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ハムスターの寒さ対策をしっかりした上でも、 ケージ や巣箱近くが7℃になるならペット用ヒーターを用意しておくべきです。
これは、ハムスターにとっての最適な気温は20℃とされており、15℃以下になると疑似冬眠の危険性が高まるため。
疑似冬眠は、凍死する一歩手前という非常に危険な状態です。
個体差や環境によって差がありますが、一般的に10℃以下の日が続くと疑似冬眠に入るとされています。
また、気温差があまりに大きいと体調を崩しやすくなるので、季節の変わり目にも注意したいところ。
おおよそ10℃の気温差で体調が悪くなることが多いです。
体調が悪くなることで免疫力が落ち、大きな病気に繋がることもあります。
疑似冬眠や体調の変化を防ぐためにも、適切な温度管理と防寒対策をしておきましょう。
寒さが苦手なハムスター。
しっかりした防寒対策が必要です。
しかし、それはいつから必要なのでしょうか。
ハムスターの防寒対策を始める時期は、住む地方や住宅環境にもよりますが、ひとつ言えることは「冬が深まる12月からでは遅い」ということです。
用心しておいてほしいのは、気温差が大きくなってくる秋、9月末頃から。
この時期は暑いと思っていたら突然夜に冷え込んだりと、気候が非常に不安定。
気温差から体調不良に陥ることも少なくありません。
巣箱からあまり出てこない、動作が遅いなど、ハムスターが寒がる様子がみられる場合は寒さ対策の目安です。
防寒グッズは早めに用意しておきたいものですね。
ハムスターの防寒対策で知られているのが電気ヒーター。
ハムスターが中に入ったり上に乗ったりというケージ内に入れるタイプと、ケージ下に敷いて広範囲を温めるタイプがあります。
最近では天井に下げるものや電球タイプのものも登場しています。
温度調整できるものも出てきているため、突然の気温変化にも対応できますね。
一部では電気ヒーターによる火事や事故も懸念されていますが、少なくともヒーターが原因で火事になったという話はありません。
ただし、電気のコードをかじってしまったり本体自体をかじってしまったりという事故は考えられるため、心配な場合はケージの下に敷くタイプがおすすめです。
パネルヒーターは、直接触っていると低温火傷をする可能性があるので、必ずケージ下に設置しましょう。
もしハウス型のケージ内に設置するヒーターを選ぶ場合は、かじり防止対策がされている物を選んでください。
インターネットやペットショップでは、様々なタイプの小動物用ヒーターが販売されています。
ここでは、おすすめのヒーターをご紹介していきます。
住宅の床暖房として使用されている素材を採用した自己温度制御式パネルヒーターです。
こちらはケージの下側に設置するタイプなので、コードをかじられてしまうといった心配もいりません。
使用する際には、ハムスターが熱いと感じたときに逃げ場ができるよう、パネルヒーターがケージの床面積の1/3以下になるように設置しましょう。
参考価格:3,575円(税込)
メーカー名:ジェックス
サイズ:20x19.5x1cm
原産国:日本
ハムスターにびったりなケージ内用のヒーター。
室温や使用状況によってあたたかさを使い分けられるリバーシブルタイプです。
高温面約38℃と低温面30℃を使い分けて冬を越すことができます。
コード全体は金属チューブでカバーしているため安心。
水拭きできるのでお手入れ簡単です。
参考価格:2,250円(税込)
メーカー名:マルカン
サイズ(幅X奥行X高さ) :14.2×9.2×1.5cm
重量:21g
生産国:中国
ハムスターのハウス型ヒーター。
体を芯から暖める赤外線で、寒い日も快適に過ごしてもらえます。
床面は低温・高温のリバーシブルタイプ。
ドーム部分を取り外してパネル型として使用することもできます。
参考価格:2,288円(税込)
メーカー名:マルカン
サイズ(幅X奥行X高さ) :12.6×13.6×7.3cm
重量:500g
生産国:中国
多重安全装置の付いたケージ下に敷くヒーター。
ケージ内の温度を最適に保つ優れもの。
温度を完全自動制御してくれるので安心です。
遠赤外線温熱マットにより寒い日もポカポカです。
自己消火性機能が付いているため、万が一オーバーヒートしても火事の心配もありません。
参考価格:2,630円(税込)
メーカー名:みどり商会
サイズ(幅X奥行X高さ) :25×22×0.1cm
重量:150g
小動物にぴったりな床下に敷くタイプのパネルヒーターで、熱効率をアップさせる断熱シート付き。
床が熱くなりすぎないので安心です。
安全性も高く、生き物に優しい商品と言えます。
参考価格:2,480円(税込)
メーカー名:SANKO
サイズ(幅X奥行X高さ) :14×2.5×28cm
重量:130g
生産国:日本
ケージ下に敷くタイプのヒーター。
約25~45℃の範囲で任意の温度に設定できる設定温度可変式PTCパネルヒーターです。
温度管理がしっかり見えるので安心。
寒い冬でもポカポカで過ごしてもらえますね。
参考価格:5,980円(税込)
メーカー名:ビバリア
サイズ(幅X奥行X高さ) :24×48×1cm
重量:300g
電球タイプで熱を放射するヒーター。
周囲の空気を暖め寒い冬でも快適に過ごすことができます。
スチール製のカバーで保護されているのでかじったりのイタズラを防ぎます。
参考価格:5,980円(税込)
メーカー名:マルカン
サイズ(幅X奥行X高さ) :8.5×8.5×1.8mcm
生産国:中国
ハムスターの寒さ対策には、電気ヒーターを使用すること以外にも様々あります。
寒い冬の日からハムスターを守るためには、どのような工夫があるのでしょうか。
大前提ですが、ハムスターのケージは冷え込む場所ではなく暖かい場所に設置してください。
外からの冷気が伝わりやすい窓際やドア付近は避けましょう。
また、冷たい空気は下にたまるので、床から近いところよりも床から離れる机の上がおすすめです。
あなたの部屋にケージを置いておけば、常に安心な上にあったかです。
しかし、夜は暖房を切る人もいると思いますので、部屋自体に工夫することで部屋全体を暖めましょう。
例えば、カーテンや断熱シートで窓の断熱対策をする、ドア下や壁の隙間をふさぐ、サーキュレーターや扇風機で部屋の空気を循環させるなど。
ただし、温風や熱が直接ケージに当たると温度変化が大きくなるので、ケージとの位置関係に気を付けてください。
寒い冬は、床材を多めに入れてあげることで、暖かさを保つことができます。
広葉樹のおがくずには、保温効果だけでなく、消臭効果もあるためおすすめ。
また、ハムスターは新聞紙や綿も巣箱に持ち込んで暖をとります。
しかし、綿は足に絡んで怪我をしたり、誤食したりという危険があるため気を付けてください。
段ボールでケージの回りを一周囲う、前面をくり抜いた段ボールに入れるだけでも保温効果があります。
ケージ内のハムスターの様子が確認できるように、一面は開けるようにしておきましょう。
壁とケージの間を埋めるように、タオルや毛布を敷き詰めたり、上からかぶせるのもおすすめ。
それだけで保温・断熱効果があります。
しかし、金網ケージの隙間からハムスターがタオルをかじったり、上にかぶせたタオルをよじ登って脱走したりという危険性もあるので、かじり癖があったり、脱走することが多いハムスターには向かないかもしれません。
アルミの断熱シートを貼り付け、ケージの下にコルクマットを敷くことで高い保温・断熱効果が得られます。
100円均一でも手に入るので、用意しておくと安心ですね。
ハムスターに中身をかじられないように、ケースに入れたカイロを巣箱に設置すると良いでしょう。
もしかじることがないのであれば、貼るカイロをケージの側面や巣箱に貼って利用することも可能です。
その場合は低温やけどにならないよう注意しましょう。
また、湯たんぽなら繰り返し使うことができるため経済的です。
専用のものを買わなくても、ペットボトルにお湯を入れた簡易湯たんぽでも良いでしょう。
ただし、カイロも湯たんぽも暖かさは長時間維持できないため、短時間のお留守番やお出かけの際など、補助的に使うのがおすすめです。
ハムスターの寒さ対策には様々ありますが、効率的にヒーターを使用すると安心です。
その際は使用上の注意をよく読み、ハムスターの安全と健康を最大限に考慮して使用しましょう。
寒い時期がやってきて、まずやってほしいことはケージを囲むこと。
前述した段ボールや大き目の水槽や、衣装ケースの中など、まずは冷気が入らない工夫をしてあげましょう。
そして寒さが本格化したらヒーターの出番というように、寒さと季節の移り変わりに合わせて対策を行ってくださいね。
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最終更新日 : 2024/10/09
公開日 : 2017/09/04