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オオカミは飼えるのか?狼の生態や犬との関係を紹介






凛々しくスタイリッシュな顔つきと鋭い瞳が魅力的な「オオカミ」。
犬に似ているため飼育ができそうなイメージですが、実際にオオカミを飼育することは可能なのでしょうか。
今回はオオカミの生態や種類をはじめ、オオカミを飼育することは可能なのかを紹介します。

また、外見は非常に似ている動物である犬との違いや、遺伝子的にオオカミに近い犬種でSNSでも話題になっている「ウルフドッグ」も解説します。
オオカミに興味のある方や、これからオオカミを飼ってみたいという方は是非ご覧ください。

【目次】オオカミは飼えるのか?狼の生態や犬との関係を紹介

 

1ページ目 :

 

オオカミとは

大きさ、体重

寿命

オオカミの種類、亜種

ツンドラオオカミ

アラビアオオカミ

ホッキョクオオカミ

インドオオカミ

イタリアオオカミ

ヨーロッパオオカミ

シンリンオオカミ

メキシコオオカミ

エゾオオカミ(絶滅)

ニホンオオカミ(絶滅)

オオカミの生態

生息地

オス、メスの区別

繁殖

食事

鳴き声

性格

日本に生息した「ニホンオオカミ」とは

ニホンオオカミの特徴

ニホンオオカミはなぜ絶滅したのか

オオカミは飼うことができる?

犬とオオカミとの違い

「犬」はもともと「ハイイロオオカミ」

「犬」と「オオカミ」の見分け方

 

2ページ目 :

 

オオカミが飼える!?「ウルフドッグ」とは

ウルフドッグとは

大きさ、体重

寿命

種類

サーロスウルフホンド

チェコスロバキアン・ウルフドッグ

クンミング・ウルフドッグ

鳴き声

性格

ウルフドッグの飼い方

購入場所

価格

ケージ

エサ

どれくらい懐く?

ウルフドッグを飼う際の注意点

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上位の結果について

オオカミに近い犬、残り9犬種

オオカミに会える動物園を紹介

多摩動物公園

札幌市円山動物園

旭山動物園

東山動物園

天王寺動物園

さいごに

 

 


オオカミとは

 

オオカミ

 

オオカミ(狼)はネコ目(食肉目)イヌ科イヌ属に属する哺乳動物で、英名は「wolf」です。

多数の亜種が存在し、同族種にはアメリカアカオオカミ、コヨーテ、アビシニアジャッカルなどが存在します。

 

通常はオスメスのペアを中心に、4~8頭ほどのパックと呼ばれる社会的な群れを形成して生活しています。

群れの最上位から「アルファ」、「ベータ」と呼び、最下位を「オメガ」と呼びます。

オオカミは完全なる縦社会で生活しており、常に順位を儀式的に確認し合い維持されています。

 

大きさ、体重

 

大きさは亜種や地域によって異なりますが、体長100㎝~160㎝、肩までの体高は60㎝~90㎝、体重は25㎏~50㎏程です。

 

寿命

 

飼育下での寿命は15年程です。

野生化では寿命前に死んでしまうことが多いため、明確にはされていませんが、5年~10年程とされています。

 

 

オオカミの種類、亜種

 

オオカミ

 

現在の亜種は33(絶滅種含め39亜種)に分類されていますが、近年では13亜種、絶滅2亜種への統一が検討されています。

ここでは、比較的有名なオオカミを紹介します。

 

ツンドラオオカミ

 

 

ユーラシア大陸北部に分布しています。

大きさは体長約150㎝~220㎝と大柄の亜種です。

 

アラビアオオカミ

 

 

アラビア半島に分布しています。

生息数が極少なため、絶滅が危惧されています。

 

ホッキョクオオカミ

 

 

グリーンランド北部、東部、クイーンエリザベス諸島、バンクス島、ビクトリア島に分布しています。

ハイイロオオカミとの亜種で、全身真っ白な体が特徴的です。

 

インドオオカミ

 

 

インドからイスラエルにかけて分布している、中型のオオカミです。

生息数が非常に少なく、絶滅が危惧されています。

 

イタリアオオカミ

 

 

イタリアからアルプス南部に生息しています。

家畜を襲うことなどから、一時は駆除の対象になった過去もあり、生息数が激減したこともありましたが、1970年代から保護活動が行われ、現在はその数も増えてきました。

 

ヨーロッパオオカミ

 

 

別名をシベリアオオカミ、チョウセンオオカミとも呼びます。

シベリア北部、東部に生息するものをシベリアオオカミ、朝鮮半島の高地や白頭山、中国東北部に生息するものをチョウセンオオカミと呼びます。

 

シンリンオオカミ

 

 

カナダのオンタリオ州南東部とケベック州南部、アラスカに分布しています。

タイリクオオカミの亜種と考えられています。

 

メキシコオオカミ

 

 

アメリカ南部とメキシコに分布しています。

生息数が極少なため、絶滅が危惧されています。

北アメリカに生息するオオカミの中ではもっとも小柄な亜種です。

 

エゾオオカミ(絶滅)

 

 

日本の北海道、樺太、千島に生息していた亜種です。

1990年ごろに絶滅したとされています。

 

ニホンオオカミ(絶滅)

 

 

日本狼は、本州、四国、九州に分布していました。

1905年、奈良県で若いオスのニホンオオカミが捕獲された記録が、ニホンオオカミ最後の記録となっています。

 

 


オオカミの生態

 

オオカミ

 

生息地

 

オオカミは北半球に広く分布します。

一番分布域の広い種類は「タイリクオオカミ」であり、多くの亜種に細分類されます。

 

オス、メスの区別

 

オオカミの性別は、素人が見た目のみで区別するのは困難と言われています。

繊細な差があるため、専門家や慣れている方なら判別が可能だということです。

判断基準は顔の多きさや上半身の発達具合、 マズル (鼻から口周辺にかけて)の大きさなどに違いがあるとされています。

 

繁殖

 

オオカミの繁殖期は1月~4月ごろで、パック(群れ)内の上位ペアで交配が行われます。

オオカミは一夫多妻制ですので、メスの中で最高順位のオオカミがアルファオスと繁殖をするということになります。

基本的には1ペアのみの交配ですが、食料が豊かであれば、ほかのメスと交配することもあります。

 

巣、妊娠

 

巣は樹木や地面を掘った穴倉や樹洞、岩の割れ目などを利用します。

オオカミの交尾は1年に1度、冬季に行われます。

妊娠期間は62日~75日間で、1度に4頭~6頭程を出産します。

 

子育て

 

子供は生後10日~14日程で目が開き、この頃から親や仲間から吐き戻した肉を徐々に食べるようになります。

生後20日もすれば歩き回れるようになり、6~8週間ほどで離乳します。

8週間ほどで巣穴を離れ、その後は徐々にパックに加わり、狩りの練習などを行います。

生後1年程もすれば、大人と変わらない体つきになりますが、1人前になるのは生後2年過ぎだとされます。

成熟したオオカミは、パックに残るか、群れを去り新たなパックを形成します。

 

食事

 

肉食動物で、シカやイノシシを始め、野生のヤギや齧歯類を狩って食しています。

エサが少なくなると、家畜を襲う場合もあります。

捕らえた獲物は、最高順位(アルファ)から食べる権利が与えられます。

 

鳴き声

 

オオカミはボディランゲージや鳴き声で群れ内外とのコミュニケーションをとっています。

良く聞く「遠吠え」には、仲間との連絡、狩りの前触れ、縄張りの主張などの目的で使用され、同じ遠吠えでも鳴き声が異なるとのことです。

 

 

集団で遠吠えをするオオカミです。

 

 

こちらは1頭での鳴き声です。

群れで鳴くのとはまた違く、鳴いている姿を見ているだけで圧巻されます。

 

性格

 

オオカミはとても賢く、感情表現も豊かで、ボディランゲージでも感情を表す動物です。

群れを大切にしているため、仲間意識も高く、縦社会で生活しています。

 

感情によって瞳孔を大きくさせたり小さくさせたりすることは、私たち人間によく似ています。

オオカミはアイコンタクトもすることができ、威嚇や脅し、警戒の際には目をそらさず相手をじっと見つめ、逆に警戒をしていないという時には目を逸らしたり閉じたりします。

子供は母親だけでなく、群れ全体で世話をする姿などは、「群れ」の仲間意識が非常に高いことがわかります。

 

 

日本に生息した「ニホンオオカミ」とは

 

 

@urara0501がシェアした投稿 -

 

ニホンオオカミは、日本に生息していたオオカミです。

しかし、1905年奈良県で若いオスが捕獲されたのを最後に姿を消してしまいました。

このことから、ニホンオオカミは「絶滅」したと言われていますが、明確ではありません。

 

ニホンオオカミの特徴

 

ニホンオオカミは資料が少ないため、正確な情報は不明です。

体長は105㎝、尾長は30㎝程度、体重は15㎏と、小柄な種類であったとはく製から考えられます。

この大きさは に例えると 中型犬 ほどです。

 

ニホンオオカミは日本固有種である意見と、ハイイロオオカミの亜種であるという意見に分かれています。

「ニホンオオカミ」と呼ばれるようになったのは明治時代からで、それ以前は「ヤマイヌ」と呼ばれていました。

このヤマイヌとニホンオオカミについても、現在では同種であるという意見と、別の種類であるという意見が存在しています。

 

ニホンオオカミはなぜ絶滅したのか

 

ニホンオオカミがなぜ絶滅したのか、その資料は残っておらず明確ではありませんが、以下のような説が有力です。

 

1. エサの減少

 

森林伐採により、獲物としているシカやイノシシが減少。

その結果、エサを求め人里に降りて家畜を食い荒らし、駆除されてしまったと考えられています。

また、オオカミの皮は毛皮としても重宝されるため、狩猟も行われていたそうです。

 

2. 病気

 

外来から来た犬が持ち込んだ病気である、「ジステンパー」が流行したとされる説も存在します。

ジステンパーは現代でも犬に発病する病気で、強い感染力と高い致死率を持つ危険なウィルス感染症です。

ニホンオオカミの中でジステンパーが流行し、絶滅したのではないかと言われています。

 

3. ニホンオオカミが消えた結果

 

日本からオオカミが消えると、生態系が大きく変わりました。

オオカミは家畜を食い荒らす害獣としても扱われ、稀に人間に危害を加えることもあったと言います。

 

しかし、オオカミがいなくなったことで、シカやイノシシが大幅に数を増やしています。

天敵であるオオカミがいなくなったことに加え、森林伐採などにより、シカやイノシシの住みかやエサが減ったことで、人里に降りて農作物を荒らす被害が後を絶ちません。

これらのことから、日本に再度野生のオオカミを導入しようという考えも検討されています。

 

 


オオカミは飼うことができる?

 

オオカミ

 

「かっこよく、犬に良く似たオオカミをペットとして飼うことができたら…」

そう考える方も少なくないのではないでしょうか。

 

しかし、残念ながらそれは難しいと言えます。

まず初めに、日本に生息していたオオカミは、すでに絶滅してしまいました。

そのため、保護及び捕獲することは不可能です。

 

海外にはオオカミが生息している地域もありますが、オオカミは愛玩動物としての利用や販売目的での輸入、輸出が禁止されている動物です。

したがって、ペットとしての輸入はできません。

しかし、日本では入手困難なオオカミですが、飼育自体が禁止されているわけではありません。

法律を正しく守ることや、届け出を提出すれば、飼育自体は可能です。

ただし、運よく合法的にオオカミを入手できたとしても、野生の肉食動物であるオオカミの飼育は、非常に難易度が高いと言えるでしょう。

 

 

犬とオオカミとの違い

 

オオカミ

 

「オオカミは犬の先祖」という意見をよく耳にします。

オオカミと犬は確かに姿が似ている種類も存在しますが、果たして本当に「先祖」なのでしょうか。

オオカミと犬の関係性について調査しました。

 

「犬」はもともと「ハイイロオオカミ」

 

「犬(イエイヌ)」とう生き物は、もともと「ハイイロオオカミ」だったとされています。

ある地域でハイイロオオカミ(別名:タイリクオオカミ)が人に懐き、家畜化され「犬化」し、世界中に広まったとされています。

 

なぜハイイロオオカミなのかというと、研究者によって犬のDNAが調査され、その結果、犬(イエイヌ)の先祖はハイイロオオカミだとったことが明らかにされました。

ハイイロオオカミが犬として人間と生活を始めたのは、今から約14,000年~15,000年前からだと言われています。

つまり、犬の先祖は「ハイイロオオカミ」であると言えるのです。

 

「犬」と「オオカミ」の見分け方

 

オオカミと犬では、どのような違いがあるのでしょうか。

 

1. 体格の違い

 

犬には 大型犬 から 小型犬 とあらゆる大きさや犬種が存在します。

オオカミの体高は60㎝~90㎝程と、平均するとオオカミのほうが大きな体つきをしています。

犬は人間と共に生活するにつれ、品種改良と共に小さな個体や役割に特化した種類が増えたようです。

 

2. 歯の違い

 

オオカミはイエイヌより大きな頭と歯を持っています。

オオカミは野生動物であるため、狩りをし、獲物を捕まえ食すことに特化した構造になっています。

肉や骨をかみ砕くため、大きく硬い歯をしています。

イエイヌは人間からエサをもらえるため、それほど大きく硬い歯は必要ありません。

 

3. そのほかの違い

 

オオカミは顎の力がイエイヌに比べはるかに強く、顎の筋肉が多いため頬骨も高い位置にあります。

そのため、イエイヌに比べ目が吊り上がっています。

 

イエイヌは人間に懐きますが、オオカミが人間に懐くことはほぼありません。

幼いころから育てたとしても、従属させるのは難しいでしょう。


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