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現在、猫がペットとして注目を浴びています。
日本においてペットとしてお馴染みの動物といえば「 犬 」が有名ですが、2010年代に入ってくると空前の猫ブームが到来しました。
猫 ブームの火付け役となったと言われているのが、和歌山県は貴志川線貴志駅の駅長を務めていた三毛猫の「たま駅長」です。
たま駅長は数多くのメディアに取り上げられ、日本のみならず海外でも人気を博するようになりました。
しかし、2015年の6月22日に亡くなられていますので、残念ながら今はお目にかかることができません。
そんなたま駅長から始まったであろう猫ブームはとどまりを見せることがなく、2015年度にペットフード協会が実施した飼育数調査では、猫が約987万匹で犬が991万匹となっています。
上記の数字について、5年前までは約200万匹もの差がついていたというから驚きです。
いかに猫ブームによって、猫ちゃんを飼われている方が急増しているのかがわかります。
勢いは止まらず、近年では猫の飼育数が犬の飼育数を超えることが予想されていますので、そろそろ猫ちゃんをペットにしている家庭の方が多くなってきているかもしれません。
猫ちゃんを飼うご家庭が急速に増えている理由としては、下記のような理由があげられます。
・散歩をする必要がなく手間がそこまでかからない
・大きな声で鳴かないので近隣に迷惑がかかりにくい
・サイズが小さいため家で飼いやすい
・綺麗好きなため体の臭いが気にならない
・体がやわらかく毛がもふもふしていてとにかく癒される
そんなペットの中でも特に人気のあるのは猫ちゃんですが、猫の種類を詳しく知っている人はそんなに多くありません。
猫の種類は非常に多く、種類によってもちろん性格も違いますし、見た目も全然違ってきます。
本記事では猫の中でも特に人気の種類をご紹介していきますので、これから猫を飼おうとしている人もそうでない人も楽しみながらご覧ください。
アビシニアンの歴史はとても古く、約4,000年前のエジプト壁画に聖なる猫の化身として描かれていたほどです。
そのあまりにも整った容姿は、世界三大美女の1人であるクレオパトラも愛したと言われています。
シルクのように輝く綺麗な毛色と澄んだ瞳が特徴的な美しい猫ちゃんです。
知能が高いことでも知られ、アビシニアンは付けられた自分の名前を覚えやすいと言われています。
そのため、飼い主が名前を呼んであげるとすり寄ってくるなんてことも!
いかにも忠実な犬みたいなタイプの猫ちゃんですね。
ときには甘えん坊な一面もあり、どちらかというとオスの方がメスよりも愛情表現が豊かな傾向にあります。
もしアビシニアンに甘えられたいなんて言う人は、オスを飼うようにすると良いでしょう。
良い面ばかりではなく、アビシニアンはとてもやんちゃで飼い主に苦労をかけることが多くなってくると思います。
部屋を散らかされることも覚悟の上で飼わなければいけませんから、もし飼われる場合は事前に部屋の中を質素にしておく必要があるでしょう。
物が多いとそれだけぐちゃぐちゃにされる可能性も高くなります。
名称:アビシニアン
原産:エチオピア・イギリス
毛のタイプ:短毛
体重:約2.5~4.5キロ
ボディータイプ:フォーリン
アメリカンカールはアメリカのカリフォルニア州原産の猫ちゃんです。
カールとは英語で「巻き髪」を意味しますが、アメリカンカールのカールは「巻き耳」ということです。
くるんとした耳がまるで巻き髪のようなことであったから、そう名付けられました。
アメリカンカールのように、耳が変形している猫は珍しいです。
その他にあげるとすると、折れ耳の種類がいる スコティッシュ・フォールド でしょうか。
耳に変形があると遺伝的に体が弱いと思われがちですが、この耳は人工的にできたものではなく突然変異によるものですので、アメリカンカールの体は比較的丈夫な方です。
ただ、耳が複雑な構造をしている分、外耳炎などの耳の病気には他の猫よりもかかりやすくなっているので、定期的に動物病院で診てもらうことが大切です。
くるんと可愛らしい耳を持っているので、見た目重視で選びたいという人にはおすすめです。
もちろん、見た目だけではなく性格も温厚で優しいです。
人間の子供にちょっかいを出されたとしても動じないような子が多かったりします。
名称:アメリカンカール
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約2.5~4.5キロ
ボディータイプ:セミフォーリン
1989年にTICAに登録された、猫の種類の中でも新しい品種です。
その見た目から「短尾な メインクーン 」と言われることもあります。
なお、ジャパニーズボブテイルの短い尻尾は劣勢遺伝であるのに対して、アメリカンボブテイルの短尾は優性遺伝です。
先述した通り、見た目がメインクーンに似ているだけではなく、その毛並みまで似ています。
中毛~長毛のふわふわの毛並みはダブルコートになっていて、絡まりづらくブラッシングの手間もそれほど取らせません。
見た目はワイルドですが、それに反して性格はおとなしく人懐っこいのが特徴です。
名称:アメリカンボブテイル
原産:アメリカ
毛のタイプ:中毛~長毛
体重:約3.5~6.5キロ
ボディータイプ:ロング&サブスタンシャル
今や日本でもなじみの深い種類の猫ちゃんですね。
アメリカン・ショートヘアは、その名の通りアメリカを代表する猫です。
※写真はPetpedia 編集部のトトちゃんです。もっとトトちゃんをご覧になりたい方は Petpedia のツイッター もチェックしてみてください。
アメリカン・ショートヘアは何事にも興味を指し示し、また、遊び好きなため飼い主さんを寂しくなんてさせません。
人懐っこく協調性もあるため、今では広くペットとして飼われています。
また、猫だけではなく他の動物とも十分に仲良くすることができるため、猫同士以外の動物と共生させることも可能です。
猫同士の多頭飼いにも適しています。
人見知りすることもあまり見られないため、自分以外の人と接するときでも、可愛がってもらえる猫になること間違いなしです!
普段は縦横無尽に駆け巡って遊んでいるタイプですが、飼い主を見つけるとすり寄ってきて甘えてくるとツンデレさが何とも可愛らしいです。
名称:アメリカン・ショートヘア
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約3.5~6.5キロ
ボディータイプ:セミコビー
アメリカンワイヤーヘアの起源は1966年のニューヨーク州・ヴェローナに遡ります。
ヴェローナの農場で生まれた アメリカン・ショートヘア の子供のうち、一匹だけごわごわとした毛並みの猫が生まれました。
名前の通り、毛がワイヤーのごとくごわごわとしているのが特徴で、その毛並みはちぢれています。
毛並み以外はアメリカン・ショートヘアと似ており、性格は好奇心旺盛で人懐っこいです。
短毛種でブラッシングも週に1回程度してあげるほどで手間がかかることはあまりなく、猫を飼うのが初めてでも比較的飼いやすい種類ですよ。
ただし、とても希少な猫の種類ですのであまり出会える機会は多くないかもしれません。
名称:アメリカン・ワイヤーヘア
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約3.0~5.0キロ
ボディータイプ:セミコビー
ギリシャでは国宝とされているイジアン。
ちょっと日本猫に似ていて、がっしりとした身体が魅力の猫ちゃんです。
イジアンは、ギリシャの島に一万年程前から生息していた記録があるそうですが、ペットとしてブリーディングが始まったのは、1990年代に入ってからです。
そのため、ギリシャでは国宝とされているのにも関わらず、世界的には珍しい猫です。
一見、普通の猫に見えますが、人間の手が加えられない自然な進化を遂げてきたので、遺伝子的にも特殊な猫なんだそうです。
身体は丈夫で、一般的な猫がかかるような遺伝性疾患にかかりません。
昔からギリシャでは人と一緒に暮らしてきた歴史があるので、性格は人懐っこく、環境にも適応しやすいと言われています。
また、島の漁師に魚を分けてもらいに行くくらい、水慣れしているところも猫としては珍しい特徴です。
実は、日本に昔から生息している猫もイジアンと特徴が似ていて、水に慣れているそうです。
イジアンは日本でも飼育がしやすそうに思えますが、現在の日本ではイジアンを簡単に入手できないのが残念です。
名称:イジアン
原産:ギリシア・キプロス島
毛のタイプ:短毛
体重:約3~5.5キロ
エキゾチックショートヘアは、ペルシャ猫に少し似ていると思われるかもしれません。
1970年代にペルシャ猫の可愛さを引き継ぎながらも、お手入れのしやすい短毛種にするために、 ブリティッシュショートヘア や アメリカン・ショートヘア などの短毛種の猫と交配され誕生しました。
ひらべったいお顔と低いお鼻、そしてくりくりの目は、ちょっぴりブサイクだけど可愛い猫の種類として人気です。
人工的に生み出された猫の種類なので、性格は温厚な子が多く、短毛種なので毛のお手入れだって難しくはありません。
基本的には抱っこ嫌いなタイプではないため、普段から抱っこや爪切りをするときなど、比較的おとなしくしてくれると思います。
1つ注意してほしい点をあげるとするのであれば、エキゾチックショートヘアは遊び好きということもあり、日頃から一緒にいてあげるようにしてあげると良いです。
そのため、1人暮らしで外出が多い方には向かないかもしれませんね。
あまりにもスキンシップがないようですと、すねてしまって構ってほしいときに構ってくれなくなっちゃうでしょう。
名称:エキゾチックショートヘア
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約2.5~6.5キロ
ボディータイプ:コビー
エジプシャンマウはエジプトで自然発生的に生まれた猫で、マウはエジプト語で「猫」を表します。
その名の通り、エジプトの猫という意味合いです。
また、自然発生で生まれた猫の中では唯一、体に ベンガル猫 などに見られるようなスポット柄がある猫の種類です。
エジプシャンマウはとても好奇心旺盛で運動神経が抜群です!
家猫の中では走るのが最も早く、なんとそのスピードは時速48キロを出すことができます。
それだけ筋肉質ということですので、家の中でやんちゃをされたときにはただでは済みません。
広くスペースの取れる環境や、キャットタワーを含む猫が遊べるおもちゃを用意できる場合は比較的飼いやすいです。
また、性格は神経質なので、頻繁に家に友達が来たり、他の動物が来るようなところは向いていません。
名称:エジプシャンマウ
原産:エジプト
毛のタイプ:短毛
体重:約2.5~6.5キロ
ボディータイプ:ロング&サブスタンシャル
アビシニアン、 シャム猫 、 アメリカン・ショートヘア を交配して出来たのがオシキャットです。
大人気の猫ちゃんたちから出来た猫ということで、期待が勝手に高まりますよね。
人見知りせず、すぐに飼い主さんと仲良くしてくれる種類の猫ちゃんです。
もちろん、飼い主以外の人にも寄り添って甘えたりします。
また、非常に賢いことも有名です。
中には飼い主が投げたものを取ってきたり、声をかけたら返事をしてくれたり、まるで犬なのではないかと思うほど賢くて従順な猫ちゃんなのです。
見た目は綺麗なスポットが特徴的で、一見 ベンガル猫 のようです。
名称:オシキャット
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約3.0~6.5キロ
ボディータイプ:セミフォーリン
オホサスレスは、アメリカで自然発生した新しい種類の猫ちゃんです。
ダークブルーの目が、魅力です。
オホサスレスは、1984年にアメリカの野良猫の中から発見されました。
最初に発見されたこの野良猫は、ダークブルーの目をしていました。
通常、青い目の猫は、被毛が白か、耳や足先などの先端部分にだけ色がついた猫が一般的でした。
しかし、オホサスレスは、オレンジ、クリーム、ブルー、ブラック、レッド等の被毛の色を持ち、斑点模様があることが、それまでに確認されていた青い目の猫とは異なりました。
また、それまでの青い目の猫は、聴覚障害、眼疾患、神経異常を引き起こす場合があることが知られていましたが、オホサスレスにはその様な遺伝的な障害がありませんでした。
この様に、突然変異によって生まれたオホサスレスは注目され、ペットとしてブリーディングされる様になりました。
まだブリーダーの数が少なく、日本での入手は難しいですが、将来的に日本でも普及されることを期待します。
名称:オホサスレス
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約3~6キロ
第二次世界大戦でイギリスを食糧難が襲い、その影響は猫達にも及んでいました。
シャム猫 も例外ではなく、まともに食べるものがなくその数は激減し、絶滅の危機に追いやられていました。
そこでいくつものブリーダーたちが立ち上がり、1950年代にシャム猫を ブリティッシュショートヘア ・ ロシアンブルー 等と交配させて生み出したのがオリエンタルショートヘアです。
オリエンタルショートヘアはシャム猫が先祖ということもあり、そのスレンダーな体つきを受け継いでいます。
それでいてしっかりとしなやかな筋肉が付いているので、美しさの中にも力強さがあります。
体の美しさはシャム猫やロシアンブルーらしく、力強さはブリティッシュショートヘアからきているように思えますね。
性格はものすごく繊細でストレスを抱えやすい猫の種類だと言えます。
多頭飼いなどは避け、できるだけ一匹のオリエンタルショートヘアを愛せるような環境を整えてあげましょう。
あまり人が多いご家庭には向いているとは言えません。
名称:オリエンタルショートヘア
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約2.5~4.5キロ
ボディータイプ:オリエンタル
シャム猫 とよく似ていますが、カラーバリエーションが非常に豊富なカラーポイントショートヘ
アー。
頭が良く、犬の様に飼い主さんとコミュニケーションがとれるところも魅力です。
カラーポイントショートヘアーは、シャム猫と アメリカンショートヘアー の交配によって生み出されました。
一般的なシャム猫は、ポイントカラーが4色のみでしたが、このポイントカラーのカラーバリエーションを増やすために繁殖が進められてきたのがカラーポイントショートヘアーです。
ブリーディングの結果、カラーポイントショートヘアーのポイントカラーは16色と、非常にカラーバリエーションに富んだ猫になりました。
ポイントカラーの色以外は、基本的にシャム猫とよく似ていると言われています。
カラーポイントショートヘアーは頭が良く、飼い主さんのことが大好きです。
おしゃべり好きで、その鳴き声は100パターンもあると言われています。
飼い主さんへの愛情が深い分、依存心も出やすい傾向があるため、しっかり構ってあげられる人に向いているでしょう。
名称:カラーポイントショートヘアー
原産:アメリカ・イギリス
毛のタイプ:短毛
体重:約2~4キロ
ボディータイプ:オリエンタル
キムリックは長毛種のマンクスを品種化したものであり、別名「ロングヘア・マンクス」と言われるほどです。
マンクスはほとんど尻尾のない特徴的な猫です。
名前はイギリス・ウェールズを指す「キムルー」に由来しています。
マンクスと同様に尻尾がほとんどないことが最大の特徴で、尻尾の長さの度合いによって呼び名が変わります。
その呼び名は大きく4つに分けられます。
全く尻尾のないものが「ランピー」、尾椎が1~3個のものを「ランピーライザー」、尻尾がカーブしたりねじれていたりするものを「スタンピー」、通常の猫と同じぐらいの尻尾の長さをもつものを「ロンギー」と呼びます。
他の体の特徴としては、前足よりも後ろ足が長いことです。
そのため、うさぎのようにぴょんぴょんと跳ねながら歩いたりすることがあります。
名称:キムリック
原産:イギリス
毛のタイプ:長毛
体重:約3.0~6.0キロ
ボディータイプ:コビー
キンタローではありません。キンカローです。
短い足とカールした耳が魅力的な、新しい種類の猫ちゃんです。
キンカローは、1990年代に マンチカン と アメリカンカール を交配させて生み出された種類の猫です。
キンカローという名前は、kinky(縮れた)という言葉とlowlegs(短い足)という言葉を合体させて名づけられたそうです。
マンチカンから受け継いだ短い足と、アメリカンカールから受け継いだカールした耳の両方を併せ持ち、愛らしい姿をしています。
耳は生まれた瞬間からカールしている訳ではなく、生後2週間経った頃から、上向きにカールし始めます。
足は短いですが、好奇心旺盛で、活発に動きまわるので、飼育する時には十分に運動ができる環境を用意してあげましょう。
キンカローは頭が良く、犬の様に飼い主が投げた物を拾ってくる遊びもできます。
社交的な性格の猫なので、スキンシップを沢山とってあげることのできる飼い主さんなら、相性ぴったりでしょう。
名称:キンカロー
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約3~6キロ
ボディータイプ:セミフォーリン
クリッパーキャットの先祖は、1850年〜1900年ほどにかけてオーストラリアとニュージーランドに移民を乗せた船に同乗していたものとされています。
その船の名は「Clipper Ship」と言い、クリッパーキャットの名前は船名に由来しています。
イギリスからオーストラリアやニュージーランドは100日以上かかることもありますので、船内に出てくるねずみや害虫を駆除するために猫も同乗されていました。
そして、クリッパーキャットの最大の特徴は多指というところです。
読んで字のごとく、一般的な猫よりも指の数が多いということになります。
一般的な猫が前足にそれぞれ5本ずつ、後ろ足にそれぞれ4本ずつの合計18本指があります。
クリッパーキャットは前足がそれぞれ5〜7本、後ろ足が4〜7本あるのです。
かつて多指猫は船の船長に贈呈されるしきたりがありました。
理由は多指猫がいると幸福になるという言い伝えがあり、お守りとして寄与されていたのです。
名称:クリッパーキャット
原産:ニュージーランド
毛のタイプ:短毛
原産は日本とロシアが領有権を持っている千島列島で、自然発生的に生まれました。
名前の由来は千島列島の英明である「Kuril Islands」に由来しています。
そのことから、日本では「クリルアイランド・ボブテイル」と呼ばれることもあります。
「ボブテイル」とは短尾を表す言葉です。
クリリアンボブテイルの他にも有名な猫の種類として、ジャパニーズボブテイルやアメリカンボブテイルがいます。
中でもクリリアンボブテイルは野性的な猫として知られており、狼のように群れで行動をし、うさぎなどの小動物を飼ったり浅瀬で魚を狩ったりします。
ただ、見た目のワイルドさに反して、人懐っこく、多頭飼いや子供のいる家庭でも飼育することができます。
原産のロシアではネズミ狩りのために農家や一般家庭で飼育されていました。
日本では取り扱いがないため、もしクリリアンボブテイルを飼いたいとなった場合はロシアをはじめとする海外から輸入する必要があります。
その際は、猫を専門に扱う輸入代行業者を利用するのも一つの方法です。
名称:クリリアンボブテイル
原産:千島列島、サハリン諸島
毛のタイプ:短毛、長毛
体重:約3.5~5.0キロ
ボディータイプ:セミコビー
コラットは、タイのコラット地方で自然発生したと言われています。
タイでは幸福の猫(シ・サワット)と呼ばれているそうです。
タイでは幸せの象徴とされていることもあり、非常に人懐こしく社交的な猫ちゃんです。
しかし、それとは裏腹に頑固なところがあり、飼い主が構ってあげないとそっけない態度を取るようになってしまいます。
サファイヤブルーの目とグレーの毛は、 ロシアンブルー やシャルトリューと似ており、3体合わせてブルー御三家と呼ばれています。
その綺麗な見た目から、芸能人にも飼われたり映画にも出演したり引っ張りだこです。
ただ、現在は希少な猫の種類のため、日本国内では飼うことが難しい猫ちゃんかもしれません。
名称:コラット
原産:タイ
毛のタイプ:短毛
体重:約2.5~4.5キロ
ボディータイプ:セミコビー
イギリス原産の猫であり、突然変異で生まれてきました。
細長いスレンダーな体と、ひげや被毛の巻き毛が特徴的な猫です。
そのスタイリッシュな体と細身ながらも力強い体つきは、イギリス原産ということもあり英国紳士を想起させます。
気品溢れる猫ちゃんですよね。
コーニッシュレックスは短毛種であるため一見お手入れが楽に見えるかもしれません。
しかし、オーバーコートがないために皮脂を吸収する手立てがないのです。
そのため、 スフィンクス と同様に体がべたつきやすいので、1ヶ月に1回はぬるま湯でぬらしたタオルやお風呂で体を洗ってあげるよ心掛けましょう。
名称:コーニッシュレックス
原産:イギリス
毛のタイプ:短毛
体重:約2.2~4.0キロ
ボディータイプ:オリエンタル
サイベリアンは西暦1000年頃からロシアで自然的に発生した猫ちゃんと言われています。
ロシアでは初代大統領のゴルバチョフ大統領や、その他にもメドベージェフ大統領が飼っていたことでも有名で、プーチン大統領においては日本の秋田県知事にサイベリアンの「ミール」をプレゼントしたことも知られています。
別名は「シベリア猫」や「サイベリアンフォレストキャット」と呼ばれています。
寒い環境で生き抜いていたということもあり、毛が長くて綺麗ですね。
サイベリアンは非常に賢い頭脳を持っており、その賢さは犬にも勝る勢いでおすわりや一芸を覚えたりすることも事例としてあります。
遠くに投げたボールを取ってきたりもできるようになることから、絆を感じるような従順なペットがほしいという方にはぴったりだと思います。
また、サイベリアンは猫アレルギーにかかりづらい猫として知られていて、猫アレルギーが理由で猫ちゃんが飼えないと思っている方にとっては、少しの可能性を見出してくれます。
元々はロシアでハンター猫として活躍していた歴史もあり、運動が得意または大好きなサイベリアンが多いです。
そのため、家の中には出来るだけ動けるスペースを用意しておくと良いでしょう。
特に横の空間を増やすというよりかは、キャットスペースを取り入れるなど縦のスペースを有効的に活用していけると狭いお部屋でも対策できますね。
見ての通り綺麗な長毛種ですので、毎日のブラッシングはかかさずに、大切なスキンシップの時間だと思ってやっていきたいところです。
名称:サイベリアン
原産:ロシア
毛のタイプ:長毛
体重:約4.5~9.0キロ
ボディータイプ:ロング&サブスタンシャル
ジャーマンレックスは1951年にベルリンで見つかった黒猫が始まりとされています。
コーニッシュレックスやデボンレックスと同様に、毛並みがカール状なのが最大の特徴で、カールを持つ猫の種類の中では最も歴史が古いです。
天然パーマが可愛らしいジャーマンレックスは、猫の種類の中でも知性が高いことで知られています。
中には芸を学ぶジャーマンレックスもいるぐらいです。
知的なだけではなく非常に社交的で、多頭飼いや小さい子供いる家庭にも馴染みやすいですよ。
アクロバティックな芸を習得することのできるぐらい賢く運動のできる猫の種類のため、飼育環境には運動スペースの確保は必須です。
高さの担保されたキャットタワーを用意してあげると好んで使用してくれるかもしれません。
くれぐれも運動不足にはならないよう、一緒に遊んであげることが重要です。
猫のおすすめのおもちゃをまとめた記事 もありますので、参考にしてみてください。
名称:ジャーマンレックス
原産:ドイツ
毛のタイプ:短毛
寿命:11〜14年
体重:約2.5~5.4キロ
短い足の愛らしさと、野生的な外見を併せ持つ猫ちゃんです。
2006年に生み出された、新しい種類です。
ジェネッタは、アフリカジャコウネコに見た目が似ている猫を作るために、 マンチカン に ベンガル猫 、サバンナ、オリエンタルショートヘアー等を交配させて生み出されました。
アフリカジャコウネコによく似た斑点模様の被毛が、野生的なイメージを作り出しています。
マンチカンの血を受け継いでいるため、足は短く、胴が長いので、犬の ダックスフンド の様な愛らしさがあります。
交配の過程で通常の足の長さで生まれてくる子猫もいる様ですが、そういう子はベンガルと見分けがつかないそうです。
新しい種類の猫なので、まだまだ改良の途中です。
とても可愛い猫ちゃんなので、将来的には、日本でも広く飼育されるかもしれませんね。
足が短いので、椎間板ヘルニアにならない様に注意しましょう。
名称:ジェネッタ
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約3~6キロ
微笑んでいるような口元から、シャルトリューは微笑みの猫と言われています。
ブルー(シルバーグレイ)の綺麗な毛並みが特徴的な猫ちゃんです。
そもそも、シャルトリューとはフランスとイタリアの国境付近にある地名であり、原産国はフランスです。
元フランス大統領であるシャルル・ド・ゴール他、フランスを中心に著名人に愛玩猫として飼われていました。
そこからシャルトリューはフランスの宝とされています。
体型はがっちりとしていて、手足や首は短く、端的に言うのであればガタイの良い猫ちゃんです。
見た目とは裏腹に性格は温厚かつ従順で、まるで犬のような猫と思ってしまう方もいることでしょう。
名称:シャルトリュー
原産:フランス
毛のタイプ:短毛
体重:約2.5~6.5キロ
ボディータイプ:セミコビー
ふわふわの毛並みと、綺麗な瞳が特徴の猫です。
様々な呼び方があり、シャンティリィーの他には「フォーリン・ロングヘア」、「ティファニー」、「シャンティリィー・ティファニー」などがあります。
シャンティリィーは、小鳥のようにさえずる猫として別名「さえずる猫」という異名を持ちます。
かなり珍しい猫の種類なため、ペットショップでお目にかかることはあまりないかもしれません。
気になる方は里親募集などで探してみると良いですよ。
名称:シャンティリィー
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約2.5~5.5キロ
元々は、シンガポールの下水溝に生息していたらしく、ドレインキャット(下水猫)と言われていました。
しかし、今では小さな妖精と呼ばれるほどに華麗な転身を遂げました。
ギネス記録にも世界最小の猫として認定されているシンガプーラ。
成猫になってもわずか体重は2kgほどにしかなりません。
また、毛は光の加減によって輝くので小さな妖精と呼ばれるほどになりました。
体自体が小さく、その分鳴く声も非常に小さいので、マンションや集合住宅でも飼いやすい猫ちゃんです。
さらには、広いスペースを必要とするわけでもないので、一人暮らしや狭い家で生活している方も飼えちゃいますね。
名称:シンガプーラ
原産:シンガポール
毛のタイプ:短毛
体重:約2.0~3.5キロ
ボディータイプ:セミコビー
ジャパニーズという名前の通り、日本原産の猫の種類です。
見た目は凛々しく、力強そうな体・長い鼻・面長な顔・ピンと上に伸びた長い耳が特徴です。
ジャパニーズボブテイル最大の特徴はしっぽが短く丸いところです。
しっぽの長さは7〜10cmほどで、くりんしていて可愛いです。
猫の種類としては、正確には純血種ではなく雑種のため、貴重な存在のため見つけるのは難しいかもしれません。
どうしても欲しいという方は、ペットショップやブリーダーから直接情報を仕入れるのが良いでしょう。
名称:ジャパニーズボブテイル
原産:日本
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約3.0~5.5キロ
ボディータイプ:フォーリン
短い足と、クルンとした巻き毛が可愛いスクークム。
まだ歴史が浅い猫ちゃんですが、既に日本でも取り扱いがあるくらい人気です。
スクークムは、1990年代にアメリカのブリーダーによって作られた、まだ歴史が浅い猫ちゃんです。
短い足の マンチカン と、カールした被毛を持つラパーマを交配させて作られました。
巻き毛は、身体の毛だけでなく、眉毛やひげまでクルンとしています。
フワフワな巻き毛が愛らしい上に、短い足でちょこちょこ歩く姿は、きっと癒されますね。
まだ希少な猫ですが、日本でも既に取り扱いがあります。
スクークムの性格は活発ですが穏やかな面もあり、鳴くことはほとんどないそうです。
マンション等、近所の人の目が気になる家でも比較的、飼いやすいと言えるでしょう。
足が短くても機敏に動くので、スクークムを飼う時は、猫がしっかり運動できる環境を用意してあげて下さい。
また、足が短い猫に共通するリスクとして、椎間板ヘルニアになりやすいので、猫の足に負担をかけない様に、常に様子を見てあげましょう。
名称:スクークム
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約1.5~3.2キロ
イギリス生まれの猫で、一番の特徴はまん丸なお顔と、その折れ曲がった可愛らしい耳です。
スコティッシュフォールドはあまり活動的ではなく、目を離していると1日中寝ているようなおとなしい猫ちゃんです。
体型も丸みをおびていて、性格上運動不足になりがちなので、人間でいうところのぽっちゃりになる確率も高いのが特徴となっています。
とにかく性格は温和で愛嬌があるので、万人に好かれるタイプの猫と言っても過言ではありません。
スコティッシュフォールドは耳が折れていて丸顔なのが特徴ですが、実は耳が折れている猫ちゃんの確率は30%ほどとなっており希少価値が高いのです。
ただし、耳が折れていると可愛さも増すのですが、先天的な病気になりやすいとも言われています。
特に、耳が折れているスコティッシュフォールド同士の交配は、確実に耳が折れている子猫が生まれますが、上記のことを踏まえると考え直して欲しいというところでもあります。
名称:スコティッシュフォールド
原産:スコットランド
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約2.5~6.0キロ
ボディータイプ:セミコビー
スノーシューの名前は文字通り「雪の中を歩くときに使う靴」という意味合いです。
日本ではかんじきがそれにあたりますね。
見た目の最大の特徴は、四肢が白い靴下を履いたように真っ白なところです。
スノーシューは シャム猫 の中にたまたま生まれた猫ちゃんです。言われてみれば顔が似ているのがわかりますよね。
起源は1960年代に遡り、アメリカ・ペンシルバニア州のブリーダーが育てていたシャム猫が3匹の子猫を生み、その中に四肢が白い1匹の子猫が発見されています。
その四肢が白い猫と アメリカン・ショートヘアー を交配させ、今のスノーシューの原型ができてきました。
ただ、この白いソックス模様は劣性遺伝によってできるものなので、中々お目にかかる機会は多くありません。
体はアメリカン・ショートヘアーのようにがっしりとしていますが、シャム猫のスリムな体型を受け継いでいるので、ボディータイプは両者の特徴を併せ持つセミフォーリンタイプです。
人懐っこい性格なので、まだ猫を飼ったことがないという方にも飼いやすい猫の種類です。
名称:スノーシュー
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約2.5~6.5キロ
ボディータイプ:セミフォーリン
スフィンクスはご覧の通り、「毛のない猫」です。
初めて見たときはびっくりしますよね。
このように他の猫ちゃんとは違う見た目をしていると、人工的に生み出されたものなのかと思う方もいるかもしれませんが、実はカナダで自然発生的に生まれたものとされています。
見た目の皮膚がしわしわなのが特徴ですが、どの猫ちゃんも毛がなくなったときはスフィンクスと同じような見た目になるということです。
先述した通り毛のないスフィンクスですが、その皮膚は温かい桃と呼ばれるほどにしっとりとしています。
ぷにぷにとして気持ちい肌触りが特徴的です。
是非とも、抱っこしてその感触を確かめて頂きたいと思います。
また、毛がないことからサイベリアンのように猫アレルギーになりづらい種類と言われています。
お部屋の中に毛が落ちないことも、掃除の手間が省けてプラスのポイントになるかもしれません。
ただし、毛がないことで皮脂は1週間に1回ほど取ってあげる必要があります。
シャワーが苦手な猫ちゃんが多いと思いますので、ぬるま湯で濡らしたタオルを使って体を優しく拭いてあげると良いでしょう。
毛がほとんどないため毛で温度調整ができないため、飼い主さんが自ら率先して寒くならないように気温の調節をしてあげることが大切です。
名称:スフィンクス
原産:カナダ
毛のタイプ:無毛
体重:約2.5~4.0キロ
ボディータイプ:セミフォーリン
起源は1987年と猫の種類の中では比較的新しく、ひげや被毛がカールしている猫がアメリカ・モンタナ州で発見されたことが始まりとされています。
その後、ペルシャを中心に アメリカンショートヘア や エキゾチックショートヘア との交配が進められていきました。
ひげと被毛がくるくるしていて、なおかつ肌触りはもこもこなので、セルカークレックスはまるで羊のような猫ちゃんです。
他の猫の種類とは一線を画すこの被毛を触っていたいという人にはおすすめです。
性格は非常に寂しがり屋です。
一人暮らしであまり猫と戯れる時間が取れない人はご注意ください。
その反面、多頭飼いにやお子様のいるご家庭に向いている猫です。
寂しがり屋だからこそ、常に他の動物が周囲にいる環境ですと、セルカークレックスは落ち着きやすいのでストレスも軽減されることでしょう。
名称:セルカークレックス
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約3.0~7.0キロ
ボディータイプ:セミコビー
セレンゲティの名前は、野生動物が多く生息しているタンザニアの「セレンゲティ平原」に由来しています。
歴史はまだ浅く、1994年にアメリカ・カリフォルニア州で猫舎を営むカレン・サウスマンが、アフリカに生息するサーバルという野生猫のような猫の種類を作りたいがために生み出した品種です。
元となっているのはヒョウ柄が特徴の ベンガル猫 とスレンダーな体を持っているオリエンタルショートヘアです。
似たような猫の種類で「サバンナ」という品種がいますが、こちらは作出の過程で野生猫の血も取り入れられています。
それに対して、セレンゲティは野生猫の血を用いず、家猫の血統のみで生まれた品種となっています。
ベンガルの体の模様と、オリエンタルショートヘアの大きな耳と美しい体型を保持したセレンゲティは、アメリカをはじめヨーロッパやオーストラリアで個体数を増やしています。
TICAによる品種公認を受けているものの、まだ発展途上の猫の種類であるため、これからの人気の飛躍ぶりに期待したいところです。
人に対しては友好的で、ブラッシングの頻度も少なくて大丈夫ですので、これから日本でも注目される可能性があるかもしれません。
名称:セレンゲティ
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約3.6~6.8キロ
ソコケはケニア東部の自然保護区域である「ソコケの森」で発見された猫の種類です。
原産国ケニアが土地柄状暑いため、ソコケの毛皮は適応できるように薄くなっています。
被毛のカラーはライトブラウンやダークブラウンのタビーで、まるで樹皮のように変則的な模様をしています。
ソコケのことを知らない人からすると、少し アメリカンショートヘア にも似ていると思われるかもしれません。
アメリカンショートヘアのボディタイプはセミコビーでソコケのようなオリエンタルタイプと比較するとがっしりとしています。
ソコケの体はすらっとスリムかつ筋肉質です。
人工的に作られたものではなく、自然発生的に生まれた猫の種類なので病気には強い方です。
性格的にも人懐っこいので飼いやすいと言われていますが、珍しい種類のために出会うことがそもそも難しいです。
名称:ソコケ
原産:ケニア
毛のタイプ:短毛
寿命:10〜16年
体重:約3~5キロ
ボディータイプ:オリエンタル
ソマリはロングソード・アビシニアンと言われています。
単純に アビシニアン の毛を長くしたような容姿をしているのが特徴ですね。
とにかく毛が美しいのです!
アメリカの愛猫団体である CFA ( THE CAT FANCIERS' ASSOCIATION )に認可されているのは、レッド、ブルー、ルディ、フォーンの 4 種類あります。
認可されていない毛色も含めると15種類ほどにもおよびます。
ソマリの毛の特徴は、ティッキングといい、複数の色が含まれた毛が濃淡を生み出し、体は光の加減によって光沢がでてくるのです。
ふさふさの毛皮を持っているので、その分お手入れもしないとですが。
体自体は細く、しなやかなで綺麗です。
また、無駄に鳴くこともせず、おとなしいのも特徴となっています。
しかし、おとなしいわりには機敏に動いたりします!
その美貌に虜になってしまう人は多いですが、性格は物凄くナイーブです。
環境変化に弱く、飼い主以外の見知らぬ人にも神経質になってしまうので、静かな環境で落ち着いてペットを飼いたいと思っている方にはぴったりかもしれません。
名称:ソマリ
原産:イギリス
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約2.5~5.5キロ
ボディータイプ:フォーリン
トルコで自然発生的に生まれた猫の種類として、ペルシャと並んで重宝されていました。
原産のトルコではトルコの生きる国宝とも言われています。
ターキッシュアンゴラの見た目は、猫の種類の中でもずば抜けて美しいです。
それでいて、長毛種では珍しく毛が抜けにくい種類のため、ブラッシングの頻度を多くする必要がなく手入れがしやすいです。
綺麗なシルクのような被毛と、ベースのホワイトカラーが絶大な人気を誇っています。
長毛なのであまりわからないかもしれないですが、体はいたってスリムです。
運動神経も良いことから、ご飯をあげるときは高タンパク低カロリーのものが好まれるでしょう。
家の中でも動きやすい環境を事前に整えてあげることも必要です。
名称:ターキッシュアンゴラ
原産:トルコ
毛のタイプ:長毛
体重:約2.5~4.5キロ
ボディータイプ:フォーリン
起源はトルコ最大の湖であるバン湖で、自然発生的に生まれた猫の種類です。
1955年に2人イギリス人が、バン湖で泳いでいた2頭のターキッシュバンを譲り受け、繁殖していきました。
スイミング・キャットとして知られ、さらには特徴的な被毛パターンも注目されて人気が出ました。
ターキッシュバンが持つ頭部と尻尾にだけ色があり、残りは真っ白な被毛パターンを「バン・パターン」と呼びます。
被毛はシングルコートで、夏は短く、冬はふさふさになり、季節によって被毛の長さが変わるので見た目の変化を楽しめます。
別名「スイミング・キャット」と呼ばれるように、水に対しての抵抗が他の猫の種類より少ないことも特徴の一つです。
名称:ターキッシュバン
原産:トルコ
毛のタイプ:セミロング・長毛
体重:約4.0~7.5キロ
ボディータイプ:ロング&サブスタンシャル
元々はジャングルキャットという野性猫をペットとして飼えるように改良された猫の種類です。
そのとき交配されたのがアビシニアンです。
山猫であるジャングルキャットの野性的な見た目と、アビシニアンの賢くて甘えん坊な性格を兼ね備えたチャウシー。
綺麗な容姿は愛着が湧きますよね。
遊び好きなところがあるため、部屋を散らかしたりやんちゃな一面があったりします。
一緒に猫のおもちゃで遊んであげれば、運動不足の解消もできてストレスも軽減できるでしょう。
ペットショップで見る機会は極端に少なく、ブリーダーの元で購入することになると思います。
珍しい猫の種類ということもあり、お値段は平均50万円ほどです。
名称:チャウシー
原産:エジプト
毛のタイプ:短毛
体重:約3~7キロ
チートーは、2004年にTICBA(The International Cheetoh Breeders)という国際チートーブリーダーズ協会に認定されたばかりの歴史の浅い猫の種類です。
見た目がまさしくチーターにそっくりなことから、チーターをもじってチートーと名付けられました。
ヒョウ柄でいかにも野性的な被毛が特徴的なチートーは、 ベンガル猫 とオシキャットの血を引いています。
チーターのような被毛はベンガル猫から引き継ぎ、山猫っぽさはオシキャットから引き継がれていますよね。
見た目からするとやんちゃで飼いづらいと思われるかもしれませんが、性格は非常に社交的で人懐っこいです。
小さな子供のいるご家庭でも飼いやすい猫の種類と言えます。
しかし、チートーはアメリカでは人気の出てきている猫種ですが、日本ではまだまだ普及していません。
ペットショップやブリーダーの元でチートーを見つけられたら幸運です。
名称:チートー
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
寿命:10〜15年
体重:約6.5~10キロ
ボディータイプ:セミフォーリン
デザートリンクスは、オオヤマネコの仲間であるボブキャットと家猫が交配して生まれた猫であると言われています。
身体は普通の猫より大きく、野性味がありますが、性格は人懐っこいところが魅力です。
オオヤマネコと家猫のハイブリッドであると推測されている猫のグループとして「デザートリンクス・グループ」があり、デザートリンクスもそのグループに属しています。
「デザートリンクス・グループ」には、他にはモハーベボブ、ハイランドリンクス、アルパインリンクスが所属しています。
4種類の全てに共通する特徴としては、ヤマネコの様にがっしりした身体と、後足が前足よりも少し長いことが挙げられています。
また、多くの「デザートリンクス・グループ」の猫は多指であることや、指の間に房毛があることも特徴です。
「デザートリンクス・グループ」の4種の猫は被毛と耳の特徴によって分類されており、デザートリンクスは、「被毛が白以外で直毛、耳は直立」であると定義されています。
オオヤマネコの仲間であるボブキャットが普通の猫の2倍くらいの大きさであり、デザートリンクスもボブキャットの特徴を受け継いで、身体が大きいです。
でも、性格が人懐っこく、人に忠実で愛情深いと言われています。
見た目と性格のギャップにメロメロになる飼い主さんも多いそうです。
名称:デザートリンクス
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約4.5~8キロ
デボンレックスの起源は1960年代に遡り、イギリスのデボンジャー州に住む女性が近所で見つけたくるくるとした毛並みの猫を保護したことが始まりです。
その保護猫と自宅で飼っていた猫を交配させ、1匹の猫が巻き毛で生まれました。
この猫がデボンレックスの始祖ということになります。
見た目の特徴はくるくると巻き毛なところです。
嬉しい時にはしっぽをよく振ってくれます。
その仕草と見た目の巻き毛が影響して、犬の「 プードル 」にちなんで「プードルキャット」と言われることもあります。
顔は小さく目はたまご型、そして耳が大きいところは可愛いですよね。
遊び好きな性格なので、一緒に猫と遊べる時間を確保できる人にとっては良きパートナーとなるはずです。
名称:デボンレックス
原産:イギリス
毛のタイプ:短毛
体重:約2.2~4.5キロ
ボディータイプ:セミフォーリン
トイガーはおもちゃを表す英語「toy」と、トラを表す「tiger」が組み合わさって出来た名前です。
その名の通り、見た目はまさに小さいトラそのものです。
トラ好きな人はいるかもしれませんが、飼いたいと思った方は多くはないはず。
どう猛で飼いやすいとは言えないので当然ですよね。
しかし、トラのような猫がこのトイガーなのです。
まだまだ世の中に出回っておらず稀少性が高く、値段も同様に高いので、初めて猫を飼う方は手を出しづらいかもしれません。
最終的にはトラと外見を一致させるべく、ブリーダーたちが今も努力を続けています。
名称:トイガー
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
1988年のロシアにて、メコンボブテイルのブリーダーが拾った2匹の シャム猫 がトイボブの起源と言われています。
2匹のシャム猫はオスとメスでしたが、オスは尻尾が短く(ボブテイル)、メスは体が小さいのが特徴でした。
両猫から生まれた子猫は血を引き継いで尻尾が短く体が小さい個体となり、そのことを機に繁殖が進められていくようになります。
その小さな体は、成猫になっても体重1〜3キロほどにしかなりません。
元々はシンガプーラが猫の種類で一番小さいとされていましたが、トイボブはそれを凌駕する小ささとなってきています。
被毛はシャム猫の血を引き継いだポイントカラーが特徴的です。
性格は警戒心があまりなく人懐っこいです。
また、短毛でもあるためお世話に苦労がかからず、ブラッシングも週1回ほどで大丈夫です。
世界最小の猫の種類で大変貴重なため、お値段はなんと数百万円します。
経済的に余裕のある方でないと買えない希少な猫ちゃんです。
名称:トイボブ(正式名称:スキフトイボブテイル)
原産:ロシア
毛のタイプ:短毛
体重:約1~3キロ
ドラゴン・リーは、中国では古くから知られていて大切にされている猫です。
しかし、猫種として公認されたのは2010年であり、世界的には個体数が少なく、珍しい猫ちゃんです。
ドラゴン・リーは、別名を「チャイニーズ・リーファ」や「リー・ハウ・マオ」と呼ばれています。
ヤマネコの仲間であるハイイロネコの一種から自然発生したと言われており、野生的な特徴を多く持っています。
被毛はマッカレルタビー(サバの様な縞模様)で、大きさは普通の猫と同じくらいです。
アーモンド型の眼は、イエロー・グリーン・ブラウンの色をしています。
中国では古くから、「幸せを運んできてくれる猫」として大切にされてきました。
ドラゴン・リーを交配させた際には、猫の結婚式まで行われたそうです。
しかし、世界的には希少な猫なので、入手は困難かもしれません。
飼育したい場合は、中国のブリーダーに相談してみましょう。
名称:ドラゴン・リー
原産:中国
毛のタイプ:短毛
体重:約3.8~5キロ
トンキニーズは シャム猫 とバーミーズを交配して生み出された種類の猫ちゃんです。
言われてみれば、ちょうど中間地点の容姿をしていると感じた人も多いことでしょう。
これはバーミーズの特徴を汲んでいるところだと思いますが、赤ちゃんと一緒に住んでも、多頭飼いをしたとしても、他の動物が住んでいたとしても、人見知りせずに仲良くなることができます。
ご家族でペットを飼いたいと思っている方や、既に猫やその他の動物を飼っている方には良い猫ちゃんですね。
シャムの血統を引き継いでいるところは、好奇心旺盛で活発なところです。
色々なものに対して興味を指し示し、ちょっかいを出したりすることもあります。
名称:トンキニーズ
原産:カナダ
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約2.7~5.5キロ
ボディータイプ:セミフォーリン
ネべロングは、長毛の ロシアンブルー です。
シルキーな美しい被毛は、触り心地が抜群だと評判です。
ネべロングは、1984年に、ある女性が飼育していた猫から偶然にもブルーの長毛の子猫が生まれてきたことがきっかけになり、後に正式な猫種として品種改良されました。
現在は、ロシアンブルーの長毛種として確立しています。
ネべロングの長毛は完成するまでに時間がかかり、生後2年程でやっと長くて美しい被毛が完成すると言われています。
その被毛はシルキーな触り心地であると、飼い主さん達から人気です。
また、ネべロングの寿命は、一般的な猫の平均寿命よりも長いことが知られています。
猫の平均寿命は約15年と言われていますが、ネべロングは、長生きしたものだと21年以上生きたそうです。
もちろん、長生きさせるためには、日頃の健康管理や綺麗な生活環境を保つことも重要になります。
ネべロングは神経質な面があるため、うるさい場所や汚い環境ではストレスを抱えてしまいます。
適度に人気がある、落ち着いた環境で飼育してあげましょう。
ネべロングは頭が良く、飼い主さんに対して愛情深いと言われています。
穏やかな性格でもあるので、マンション等の鳴き声が気になる様な家でも飼いやすい猫です。
名称:ネべロング
原産:アメリカ
毛のタイプ:セミロング~長毛
体重:約3~6キロ
ボディータイプ:フォーリン
その名の通り、原産はノルウェーで、スカンジナビア半島を中心とする北ヨーロッパに生息している猫ちゃんです。
とても寒い地域にいたことから、毛も順応するために長くなったと考えられます。
ノルウェージャンフォレストキャットは、北欧のスカンジナビアを原産とする猫です。
北欧はかつて海賊が栄えたりしていたので、船内にいるネズミを駆除するのに活用されたと言われています。
その起源もあってか、おとなしくじっとしているよりは、パワフルに動き回っていることが多い種類です。
したがって、部屋の中は荒らされないようにシンプルな物の配置をする必要があります。
知らない間に、誰もが綺麗好きになってしまうかもしれませんね。
名称:ノルウェージャンフォレストキャット
原産:ノルウェー
毛のタイプ:長毛
体重:約3.5~7.5キロ
ボディータイプ:ロング&サブスタンシャル
カールした耳と、野生的な姿が魅力的なハイランドリンクス。
デザートリンクスと呼ばれる4種の猫種のグループに属している猫の一種です。
別名「ハイランダー」とも呼ばれています。
ハイランドリンクスは、ジャングルカールとデザートリンクスを交配させて生み出された、新しい猫の種類です。
ハイランドリンクスも、親猫であるデザートリンクスも、デザートリンクスの猫種グループに属しています。
デザートリンクスの猫種グループに属している4種の猫は、野生の猫科動物の血を受け継いでいるため、ヤマネコの様な筋肉質な身体を持ち、後脚が前脚よりも少し長いという特徴も持っています。
尻尾は短いか、全くないものもいます。
4種類の猫は、耳の形状と被毛の色、被毛が直毛か巻き毛かによって分類されていますが、ハイランドリンクスは、「耳はカール、被毛は白以外で直毛」の猫が分類されます。
野生的な体格な上に、耳が反り返った様にカールしているのは、かっこいいですね!
ただ、見た目とは裏腹に、ハイランドリンクスの性格は、従順で人懐っこいと言われています。
家に迎えたら、家族や他の動物とも仲良くできるでしょう。
名称:ハイランドリンクス
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約4.5~8キロ
ボディータイプ:ロング&サブスタンシャル
ハバナブラウンはチョコレートポイントの シャム猫 とシャム猫の血が入った黒猫を交配させて生まれました。
名前の由来はハバナ産の葉巻に似ていることや、ハバナラビットに毛の色が似ているからといった説があります。
全身がチョコレート色の毛で覆われているということもあり、女子ウケがよさそうな猫の種類ですね。
シャム猫が先祖にあたることから体はしなやかで力強いです。
性格もシャム猫を受け継いで明るく活発です。
なかなか体がチョコレート一色という猫ちゃんは少ないので、お目にかかることがあればラッキーですよ!
名称:ハバナブラウン
原産:イギリス
毛のタイプ:短毛
体重:約2.7~4.5キロ
ボディータイプ:セミフォーリン
シャム猫 の長毛種がこのバリニーズです。
1920年代ごろからアメリカで生まれた長毛のシャム猫は”シャム猫失格”として扱われていました。
それらの猫は家庭用ペットとして売り出されていたのですが、1950年代に入るとマリオン・ドーシーとヘレン・スミスという2人のブリーダーによって気に入られ、品種確立に向けての動きが見られるようになりました。
そして、1970年代に入ってようやくCFA公認となるのです。
バリニーズはオリエンタルタイプでしなやかな体を持っています。
V字型の顔に、アーモンド型の青い瞳はシャム猫と同様の美しさですね。
シャム猫の長毛種と言われていますが、実際にはそれほど長い被毛ではありません。
短毛種と比較するとやや長い程度です。
名称:バリニーズ
原産:アメリカ
毛のタイプ:長毛
体重:約2.5~4.0キロ
ボディータイプ:オリエンタル
バーマンはミャンマー原産で、グローブと呼ばれる白い手足をしているのが特徴です。
本当に白い靴を履いているみたいですよね。
ミャンマーでは伝説として語り継がれている猫で、聖職者と例えられるぐらい神聖な生き物。
そのため、性格も温和で飼いやすいタイプのものが多いです。
とても綺麗な長毛種でブラッシングやお手入れが大変そうと思うかもしれませんが、ダブルコートではなくシングルコートなので、毛玉ができづらいです。
ふわふわな毛並みで毎日包まれたいという方には良いかもしれませんね!
大きさは猫の種類の中でも大型の部類に入りますが、太りづらい体質なので積極的に運動をさせてなくても大丈夫ではあります。
しかし、日頃からスキンシップとして遊ぶように心がけた方が猫ちゃんのために良いです。
名称:バーマン
原産:ビルマ(ミャンマー)
毛のタイプ:長毛
体重:約2.5~6.5キロ
ボディータイプ:ロング&サブスタンシャル
バーミーズの起源は1930年に遡り、当時ビルマ(ミャンマー)の寺院で飼われていた「ウォンマウ」という茶色の猫が先祖と言われています。
今ではアメリカン・バーミーズとヨーロピアン・バーミーズの2種類がいますが、共通のルーツは同じくウォンマウです。
毛色は美しくつやがあり、光沢があるのが特徴です。
また顔を含め体も丸っこく、愛らしい姿をしています。
性格は陽気で遊び好きで、なおかつ優しいです。
大きな声で鳴くことも少ないので、初心者にも飼いやすい猫の種類と言えます。
名称:バーミーズ
原産:ビルマ(ミャンマー)
毛のタイプ:短毛
体重:約3.0~6.0キロ
ボディータイプ:コビー
ペルシャと シャム猫 から生まれたのがヒマラヤンです。
両者のDNAを良いとこどりで引き継ぐ可愛らしい猫ちゃんですよ。
シャムの血を引き継いでいるところから、性格は温和で優しく、そこまで活発的でもないです。
見た目の顔が黒いポイントは親譲りですね。
ちなみに、顔の特徴でいうとヒマラヤンの目はサファイヤブルーのみです。
これもシャム譲りで、ペルシャにはサファイヤブルーの子はいません。
ペルシャに似ているところは顔が少し平べったいところですね。
後は毛がふさふさなところです。
猫の種類の中でも毛のお手入が大変ですので、美しい見た目を保ってなおかつ健康状態を良好にしてあげるためにも、毎日のブラッシングは覚悟しておいてください。
名称:ヒマラヤン
原産:アメリカ
毛のタイプ:長毛
体重:約3.2~6.5キロ
ボディータイプ:コビー
野生的な見た目が特徴で、ヤマネコかと思うような印象(実際にヤマネコの血を受け継いでいます)を受けます。
体つきもよく、オスであれば体重は8キロに及ぶものもいます。
ヤマネコのような顔つきで少々怖いと思われる方がいるかもしれませんが、見た目に反して優しい性格の持ち主です。
また、人懐っこくて賢いことでも有名で、中には人の話す言葉がわかるピクシーボブもいると言われるほどです。
猫ちゃんと話したいと思っている飼い主さんがいれば、その気持ちが届くかもしれません。
何よりスキンシップを大切にしたいという方にとって飼いやすい猫の種類ですよ。
名称:ピクシーボブ
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約4.0~8.0キロ
ボディータイプ:ロング&サブスタンシャル
「不機嫌なオヤジみたいな顔」と言われていますが、元からこんな顔なんですよ。
ブサイクだけど可愛い顔が、なんとも愛くるしい猫ちゃんです。
別名を「エキゾチックフォールド」「エクソフォールド」等と呼びます。
猫の心の声「ブサカワで悪かったな」
フォールデックスは、ぺちゃっとした鼻と、丸い顔、丸いクリクリとした目が特徴的です。
身体全体もぽちゃっとしていて、 フクロウ の様にも見えます。
1993年にカナダのブリーダーが スコティッシュフォールド と エキゾチックショートヘア を交配させることによって生み出した新しい種類の猫です。
平べったい鼻は、エキゾチックショートヘアから受け継いでいます。
また、スコティッシュフォールドの血も受け継いでいるので、耳が折れ曲がっている特徴もあります。
短毛の猫も長毛の猫もいて、色は特に限定されていないので、様々な外見のフォールデックスを見ることができます。
性格は、好奇心旺盛で人懐っこいので、たくさん遊んであげましょう。
名称:フォールデックス
原産:カナダ
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約2.3~3.6キロ
ボディータイプ:コピー
ブラジリアンショートヘアーは、ブラジルで初めて正式な猫種として登録された猫です。
シルクの様に光沢があり、手触りも良い被毛が人気の猫ちゃんです。
ブラジリアンショートヘアーは、ブラジルに古くから住んでいた猫と、1500年頃にポルトガル人に持ち込まれたイベリア半島猫が交配を繰り返したことによって生まれた猫であると考えられています。
かつて、ブラジルでパウロ・サミュエル・ラスキという人が、この猫の見た目のユニークさに注目し、1988年にブラジル初の正式な猫種として確立させました。
ブラジリアンショートヘアーは被毛の色は個体によって様々ですが、手触りがシルクの様に滑らかで、被毛の見た目も光沢があるので人気です。
体格は アメリカンショートヘアー より細く、 シャム猫 よりはがっしりしていると言われています。
性格は甘えん坊で、放っておくと拗ねて離れてしまうことがあるそうです。
人に構って欲しい猫ちゃんなので、家族で飼育して沢山遊んであげると良いでしょう。
名称:ブラジリアンショートヘアー
原産:ブラジル
毛のタイプ:短毛
体重:約3~5キロ
ボディータイプ:セミコビー
ブランブルは、ピーターボールドと ベンガル を交配させて生み出された猫種です。
世界でも珍しい品種で、日本ではほとんど見ることができません。
ブランブルは、世界で最も希少な猫種の一つと言われています。
猫の中では珍しいワイヤータイプの被毛と、その被毛の下にロゼッタパターン(雲模様)の肌があることが特徴です。
ベンガルの血を受け継いでいることから、野生的な特徴があり、運動が大好きです。
また、ネズミのおもちゃ等を見ると、トラが狩りをする様に襲い掛かっていくそうです。
ペットとして飼っている 小動物 を近づけない様に、気を付けましょう。
人間に対しては、人見知りをせず、友好的であると言われています。
現状では個体数が非常に少ない猫なので入手は困難ですが、出会うことができたらラッキーですね!
名称:ブランブル
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:統計不足
ベンガル猫はヤマネコであるアジアンレパードキャットを交配した結果生み出された猫ちゃんです。
ヤマネコのDNAを受け継いでいるため、その見た目は野性的ですね。
何と言ってもその見た目のワイルドさに釘付けになってしまう方が多いと思います。
その毛皮は、ヒョウ側好きにはたまりません!
野生の名残で遊ぶのが大好きなので、家で飼う場合はキャットタワーや、 猫用の遊び道具 を用意してあげるのが良いでしょう。
猫とたくさん遊びたい!遊ぶ時間をしっかりと確保できる!なんて方にはぴったりの猫ちゃんです。
野生的な見た目とは裏腹に、人懐っこく飼い主に甘えたりしてくるので、ギャップにやられる人もいると思います。
名称:ベンガル猫
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約3.5~8.0キロ
ボディータイプ:ロング&サブスタンシャル
正確な起源は明らかになっていませんが、16世紀にトルコの首都アンカラにいた長毛種がペルシャ、またはターキッシュアンゴラの祖先と言われています。
ふわふわの綺麗な長毛が魅力的で、キャットショーにも人気を集めていた種類です。
性格はおとなしく温和で、無駄に鳴くこともあまりないため、初心者の方にも飼いやすい猫ちゃんです。
見た目も豪華な長毛とぷっくりとした顔つきが可愛いと評判で、特にキャットショーではいつも注目の的でした。
その美しさと品格から、「猫の王様」と呼ばれるほど格式の高い猫ちゃんです。
美しさの代償としてはそれを維持することが大変になってきますので、毎日の丁寧な毛づくろいはかかせません。
最低でも1日1回はするようにしましょう。
猫ちゃんとのスキンシップの面でも、ブラッシングは大切です。
また、潰れたような鼻を持っていることから、鼻涙管が圧迫されて涙が出やすいです。
それに伴って目やにが発生しやすくなっているので、気付いたら小まめに取り除いてあげるようにしてください。
もし放置していると、目周辺の毛が変色したりと悪影響が出てしまいます。
名称:ペルシャ
原産:イギリス
毛のタイプ:長毛
体重:約3.2~6.5キロ
ボディータイプ:コビー
ボンベイは、バーミーズと アメリカン・ショートヘア を交配して出来た猫ちゃんです。
黒ヒョウをイメージして生み出されており、その名は、黒ヒョウが生息しているインドのボンベイ(現ムンバイ)に由来しています。
どの猫よりも漆黒なのが特徴のボンベイです。まさに小さな黒ヒョウとでも言うべき容姿をしています。
その他の色は一切入っておらず、真っ黒で、目は黄色です。
まるで魔女の宅急便に出てくるジジのようですね!
無駄鳴きもせず賢い猫で、なおかつ抜け毛も少なくブラッシングの手間も取られないので、特に初めて猫を飼う場合には最適な猫ちゃんであると言えます。
名称:ボンベイ
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約2.7~5.0キロ
ボディータイプ:セミコビー
起源は17~18世紀ごろのイギリスのマン島で、土着の猫が他の種類の猫がいない中で近親交配を続けた結果、突然変異で生まれたとされています。
尻尾が極端に短いところが最大の特徴です。
特にまったく尻尾のないものを「ランピー」と呼びます。
尻尾がほとんどないその姿は、まるで うさぎ のようなおしりです。
温厚な性格を持っていて、飼い主に対しては従順です。
それほど運動量が多くない猫の種類でもあるので、初めて猫を飼うという方にも飼いやすいと思われます。
ほどよく遊んであげる程度で、キャットタワーもわざわざ高いものを買ってあげなくて大丈夫ですよ。
名称:マンクス
原産:イギリス
毛のタイプ:短毛
体重:約3.0~6.0キロ
ボディータイプ:コビー
マンダレイは、バーミーズと黒い短毛の猫の交配によって生まれました。
サテンの様な艶のある被毛や、琥珀色の眼が魅力です。
マンダレイは、まだ歴史が浅い猫ちゃんであり、現在はニュージーランドでしか猫種として公認されていません。
1980年代にニュージーランドで飼育されていたバーミーズが家から逃げ出し、雑種の短毛の黒猫と交配して生まれた子猫がマンダレイです。
バーミーズとマンダレイでは、被毛の特徴が異なります。
バーミーズは、顔や耳・しっぽ等の身体の一部の毛色が他の部分よりも濃くなるポイントと呼ばれる特徴を持っていますが、マンダレイはポイントは入らず、単色の被毛です。
最初に生まれたマンダレイは漆黒の被毛でしたが、ブリーダーの手によってエボニー、ブルー、チョコレート、ライラック、シナモン、クリーム 等、様々の色の被毛のマンダレイが生まれました。
サテンの様にツヤツヤした被毛なので、上品なイメージがある猫ちゃんですね!
性格は人懐こく、飼い主や他のペットとも仲良くしやすいと言われています。
また、身体が筋肉質であり、運動量が多いので、飼育する際は猫が運動しやすい環境を用意してあげましょう。
名称:マンダレイ
原産:ニュージーランド
毛のタイプ:短毛
体重:約3.5~6.5キロ
ボディータイプ:コビー
短い手足が特徴の可愛らしい猫ちゃんです。見たことがある人も多いのではないでしょうか。
まるで 犬 の ダックスフンド の猫バージョンみたいですよね。
マンチカンはとにかく手足が短くて可愛い種類の猫ちゃんです。
性格は人見知りをしないですし、すぐに飼い主の言うことを聞くようになる従順さを合わせ持っています。
子猫のときから育てていれば、飼い主の声をしっかりと覚えますし、お留守番も利口にこなすことができます。
馴れなれしいマンチカンですが、怖がりな側面もありますので、必要以上に物音を立てたり、怒鳴ったりすることは絶対にやめましょう。
もしそんなことをしたら、敵だと見なされてずっと仲良く暮らすことができなくなるかもしれません。
初めての人でもすぐに懐いてくれるマンチカンは、猫初心者の方にオススメです。
名称:マンチカン
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約2.0~4.0キロ
ボディータイプ:セミフォーリン
ミヌエットは マンチカン とペルシャの組み合わせがベースの猫の種類です。
元々はナポレオンという名称だったのですが、2015年にTICAにおいてミヌエットという名称に変更されています。
ベースになっているペルシャは鼻ぺちゃが原因で呼吸器系の疾病にかかりやすいことが難点でした。
そこで、ペルシャの美しさを残しつつ、少しでも鼻ぺちゃを改善しようと生み出されたのがミヌエットというわけです。
それに加えて足が短い マンチカン の可愛さも取り入れられました。
わかりやすく言えば、鼻が低くなく凛々しい顔をしていて足の短いペルシャですね。
名称:ミヌエット(ナポレオン)
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛、長毛
体重:約2.0~4.0キロ
ミンスキンは、短足・無毛と大きな目・大きな耳が魅力の猫ちゃんです。
大人になっても、ずっと子猫の様に見えることも特徴です。
ミンスキンは、無毛の スフィンクス と短足の マンチカン の交配によって生まれた猫ちゃんですので、両方の特徴を受け継いでいます。
スフィンクスとマンチカンの交配によって生まれた猫は、他にもバンビーノという猫がいますが、ミンスキンはその後にデボン・レックス、 シャム 、バーミーズを更に交配して生まれた猫であることがバンビーノとの違いです。
無毛の特徴を持っていますが、個体によって〈完全に無毛のもの〉、〈地色と異なるポイント部分にだけ毛が生えている(ファーポインツ)〉、〈全身にカシミアの様な手触りの良い短い毛が生えている(フリーコーテッド)〉といった様々な被毛の種類を持ちます。
被毛が薄いと、抱っこした時に体温の温かさをより感じるそうです。
ミンスキンの様に無毛の特徴を持つ猫は、皮脂が吸収されにくいので、日頃からしっかりとケアをしてあげないと、皮膚病になってしまうリスクが高くなります。
また、体温調節にも気をつけましょう。
定期的にお風呂に入れたり、タオルで身体を拭いてあげて下さい。
名称:ミンスキン
原産:アメリカ
毛のタイプ:ヘアレス、ミディアム
体重:約2~3キロ
ボディータイプ:セミコビー
別名「穏やかな巨人」と言われるほど、とっても大きくて毛もふかふかした可愛い猫ちゃんです。
とにかく大きい猫ちゃんで、世界一大きな猫としてギネス記録に認定されているほどです。
体が大きい割には性格は非常に穏やかで、小さい子供がいたとしても一緒に暮らすことができるでしょう。
また、何と言ってもたまらないのはふかふかでもふもふの毛並みです。
その大きくてたくましい体に顔をうずめたくなること間違いなし!
一番大きく育つ猫ということもあり、飼うときにには家に十分なスペースを確保しておく必要があります。
飼うことを検討しているのであれば、ワンルームなどの広くないお家の方は要検討ですね。
名称:メインクーン
原産:アメリカ
毛のタイプ:長毛
体重:約4.0~9.0キロ
ボディータイプ:ロング&サブスタンシャル
メコンボブテイルの最大の特徴は、 シャム猫 のようなポイントカラーと短い尻尾です。
被毛はシャム猫と同様に光沢があってつやつやとしています。
そしてスレンダーな体型で、ブルーの瞳を持っています。
性格は人懐っこく、他の動物や子供とも接することができる社交性を併せ持っていますよ。
現在は主にロシア、ベラルーシ、チェコなどで飼育されており、日本においてはお目にかかることがあまりできないです。
名称:メコンボブテイル
原産:ロシア
毛のタイプ:短毛
クルクルした巻き毛が愛らしく、がっしりした筋肉質な身体も特徴あるモハーベボブ。
デザートリンクスと呼ばれる4種の猫種のグループに属している、まだ歴史の浅い猫です。
モハーベボブは、セルカーレックスとデザートリンクスを交配させて生み出された種類の猫です。
モハーベボブも、親猫であるデザートリンクスも、デザートリンクスの猫種グループに属しています。
デザートリンクスの猫種グループに属している4種の猫は、その全てが、ヤマネコの様な筋肉質な身体と、後脚が前脚よりも少し長いという特徴を持っています。
そして、4種類の猫は、耳の形状と被毛の色、被毛が直毛か巻き毛かによって分類されています。
モハーベボブは、「耳の形状は関係なく、被毛が白以外の色で、巻き毛である」猫ちゃんが分類されます。
フワフワな巻き毛は、癒されますね。
見た目はヤマネコの様に野生的なモハーベボブですが、飼い主に対しては従順で、愛情深い性格であると言われています。
また、他の猫や人間の子供とも仲良くなれる性格なので、比較的、飼いやすいと言えるでしょう。
名称:モハーベボブ
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約4.5~8キロ
名前が長いですが、「ユークレイニアン」は〈ウクライナの〉という意味で、「レフコイ」は折れ耳が花の花弁に似ていることから、ロシア語で花の名前を表しています。
無毛と折れ曲がった耳が特徴的な、新しい品種の猫ちゃんです。
ユークレイニアンレフコイは、無毛の猫であるドンスコイと耳が折れた猫である スコティッシュフォールド を交配させて作られました。
2004年に誕生したばかりの、新しい品種です。
猫種として認められているのはウクライナとロシアのみで、まだ国際的には公認されていません。
毛はほとんどなく、生えていても産毛の様なうっすらとした毛です。
見た目が珍しいので、人によっては敬遠してしまうかもしれませんが、ユークレイニアンレフコイは性格が人懐っこく甘えん坊なので、飼育している人は可愛くてたまらないそうです。
飼育する際の注意点は、無毛なので皮脂が吸収されず、皮膚の病気にかかりやすいことです。
定期的にお風呂に入れたり、身体を拭いてあげて下さい。
また、耳が折れ曲がっていることから、耳の病気のリスクも高くなります。
耳から膿が出ている様な異常がないか、頻繁に確認しましょう。
最後に、スコティッシュフォールドやユークレイニアンレフコイの特徴である折れ耳は、遺伝子による奇形の一種です。
折れ耳の猫同士を交配させることは重大な病気に繋がると言われていますので、絶対にやめましょう。
名称:ユークレイニアンレフコイ
原産:ウクライナ
毛のタイプ:無毛
体重:約3~4.5キロ
ヨークチョコレートは、ニューヨークで農業を営んでいたジャネット・チファリーの家で生まれたチョコレート色の猫が起源とされています。
そのヨークチョコレートをもとに交配を進め、1989年に出場したキャットショーでは初登場ながら優勝を飾っています。
1992年にCFFで、1995年にはCCAに公認され、歴史はまだ浅いものの認知を密かに拡大していっています。
名前はヨークチョコレートというものの、カラーはチョコレート以外にもライラック、チョコレート&ホワイト、ライラック&ホワイトのバイカラーも認められています。
性格は人懐こく友好的で、猫の種類の中では珍しく抱っこや撫でられることにもあまり抵抗がありません。
毛の長さも短毛のため、ブラッシング頻度が週1回程度と少なく飼いやすい猫の種類の部類に入ると思います。
名称:ヨークチョコレート
原産:アメリカ
体重:約4.5~7.2キロ
ヨーロピアンショートヘアーは、古くからヨーロッパに生息していた猫でしたが、1982年に正式な猫種として登録されました。
自然発生の猫なので、健康的な身体を持っています。
ヨーロピアンショートヘアーは、以前はイギリスの ブリティッシュショートヘアー と同種とみなされていました。
しかし、1982年に、スカンジナビア半島の土着猫が保存の目的で品種登録され、ブリティッシュショートヘアーとは異なるヨーロピアンショートヘアーという猫種が確立されました。
自然発生の猫らしい、頑丈でぽっちゃりした体型が可愛らしいです。
被毛は短毛で密集していて、光沢があり、色は個体によって様々です。
性格は社交的で、他のペットや子供がいる家庭でも飼いやすいと言われています。
ただ、縄張り意識が高い猫なので、他のペットとの住み分けを上手くできる様にしてあげましょう。
名称:ヨーロピアンショートヘアー
原産:ヨーロッパ
毛のタイプ:短毛
体重:約3.5~7キロ
ボディータイプ:セミコビー
まるで狼の様に見える珍しい猫、ライコイ。
2012年に登録されたばかりの、新しい品種の猫ちゃんです。
ライコイは、突然変異により非常に低い確率で発生する猫です。
最初に発見されたライコイは、突然変異で被毛が薄くなった2系統の猫同士を交配させて生まれました。
ライコイの被毛は、独立した白と黒の被毛が入り混じっている「ローン」と呼ばれるパターンで、これは大変珍しいパターンだと言われています。
また、ライコイの被毛は成長に伴って変化します。
生まれた時は全身に毛が生えていますが、生後3週齢頃から毛が抜け落ちていき、生後10週齢頃には大人の猫と同じ様なローンパターンの被毛になります。
また、春先に毛が抜け落ち、 スフィンクス の様に全身の毛がなくなる時期もあるそうです。
ローンパターンが出る頃には、目・耳・鼻・口周りの被毛がなくなるので、その姿が狼に似ていることから「オオカミ猫」と呼ばれています。
そして、猫なのに性格は人に対して忠実で、まるで犬の様なのだとか。
個体数が少なく、入手は難しいですが、その珍しさに人気が殺到している猫です。
名称:ライコイ
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約2~4.5キロ
ボディータイプ:フォーリン
ラガマフィンは、 ラグドール を元に生まれた猫の種類です。
ラグドールを生み出したアメリカ・カリフォルニア州のブリーダーであるアン・ベイカーは、自身が創設したIRCA(International Ragdoll Cat Association)に所属しているブリーダーにしかラグドールの名前を使わせませんでした。
このフランチャイズのような商売に反発したブリーダーたちが、RFCI(Ragdoll Fanciers Club International)という独自の団体を設立し、ラグドールをベースにヒマラヤンやペルシャなどと交配をして生み出したのがラガマフィンです。
猫で最も重量級のラグドールがベースになっている品種ですので、体が大きくどっしりと筋肉質なところが特徴です。
成長がゆっくりしており、体が完全に成長しきるまでには約4年ほどを要します。
また、ラガマフィンという名前は英語で「いたずら小僧」という意味を表しており、RFCIのメンバーが冗談半分で名付けたと言われています。
後に名称を変更しようとしましたが、名前の変更要請が却下されてしまったために現在でもラガマフィンという名前が使われているのです。
名称:ラガマフィン
原産:アメリカ
毛のタイプ:長毛
体重:約4.5~9.0キロ
ボディータイプ:ロング&サブスタンシャル
ラグドールは、猫の種類の中でも一番重くなると言われています。
中には10キロを超えてくるラグドールも出てきており、人間でいう2〜3歳児と同じぐらいの重さになります。
ラグドールは英語でボロ人形という意味です。
人間が抱っこしても静かにしていることや、ふわふわな毛並みの抱き心地の良い体からそう名付けられたと言われています。
そのため、ラグドールは抱き猫としても有名なのです。
大人になると重くて持ち上げるのに力がいりますが、猫は基本的に抱っこされるのが得意ではないので、抱っこ好きにはたまらないですよね。
その大きい体をもふもふしたいという方も多いことでしょう。
ラグドールは最大級の大きさを誇る猫で肥満になりがちになるところが懸念点です。
もし飼われる場合は、食事管理と運動管理をしてあげることがマストになってきます。
くれぐれも太らないように気を付けてくださいね。
名称:ラグドール
原産:アメリカ
毛のタイプ:長毛
体重:約4.5~9.0キロ
ボディータイプ:ロング&サブスタンシャル
ラパーマは見ての通り、全身がくるくるの毛で覆われています。
アメリカのオレゴン州を原産とし、突然生まれた無毛の子猫にやがて巻き毛が生えてきたのが始まりとされています。
名前の由来はパーマがかかっているという意味を表す英語「Permanent」から来ているのでわかりやすいですね。
とても好奇心旺盛なラパーマは、遊ぶのが大好きです。
猫のおもちゃを用意してあげ、目一杯ともに遊んであげると喜んでくれるでしょう。
元々は農業を営んでいる農家でネズミや害虫駆除のために用いられていたということもあり、ワーキングキャットの名残があるものと思われます。
また、ときには甘えたな一面を見せてくるのがラパーマの良いところです。
突然と飼い主のひざの上に乗ったり、顔を擦り寄せて来たり、猫らしいツンデレ具合をよく見せてくれるはず!
何より見た目のパーマが他の猫の種類とはまったく異なる特徴ですので、ラパーマがお気に入りになるという人も多いのではないかと思います。
個性を大切にしたいという飼い主の方には、是非ともおすすめしたい猫の種類です。
名称:ラパーマ
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛
体重:約2.2~4.5キロ
ボディータイプ:セミフォーリン
ラムキンという名前は、英語で「子羊」を表します。
まるで小さな羊の様な猫であることから、名付けられました。
ラムキンは、短足の猫である マンチカン と、カールした被毛を持つセルカークレックスの交配によって生み出されました。
両方の親の特徴を受け継いで、短足とカールした毛が魅力の猫ちゃんです。
毛色は白が最も多いですが、他にも様々な毛色を示します。
そして、身体が最も小さい個体は体重が1.8キロ程度しかなく、その姿は「小さな子羊」に例えられています。
性格は人懐っこく、遊ぶことが好きですが、必要以上に鳴かない大人しい猫でもあります。
マンション等、人の目が気になる家でも比較的、飼いやすいかもしれません。
まだ品種としては研究途中の猫であり、飼育に関してわかっていない面も多くありますが、注意すべきこととして、真菌・細菌による皮膚の病気にかかりやすいことが挙げられています。
飼育する際は、皮膚や毛のお手入れをしっかりしてあげましょう。
定期的に動物病院で健康診断をしてもらった方が、確実かもしれません。
また、足が短い動物は足に負担がかかり、ヘルニアになるリスクも高くなります。
肥満が更なるヘルニアの原因になるので、餌の食べ過ぎには注意しましょう。
あまり高さのある場所へ上らせないことも、ヘルニアの予防として大切です。
名称:ラムキン
原産:アメリカ
毛のタイプ:短毛・長毛
体重:約1.8~4.1キロ
ボディータイプ:セミフォーリン
灰色の毛並みに、エメラルドグリーンの瞳が特徴のロシアンブルー。
その名の通り、ロシアが原産の猫ちゃんです。
ロシアンブルーはとても忠誠心の高い猫として有名です。
そのため、飼っているブリーダーの人は、ロシアンブルーのことを犬っぽいという人が多いです。
飼い主以外の人にはあまり懐くことがないため、犬みたいな猫と一緒に暮らしたい人には特におすすめの猫ですね。
非常に人見知りな猫なので、あまり外部の人や動物と接する機会は増やさない方が良いかもしれません。
とてもシャイで神経質なので、そのようなことを繰り返していると嫌われちゃいます。
ロシアンブルーは、とても静かでほとんど鳴くことがありません。
そのため、別名は「ボイスレスキャット」と言われています。
犬のように頭が良くて従順でなおかつ静かという気品溢れる猫ですので、猫と静かに暮らしたいという人にはぴったりかもしれません。
先述したように、ロシアンブルーの瞳は綺麗なエメラルドグリーンになっており、見つめているだけで吸い込まれそうになってしまいます。
実は、子猫のときにはエメラルドグリーンではなく青色をしており、とても綺麗な目ができあがるまで約2年ほどかかると言われています。
名称:ロシアンブルー
原産:ロシア
毛のタイプ:短毛
体重:約2.2~5.0キロ
ボディータイプ:フォーリン
本記事では猫の種類を一挙にご紹介させて頂きました。
定番の猫ちゃんはもちろんのこと、知らない猫ちゃんも意外といたのではないかと思います。
今回ご紹介した猫の種類の中で、あなたのお気に入りが見つかったのであれば筆者としては嬉しいです。
冒頭にも記載した通り、猫は近年ブームが来ておりパートナーとして一緒に住まわれる方が増えてきています。
特に一人暮らしの方や年配の方でもお迎えすることができるために注目を浴びています。
相性の良い猫の種類を見つけることができれば、きっと最良のパートナーになってくれることでしょう。
そんな猫に魅せられてしまった方の中で、実際にこれから猫を飼いたいと思っている方もいるかもしれませんね。
猫を飼うために必要な情報をまとめた記事もありますので、合わせてお読み頂けると猫への理解がぐっと深まります。
・ おすすめのキャットフードやキャットフードの選び方をまとめた記事
これらの猫に関する記事を読んで頂ければ、猫との距離感が今まで以上に近くなってくると思います。
飼いやすい猫だからといっても、人間と全く同じ大切な命ですので安易な気持ちでは絶対に飼わないようにしましょうね。
本当に心から猫を愛する人の元へ、可愛い猫ちゃんが迎えられていってほしいです。
また、本記事以外にも「こんな猫の種類も紹介してほしい!」というようなご要望があれば Petpedia編集部 に申し付けください。