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縮んだ毛が人気の 猫の種類 です。
アメリカではちょっと毛並みが違う アメリカンショートヘア として、その可愛さに魅了される人々が多いです。
この記事ではアメリカンワイヤーヘアの歴史、値段、選び方、体毛の色や柄、体毛の特徴、ブラッシングの頻度、寿命、大きさ、特徴、性格、かかりやすい病気について記載していきます。
1968年にニューヨークのある農場で、突然変異によってスたわしに似た毛をもった子猫が誕生したことが、アメリカンワイヤーヘアの起原だといわれいます。
アダムと名付けられたこの猫ちゃんのワイヤーヘアーが、ブリーダーの交配によって優性遺伝子があることが判明。
アメリカンショートヘアと交配が行われ、現在のアメリカンワイヤーヘアが確立されました。
ワイヤーヘアーをもった猫ちゃんはこれまでアダムしか報告されておらず、現在のアメリカンワイヤーヘアはアダムの子孫だと考えられています。
また、アメリカンワイヤーヘアとアメリカンショートヘアを区別する方法は、毛質だけだといわれています。
突然変異の縮れ毛が今では、世界中の猫ファンを魅了しています。
アメリカンワイヤーヘアの値段の相場は、20万円前後となっています。
ただ、国内のペットショップやブリーダーでの取り扱いはほとんどありません。
そのため、海外のブリーダーから輸入することが多いのですが、値段は18万円程度になることがあります。
猫ちゃんの人気は上昇中なので、値段も高くなる傾向があり少し残念ですね。
がっしりとした骨格で、筋肉隆々な子猫を選んでください。
また、タビー・パターンがくっきり表れている子猫は健康だといわれていますので参考にしましょう。
元気な子猫との出会いがあるといいですね。
毛の色は茶や銀をはじめ黒、白、赤など。
柄はアメリカンショートヘア同様、70~100種類もあるといわれています。
数々色と柄がありますがどの猫ちゃんも可愛いですね。
縮れた毛がアメリカンワイヤーヘアの最大の特徴で、密集した毛はとても分厚く手で触れると羊毛に似ているといわれています。
弾力性に優れ全ての毛が縮れており、一見剛毛といったイメージですが意外と柔らかく、他の部分と比較してアゴや腹の毛は少し柔らかいです。
アメリカンワイヤーヘアは抜け毛が少ないが少ない猫ちゃんだといわれています。
縮れ毛は、抜けても他の毛に絡まり易く、毛づくろいすると抜けた毛を飲み込みやすいので少なくても3日/1回はブラッシングすることが望ましいです。
更に、換毛期においては2日/1回はブラッシングして下さい。
アメリカンワイヤーヘアに使うブラシは、獣毛ブラシやラバーブラシが向いているといわれますが、いずれのブラシにおいても柔らかいものを選びましょう。
短毛種なので、硬いブラシを使うと皮膚への負担が大きくなってしまいます。
そのため、硬いブラシを使うのは避けてください。
アメリカンワイヤーヘアはアメリカンショートヘアと同様、元気で長生きすることが多い品種。
だいたい、12年から15年が平均的な寿命といわれています。
アメリカンワイヤーヘアはアメリカンショートヘアの血筋なので体型は似ています。
平均的な体重は男の子で5.8㎏、女の子で4.5㎏。
筋肉質で少し長い胴体に、まん丸の目やつま先や長い尻尾が印象的なセミコビータイプ。
頭はV型で、程よい大きさの耳がついています。
見た感じはスチールウールたわしのような縮れた毛で硬そうに感じられますが、実は普通の猫ちゃんと同様に柔らかい毛質。
すべての毛がワイヤーヘアーですが、耳毛やヒゲは他の毛よりも少し硬い感触がします。
セミコビータイプは、コビーに近い体の形をしていますが、大きさはコビーより小さいです。
セミコビータイプに分類される猫ちゃんはアメリカンワイヤーヘアの他、「アメリカンショートヘア」、「 コラット 」「 シャルトリュー 」「 シンガプーラ 」「 スコティッシュフォールド 」「 セルカークレックス 」「 ブリティッシュショートヘア 」などとなっています。
アメリカンショートヘアに似ており、基本的には温厚な性格で大人しいですが、お茶目な部分があり甘えん坊。
好奇心旺盛で、遊び好きなのでかまってあげると喜びます。
ただ、中には神経質で警戒心が強い性格の猫ちゃんもいますので、多頭飼いに向いていないといわれています。
多頭飼いする場合は、慣れるまで、他の猫ちゃんとのコミュニケーションなどに注意してください。
アメリカンショートヘアの血筋を受け継ぐアメリカンワイヤーヘアがかかりやすい病気は、ワクチン反応性(誘発性)肉腫や肥大型心筋症が挙げられます。
原因が解明されていないといわれるワクチン反応性(誘発性)肉腫は、ワクチン接種、抗生物質薬剤を接種した後にできてしまう腫瘍病変。
ワンちゃんにも発症しますが基本的には猫ちゃんが発症する病気で、ワクチンを接種した後にその部位が癌化するそうです。
ワクチン接種した後殆どの場合、炎症性肉芽種が発生しますが通常60日~180日程度かけて消失。
ただ、180日程度経過しても、炎症性肉芽種が消失しない時は手術で切除することがあります。
肥大型心筋症は、心筋が内側に厚くなり心室が狭まってしまう病気。
この病気になると、血液を正常に送ることが困難になります。
子猫から老猫まで年齢に関係なく発症し、初期の段階では無症状。
症状が進行すると、少し運動すると荒い呼吸になってしまいあまり動かなくなるそうです。
また、呼吸困難になったり、おかしな歩き方をするようになったりして立てなくなることも。
英表記:American Wirehair
原産国: アメリカ
誕生年:1968年
公認団体:CFA ・ TICA
ボディタイプ:セミコビー
原種:ショートヘア(雑種)
毛種: 短毛種
目色:毛の色に準ずる
公認毛色:すべての毛色
値段: 20万円前後
選び方:がっしりとした骨格で、筋肉隆々な子猫でタビー・パターンがくっきり
ブラッシングの頻度: 3日/1回は、換毛期は2日/1回
寿命:12年から15年
大きさ:男の子で5.8㎏、女の子で4.5㎏
性格:基本的には温厚な性格で大人しいが、お茶目で甘えん坊。
かかりやすい病気:ワクチン反応性(誘発性)肉腫や肥大型心筋症
縮れた毛が魅力的なアメリカンワイヤーヘア。
温厚で大人しいな性格が、飼い主さんにとって愛くるしく感じるのでしょうね。
とても可愛い猫ちゃんなので、一緒に暮らしてみたくなります。
これからアメリカンワイヤーヘアを飼おうと思っている人の参考になれば幸いです。
公開日 : 2017/07/27