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イギリスの国犬!ブルドッグの歴史・性格・特徴・飼い方について






国犬として原産国のイギリスで人気の高いブルドッグ。日本でも愛好家は多いですよね。

ブルドッグは、ずっしりとした体格と強そうな見た目から、怖い犬と思われがちですが、実はとっても甘えん坊で可愛らしい犬なんです。
見た目も一見怖そうに見えてもヨチヨチ歩く姿や皺のある顔も見れば見るほど愛嬌があって可愛いものです。

今回は、そんな愛らしいブルドッグの歴史から性格、気になる病気や飼い方についてご紹介します。

【目次】イギリスの国犬!ブルドッグの歴史・性格・特徴・飼い方について

 

1.ブルドック誕生の歴史

2.ブルドッグの性格

3.ブルドッグの特徴

4.ブルドッグの毛色

■ブリンドル(ベースカラーに別のカラーが全体的に混じっているもの)

■単色カラー(ホワイト、レッド、フォーン、ファローなど)

■パイド(単色+斑、口元のみ別カラーなど)

6.ブルドッグの寿命と病気

(1)熱中症

(2)皮膚病

(3)鼻腔狭搾症

(4)乾性角結膜炎(ドライアイ)

(5)股関節形成不全

(6)肛門嚢炎

7.ブルドッグとの生活で気をつけたいこと

(1)肥満

(2)散歩

(3)お手入れ

(4)飼育方法

8.ブルドッグの出産

9.ブルドッグの価格

10.ブルドッグに近い犬種

(1)フレンチ・ブルドッグ

(2)パグ

(3)ブルテリア

(4)ブル・マスティフ

11.ブルドッグの基本データ

12.ブルドッグのまとめ

 

今回はブルドッグについて細かく紹介していきます。

 

ブルドッグは、触れ合ったことのない方や犬自体が苦手な方からすると、ちょっと近付くのは躊躇してしまう 犬種 かもしれません。

チワワ のような体も小さく、目をウルウルさせているような可愛らしい見た目のワンちゃんと比べると、少し見た目が怖い印象をお持ちの方も多いでしょう。

 

bulldog

 

でも、ブルドッグは実はとても温厚な可愛らしい なんですよ。

日本でもジャパンケネルクラブが公表している2017年の登録頭数の中で、上位30位以内に入っている人気犬種です。

実は、外見が怖そうな見た目に見えるのは、ブルドッグが生まれた歴史背景に関係しています。

まずはその歴史を見ていきましょう。

 

 

1.ブルドック誕生の歴史

 

ブルドッグは、イギリス原産の犬種です。

13世紀から18世紀にかけて、イギリスでは 「ブル・ベイティング(牛いじめ)」 という犬の闘技が娯楽として人気でした。

 

「ブル・ベイティング」は、ブル(雄牛)と数匹のブルドッグを闘わせる競技で、鎖で牛をつないで、その牛に向かって数匹の犬を放って闘わせ、牛の鼻に噛み付いて一番最初に牛を倒した犬に賞金が渡されました。

当時は、現在主流となっているブルドッグより、はるかに大きいサイズのオールド・イングリッシュ・ブルドッグという体重が60kg近くもある犬が活躍していました。

現在の  ブルドッグの名称は、この「ブル・ベイティング」が起源   になっています。

 

今では考えられない非人道的なものですが、当時はこの娯楽がスポーツとして熱狂的な人気で、イギリスだけにとどまらず、フランスやアメリカでも流行していったそうです。

その流行は「ブル・ベイティング」だけにとどまらず、熊と闘わせる「ベア・ベンティング(熊いじめ)」も行われるようになったそうです。

そして、ブルドッグは、この闘技の為に人間によってどんどん改良されていきました。

 

ブルドッグの特徴的なたるんだ皮膚は牛の角が当たっても深手を負わない為。

ドシンとした重心の低い体格は、牛の角で足元をすくわれて飛ばされないようにする為。

ペチャ鼻は、牛に噛み付いた際に呼吸しやすい為

 

これらは、「ブル・ベイティング」の闘犬として活躍する為に出来上がった特徴と言われています。

しかし、そんな非人道的な娯楽がいつまでも続くわけはなく、1835年に動物愛護の観点から、「ブル・ベイティング」は禁止されるようになりました。

 

「ブル・ベイティング」禁止後は、闘犬同士を闘わせる娯楽もあったようですが、こちらもすぐに禁止となり、闘犬としての活躍の場はなくなりました。

同時に、ブルドッグの人気も減少していくことになります。

 

当時のブルドッグは闘犬用に誕生させられた犬種であるため、とても攻撃性が高く、愛玩犬として迎え入れることができる状態ではありませんでした。

行き場を失ったブルドッグはどんどん衰退していくことになります。

 

このままでは絶滅してしまうと危惧したブリーダーによって、愛玩動物として生まれ変われるように改良されました。

穏やかな犬種との交配により、ブルドッグの攻撃性をなくして温厚な性格のブルドッグが誕生し、現在の愛玩動物としての形になったと言われています。

イギリスでは、現在もブルドッグの人気が高く、イギリスの国犬とされるほど代表的な犬種なのです。

 

 


2.ブルドッグの性格

 

bulldog

 

見た目がパンチの効いた強面のブルドッグですが、先ほど歴史の中でも触れたとおり、攻撃的な部分をなくすように改良されてきているので、見た目とは裏腹にとっても温厚な性格です。

おっとりしていて穏やかな性格なので、お子様がいるご家庭や多頭飼いでも仲良く生活することができると思います。

来客など初めて会った方とも仲良くできることが多いです。

 

明るく甘えん坊な性格なので、見た目とのギャップに虜になってしまうオーナーさんも多いですね。

ただ、少しだけ頑固な部分もあり、 しつけ は根気が必要かもしれません。

おっとりした性格なので、オーナーさんも諦めずに長期戦で向き合ってあげると信頼関係が築けていいと思います。

 

 

3.ブルドッグの特徴

 

bulldog

 

ブルドッグの体高は35㎝前後、体重は23〜25kgが平均で 中型犬 に属します。

どっしり構えた体型で、足は太く短いため、体の重心が低いのが特徴です。

 

頭が大きく肩幅も広いので、前足の間隔が広くなっており、歩く際に体を左右に揺らしながらヨチヨチ歩く姿がまた可愛いです。

しわしわのたるんだ皮膚、下膨れのような顔、潰れたような短いペチャ鼻、へのへのもへじのようなへの口、出っ張った下顎、クリクリの大きな目が愛らしいです。

 

耳は、小さく、バラの花ビラに似ていることから「ローズイヤー」と呼ばれています。

決して整った顔立ちではないけれど、愛嬌のある顔をしているので、「ぶちゃ可愛犬」なんて言われて愛好家の間で人気です。

 

ブルドッグのような、頭蓋骨の大きさに対して、鼻が短い犬は「短頭種」と呼ばれています。

「短頭種」は、鼻が潰れている為に鼻の穴が小さく、通りが悪いことから呼吸がしづらいです。

嗅覚が他の犬と比較すると弱い傾向があります。

 

 


4.ブルドッグの毛色

 

ブルドッグの毛色は大きく分けて3種類です。

 

■ブリンドル(ベースカラーに別のカラーが全体的に混じっているもの)

 

bulldog

 

■単色カラー(ホワイト、レッド、フォーン、ファローなど)

 

bulldog

 

単色のカラーは珍しいそうです。

 

■パイド(単色+斑、口元のみ別カラーなど)

 

bulldog

 

ブルドッグの毛色で一番多いのが、このパイドカラーです。

 

 

6.ブルドッグの寿命と病気

 

bulldog

 

ブルドッグの 平均寿命 は、8〜10年と比較的短い犬種です。

また、特に気をつけたい病気としては以下の通りです。

 

(1)熱中症

 

ブルドッグは、ぺちゃ鼻で呼吸し辛い体のため、とても暑さに弱い犬種で熱中症にかかりやすいです。

夏は特に室内の温度調整に気を配るとともに、湿度管理も重要となります。

また、日中の散歩も暑い時間帯を避けること、地面が冷えてから散歩に出るなど気をつけましょう。

 

(2)皮膚病

 

ブルドッグは、皮膚がたるんでいる為にしわになっている箇所があります。

しわ部分を清潔に保たないと細菌が発生して皮膚炎の原因にもなります。

定期的に体を拭いて、清潔に保つようにしましょう。

 

(3)鼻腔狭搾症

 

ブルドッグの特徴でもあるペチャ鼻。

このような鼻が潰れた犬に多い病気です。

先天性の病気で、鼻の穴が狭いことにより呼吸が苦しくなってしまいます。

 

大きないびきをかいていたり、呼吸が辛そうにしている場合は、この病気の可能性が高いです。

ぐーぐーといびきをかいて寝る姿は微笑ましくもありますが、当人たちは呼吸がしずらく苦しい思いをしていますので、いびきがひどいな、と思ったり 散歩 の帰りにひどく呼吸が荒いなどの様子がみられたら一度動物病院を受診されるといいでしょう。

 

この病気は、先天性のために事前の処置はできませんし、対策は手術のみとなります。

呼吸がしづらくなると夏場の熱中症にもなりやすくなってしまい、死の危険性もあります。

早めに動物病院に連れていきましょう。

 

(4)乾性角結膜炎(ドライアイ)

 

人間でもよく聞くドライアイです。

涙の減少によって目の表面が乾いてしまう病気です。

 

結膜や角膜に炎症が起こり、ひどくなると視覚障害や失明の恐れがあります。

ブルドッグのように目の大きい犬は、目の表面が空気に触れる面積も大きいため、涙が蒸発しやすく発症しやすいと言われています。

この病気は、動物病院での治療が必要なので、早めに受診して塗り薬や目薬などでの対策が必要になります。

 

(5)股関節形成不全

 

大型犬に発症率が高い股関節の異常です。

生後6ヶ月くらいから症状がで始める場合が多く、股関節の発育や成長に異常が発生します。

 

遺伝により発症することが多い病気ですが、運動や栄養などの環境によって発症する場合もあります。

肥満の犬はなりやすいので、食事量や運動に気をつけて肥満にならないようにする、またはすでに肥満気味の場合はダイエットをするなどして対策ができます。

 

(6)肛門嚢炎

 

小型犬 や  中型犬   に多いです。

肛門の近くには、肛門腺と言われる、臭いのある分泌液を出す器官があります。

そこから分泌されたものは、肛門嚢と言われる袋状になった部分に蓄えらえ、排泄と一緒に出されます。

犬のマーキングと言われるものは、この肛門嚢から出ている臭いによってつけられています。

 

通常は、排泄の際に犬自身で出すことができるので問題ないのですが、小型犬や中型犬など体の小さな犬は一緒に排泄できないことが多く、分泌液がそのまま肛門嚢に溜まってしまうことがあります。

肛門嚢に溜まった分泌液を放置してしまうと細菌が繁殖し、炎症が起きた状態を肛門嚢炎といいます。

 

さらにひどくなると肛門嚢の中で膿が溜まっていき重症化してしまいます。

肛門嚢炎は、対策をすれば防げる病気です。

 

犬地震で排出できない場合は、オーナーが月1度を目安にお尻の肛門腺を絞ってあげるだけでケアができます。

犬がお尻を気にするそぶりをしたり、お尻を床に擦り付けて痒がるようなそぶりを見せた場合は、肛門嚢に分泌液が溜まっているサインですので、ケアをして楽にしてあげましょう。

また、いきなり自分で行うのは心配かと思いますので、事前に最寄りの動物病院に相談されるのが良いと思います。

 

 


7.ブルドッグとの生活で気をつけたいこと

 

bulldog

 

(1)肥満

 

ブルドッグは食欲旺盛な犬種で肥満になりやすいです。

食事や おやつ の与えすぎには注意が必要です。

適正量を守って与えてあげましょう。

 

(2)散歩

 

1日30分程度のお散歩を2回してあげましょう。

先に述べたように比較的肥満になりやすいので運動は大切です。

ただ、ブルドッグ自体は運動大好きで活発な犬種ではありませんので、それぞれの特徴に合わせて回数や時間を調整してあげましょう。

 

(3)お手入れ

 

短毛な犬種なので、比較的お手入れはしやすいです。

定期的な シャンプー とブラッシングを心がけてあげましょう。

また、皺に汚れがたまりやすいので、マメにお掃除してあげて清潔に保つようにしてください。

 

(4)飼育方法

 

暑さに弱い犬種のため、温度管理のしっかりできる室内飼育が望ましいです。

室内は、高低差をなくし、足に負担がかからないような配慮も必要です。

人と一緒に行動するのが好きな犬種なので、なるべく留守番時間は短い方がストレスなく生活できるでしょう。

 

 

8.ブルドッグの出産

 

bulldog puppy

 

冒頭に歴史の中で触れたように、ブルドッグは長い間人間による改良によって生まれてきた犬種です。

近親間での交配により、ブルドッグは体に比べて頭が大きいという特徴があります。

そのため、出産の際、母親の骨盤に対して、子供の頭が大きすぎるためにかなり難産となってしまい、基本的に自然分娩は難しいとされています。

必ず帝王切開での出産となり、ブルドッグの出産は危険が伴うのです。

 

 


9.ブルドッグの価格

 

30〜50万が相場です。

ブルドッグは子犬誕生率が低く、繁殖しづらい犬種です。

そのため、もともと価格帯が高めの設定になります。

 

また、血統などにより価格がさらに高くなる場合があります。

ペットショップにはなかなか並ばないため、 ブリーダー を頼るのがいいでしょう。

また、 里親 サイトなどを活用すると稀に見つかることがあるかもしれません。

 

※合わせて読みたい:  ペットの里親・飼い主になるための条件-保護犬・猫・動物を引き取りたい人達へ-

 

 

10.ブルドッグに近い犬種

 

今までブルドッグについて様々なご紹介をしてきましたが、上記の通りご紹介したのは、イギリス原産の代表的なブルドッグです。

実は、ブルドッグは様々な形で変化してきた犬種もいますし、ブルドッグによく似ている犬種もいますので、こちらでご紹介します。

 

(1) フレンチ・ブルドッグ

 

frenchbull

 

19世紀後半にイングリッシュ・ブルドッグがフランスに渡り、フランスでイングリッシュブルドッグにパグやテリアを交配されてできた犬種。

(諸説あり、イングリッシュブルドッグではなく、マスティフがベースという見解もあります)

 

体重は10kg前後とイングリッシュ・ブルドッグより小柄で、ブルドッグは「ローズイヤー」と呼ばれる小さな耳が特徴ですが、フレンチブルドッグは大きな「バットイヤー(コウモリ耳)」が特徴です。

このコウモリ耳が人気で、イングリッシュブルドッグの故郷イギリスでも人気が出ました。

 

(2) パグ

 

pag

 

ブルドッグに似ていますが、遺伝子上の関係はないとされています。

パグはアジア圏で古くから存在する犬種で、マスティフが祖先と考えられています。

体重は6〜8kgと小さめで、まるっとしたフォルムと愛嬌のある顔立ちが人気です。

 

(3) ブルテリア

 

bullterrier

 

18世紀のイギリスでブルドッグとテリアを掛け合わせてできた犬種。

体重は20kg前後で中型犬に属します。

つぶらな瞳と長い顔が特徴的です。

 

(4)ブル・マスティフ

 

bullmastiff

 

19世紀のイギリスで、ブルドッグとマスティフを掛け合わせてできた犬種。

雄では体重50kg以上にもなる場合もあり、 大型犬 に属します。

 

 


11.ブルドッグの基本データ

 

原産国:イギリス

入手しやすさ:困難

価格:30〜50万

平均寿命:8〜10歳

毛色:レッド・ブリンドル、ブラック・ブリンドル、ホワイト、レッド、フォーン、フォロー、パイド

体重:23〜25kg

体高:35㎝前後

体型:中型犬

特徴:どっしりした体型、たるんだ皮膚、短足、ローズイヤー

性格:温厚、甘えん坊

かかりやすい病気:股関節形成不全、皮膚病など

 

 

12.ブルドッグのまとめ

 

bulldog

 

闘犬としての歴史から愛玩犬として変化を遂げて、長く愛されているブルドッグ。

ワイルドな見た目とは反対にとっても可愛らしく穏やかなワンちゃんです。

一緒に生活すればブルドッグの魅力にハマってしまうと思います。

気になった方はぜひ、家族に迎え入れることを検討されてみてはいかがでしょうか。

 

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