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本記事は 柴犬 をペットとして飼いたいと思っている方、ペットとして飼うかどうかは別として柴犬が好きな方、実際に柴犬を飼っている方などを対象に書かせて頂いております。
構成としては、下記にある目次のように記載させて頂いております。
柴犬をペットにするなら知っておきたいコト:⑧かかりやすい病気
それでは早速、柴犬について各項目を見ていきましょう!
柴犬といえば、今も昔も日本の代表する 犬種 の1つですよね。
この項目では、柴犬が今までどのような歴史をたどってきたのかを記載していきます。
柴犬の祖先は「縄文犬」と言われています。
その理由は、縄文時代の遺跡から、縄文犬(柴犬の祖先)の骨が出土しているからです。
また、縄文時代や弥生時代の土偶・埴輪から、柴犬にそっくりな立ち耳で丸い尻尾のものが見つかっています。
紀元前1万年も前から、遅くとも紀元前400年頃から、柴犬の祖先は存在していたとされています。
明治時代になると海外の犬が日本にも輸入されるようになり、柴犬をはじめとする日本犬と洋犬の交配も活発になり雑種が増え始めました。
洋犬との交配で日本古来の犬種の現象を危惧した愛犬家により、昭和3年(1928年)に「日本犬保存会」が発足されて日本犬を守る動きが出てきました。
まず、日本保存会によって柴犬をはじめとする6種類の犬(柴犬、紀州犬、四国犬、甲斐犬、北海道犬、秋田犬)が日本犬と定められ、文部省によって国の天然記念物に指定されています。
天然記念物とは、”日本オリジナルの動物(植物)”のことです。
特別記念物という言葉を聞くこともあるかもしれませんが、これは天然記念物の中でも世界的かつ国家的に価値が高いものと判断された場合に指定されます。
そして、昭和9年に日本犬保存会は「日本犬標準」を制定し、日本犬を実際に守る動きとして、どのようなものを日本犬として定めるのかを決定しました。
日本犬標準には、日本犬の理想的な性格や体型を小型・中型・大型の3種類に分けて定められています。
日本犬を守っていく愛犬家たちは日本犬標準をもとに交配をさせ、日本犬の歴史を守るために努力を惜しみません。
これらの愛犬家の想いと行動があってこそ、今の柴犬は存在しているということです。
驚くべきことに日本犬保存会によると、日本で飼われている日本犬のうち約80%は柴犬だと言われています。
柴犬は日本犬の中でもダントツで人気の犬種であり、今では日本を代表する犬として、海外のブリーダーの中でも人気が出てきているほどです。
そんな国内外で大人気の柴犬について、より一層の理解を深めていきましょう!
柴犬の値段は毛色や季節による需給バランスによって値段が変動してきますので、今回ご紹介する柴犬の値段についてはあくまで"参考値"としてご認識してください。
毛色は大きく4つに分けられ、それぞれ下記のような値段感になっています。
柴犬と言えばこの色と言っても過言ではないくらいオーソドックスな毛色です。
赤柴の割合は、柴犬の中でも約80%と言われています。
赤柴と言いますが、毛色は茶色です。
値段は8万円から18万円程度です。
黒柴はとても貴重な毛色です。
なんと柴犬全体の中でも約1%ほどしかないと言われています。
全体的に黒色というわけではなく、あごや胸、脚の裏側が白いのが特徴的です。
値段は10万円から20万円程度です。
白柴は、実のところ正式な毛色とは言われていません。
赤柴同士の繁殖をしていく過程で、色素が失われたものが白柴となります。
値段は10万円から18万円程度です。
胡麻柴は、柴犬の毛色の中でも特に珍しいものです。
赤柴、黒柴、白柴のそれぞれの毛色が混ざっているものを指します。
胡麻柴の中でも、赤色に黒色が混ざったものを赤胡麻柴、黒色に赤色が混ざったものを黒胡麻柴と言います。
なお、毛色によって性格が変わることはないと言われています。
柴犬の毛色や値段感もわかってきたところで、実際に購入する場合はどのようなポイントに気を付けて選べば良いのかわからないという方も出てくると思います。
そこで、柴犬を選ぶ際に見ておきたいポイントを簡易的にですがまとめてみました。
丸すぎず、三角形のかたちが若干見てとれ、目が切れ上がっているぐらいがちょうど良いとされています。
向きが重要で、正面から柴犬の顔を見たときに、耳が出来る限り横に広がっておらず丸みを帯びているものが良いとされています。
歯の数は永久歯で42本になります。
ペットショップで購入したり、ブリーダーからの購入は子犬がメインになってくると思いますが、子犬はまだ臼歯なので、切歯が上下6本ずつあるかお確かめください。
また、歯茎や舌も綺麗なピンク色をしているか合わせてお確かめください。
しっかりと握ってみて、弾力があることが望ましいです。
触れた毛がすぐに元通りになることが、毛の密度が濃いとされ望ましいです。
逆に触れた毛がすぐに立ち上がらずに倒れているようであれば、毛の密度が薄いとされ小まめに手入れをする必要が出てきます。
柴犬を抱え上げた際に、びくびくせずに堂々としているこの方が人間慣れしています。
また、持ち上げたときにその他の柴犬と比較もし、どっしりと重量を感じる方が体も強く健康的に育ちやすい傾向があります。
肛門が汚れているかは必ずチェックしてください。
体が弱く、下痢などをしている場合は肛門が汚れていることがあります。
柴犬にとって性別は非常に大切な項目で、理由としては男の子の運動量が女の子の2,3倍も多いからです。
そのため、飼う環境において十分に運動させられるような場所がない限り、男の子の飼育は柴犬のストレスになるため避けた方が良いでしょう。
痩せている母犬の場合は、しっかりと母乳をあげていて子供も健康的だと判断されることが多いです。
これは見ることが簡単ではないと思いますので、可能であれば見ておきたいポイントです。
柴犬の寿命はおおよそ12歳から15歳程度と言われています。
通常の犬の平均年齢は10歳から13年程度ですので、それと比較すると少し長生きする種類ですね。
寿命を伸ばすためには、言わずもがなですが柴犬の若いうちから適度に運動をさせ、良質なドッグフードをあげることが必要です。
柴犬の平均的な体長は40cmから50cmほど、体重は10kgから13kgほどです。
犬の種類の中でもバランスの取れた良い大きさと骨格を持っており、運動好きでもあるので、肥満の心配はそこまでないと思います。
ただ、もしも体重が平均よりも大きく上回っていたら危ないと思ってください。
その際は、動物病院で早めに受診してもらうようにしましょう。
肥満は糖尿病などの病気になったり、関節を痛めて影響が出てしまったりします。
豆柴とは、柴犬の中でもサイズ感の小さいものを指します。
平均的な豆柴の体重は4kgから6kgほどです。
通常の柴犬と比較すると、およそ半分ぐらいの大きさであるということが言えます。
豆柴の中でも、さらに小さいものを小豆柴とか極小豆柴と言ったりすることもあります。
しかし、豆柴は公式の犬種としては認められていません。
注意して頂きたいこととしては、一部の悪徳業者が、単純に小さい柴犬を豆柴と称して販売していることがあります。
豆柴を購入したにも関わらず、後に大きく柴犬として成長してしまったなんていう例はたまに見受けられます。
必ず、豆柴を購入する際は信頼のおけるペットショップやブリーダーからにしてください。
日本犬保存会は柴犬をはじめとする日本犬の歴史や伝統を守ろうとしている団体なので、豆柴のように意図的に小さくするような行為を認めようとはしていません。
そのため、豆柴は日本犬保存会が定めた日本犬標準に反していますし、血統書も発行されていませんし、ましてや規格外の体高不足ということで犬種として公認される予定もありません。
どうしても豆柴を飼いたいという人は、日本犬の規定を決定している日本犬保存会のような団体から、このように捉えられている背景は知っておいた方が良いかもしれません。
柴犬はとにかく忠実な犬として有名です。
飼い主に対してはとことん従順な犬になってくれることでしょう。
また、よそ者に対しては決して馴れ馴れしくはせず、臆病でもあるので、常に警戒心を持っていたりします。
そのため、昔はよく番犬として用いられたりしていました。
現在は、家庭用の犬として日本では広く愛されています。
もちろん個体差はあるものの、あまり無駄には吠えない犬としても知られています。
並行して病気になる可能性もあるので、定期的に専門医に状態をチェックしてもらう健康診断も大切です。
男の子と女の子で多少の違いがあると言われています。
飼い主さんに対しては愛情むき出しで、ご主人が帰ってくると大はしゃぎで出迎えてくれたりします。
また、愛想がよくて人懐っこい子が多く、見ず知らずの人に対しても好奇心を湧かせたりします。
女の子の2,3倍の運動量が必要なほど活発なため、意識的に日常に運動を取り入れたり、運動するスペースを確保してあげるように心がけてください。
意外なことかもしれませんが、男の子よりも縄張り意識が強く、警戒心も強い子が多いです。
男の子よりも勇敢でたくましい子が多いということもあり、番犬になりやすいのは、実は女の子の方だったりします。
その特性から、何もないときでもいわゆる無駄吠えをすることもあるので、無駄吠えしたときにはしっかりと叱る必要があります。
柴犬の男の子にも女の子にも言えることですが、元々は狩猟犬として扱われていた犬種なので何か動いているものを見かけると走り出してしまうようなわんぱくな性格を持っています。
また、自分のテリトリーがあるため縄張り意識が強く、それが番犬とされることが多い理由でもあります。
それに加え、柴犬はしつけが難しい種類で、生後3ヶ月間の環境に順応する期間である「社会化期」に、いかに親犬と接しているかによって、しつけのしやすさが変わってくると言われています。
親犬と接している時間が多いほどしつけがしやすく、短いほどしつけがし辛いです。
柴犬は病気に強い種類で、そんなに心配することはないかもしれません。
しかし、柴犬には遺伝的にアトピー性皮膚炎を発症する子がいたりするので、細心の注意が必要です。
仮にドッグフードが合わないという場合は、アレルゲンのないものに切り替えたり、何かしらの対処法を施してください。
症状としては顔や体をかゆがって、どこかに体をぶつけてかいているような素振りを見せたときが要注意です。
ダニやハウスダストなどが原因で発症することがあります。
アトピー性皮膚炎を予防するには、体に生活感を保てるよう、少なくとも2ヶ月に1回ほどはシャンプーをすることが予防する上で必要になってきます。
その他に発症しやすい病気としては、下記があります。
症状としては耳をかゆがっていたり、すぐに目に見える形では耳がただれてしまったり、耳の穴に黒っぽい耳垢がたまっていたりすることがあげられます。
耳の掃除などを過度にすることによって誤って傷をつけてしまい、その傷口からダニや細菌が侵入することによって発症します。
耳掃除をすることは非常に良いですが、そのときに力が入りすぎないように優しく綿棒等でやってあげることが大切です。
文字どおり、市販のドッグフードなどに含まれている成分にアレルギー反応を起こす病気です。
まずは医師に診断をしてもらって、何のアレルギーがあるのか、それを踏まえてどのような食事をすれば良いのか把握してください。
発見するための手口としては、体をかいたり食欲不振になったり下痢になったりした場合に要注意です。
以上、簡単に複数あげましたが、まだまだ発症余地のある病気は無数にあります。
基本的には丈夫で強い柴犬ですが、体のチェックは定期的にしてあげるようにしましょう。
何かおかしな変化を感じたらすぐに動物病院へ!
名称:柴犬
歴史:祖先は縄文犬で、今では日本犬保存会によって日本を代表する日本犬になっており、文部省によって天然記念物に指定されている。
毛色:赤柴、黒柴、白柴、胡麻柴
寿命:12〜15歳ほど
大きさ:体長40〜50cm、体重10〜13kgほど
豆柴:公式な犬種としては認められていない。
特徴:忠実で飼い主に対して従順。
性格:男の子は運動量が多く活発、女の子は警戒心と縄張り意識が強い
かかりやすい病気:アトピー性皮膚炎、外耳炎、食餌アレルギーなど
いかがでしたでしょうか?
柴犬はとにかく忠実で従順な飼いやすい犬です。
大型ではないですが、警戒心が強いので番犬にもなりえます。
そんな頼れる可愛くて強い柴犬を、是非ともパートナーにしてみてはいかがでしょうか。
公開日 : 2016/03/26