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貴婦人も愛した愛玩犬「パピヨン」のルーツや性格、飼い方






日本でも高い人気を維持しているパピヨン。
そのゴージャスな容姿や、愛らしい耳を持つパピヨンは、「マリー・アントワネット」を始めとした歴史上の著名人も虜にさせてきた犬種です。

「蝶」の異名を持つパピヨンは、かつてのヨーロッパで大流行し、現在に至るまでに苦難と繁栄を乗り越えてきた犬種でもあります。

今回はそんなパピヨンのルーツや、パピヨンの性格・特徴、気を付けたい病気などについて解説していきたいと思います。

【目次】貴婦人も愛した愛玩犬「パピヨン」のルーツや性格、飼い方

 

1ページ目 :

 

1. パピヨンについて知りたい!

2. パピヨンの歴史について知りたい!

ルイ15世の公妾「ポンパドゥール夫人」もパピヨンを溺愛した一人

「パピヨン」命名の親?マリー・アントワネット

イギリス王 ジョージ1世の娘「ゾフィー・ドロテア」

マリー・アントワネットの母「マリア・テレジア」もその一人

フランス革命と大虐殺

3. パピヨンの起源でもある「スパニッシュ・ドワーフ・スパニエル」について知りたい!

スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルの特徴

「パピヨン」、「ファレーヌ」、異なる原産国

同じ「スパニエル」でも異なる「スパニエル」

4. 「垂れ耳」のパピヨン「ファレーヌ」について知りたい!

「蛾」を意味するファレーヌの呼名

現在においてはパピヨンとファレーヌは同一犬種

5. パピヨンの特徴について知りたい!

パピヨンとファレーヌの大きさは同じ?

パピヨンの「スタンダード」とは?

6. パピヨンの毛色や柄について知りたい!

パピヨンの毛色は子犬から変化する?

 

2ページ目 :

 

7. パピヨンの性格について知りたい!

パピヨンは神経質な一面も?

賢いパピヨンはサーカス犬としても活躍

嘱託警察犬としても活躍するパピヨン

8. パピヨンが気を付けたい病気は?

小型犬に多い病気やトラブルに注意

増加傾向にある犬の「皮膚疾患」

華奢なパピヨンは「筋骨格系疾患」に注意

9. パピヨンの寿命について知りたい!

10. パピヨンの価格は幾らくらい?

11. パピヨンを飼う前に知りたいこと

パピヨンにトリミングは必要?

パピヨンとファレーヌの交配には注意?

パピヨンの運動量はどのくらい必要?

パピヨンは「うるさい」犬種?

12. パピヨンを選ぶポイントについて知りたい!

血統や親の情報も

13. パピヨンの基本データ

 

1. パピヨンについて知りたい!

 

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Photo credit:  marneejill  on  Visualhunt  /  CC BY-SA

 

パピヨンは耳が大きく明朗活発で、ゴージャスな雰囲気も併せ持った日本でも人気の高い 犬種 のひとつ。

 

JKC(ジャパンケネルクラブ)での登録頭数は、14番目の4,470頭(133犬種295,910頭中)。

AKC(アメリカンケネルクラブ)のドッグランキングでは、2013年の38位から2016年は53位とランクを落としているものの、189犬種中でも上位にランクインしています。

 

そんなパピヨンですが、パピヨンを語る上で外せないのが垂れ耳のパピヨン「ファレーヌ」と、パピヨンという名称の名付け親とも言われている「マリー・アントワネット」です。

「パピヨン」としての歴史は16世紀頃からとも言えますが、元を辿っていくとパピヨンのルーツは13世紀頃まで遡るという考え方も。

また、AKCでのパピヨンが一品種として認定されたのが1935年、その前までは「Papillon Club of America」という独自の団体が存在していたようです。

そして、パピヨンの歴史をよく知るには、パピヨンの原形と言われている犬種「スパニッシュ・ドワーフ・スパニエル」が重要なポイントとなります。

 

 


2. パピヨンの歴史について知りたい!

 

 

パピヨンの歴史は古く、16世紀のフランスに遡ります。

この当時のフランスで人気を集めていたパピヨンは、「パピヨン」として認識されていたのではなく、「スパニッシュ・ドワーフ・スパニエル(またはトイ・スパニエル)」として認識されていました。

このスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルという犬種は、特にフランスの中でも階級の高い貴族の間で人気の でした。

 

スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルを溺愛してきた貴族の中でも、特に著名なのが「ヴェルサイユ宮殿」を建て、太陽王とも呼ばれたフランスの王「ルイ14世」です。

1710年頃に描かれた上記の肖像画(右から2番目が晩年のルイ14世)でも見られるように、足元にはパピヨン(スパニッシュ・ドワーフ・スパニエル)のような犬が描かれている通り、王室でもこの犬種は身近な存在であったことが伺えます。

 

ルイ15世の公妾「ポンパドゥール夫人」もパピヨンを溺愛した一人

 

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Photo credit:  dalbera  on  VisualHunt  /  CC BY

 

1715年、ルイ14世の死後、5歳という若さでフランスの国王となったルイ15世。

女性関係が激しかった15世の公妾として、後に政治を取り仕切るまでに権力を持つ事となる「ポンパドゥール夫人」も、スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルを愛した貴族の一人でした。

 

ポンパドゥール夫人はフランスの芸術や美術の発展に欠かせなかった人物としても知られますが、市民からは浪費も激しかった為に不人気だった公妾でした。

そんなポンパドゥール夫人ですが、スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルを溺愛してきた貴族としても有名な人物です。

肖像画にもスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルとともに描かれている通り、ルイ14世と同じくこの犬種が身近な存在であったことがわかります。

 

「パピヨン」命名の親?マリー・アントワネット

 

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「フランスのファッションリーダー」「稀代の浪費家」など多種多様なイメージを持ち、波乱の人生を送ったルイ16世の王妃「マリー・アントワネット」もまた、スパニッシュ・ドワーフ・スパニエル(パピヨン)を愛した著名な貴族の一人。

後にフランス革命が起こり、マリー・アントワネットは斬首刑となりましたが、処刑される直前まで溺愛していたパピヨンと一緒にいたという説もあるほどです。

 

そんな悲劇的な人生を歩んだマリー・アントワネットですが、スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルの事を「蝶」を意味する「パピヨン」と呼び始めたとされるのが、マリー・アントワネットと言われています。

このように、現在のパピヨンの原種でもある「スパニッシュ・ドワーフ・スパニエル」は、フランス王室の長きに渡って愛され続けてきた犬であり、フランス王室で愛されていたことから貴族の間でも大流行していた犬だったのです。

 

イギリス王 ジョージ1世の娘「ゾフィー・ドロテア」

 

 

スパニッシュ・ドワーフ・スパニエル(パピヨン)はフランス王室や貴族だけではなく、プロイセン王国(現:ドイツ北部)の貴族にも愛されていた犬種でした。

プロイセン王の王妃として知られる「ゾフィー・ドロテア・フォン・ハノーファー」は、イギリス王のジョージ1世の娘としても知られる人物。

 

1737年にゾフィー・ドロテアを描いた肖像画にもスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルが描かれており、フランスの貴族だけではなくヨーロッパ各国の貴族に愛されていた犬種だったということが伺えます。

この肖像画に描かれているスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルは、現在でもよく見られる「パピヨン」のようにも見えますが、後述する「垂れ耳」のパピヨン、「ファレーヌ」のようです。

 

マリー・アントワネットの母「マリア・テレジア」もその一人

 

 

マリー・アントワネットがパピヨンをこよなく愛したというのは前述の通りですが、マリー・アントワネットの母で女帝と言われた「マリア・テレジア」も、パピヨンを愛した一人だったようです。

1754年に描かれた、マリア・テレジアの一族の抽象画にも、スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルのような犬が描かれています。

こうして母の代からスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルが愛されていたということは、マリア・テレジアの十一女であるマリー・アントワネットも、幼少期から当たり前のようにスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルと触れ合っていたのでしょう。

 

フランス革命と大虐殺

 

16世紀から人気を集め、17世紀〜18世紀に渡り、マリーアントワネット等の著名な貴族たちにも愛されてきたスパニッシュ・ドワーフ・スパニエル(パピヨン)。

御存知のとおり、この時代のヨーロッパは特に絢爛豪華な時代を迎えており、一つ一つの道具や髪型がステータスとなり、豪華さを競い合っていました。

 

美しく上品な雰囲気を持つパピヨン(スパニッシュ・ドワーフ・スパニエル)もまた、貴族階級の者たちに愛され、連れ歩くことがステータスとなっていたのです。

こうしてパピヨンが貴族たちの間で爆発的に流行し、さらには貴族階級よりも下の市民たちにも親しまれる犬種となっていきました。

 

しかし、1789年に起きたフランス革命では、マリーアントワネットを始め、多くの聖職者や貴族が処刑されることとなります。

そして、貴族が連れ歩いていたパピヨンも豪華さの象徴として忌み嫌われ、虐殺されていったと言われています。

パピヨンはこのように激動の時代に誕生した犬種ですが、良くも悪くも、貴族たちの目に止まらなければ「パピヨン」という品種は誕生していなかったかもしれません。

 

 

3. パピヨンの起源でもある「スパニッシュ・ドワーフ・スパニエル」について知りたい!

 

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Photo credit:  BioDivLibrary  on  VisualHunt.com  /  CC BY

 

「スパニエル」という名称は、スペインを原産とする狩猟犬・鳥猟犬の事を指しており、大きな声で を追い詰め、猟のし易い状況へと獲物を追い込む役割をこなしてきた犬種の「総称」です。

 

スパニエル系の血統としては従順な性格、運動量も多く活発、獲物に気が付かれないように忍び寄るため小柄な体格が特徴。

そして、現在の「パピヨン」の原型となっているのが、このスパニエル系犬種の中でも小型に改良されていた「スパニッシュ・ドワーフ・スパニエル」と考えられています。

 

スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルは、スペインを原産としている犬種で、当時は「エパニエル・ナン(一寸法師のスパニエルの意)」と呼ばれていました。

このエパニエル・ナンをさらに小型に品種改良した犬種が、スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルです。

 

エパニエル・ナンを小型化するために交配されたのが、ヨーロッパ以北を原産とする「スピッツ」系の犬種でした。

こうしてスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルは、スパニエル系とスピッツ系の両系統の血を持つこととなります。

 

スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルの特徴

 

 

スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルは前述の通り、「トイ・スパニエル(コンチネンタル・トイ・スパニエル)」や、尻尾の形が リス のしっぽと似ていることから「リス犬」を意味する「スクウァーレル・スパニエル(Squirrel Spaniel)」など、様々な名称で呼ばれていたようです。

スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルの特徴とも言える、このリスのような飾り毛のある巻いた尻尾は、現在のパピヨンにおいても見られます。

 

そして、スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルは現在のパピヨンのような「立ち耳」の犬ではなく、「垂れ耳」の犬種でした。

この垂れ耳のスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルは「ファレーヌ(Phalene)」とも呼ばれます。

その後、立ち耳のスパニッシュ・ドワーフ・スパニエル(またはファレーヌ)を選択的に作出するため、同じくスピッツ系の血統が用いられ、「パピヨン」が作出されることとなります。

 

「パピヨン」、「ファレーヌ」、異なる原産国

 

パピヨンの歴史については長い歴史もあるために、実は前述した他にも様々な説があります。

圧倒的な人気を集め、パピヨンという犬種を確立させたために、パピヨンはフランスが原産国と考えられています。

 

その一方で、フランスと同じく高い人気を集め、盛んに繁殖が行われていたためにファレーヌは「フランス原産」と考えるものや、「ベルギー原産」という考え方も。

この他、スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルが「スペイン原産」ではなく、古くから犬を輸出していた「イタリア原産」という説もあるほどです。

今となっては確かな事実を見つけるのも難しいですが、パピヨンという犬種が多くの人に愛され、またヨーロッパ各国で繁栄を極めていったという事でしょう。

 

同じ「スパニエル」でも異なる「スパニエル」

 

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「スパニエル(Spaniel)」の名の付く犬種には「 アメリカン・コッカー・スパニエル 」や「 イングリッシュ・コッカー・スパニエル 」「 キャパリアキング・チャールズ・スパニエル(キャバリア) 」など、意外とたくさんの犬種にスパニエルの名称が入っています。

しかし、実は「スパニエル」という名称が入っていても、スパニエルの血縁には関係のない犬種も存在しています。

 

その一つが日本原産の犬「 狆(ちん) 」です。

日本語で表記するときは「狆」と表記しますが、英語表記をすると狆は「ジャパニーズ・スパニエル(Japanese Spaniel)」と表記されます。

ただ、狆はスパニエル系の犬種ではありません。

他にも、中国原産の「 ペキニーズ (英:Chinese Spaniel)」、チベット原産の「Tibetan Spaniel)」も狆と同様、スパニエル系の犬種ではありません。

一方、原種にスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルの血が流れるパピヨンに関してはスパニエル系の他にも、ヨーロッパ以北からの「スピッツ」系の血縁も関係していると考えられています。

 

 


4. 「垂れ耳」のパピヨン「ファレーヌ」について知りたい!

 

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Photo credit:  Lomyx  on  Visualhunt  /  CC BY-ND

 

現代においてはパピヨンの原種と考えられるスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルの姿を見ることは難しいですが、スパニッシュ・ドワーフ・スパニエルに最も近い犬種となるのがファレーヌという事になります。

しかし、現代ではファレーヌは単に「耳の立っていないパピヨン」と見られる事も多いようです。

 

前述でも説明しましたが、「パピヨン」の名付け親とも言われているのが、フランス革命の犠牲となったマリーアントワネットです。

マリー・アントワネットはパピヨンの優雅な雰囲気や、パピヨンの特徴的な「耳」の形を美しい「蝶」になぞらえ、フランス語で蝶を意味する「パピヨン(Papillon)」と名付けます。

 

元々は垂れ耳・立ち耳に関わらず、ヨーロッパでは「スパニッシュ・ドワーフ・スパニエル」もしくは「コンチネンタル・トイ・スパニエル」と呼んでいますが、このパピヨンという呼称と分けるためにファレーヌという呼称が生まれたのです。

また、「パピヨン」という呼名は広く使われる呼名となっていますが、国際分類名では「Epagneul Nain Continental(エパニヨール・ナイン・コンチネンタル)」。

ファレーヌに関しては、「Epagneul Nain Continental ”Phalene”(エパニョール・ナイン・コンチネンタル・ファレーヌ)」と、後ろにファレーヌを付けて区別します。

 

「蛾」を意味するファレーヌの呼名

 

「蝶」を意味するパピヨンとは対象的に、ファレーヌはフランス語で「蛾」を意味する「Phalene」と呼ばれるのは有名な話です。

日本でもこうして「パピヨン」「ファレーヌ」と分けて考えるのが一般的になっていますが、ヨーロッパにおいてはこうした分け方はしておらず、コンチネンタル・トイ・スパニエルと呼ばれます。

 

これまで説明してきた通り、パピヨンとファレーヌは耳が立っているか、立っていない品種かという違いだけで、元は同じ品種なのです。

ですので、耳の立っていないファレーヌがパピヨンの「失敗作」という知識を持つ方も少なくないようですが、これはまるで誤った考えです。

 

現在においてはパピヨンとファレーヌは同一犬種

 

 

ファレーヌはパピヨンよりも古い歴史を持つ形であり、パピヨンの前身とも言える犬種。

元はファレーヌからパピヨンが作出されていますが、現在においてはパピヨンからファレーヌが誕生するなど、必ずしも立ち耳のパピヨンが産まれるわけではありません。

もともと、ファレーヌを繁殖させていた頃にも、まれに「立ち耳」のファレーヌが誕生していたこともあったのです。

 

日本においては「分けて考える」のが一般認識となっていますが、JKCにおけるドッグショーでは両種ともに「パピヨン」として審査が行われます。

パピヨンとファレーヌを区別して考える国・区別しないで考える国など様々ではありますが、根本的には同一犬種として考えるのが正解といえるでしょう。

 

余談ですが、ファレーヌはフランス語表記で「Phalène」と表記し、読み方・呼び方に関しては「ファレーヌ」以外にも、「ファーリーン」や「ファリン」「ファリーヌ」「ファーレン」「ファーリン」などさまざま。

フランス語の「発音」と日本語の「聞き方」の違いの為に、色々な呼び方が発生しています。

 

 

5. パピヨンの特徴について知りたい!

 

 

パピヨンの体高は、オスが20cm〜28cm程、メスが20cm〜25cm程となります。

体重に関してはオス・メス共に4kg〜5kgとされています。

 

そして、パピヨンの最大の特徴である「耳」には長い飾り毛があり、高貴な雰囲気を漂わせる部分でもあります。

ファレーヌに関しても耳が垂れているだけで、長い飾り毛があり、パピヨンと同じく高貴な雰囲気をまとっています。

 

手足に関しては細く、非常に華奢な印象を与えますが、実際は丈夫な犬種で非常に活発に動き回ります。

後述しますが、パピヨンは訓練や遊び、人とのコミュニケーションを好む犬種ですので、ペットとして飼育する上でも適した犬種と言えます。

 

パピヨンとファレーヌの大きさは同じ?

 

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Photo credit:  mank0702  on  Visualhunt  /  CC BY-ND

 

垂れ耳のパピヨンであるファレーヌに関しては、パピヨンよりも少し大きめと考えられています。

あくまでも個体によりますが、ファレーヌよりもさらに小型化を目指したために、スピッツ系の他にも「 チワワ 」を交配させていったという記録も。

 

また、パピヨンとファレーヌに限らず、オスの方が比較的大きいということが言えます。

個体差にもよりますが、一般的にはオスのほうがメスよりも大きく、がっしりとした印象を与えます。

 

パピヨンの「スタンダード」とは?

 

ペットとして飼育している上では何ら問題はありませんが、ドッグショーなどに出陳するとなると「スタンダード」と呼ばれる、犬種による標準の体型は重要なポイントとなります。

パピヨンのスタンダードとしては、体高よりも長い体長で「調和の取れた体躯構成」「優美さ」が体型として求められ、他にも「 マズル の長さ」「被毛の長さ」もポイントに。

さらに外見だけではなく、性格に関しても「活発な性格」や「気品のある雰囲気」「たくましい雰囲気」、歩き方は「軽快かつエレガント」な歩き方が求められます。

 

ペットとして飼育している上では全く必要としないと思われますが、スタンダードと呼ばれる厳しい基準によって、「パピヨン」という犬種がしっかりと現在まで形を変えずに守られてきているのです。

スタンダードにはこうした形のほか、パピヨンの毛色に関しても厳しい基準が設けられています。

 

 


6. パピヨンの毛色や柄について知りたい!

 

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Photo credit:  andreaarden  on  Visualhunt.com  /  CC BY

 

パピヨンの毛色は、基本的な毛色が「白」であることが重要となります。

この白い毛をベースとして、いくつかの差し色が入ることで毛色が分けられます。

 

中でも最もメジャーな毛色となるのが

 

  • 白茶(セーブル)
  • 白黒(ブラック&ホワイト)
  • 白/黒/茶(トライカラー)

 

の3カラーです。

 

これらの毛色はペットショップでも多く見かける毛色ですが、パピヨンの毛色はこの3カラー以外にも、白毛がベースであれば他の毛色も認められます。

ただし、色の入り方・班の入り方にも基本形があり、「耳」と「眼」の部分、頭頂部にかけてカラーが入っているものが理想とされます。

また、口もと(鼻先)から頭頂部、首周りにかけて白毛である「ブレーズ」と呼ばれる模様が、パピヨンでは一般的に理想の模様となっています。

 

パピヨンの毛色は子犬から変化する?

 

 

パピヨンは、子犬の頃と比べると毛の色が徐々に変化する可能性があります。

パピヨンの被毛は生後1年〜2年にかけて生えそろっていき、3歳を迎える頃にはパピヨンらしい美しい被毛へと変化していきます。

 

毛色に関しても同じく、子犬の頃の毛色がそのまま大人になっても同じとは限らず、別の毛色へと変化していることも少なくありません。

子犬の頃は顔が全体的に黒かったのに、成犬になるとブレーズも入り、毛色も明るくなると言ったパターンも多いのです。

 

また、パピヨンの特徴でもある大きな耳にも美しい飾り毛が整うのですが、飾り毛のせいで思うように耳が立たないという場合も。

そんな時には、飾り毛を少し間引いて軽くし、徐々に立たせるというやり方もあります。


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