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ペチャっとしたお鼻がとてもかわいいフレンチブルドッグ。
その際立った見た目と特徴から非常に人気のある犬種ですが、他の犬にはあい病気にかかりやすかったりとペットとして飼う場合は注意点も多々あります。
今回はフレンチブルドッグがどういった種類の犬なのか、飼育の際の注意点は何か、など徹底的にご紹介します!
眼瞼内反症(がんけんないはんしょう:犬の瞼が内側に巻き込むことによって発生する、いわゆる逆まつげ状態)
フレンチブルドッグの見た目の特徴は大きな コウモリ のようなの耳、角ばった頭部、くりっとした目、筋肉質で引き締まった体をしていることです。
全体的にがっちりした体型で、特に首から胸にかけて特に太くなっており、骨の量が多い事もフレンチブルドッグの特徴と言えます。
シッポは生まれつき短くなっており、くるっとしたスクリューテイルになっていますが、ふとんど振ることはできません。
フレンチブルドッグの最大の特徴は、ペチャっとつぶれた短い鼻です。
ライオンのように見えることからしし顔と呼ばれたりします。
また、下顎が前にでており額に深いシワがあります。
ペチャっとした鼻とあわせて大変愛嬌のある顔をしています。
短い鼻のせいかフレンチブルドッグはブヒブヒをいった音を発する癖があります。
そのせいか、愛好家には「ブヒ」という名前で親しまれているくらいです。
全体的にスクエアな体型で、体長と体高はともに30cm程度、体重は8 ~ 14kgと少々重めです。
フレンチブルドッグの毛並みは短く、やわらかでつややかな光沢があります。
季節ごとに毛が生え変わり、抜け毛が非常に多いです。
カラーは大きく分けてフォーン、クリーム、ブリンドル、バイドの4種類です。
茶系がベースの色で、明るい色からレッド系まで濃淡はさまざまで、個性的な色合いでもあります。
クリーム色の単色、非常に人気のある毛色なので入手が困難と言われています。
基本的にブラックベースで、褐色系やホワイトなどが混じっているタイプです。
タイガーブリンドル、ブラックブリンドルなど、色の合わせ方によって呼び方が少し変わります。
ホワイトをベースに色が入る毛色、差し色はブリンドルかフォーンであることが必須です。
個体によって絶対に模様が違い、同じ模様をしているブルドッグは一体たりともいません。
クリームと同じく人気のある毛色で入手が困難だと言われています。
4種類の毛色のフレンチブルドッグを紹介しました。
白系の色がはいったフレンチブルドッグが人気なので、比較的高価で入手困難になる傾向があるようです。
後述もしますが、フレンチブルドッグは元来フランスの 犬種 で、そこからアメリカに渡って品種改良されました。
いまではそこまで大きな差はないのですが、ヨーロッパタイプとアメリカタイプで分類することができます。
筋肉質というよりコロコロした丸い体型をしています。顔も丸く目も大きいで大きいです。
比較的陽気な性格をしており、とても人懐こいです。
クリーム色の犬種が多めになっています。
アメリカタイプより筋肉質で体もガッチリしています。
性格は基本的に陽気なのですが、アメリカタイプにくらべると比較的慎重です。
ブリンドル色の犬種が多めになっています。
よくありがちな疑問です。
フレンチブルドッグと名がついているので、ブルドッグを思い浮かべて想像してしまいそうですが、フレンチブルドッグは行動や仕草で飼い主さんを愛し、楽しませてくれる陽気な犬種です。
フレンチブルドッグの最大の特徴は、起源とされる戦闘犬ブルドッグとは正反対であることです。
ブルドッグの繁殖課程で生まれた小型で、立ち耳、朗らかな性格の犬で、さらに改良を重ねられ、最終的には家族犬として地位を確立しました。
イングリッシュブルドッグに、テリアやパグなどを掛け合わせてフレンチブルドッグが出来上がったのです。
明るい性格の持ち主ですが、知らない人にいは警戒心を抱くので、番犬としても向いています。
小さいながらに食欲旺盛。
暑さがちょっと苦手なフレンチブルドッグです。
名前通り、フランス原産の犬種でブルドッグから派生した犬です。
ブルドッグから派生しているので、祖先犬は同じくエピロスやローマ帝国のモロシア犬になります。
フレンチブルドッグの元となったブルドッグじゃ諸説ありますが、1850年ごろイギリスからフランスに持ち出されたブルドッグであるとされています。
もともとブルドッグの繁殖課程で誕生し、その性格の優しさから戦闘犬には向きませんでした。
フランスへ渡り1835年に戦闘犬が禁止された事によって、存続のために小型化され荒々しい性格を取り除かれていったのです。
この時にネズミ取り用に飼育されていたフレンチブルドッグでしたが、その愛くるしい風貌に上流階級の女性の人気に火がつきました。
フレンチブルドッグの耳は、当初は垂れ耳と立ち耳両方ありました。
この頃にはアメリカにも持ち帰られて繁殖がはじまっていたフレンチブルドッグはアメリカでは立ち耳のほうが人気、ヨーロッパでは垂れ耳のほうが人気でした。
どちらの耳がフレンチブルドッグとして正しいかといった論争が日々行われておりましたが、1900年頃に行われたアメリカのフレンチブルドッグショーで立ち耳のフレンチブルドッグが観客を虜にしたのが決定打になりました。
その結果、最終的にはコウモリタイプのピンと立った耳が標準になり、その見た目はフレンチブルドッグとして象徴的なものとなっています。
前述のようにフレンチブルドッグにアメリカタイプとヨーロッパタイプがあるのは、この頃のなごりですね。
日本へは大正時代に輸入され始め、一時はフレンチブルドッグがたくさんの家庭で飼われていました。
ブームと共に一時期その姿は見かけなくなりましたが、性格の陽気さ、サイズなどから近年また人気が上がっている犬種です。
強面の顔をしているかと思えば、よ~くみるとおどけたかのような顔が特徴的でかわいらしいフレンチブルドッグ。
とっても活発でおおらか、陽気な性格をしており飼い主さんと遊ぶのが大好きな犬種です。
どすっと大きく見える体でも動きは俊敏。無駄吠えも少なく、むやみに走り回るタイプではないので、室内でも飼えます。
鼻が短いせいか、いびきをかくことは多少ありますが気にならない程度です。
とても甘えん坊で、飼い主さんに抱かれたり、一緒にお昼寝などをすることに幸せを感じるフレンチブルドッグ。
子どもがいる家庭でも、お年寄りの家でも、たくさんの時間を一緒にいてあげる事が好ましいとされています。
温厚な性格ですが、交配のために混ざったテリアや牛追い犬の血が混ざっている為、怒ると噛み付く性格の子もいます。
陽気で穏やか、友好的な性格の子もいれば、少し荒っぽい性格の子もいます。
またしっぽが短い犬種ですが、フレンチブルドッグの尻尾はほとんどふることができません。
では、フレンチブルドッグの感情はどこで読み取れるか?
その秘密はあの大きい耳にあります。
嬉しい時は顔を小刻みに振るわせ耳を倒し、訴える時は大きな耳を前後に動かしたりして注意を求めています。
寂しい時や怖い時は体を縮め、耳を頭の後ろへ貼り付けたようにくっつけ体全体で感情を表しています。
フレンチブルドッグは気温の変化に上手く対応でません。
皮膚病にかかりやすいので、こまめにシワの間をふいてあげるなど手間をかけてあげましょう。
垢や汚れが溜まったまま不潔にしていると、細菌感染をおこしたりして、愛犬も飼い主さんも困ってしまいます。
柔らかい綿棒などで優しくふいてあげると良いでしょう。
フレンチブルドッグは、小さい体でたくさん食べてしまうので、肥満に気をつけて健康管理を行ないましょう。
太りすぎると、呼吸が苦しくなったりします。
適度な運度をさせ、呼吸が苦しくならない程度で止める事もフレンチブルドッグを飼うに当たって頭に入れておきたい事です。
また、フレンチブルドッグは帝王切開で出産をする事が多いのはご存知でしょうか。
仔犬の頭部が大きすぎて、母親の骨盤を通過する事が困難な為、切開して出産する事がほとんどです。
自然分娩もありますが、母親の体力が長期戦になるため注意が必要となります。
また、仔犬にも負担がかかるため、致死率が高くなり、フレンチブルドッグ(ブルドッグなども)は帝王切開が主流となっています。
それゆえ、切開手術費用、出産のリスクが背景にあるため相場も上がってしまうのが現状です。
母子共の安全をまもるゆえの手術となります。
季節ごとに生えかわるので、いつもよりブラッシングをこまめにかけてあげましょう。
短毛なので、そこまで丁寧にやる必要はなく適度にやってあげるだけで十分です。
毎日やってあげると、フレンチブルドッグの血行をよくできるので、できるだけ毎日ブラッシングしてあげましょう。
また、フレンチブルドッグはこまめなシャンプーが必要です。
2週間に1回程度はシャンプーをしてあげましょう。
フレンチブルドッグの平均寿命は9歳~11歳前後です。
フレンチブルドッグは、他の犬種に比べてやや短命な犬種です。
もちろん飼育の仕方によってはフレンチブルドッグはちゃんと長生きする犬種です。
そのためには特に食事と温度管理には気をつけましょう。
太りやすい犬種ですので、かわいいからと言ってたくさん食べ物を与えるのは気をつけましょう。
太りすぎは寿命を縮めます。
また、鼻の低い犬種は熱をうまく逃がせない特徴があります。フレンチブルドッグは例にもれず熱を逃がすのが苦手です。
熱中症にかからないようにフレンチブルドッグを飼う環境の温度管理はしっかりしてあげましょう。
平均価格は15万~25万円程度ですが、人気のある色や、血統書つきとなると金額が上がったり、仔犬の体格によって値段が上がったり下がったりします。
どの犬を購入する時も同じですが、あまりに値段が安い場合は何か問題が無いが調べましょう。
金額設定は以下の条件が元で決められます。
出身地、育てられた環境、毛色、大きさ、体格、血統付き、親がドッグショーなどで入賞しているなどさまざまな理由があります。
安い=悪いではないことも覚えておきましょう。
中にはお金儲けの為だけではないブリーダーさんもいます。
ブリーダーさんの評判を調べたり、知人を通して探したりする事で、健康的で問題の無い仔犬をブリーダーさんから買うのも一つの手です。
ペットショップでの購入は手数料や利益を上乗せして表示してあるので、ブリーダーさんから購入するより値段が少し上がる場合があります。
フレンチブルドッグを購入する際は以下のことに気をつけると良いでしょう。
当たり前ですが、血統書があるフレンチブルドッグを選ばないと、ちゃんとフレンチブルドッグを選べたか判断できないので、血統書があるものを選びましょう。
フレンチブルドッグは親犬の性格や体格を引き継ぐ性質があります。
飼いたい性格や体格が決まっている場合は、親犬がどうだったか聞くのも有効です。
黒目の部分や鼻の黒さがしっかりした個体を選びましょう。
黒の色素がくすんでいる個体は疾患をもっている可能性があります。
しっかりした筋肉質な体格はフレンチブルドッグの特徴です。
体格がしっかりしていないということは、先天的に疾患をもっている場合があるので気をつけましょう。
フレンチブルドッグは、基本的に丈夫な犬ですが、短頭種(鼻が短く口腔面積が狭い、目が飛び出している、しわがおおい)特有のしわが多いため引き起こる病気などがあります。
特に以下のような病気には要注意です。
フレンチブルドッグのアトピー性皮膚炎は、ノミやダニ、ホコリ等の環境が原因で起こる皮膚炎です。
環境が原因なので完治は難しく、環境を変えて対応してあげるのが一番です。
フレンチブルドッグは眼瞼内反症がよく起こる犬種です。
眼瞼内反症が原因で角膜炎などを起こし、更に重症になることがあります。
フレンチブルドッグが目を気にする仕草を多くとるようになったら気をつけてあげる必要があるでしょう。
股関節がうまく噛み合わないことで、骨がずれてしまうことをいいます。
これが原因で脱臼になったり、関節炎をおこしたりします。
フレンチブルドッグの歩き方が変だったりする場合は、まずは股関節形成不全を疑いましょう。
6歳以上のメスのフレンチブルドッグによく見られます。
乳首の近くにちいさなしこりができることをいいます。
放置するとリンパ腺に転移して炎症したりするので、しこりが見られた場合はすぐにかかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。
明らかに不自然な膨らみがみえることを言います。
下半身に近ければ近いほど悪性の可能性があり、処置の必要があります。
食欲不全、嘔吐、下痢などの症状が見られた場合はこの症状を疑いましょう。
こちらは病気ではありませんが、フレンチブルドッグによくおこることなので紹介します。
フレンチブルドッグは好奇心旺盛で食欲も旺盛な犬種です。
色々なものを食べてしまう傾向があるため、食べてはいけないものを食べて喉や腸につまらせてしまうことがあります。
できるだけフレンチブルドッグの周りには口に入れられるようなおもちゃなどは置かないようにしましょう。
いかがでしたか?フレンチブルドッグは病気にかなりきをつけなければいけない犬種です。
フレンチブルドッグの異変に気がついたらすぐにかかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。
原産国:フランス
値段:15万~25万円
毛色:パイド、ブリンドル、クリーム、フォーン
寿命:9歳~11歳
体高:23cm~31cm
体重:10kg~13kg(8kg~14kg)
特徴:大きなコウモリ耳と、強面にみえておどけた顔。
性格:活発で朗らか、陽気で甘えん坊。
かかりやすい病気:アトピー性皮膚炎、眼瞼内反症、股関節形成不全、乳腺腫瘍、肥満細胞種
大変な事もありますが、フレンチブルドッグのいいところはたくさんあります。
ペチャ顔ですが、何度見ても愛くるしいフレンチブルドッグ。
大きな耳で飼い主さんへの愛情を教えてくれます。
健康でかわいいフレンチブルドッグと新たな生活をはじめてみませんか?
最終更新日 : 2020/11/09
公開日 : 2016/08/26