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ウェストハイランドホワイトテリアの性格、特徴、飼い方






「ウェスティ」という愛称で親しまれているウェストハイランドホワイトテリア。

スコットランド原産の小型のテリアであるこの犬種は、白一色の被毛で可愛らしい外見をしています。
有名ドッグフードやウィスキーのラベルに使われるほど人気の犬種です。

今回はそんなウェストハイランドホワイトテリアの歴史・特徴・性格・かかりやすい病気・飼うときのポイントについてご紹介していきます。

本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。


【目次】ウェストハイランドホワイトテリアの性格、特徴、飼い方

 

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアの歴史

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアの特徴

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアの毛色

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアの性格

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアのかかりやすい病気

アレルギー性皮膚炎

レッグ・ペルテス・パーセス病

頭蓋下顎骨症(とうがいかがくこつしょう)

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアを飼うときのポイント

基本データ

 

 

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアの歴史

 

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ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、19世紀にスコットランドのポルタロックという町の領主が作りだした白い「ポルタロック・テリア」と、同じく19世紀に作り出された「ローズニーズ・テリア」が祖先の犬種です。

祖先となったこの2犬種ですが、現在は存在していません。

 

祖先であるこの2犬種から最初に作り出されたのは「ケアン・テリア」という犬種です。

ケアン・テリアの毛色は黒やグレーがほとんどですが、ときどき白い毛色の子犬が産まれることがありました。

それをスコットランドのマルコム家が選択改良して、現在の「ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア」が生まれました。

 

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアはイギリスでは現在でも人気の高い犬種です。

またアメリカでも、1960年代以降、登録犬数で上位3分の1に入るほどで、日本での登録犬数は1999年以降、20位から30位程度となっています。

 

実はこの犬種、テレビ作品や映画作品に出演することも多のです。

宣伝広告として、みなさんも見たことがあると思いますが、ドッグフードブランドである「 シーザー 」のパッケージになっています。

またスコッチウイスキーの銘柄「Black&White(ブラックアンドホワイト)」のラベルなどにも使用されています。

 

 

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアの特徴

 

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ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアの被毛は、硬いオーバーコートと柔らかいアンダーコートのダブルコートとなっています。

頭部の被毛も多いので、見る人に「丸顔の犬種」という印象を与えています。

 

この犬種は、同じスコットランド原産の他のテリアに比べると脚部が長いです。

また足には、厚くて黒いパッドと黒い爪があります。

 

耳は小さく、直立していて、先端が尖った形をしています。

元は狩猟犬だったために、鋭い歯と頑丈な顎を持っているのも特徴です。

 

 

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアの毛色

 

 

ホワイトと名に付くだけあって、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアの毛色は白一色となっています。

他の毛色を持った個体はいません。

 

 

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアの性格

 

 

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、性格の個体差が激しい犬種です。

そのため、子供に対して友好的な個体もいれば、そうでない個体もいます。

どちらにしても、頑固で興奮しやすい気質があるため、加減を知らない子供が手荒に扱うのはよくありません。

この興奮しやすい気質は、番犬に向いています。

 

狩猟犬であったために活動的で運動量が高く、獲物を追いかける本能が強いです。

その本能があるため、ボール遊びなどは大好きな犬種です。

ただし、本能的に小動物を追いかけてしまうので、小動物と一緒に飼うのはおすすめできません。

 

 

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアのかかりやすい病気

 

 

アレルギー性皮膚炎

 

皮膚に赤みが見られたり、かゆみが出る病気です。

ノミやハウスダストが原因となって発症することが多いです。

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアはアレルギー性皮膚炎にかかる確率が非常に高いので、こまめなブラッシングやシャンプーをかかさないようにしましょう。

発症した場合は薬物治療が基本となります。

 

レッグ・ペルテス・パーセス病

 

3か月から13か月の成長期によく見られる病気です。

足を引きずる、足に力が入らない、などの症状が出ます。

片足だけ発症することがほとんどですが、まれに両足に発症することも。

発症した場合、薬によって症状を抑え、最終的には外科手術が必要となってきます。

様子がおかしいなと思ったら、早めに受診しましょう。

 

頭蓋下顎骨症(とうがいかがくこつしょう)

 

成長期に見られる関節性疾患です。

下あごと頭の骨に激痛が走り、満足に食事がとれなくなってしまいます。

一時的な痛みもあるので、初期の段階では見分けがつきにくい病気です。

X線による診断が必要です。

犬が痛みを起こさない年齢に成長するまで、薬で痛みを抑えながら治療していきます。

 

 

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアを飼うときのポイント

 

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ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアには興奮しやすい気質があるため、しつけが難しい犬種となっています。

なので、甘やかさないように注意が必要です。

ですが元々は狩猟犬だったので、しっかりとしつけをすれば忠実な犬となってくれます。

 

活発な犬種なので、定期的な散歩を欠かさないようにしましょう。

また、飼い主とのコミュニケーションも大切にしている犬種なので、一緒に遊ぶ時間が少ないとストレスが溜まってしまいます。

散歩とは別に、定期的に一緒に遊んであげてください。

 

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアは被毛の量が多く、皮膚炎にもかかりやすいので、2日に1回ほどの頻度でブラッシングを行いましょう。

また、出来れば2~3か月に1度は被毛のカットをしてあげましょう。

 

寒さに強く暑さに弱い犬種です。

夏場は空調の管理された涼しい室内で飼う方がいいでしょう。

アスファルトの照り返しにも弱いため、夏場は日中の散歩を控えるようにしてください。

 

 

基本データ

 

原産国:スコットランド

値段:10万円から18万円ほど

毛色:白

寿命:14歳ほど

体高:25cmから28cm

体重:7kgから10kg

特徴:白一色の被毛、丸顔、小さく尖った耳

性格:活発、興奮しやすい、

かかりやすい病気:アレルギー性皮膚炎、レッグ・ペルテス・パーセス病、頭蓋下顎骨症

最終更新日 : 2021/10/29

公開日 : 2017/01/20



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