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4. ウサギなのにライオン?たてがみがある「ライオンヘッド」
一口にウサギといっても、体重が1kg程度の ネザーランドドワーフ から、10kg近くにもなる フレミッシュジャイアント まで、様々な品種がいます。
「ウサギを飼いたい!」と思った時に、一緒に暮らすウサギの品種を決めるには、どのような点を重視すれば良いのでしょうか。
まずはウサギの見た目や大きさ、性格という点から選ぶと良いでしょう。
ウサギの平均的な寿命は5~10年と言われています。
その間、飼い主とウサギが快適、かつ楽しく暮らせることが一番大切です。
飼いたい品種が見つかったら、ブラッシングやカットなどのケア方法について調べましょう。
ウサギには毛が長い 長毛種 と、毛が短い 短毛種 がいます。
短毛種でも週に1回程度はブラッシングをした方が良く、後程紹介する イングリッシュアンゴラ のような長毛種は毎日ブラッシングした方が良いとされています。
ウサギには年に2回(細かく分ければ4回)、全身の毛が抜けて生え変わる 換毛期 があります。
短毛種であっても換毛期には驚くほど毛が抜け、適切なブラッシングをしないと うっ滞(毛球症) という病気を引き起こすことがあります。
うっ滞は時には命に関わることから、初心者の方は毛の処理が比較的楽な短毛種からスタートすることを強くおすすめします。
それでは、実際にウサギの品種とその特徴をご紹介します。
ネザーランドドワーフは、ペットとして非常に人気が高い小型のウサギです。
カラーバリエーションが多く、好きなカラーや模様を選べるのも魅力の1つです。
ネザーランドドワーフの最大の特徴は、体が小さいことです。
名前には “オランダの小人(小型種)” という意味があり、その名の通り最も小さいウサギの1種とされています。
大人になっても体重は約1kg、体長が26cmほどと非常に小さいのが、ネザーランドドワーフの大きな魅力。
ワンルームマンションなど、小さめのスペースでも十分に飼うことができるサイズです。
ネザーランドドワーフの性格は人懐っこいタイプと、神経質なタイプの両極端がいると言われています。
人懐っこいタイプは活発で好奇心旺盛、名前を呼ぶと寄ってくるようになる個体もいるそうです。
逆に神経質なタイプは臆病で、慣れるまでかなり時間がかかるとされています。
※膝で抱っこできるまで、筆者のウサギは3年かかりました。
どちらのタイプにしても、しっかりと向き合い愛情を注ぐことで信頼関係を築くことができるでしょう。
慣れると頭をなでて欲しいとアピールしたり、すり寄って眠ったりとかわいらしい姿を見せてくれます。
原産国:オランダ
値段:15,000~80,000円ほど(血統書の有無によって大きく異なる)
体重:1kgほど
体長:26cmほど
特徴:小型、短毛、耳が小さい
性格:活発、臆病、好奇心旺盛
注意点:骨折に注意
※ネザーランドワーフの特徴や飼育方法を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
ホーランドロップは、垂れた耳が特徴的な ロップイヤー と呼ばれるウサギの1種です。
垂れた耳とまんまるな顔がかわいらしく、ネザーランドドワーフと並んでペットとしての人気が高い品種です。
ホーランドロップの特徴といえば、なんといってもその垂れ耳です。
耳が垂れているうえに顔も丸いため、全体的に丸くかわいらしい姿をしています。
ただし、耳が垂れているということは、耳に汚れがたまりやすいということでもあります。
ブラッシングをする時に、耳の中もチェックしてあげると良いでしょう。
ホーランドロップの性格はのんびりした大人しいタイプ、好奇心旺盛なタイプに分かれるようです。
どちらにしても寂しがり屋で甘えん坊な傾向が強く、人になつくと構って欲しくて後ろをついて回ることもあります。
もちろん個体の性格にもよりますが、他の品種よりは抱っこに慣らしやすい傾向があるようです。
ホーランドロップはウサギとベッタリとした関係になりたい方におすすめです。
原産国:オランダ
値段:30,000~70,000円ほど
体重:1.5kg~2kgほど
体長:30~35cmほど
特徴:垂れ耳、がっしりとした体つき
性格:大人しい、人懐っこい、好奇心旺盛
注意点:耳の手入れが必要
※ホーランドロップの特徴や飼育方法を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
→ ホーランドロップの特徴・大きさ・値段・寿命・飼育時の注意点!適切なケージのサイズも紹介
※ロップイヤーの特徴や飼育方法を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
ダッチは白と黒のツートンカラーが特徴的な、世界的に人気の高い品種です。
そのカラーから、国内では別名「パンダウサギ」とも呼ばれています。
ダッチ最大の特徴は、白と黒のツートンカラーからなる模様です。
顔にはハチワレ模様、体にはパンツや靴下を履いているような模様が入っています。
模様が美しいダッチを生み出すのは難しく、現在でも世界中のブリーダーが日々試行錯誤しているとか。
ラビットショーにおいては、模様の入り方が非常に重視されるそうです。
ダッチはとても穏やかで、人懐っこい性格をしています。
温和な性格なので、初めてウサギを飼う方にもおすすめです。
他の品種より丈夫といわれることもありますが、適切な温度管理やブラッシングは欠かせません。
原産国:オランダ(イギリスで交配)
値段:20,000~60,000円ほど
体重:2.0~2.6kgほど
体長:30cm前後
特徴:ツートンカラー、温和な性格
性格:人懐っこい、甘えん坊、おとなしい
注意点:ネザーランドドワーフと比較するとやや体が大きい
ライオンヘッドはその名の通り、ライオンのたてがみのような飾り毛が特徴的なウサギです。
たてがみの上からちょこんと見える小さな耳がかわいらしく、ぬいぐるみのような外見をしています。
ライオンヘッド最大の特徴は、オスライオンを連想させるたてがみです。
たてがみには3つのパターンがあり、顔の周りだけたてがみがある シングルメイン 、顔の周りのたてがみと胴体に飾り毛がある ダブルメイン 、たてがみも飾り毛もない ノーメイン に分かれています。
ラビットショーではシングルメインが望ましく、ダブルメインはあまり望ましくないとされています。
ペットとして飼う分にはどのパターンでも特に性格や健康上の差がないため、好きなパターンの個体を選ぶと良いでしょう。
勇ましい名前が付いているライオンヘッドですが、性格は少し臆病な傾向にあります。
ただ、人に慣れやすく、なつくとなでて欲しいとアピールしてくる個体もいるようです。
短毛種と比較するとたてがみがある分、日常のケアにかかる手間は多めになります。
そうとはいえ、たてがみの毛はからみにくく、毛玉になりづらいため他の長毛種よりはケアしやすいと言われています。
原産国:ベルギー
値段:30,000~50,000円ほど
体重:1.2~1.8Kgほど
体長:25~30cmほど
特徴:ふさふさの飾り毛、小さな耳
性格:少し臆病、人懐っこい
注意点:念入りなブラッシングが必要
アメリカンファジーロップは、垂れ耳とふわふわの被毛が特徴の ロップイヤー の1種です。
ホーランドロップと並んで、一番小さいロップイヤーと言われています。
アメリカンファジーロップの特徴の1つは、ロップイヤーらしい垂れ耳です。
垂れた耳は立ち耳よりも通気性が悪いため、定期的に耳のチェックと掃除をする必要があります。
また、もう1つの特徴であるふわふわの毛は長く、5cm以上あることが理想とされています。
定期的にブラッシングをしないと毛がフェルトのように絡まり、皮膚炎の原因になるので、こまめにケアしてあげてください。
アメリカンファジーロップはおっとりした、温厚で大人しい傾向にあります。
そして、人になつきやすく、抱っこをされることを嫌がらない個体も多いと言われています。
ペット向きの性格なので、ウサギとスキンシップを取りたい方におすすめの品種です。
ただし、耳のケアやブラッシングをする必要があるため、しっかりと時間が取れることが最低条件となります。
うさぎ飼育初心者の方には、被毛のケアが難しい可能性もあるので、しっかりと専門家の力も借りるようにしましょう。
原産国:アメリカ
値段:20,000~50,000円ほど
体重:1.8~2.5kgほど
体長:30cmほど
特徴:垂れ耳、長毛
性格:おっとり、穏やか、人懐っこい
注意点:耳の手入れ、こまめなブラッシングが必要
スタンダードチンチラは、ネズミの仲間である チンチラ に似た毛を持つ品種です。
もともとは毛皮用として利用されていましたが、現在はペットとして世界中で愛されています。
スタンダードチンチラの魅力は柔らかく密生している、美しい毛です。
グレーのチンチラカラーが美しく、アメリカではペットとして非常に人気があります。
なお、チンチラという名前がつくウサギには、スタンダードカンチンチラとジャイアントチンチラ、アメリカンチンチラがいます。
アメリカンチンチラは4〜6kg、スタンダードチンチラは3〜5kg、ジャイアントチンチラは5〜7.5㎏とかなり大きくなります。
スタンダードチンチラは非常に賢く、好奇心旺盛な傾向があります。
嫌なことは嫌!と言える賢さとでも言いましょうか、飼い主さんを振り回す子もいます。
とても活発なのでペット向きですが、扱っているショップが少ないのが難点です。
原産国:フランス
値段:20,000~50,000円ほど
体重:2~3.5kgほど
体長:25~30cmほど
特徴:やわらかい毛、知能が高い
性格:人懐っこい、活発、好奇心旺盛
注意点:定期的なブラッシングが必要
※ネズミの「チンチラ」が気になる方は、以下の記事もご覧ください。
イングリッシュアンゴラは、全身がふわふわの毛に覆われた、特徴的な見た目のウサギです。
長毛のウサギである”アンゴラウサギ”の1種で、もともと毛を利用するために生み出されました。
現在ではその愛らしい見た目と性格から、ペットとしての人気が高まっています。
イングリッシュアンゴラはアンゴラウサギの中でも一番体が小さく、ペットに向いていると言われています。
イングリッシュアンゴラの特徴は、耳から尻尾まで全身を覆っているふわふわの毛です。
この毛は生涯伸び続け、目がどこにあるのかわからなくなるほどまで伸びます。
耳の先にタッセルと呼ばれる飾り毛があるのも、イングリッシュアンゴラならではの特徴です。
毛は非常に柔らかくて手触りが良い反面、絡みやすく毛玉になりやすい性質を持っています。
イングリッシュアンゴラを飼う時はこまめに、かつ念入りにブラッシング(毎日20分以上かかる)やカットをして、たっぷりと食物繊維を摂取させる必要があります。
イングリッシュアンゴラの性格は大人しく、おっとりしている個体が多いと言われています。
我慢強いことから、抱っこのしつけをしやすい傾向にもあります。
ただし、他の品種と比較すると、表情が読み取りづらいことに注意する必要があります。
また、毎日ブラッシングをすることは簡単ではないので、少なくとも1回は他のウサギを飼ってから挑戦することをおすすめします。
原産国:トルコ
値段:100,000円前後
体重:2~4kgほど
体長:30~40cmほど
特徴:ふわふわで長い被毛、耳の先にある飾り毛(タッセル)
性格:大人しい、我慢強い
注意点:念入り、かつこまめなブラッシングが必要
※アンゴラウサギの特徴や飼育方法を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
ミニレッキスは美しい毛並みとペット向きの性格から、根強い人気があるウサギです。
短毛種のウサギの中でも特に毛が短く、ブラッシングの手間が少ないという特徴もあります。
ミニレッキス最大の特徴である美しい毛並みはビロードのような手触りと、美しいツヤを持っています。
その手触りはとても素晴らしく、1度触ったら忘れられないという方が多いほど。
ミニレッキスは好奇心旺盛で、穏やかな性格であると言われています。
人になつきやすく、なでられたり抱っこされたりすることを嫌がらない個体も多いようです。
なお、ミニレッキスは体重が3~5kgほどある、 レッキス というウサギを小型化した品種です。
根強い人気があるものの、一般的なペットショップで扱われていることは少ないようです。
ミニレッキスを飼いたいという方は、ウサギ専門店かブリーダーに相談すると良いでしょう。
原産国:アメリカ
値段:30,000~50,000円ほど
体重:1.5~2kgほど
体長: 35cmほど
特徴:美しい被毛、筋肉質、カラーバリエーションが豊富
性格:やんちゃ、人懐っこい、甘えん坊、さびしがり屋
注意点:足裏の病気(ソアホック)に注意
ドワーフホトは真っ白い体で、目元に黒い被毛を持つウサギです。
アイラインを引いたような特徴的な模様は、一度見たら忘れられないほどのインパクトを持っています。
ドワーフホトは最大の特徴は、目の周りにある「アイバンド」と呼ばれる模様です。
現状アイバンドは黒色のみですが、青色やチョコレート色のアイバンドを持ったドワーフホトを生み出そうとしているブリーダーもいるそうです。
また体毛は純白で、他の品種のようにカラーバリエーションがないのも特徴の1つ。
毛にはツヤがあり、触り心地も抜群です。
ドワーフホトは好奇心旺盛で活発、人懐っこいペット向きの性格をしています。
自分から人に寄ってきたり、なでるように催促したりする姿は可愛らしいですよ。
ただし、まだ日本ではややマイナーな品種であるため、扱っているショップが多くありません。
もしドワーフホトに興味を持った場合は、ウサギの専門店やブリーダーを探してみると良いでしょう。
原産国:ドイツ
値段:60000~90,000円ほど
体重:1~1.3kgほど
体長:25~30cmほど
特徴:ホワイトの毛にブラックのアイライン
性格:好奇心旺盛、人懐っこい、活発
注意点:定期的なブラッシングが必要
ジャージーウーリーは、豊かで美しい被毛を持つ、長毛種の小型ウサギです。
ネザーランドドワーフの血を引いていることから体が小さく、ペットとしての人気が高い品種です。
ジャージーウーリーの特徴である被毛はとても長く、理想的な長さは7.5cmほどとされています。
毛はふわふわで柔らかく、ついつい触りたくなってしまう肌触りです。
長毛種は短毛種と比較すると毛の手入れが大変で、手間がかかります。
ウサギ初心者の方や、ウサギにあまり時間がかけられない方には扱いが難しいかもしれません。
ただ、ジャージーウーリーの毛は絡まりにくく、週に1度程度のブラッシングで良いと言われています。
ジャージーウーリーはとても大人しく、温厚な性格をしています。
大人しく抱っこをされる甘えん坊な個体も多いと言われています。
ウサギと、ゆったりとした穏やかな時間を過ごしたい方におすすめです。
原産国:アメリカ
値段:40,000~100,000円ほど
体重:1.3~1.6kgほど
体長:20~25cmほど
特徴:美しい被毛、小さい体、丸い顔、短い耳
性格:大人しい
注意点:念入りなブラッシングが必要、繊維質を多めに与える
ヒマラヤンは真っ白い体で、耳・鼻・足・しっぽの4か所だけに色が付いている不思議なウサギです。
最も古い品種と言われています。
アルビノの遺伝子を持っていることから、目が赤いという特徴も持っています。
ヒマラヤンは一度見たら忘れられない、不思議な色合いのウサギです。
耳や鼻に入るカラーはブラックの他、ブルーやチョコレート、ライラックがありますが、どのカラーでも体の色は必ず白になります。
また、他のウサギとは体型も異なり、全体的に細長い体つきをしています。
そのためか運動神経が良く、活発に動く個体が多いようです。
ヒマラヤンは活発で、甘えん坊で人になつきやすい傾向があります。
良く人になつき、なでて欲しい、構って欲しいとアピールしてくる姿はかわいらしいですよ。
ただし、国内では比較的珍しく、一般的なペットショップではあまり扱われていません。
ヒマラヤンを飼いたい方は、ブリーダーや専門店に相談すると良いでしょう。
原産国:詳細は不明(イギリスで改良)
値段:100,000~150,000円
体重:1.1~2kgほど
体長:30cmほど
特徴:独特のカラー、赤い目
性格:活発、甘えん坊
注意点:骨折に注意
フレミッシュジャイアントは、日本語に訳すと「フランダースの巨人」という意味です。
その名の通り非常に大きなウサギで、もともとは食肉用として改良されてきた品種です。
体が大きいため、ジャンプや機敏な動きをすることは得意ではありません。
穏やかな性格で頭が良いことからペットに向きますが、自宅で飼育するのは簡単なことではありません。
フレミッシュジャイアントは最も大きなウサギの1種です。
大人になると10kg近くになりますが、ギネスブックに記録されている世界最大のフレミッシュジャイアントはなんと体重が20kgもあったそうです。
フレミッシュジャイアントを飼う時は、中型犬くらいの大きさになることを把握しておきましょう。
十分なスペースが必要になるのはもちろん、日々の食費も他のウサギの比ではありません。
排泄量も多くなりますので、その点も注意が必要です。
フレミッシュジャイアントの性格はとても温厚で、頭が良いと言われています。
人間や他の動物に対しても優しく接し、興味を示すことが多いようです。
頭や体をなでると喜ぶ姿や、ゆっくりとジャンプしながら近寄ってくる姿はかわいらしいですよ。
原産国:ベルギー
値段:80,000円~ほど
体重:5~10kgほど
体長:40~70cmほど
特徴:大きな体、太りやすい体質、パワーがある、動きが遅い
性格:温厚
注意点:なるべく運動をさせる、大き目のスペースが必要
ベルジアンヘアは、ベルギーで生まれた美しい体つきが特徴のウサギです。
その細く長い足、アーチを描く背中、精悍な顔つきは野ウサギを連想させます。
見た目だけでなく、性格もかなり野性味が強いようで、警戒心が強いです。
日本ではマイナーな品種で、ペットショップで見かけることはほとんどありません。
ベルジアンヘアを飼いたい方は、ウサギの輸入を行っているショップに相談すると良いでしょう。
ベルジアンヘア最大の特徴は、他のウサギとは異なる体の形です。
野生のウサギのようなすらっとした、筋肉質な体つきはまるでモデルのようです。
前足が細くて長く、首筋から尻尾まで特徴的なアーチを描いています。
体長が45cm以上になる大きめのウサギなので、飼う時は十分なスペースを用意してあげることが必要です。
ベルジアンヘアは非常に頭が良く、好奇心旺盛な性格をしています。
自分の名前を憶えて、飼い主に名前を呼ばれると近寄ってくる個体もいるそうです。
ただし、用心深い面があり、いつもと違うことが起きるとパニックを起こしてしまうことがあります。
ベルジアンヘアを飼う時は、なるべく静かで落ち着いた環境を作ってあげると良いでしょう。
原産国:ベルギー
値段:80,000円~
体重:2.7~4.3kgほど
体長:45~60cmほど
特徴:足が長い、筋肉質、走るスピードが速い
性格:好奇心旺盛、神経質
注意点:骨折に注意
イングリッシュスポットは、白い体にダルメシアンを連想させるブチ模様が入った品種です。
体の色は基本白で、ブチ模様はブラックの他ブルー、チョコレート、グレーなど多くの種類があります。
日本ではまだ知名度が低く、取り扱っているショップはほとんど見かけません。
イングリッシュスポットを飼いたい方は、ウサギ専門店やウサギの輸入ができるショップに相談してみると良いでしょう。
イングリッシュスポットの特徴は、なんといってもそのブチ模様です。
ラビットショーにおいてはブチ模様の入り方や数が評価の対象になるそうですが、ペットとして飼う分にはどんな模様でもかわいらしいですよね。
大人になると体重が3kgほどとやや大きくなるため、あらかじめ丈夫なケージを用意しておきましょう。
イングリッシュスポットは優しくて、人懐っこい性格をしています。
愛らしい見た目と愛嬌のある性格から、ペット向きのウサギと言えます。
また、とても活動的なので、他のウサギよりも運動の時間を多めにとることが望ましいとされています。
原産国:起源不明だが、イギリスで普及
値段:時価
体重:2.5~3.2kgほど
体長:情報なし
特徴:白い体、特徴的なブチ模様
性格:愛嬌がある、人懐っこい
注意点:飼っている人が少ない、情報が少ない
ペットショップで良く販売されているミニウサギですが、実はミニウサギという品種はありません。
いわゆる雑種やミックスのウサギをまとめて「ミニウサギ」と呼んでいます。
"ミニ" という名前ですが、大人になった時にどのくらいの大きさになるかはわかりません。
ミニウサギを飼ったら思いの外大きくなってしまったというのは、比較的良くある話です。
だいたいは1.5㎏〜2kg前後になります。
ミニウサギを飼う時は、少し大きめのケージを用意しておいた方が良いかもしれません。
ミニウサギ最大の魅力は、将来の姿が想像できないことです。
遺伝とは不思議なもので、両親どちらかに似ることもあれば、全く想像もつかない姿になることもあります。
将来どんなカラーや模様になるのかわからないという点は、純血種にはない特徴です。
純血種にも雑種にも、それぞれ違った楽しさや良いところがありますね。
ミニウサギは様々な品種の血が流れていることから、外見だけでなく、性格も予測がつきません。
甘えん坊なのか、臆病なのか、気が強いのか…どんな性格に成長するのか、楽しめる方にぴったりのウサギと言えるでしょう。
原産国:なし
値段:3,000円ほど
体重:個体により異なる
体長:個体により異なる
特徴:将来の姿が想像しづらい
性格:個体により異なる
注意点:大きくなることを考えておいた方が無難
ウサギの品種や特徴、性格について説明してきました。
メジャーな品種から珍しい品種まで取り上げましたが、一緒に生活してみたいと思うウサギは見つかったでしょうか。
ウサギは表情が無いように見えて、実はとても感情が豊かな動物です。
もぐもぐと一生懸命牧草を食べる姿やなでて欲しいとアピールする姿、気持ちを全身で表現する姿はとてもかわいいですよ。
1つだけ注意して欲しいのが、ここで説明した内容はあくまで触りの部分であるということです。
ウサギを飼うことを決めた時は、しっかりウサギという動物について、またその品種について勉強してからお迎えするようにしてください。
できればウサギの飼育本を2冊ほど読んでから飼育を開始するのが良いでしょう。
Petpediaでは、ウサギを飼いたいと考えている方のために様々な記事をご用意しています。
ウサギの種類に関して紹介している本記事と合わせてチェックしてみてください。
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監修:獣医師 山口 明日香(やまぐち あすか)
日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科卒後、2つの動物病院に勤務し、現在も臨床獣医師として働く。
ワークライフバランスを整えるため、在宅でのLINEおよび電話による健康相談、しつけ相談も開始。
その過程で、病気のみならず各種トレーニングと問題行動の大変さ、大切さを知る。
今後は学校飼育動物学で学んだ動物飼育と、子供の情緒の発達についても発信し、獣医動物行動研究会において問題行動の知識を深め、捨てられる動物が減るように正しい情報を伝えるべく模索中。
最終更新日 : 2024/07/11
公開日 : 2016/03/17