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ハムスターは雑食性で与えられれば何でも食べてしまいます。
しかし、当然ですが偏った餌のやり方は栄養バランスが悪くなり健康に影響します。
また、食べてはいけない食品も存在します。
このページでは、ハムスターを迎える前に絶対に知っておきたいハムスターの餌について、主食や適切なやり方、おすすめフードの他、食べてはいけないものなどをまとめました。
ハムスターは雑食性で基本的に何でも食べてしまいます。
したがって、飼い主がある程度コントロールする必要があります。
ハムスターの食事は、ペレットを中心に、野菜や副食などを与えましょう。
いろいろなものを与えることで、災害時や病気のとき普段食べているものが食べれない場合にも、その代替品が見つかりやすくなります。
種類豊かに、栄養バランスの良い食事を意識してくださいね。
ペレットは、人工的につくられた餌で、ハムスター用は半生のものや乾燥した固形のタイプがあります。
半生のものは長期保存に向いておらず、乾燥した固形のものの方が日持ちが良く一般的。
乾燥した固形のものは硬さがあるため、ハムスターの歯の伸びすぎを防いでくれます。
栄養バランスを考慮した素材が凝縮されていおり、主食として野菜や穀物などと共に与えましょう。
栄養成分で目安となるのは、タンパク質16%、脂肪5%、繊維12%以上がおすすめ。
低脂肪、高タンパクのものほど理想的です。
ハムスターの免疫力と健康の維持をサポートするペレット。
アガリクス・ブラゼイ・ムリル、初乳の主成分であるヌクレオチド配合。
健康状態やストレスに配慮されているだけでなく、おおばこ・たんぽぽ粉末も配合されていてハムスターのおしっこの臭いに配慮。
腸まで届く乳酸菌・高濃度殺菌菌体配合で腸内環境を整えます。
ダイエットが必要なハムスターに最適な低カロリーなペレット。
バランスの良い栄養配分で健康状態をサポート。
免疫力を高めるプロポリスを配合し、タンポポ、オオバコ成分が消化吸収を助けます。
野菜も主食のひとつとして与えましょう。
ただし、あくまでペレット中心なので、適量を。
適量はハムスターの大きさにもよりますが、ほんのひとかけでも十分です。
野菜を与えるときはよく洗って水気を切った新鮮なものを与えてください。
ハムスターが両手で持てる位の食べやすい大きさに切ってあげるのがベストです。
ハムスターが好む野菜は、にんじん、サツマイモ、キャベツ、カボチャ、ブロッコリー、チンゲン菜、小松菜、大根の葉、とうもろこしなど。
なるべく多くの種類を与えて、いろいろな野菜に慣れておくのが良いでしょう。
水分が多いので与えすぎに注意すべきは、トマト、キュウリ、レタスなどです。
水分を摂りすぎると、下痢を起こしますので、注意しましょう。
小動物用の乾燥野菜。
さまざまな野菜が入っているため、ハムスターの好みの野菜を見つけるのに最適です。
いざというときのために、どんな野菜でも食べられるようにしておきましょう。
主食以外にも、さまざまな食べ物に慣らすため、栄養分の補給のために副食を与えましょう。
動物性タンパク質は、2〜3日に1回極少量を与えます。
ゆで卵の白身や煮干、チーズ、小動物用のミルク、ゆでた鶏肉、ドッグフード、キャットフードなど。
煮干やチーズを与えるときはなるべく塩分の少ないものを。
小動物用粉ミルク。
ハムスターに与えるのに最適なミルクです。
ハムスターが大好きなバナナの香りがするので初めてでも安心。
おなかの健康を考えた素材でつくられ、アミノ酸も補給できます。
災害時や、食欲がなくいつもの餌が食べられないときのために、野草にも慣らせておくと良いでしょう。
必ず必要となるものではないので、たまに与えます。
公園などで探せば手に入りますが、種類を必ず確認しましょう。
ハムスターが好む野草は、ハコベ、タンポポ、クローバー、ナズナ、オオバコ、チモシーなど。
与える前は必ず水洗いをし、泥や土は落とします。
また、図鑑などで名前を確認し、ハムスターが食べても問題ないことを必ず確認してからあげてください。
ハムスター用のビタミン剤やミネラル剤、乳酸菌を、栄養補助として適量を与えると良いでしょう。
サプリメントはハムスターの健康を保ち栄養を補います。
特に、シニアのハムスターにとって免疫力を上げることに役立ちます。
必ず商品に記載されている用法・用量を確認してからあげてください。
嗜好性が高いものも多いため、毎日のおやつとして与えても良いでしょう。
小動物が食べやすい小粒タイプの乳酸菌サプリメント。
ハムスターの1日の目安量3~5粒でハムスターの腸内を整えます。
コンスタントに与え続けることで、免疫力を高める効果も。
美味しくつくられているため、おやつとして与えてることもできます。
果物は糖分が多いので、あげ過ぎには気をつけてください。
生の果物の場合は、もちろん新鮮なものを、水洗いしてから与えましょう。
りんご、メロン、ぶどう、イチゴ、バナナ、パイナップルなどを喜んで食べます。
果物の中には、野草と同じくハムスターにとって有害なものもありますので、調べてから与えるようにしましょう。
食べやすくカットされた天然素材の乾燥りんご。
無添加で安心。
無加糖なのでダイエット中のハムスターのおやつとしても良いでしょう。
ハムスターといえばひまわりの種。
ハムスターにとって種子類は嗜好品であり大好きな食べ物のひとつです。
しかし、カロリーが高いため、与えすぎると肥満の原因に。
主食のようにたっぷり与えてしまうと健康に悪影響な上、偏食を起こしてペレットなど主食を食べなくなる可能性もあります。
分量に気をつけて与えましょう。
特にひまわりの種、ピーナッツ、アーモンド、クルミ、ピスタチオなどを好みます。
ハムスターにとって有害な食べ物は人間の身近なところにあります。
ハムスターは基本的に何でも食べようとしたり齧ってみたりするため、食べてはいけないものをしっかり把握し、ハムスターの手の届かない場所に置いておきましょう。
日頃与えないものをあげるときは、必ずインターネットや飼育書で調べてからあげてください。
ハムスターはその体が小さい分、犬猫に比べても極少量で致死量ということもあり得ます。
また、食べて良いものであっても、あげ過ぎると健康に良くないものも。
飼い主が食事についてしっかり把握しておき、コントロールしてあげたいですよね。
ネギ類には、血液の中の赤血球を壊す成分が含まれています。
犬、猫が食べてはいけないように、ハムスターにもネギ類は厳禁。
誤って食べてしまうと貧血や肝不全といった病気を引き起こす可能性も。
犬、猫など多くの動物が食べることで中毒になるとされる食品。
ハムスターにとっても同じく有害です。
チョコレートに含まれるカフェインによって、中毒になる可能性あり。
中毒から体調不良や食欲減退、最悪の場合死に至ります。
アボガドも肝臓障害、痙攣発作などを起こす場合があるため危険な食材。
少量でも危険なので、人間用のサラダなどの取りこぼしには十分注意してください。
種子類としてドングリを与えようという飼い主がいるかもしれませんが、ハムスターにとってこれは大変危険。
ドングリの芽の部分には、タンニンと言う物質が含まれており、ハムスターの肝臓や腎臓に大きな障害を与える可能性があります。
ハムスターの主食になる野菜や大好きな果物の中にも、与えるべきでないものがあります。
リンゴの種子や桃、アスパラガス、ジャガイモ、ワラビ、トマトは与えないようにしましょう。
室内外で飾られる観葉植物類も、ハムスターが齧らないように注意してください。
特に室内に置いてある場合は、ハムスターが絶対に近づかない場所へ。
ハムスターが食べると危険な植物は、サツキ、ツツジ、シダ、カラジューム、クリスマスローズ、ジンチョウゲ、ディフェンバギア、オシロイバナ、ヒヤシンス、アジサイ、アイリス、アヤメ、ショウブ、スズラン、アサガオ、スイセン、ポインセチアなど。
ハムスターの1日の食事の目安量は、体重の5~10%くらい。
例えば、35gのジャンガリアンハムスターなら、2、3gが目安です。
これはハムスターのペレットの袋に記載があるので、そちらを目安として与えて下さい。
回数は1日1回。
ハムスターは夜行性のため、夕方に与えるのが良いでしょう。
一度で食べきるというよりは、巣に貯蔵することが多いので厳密な時間を決めなくても大丈夫です。
ある程度の時間がたっても貯蔵されたまま残った餌は取り替えてあげます。
ハムスターが餌を食べないと心配なものです。
ただし、餌を食べない理由は何通りか考えられるため、すぐに病気を疑うのは良くありません。
原因を把握した上で、必要に応じて動物病院を受診しましょう。
ハムスターは1歳半を超えると、シニアとして接する必要が出てきます。
この頃から食事のバランスを見直しましょう。
動物性タンパク質や種子類を減らし、野菜を多めにします。
だんだん硬いものが食べられなくなってくるため、ペレットの食べる量が減る可能性もあります。
そんなときは、ペレットを水でふやかすなど食べやすくしてあげましょう。
ハムスターは警戒心が強く臆病です。
お店や他の家庭などから迎え入れて間もない場合は、人や環境に慣れていないため、食欲がないことがあります。
あまり近くで見ずに、まずはそっとしておきましょう。
お腹が空けば自然と餌を食べるので、遠くから見守ってあげるのが良いでしょう。
もし、丸1日経っても全くペレットを食べていないようなら、ペレットの種類を変える、小動物用のミルクをペレットにかけるなど工夫をしてみてください。
それでも食べないときは、購入したペットショップや譲り受けた家庭にご相談を。
歯が弱ってしまったハムスターは、食べたくても餌を食べられない状態に陥ります。
ハムスターの歯の状態をチェックし、伸びすぎていないか、折れたり曲がったりしていないか、汚れなどがないか確認しましょう。
異常があるなら動物病院へ。
歯が悪くなった場合、硬いペレットではなくソフトタイプに替えましょう。
また、 細かく砕く、水でふやかすなど食べやすいように工夫します。
それでも食べない場合は、野菜などに、粉状にしたペレットを振り掛ける、 団子状にするなどして与えてみてください。
歯の健康チェックを毎日行うことで、これらの予防ができます。
食欲がない原因に、病気で食欲が落ちていることがまず考えられます。
または、ハムスターの生活環境が適切でない可能性もあります。
ハムスターは暑さや寒さに弱いため、 部屋の温度が適切かどうかを確認してください。
食欲減退の原因は、夏は熱中症、冬は擬似冬眠が考えられます。
温度管理や餌の栄養バランスに問題がない場合、動物病院に連れて行きましょう。
どこの動物病院でもハムスターを診てくれるとは限らないので、健康診断などを通して行きつけの病院を決めておくのがベスト。
ハムスターの餌やりは主食、副食、おやつをバランス良く、健康を考えて行いましょう。
このページで紹介したおすすめフードはほんの一例ですので、いろいろ試してハムスターに合ったものを見つけてください。
飼い主の健康管理でハムスターが健やかに暮らせるかがかかっています。
楽しいハムスターの暮らしのために、餌について知ってから迎え入れてくださいね!
この記事があなたのハムスターの健康な暮らしに役立てば幸いです。
公開日 : 2017/05/22