logo

Top > 中型哺乳類 > 犬/イヌ > 犬の種類

ボクサー犬の性格、大きさ、価格、飼い方は?






しわの寄った顔に黒い斑が印象的な表情のボクサー犬。
忠実で観察力、洞察力に優れた賢い犬です。

アメリカでは100年以上人気の犬種。
狩猟犬として他の犬とは異なる歴史を持っています。

ここでは、そんなボクサー犬の性格や大きさ、子犬の値段、飼育方法をご紹介します。

本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。


海外で人気犬種!ボクサー犬とは

 

ボクサーはドイツ原産の犬種。

しわの寄った顔と均整のとれた、たくましい筋肉に覆われた体格が特徴の犬です。

日本では名前は知られているものの、あまりメジャーな犬種とは言えませんが、アメリカではロング・ランの人気犬種。

このページでは、ボクサーを家族に迎えたい方に、特徴や値段、飼育方法をまとめました。

 

 

ボクサーの特徴

 

boxer

 

ボクサーは引き締まった筋肉としわの寄った顔が特徴の犬。

タフで力強さが際立つドイツタイプと、スマートなアメリカタイプの2種類がおり、日本で流通しているボクサー犬はほとんどがアメリカタイプです。

 

・大きさ

 

ボクサーは引き締まった筋肉に、恵まれた体格を持つ中型犬。

堂々とした風貌が人気の犬種です。

標準的なボクサーのオスの体高は57~63cm、メスは53~59cm。

体重は小さめの個体でも25kg、体高が高いものは30kg以上あります。

 

・被毛

 

ボクサーは艶やかな短毛を持っています。

毛色はフォーンかブリンドル。

ボクサーの特徴として、顔に黒い大きな斑が出るブラックマスクが必須とされています。

 

・性格

 

忠実で忍耐強い性格。

遊びのときは好奇心旺盛で活発です。

観察力に優れ、飼い主や周囲の人間の行動を見て自身の行動を決定する洞察力も持ち合わせた賢い犬です。

家庭のパートナーとして迎えて愛情を注げば、それにきっと応えてくれるでしょう。

ただし、繊細で神経質な面もあり、しつけはコツが必要。

 

・寿命

 

ボクサーの平均的な寿命は10〜12歳。

しかし遺伝病などの発症により寿命が大きく変わるので個体差のある犬種でもあります。

 

 

ボクサーの歴史

 

boxer

 

ボクサーの原産国はドイツ。

狩猟犬として猟師が改良して生まれた犬種とされています。

ボクサーの原形となる犬の仕事は、ダックスフンドのように獲物を追ったり、レトリバーなどのように獲物を回収したりする狩猟犬とは異なりました。

彼らは、直接獲物に噛み付いて主人である猟師を待つという、他の狩猟犬にはない仕事を与えられていました。

そのため、獲物に飛びかかるための体力や力強いあご、勇敢さを求められ、そのように繁殖されていきます。

 

さらに、より強い犬を作るため、当時行われていた闘犬も繁殖の交配に使われるようになりました。

この交配は1835年にイギリスで闘犬が法律で禁止されるまで続きます。

やがて畜産業が発達し、猟が衰退していくと彼らの仕事は猟犬から家畜の警護に。

 

そんな中、1895年頃に、雑種化が進んでいたボクサーの原形の犬種をひとつにまとめようという動きが起き、ボクサーのスタンダードが生み出されました。

ボクサーがドイツで公式な犬種として登録されたのは1905年。

 

時を同じくして、ボクサーはアメリカに渡り、アメリカで繁殖されることとなります。

これが、アメリカタイプのボクサーの始まりです。

ボクサーはアメリカで洗練されていき、第二次世界大戦時には軍用犬としても利用されていました。

現在も、アメリカで人気の犬種です。

 

日本にボクサーが入ったのは昭和初期。

ドイツから輸入されたものの、当時はほとんど知られることのない犬種でした。

その知名度が高まったのは戦後、アメリカ軍が連れていたことによるものです。

現在、ボクサーは警察犬として採用され、万能に活躍する犬として重宝されています。

 

 

ボクサーの子犬の販売価格は?

 

boxer

 

ボクサー犬はもともと狩猟犬として活躍していたため、幼年期の社会化が未熟だと将来問題行動を起こすこともあります。

幼くして親兄弟と引き離されるペットショップでの購入はおすすめできません。

しつけや動物福祉を熟知したブリーダーから譲り受けるのがおすすめです。

 

ボクサーの子犬の価格は10〜15万円。

血統や容姿によって20万円を超えることもあります。

また、ボクサー犬はしわの寄り方や斑によって値段が大きく異なる犬種です。

値段や引き受け時期についてはブリーダーに問い合わせて情報を得ておくとよいでしょう。

 

 

ボクサーの飼い方

 

boxer

 

・飼育環境

 

ボクサーは中型犬ながら、かなりの体力と活発さを持ち合わせた犬種。

室内飼いがおすすめではありますが、狭すぎるのは考えものです。

できれば、室外にも自由に出て運動できるような飼育環境が理想的。

また、寒い国の原産ではありますが、被毛が短く寒さは苦手なので温度管理を徹底する必要があります。

 

・散歩、運動

 

ボクサー犬は運動が大好き。

運動量が足りないとストレスとなり、病気や問題行動の原因となります。

1日少なくとも2時間ほどの散歩が必要です。

ただの散歩よりは、自転車の並走などの比較的激しい動きを必要とする散歩が良いでしょう。

広い運動場で思いきり走らせたり、指示を与えて物を取りに行かせるような頭を使う運動も取り入れてください。

 

・被毛ケア

 

短毛のボクサーの被毛ケアは比較的簡単。

週に数回ブラッシングをしてあげ、汚れたら拭いてあげる程度で問題ありません。

 

・しつけ

 

ボクサー犬は警察犬として活躍するほど、賢く、物覚えも早いしつけやすい犬種。

ただし、子犬の頃の社会化不足や愛情不足、信頼関係不足などでしつけが困難になることもあります。

子犬の頃から飼い主以外の人やさまざまな犬、外界の刺激に慣れさせておきましょう。

しつけの仕方は、厳しすぎず甘やかしすぎず。

甘やかしすぎると突然攻撃的になる恐れがあり、かといって神経質な一面のあるボクサーですから、厳しくしすぎると逆効果。

頭ごなしに怒るよりも穏やかに接し、ほめて育てるのが良いでしょう。

 

・気をつけたい病気


ボクサーは拡張型心筋症を起こしやすい犬種。

そのため、別名ボクサー心筋症と呼ばれています。

この心臓病は遺伝性で、不整脈や呼吸困難、失神や突然死などを引き起こします。

オスに多く、3歳未満で発症する場合はかなりの重症。

一度発症してしまうと、終生の投薬や運動制限などが必要になってきます。

他には、内分泌の疾患や皮膚疾患などに注意が必要。

日頃から健康チェックを行い、異常があればすぐに動物病院へ。

また、定期的に獣医師による検診を受けましょう。

 

 

ボクサー犬の名前の由来は諸説あり!

 

boxer

 

ボクサーの名前の由来は諸説あり、バラエティに飛んでいて面白いものです。

 

1.ドイツ語「Beißer(バイサー)」から来た説

 

ドイツ語の「beißen」という「噛み付く」の動詞にerがついた形で、バイサーは「噛み付く人」という意味です。

ボクサーの基となった祖先犬は「Bullenbeißer(ブレンバイザー)」即ち「牛噛み犬」という意味。

祖先犬の名前と似ていることから由来として濃厚な線とされています。

 

2.食肉市場の通称「boxl(ボクスル)」が起源であるという説

 

ボクサー犬の基礎となったブレンバイザーは食肉市場でボクスルと呼ばれていました。

そこから取ったという説もあります。

 

3.ボクシングから説

 

懸賞闘犬として使われたため、ボクシングのプレイヤー・ボクサーから取られたとされます説。

私たちがボクサーと聞いて一番に思い浮かべる単語ですね。

 

4.体形が「box」のようだから説

ボックスのように箱型の体型がその由来とする説。

たくましい体は確かに、他犬種と比べて箱型に見えます。

 

 

シルエットがかっこいい!ボクサーグッズ

 

・ステッカー

 

 

ボクサーモチーフのステッカー。

車や冷蔵庫に貼れるタイプ。

すっきりしたシルエットがかっこいいアイテムです。

 

・ピンバッジ

 

 

男女問わず使えるシンプルなデザインのピンバッジ。

ボクサーらしいしっかりしたフェイスラインが特徴的。

洋服や鞄などに付けてアクセントになるのが良いですね。

 

・パズル

 

 

立体的なボクサー型パズル。

なかなか見ないタイプのパズルなので頭の体操にぴったり!

ボクサー好きならギフトにも喜ばれること間違いなしです。

 

 

ボクサーの基本データ

 

名称: ボクサー

歴史: ドイツで狩猟犬として活躍。畜産業が盛んになってからは家畜の警護が仕事に。ドイツでこれらの犬がひとつにまとめられてドイツタイプのボクサーが、アメリカで洗練された繁殖によりアメリカタイプのボクサーが誕生。

毛色: フォーン、ブリンドル

寿命: 10〜12歳

性格: 忠実で好奇心旺盛、活発な遊び好き。観察力、洞察力に優れている。

 

 

ボクサーのまとめ

 

ボクサーはたくましさと賢さを兼ね添えた性格。

可愛らしい小型犬が流行する日本ではあまり見られませんが、アメリカでは家庭犬として人気の高い犬種です。

日本では運動の面で住宅環境に不安があるものの、家族として迎えれば常に頼もしいパートナーとしてそばにいてくれます。

この記事が、あなたとボクサーとの信頼関係づくりに役立てば幸いです!

公開日 : 2017/04/05



フォローして最新のペット・動物関連記事をチェック!



検索

カテゴリ一覧

大型哺乳類(24)
   カピバラ(2)
   ブタ(3)
中型哺乳類(604)
   猫/ネコ(247)
   犬/イヌ(312)
   霊長類/類人猿/サル(12)
   モモンガ(3)
   フェネック(1)
小型哺乳類/小動物(103)
   うさぎ(44)
   ハムスター(23)
   ハリネズミ(7)
   モルモット(8)
   チンチラ(3)
鳥類(125)
   インコ(23)
   梟/フクロウ(10)
   文鳥(3)
魚類/甲殻類/水生生物(76)
   海水魚/熱帯魚(32)
   淡水魚(23)
爬虫類(44)
   蛇/ヘビ(9)
   トカゲ(10)
   カメ(11)
両生類(13)
   カエル(7)
   ウーパールーパー(2)
虫/昆虫(17)
   カブトムシ/クワガタ(10)
   タランチュラ(1)
ペット/動物全般/コラム(66)
   ペットや動物と触れ合えるスポット(24)
   寄付/募金/殺処分(6)

タグ一覧

飼い方/飼育方法(913)
種類/品種(730)
繁殖/育成(598)
毛色/毛質(303)
性格/生態/特徴(675)
食事/餌/栄養(690)
病気/病院/治療(714)
しつけ(477)
トイレ(155)
選び方(511)
値段/価格(589)
ランキング/おすすめ(142)
口コミ/レビュー(164)
旅行/ホテル/レストラン(24)
寄付/募金/保護活動(14)
おもしろペット/珍ペット(99)
飼育知識/豆知識(1037)
画像/動画(127)
まとめ(871)