg
体高:約65~80cm
寿命:およそ8~9年
毛色:ライオン・イエロー、レッド、赤褐色、フォーン、クリーム
抜け毛:多い
性格:従順、忠実、人懐っこい
散歩時間:1時間低緯度を1日2回
価格:およそ30〜50万円前後
※関連記事: レオンベルガーの性格、大きさ、価格、飼い方は?
ロットワイラーは、家畜護衛犬や警護犬として適性が高い犬種です。
とても力が強く、勇敢なので、しっかりと訓練をすれば、良い番犬になってくれます。
ロットワイラーは、かつては古代ローマ軍が牛の群れを移動させる際に牛を追い立て、飼い主を護衛する護衛犬として働いていました。
また、飼い主の財産を守る警備犬でもありました。
番犬としては最適ですが、その分攻撃性もあるので、ペットとして飼育するには覚悟が必要です。
しつけを正しくできないと、人に危害を加えたり、手に負えなくなる恐れがあります。
子犬の頃から、人に服従させる訓練を徹底しなければいけません。
初心者にはロットワイラーのしつけは難しいため、子犬の頃に訓練学校でしつけてもらうのが良いでしょう。
原産国:ドイツ
体重:約35~60kg
体高:約56~69cm
寿命:およそ8~10歳
毛色:ブラック&タン
抜け毛:多い
性格:献身的、勇敢
価格:およそ20~50万円
※関連記事: 警察犬として大活躍!ロットワイラーの、性格、値段、飼い方
本記事では犬の種類をサイズ別に一挙にご紹介しました。
定番の犬の種類はもちろんのこと、知らない犬も意外といたのではないかと思います。
今回ご紹介した犬の種類の中で、あなたのお気に入りが見つかったのであれば筆者としては嬉しいです。
犬は人間との歴史も長く、ペットとして、人生のパートナーとして生活に寄り添って来ました。
今もなお、犬を飼いたいと思っている方々が多いことでしょう。
相性の良い犬の種類を見つけ、きちんとしつけることができれば、きっと最良のパートナーになってくれますよ。
そんな犬に魅せられてしまった方の中で、実際にこれから犬を飼いたいと思っている方もいるかもしれませんね。
犬を飼うために必要な情報をまとめた記事もありますので、合わせてお読み頂けると犬への理解がぐっと深まります。
・ ドッグフードの選び方とおすすめのドッグフードをまとめた記事
これらの犬に関する記事を読んで頂ければ、犬との距離感が今まで以上に近くなってくると思います。
犬といっても人間と全く同じ大切な命ですので、いっときの可愛いという安易な気持ちだけでは絶対に飼わないようにしましょう。
本当に心から犬を愛する人の元へ、可愛いわんちゃんが迎えられていってほしいです。
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監修:獣医師 山口 明日香(やまぐち あすか)
日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科卒後、2つの動物病院に勤務し、現在も臨床獣医師として働く。
ワークライフバランスを整えるため、在宅でのLINEおよび電話による健康相談、しつけ相談も開始。
その過程で、病気のみならず各種トレーニングと問題行動の大変さ、大切さを知る。
今後は学校飼育動物学で学んだ動物飼育と、子供の情緒の発達についても発信し、獣医動物行動研究会において問題行動の知識を深め、捨てられる動物が減るように正しい情報を伝えるべく模索中。
最終更新日 : 2023/06/23
公開日 : 2016/03/16