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レオンベルガーは、ライオンのようなたてがみを持つ強面の 犬種 。
ブラックマスクの顔、水難救助犬の血を引いていることに起因する水かきが特徴。
見た目は大きくて強い印象ですが、性格は家庭犬らしく穏やかで落ち着いています。
愛情深く、愛情を注げば注ぐほど飼い主や家族に返してくれます。
家族やパートナーとして迎えるのにぴったりですね!
水泳が得意で、ドイツやイタリアなどでは現役の水難救助犬として活躍している個体も。
レオンベルガーは超大型犬。
標準的なレオンベルガーのオスの体高は72〜80cm、メスは65〜75cmとかなり大型。
個体差があるものの、体重は34〜50kg。
均衡のとれた筋肉質な体を持ち、たくましい脚はかなりの運動量にも耐えられます。
また、ライオンのたてがみを思わせる豊富な被毛と、前脚から後脚にかけての飾り毛によって、実際の体よりも大きく見えるのも特徴。
レオンベルガーの被毛は原産地ドイツの寒さに耐えられるよう、耐寒性に優れたダブルコート。
細く柔らかい毛質。
多くの個体がウェーブがかった毛を持ちます。
顔が真っ黒なブラックマスクが特徴で、毛色はフォーンを伴う色。
レオンベルガーは穏やかで優しい性格。
非常に賢く、 しつけ に対する感度も抜群です。
飼い主に忠実で愛情深く、家庭では自身の役割を全うしてくれることでしょう。
愛情を注いだ分だけ返してくれるので、家族やパートナーに迎えるのにぴったり。
ただし、オス同士で相性が合わない場合、吠えて威嚇する可能性があります。
それ以外ではめったに吠えないため番犬には不向き。
平均寿命は8〜9年。
大型犬 特有の病気に気をつけないといけない犬種でもあります。
胃捻転や股関節形成不全、アジソン病などにかかると身体にかかる負担から寿命がグッと縮まることも。
レオンベルガーは1846年にドイツで生まれた比較的新しい犬種。
ドイツ南部のシュトゥットガルト近郊で誕生しました。
1800年代、イギリスやドイツを始めとするヨーロッパ諸国では盛んに犬の改良がされており、この時期に誕生した多くの犬種が今もヨーロッパで愛されています。
レオンベルガーの基礎犬となったのはスイス原産の長毛種・セントバーナードとフィンランド原産・白黒のニューファンドランド。
ライオンに似た犬を作るために、さらにグレートピレニーズやクーバースなどが掛け合わされました。
したがって、レオンベルガーのライオンのような金色の被毛は、グレートピレニーズやクーバース由来というわけです。
1907年、レオンベルガーはイギリスに渡りますが当初は雑種扱いでした。
さらに第二次世界大戦の最中、激減し絶滅の危機を迎えることになります。
しかし、熱心な繁殖家たちの手により、再びたくさんのレオンベルガーが産まれ、ヨーロッパでは人気の高い犬種として現在の地位を確立しました。
ヨーロッパでは、家庭犬だけでなく、牧畜犬として、水難救助犬として飼育されており、近年日本でも愛好家が増え始めています。
レオンベルガーは住環境の問題もあり、日本ではあまり見られない犬種。
ブリーダー もかなり少ないのが現状です。
子犬の販売価格は30万円前後で、その希少性がうかがえますね。
ブリーダー数は少ないものの、レオンベルガーの繁殖をしているプロフェッショナルから直接購入すれば、しつけや飼育方法についての相談もできておすすめ。
レオンベルガーを飼育するにあたり、チェックするべきポイントがいくつかあります。
家族として迎え入れる前に、ぜひ確認してみてくださいね。
レオンベルガーは落ち着いた性格ではあるものの、狭すぎて身動きが取れない飼育環境ではストレスになってしまいます。
室内飼いを基本に、自由に庭など広いスペースに出られる工夫をしてあげましょう。
また、ダブルコートの被毛を持つため、寒さには強いものの、高温多湿な日本の気候は苦手。
特に夏場は徹底した温度管理が必要です。
熱中症対策は万全にしておいてください。
レオンベルガーは体が大きい分、多くの運動量が必要な犬種です。
しかし、1歳位までは過度な運動は避けなければいけません。
大型犬特有の股関節不全を防ぐためにも、子犬期は足元が安定した場所で20分程度の自由運動がベスト。
成犬になり、筋肉と関節がしっかりしたら、毎日最低でも約1時間の 散歩 を2回セットで行いましょう。
賢い犬種なので、ボールを拾ってくる遊びや匂いを辿る遊びなど、頭を使う遊びをさせるのも良いでしょう。
また、月に数回ドッグランなど自由に駆け回ることができる広い場所へ。
泳ぐことも好きなので、海や川などのレジャーにも一緒に行くことができます。
レオンベルガーの被毛は分厚いダブルコート。
ブラッシングなどのケアは小まめにしましょう。
特に、夏場は皮膚病などの疾患を発症しやすい時期です。
なるべく毎日ブラッシングを行い、皮膚の熱を逃がすことが必要。
皮膚の状態チェックも忘れずに。
大型犬であるレオンベルガーはしつけが必須。
特に幼齢期から他の犬や人間、外界の音や物に慣れさせておく必要があります。
レオンベルガーは性格的に忠実で賢い犬。
飼い主が主従関係をしっかり示せば、しつけがしやすい犬でもあります。
愛情深い犬種なので、褒めて伸ばすしつけが効果的です。
特にオスは年齢を重ねるとともに我が強くなっていくので、しっかりとしつけましょう。
大型犬のしつけは難しいことも多いので、ドッグトレーナーやブリーダーなど、専門家に相談するのも良いかもしれません。
レオンベルガーは大型犬特有の病気に加え、アジソン病を発症しやすい犬種。
毎日の健康チェックと、定期的な獣医師による健康診断を行いましょう。
大型犬に多い、胃がねじれてしまう病気。
食事の後すぐに運動することで発症しやすくなります。
食事の後は少なくとも30分〜1時間は開け、激しい運動は避けましょう。
また、 ドッグフード を潰して空気を抜いて与えるのも効果的です。
胃捻転になってしまうと、手術が必要。
予防と健康チェックはしっかり行いましょう。
股関節形成不全も大型犬に多い病気。
過度に股関節に体重がかかることで発症しやすくなります。
成長期の股関節が未発達のときに脚に負担がかかりすぎる運動は避けましょう。
身体を支える筋肉を健全に発達させる運動、食事を意識してください。
また、肥満も股関節形成不全発症のリスクを高めますので、食べ過ぎにはくれぐれもご注意を。
アジソン病は副腎機能の低下する疾患。
7歳までのオスによくみられる病気で、食欲がない、体重が減少している、下痢や嘔吐をくり返すなどの症状がみられたら要注意。
最悪の場合は死に至ります。
日頃から常に犬をよく観察し、発症の可能性があればすぐに動物病院へ。
寒い地方に適したダブルコートを持つレオンべルガーは、日本の高温多湿な気候には不向きの犬種と言わざるを得ません。
夏場は特に、熱中症を起こしやすくなりますので、徹底した温度管理の下で飼育する必要があります。
散歩は涼しい朝夕に行い、水分補給を忘れずに。
夏は被毛を短く切ってあげるのも良いかもしれません。
また、被毛に熱がこもりやすいため、皮膚病になりやすい犬種でもあります。
熱中症と合わせて皮膚病にも注意しておきましょう。
異常があればすぐに動物病院へ。
レオンベルガーの凛々しいシルエットと顔立ちが魅力のグッズはたくさんあります。
ここでは、特に人気の高いものをご紹介。
レオンベルガーの飾り毛のシルエットが印象的なショルダーバッグ。
レオンベルガー好きなら持ち歩くだけでテンションが上がるアイテムですね!
お買い物がさらに楽しくなるレオンベルガーグッズ。
散歩のお供にももってこいです。
レオンベルガーの顔を大胆にあしらった腕時計。
ライオンに似た勇ましい表情がかっこいいですね。
周囲のクリスタルラインがゴージャスなアイテム。
時間を確認する度に大好きな表情に出会えるおすすめグッズです。
頭の体操にもってこいのパズル。
レオンベルガー好きにはたまらない商品です。
単にレオンベルガーの形なのではなく、体の中に「LEONBERGER」の文字が。
普通のパズルに慣れた脳を鍛えなおすことができるレオンベルガーグッズです。
イギリス製のゴージャスなピンバッジ。
オシャレなレオンベルガー好きさんにぜひおすすめしたいアイテムです。
洋服やカバン、ポーチなどに付けていつでもレオンベルガーと一緒にいられますね。
お出かけを楽しくしてくれるオシャレグッズです。
名称: レオンベルガー
歴史: 1840年代にドイツでライオンに似た犬の作出のためつくられる。第二次大戦中激減するも、熱心な繁殖家により絶滅をまぬがれ、今や人気の犬種に。
毛色: フォーンを伴う毛色にブラックマスク
寿命: 8〜9年
かかりやすい病気: 胃捻転、股間接形成不全、アジソン病、熱中症
性格: 穏やかで優しい性格。飼い主が喜ぶ姿を嬉しいと感じる愛情深さを持つ。
レオンベルガーは強面ながら優しい性格で家庭でのパートナーにぴったりの犬種。
日本ではあまり名の聞かない犬ではありますが、国内でもじわじわ人気が高まっています。
大型犬なのでしっかりしたしつけが必須となりますが、主従関係がしっかりしていればしつけやすい賢さを持ちます。
レオンベルガーを家に迎えるなら、信頼関係を築いて、最高のパートナーとしてくださいね。
愛情を持って育てた分、レオンベルガーも愛情を返してくれるはずです。
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最終更新日 : 2020/10/20
公開日 : 2017/05/01