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中型犬というと、どんな犬を思い浮かべるでしょうか。
日本固有種が走り回る姿、番犬としての役割を全うする姿を思い描く人も多いかと思います。
そう、中型犬と聞くと 日本犬 を思い浮かべる人が多いのです。
これは、近年の 小型犬 人気によるところも影響しています。
外国からの犬の多くは日本で需要の高い小型犬で、中型犬需要があまりないため、中型犬というと雑種や日本犬を思い浮かべる人が多いようです。
しかし、中型犬はいわば小型犬と 大型犬 の良いところどりともいえる特徴を持っています。
中型犬は小型犬に負けない可愛らしさと大型犬と同じような賢さを合わせ持ち、魅力いっぱいの犬ばかり。
小型犬人気をしのいで注目される日もそのうち来るのではないでしょうか。
この記事では、そんな中型犬の魅力や飼育の上で気をつけたいこと、人気の中型犬15種をご紹介していきましょう。
中型犬は、シェットランド・シープドッグやコーギー、ビーグル、一部の日本犬などに代表される成犬体重25kg以下の犬種。
ただし、個体によって体重にばらつきがあるため、大きめの小型犬種あるいは小さめの大型犬を中型犬と呼ぶこともあります。
ここで、中型犬に共通する特徴を挙げていきましょう。
中型犬は体重10kg以上25kgまでの犬であり、犬らしい体つきにバランスの取れた筋肉を持つものが多い種類です。
ただし、背が高く体つきが細い、逆に背が低くてどっしりしているというタイプも存在。
犬の中でも、様々な容姿の犬種が見られる種類豊富さを持つのが中型犬とも言えます。
日本では昔から家庭の庭で繋がれ、番犬の役割を果たしてきました。
これらの日本原産の犬は立ち耳で巻き尾の中型サイズというのが多く、昔から愛されています。
中型犬の特徴は、運動能力的にも知性的にも大型犬と小型犬両方の特徴を兼ね備えている点です。
小型犬と同じく愛玩動物としての顔を見せてくれる種もいれば、大型犬のように昔から人間の使役犬として働いてきた顔を見せてくれる種もいます。
小型犬のような愛嬌を見せたと思えば、大型犬のような知能の高さ、協調性の高さを見せてくれることも。
また、大きさによって小型犬にも属する犬種、大型犬にも属する犬種が存在。
例えば、ビーグル犬や柴犬は小型犬とされることも中型犬とされることもあります。
逆に、サルーキやブルドックのように大型犬に分類することもある犬種が中型犬とされることも。
大型犬にも小型犬にも近いというのが中型犬の特徴です。
中型犬は性格的に忠実でしつけがしやすい種類。
小型犬に比べ、飼い主に対する服従心が強いのが特徴です。
知性が高く、ときに大型犬にも負けない協調性を見せることもあります。
臆病な個体が多い小型犬に比べてどっしりと構えた勇敢な犬が多いのも特徴。
日本の住宅事情を考えると、家庭犬として最もぴったりと言えるでしょう。
ただし、飼い主への忠誠心の強さから家族以外の見知らぬ人に対してはそっけない態度をとったり、警戒心からよく吠えたりという犬も見られます。
また、活発で運動好きな犬種が多いのも中型犬です。
パワフルで飼い主とドッグスポーツやボール遊びが大好きな犬が多いので、スポーツが好きな人におすすめです。
小型犬に比べて体が丈夫。
大型犬特有の大きいが故の疾患もないため、最も健康なのは中型犬とも言えます。
胃腸などの臓器も丈夫な個体が多く、幼い頃から食欲旺盛です。
運動好きでパワフルな性格の犬が多いことも、健康な犬が多いとされる理由のひとつ。
寿命も安定している犬種も多いです。
小型犬よりも体が丈夫な中型犬は、長い歴史の間に人間に様々な仕事を与えられてきました。
そのため、中型犬は使役犬として牧羊犬、牧畜犬、猟犬、番犬、そり犬などとして活躍する犬が多いのです。
さまざまな仕事に適応する多様な特徴を持つ犬種がつくられ、人と協力して作業を行ってきたことから、服従心や忠誠心が強い犬が生まれました。
現在も、大型犬と同様に麻薬犬や警察犬、牧羊犬、牧畜犬として活躍している犬がたくさんいます。
中型犬は大型犬に比べて平均寿命が長いのも特徴です。
大型犬は大型犬特有の遺伝的病気を持つ可能性があること、常に必要な酸素が実際の呼吸より多く、低酸素状態であることにより、寿命が短くなっています。
中型犬は健康な個体が多く、体がしっかりしており、ケガもしにくいため、比較的寿命が長い犬種と言えます。
平均寿命はその犬種にもよりますが、10〜15歳の犬種が多いようです。
ただし、犬の寿命は飼育環境や犬のストレスなどにより大きく変わります。
より長く健康に生活してもらうためにも、飼い主が適切な環境を用意してあげたいですね。
小型犬人気の中で、中型犬も依然として多くの愛好家が存在します。
中型犬を選ぶメリットとはなんでしょうか?
ここで、中型犬を飼育する上での利点をご紹介します。
中型犬は大型犬に比べて寿命が長く、小型犬と比べてもケガや事故が起こりにくい犬種。
食欲旺盛で運動もしっかりするため、安心して健康的な生活を送れます。
病気やケガのための医療費や保険料など意外と高くつくもの。
健康な中型犬なら家計にも安心ですね。
中型犬は小型犬や大型犬とは異なる可愛さを持ち、愛嬌たっぷり。
小さいだけが可愛さではないことを教えてくれます。
賢く忠実なところ、飼い主想いなところも愛しいですよね。
運動が好きである程度の運動量が必要な犬種が多いため、犬のパワフルさを感じられるのも中型犬。
一緒に散歩や運動を楽しめるのも魅力です。
特に運動やスポーツが好きな人に中型犬がおすすめ。
中型犬は飼い主に忠実で優しい性格の犬が多いようです。
順応性も高く、環境の変化にもよく慣れます。
知性も協調性も高いため、しつけの感度も良好。
マンションなどの集合住宅でも飼いやすい犬が多いと言えます。
良好な信頼関係を構築し、飼い主として認められれば、一生のパートナーとして良い関係を築くことができるでしょう。
住宅環境が手狭な日本。
まだまだペット可の住宅は外国に比べて少ないもの。
特に大型犬はほとんどのペット可住宅で不可とされています。
大型犬の方が落ち着いていて無駄吠えなどの問題行動を起こす個体が少ないのにです。
これは、大型犬は大きいがゆえに「コントロールできなければ他の住民に危害が及ぶ」という考え方によるものでしょう。
大型犬だからこそきちんとしたしつけを施す飼い主がいる一方で、確かに大型犬だというのにろくにしつけを行わない飼い主が存在することを考えれば、仕方がないことかもしれません。
では、中型犬はどうでしょうか。
中型犬は、大型犬に比べて「危険」という認識は薄く、一部のペット可住宅では容認されています。
飼い主がしつけを行い、共有部では歩き回ってはいけないなどの住宅ルールを守れば、マンションなどでも飼育可能。
大型犬と同じくしつけやすい犬が多いため、日本の集合住宅でも飼いやすいのは中型犬です。
中型犬を飼育するならいくつか知っておくべきことがあります。
中型犬ならではの留意点を見ていきましょう。
前述したように、中型犬であればペット可の集合住宅でも容認されることが多くなってきました。
しかし、完全室内飼いをする場合、犬のスペースが十分かどうかも考慮する必要があります。
中型犬にもなると1Kや1DKの部屋での飼育はおすすめできません。
これらの狭いスペース的では、犬にも人間にもストレスになりかねないのです。
マンションで中型犬を買う場合は、最低でも2LDK~3DK以上の広い部屋が必要であることを覚えておきましょう。
中型犬はパワフルで体力がある犬が多いものです。
小型犬であれば1日30分程度の散歩または室内遊びで十分という犬がいますが、中型犬となるとそうもいきません。
犬種にもよりますが、運動不足にならないように少なくとも1日1時間以上の散歩をしましょう。
また、使役犬であった犬種も多いことからドッグアクティビティなど飼い主の命令を聞く屋外遊びも取り入れてあげてください。
運動不足はストレスや体調不良を引き起こしますので、運動時間を十分に取れない一人暮らしや共働き家庭には向きません。
中型犬はその大きさから必要なエネルギー量が小型犬と違います。
当然 エサ も多く必要です。
その適量は犬種によって異なりますが、大型犬ほど食べる中型犬も存在します。
エサ代がどれだけかかるのか、実際に飼う犬種についてシミュレーションをしておきましょう。
また、トリミングやシャンプーで体格から中型犬の方が小型犬より費用も高くなります。
それらを踏まえた上で、一生一緒にいられるかを検討してくださいね。
種類豊富でさまざまな顔を持つ中型犬たち。
どんな犬を選べば良いのでしょうか。
一口に中型犬といっても、犬種によって性格や性質はそれぞれ違います。
そんな中で、良い選び方とは飼い主の生活環境に合わせて選ぶ方法。
間違っても、見た目だけ、値段だけの判断はやめましょうね!
マンションでの飼育が許されるペット可の賃貸が増えてきた中で、「小型犬は可だがそれ以外不可」という物件もまだまだあります。
中には小型犬と見なされる中型犬もいますが、大きさ的に微妙な場合は大家さんに相談する必要があります。
さらに、集合住宅の場合、においや抜け毛、音に対して近所への配慮も必要。
マンションやアパート住まいの場合、よく吠える犬や初心者ではしつけにくい犬を選ぶと苦労します。
また、マンションなどは「共有部では犬はキャリーにいれること」など条件がある場合もあります。
条件付きの物件に住むなら、抱き上げられる大きさの犬種を選ばなくてはいけません。
犬は主従関係を大切にします。
特に中型犬は使役犬として人間にコントロールされてきた歴史から、命令を聞く相手をよく見ています。
もし、飼い主と信頼関係が上手く構築できないと犬は飼い主の命令を全く無視するようになってしまいます。
また、飼い主への愛情が強いあまり、飼い主以外に吠えるなどの問題行動が起こる可能性もあります。
小さな子ども、年配の方が一緒に暮らす際、犬が自分よりも順位が低いと思った相手に、吠えたり噛んだりしてしまえば大変です。
ですから、特に子どもや年配者がいる家庭は、より性格の穏やかな犬種を選ぶ必要があります。
犬を飼うなら、しつけやお世話の点でより飼いやすい 犬種 を選ぶのが1番です。
中型犬は比較的しつけもしやすく飼いやすいとされていますが、必ずしも全ての犬種・個体に言えることではありません。
犬を選ぶ際に飼い主が見極める必要があるのです。
飼いやすい犬種の条件は以下の4つ。
犬を迎える際は、お店のスタッフや ブリーダー にじっくり相談して検討しましょう。
以上を参考にして、よりあなたにぴったりの犬種を見つけてくださいね!
体重: 7~12kg
原産国:イギリス
特徴:
スヌーピーのモデルとなった犬。
垂れ耳に人懐っこい表情が可愛い犬種です。
「小さな狩猟犬」として名高く、ハウンドドッグの中で最も小さい犬。
性格は好奇心が旺盛で遊び好き。
大きさによっては小型犬と分類される場合も。
大型犬以外で唯一空港の麻薬探知犬として活躍する犬種でもあります。
体が丈夫なのも特徴で、寿命は12~15歳。
飼い方:
人懐っこい性格であるものの、しつけに苦労することがあります。
しつけは毅然とした態度で、飼い主をリーダーだと認めさせるようにしましょう。
子どもとも仲良くできるので、家庭犬にぴったり。
運動が好きなので、毎日の散歩は1日1時間以上とりましょう。
それとは別に、週に1回は走り回れる広いスペースての運動も取り入れてあげてください。
体重: 9~11kg
原産国: 日本
特徴:
家庭犬として根強い人気を持つ、日本原産の中型犬。
真っ白な被毛とアーモンド形の愛らしい目が特徴的。
飼い主に対して非常に従順な性格です。
一時期爆発的に人気犬種となった後、無駄吠えの多い犬種として敬遠された時期もありましたが、近年の品種改良でおとなしい性格の個体も増えています。
飼い方:
前述した通り、大人しい個体が増えているものの、中には無駄吠えしてしまう犬もいます。
吠えることに対するしつけを幼い頃から行いましょう。
活発な性格のため、十分な運動が必須。
毎日2回以上の散歩30分以上と、広いスペースでの運動を取り入れることで、より安定した性格の犬になります。
ドッグランやボール遊び、ドッグスポーツなども得意。
ダブルコートの被毛で抜け毛が多いため、ブラッシングやシャンプーを定期的に行います。
体重: 6~7kg
原産国: イギリス
特徴:
小柄で上品な姿が特徴的なシープドッグ。
牧羊犬として飼育されていた歴史から非常に賢く、しつけもしやすい飼いやすい犬種とされています。
活発で感受性が強く、時に繊細な面も見せます。
体格は筋肉質で、俊敏。
飼い方:
抜け毛が多いので、被毛のケアにはしっかり時間をかけましょう。
夏の暑い季節が苦手なので、温度管理を徹底することもお忘れなく。
体格の割に体力があるため、一定量の運動量が必要。
1日1時間以上の十分な運動と、飼い主が命令して従わせる頭を使うアクティビティも取り入れてください。
体重: 11~13kg
原産国: アメリカ
特徴:
長くなめらかな被毛と愛嬌あふれる顔立ちが特徴。
バランスのとれた筋肉、豊かな被毛を持ちます。
優美な外見と活発で従順な性格が人気の犬種。
人懐っこく好奇心が強い一方、寂しがり屋な一面もあります。
飼い方:
しつけ がしやすく飼いやすいとされていますが、寂しがり屋なので多くの時間一緒に過ごしてあげましょう。
暑さにも弱いため、室内飼いで温度管理を徹底しましょう。
運動が好きなので毎日1時間以上の散歩が必要。
太りやすい犬種でもあるため、必ず運動時間を確保してください。
体重: 13~15kg
原産国: イギリス
特徴:
元々はアメリカンコッカースパニエルと同犬種とされていた犬種。
よく似た外見ですが、アメリカンコッカースパニエルより狩りの本能が強く残ってます。
顔はアメリカンコッカースパニエルより細い個体が多く、がっしりと骨太の体をしています。
性格は明るく、愛情深く、社交的で飼いやすいとされています。
飼い方:
暑さに弱いため温度管理を徹底しましょう。
運動量が多く活発なので、十分な運動を。
飼い主の命令を聞いて頭も使うアクティビティも大好きです。
美しい被毛を保つために、ブラッシングやトリミングをこまめに行いましょう。
体重: 10〜15kg
原産国: イギリス
特徴:
短足胴長体型が特徴的。
エリザベス女王が愛した犬種としても有名です。
元々は牧畜犬として活躍してきた犬で、活発で明るい性格。
遊び好きで飼い主の様子を良く見ている犬です。
飼い方:
ダブルコートで抜け毛が多いため、週に2、3回ブラッシングをしてください。
興奮すると落ち着きがない個体もいるため、子犬のころからしっかりしつけを行いましょう。
牧畜犬の特性として、人の足を噛んでしまうことがありますので、こちらもしつけが重要。
運動や飼い主とのコミュニケーション不足により攻撃的になる場合があります。
散歩や運動は多めに、アクティビティなども取り入れてください。
体重: 20kg前後
原産国: フランス
特徴:
短い足とダラリと垂れた長い耳が特徴。
全身に垂れさがった皮膚を持ちます。
優れた嗅覚を持ち、獲物を追うセント・ハウンドドッグです。
マイペースで、優しく、辛抱強く愛情深い性格。
犬の飼育が初めての方にも飼いやすい犬種です。
飼い方:
他の多くの中型犬と比べて運動量が少ない犬種。
1日1時間程度の散歩で十分です。
猟犬としては争いを好まない犬ですが、ウサギや フェレット などの小動物と暮らすのはおすすめできません。
胴長の体型により、ヘルニアになりやすい傾向があるため、若いときからしっかり運動して筋肉をつけておきましょう。
また、チェリーアイという目病にもなりやすいため、遺伝的な病気がないか検査を行ってください。
体のしわに汚れがたまりやすいため、定期的にふき取ってあげましょう。
体重: 20kg前後
原産国: 日本
特徴:
ソフトバンクのCMでおなじみとなった犬種。
北海道原産の狩猟犬であり、自分よりも体の大きいクマに立ち向かう勇敢さ、粗食でも耐えられる我慢強さを持ち合わせた飼い主に従順な性格。
柴犬より体が大きく、厚いダブルコートの被毛が特徴です。
毛色は白のほか、赤、胡麻、虎、黒、ミックス色など。
飼い方:
被毛が多く、暑さに弱いため夏場の温度管理は徹底的に。
また、ブラッシングなどの被毛ケアも必要です。
元狩猟犬であり、運動量も多い犬種。
毎日散歩の時間をたくさん取り、自由に走り回れるスペースでの運動もさせてあげてください。
しつけや訓練を通じて飼い主と良好なコミュニケーションを築くため、子犬のときから信頼関係をしっかり構築しておきましょう。
体重: サイズによる
原産国: ドイツ
特徴:
様々な犬種の交配によって誕生した歴史を持ちます。
短い足に長い胴体が特徴。
筋肉がよく発達しており、スムースヘアー、ロングヘアー、ワイヤーヘアーの3つの毛質に分類されます。
好奇心が強く、物おじしない、負けず嫌いな性格。
ダックスフントより小型のミニチュアダックスフントは小型犬に分類されています。
飼い方:
うさぎ を狩る猟犬がルーツであり、運動が大好きな犬種です。
しっかりと運動に付き合ってあげられるようにしてください。
毎日1時間以上の散歩の他に、広いスペースで走り回れる時間を与えましょう。
独特の体型から、ヘルニアになりやすい犬種です。
若いときにしっかり運動して筋肉をつけ、老齢期はなるべく足腰に負担をかけさせないよう心がけて定期的な検診を。
体重: 14〜20kg
原産国: イギリス
特徴:
中型犬の中でもトップクラスの知能を誇る犬種。
トナカイ狩りの牧羊犬が祖先とされており、運動能力、訓練能力が高いことが特徴です。
ドッグアクティビティなどの競技会で活躍している犬が多いのも、ボーダーコリー。
しつけがしやすく、飼い主に忠実。家庭でのパートナーにもってこいの犬種です。
飼い方:
運動能力と訓練能力が高いため、多めの運動量が必須となります。
訓練性を活かせるような運動も取り入れてあげましょう。
ロングコートなので、毎日のブラッシングを欠かさずに。
暑さに耐性がないので温度管理には気をつけましょう。
体重: 20kg~25kg
原産国: 中東
特徴:
長い毛でおおわれた垂れ耳、スリムな顔と体が特徴的な犬種。
20kg以上のものは大型犬として分類されますが、足が細く無駄のない引き締まった筋肉から中型犬とされることもしばしば。
優雅な立ち姿が美しくて特に海外人気が高いです。
運動大好きですが、穏やかで落ち着いた友好的な性格。
感情をあまり表に出さない内向的な性格の個体も多いようです。
外からの刺激に対して敏感で、なれるまでは警戒心が強いのも特徴。
飼い方:
自由に走り回ることが好きで、 ケージ に入れられることが苦手。
そのためある程度広い飼育環境が必要です。
逸走の危険があるため、ノーリードで街中に出すのは厳禁。
遠くに見える小動物を追いかける習性があるため、他の動物を飼っている家庭にはおすすめできません。
足が速いので十分な訓練が必要です。
優しく根気よく接しましょう。
体重: 9~10kg
原産国: イギリス
特徴:
口ひげと全身の巻き毛が特徴的な犬種。
がっちりとした筋肉質の体で、スクエア型の体型です。
愛らしい表情と元気いっぱいな性格が人気。
活発で遊び好き、独立心が旺盛で、探究心が強い性格。
家族には愛情深く接しますが、見知らぬ相手には攻撃的で、子どもや他の犬とは相性によって合わないことも。
飼い方:
テリア気質でやんちゃやいたずらが過ぎることもあります。
時間をかけた根気強いしつけが必須。
運動不足で気分が荒れ、扱いにくくなることもあります。
最低でも1日2回以上、1回30分以上の散歩や運動の時間を取りましょう。
自由に走り回れるスペースでの運動が必要です。
散歩のときに小動物を見かけると猟犬の気質が現れることがあるため、必ずリードを付けて散歩します。
体重: 13kg前後
原産国: イギリス
特徴:
ほっそりした顔と体型が特徴的で、優雅で愛らしさたっぷり。
無駄のない骨格と筋肉に長い首と小さな頭が特徴的です。
バランスの取れた美しい肢体と、マンションでも飼いやすい犬として人気。
性格は従順でしつけもしやすく利発、家族への愛情が深く他者への攻撃性も少ない犬種です。
また、感受性が豊かで寂しがりやな面もあります。
飼い方:
マンションでも飼育しやすい犬種です。
寂しがり屋なので一緒にいられる時間をなるべく増やしてあげましょう。
寒さに弱いため、冬場は温かく過ごせるように注意を払ってあげてください。
走ることが大好きな犬であるため、散歩は毎日30分から1時間、できれば小走りや軽いジョギングを交えて行いましょう。
体重: 18~30kg
原産国: オーストラリア
特徴:
体力も知性も兼ね添えたオーストラリアの シェパード 。
大きさによって中型犬、大型犬と分類が分かれる犬種です。
胸元の飾り毛が特徴で、どんな天候でも作業ができる二層構造のロングコートを持ちます。
状況判断能力、運動能力、忍耐力や持久力を備えた牧羊犬として、昔から人間と関わってきました。
鋭い知性とエネルギーに満ちており、賢く、家族に対して愛情深い性格です。
飼い方:
仕事熱心な牧畜犬として海外の人気犬種であり、しっかりしつけをすることで、頼れるパートナーとなります。
警戒心、独立心、責任感が強いため、家庭犬にぴったりです。
しつけをするときは根気よく反復訓練を行いましょう。
ジャーマンシェパードと同じく体力があるため、運動量は多めに必要。
最低でも60分、駆け足を交えた散歩を1日2回行い、訓練性の高い運動も取り入れましょう。
体重: 25kg前後
原産国: イギリス
特徴:
肉づきがよく、ずんぐりした体格にしわのある皮膚が特徴。
少し怖そうなルックスですが、実はおとなしい個体が多く、ユニークでのんびり屋。
一緒にいるほど味が出る犬です。
知らない人に愛想を振りまくことはないものの、警戒心がそこまであるわけではないため、意外と番犬には向きません。
飼い方:
夏の暑さに非常に弱いため、温度管理を徹底しましょう。
また、夏バテにも気をつけましょう。
走ったり遊んだりすることはあまりありませんが、飼い主と共に活動することを好みます。
犬との時間をしっかりつくりましょう。
頑固でしつけや訓練が入りにくいところはありますが、根気よくしつけることでトイレなどを覚えていきます。
皮膚のたるみに汚れがたまりやすいため、皮膚病にならないようにこまめに拭いてあげましょう。
公開日 : 2017/08/13