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ウェルシュコーギーの種類、性格、毛色、飼い方






短い手足にもこもこしたあの身体、つぶらな瞳にぴんっとたった大きな耳が可愛らしいコーギー。
あの胴長短足のぽてぽて感に、おしりのぷりぷり感に魅力を感じる人が後を絶たない犬種です。

元々牧羊犬だったので、状況判断に優れた犬で、訓練されればしっかりと言う事を聞く賢い犬種です。
牛追いが仕事だったため、運動はかかせません。

体高が低いため、か弱い犬と思われがちですが、元気でとってもパワフルなワンちゃんです。
そんなコーギーの魅力、歴史、秘密を明かしていきたいと思います。

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【目次】ウェルシュコーギーの種類、性格、毛色、飼い方

 

コーギーの種類

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの起源と歴史

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの性格と特徴

ウェルシュ・コーギー・カーディガン

ウェルシュ・コーギー・カーディガンの起源と歴史

ウェルシュ・コーギー・カーディガンの性格と特徴

コーギーの毛色

レッド(レッドxホワイト)

セーブル(セーブルxホワイト)

ブラックタン(トライカラー)

フォーン(フォーンxホワイト)

コーギーを実際に飼うに当たって知っておきたいこと

コーギーの断尾に関して

コーギーの基本データ(両種あわせて)

コーギーのまとめ

 

 

コーギーの種類

 

実はコーギーには

 

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク(Pembroke Welsh Corgi)

ウェルシュ・コーギー・カーディガン(Cardigan Welsh Corgi)

 

という2種類が実在するのをご存知でしょうか。

一般的に「コーギー」と聞いて思い浮かべるのはウェルシュ・コーギー・ペンブロークでしょう。

この2種類は見た目がそっくりで、同じ犬種として扱われてきましたが、1934年、イギリスのケンネルクラブ(犬の品種を認定する団体)によって、この2つが別々の犬種であると定めました。

 

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

 

corgipenbrok

 

原産国:イギリス

体重:9kg~14kg

寿命:11歳~14歳

毛色:レッド、セーブル、ブラックタン、フォーン

 

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの起源と歴史

 

はっきりとはわかっていませんが、1107年ごろ、フラマン人がペンブローグシャー地方に持ち込んできたという説。

また、ヴァイキングたちが活動していた時代、スウェーデン周辺の犬が海を渡ってきたのではないかと言う説。

どちらにせよ、イギリスのウェールズに11世紀ごろにはいたと言われています。

 

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの性格と特徴

 

非常に活発で、家畜を追う犬種だったので相当量の運動をこなすことが必要な犬種です。

性格も朗らかですが、興奮しやすい傾向にあります。

群れから離れようとする家畜の足に噛み付き、群れに戻そうとする名残から、飼い主の足に噛み付く習性もあるので注意したい点とも言えます。

賢い犬種なので、自立心や自己判断能力に優れ、好奇心も旺盛です。

 

一人で留守番をするのはそれほどストレスになりませんが、上記の点より、留守中はケージに入れるなど、届かない所に物を置くなど、いたずらに注意しましょう。

体の大きさの割りに、意外と低く太い声で鳴くので、しつけもしっかりとしましょう。

胴長短足の可愛らしい見た目の割りに頭が大きく、意外とマッチョ。

 

尾は、まったくないか、もしくは短いのが特徴で、これは断尾によるのもです。

本来はふさふさした長い尻尾がありますが、家畜追いとして尻尾が邪魔になるという理由から断尾をして、その習慣が今も残っているようです。

最近では、長い尻尾がそのままのコーギーも見かけるようにまりました。

 

 

ウェルシュ・コーギー・カーディガン

 

corgicadigan

 

原産国:イギリス

体重:11kg~17kg

寿命:12歳~15歳

毛色:レッド、セーブル、ブリンドル

 

ウェルシュ・コーギー・カーディガンの起源と歴史

 

カーディガンの歴史はペングローブより古く、紀元前からいたといわれています。

詳しい起源ははっきり分かっていませんが、紀元前1200年ごろ、ケルト民族がウェールズのカーディガンシャー地方に移住していた時に、一緒に連れてきた犬が始まりではないかとされています。

この当時はダックスフンドに似ていたようですが、今のコーギーのように大人気とはならなかったようです。

 

ウェルシュ・コーギー・カーディガンの性格と特徴

 

カーディガンの性格は、ペンブロークに比べややおとなしめの性格。

被毛色はペンブロークより多く、胴は長めで、少し耳が大きめです。

尻尾は切られてない事が多く、昔は尻尾がついているかいないかで見分ける事ができましたが、最近ではそれも難しくなってきました。

ペンブロークと同じく、活発で楽しい事大好きですが、頑丈な体つきを持ち、体力もあります。

見知らぬものに対しての警戒心が強く、攻撃的になりやすい性格も持ち合わせています。

穏やかな一面も持ち合わせているため、しつけさえきちっとできれば、忠実で素晴らしい犬種でもあります。

 

 

コーギーの毛色

 

レッド(レッドxホワイト)

 

redcorgi

 

レッドがベースの毛色で、白が加わるとレッドxホワイトと呼ばれます。

 

セーブル(セーブルxホワイト)

 

sablecorgi

 

レッドに似た毛色がベースですが、毛先が黒いのが特徴です。

白が入るとセーブルxホワイトになります。

 

ブラックタン(トライカラー)

 

tricolorcorgi

 

ブラックがベースの毛色です。

ブラックタンに白が入る事でブラックタンxホワイト、またはトライカラーと呼ばれるようになります。

 

フォーン(フォーンxホワイト)

 

fawncorgi

 

レッドの様に濃い茶色ではなく明るい金髪の様な毛色で、日本でも人気がありますが、珍しい毛色です。

 

 

コーギーを実際に飼うに当たって知っておきたいこと

 

活発な犬なので、散歩以外にもしっかりと運動させてあげる事が必要になります。

体全体を使うような遊びを取り入れるといいでしょう。

ダックスフンドと同じで、胴が長く足が短いので、腰に負担がかかりやすい体つきです。

フリスビーなど腰に負担のかかる遊びより、ボールを投げて追いかけさせるような、体に負担がかからない運動をさせてあげましょう。

 

どちらのコーギーも食欲旺盛で肥満になりがちです。

食事制限、与える物、おやつなどはしっかり決まった量をあげるようにしましょう。

体重が増えることによって、背骨を傷めたり、骨や関節に負担がかかり、愛犬のみならず飼い主さんの負担にもなってきます。

家畜を追う仕事をしていたため、「飼い主が従う人間か見ている」「従うだけの価値のある飼い主なのか見極める」という意見がよくありあます。

主従関係が崩れると、無駄吠えをしたり噛み付きが増えたりするので、主従関係をはっきりさせ、しつけを怠らないのがコーギーと仲良く暮らせる秘訣でもあります。

その点からも、コーギーは初心者の方には難しい犬種とも言えます。

 

コーギーを飼う飼い主さんは、体力も性格も「タフ」であることが必須です。

もちろん優しさも大事ですが、コーギーの賢さと性格にきっちりと対応できる芯の強さが必要になります。

被毛が多いコーギーは、びっくりするほど毛が抜けるので、日頃のブラッシングをこまめにしてあげるようにしましょう。

 

 

コーギーの断尾に関して

 

2007年にイギリスで断尾禁止法が施行されました。

そのあおりを受けてか、コーギーの魅力とされてきた尻尾のない姿をてにいれなくなる、また世界的に小型犬が人気が出てきたこともあり、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークが絶滅危惧リストに載せられていると報じられました。

イギリス生まれのペンブロークの登録数が300を切っているのです。

絶滅危惧種のリストから外されるには、300を越えなければなりません。

尻尾を切るという行為は、賛否両論があります。

 

日本では尻尾のあるコーギーを手に入れることは可能です。

世界的にも「体の一部を切り取る」という行為は動物福祉の観点からして問題があると考えられており、これからは断尾しない国が増えていくと予想されています。

 

 

コーギーの基本データ(両種あわせて)

 

原産国:イギリス

値段:13万~25万円

毛色:レッド、ブラックタン、フォーン、セーブル

寿命:11歳~15歳

体高:25cm~30.5cm

体重:9kg~17kg

特徴:胴長短足、つぶらな瞳、大きくぴんと立った耳、尻尾のあるなし

性格:食欲旺盛、勇敢、賢い

かかりやすい病気:進行性網膜萎縮、椎間板ヘルニア、股関節形成不全など

 

 

コーギーのまとめ

 

コーギー両種類の性格や特徴、魅力などを挙げてきました。

コーギーには、その従順さ、勇敢さ、強靭さ、賢さゆえ人を見極める力など、さまざまな一面があります。

昔、コーギーは妖精戦士を背中に乗せて野山や戦場を飛び回っていたというウェールズの民話もあります。

タフでなければ戦場を飛び回ることはできません。

イギリスがコーギーを大切にしている事を感じる事が出来る民話です。

 

犬を飼う初心者の方には難しい犬種かもしれませんが、しつけをきっちりこなし、自分が飼い主であるということをはっきりさせる。

主従関係がくずれなければとても良い関係が作れる犬種でもあります。

番犬にも適していますし、一人ぼっちが寂しいとストレスになる犬でもありません。

コーギーを飼う前に自分を見極め、飼うと決めたら体力と精神力を持って向き合ってください。

そうすれば家族の一員として、皆が楽しく暮らせていけます。

公開日 : 2016/12/20



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