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ゴールデンレトリバーを飼おう!忠実で人気な大型犬!






優しくて忠誠心が高く、それでいて時にやんちゃなゴールデンレトリバー。
警察犬や介助犬としても優秀なこの犬種は、世界的にも人気が高いです。

そんなゴールデンレトリバーの特徴や性格、かかりやすい病気など、飼う前に知っておきたいことをまとめました。
ゴールデンレトリバーをこれから飼おうかなと考えている方、詳しく知りたい方の参考になれば幸いです。

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ゴールデン・レトリーバーとは?

 

大きな体と優しい瞳で大人気の犬種、ゴールデンレトリバー。

ゴールデンレトリバーの身体的特徴や、性格、毛色や値段まで、ゴールデンレトリバーを飼う際に知っておくと良いことをこれでもかと解説します。

 

【目次】

 

ゴールデン・レトリーバーの特徴

ゴールデン・レトリーバーの被毛

ゴールデン・レトリーバーのタイプ

イングリッシュゴールデン

アメリカンゴールデン

ゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバーは親戚ではない

ゴールデン・レトリバーを飼う前に知っておきたいこと:歴史

ゴールデン・レトリーバーの性格

ゴールデン・レトリーバーの飼育環境

ゴールデン・レトリーバーの寿命

ゴールデン・レトリーバーの値段

ゴールデン・レトリバーを飼う前に知っておきたいこと:選ぶポイント

ゴールデン・レトリーバーのかかりやすい病気

股関節形成不全

外耳炎

胃拡張胃捻転症候群

皮膚炎

ゴールデン・レトリーバーの基本データ

 

 

ゴールデン・レトリーバーの特徴

 

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ゴールデン・レトリーバー(ゴールデンレトリバー)といえば、なにより優しい瞳と大きな毛の長い体が特徴です。

とてもバランスの良く力強い体格をしております。

頭部は大きくて、鼻は黒または茶色がかった黒色をしており、耳は垂れていて、アーモンドの形の目をしているのが特徴です。

また、ゴールデン・レトリーバーには長い飾り毛があり、他の毛より明るくなっています。

飾り毛は体の前部、胸・腹部、四肢の後ろ側、尻尾の下側に生えています。

 

ゴールデン・レトリーバーは、「レトリーバー(獲物を回収する)」という名の通り、ハンターが撃ち落とした水鳥を回収することを仕事とする狩猟犬として生み出されました。

そのため泳ぐことが得意でもあります。

また、ゴールデン・レトリーバーの歩き方は非常に優雅で、ライオンの歩き方のように全くブレずに歩きます。

 

ゴールデン・レトリーバーの体高、体重は以下のようになっています。

 

  • オス:体高58から61cm、体重29から34kg
  • メス:体高54から57cm、体重24から29kg

 

 

ゴールデン・レトリーバーの被毛

 

 

ゴールデン・レトリバーの被毛は、ダブルコートという特徴を持っています。

ダブルコートというのは、被毛が2重構造になっていることをいいます。

ゴールデン・レトリーバーのダブルコートは、羽毛のように柔らかくて短いアンダーコートと、弾力性があって長いトップコートの2種類の毛があることを言います。

アンダーコートは防水性が高く、体を寒さから守る役割があるので、気温の低い季節でも水の中で活動するのに適しています。

アンダーコートは気温が下がってくる秋ごろに生えてきて、暖かくなってくる春先に抜けていきます。

そのため、暖かくなっていく春先の時期は抜け毛が多いです。

 

また、犬種の制定をしている協会のケネルクラブによると、ゴールデン・レトリーバーは基本的にゴールドかクリームしか認められていません。

白い毛が交じることがありますが、胸の差し色にしか許されていません。

 

 

ゴールデン・レトリーバーのタイプ

 

ゴールデン・レトリーバーは大きく分けて2種類に分類されます。

アメリカンゴールデンとイングリッシュゴールデンです。

 

イングリッシュゴールデン

 

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イギリスでは猟犬として活躍している白いゴールデン・レトリーバー。

とても綺麗な毛色をしていますね。イングリッシュゴールデンは基本的に白系の色になるようです。

体格はがっちりしていて、運動能力に優れます。

狩猟能力に優れるので、気性が比較的荒めのかとおもいきや、とても穏やかな性格をしています。

このタイプは基本的にペットショップなどに出回ることはありません。

 

アメリカンゴールデン

 

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もともと優しい性格に加えて、さらに陽気で明るい性格をしているアメリカンゴールデン。

体は比較的細身で、好奇心いっぱいで元気いっぱいな性格です。

アメリカンゴールデンには、クリーム色や金色など色々な毛色があります。

日本でもよく見かけるのはアメリカンゴールデンになります。

ペットショップに出回っているゴールデン・レトリーバーは、基本的に全てこのアメリカンゴールデンです。

 

 

ゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバーは親戚ではない

 

 

名前や外見、役割までもが似ていて、「毛が長いか短いかの違いだけ」と認識されることも多いゴールデン・レトリーバーと ラブラドール・レトリーバー

実はゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバーの成り立ちは全然違います。ですので、実は親戚でもなんでもないのです。

ただ、狩猟犬として生み出されたので、レトリーバーという共通の名前がついただけになります。

 

 

ゴールデン・レトリバーを飼う前に知っておきたいこと:歴史

 

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ゴールデン・レトリーバーはイギリス・スコットランドが原産の大型犬です。

 

実は19世紀までのゴールデン・レトリーバーの歴史は不明です。

撃ち落とした水鳥をとってくる猟犬として、ハンターとともに活動していました。

初めから「ゴールデン・レトリーバー」という犬種があったわけではなく、19世紀の中頃、スコットランドで交配により作り出されたのが起源です。

 

祖先とされているのは、小型のニューファンドランド犬と黒のウェイビーコーテッド・レトリバーの間に生まれた犬といわれています。

その犬にさらに、ツウィード・ウォーター・スパニエルを掛け合わせて生まれた犬を基に、20年以上かけてブリーディングされていきました。

その間も、ウェイビーコーテッド・レトリバー、アイリッシュ・セッター、ブラッドハウンドとの交配を何回か行い、そうして新しい犬種としてゴールデン・レトリバーが確立しました。

1900年代初期はイエロー・レトリーバーもしくはゴールデン・レトリーバーと呼ばれていましたが、程なくしてゴールデン・レトリーバーに統一されたようです。

 

ゴールデン・レトリバーが犬種として確立したあと、1890年代に入ってからアメリカやカナダに持ち込まれました。

初期はケネルクラブに延々と認められませんでしたが、更に狩猟能力に磨きをかけるために異種交配を進めました。

その結果、1925年にアメリカのケネラルクラブ(犬の品種を認定する団体)に正式登録され、アメリカ各地に広まることとなります。

 

そして今現在も人気の犬種として世界中で愛されています。

 

 

ゴールデン・レトリーバーの性格

 

 

ゴールデン・レトリーバーは、非常に高い賢さと忠誠心を兼ね備えた温和さと、活発な性格を併せ持っています。

とても優しいので、他の犬に対しても友好的な態度をとることが多いです。

なので、小型犬との多頭飼いや、猫・小動物と一緒に飼うことも可能な犬種です。

反面、人懐っこい性格のせいでゴールデン・レトリーバーは番犬には向いていません。

 

ゴールデン・レトリーバーは人間に同調する能力を持っているため、家族が静かにしているときには静かにし、遊ぶときは一緒にはしゃいで遊びます。

水中で活動する役割を担っていた犬種なので、水遊びが大好きです。

 

また、ゴールデン・レトリーバーの性格で何よりも特徴的なのは、忠誠心です。

常に主人に気に入られる、主人の言うことを聞こうと努力する犬種です。

 

ゴールデン・レトリーバーはとてもしつけがしやすく、扱いやすい犬種となっています。

高い知能と忠誠心をここまで併せ持っているのはゴールデン・レトリーバーくらいでしょう。

そのため、盲導犬、介助犬、警察犬として働いていたり、競技会でもよく見られる犬種です。

同じくしつけがしやすいラブラドール・レトリーバーと1世代交配させて、盲導犬として訓練する訓練所もあるようです。

 

ただ、ゴールデン・レトリバーも良い部分だけでなく、悪い部分もあります。

好奇心旺盛で遊び好きな部分が相まってはしゃぎすぎることがあります。

大きな体の持ち主なので、はしゃぎすぎると人に怪我をさせることもあるので注意が必要です。

 

 

ゴールデン・レトリーバーの飼育環境

 

 

ゴールデン・レトリーバーは、非常に穏やかで忠誠心の高い犬ですが、それは成犬になってからです。

子供時代は好奇心が勝って非常にやんちゃな性格です。

なので、子供時代のやんちゃ時代にしっかりとしつけてできるだけやんちゃで事故をおこさないようにしてあげることが大事です。

 

また、ゴールデン・レトリーバーは豊富な運動量が必要です。

毎日走り回らせる必要はありませんが、毎日の散歩は必須になります。

1日に30分程度の散歩を2回行ってあげるのが理想です。

 

ゴールデン・レトリーバーは、人と協力して生活することを想定して生み出された犬種です。

そのため、孤独な環境に置くことには適していません。できるだけ室内で一緒に暮らせる環境を作ってあげることが大事です。

その上で、人と協力してボール遊びなどができると、心身ともに大変健康なゴールデン・レトリーバーを保つことができます。

 

ゴールデン・レトリーバーはとても長い優美な被毛をもっています。

この被毛には、毎日のブラッシングは必要です。1日2回程度はブラッシングしてあげましょう。

また、定期的なシャンプーもしてあげると良いでしょう。

 

 

ゴールデン・レトリーバーの寿命

 

 

ゴールデン・レトリーバーの平均寿命はおよそ12年です。

基本的に大型犬は寿命が短いです。そんな中できるだけ長く生きてもらうために健康には気を使ってあげましょう。

 

健康といっても体だけでなく心の健康にも気を使ってあげるのも大事です。

 

体の健康には、食事や運動に気を使ってあげましょう。

食事は、与えすぎず適量のドッグフードを与え、運動ではしっかり毎日散歩にいってあげましょう。

 ->   <愛犬のための正しい餌の与え方と選び方&おすすめドッグフード15選!>

 

心の健康は、一緒に遊んであげることで健康を保ってあげましょう。

ゴールデン・レトリーバーは人が大好きな犬種なので、かまってあげることで心の健康を保つことができます。

 

 

ゴールデン・レトリーバーの値段

 

 

通常ペットショップで販売されているゴールデン・レトリーバーは、5万円から30万円が相場となっています。

購入場所や血統によって価格に差が出てきます。

 

基本的には、アメリカンゴールデンしか入手することができません。

アメリカンゴールデンにしても、最近のペットショップでは大型犬を取り扱うことをやめた店が増えてきているので入手が困難になってきているようです。

 

白色のイングリッシュゴールデンは日本でのブリーダーも少なく、少なくとも50万円からが相場となっているようです。

 

 

ゴールデン・レトリバーを飼う前に知っておきたいこと:選ぶポイント

 

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実際にゴールデン・レトリバーを購入するときに、注意しておくべきポイントをご紹介します。

仔犬を買う時は、病気を持っていないか確認するために以下のことに注意して見てくださいね。

 

  • 血統書があるか
    • ゴールデン・レトリーバーであることの証明です。
  • 目が輝いているか
    • 目が濁っている場合は、先天的な疾患にかかっている危険性があります。
  • 鼻が湿っているか
    • 鼻が湿っている場合は、病気にかかってしまっている可能性があります
  • 耳が小さいか
  • 尻尾が長いか
    • 耳が小さい、尻尾が長いというのは良いゴールデン・レトリーバーの前提だと言われています。
  • 被毛にツヤがあるか
    • 被毛に艶がない場合は体長の悪いゴールデン・レトリーバーである危険性があります。
  • 歩き方に異変はないか
    • 大型犬は、股間に大きな負担がかかっておるき方がおかしくなる場合があります
  • お腹が異常に張っていないか

 

 

ゴールデン・レトリーバーのかかりやすい病気

 

 

股関節形成不全

 

股関節の形に異常が見られる病気で、生後4か月頃から症状が現れます。

足をひきずって歩くなど、歩き方がおかしいなと感じたらすぐにお医者さんに見てもらいましょう。

症状が軽いうちに治療すれば、日常生活に影響が出ることはありません。

 

外耳炎

 

ゴールデン・レトリバーは耳が垂れているので、外耳炎など耳の病気にかかりやすいです。

こまめに掃除をしてあげましょう。

 

胃拡張胃捻転症候群

 

「胃捻転(いねんてん)」という、胃がねじれてしまい、命にかかわる病気です。

ご飯を食べたあとすぐに運動すると発症しやすいと言われています。

胃拡張胃捻転症候群を起こすと、急激にお腹が膨らむので、すぐに病院に連れていってください。

 

皮膚炎

 

ゴールデン・レトリバーは皮膚が弱いため、アトピー性皮膚炎などにかかりやすいです。

かゆがっている様子が見られたら、病院で診てもらいましょう。

 

 

ゴールデン・レトリーバーの基本データ

 

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原産国:イギリス・スコットランド

値段:5万円から30万円程度

毛色:白色、クリーム色、赤茶色など

寿命:12歳程度

体重:24kgから34kg程度

特徴:均整のとれた体つき、垂れ耳、長い飾り毛

性格:友好的で優しい、忠誠心が高い、活発

かかりやすい病気:股関節形成不全、外耳炎、胃拡張胃捻転症候群、皮膚炎

 

 

体は大きいですが、とても気が優しくて、時にやんちゃなゴールデン・レトリバー。

「人間と共に仕事をする」ことを目的に作られた犬種なので、しっかりとしつけをすれば、とても良い子に育ってくれます。

ゴールデン・レトリバーを飼うときは、家族の一員として暖かく迎え入れてあげてください。


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