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「愛犬が臭い!」そんな風に思ったことはありませんか?
人間と違ってほとんど汗をかかない犬。
人間のように汗腺がないため、犬の体には汗を栄養として繁殖する菌がいません。
そのため、人のような汗臭さを放つことはありませんが、犬特有の臭いというものがありますよね。
犬の毛は常に外界に接しているので、汚れが付きやすく、ノミやダニの住みかにもなりやすいのです。
汚れやダニを放置していると犬の健康にも人間の健康にも悪影響が出ます。
「臭い」と思ったら、それは犬のシャンプーが必要な時期を示しています。
ここでは、愛犬が臭いという人は今すぐ最後まで読んでほしい、犬のシャンプーの極意をご紹介します。
前述した通り、犬は汗をほとんどかきません。
これは犬には汗を分泌する汗腺が存在しないため。
汗臭さを放つこともなく、獣の匂いがする程度が自然な状態。
それゆえ、極端に体が汚れない限り、「入浴は必要ない」という考え方をする飼い主も多いのではないでしょうか。
しかし、犬のシャンプーが不要かと言えばそうではありません。
犬の周囲を衛生的に保ち健康的な生活をするのに、シャンプーは必要不可欠です。
ここで、犬のシャンプーを行う目的を確認していきましょう。
犬の被毛は、服を着ていない限り常に外界に接触しています。
したがって、散歩やドッグランに行った後に被毛が汚れることも多々あります。
犬の性格によっては、あまり気にするような素振りもなく毛を汚す犬もいますよね。
これらの汚れを放置しておくと、不衛生であることは言うまでもありません。
被毛の汚れを放っておくと、悪臭を放つ、被毛がもつれるなどの原因や皮膚疾患などの病気となることも。
犬は 猫 や うさぎ のように毛づくろいで自分の被毛を清潔に保つという習性がないため、飼い主がケアしてあげなければいけません。
犬を衛生的な環境で育てるためにも、極端に汚れている場合は飼い主がシャンプーする必要があります。
犬を飼っている人にとって、ノミやダニは気になるもの。
犬の被毛の中は温かく、ノミやダニが繁殖しやすい環境です。
愛犬のシャンプーを怠ると、ノミやダニの温床になってしまいます。
長時間放置していると犬の皮膚病を引き起こす他、人間に寄生することも。
その他、アレルギー反応を起こすこともあるので、定期的なシャンプーで被毛を清潔に保ち、ノミやダニを予防しましょう。
犬のためにしてあげたいシャンプーですが、犬は自分の匂いが消えることを生理的に嫌う動物ですから、あまりに頻繁なシャンプーはストレスとなります。
また、過剰な入浴は皮脂を洗い流してしまい、皮膚炎などの皮膚疾患の原因になることもあるので注意が必要。
入浴・シャンプーは月1回を目安にしましょう。
犬の種類 によっては、もっと頻度が少なくても構いません。
例えば、短毛種のように濡れタオルで被毛表面を拭くだけで十分な場合は、無理にシャンプーする必要はないでしょう。
シャンプーをする前に、準備しておきたいことやものがあります。
長期的な準備もあるので、知っておきましょう。
シャンプーは犬にとって不自然な行為です。
自分の匂いがなくなってしまうため、嫌いな犬も多いもの。
さらに、水をかけられることに慣れていないと大暴れすることもあります。
シャンプーをする必要がある犬種は、子犬の頃からある程度水の刺激に慣れさせておく必要があります。
水の訓練をした後、シャンプーした後におやつや ドッグフード をあげる、大げさに褒めるなど、「シャワーの後に良いことがある」と犬に学習させましょう。
さらに、シャワーや水、シャンプーの後のドライヤーにも慣れておく必要があります。
シャンプーに必要不可欠なものは、シャンプーグッズ。
まずは以下ののシャンプー道具を用意しておきましょう。
犬用シャンプー(薄めて使う)
リンス/コンディショナー(シャンプーと同じく薄めて使う)
ラバーブラシ
タオル
ドライヤー
ゴムマット(洗い場で犬が足を滑らせそうなら敷く)
シャンプー前にブラッシングをすることで、より清潔に被毛を保てます。
入浴前にブラッシングをすることで、体毛のもつれやからみを取り除き、シャンプーがスムーズになるためです。
また、排水溝に毛が詰まる心配もなくなりますので、事前にブラッシングで抜け毛を取り除いておきましょう。
事前準備が完了したら、いよいよシャンプーです。
シャンプー・リンス溶液は商品説明書に従って必ず薄めて使いましょう。
まず、シャワーの温度を35~37℃くらいに調整し、飼い主自身の手にかけて熱くないことを確認します。
次に、足から犬の体を濡らしていきます。
いきなり顔を濡らすと犬が驚くので、足、胴、顔の順番で。
シャワーは体から離さず密着させて刺激や音を少なくしてあげましょう。
顔を濡らすときは、シャワーではなく手や湿らせたスポンジで。
このとき目に水が入らないように気をつけます。
シャンプー前に、肛門腺を絞っておくと良いでしょう。
体を濡らしたら、薄めたシャンプーを体に掛けます。
胴体は指やラバーブラシでマッサージするように洗いましょう。
顔はシャンプーや水が目に入らないように、指先やスポンジで丁寧に。
耳は中を洗う必要はありませんが、耳介を指で洗います。
細菌が繁殖しやすい足の指の間も忘れずに。
きれいに洗ったらシャンプーが残らないように水で洗い流します。
シャンプーが終わったらリンス。
薄めたリンス溶液を被毛に満遍なく擦り込ませます。
優しくマッサージするようにリンスをつけていきましょう。
リンスが終わったらすすぎを行います。
シャンプーやリンスが皮膚に残っていると皮膚炎やフケの原因となりますのでしっかりと洗い流しましょう。
シャンプー後は、濡れた犬の被毛を乾かします。
すすぎが終わると、犬はぶるぶる体を震わせます。
これである程度脱水できます。
体が濡れれば通常勝手に行うしぐさですが、もし行う気配がないときは耳の中に軽く息を吹き込んでみましょう。
これによってぶるぶる身震いすることがあります。
乾いたタオルで水分をふき取りましょう。
強くごしごしふくと、被毛や皮膚を傷つけたり、被毛がもつれたりと大変です。
軽くタオルを体に押し付ける程度で良いでしょう。
最後の仕上げにドライヤー。
ドライヤーの音にも慣れさせておく必要があります。
熱風を近づけすぎるとやけどの元。
飼い主自身の手に必ず熱風を当てて熱すぎないことを確認してから乾かしてください。
被毛の短い犬種など、犬によってはドライヤーが必要ない場合もあります。
長毛種の最終仕上げだと思っておきましょう。
シャンプーをする際に留意したい、忘れてはいけない注意点が存在します。
絶対覚えてほしい注意点は以下の通りです。
犬のシャンプーを行う上で絶対守って欲しいのが、犬用のシャンプーで行うこと。
犬用のシャンプーは一般的に、任意の倍率にその都度希釈して使います。
人間のシャンプーとは全く質が異なることを覚えておきましょう。
希釈した溶液は1回で使い切ってください。
長期間希釈したまま放置しておくと、ボトルの中で緑膿菌が増殖します。
緑膿菌がいるシャンプーを使ってしまうと、皮膚炎を引き起こす危険性が出てきます。
子犬の場合、シャンプーの時期は考えなくてはいけません。
一般的に「子犬のうちはシャンプーをしてはいけない」と言われています。
これは、免疫力が少ない子犬がシャンプーをすることで風邪や体調を崩しやすくなってしまうからです。
また、まだ足腰がしっかりしていない状態の子犬の体は不安定で、滑る洗い場は危険が伴います。
それでは、シャンプーデビューをしていい時期とはいつごろなのでしょうか?
時期の目安としては、1回目のワクチンの接種が終わってから。
ワクチンを接種する生後2ヶ月から3ヶ月の間には足腰がしっかりしてき、ワクチン接種が終われば、ある程度体調不良への免疫力も心配ない状態です。
かといって、ワクチン接種を行なった当日にシャンプーするのは避けてください。
これまで犬のシャンプーの仕方や注意点を説明してきました。
それでは、どんな犬用のシャンプーを使うのが良いのでしょうか。
悩める方のために、筆者おすすめの犬用シャンプーグッズを厳選してご紹介していきます。
シャンプーに必須となる犬用シャンプー溶液。
その多くは希釈して使います。
ここで、犬に優しいおすすめシャンプーを見ていきましょう。
プロのトリマーも使用しているシャンプー。
泡立ち泡切れが良く、乾きの速さも人気。
ティーツリーやレモンユーカリ配合の犬に優しいオーガニック低刺激のシャンプーです。
手荒れにも優しいのが嬉しいところ。
犬も飼い主もリラックスできる優しい天然ラベンダーオイルの香りながら、シャンプー後は香りが残らないので犬のストレスになりません。
天然モズクのヌメリ海藻エキス・フコイダン配合で保湿力抜群。
100%無農薬のティートリーオイルと天然成分を使用したナチュラルシャンプー。
植物成分の爽やかな香りが特徴。
消臭・虫除け効果がある天然ハーブ配合で、犬のより健康的な生活を応援。
オーガニック自然素材をしようしているので犬の皮膚にも安心です。
仕上がりはふんわりしなやか、愛犬をずっと触っていたくなる被毛になります。
落ち着いた心やすらぐ森の香りが特徴的なシャンプー。
トリートメントインなので、1回のシャンプーだけでサラサラな手触りや輝く毛の艶を実現した上質な仕上がり。
泡立ちの泡切れが良く、乾燥時間も短縮できるので、犬と飼い主の負担を軽くできますね。
うるおいリッチな美容液成分ローヤルゼリー配合、シルクプロテイン配合したワンランク上のグレード感が漂うシャンプーです。
高配合・リッチ成分のトリートメント成分を含み、1本で美しい毛づや、なめらかな被毛をつくってくれます。
低刺激な犬・猫用シャンプー。
皮膚・被毛の健康管理に最適。
低刺激なので仔犬、子猫にも使用できます。
カビや細菌から皮膚・被毛をケアして衛生的で健康的な生活を送れるようになります。
コンディショナー配合なので、ふんわりしなやかな仕上がりに。
シャンプー後の毛並みを整えるのにしておきたいリンス。
シャンプーと同じく、希釈して使います。
ほとんどの場合はシャンプーとセットのものが発売されており、シャンプーと同じメーカーのものを使用するのがおすすめです。
特におすすめのリンス溶液はこちら。
泡立ち泡切れが良さが人気となりプロのトリマーも使用しているシャンプーのセット商品。
オーガニックホホバ油を始めハーブオイル、フコイダンなど天然成分をたっぷり配合。
馬油を超えるお肌浸透力の保湿オイル・エミューオイル、オーガニックホホバ 、フコイダンでしっかり保湿、ティーツリー で殺菌、レモンユーカリ とニームで消臭・虫除けしてくれる機能商品。
農薬不使用のオーガニックホホバを使用しているため、犬にも飼い主にも優しいコンディショナーです。
100%無農薬のティートリーオイルと天然成分を使用したコンディショナー。
植物成分の爽やかな香りが特徴のシャンプーとセットの商品。
ビタミンEやパンテノールが被毛を保湿し、しっとりとつややかに整えます。
オーガニック自然素材を使用で犬の皮膚にも安心。
シャンプーだけだと乾燥してできやすくなるフケや毛玉、静電気の原因をなくし、仕上がりはふんわりしなやか、ずっと触っていたくなる被毛になります。
犬の胴体部分を洗うときに便利なブラシ。
ブラシ部分がラバー素材なので地肌にも優しく安心です。
人気のラバーブラシはこちら。
特殊ラバー仕様のラバースリッカーブラシ。
愛犬の皮膚を優しくブラッシング、マッサージできます。
軽量で持ちやすく、被毛の根元までしっかりブラッシングできる日本製。
密集率の高いブラシで毛をしっかりキャッチし、散らばりを防止。
入浴前のブラッシングやシャンプー中のマッサージ、換毛期のブラッシングにも使用できます。
洗い場や浴室で滑らないように敷くマット。
水が苦手な犬や初めてシャンプーする犬には必須のアイテムです。
以下でおすすめゴムマットをご紹介しましょう。
安心素材な天然ゴムの素材のゴムマット。
人体にも犬にも優しく、有害な匂いもありません。
裏面に吸盤があるため、しっかりと浴槽に固定ができる安心設計。
浴槽や洗い場の出入口など、入浴時の転倒予防に最適。
通気性の良い表面加工により、水が溜まらない設計で、カビの発生を防ぎます。
犬用だけでなく、人用としても大活躍するアイテムです。
シャンプーは必ずしも自宅でしなければならないわけではありません。
お店でしてもらうのもひとつの手段。
今は犬用のサロンやトリミングのお店、ペットショップでもシャンプーやリンスをしてくれるところが増えました。
お店でシャンプーするなら家の浴室も汚れないし、専門家が洗ってくれるので安心ですね。
料金はお店や犬種にもよりますが、小型犬なら3,000円〜10,000円。
中・大型犬なら5,000円〜1,2000円ほど。
肛門線絞りをしてくれる場合が多く、メニューによっては爪切りや耳掃除などがセットとなることも。
夏の暑い時期は、トリミングとセットで行うのも良いかもしれません。
犬用シャンプーは、犬の被毛を清潔に保ち、犬が衛生的で健康的な生活を送るために必要なことです。
正しい手順で月に一度程度行いましょう。
ただし、犬種や月齢によってはシャンプーをしない方が良い場合もあるので注意。
犬に優しいシャンプーで、犬の被毛を健康な状態にキープしてくださいね!
公開日 : 2017/06/30