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数ある 犬の種類 の中でも国内トップクラスの人気を誇るトイプードル。
その毛色や性格などの特徴、飼育方法、飼う際の注意点などを確認していきましょう。
トイプードルの一番の特徴は、ふわふわもこもこしたぬいぐるみのような外見です。
体全体がくるくるとした巻き毛に覆われております。
トイプードルのテディベアカットといえば、見覚えのない人はいないでしょうね。
また、トイプードルは体臭がそこまでなく、何と言っても毛がほとんど抜けません。
家の中で飼ったとしても、そこまで抜け毛に困ることもないでしょう。
トイプードルは、体長と体高が等しく24 ~ 28cm、体重が3 ~ 4.5kg程度と、比較的小さな犬種になります。
体長と体高に差があるトイプードルもいますが、犬の品種の制定などを行っているJKC(ジャパンケネルクラブ)によると差のない均一な体型が理想とされています。
先述した通り、トイプードルの大きさは24 ~ 28cm程度になります。
これは、JKC(ジャパンケネルクラブ)が制定しています。
JKCでは、プードルという犬種の中で、24 ~ 28cmのプードルをトイプードルと呼称すると決まっています。
つまり、24 ~ 28cmを超えたりしてしまうと別の名前のプードルとなってしまいます。
プードルのサイズによる名前は以下のように制定されています。
また、トイプードルより小さいサイズとして、「 ティーカッププードル 」、「タイニープードル」という名前のプードルが存在しますが、こちらはサイズが小さすぎるためJKCには健康上の問題ありとされており正式に認められておりません。
つまり、JKCが認定する中ではトイプードルは最小のプードルということになります。
トイプードルは遊び好きで人懐っこいところがあり、主人に対してどこまでも甘えます。
また、人懐っこいだけでなく、他の犬ともの仲良くできるため非常に社交性の高い犬です。
主人にひたすら余るのは、体が小さく依存心が強いからだと言われています。
好奇心旺盛で、なにごとにもすぐ興味を示します。好奇心がいきすぎてやんちゃばかりしてしまうトイプードルも存在します。
また、トイプードルは頭も非常に良い犬種で、一番頭が良いと有名なボーダーコリーの次を争う頭の良さと言われています。
頭が良くて従順なので、主人の言いつけを守るという点では非常に優秀で常に主人の役に立とうと努力する犬種です。
しかし、頭が良い分好奇心と相まって悪知恵を働かせるトイプードルもいます。
トイプードルは頭が良いからなのか警戒心もとても強いです。
自分から吠えることをほとんどしないのですが、危ないと感じたときだけは例外ですぐ吠えてしまうようです。
この癖は、牧羊犬としては非常に重宝されている面もあります。
トイプードルは、このように利口で活発で従順という飼育するには理想といっても良い性格をしています。
このような性格をしているから飼い犬としての人気が非常に高いのかもしれませんね。
トイプードルの毛は、シングルコートになります。
シングルコートとは、一重構造の毛のことです。
また、トイプードルの毛はふわふわですが非常に抜けにくくなっています。
トイプードルには様々な毛色があり、その毛色によっても性格が違います。
その中でも特に人気のある4種類を性格含めて紹介します。
トイプードルと言えばこの色と言っても過言ではないくらいオーソドックスな毛色です。
テディベアみたいでふわふわもこもこした感じがたまらないですね。
ペットショップで一番よく見かける色であり、実際に人気な色もレッドです。
毛色別の性格としては、活発でやんちゃな性格になります。
ブラウンと表現されることもあります。
アプリコットはレッドよりも色が薄めの茶色をしています。
レッドに並ぶ、大人気の色ですね。
毛色別の性格としては、レッドと同じで活発でやんちゃな性格になります。
アプリコット色のトイプードルは白系の部屋に似合いそうな可愛らしい色をしています。
トイプードルのブラックはシックで上品な色合いです。
本当に真っ黒くろすけですね。
こんな色のトイプードルが暗闇にいたら見失ってしまいそうです。
毛色別の性格としては、一番賢く安定した性格になります。
トイプードルの真っ白なホワイトも人気のある色で、よくペットショップで見かけるかと思います。
純白なその容姿は、周囲を明るく照らしてくれそうですね。
白といってもクリーム色もトイプードルの白には含まれるので、純粋な白だけというわけではありません。
毛色別の性格としては、社交的で安定した性格です。
他のもブルーやグレイがありますが、人気なのは上記4色になります。
トイプードルがテディベアみたいになる色が人気のようですね。
トイプードルの歴史は、プードルの歴史になります。
プードルはフランス原産の犬種ですが、祖先犬は中央アジアに存在したいたと考えられています。
そこから、様々なけいろを辿ってフランスへはいってきました。
最初は、その水中作業能力と牧畜能力から大道芸や軍犬など幅広い職種に利用されていました。
しばらくして、フランスの上流階級から愛玩犬として人気が出始めたのがプードルの愛玩犬としての始まりだったと言われています。
その人気はとどまることを知らず、ついにはフランスの国犬となってしまいました。
19世紀にはいるとプードルを小型化する動きが広がり、その中でトイプードルのサイズのプードルが生み出されたと言われています。
トイプードルは、犬のなかでも特に手のかからない犬種ですが、気をつけることがないというわけではありません。
そんなトイプードルの飼育環境まわりできをつけるべきところをまとめました。
トイプードルは活発な犬種なので、運動が必須です。1日1時間程度の散歩は必要になります。
また、利口で社交的という面もあるので散歩の他にも知的な遊びや人とコミュニケーションをとる遊びをしてあげると非常に喜びます。
また、トイプードルはとても臭いの少ない犬種です。なので、もしトイプードルの臭いが気になってしまうほど臭っていたら、トイプードルのボディケアが足りていないことを疑いましょう。ケアしないと人間でも臭くなってしまいますね。
臭いの少ない犬種ですが、臭いが全くしないというわけではないので来客時など気になる方はちゃんと消臭剤などを用意すると良いでしょう。
トイプードルはとてもしつけのしやすい犬なので、しつけに困ることはなかなかないでしょう。
ただ、プードルはその毛の長さからかボディケアが頻繁に必要になるので、できるだけ生後はやいうちからしつけをして、触れることになれさせる必要はあるでしょう。
毛の抜けづらいトイプードルですが、抜けづらいだけで絡まりづらいわけではありません。ブラッシングせずにおいておくと毛が複雑に絡みあってスチールウールみたいになってしまうこともあります。
なので、ブラッシングは最低でも2日に1回はして上げる必要があるでしょう。
ブラッシングもそうですが、トイプードルはシャンプーをしてあげる必要もあります。こちらは1ヶ月に1回程度で大丈夫でしょう。被毛を乾かす際はしっかりブラッシングしながら乾かしてあげてください。
また、年に4回程度は毛を刈り取ってあげましょう。この際にテディベアカットにして可愛く仕上げる方が多いようです。
トイプードルの平均寿命は14歳から17歳ほどと言われています。
これは、人間の年齢で言うと70歳を超えるぐらいに相当します。
寿命にダイレクトに響いてくるものが、「食事」です。
食事は毎日行うことですので、何より食べ物には注意を傾けましょう。
トイプードル用の食品が売られていたり、無添加物のものがあったりしますので、健康を考えて体に良いものを与えるようにしてください。
逆に、トイプードルを含め「絶対にあげてはいけない食べ物」がありますので、以下に記載します。
玉ねぎや長ネギ、ニンニクなどのネギ類は絶対にあげないでください。
ネギ類に含まれる成分がトイプードルの体内の赤血球を破壊する恐れがあり、最悪は死に至ることもあります。
また、固形ではなくスープでネギ類の成分が入ったものをあげても同じような症状が出てしまいます。
カカオが入っているチョコレートは絶対にあげてはいけません。
カカオの成分が心臓に悪影響を与えてしまいます。
おやつを食べているときなど、トイプードルが興味本位で食べてしまわないよう、細心の注意を払っておいてください。
トイプードルがぶどうやレーズンを食べると、お腹を下したり、嘔吐してしまうなどの症状が現れます。
深い因果関係は解明されていないものの、有害性はあるので絶対に与えないでください。
このように、トイプードルを含めて犬にはあげてはいけない危険なものがたくさんあります。
人間の口に入れて平気だからといって、必ず犬にあげないようにしてください。
そのため、 ドッグフード など市販で販売されているものを与えてあげるのが無難な選択です。
トイプードルは犬の種類の中でも特に人気の犬種となっているので、値段は高く、相場は25万円前後と言われています。
ドッグショーに用いられるトイプードルに関しては、50万円から80万円にもなる子もいたりします。
値段は男の子か女の子、毛色や大きさなどによって変動しますので、好みのトイプードルはどのようなタイプの子なのかを元に、値段の相場感を確認しておく必要があります。
基本的には男の子よりも、女の子の方が高値が付きます。
理由は女の子は男の子に比べて、出生率が低いからです。
大きさについては、小さければ小さいほど値段が高くなる傾向にあります。
あまりに小さいと、健康上に問題がある可能性があるので気をつけてください。
トイプードルの購入時には以下の4点に気をつけると良いでしょう。
また、相談相手が近くにいたりすると更に安心感が高くなるでしょう。
とても飼いやすいトイプードルですが、小型なのもあってか病気や怪我をしやすい犬種です。
以下にトイプードル特有の特に気をつけるべき怪我や病気をまとめました。
トイプードルはとても活発なのですが、脚が頑丈というわけでもないのでとても骨折しやすい犬種です。
高い机から飛び降りるなどして骨折することがよくあるようです。
トイプードルの生活圏内では高いものに登れないようにしたほうが良いでしょう。
トイプードルはてんかんを引き起こすことがとても多いです。
突然、ひっくり返って泡を吹いたり、ひどくけいれんを引き起こしたりします。
トイプードルにてんかんが起こってしまった場合は、主治医を迅速に呼びすぐに処置するようにしましょう。
前述もしましたが、トイプードルは餌にとても気を使う必要があります。
前述以外にも、食べてしまうと先天的にアレルギー性皮膚炎や腸炎をおこしてしまうことがあります。
ただの皮膚炎や下痢だとおもったらアレルギー性だったということもあるので、気をつける必要があるでしょう。
膝のお皿が緩んで脱臼してしまう病気です。こちらは実はトイプードルに一番多い病気で注意が必要です。
小さい頃の筋肉と骨の発達が歪な場合に起こります。
急にケンケンしはじめたりしたらこの病気を疑いましょう。
上記以外にもトイプードルの体に異常が見られる際は、すぐさま動物病院で治療を行ってもらうようにしましょう。
原産国:フランス
値段:25万円前後
毛色:レッド、アプリコット、ブラック、ホワイト
寿命:14年から17年
体高:24cmから28cm
特徴:小柄、ぬいぐるみのような外見
性格:人懐こく、甘えん坊
かかりやすい病気:骨折、てんかん、アレルギー性皮膚炎、膝蓋骨内方脱臼
トイプードルはとにかく可愛いぬいぐるみのようで、なおかつ賢いタイプの犬です。
小型犬なので、室内でもスペースを確保しやすく、性格的にも初心者に優しい相棒になりえます。
本記事をきっかけに、是非ともパートナーにしてみてはいかがでしょうか。
公開日 : 2016/03/28