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人気の小型犬15選を解説。小型犬の条件、種類、特徴や飼い方






小さな体が愛らしく、飼育スペースも比較的狭くても済むため人気の小型犬。
ペットブームに乗って愛玩目的の品種改良が積極的に行われてきたことで、今では腕に収まるほど小さく愛らしい犬たちが増えてきました。

しかし、小型犬と一口に言ってもその種類は非常に豊富、もちろん犬種によって飼い方やしつけ方も異なります。

ここでは、小型犬の特徴や飼う際に気をつけたいこと、飼いやすくて人気のおすすめ小型犬種やその飼い方まで、小型犬について徹底解説します。

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【目次】人気の小型犬15選を解説。小型犬の条件、種類、特徴や飼い方

 

小型犬ブームの日本

小型犬の特徴

小型犬を飼うメリット

小型犬を飼うために気をつけたいこと

小型犬を選ぶときの注意点

1. トイプードル

2. キャバリア

3. シーズー

4. ヨークシャテリア

5. マルチーズ

6. パピヨン

7. ダックスフンド

8. ポメラニアン

9. フレンチブルドッグ

10. パグ

11. チワワ

12. 柴犬

13. ビーグル

14. ミニチュアシュナウザー

15. ペキニーズ

小型犬のまとめ

 

 

小型犬ブームの日本

 

日本と欧米諸国の犬文化で大きく異なるところはどんなところでしょうか。

それは、ずばり犬の大きさ。

 

ヨーロッパや北米では、恵まれた住宅環境のため、大きな犬が好んで飼育されます。

大型犬 は小型犬に比べておとなしい個体が多く、しつけの感度も良いため、大きい 犬種 が好まれるのです。

犬のしつけ がヨーロッパや北米では非常に重視されているため、しつけしやすい犬に人気が集まる傾向にあります。

 

日本はどうでしょうか。

日本は広い庭を持つ家が少ないため、小型犬が好まれる傾向です。

犬のしつけに関しては個人の力量に委ねられるところで、中欧ヨーロッパほど重視されません。

 

日本のこのしつけに対する考え方が「小さいほど可愛くて良い」という小型犬人気をつくっていると言っても過言ではないでしょう。

しかし、確かに小さな小型犬は非常に可愛いものですが、その分、小型犬を飼うに当たって気をつけてもらいたいこともたくさんあります。

この記事で小型犬の特徴や飼う際の注意点を確認しておきましょう。

 

 

小型犬の特徴

 

dogs

 

小型犬は、一般的に成犬体重10kg未満の犬を指します。

可憐で可愛いらしく、狭い住宅環境でも飼いやすいことから、常に人気の犬種。

小さくて元気な種類が多く見られます。

小型犬に共通する特徴は以下の通り。 

 

・見た目が小さい

 

小型犬の特徴はとにかく小さいこと。

子犬 のときはもちろん、成犬になってもそこまで大きくなりません。

体重は10kgまでで、中には成犬体重4kg以下の超小型犬も登場しています。

犬に対してとにかく可愛らしさを優先する日本では、常に高い人気を誇るのが小型犬。

小さいためスペースを取らず、日本の住宅環境に適した犬種でもあります。

 

・吠える犬が多い

 

小型犬は、大型犬に比べて臆病な性格の個体が多く、飼い主が適切なしつけを行わないと無駄吠えの多い犬になってしまいます。

しかし、小型犬なら人や他の犬にケガをさせる心配も少ないため、しつけについて見逃されがち。

小型犬の性格というよりも、この日本の風潮により、街で吠える犬を見かけることが多くなるのかもしれません。

 

・寿命が長い

 

小型犬は大型犬に比べて寿命が長いのも特徴です。

大型犬は、体の大きさのに比べて心臓や肺が弱く、常に酸素が十分に体内に行き渡らないため酸欠気味の状態であることを余儀なくされています。

これが細胞の老化を早めて短命になる要因とされています。

 

細胞の生まれ変わりのスピードが早いことから、ガンのような異常細胞の発生率も高くなり、病気になるリスクが高いことで小型犬よりも短命です。

小型犬は大型犬より長命ですが、それももちろん犬種や飼育環境、病気によって大きく変化します。

犬に与える餌   や運動、飼育環境など、健康管理をしっかりして、より長い時間を健康な愛犬と一緒に過ごしましょう。

 

 

小型犬を飼うメリット

 

dog

 

小型犬を選ぶメリットはどんなところにあるのでしょうか。

ここで詳しく見ていきましょう。

 

・小さくて可愛い

 

小型犬オーナーが小型犬を選んだ理由の多くが「小さくて可愛い」からではないでしょうか。

小型犬は成犬になってもあどけなさの残る小さなサイズ。

いつまでも変わらない可愛らしさが魅力です。

 

・小さいスペースでも飼える

 

日本で犬を飼うなら、住宅環境が気になるところ。

一戸建てでないほとんどのご家庭では、大型犬を飼えるスペースの確保が難しいのではないでしょうか。

特に都心部ではペット可マンションがいくら増えたといえども、大型犬を飼うには制約がつきまといます。

小型犬であれば、賃貸でも飼育可能という物件も比較的多く、小型なので広いスペースも必要ありません。

 

・人や他の犬を傷つける危険性が少ない

 

大型犬を飼育するときは、特に適切なしつけが必要になります。

大型犬は体の重さがあり、噛む力も強いため、小さな子どもや他の犬をケガさせる危険性があるためです。

これに対し、小型犬は人や他の犬にケガを負わせるリスクがあまりありません。

万が一の、犬をコントロールできないときも、抱き上げてしまえば良いからです。

小型犬なら、小さい子どもやお年寄りがいる家庭でも安心して飼育ができると言えます。

ただし、このことにあぐらをかいて必要なしつけや社会化を行わず、極端に気性が荒くなってしまったという事例もありますのでご注意を。

 

・室内飼いが基本なのでずっと一緒

 

犬の飼い方 が大きく変わってきた昨今、小型犬は完全室内飼いが基本になりました。

室内でずっと一緒にいるわけですから、信頼関係も築きやすいものです。

より良い関係で、長い時間を過ごせるのも小型犬の魅力でしょう。

 

・散歩の量が少ない

 

大型犬や中型犬は体が大きい分たくさん散歩が必要。

最低でも数キロ単位の散歩を、朝夕2回という犬種もいます。

それだけの時間と体力をつくることは現代人にとって至難の技。

 

小型犬なら、大型犬ほどの運動量は必要ありません。

1日30分〜1時間程度1回の散歩でも十分です。

雨の日は 犬のおもちゃ で室内遊びというのも良いでしょう。

ただし、犬種によっては小型犬でもたくさんの運動量が必要なものもいます。

 

・シャンプーやトリミングが早い

 

大型犬や中型犬は、体が大きい分  シャンプー   やトリミングに非常に時間がかかります。

特に毛の長い犬は長い時間を費やします。

 

これに比べ、小型犬は体が小さいため、シャンプーも狭い空間で手早く済ませることができます。

トリミングの時間もさほどかかりません。

また、小型犬は室内で飼う愛玩犬として品種改良されてきたため、毛の抜けにくい犬種が多いのもメリットです。

 

・寿命が長い

 

前述した通り、小型犬は大型犬より寿命が長いのが普通です。

したがって、悲しい別れがすぐにこないのも、小型犬のメリットかもしれません。

飼育環境によって寿命は大きく変わるため、常にケアを怠らないようにしてください。

 

・公共交通機関での移動ができる

 

愛犬を連れての移動は、車という家庭が多いのではないでしょうか。

しかし、小型犬で無駄吠えしないのであれば、公共交通機関でもお出かけできます。

 

キャリーに入れ、なおかつ他の乗客の迷惑にならなければ、バスや電車に一緒に乗車できるようになっています。

場所によってはお出かけが楽になりますね。

 

 

小型犬を飼うために気をつけたいこと

 

dogs

 

小型犬は小さくて可愛くて良いことばかりというわけでもありません。

ここで、小型犬を飼う上で注意しておきたいことを知っておきましょう。

 

・臆病な犬種が多い

 

小型犬は総じて、臆病な犬種が多いとされています。

この性格が精神的不安につながり、無駄吠えという問題行動が起こります。

 

また、精神的不安が多いことにより、分離不安なども起きやすいもの。

分離不安となると飼い主の留守中に吠える、イタズラする、物を壊す、自傷行為などさまざまな問題行動へと発展します。

正しく愛情としつけを与え、人間社会で快適に暮らせるように配慮してあげましょう。

 

・しつけが大変

 

小型犬は臆病な性格の犬が多く、その分無駄に吠えるなどの問題行動を起こすこともしばしば。

吠え癖のある犬はなかなかしつけで正そうとするのが難しいものです。

 

吠え癖以外も、もちろんしつけへの感度が高い犬もいますが、一般的に大型犬よりもしつけへの感度は低いとされています。

小型犬の無駄吠えは放置されるケースも多いものですが、犬のこれからを考えれば、人間社会に馴染めるようにしておきたいもの。

自分でどうしてもしつけが上手くいかない場合はトレーナーなど専門家に相談すると良いでしょう。

 

・ケガをしやすい

 

小型犬は体が小さい分、危険にさらされやすいもの。

体が小さい小型犬の骨は小さく細く、飼い主が立った状態で抱っこしていたのを落としてしまうと、着地するときに骨折する可能性が高いようです。

 

また、小型犬は膝蓋骨脱臼になる可能性が高いのですが、犬が脱臼したことに飼い主が気付かないケースもあります。

少しでも様子がおかしい場合は動物病院へ。

さらに、小型犬の小ささから飼い主が踏んでしまう、蹴ってしまうなどの事故も報告されています。

小型犬を飼うためには、足元を確認しながら歩く必要がありそうです。

 

 

小型犬を選ぶときの注意点

 

種類豊富な可愛らしい小型犬たち。

さまざまな犬種がいる中で、どんな犬が良いのでしょうか。

犬種によって性格や性質はそれぞれなので、飼い主の生活環境に合わせて選ぶのが1番です。

間違っても、見た目だけ、値段だけの判断はやめましょう。

 

・生活環境に合った犬種を

 

マンションでの飼育が許されるペット可の賃貸も増えてきました。

小型犬を飼う場合、においや抜け毛、音に対して近所への配慮をお忘れなく。

マンションやアパート住まいの場合、よく吠える犬や初心者ではしつけにくい犬は避けるのが無難。

 

また、マンションなどは「共有部では犬はキャリーにいれること」という条件がある場合もあります。

そういった条件付きの物件に住むなら、抱き上げやすい犬種を選びましょう。

 

・家族構成に合った犬種を

 

犬は主従関係を大切にします。

飼い主に従順な賢い犬はたくさんいますが、信頼関係が上手くいかないと良好な主従関係は築けません。

 

また、長く番犬として飼育されてきたような犬種は、些細な音に対してかなりの声量で吠えてしまうことも。

したがって、小さな子ども、年配の方が一緒に暮らすには、しばしば問題が起こることもあります。

犬が自分よりも順位が低いと思った相手に、吠えたり噛んだりしてしまえば、大変。

家族構成にも気を配り、子どもや年配者がいる家庭は、より性格の穏やかな犬種を選びましょう。

 

・飼いやすい犬種を

 

犬を飼うなら、しつけやお世話の点でより飼いやすい犬種を選ぶのが1番です。

飼いやすい犬種の条件は以下の4つ。

よりあなたにぴったりの犬種を見つけましょう!

 

1.臭いが少なく、抜け毛が少ない

2.賢くてしつけがしやすく、無駄吠えが少ない

3.温厚な性格である

4.遺伝的な疾患などが少なくて健康である

 

 

小型犬のメリットや留意点、選び方などを見ていきました。

ここからは、飼いやすい・可愛い・個性的な小型犬種を挙げていきます。

ご自身に合った犬種を見つけてみてくださいね。

 

 

1. トイプードル

 

dog

 

体長: 〜28cm

体重: 〜4kg

原産国:フランス

特徴:

フワフワの毛におおわれた体とクリンと丸い愛らしい目が特徴的な犬種。

可愛いだけでなく、非常に飼いやすいと人気が高い犬でもあります。

賢くしつけがしやすく、無駄吠えが少ないので飼育初心者でも安心。

抜け毛が少ないため、アレルギーの心配も少なく、部屋の掃除も比較的楽。

臭いも気にならない、まさに飼いやすい小型犬の代表格です。

毛色はバリエーション豊かでさまざまなカラーの個体が存在します。

性格は活発で好奇心旺盛。

飼い方:

完全室内飼いが主流。

暑さに弱いため、特に夏場は温度管理を徹底しましょう。

活発な性格のため運動量が多い犬種です。

十分な散歩と室内遊び、泳ぐのも好きなのでスイミングも取り入れると良いでしょう。

しつけは比較的しやすいので、愛情を注ぎ、信頼関係を築くことができれば、一生のパートナーとなってくれることでしょう。

 

 

2. キャバリア

 

dog

 

体長: 31〜33cm

体重: 5〜8kg

原産国:イギリス

特徴:

温厚で、誰とでも仲良くなれる社交的で優しい性格。

どんな環境にも馴染みやすく、理想的な家庭犬とされています。

美しい艶のある長毛が特徴的。

ウェーブがかかった耳の毛が優雅な印象の犬です。

絹のような被毛を持っており、カラーは4種類。

しつけがしやすく、初心者でも飼いやすい犬と言われています。

飼い方:

キャバリアは愛情深く、人間が大好きなので、深くコミュニケーションをとるためにも室内飼いがおすすめ。

被毛が細く絡みやすいため、こまめにブラッシングを行いましょう。

多くの運動量は必要ありませんが、散歩や室内遊びを通して運動時間を十分に取ります。

一緒にいる時間をたくさん取り、良好な信頼関係を築きましょう。

 

 

3. シーズー

 

dog

 

体長: 20〜28cm

体重: 4〜7kg

原産国:中国

特徴:

短吻で垂れ耳、体高より体長がわずかに長い体格。

しっかりとした四肢を持ち、体を揺らしながら落ち着いた足取りで歩きます。

トイプードル同様、賢くて理解力があり、しつけやすい犬種。

コミュニケーション能力が高く、陽気で大人しい性格で、子供や高齢者のいる家庭にもおすすめ。

無駄吠えが少ないのもポイント。

飼い方:

完全室内飼いで温度管理を徹底する必要があります。

特に夏の暑さに気をつけましょう。

運動量は他の小型犬よりも少ないため、長時間の散歩は必要ありません。

シーズーは毛が長く、垂れ耳なので顔周りの衛生管理に注意が必要。

定期的にウエットティッシュなどで拭いてあげましょう。

 

 

4. ヨークシャテリア

 

dogs

 

体長: 15〜18cm

体重: 2〜3kg

原産国:イギリス

特徴:

ヨーキーの愛称で親しまれる美しいロングコートの犬種。

利口で番犬としての素質のある、活発な犬です。

ロングコートながら抜け毛が少なく、運動量も多く必要としないため、幅広い年齢層に人気。

負けず嫌いで気が強い性格。

飼い方:

比較的抜け毛が少ないシングルコートですが、毛量が多い個体はよく抜けるように感じることも。

毛は細く絡まりやすいので、なるべく毎日ブラッシングを行いましょう。

もともと番犬気質であり、甘えん坊ながら負けん気が強いため、育て方を間違えるとワガママな犬になってしまいます。

しつけは毅然とした態度でしっかりと。

好奇心旺盛ですが、運動量はさして多くありません。

知的な遊びも好きなので、訓練遊びも取り入れてあげると良いでしょう。

 

 

5. マルチーズ

 

dog

 

体長: 20〜25cm

体重: 2〜3kg

原産国:イタリア

特徴:

純白の毛が美しいマルチーズ。

賢く従順で甘え上手な犬種で、ペットとしての歴史も長い犬です。

従順で温厚かつ活発な性格。

神経質な一面もあり、吠え癖がある個体もいます。

飼い方:

マルチーズは常に人間の近くで、室内で飼われ続けてきた犬。

完全室内飼いで飼育します。

長時間の散歩や激しい運動は必要ありません。

長毛が細く絡みやすいため、毎日のブラッシングが必要。

被毛は放っておくと床につくほど長くなるので、定期的なカットなどトリミングを行いましょう。

甘えん坊で人の愛情に対して敏感なマルチーズは、溺愛し過ぎると神経質な面が強くなります。

甘やかしすぎず、正しくしつけを行いましょう。

 

 

6. パピヨン

 

dogs

 

体長: 20〜28cm

体重: 2〜4kg

原産国:フランス

特徴:

大きい耳が特徴的な犬種で、豊かな被毛が優雅な印象です。

性格は、明るく活発。

人好きで穏やかであり、愛玩犬らしい犬です。

長毛種ですが抜け毛が少なく、体臭も少ないため、手入れしやすい犬とされています。

飼い方:

細い手足のパピヨンですが、大変活発。

散歩とは別にドッグスポーツを楽しむなど、頭と体を使う運動を取り入れてみましょう。

訓練性が高いものの、しつけを怠るとわがままになりやすい犬種でもあります。

しつけはしっかり行いましょう。

抜け毛は少ないですが、週2、3回ブラッシングをしてください。

 

 

7. ダックスフンド

 

dog

 

体長: サイズによる

体重: サイズによる

原産国:ドイツ

特徴:

長い胴体に短い足が特徴的。

垂れ耳と丸い目、独特の体つきが人気の犬種です。

サイズが小さいミニチュアダックスフントは特に人気があります。

性格は明るく好奇心旺盛で、エネルギッシュ。

物怖じせず、飼い主には従順ですが、見知らぬ人には攻撃的で、吠えやすい一面も。

飼い方:

スタンダードダックスは大変活動的で、1回1時間以上、ミニチュアダックスフントは1日に合計で1時間程度の散歩をしてあげましょう。

遊びも大好きなので、ボール遊びやひっぱりっこなどをしてください。

散歩の際、ネズミなどを追って排水溝に入り込んで出られなくなることがあるので、リードをつけましょう。

胴長短足が可愛い犬種ですが、背骨に負担がかかりやすい体型です。

肥満になると椎間板ヘルニアにつながりますので食事管理が必須。

もともと猟犬だったダックスフントは、子犬の頃からの訓練で飼いやすくしつけることが可能です。

幼少期のしつけを怠ると、吠えやすい犬に育つため注意。

 

 

8. ポメラニアン

 

dog

 

体長: 20cm前後

体重: 2〜3kg

原産国:ドイツ

特徴:

小さな頭に大きな目、背中に向けて巻いた尻尾、独特の豪華な毛吹きが特徴。

ふわふわのぬいぐるみのような外見と元気な性格から人気の高い犬種です。

愛情深く、フレンドリーな性格。

飼い主や家族と一緒にいる事を喜び、飼い主に対しては甘えん坊。

しかし、自立心が強い面もあり、留守番を苦手にしないため飼いやすいとされています。

飼い方:

暑さへの耐性がないため、完全室内飼いが基本。

特徴である豪華な毛並みを維持するためには、ブラッシングなどお手入れが必要です。

抜け毛の放置は、皮膚病の原因になりますので、こまめなケアを。

また、手足の裏の毛は伸びると床を踏むときに関節に負担をかけてしまうため、伸びたらカットしてあげましょう。

人間が好きなので、甘やかし過ぎると分離不安になってしまいます。

子犬の頃からがまんを覚えさせるしつけをしましょう。

 

 

9. フレンチブルドッグ

 

dogs

 

体長: 26〜31cm

体重: 10kg前後

原産国:フランス

特徴:

いわゆる「ブサカワ」な愛嬌ある表情が特徴的。

マズルの低い潰れたような体に、隠れた愛好家が多数います。

明るくて気立てが良く愛情深い犬種で、社交的。

家族以外の人間や他の犬とも仲良くなれます。

短毛なので手間がかからない犬種とされています。

飼い方:

マズルが低いため、夏の暑さが苦手です。

温度管理された室内で飼うようにしましょう。

食欲旺盛な分、肥満のリスクの高い犬でもあります。

適度な運動と食事制限に気を配ってください。

愛情深く人間好きなので、しつけは比較的楽です。

ただし、闘犬であるブルドックの血を引いているので、個体によっては気性が荒いことも。

良好な信頼関係を築き、より穏やかな性格に飼い主が導きましょう。

 

 

10. パグ

 

dog

 

体長: 25〜28cm

体重: 6〜9kg

原産国:中国

特徴:

眉間のしわとペチャっと潰れた鼻に、大きくつぶらな目が特徴。

フレンチブルドッグと同じく「ブサカワ」な愛嬌のある顔立ちです。

ただし、フレンチブルドッグと異なる垂れ耳。

がっちりした筋肉質、短毛で滑らかな毛並みを持ちます。

明るく活発な性格で平和主義。

無駄吠えも少ないため飼いやすい犬種でしょう。

飼い方:

フレンチブルドッグよりもマズルが短く、温度調節が苦手です。

完全室内飼いで、温度管理を徹底しましょう。

明るく人懐こい性格で飼いやすい犬種ですが、甘やかしすぎると頑固さが出てきてしまいます。

「ものすごく賢い」犬種ではありませんので、根気を持ってしつけしましょう。

短毛で手入れは簡単ですが、しわが多いため、よく拭いて清潔に保つ必要があります。

 

 

11. チワワ

 

dog

 

体長: 12〜20cm

体重: 1.5〜3kg

原産国:メキシコ

特徴:

小型犬より更に小さい超小型犬に分類されます。

大きな耳と目、細い手足が特徴的。

日本では15年ほど前のCMから爆発的人気に。

散歩や手入れに手間がほとんどかからない飼いやすさも人気です。

短毛種と長毛種がおり、長毛種は短毛種よりブラッシングの手間がかかります。

性格的には若干神経質なところがあり、飼い主には甘える反面、怯えから見知らぬ人に対して唸ったり吠えたりということも。

飼い方:

寒さ暑さに弱いため完全室内飼いを。

運動量は必要ありませんが、部屋遊びや外の散歩の時間を取ってあげましょう。

子犬の頃からしつけをしっかりして甘やかさずに育てれば、吠えることもなく手間もかからない最高のパートナーとなります。

しかし、愛情不足やしつけ不足だと、分離不安や極端に神経質で臆病な犬、些細な物音で吠えるのをやめない犬になってしまいます。

愛情としつけをしっかり注いであげることがポイント。

 

 

12. 柴犬

 

dog

 

体長: 40cm前後

体重: 9kg前後

原産国:日本

特徴:

日本の天然記念物犬。

体長・体重から中型犬と分類されることも多いですが、日本犬の中では小型のため、小型犬とされることもあります。

体の小さい豆柴は犬種ではなく、柴犬の体が小さい個体を指します。

柴犬はバランスの取れた筋肉のついた体。

飼い主に忠実な番犬気質。

その性格から海外でも人気を集めている犬です。

飼い方:

比較的日本の温暖湿潤気候に適しているため、暑さへの耐性があります。

しかし、真夏や真冬は温度管理された室内で過ごさせるようにしましょう。

体がしっかりしている分、運動量もそれなりに必要です。

十分な散歩と、自由に走り回れる環境をたまにつくってあげることが必要。

飼い主に忠実なので、良好な信頼関係を築けばぴったりのパートナーになってくれます。

ただし、もともと番犬気質があるのため、無駄吠えしやすい犬種です。

子犬のときからむやみに吠えないしつけが必要。

 

 

13. ビーグル

 

dog

 

体長: 33〜38cm

体重: 7〜12kg

原産国:イギリス

特徴:

「スヌーピー」のモデルになった犬種。

大きな垂れ耳で犬らしい顔立ちが特徴。

小型犬では珍しく、空港で麻薬犬などとして採用される犬種であり、非常に賢い犬です。

協調性があり人懐っこい半面、やんちゃで元気な一面も。

「ワオーン」と絵に描いたような犬独特の通った声で鳴くのも特徴。

飼い方:

ビーグルは体の大きさの割には、かなりの運動量が必要な犬種。

できれば1日1時間以上の散歩をしてあげましょう。

さらに、食欲旺盛なので、餌の与えすぎには気をつけ、餌を食べた分も運動をしっかりさせてください。

平和主義者で大変愛情深い犬ですが、子どもにしつこくされることは苦手です。

ケージなどビーグルだけのテリトリーを用意しましょう。

 

 

14. ミニチュアシュナウザー

 

dog

 

体長: 20〜35cm

体重: 7kg前後

原産国:ドイツ

特徴:

「シュナウツ」(ドイツ語で口ひげ)のような口周りの被毛が特徴的。

人懐っこく寂しがり屋。

飼い主に懐きやすい一方、知らない人や犬に対しては警戒心が強い番犬気質。

しかしテリアの仲間としては性格が柔らかく、人に良く従うため、十分な訓練によるコントロールは可能です。

飼い方:

暑さに弱いため、温度管理された室内で飼育しましょう。

忠誠心が強く、飼い主家族に徹底的に尽くすため、主従関係を構築しやすい犬です。

ただし、しつけをしっかりしないと見知らぬ人や犬にすぐ吠える犬になってしまいます。

がっしりとした筋肉質で体力はありますが、あまり激しい運動は必要ありません。

一日に30分から1時間程度の散歩と、室内の遊びで十分。

毛質がダブルコートなので、週に数回お手入れを。

 

 

15. ペキニーズ

 

dog

 

体長: 20cm前後

体重: 5kg前後

原産国:中国

特徴:

「北京の犬」を意味する犬。

性格は自由気ままでマイペース。

負けず嫌いで独立心が強く、「犬なのに猫のよう」と言われる犬です。

がっちりした前足、ずんぐりした首回りで、全身を覆う長毛でボリュームいっぱいの体型に見えます。

まるで獅子のような貫録のある姿が特徴的。

飼い方:

特に下毛アンダーコートの量が多いため、喚毛期には大量の抜け毛が出ます。

毎日のブラッシングで皮膚に通気しましょう。

散歩は気分転換程度の短い時間で十分で、夏などは散歩に行かない方が良い場合もあるくらいです。

暑さに大変弱いため、常に温度管理が必要。

運動不足になりやすく太りやすい体質なので、食事の量や質にも注意が必要です。

また、顔のしわには汚れがたまりやすいので、食事の後などにふき取ってあげましょう。

性格的に気位が高いためしつけが難しく、信頼関係をしっかり構築することができなければ、飼いやすい犬とは言えません。

 

 

小型犬のまとめ

 

小型犬は広い飼育環境のない日本ではお馴染みのペット。

さまざまな種類がいて、それぞれの個性があります。

自分の生活環境によって最適な犬を選びたいものですね。

 

ただし、犬種別に述べてきた性格や飼い方はあくまで一般論。

人間で言うなれば国民性や県民性と同じで、それぞれに個性があります。

 

その犬の持っている性格や素質、飼い主の接し方によって、犬は良い方にも悪い方にも変わりるのです。

「小型犬だからしつけは良い」ではなく、より人間社会に馴染めるように責任を持って接してあげたいですね。

それさえできれば、可愛い小型犬と末長く楽しく暮らすことができますよ!


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