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【獣医師監修】コーギー(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)の歴史・飼育方法・価格






コーギーの正式な名称は「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」です。

コーギーはエリザベス女王の愛犬として世界的に知られており、日本でもテレビに登場するなどして人気になった犬種です。
かわいらしい外見ですが、元々は愛玩犬ではなく、主に牛を追う牧畜犬でした。

実はコーギーと名前が付くものには「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」という種類もあり、外見も非常に似ていますが別の犬種です。
今回はウェルシュ・コーギー・ペンブロークの歴史、しつけ・飼育方法、価格などについてご紹介します。

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【目次】【獣医師監修】コーギー(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)の歴史・飼育方法・価格

 

コーギー(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)の歴史

古くからある犬種

牧畜犬として活躍

イギリス王室のペットとして愛される

ペットとして人気が出る

コーギーのおとぎ話

断尾禁止で数が激減

コーギーの特徴

コーギーの大きさ

コーギーの被毛

コーギーの寿命

コーギーの性格

コーギーの飼育方法

室内飼育にする

関節に負担の少ない床にする

パーソナルスペースを用意する

給餌

被毛の手入れ

歯磨き

爪の手入れ

小さい頃からお手入れに慣れさせる

運動

コーギーのしつけ

しつけは一貫性をもって行う

社会化

しつけ教室を利用する

コーギーの飼育に向いている人

コーギーの気を付けたい病気

椎間板ヘルニア

変性性脊髄症

股関節形成不全

皮膚炎

尿石症(尿路結石)

コーギーと子供の暮らし

コーギーの価格、どこで手に入れるか

信頼出来るブリーダーから購入

コーギーの里親になる

コーギーの基本データ

コーギーをペットにするために

 

 


コーギー(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)の歴史

 

コーギー ウェルシュコーギーペンブローク

 

日本でよく知られているのは「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」ですが、コーギーには「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」という種類もあります。

カーディガンは紀元前から存在していたとされる歴史の古い犬で、外見も名前も似ていますが、祖先犬は全く違う です。

 

ウェルシュ・コーギー・ペンクローブは日本でも有名な  犬種 であり、原産国イギリスでもエリザベス女王がコーギーを愛犬としていることなどから人気のある犬です。

原産地がウェールズのペンブロークシャーであったことから「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」の名前が付きました。

 

ウェルシュ・コーギー 」とは、ウェールズ語で「ウェールズの小さな犬」という意味です。

 

古くからある犬種

 

コーギー 歴史

 

「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」もカーディガン種ほどではなくても歴史の古い犬ですが、祖先犬がどんな犬なのかなど、はっきりしたことは分かっていません。

有力な説としては、9世紀~10世紀頃にヴァイキングによってウェールズに連れてこられたスウェーディッシュ・ヴァルハウンドが祖先犬であるという説です。

 

1107年ごろにヘンリー1世がチャネル諸島の職人を呼んだときに、その職人がコーギーをイギリス本土に連れてきたのちにウェールズで繁殖し、多く存在するようになったと言われています。

9世紀~10世紀頃はヴァイキングがイギリスに多く襲来していた時期です。

 

チャネル諸島もヴァイキングの襲来が多かった地域で、祖先犬とされるスウェーディッシュ・ヴァルハウンドも、コーギーと同じ胴長短足であるというという特徴を持っているので、その説が有力視されているのです。

 

その他には、12世紀にベルギーのフランダースからやってきた機織り職人によって、ウェールズに持ち込まれたという説があります。

 

牧畜犬として活躍

 

コーギー 牧畜犬

 

ウェールズに根付いたウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、牧畜犬として農夫たちに重宝されるようになり、より優秀な牧畜犬とするためスピッツなどとの交配がされました。

しかし、農民たちによる交配は記録がきちんと残されておらず、どんな犬がかけ合わされたのかはっきりしていません。

 

長い歴史があるにも関わらず、なかなか犬種としてケネルクラブなどに登録されなかったのは、コーギーが本来は愛玩犬ではなく牧畜犬であったからなのです。

コーギーは牛の番をしたり守ったりすることに長けていて、飼い主にも忠実であったために有能な牧畜犬として活躍してきました。

 

足が短く背が低いので、牛の足の間を素早くくぐり抜けることができ、牛のかかとを噛んで群れを誘導することが上手いのです。

コーギーを断尾するようになったのは、牧畜犬として働く際に、牛にしっぽを踏まれないようにするためであったと言われています。

 

しかし、家庭のペットとして飼うためにはその措置は必要のないものであり、動物愛護の観点からも現在は欧米では禁止されている国も多いです。

 

イギリス王室のペットとして愛される

 

コーギーはイギリス王室の方々に愛されてきた犬という印象が強いですが、最初に王室でコーギーをペットにしたのは12世紀の王ヘンリー2世からと言われています。

 

イギリス王室の皇太子は「プリンス・オブ・ウェールズ」と呼ばれますが、その縁からコーギーを贈られたのが最初でした。

イギリス王室では、代々犬好きの方が多いようです。

 

現在のイギリスの君主であるエリザベス2世の愛犬としても有名なコーギーですが、元々コーギーをペットとしていたのは父であるジョージ6世でした。

エリザベス女王は18歳の誕生日に、ジョージ6世からウェルシュ・コーギー・ペンブロークをプレゼントされました。

 

それ以来、エリザベス女王はコーギーを愛し、現在でも4匹のコーギーを飼っていることは有名です。

 

ペットとして人気が出る

 

コーギー 室内飼い ペット

 

イギリス王室に贈られたことから、牧畜犬だったコーギーのペットとしての人気が高まります。

その結果、専門のブリーダーによる繁殖が始まり、1920年にイギリスのケネルクラブによりコーギーという犬種として認識されるようになります。

 

しかし、この時はまだ「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の区別がついておらず、同一の犬だと見なされていました。

 

カーディガン種は1933年にジョージ6世がペットして飼い始めたことで、その存在に注目が集まるようになりました。

その結果、体の大きさや毛色などの特徴が一致しないことから、この2種類の犬は同一犬種ではないという確認がされ、1943年に別々の犬種として登録し直されたのです。

 

コーギーのおとぎ話

 

コーギー

 

コーギーは可愛らしい外見で、庶民にも馴染みのある犬であったことから、おとぎ話も多く残されています。

コーギーの首の後ろから肩にかけての白い毛の部分を「コーギーのサドル(蔵)」と呼ぶのですが、コーギーは背中に妖精を乗せて野山や戦場を駆け回っていたという伝説が伝えられているのです。

 

昔、農夫の2人の子供たちが畑に行くと、子ギツネがいることに気が付きます。

子供たちは子ギツネにパンや水を与え日暮れまで遊ぶのですが、置いてくることができずに家に連れ帰ってしまいました。

 

子ギツネを見た両親は、 キツネ ではなく子犬で妖精がその背中に乗ったり、 妖精が飼っている牛の世話を妖精と一緒にしたりするのだと、そしてその証拠に背中に妖精のサドルがあるのだと子供たちに教えました。

 

その後、子犬達は妖精のもとに帰らずに農夫の家族として過ごすようになるのですが、妖精と暮らしていたときと同じように牛を追って家族の仕事を手伝い、子供たちの素晴らしい良い友人となりました。

 

その犬達から生まれた子供たちがウェールズの街にたくさん住むようになり、国中に広まったというおとぎ話です。

伝承では、イギリスでコーギーが人々に広く愛されるようになった理由をこのように伝えています。

 

断尾禁止で数が激減

 

コーギー 尻尾 お尻

 

伝承もあるほど古くから広く愛されてきたコーギーですが、原産国のイギリスでは現在、断尾禁止によりその数を減らしています。

 

コーギーにはしっぽがない姿がお馴染みですが、これは断尾されているからです。

コーギーは生まれつきしっぽが短いかほとんどない状態の子犬と、長いしっぽで生まれてくる場合があり、しっぽが短い状態がスタンダードとされていたために尾が長く生まれて付いた子は断尾されていました。

 

しかし、イギリスでは近年動物愛の高まりから断尾が禁止され、その結果、コーギーの繁殖をやめてしまう繁殖家が急増し数が減っているのです。

子犬に苦しい思いをさせてまで断尾したいというのは、動物愛護大国であるイギリスの繁殖家とも思えない反応ですが、繁殖家特有のこだわりなのかもしれません。

 

 

コーギーの特徴

 

コーギー 特徴

 

コーギーは足が短い胴長の体形です。

小さく見えますが、がっしりした体つきでとても活動的。

 

頭は幅が広く大きめで、大きな立ち耳を持ち狐のような顔つきをしています。

目は楕円形で、瞳の色は暗いことが多いです。

 

尾が短い姿が印象に強いですが、必ずしも生まれつき尾が短いわけではありません。

尾が長く生まれてきた子は断尾されていたのですが、近年は動物愛護により断尾が禁止される国も多く、しっぽの長いコーギーの姿も見かけるようになりました。

 


コーギーの大きさ

 

足が短いので小さく見えますが、中型犬に分類されます。

体高 26cm~31cm

体重 11kg~14kg

 

 

コーギーの被毛

 

コーギー 毛色 被毛 カラー

 

被毛の色はレッド、セーブル、フォーンなどで腹部、胸、首から口にかけてと足に白い毛の部分がみられます。

ブラック&タンも人気です。

 

 


コーギーの寿命

 

コーギーの寿命は12歳~14歳。

中型犬 としては平均程度の寿命です。

 

現在ではフードの改良などで 犬の寿命 は延びる傾向にありますし、健康的な生活を送ることで平均寿命よりも長生きすることは可能でしょう。

 

 

コーギーの性格

 

コーギー 性格

 

現在コーギーは家庭のペットとして愛されていますが、もともとは牧畜犬です。

 

コーギーはとても賢く、陽気で楽しいことが大好きな、家族として一緒に楽しく暮らせる性格の持ち主ですが独立心も持ち合わせているので、飼い主にべったりというよりはしたいことを優先させる行動も見受けられます。

飼い主になる人はコーギーの良い点を伸ばしてあげ、リーダーシップを取ることが必要です。

 

コーギーは体力もあり活発で遊び好き。

使役犬だったことから人間と共同作業することを好みます。

家族と一緒にいることが好きなので、孤独な状況に置かれると攻撃的になったり、破壊行為が出てしまったりすることもあります。

 

賢いことから訓練は難しくありませんが、悪いこともすぐに覚えてしまいますから注意が必要です。

牧畜犬として牛を追っていたので、吠え声が大きくまた吠えやすい傾向があります。

 

見知らぬ人に対しての警戒心も強いので番犬として心強い面もありますが、現在の日本では犬に番犬としての役割を求めることは少ないですし、吠えすぎることはかえって近所迷惑にもなりかねないので、飼い主が制御できるようにする必要があるでしょう。

 

また、警戒心が強くなりすぎないように、早期から社会化を進めることも大切です。

 

 


コーギーの飼育方法

 

コーギー 室内飼育

 

室内飼育にする

 

コーギーは室内飼育にすることが推奨されます。

 

コーギーは家族に深い愛情を持つため、寂しい環境に置くと攻撃性や破壊性が出てしまうことがあるためです。

家族といつでも一緒に過ごせるように室内で飼ってあげましょう。

 

コーギーは牧畜犬であり比較的丈夫な体を持っていますが、やはり日本の夏の暑さは危険です。

コーギーの出身地はイギリスのウェールズで、夏であっても気温は20℃前後と大変涼しく湿度も高くありません。

 

涼しい地方出身のコーギーのために、クーラーなどで温度や湿度の管理をしてあげましょう。

 

関節に負担の少ない床にする

 

床が滑らないようにマットなどを敷いてあげましょう。

胴長短足のコーギーは椎間板ヘルニアなどになりやすいので、高い段差をのぼらせることは背中や腰への負担になります。

 

ソファやベッドなど段差があるものはふみ台などを用意し、背中や関節の負担が軽減するようにしてください。

 

パーソナルスペースを用意する

 

コーギー 室内飼育

 

家の中でコーギーがゆっくり過ごせるパーソナルスペースを用意してあげましょう。

落ち着ける場所に ケージ サークル などを設置し、犬用ベッドや毛布などを敷いてあげると良いですね。

 

コーギーは少し警戒心が強いのですが、それは縄張り意識が強いということです。

家全体を縄張りだと強く感じると、物音などに過敏に反応して吠えてしまうようになることもあります。

 

ケージやサークルなどコーギーのパーソナルスペースを用意してあげると、犬自身の縄張りはそこになりますから、安心して過ごせるだけでなく警戒心を軽減する効果もあります。

パーソナルスペースは、居心地が良くコーギーがいることを好む場所に設置してください。

 

給餌

 

ドッグフード

 

コーギーは食べることが大好きで、  食べ過ぎる傾向があるので、置き餌などはせずに 1 日に2 回の食事を与えてください。

胃捻転にならないように、食後すぐの運動や、食事の早食いには気を付けましょう。

胃捻転は 大型犬 に多い病気ですが、中型犬以下の犬もリスクはあります。

 

食事の量は体重や活動レベル、年齢に応じて適切な量を与えるようにしましょう。

ドッグフード の品質は、高たんぱく低カリーで穀物や添加物の含有量の少ない品質のいいものを選んでください。

 

コーギーは胴体が長く、背骨に過度の負担がかかるので太り過ぎはよくありません。

食べる量を管理するとともに、太り過ぎていないかどうかのチェックをしましょう。

 

肥満チェックの仕方

 

犬を上から見下ろしてウエストがあるかどうかを確認します。

ウエストが確認できない樽のような体型は太り過ぎと言えるでしょう。

 

また、背中に手の親指を置いて胸の部分を触ったときに、肋骨を指で感じることができなければ太り過ぎである可能性が高いです。

太り過ぎている場合は早急に、 ダイエットフード を取り入れるなどの対策をしてください。

 

被毛の手入れ

 

コーギーの被毛の手入れはそれほど難しくはありませんが、トップコートとアンダーコートを持つダブルコートなので抜け毛の時期はひんぱんなブラッシングが必要になります。

少なくても年に2回、季節の変わり目に大量に毛が抜けます。

この抜け毛を放置すると家中が毛だけになるだけでなく、コーギーが皮膚炎になってしまうこともあるので換毛期は毎日ブラッシングしましょう。

 

また、換毛期はふけが出るなど汚れが気になる季節でもあります。

コーギーのシャンプーは通常は1~2か月に1度程度で大丈夫ですが、ふけや汚れ、匂いが気になったら シャンプー してあげてください。

 

コーギーは皮膚が弱い面があるので、低刺激性のシャンプーを使うと良いですね。

 

歯磨き

 

 

コーギーも他犬種と同様に歯肉炎になりやすいので、口腔内のお手入れは必須です。

できれば毎日、少なくとも週に2~3 回は歯磨きをしてあげたいところです。

液体歯磨きなどと併用すると効果が高くなります。

 

歯ブラシが最も効果的ですが、嫌がってしまうようであれば歯磨きシートも十分に効果があります。

色々な美味しい味の歯磨きペーストもあるので、好むものを使って、歯磨きが楽しい時間になるようにしましょう。

 

爪の手入れ

 

コーギー 爪手入れ 肉球

 

コーギーは室内飼育が推奨されますが、室内飼育をすると爪が伸びてきてしまいます。

1か月に1~2回程度、爪の伸び具合を見て切ってあげましょう。

 

床に爪が当たってカツカツ音がするときは、爪が伸びすぎているときです。

犬専用の爪切りで切ってあげるか、獣医やトリマーに頼みましょう。

 

犬の爪は血管が通っているので、切りすぎには十分に注意してください。

 

小さい頃からお手入れに慣れさせる

 

犬の健康を維持するためにはお手入れは重要です。

ブラッシングや歯磨きなどに小さいころから慣れさせるようにしましょう。

 

最初のころはおやつを使っても良いです。

お手入れに嫌な印象を残さないようにするのが、お手入れ嫌いにさせないコツです。

 

運動

 

コーギー 散歩

 

コーギーはとても活発で体力もある犬です。

毎日30 分~1 時間の 散歩 を朝と晩の2 回連れて行くようにしてください。

それだけでは体力があり余ってしまうので、庭や室内で遊んだり、 ドッグラン に行って運動させたりしましょう。

 

体力が有り余ると、いたずらや破壊行動に走ってしまいます。

コーギーは運動能力にも優れ賢いので、 アジリティー を取り入れても良いですね。

 

 

コーギーのしつけ

 

コーギー しつけ

 

しつけは一貫性をもって行う

 

コーギーは愛らしい外見ですがもともとは牧畜犬であり、とても賢いのできちんとした しつけ はとても大切です。

警戒心が強い面があるので、それが増長しないようにしましょう。

 

コーギーは牛のかかとを噛んで誘導するという仕事をしていた使役犬でした。

個体によってはその習性が出てしまうことがあるため、飼い主がきちんとコーギーを制止できることも必要です。

 

頭がいいので訓練についてくることは容易ですが、賢いということは悪いこともすぐに覚えてしまいますし、飼い主がどんな人間であるかもすぐに見抜くということです。

飼い主に自分のリーダーになる資格がないと判断すれば、言うことを聞かなくなってしまうでしょう。

 

リーダーとして認められるには犬の扱い方を理解しておくこと、ときには厳しく接してしてはいけないことを教える、十分に褒めてあげて信頼関係を築くという行動が必要になってきます。

 

して良いことと悪いことの差別化をしっかりつけ、一貫した態度をとることも大事です。

今日は良いけど明日はだめというような曖昧な態度は犬を混乱させますし、飼い主への信頼も揺らぎます。

 

社会化

 

コーギー 社会化

 

犬が人間社会で暮らすうえでは社会化はとても大切です。

現在の日本では犬の攻撃性は抑えられるべきですので、他の人や犬に対する警戒心がなるべく低くなるようにしましょう。

 

幼い頃から家族だけでなく、周囲の人や犬と接する機会を持ちコミュニケーション能力を身に付けさせてください。

人間社会の音や色々なシーンにも慣れさせるために、犬を連れていける公共の場に一緒に行く、公園やドッグランで遊ぶようにすることも効果的です。

 

しつけ教室を利用する

 

しつけ教室はしつけを学ぶばかりでなく、ほかの人や犬と接する機会を持てるのでおすすめです。

 

子犬だけ預けるのではなく、飼い主も一緒に参加できる教室が良いでしょう。

飼い主も犬のとの接し方やコマンドの出し方を学べます。

 

 


コーギーの飼育に向いている人

 

コーギー ペット 飼育

 

コーギーを飼育するためには ある程度の犬の扱い方を知っていることが必要です。

きちんとしつけができないと扱いが難しい犬になってしまいます。

 

また、コーギーには豊富な運動量が必要です。

遊びが大好きですし、 犬のために時間を割いてあげられる人に向いています。

 

しつけやコーギーのとの運動に時間が取れるかどうかは大きなポイント。

初心者にはあまり向いていない犬種と言えるかもしれません。

 

初めて飼う犬がコーギーであるときは、しつけ教室を利用することをおすすめします。

一度ついてしまった悪い癖はなかなか直すことが困難になるので、最初の段階から正しい犬との接し方を学びましょう。

 

 

コーギーの気を付けたい病気

 

コーギー

 

コーギーは一般的に健康ですが、気を付けてあげたい病気があります。

 

椎間板ヘルニア

 

コーギーは胴長短足なので背中や腰に負担がかかり、椎間板ヘルニアになりやすい傾向があるとされています。

まずは太らせないようにすることが大切です。

 

椎間板ヘルニアを発症すると、まずは痛みから、元気が無い、震えているという症状が出ます。

さらに麻痺が出ることによって、歩き方が不安定、後ろ足が立たない、排泄のコントロールが出来ないなどの症状が見られます。

 

変性性脊髄症

 

シニアで発症することが多く、後ろ足がうまく動かなくなることから始まる病気です。

次第に前足も動かなくなり、進行すると呼吸困難に陥ります。

この病気の原因は分かっていませんが、近年では遺伝子の変異が原因の一つであると考えられています。

 

遺伝子変異を調べることによって、発症のリスクをある程度は予想できるとして、しっかりとしたブリーダーやペットショップでは遺伝子の変異を先に調べていることも多くなってきました。

 

子犬の購入の際には、遺伝子検査についても覚えておきましょう。

10歳前後になって、足をひきずるような歩き方や通常と異なる歩き方だと感じたときは、早急に動物病院を受診してください。

 

股関節形成不全

 

コーギーに比較的多く見られる先天性の病気です。

股関節がきちんとはまっていない状態なので座り方や歩き方がおかしいなどの症状が現れます。

滑りやすい床も骨の形成には良くないので、床材などの工夫が必要ですし、腰や背中に負担がかかる運動は避けましょう。

 

症状が見られたら、触診や歩行の視診、そしてレントゲン検査で股関節の形状を確認します。

まずは内科治療(鎮痛剤を飲む)、運動制限、体重の管理を実施します。

それでも歩けず、痛みがあり、筋肉が減るような状況であれば外科手術の流れとなります。

 

外科手術にはいくつかの方法があり、股関節の角度を変えるために骨盤の角度を変えるもの、関節を人口のものに入れ替えるもの、大腿骨頭を取り除くものなど、状況や施設によって手術の適応が変化します。

 

皮膚炎

 

コーギーは換毛期があり大量に毛が抜ける時期があります。

その時期にブラッシングなどで抜け毛を取ってあげないと皮膚炎の原因になります。

換毛期はふけも出るので放っておくと衛生状態が悪くなりますから、ブラッシングやシャンプーなどで清潔に保つようにしましょう。

 

ノミやダニ、食べ物などによるアレルギー皮膚炎を発症することもあります。

皮膚炎の原因にアレルギーが絡んでいることは多いのですが、原因を完全に除去することはできません。

 

そのため、低アレルゲン食や、高頻度のシャンプー、アレルギー性の痒みを抑える飲み薬や塗り薬など、全てを実施して症状を軽減します。

 

尿石症(尿路結石)

 

コーギーは尿路に結石ができやすい傾向があります。

結石ができる場所にもよりますが、特にオス犬は尿道(膀胱から陰茎先までの間)に詰まってしまうとおしっこが出なくなり命に関わります。

 

尿道を塞がなかったとしても、激しい腹痛を引き起こすなどつらい症状が出ますし、放置すると尿路結石はどんどん大きくなり最終的に手術をして膀胱を切開して取り出すことになります。

 

まずは普段から尿路結石ができないよう、十分な水分の摂取を心がけるようにしましょう。

ミネラル分の多い水(硬水といわれるミネラルウォーター)は動物には良くありません。

日本であれば水道水が一番です。(※地域によっては硬水が水道水として出るところもあるようです)

 

尿路結石は早期の結晶(顕微鏡でみて見える小ささ)であれば食事療法で治療できますから、おしっこにキラキラしたものが見える、色やにおいに異常を感じるなどの症状を確認出来たらすぐに動物病院を受診しましょう。

 

定期的にコーギーのおしっこを採取して病院で調べてもらっても良いですね。

 

 

コーギーと子供の暮らし

 

コーギー 子供 家族

 

コーギーは陽気で遊び好きなので、子供たちの良い友人になってくれますが、注意する点もあります。

コーギーはかかとにかみつく癖が出てしまうことがあるので、子供と遊ばせるときには注意が必要ですし、この癖が出ないようにしつけをすることも大切です。

 

子供には犬がして欲しくないことなど犬との付き合い方を教えておきましょう。

どんなに信頼しているペットであっても幼い子供と犬だけにしておくことは避け、必ず大人の監視の中で遊ばせてください。

 

コーギーは幼い子供より小学校中学年以降の子供に最適であると言えるでしょう。

 

 

コーギーの価格、どこで手に入れるか

 

コーギー 子犬 パピー

 

信頼出来るブリーダーから購入

 

コーギーの価格は30万円~45万円。

 

信頼のおける ブリーダー から手に入れるようにしましょう。

日本は規制が甘いので、悪質なブリーダーは多く存在しています。

特にコーギーは人気犬種であるので、悪質なブリーダーが繁殖しているケースも少なくありません。

 

悪質ブリーダーを撲滅するためにも、コーギーとの幸せな生活を手に入れるためにも、コーギーの専門知識を持ち、愛情をもって飼育しているブリーダーから購入するようにしてください。

犬舎は清潔か、親犬は適正に扱われているかなどご自分の目で確かめることをおすすめします。

 

コーギーの里親になる

 

コーギー パピー 里親

 

里親 募集されているコーギーの里親になることは大変意義のあることです。

コーギーは人気犬種ですので、悲しいことに遺棄の数も少なくありません。

 

人気が出ると、興味本位で飼って飼育しきれなくなったり、ブリーダーが親犬を遺棄したりすることも多く発生してしまいます。

 

適正な社会化や、トレーニングをしてもらっていないコーギーの場合、人間にとっても問題行動(咬む、吠える、食糞など)が多くある可能性があります。

少なくとも1度は人間に捨てられ不幸な目に遭ってきたコーギーの里親になることは大変意義のあることですが、二度とその子を不幸にしないという覚悟も必要です。

 

可哀想という気持ちだけでは解決しない問題もあるので、初めて犬を飼う人であればコーギーの里親はあまりおすすめできません。

 

コーギーの基本データ

 

原産国 : イギリス

値段 : 30万円~45万円

毛色 : レッド、セーブル、フォーンなどで腹部、胸、首から口にかけてと足に白い毛の部分が見られる

寿命 : 12歳~14歳

体重 : 11kg~14kg

体高 : 26cm ~31cm

特徴 : 胴長短足で筋肉質のがっしりした体形で、耳は大きな立耳でキツネのような顔つき。尾が短い姿が印象的だが必ずしも尾がないわけではないです。近年は断尾が禁止の国もあるのでしっぽのあるコーギーの姿を見ることもできます。

性格 : 陽気で楽しいことが大好きです。とても賢く、独立心も旺盛なので飼い主はリーダーシップが必要となります。また、牛を追っていたので吠えやすい傾向があります。

かかりやすい病気 : 椎間板ヘルニア、変性性脊髄症、股関節形成不全、皮膚炎、尿路結石症

注意点 : 元々牧畜件だったのできちんとしたしつけと十分な運動が必要です。

 

 

コーギーをペットにするために

 

コーギーは原産国のイギリスでは王室に愛されている犬として有名ですし、日本でもイギリス王室が紹介される機会も多く、コマーシャルなどに登場したことをきっかけに人気が出た犬です。

中型犬で外見もかわいらしいので、多くの人がペットとして求めたのですが、実はあまり飼育が簡単な犬ではありません。

 

本来は牧畜犬として働く犬なのでそれなりの体力、運動能力を有しており、自己判断もできる犬だからです。

 

このコーギーの特徴を上手く生かしてあげることができれば、最高の家族、友人となってくれるでしょう。

コーギーはほったらかしにしていい犬では決してありません。

 

ご紹介したコーギーの特徴を踏まえて、お迎えするかどうかの判断材料にして頂ければと思います。

 

▼合わせて読みたい

 

・  犬の飼い方、費用、エサ、トイレ、しつけ、病気、老後のお世話まで

・  子犬の飼い方マニュアル。子犬のしつけや育て方、食事やシャンプーの注意点

 

 

監修:獣医師 山口 明日香(やまぐち あすか)

 

日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科卒後、2つの動物病院に勤務し、現在も臨床獣医師として働く。

ワークライフバランスを整えるため、在宅でのLINEおよび電話による健康相談、しつけ相談も開始。

その過程で、病気のみならず各種トレーニングと問題行動の大変さ、大切さを知る。

 

今後は学校飼育動物学で学んだ動物飼育と、子供の情緒の発達についても発信し、獣医動物行動研究会において問題行動の知識を深め、捨てられる動物が減るように正しい情報を伝えるべく模索中。


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