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狆(ちん)の特徴・性格・子犬の値段・飼い方は?






日本原産の犬種狆(ちん)。
丸く大きな目と低い鼻、小さな体が可愛らしい犬種です。

古くから日本人に愛され、共に暮らしてきた歴史を持つ犬でもあります。

ここでは、日本人にとって馴染み深いちんの性格などの特徴、ブリーダーから購入した場合の価格や飼育方法などをご紹介します。

日本書紀にも登場!実は日本になじみ深い「狆(ちん)」ってどんな犬?

 

ちん(狆)は、日本人にとって長い歴史を共にしてきた犬種。

名前や顔だちから中国の犬と思っている人も多いですが、日本書紀にも登場する伝統ある犬です。

愛嬌のある顔が可愛くて、飼いたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

このページでは、そんなちんを飼う前に知っておきたい、ちんの性格や飼育方法についてまとめました。

 

 

ちんの特徴

 

chin

 

ちんは、古くに中国を経由して日本に入ってきて、日本固有種として純血種化していった小型愛玩犬。

クリッとした丸く大きい目に小さな口、前方に垂れた耳を持っています。

パグと同じように鼻が低く幅の広い顔が特徴です。 

 

・大きさ

 

ちんは小型犬で、体高と体長がほぼ同じ長さ。

全体的に丸みを帯びた体つきをしています。

標準的なオスの体高は25cm、メスはオスよりもやや小さめです。

標準体重は4~5kg。

 

・毛色

 

chin

 

ちんは毛が長いのが一般的。

白地に黒または赤茶色の大きな斑があり、体と同じ色の斑が顔にかかっています。

顔の斑は、顔の中心から左右対称であればあるほど好ましいとされます。

 

・性格

 

ちんは飼い主の様子をよく観察する賢い性格。

おとなしく愛嬌があり、繊細な犬種です。

愛玩犬として人のそばで暮らしてきた歴史が長く、人の気持ちを察する能力に長けています。

飼い主の接し方によっては神経質な性格になってしまうことも。

 

 

ちんの歴史

 

book

 

ちんと日本人との付き合いには長い歴史があります。

ちんの基となる犬がいつ日本に伝わったかについては諸説あり、飛鳥時代であるという説と戦国時代であるという説で大分されます。

 

500年代に伝わった説

 

最も古くちんが日本に伝わったのは、仏教伝来と同じ頃、飛鳥時代であるという説です。

記録上で最も古いのは632年、朝鮮から贈られたと日本書紀にあります。

また、続日本書紀には732年、824年にも同じく朝鮮から贈られたという記録が残っています。

日本から中国や朝鮮の使者が、祖国にちんを持ち帰ったという記録も残っており、600年代~900年代頃には多くのちんが日本に入ってきていたとしています。

 

戦国時代に入ってきた説

 

前述の飛鳥時代説とは異なり、戦国時代に初めてちんが日本に入ってきたという説もあります。

これは、鎖国前の17世紀初めに渡来したイギリス人によりイギリスへ持ち帰られた記録があることに基づく考え方。

戦国時代にさまざまな外国船がアジアへやって来た中で伝わり、17世紀には犬種として確立したとする説です。

 

日本国内では、ちんは上流階級の愛玩犬として、確固たる地位を確立していきました。

生類憐みの令を発令した徳川綱吉の頃にも、江戸城で飼われており、庶民よりも贅沢な生活を約束されていたといいます。

歌舞伎や人形浄瑠璃の演目ではその贅沢な生活を取り上げられるなど、庶民にもちんの名前は知れ渡っていたようです。

1853年には黒船来航で知られる、あのペリー提督によって数頭が持ち帰られています。

このうちの2頭は、犬好きで知られているイギリスのビクトリア女王に献上されています。

 

しかし、日本が開国してからは海外から輸入された犬の人気が高まり、ちんの流通数は自然と少なくなっていきました。

そんな中、1870年イギリスのケンネルクラブにちんが公認され、より優れた種の繁殖・交配が行われて今に至ります。

 

 

名前の由来

 

2dogs

 

ちんという名前の由来には諸説ありますが、「ちいさいいぬ」が短くなったためという説が有力といわれています。

イギリスでは1870年に公認登録された当初は、Japanese Spaniel(ジャパニーズ・スパニエル)とされていました。

その後、Japanese Chin(ジャパニーズ・チン)に改められ、現在の英名となっています。

 

 

ちんの値段

 

ちんは室内で飼いやすい小型愛玩犬であるものの、チワワやトイプードルに比べて流通は少なめ。

ペットショップなどで見かける機会も少ない犬種でしょう。

より優れた個体を選ぶためにも、動物愛護の面でも、ブリーダーから直接譲り受けることをおすすめします。

 

子犬の平均価格は約18万円。

血統や毛色、月齢などによって10万円〜38万円ほどの幅があります。

成犬を購入する場合は子犬より安い設定となっています。

 

 

ちんの飼育方法

 

・飼育環境

 

室内飼いが基本の犬種です。

短吻のため体温調節が苦手なので、高温多湿の気候に弱く、飼い主による温度管理が必須となります。

特に夏は朝晩の涼しい時間以外は、適温に保たれた室内で過ごさせるようにしましょう。

 

・運動、散歩

 

chin

 

ちんは小型種の中では活発な方ですが、鼻が低い短吻なので激しすぎる運動はむきません。

激しい運動は時に足腰の負担となり、脱臼することもあります。

散歩は1日20~30分を目安に、室内遊びを取り入れて適度なエキササイズを心がけましょう。

 

・しつけ

 

ちんは、賢く従順な性格なのでしつけは根気よく教えていけば、反応度高く適応していきます。

ただし、プライドが高い面がありますので、失敗しても強く叱ってはいけません。

コミュニケーションをしっかりとって信頼関係を築いた上で、「褒める教育」でちんの良さを引き出してあげましょう。

 

・被毛ケア

 

ちんは毛が長く毛量もかなり多いので、ブラッシングなどの被毛ケアを定期的に行いましょう。

特に、換毛の時期は抜け毛が多く、こまめにブラッシングすることが必要です。

その際、皮膚の状態に異常がないか健康チェックもしっかりしておきましょう。

 

・脚の病気に要注意

 

ちんのような小型犬は膝・肘の関節形成不全を起こしやすい犬種です。

これは、繁殖過程でより小型にしようと交配を行うことが原因で現れる症状です。

もし「飼い犬の関節が外れやすい、ゆるい」と感じるならそれは関節形成不全で、関節形成不全より脱臼、亜脱臼しやすくなってしまいます。

 

定期的に医師による健康診断を行い、関節を守る筋肉を発達させる運動が必要です。

健康なうちからレントゲンを撮っておき、骨の状態を知っておきましょう。

脚の負担になるような極端に激しい運動は避け、犬に合わせた運動を取り入れましょう。

家庭での健康チェックは必ず毎日行うのが鉄則です。

 

 

「ちん」グッズ

 

 

日本犬といえば、誰もが柴犬や秋田犬を思い浮かべる中、今密かにちんのグッズが増えているのはご存知でしょうか。

日本犬ばかりを集めてモチーフにした「和犬」のグッズに、ちんも登場しています。

ステッカーやトートバッグ、ポーチなど、ちん好きには嬉しい商品が満載。

ちんで揃えるのも、いろいろな日本犬を集めるのも楽しいですね!

 

 

ちんを飼っている人にとって、ちんモチーフのグッズは思わず集めたくなるもの。

ちんの雑貨を扱うショップは意外に多くあります。

キーホルダーやネックレス、ピアスなどのアクセサリーもおしゃれなものが多いので、ぜひチェックしてみてください!

 

 

まとめ

 

狆(ちん)は昔から日本人の良き家族として愛されてきました。

性格も控えめで、賢く少しプライドの高い犬。

日本人を思わせるところがあるかもしれません。

ちんを迎えて新生活を過ごす前に、しっかり飼育方法や環境を知っておきたいですね。

あなたと愛犬がずっと幸せでいられるように、飼育環境を整えた上で犬を迎えてあげましょう。

あなたとちんの楽しい毎日のために本記事が参考になれば幸いです!


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