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どんな犬でも始められる!愛犬と一緒に楽しむことのできるドッグスポーツ「アジリティ」の魅力や競技内容






犬の世界にも色々なスポーツ(ドッグスポーツ)がありますが、その中でも特に人気の高いドッグスポーツで知られる「アジリティ競技」というものをご存知でしょうか。

アジリティは、犬の障害物競走のようなもので、ハードルやシーソーなどを駆け抜けてタイムを競う競技。
日本のみならず、世界的にも親しまれているドッグスポーツの代表とも言えるのがこの「アジリティ(Agility)」です。

そこで今回は、このアジリティに関しての情報と、ドッグスポーツの魅力に迫ってみたいと思います。

【目次】どんな犬でも始められる!愛犬と一緒に楽しむことのできるドッグスポーツ「アジリティ」の魅力や競技内容

 

1ページ目 :

 

1. アジリティについて知りたい!

2. アジリティの歴史について知りたい!

世界大会と日本人の記録

世界大会までの道のり

3. アジリティの基本となるクラスについて知りたい!

Sクラス(スモールクラス)

Mクラス(ミディアムクラス)

Lクラス(ラージクラス)

2017年のFCIアジリティ世界大会の面々

4. アジリティの種目について知りたい!

オープンクラス

スタンダード

ジャンパース

アジリティギャンブラー

5. アジリティのルールについて知りたい!

「標準タイム」と「リミットタイム」

障害物による減点も

拒否による減点

タイムと減点数による合計

6. アジリティの種類について知りたい!

◎飛越系障害

◎タッチ障害(コンタクト障害)

7. アジリティの練習方法について知りたい!

アジリティを利用したしつけ教室

基本となるのは「しつけ」

ボールを利用したトレーニング

トレーニングは徐々に時間をかけて行いましょう

8. アジリティの道具について知りたい!

 

2ページ目 :

 

9. アジリティの怪我について知りたい!

アジリティで怪我を追いやすい箇所は?

健康維持のためにも、適度な運動を

10. アジリティに参加する方法について知りたい!

競技会に参加するには?

JKC主催の大会をチェック

11. アジリティと食事管理について知りたい!

コンドロイチン等の摂取も大事

12. アジリティのまとめ

 

1. アジリティについて知りたい!

 

 

アジリティは、犬が様々な障害物をクリアしながらタイムを競う、犬のスポーツ。

しかし、そこには犬の能力だけではなく、ハンドラーとなる飼い主とのコミュニケーション能力も必要となるドッグスポーツになります。

 

一見すると犬が素早く障害物をクリアして走り抜けているようですが、しっかりと犬が次にクリアするべき障害物を知らせ、また犬のスピードやテンションをコントロールすることが重要なのです。

また、アジリティはどの 犬種 でも参加できるドッグスポーツなので、比較的気軽に始められるドッグスポーツとしても人気が高いです。

 

アジリティの大会も年に何回も開催されており、より早いタイムを競う事も大事ですが、何よりも大切になるのが愛犬と共にスポーツを行えるという点。

愛犬との思い出作りや、双方の健康のためなど、気軽な気持ちで始める方も多いようです。

現在では年々、アジリティを行う人口も増加してきており、今後も注目度の高いドッグスポーツになっています。

 

 


2. アジリティの歴史について知りたい!

 

誰しも始められるアジリティですが、日本での本格的なアジリティが始まったのが、まだまだ近年とも言える1990年代のこと。

1993年にJKC(ジャパンケネルクラブ)が本格的なアジリティの競技会を開催したことで、日本でも本格的にアジリティの歴史が始まりました。

そもそも、アジリティが始まったのは1978年のイギリスでのこと。

 

イギリスでは毎年、世界最大と言われる「クラフトショー」と呼ばれるドッグショーが開催されますが、このクラフトショーで初めてアジリティが披露され、「アジリティ」というドッグスポーツが世界的に認知されるようになりました。

その後はヨーロッパ諸国を始めとした国々で人気が上がり、世界的に親しまれるドッグスポーツに成長しています。

 

世界大会と日本人の記録

 

ヨーロッパを中心に盛んに親しまれているアジリティですが、気軽に楽しむ方々もいるものの、スポーツとして本気で取り組まれている方々も多数いらっしゃいます。

中でも、世界的にも最高峰となるアジリティの大会が「FCIアジリティ世界大会」と呼ばれる、FCI(Federation of Cynologic Internationale)が主催する大会です。

この世界大会では、世界各地の実力のあるアジリティ犬が大集合する大会であり、この世界大会を制覇してこそ、アジリティ世界一と言われるにふさわしい重要な大会です。

 

残念ながらこれまで日本人の優勝経験はありませんが、団体戦4位や個人戦準優勝など、世界一にもう一歩の所まで来ています。

世界大会では、まさにドッグスポーツのオリンピックと思われるほどの盛り上がりで、ドッグスポーツの夢の舞台となっています。

 

世界大会までの道のり

 

日本ではJKCが開催しているアジリティ大会のほか、全国各地でアジリティ大会が親しまれています。

世界大会に出場するためには、この国内大会でポイントを稼ぐ必要があり、まずはポイント数の上位20頭までに入る必要があります。

 

そして「国内予選会」と呼ばれる世界大会の切符をかけたレースに出場し、上位20頭のうち3位までが、日本代表として出場することとなるのです。

非常に厳しい道程ですが、本格的にアジリティを始めるのであれば、ぜひ目指したいところです。

 

 

3. アジリティの基本となるクラスについて知りたい!

 

アジリティは基本的には生後8ヶ月と1日を過ぎていれば、どんな犬種でも参加することができます。

ただし、中には「 チワワ 」などの 小型犬 から「 ボルゾイ 」などの 大型犬 まで参加できるため、大きく3つの「クラス」に分けられ、それぞれのクラスで競う形となります。

 

さらに、「クラス」以外にも「種目」という分け方が行われ、犬の年齢やレベルに応じて参加可能な種目が変わってきます。

体高に関しては、地面から犬の「首の根元」あたりにある「肩甲骨」までの高さを測定します。

 

小型犬 中型犬 大型犬 と、それぞれのクラスで競い合えるように設定されたものなので難しく考える必要はありませんが、それぞれのクラスにはどのようなライバル犬種がいるのかを把握していても良いかもしれません。

また、クラスによってハードルの高さ等が変わりますので、練習する際の情報として知っておくようにしましょう。

 

Sクラス(スモールクラス)

 

 

アジリティの「Sクラス」は体高35cm未満という条件で、主に小型犬向けのクラスとなっています。

ハードルの高さは、25cm〜35cmに設定されます。

Sクラスでは「 ジャック・ラッセル・テリア 」や「 トイ・プードル 」「 チワワ 」「 パピヨン 」など、可愛らしい犬種がたくさん登場します。

 

Mクラス(ミディアムクラス)

 

 

アジリティの「Mクラス」は体高35cm〜43cm未満という条件で、主に小・中型犬向けのクラスとなっています。

ハードルの高さは、35cm〜45cmに設定されます。

 

Mクラスの代表的な犬種ですと、牧畜犬としても有名な「 シェットランド・シープドッグ 」がやや優勢でしょうか。

体高によってもクラスは変わりますので、Sクラスにシェルティが入る場合もあります。

 

Lクラス(ラージクラス)

 

 

アジリティの「Lクラス」は体高43cm以上という条件で、主に大型犬向けのクラスとなっています。

ハードルの高さは、55cm〜65cmに設定されます。

このクラスでは、スピードはあるけど小回りに難がある「 ボルゾイ 」や、運動神経抜群な「 ボーダーコリー 」が注目の犬種となりそうです。

 

2017年のFCIアジリティ世界大会の面々

 

 

2017年のFCIアジリティ世界大会に出場する犬種の統計によると、

 

Sクラス:39%
Mクラス:29%
Lクラス:32%

 

と、小型犬の出場が多いことがわかります。

また、出場する犬種に関しては

 

1. ボーダーコリー:184頭
2. シェルティ:149頭
3. プードル:35頭
4. パーソン・ラッセル・テリア:28頭
5. ピレニアン・シェパード:16頭

 

という結果に。

さすが海外大会だけあって、日本ではあまり馴染みの薄い「パーソン・ラッセル・テリア(イギリス原産)」や「ピレニアン・シェパード(フランス原産)」といった犬種も登場していますね。

 

また、やはり運動神経抜群で他のドッグスポーツでも多く活躍する「ボーダーコリー」が断トツの1位という結果に。

続く2位の「シェットランド・シープドッグ」も運動神経抜群なので、アジリティでも活躍する姿をよく見られます。

 

この他、珍しい犬種?としては胴長短足でお馴染みの「 ウェルシュ・コーギー・カーディガン 」や、短頭種の「 ボストンテリア 」、小柄な体の「 ヨークシャーテリア 」と言った犬種も1頭ずつですが参加していました。

こうした結果を見ると、どんな犬種にもチャンスがあるんだということがわかります。

 

 


4. アジリティの種目について知りたい!

 

愛犬のアジリティのクラスがわかったら、次に種目について知っておきましょう。

種目とは、実際に愛犬が挑戦するアジリティの「レベル」といったところです。

また、アジリティの種目にはここに挙げた種目の他にも、「リレー」や「スヌーカー」などの種目もあります。

 

オープンクラス

 

agility_0_10

 

最も初心者となるのが「スーパービギナー」と呼ばれる種目になります。

また、参加可能年齢も8ヶ月と1日からとなっていますので、最年少でアジリティを開始することも可能です。

まず始めるのであれば、スーパービギナーからはじめ、次にビギナーといったように段階を挙げていくと良いでしょう。

 

【スーパービギナー】

 

・参加可能な年齢:生後8ヶ月1日〜
・障害物:10台程度(ジャンプとトンネルのみ)

 

【ビギナー】

 

・参加可能な年齢:生後12ヶ月1日〜
・障害物:10台程度(ジャンプとトンネルのみ)

 

スタンダード

 

agility_0_7

 

アジリティの種目にはいくつかの種類があり、その中で一番基本的なアジリティ競技が「スタンダード」と呼ばれる種目になります。

本記事では、このスタンダードのルールを基本としてご紹介していっています。

スタンダードでは、障害物を決められた順にクリアし、クリアの正確性とゴールまでのタイムで競われます。

 

【アジリティー 1】

 

・参加可能な年齢:生後18ヶ月1日〜
・障害物:10台〜15台(タッチ障害は1〜3台)

 

【アジリティー 2】

 

・参加可能な年齢:生後18ヶ月1日〜
・障害物:16台〜20台(タッチは2〜3台)

 

ジャンパース

 

 

ジャンパースは、簡単に言うとより早いスピードを競う種目。

そのため、タッチ障害などの障害物はなく、主にハードルなどの飛越系障害だけでコースが設定されているので、どんどんスピードを上げてレースすることとなります。

なによりもスピードを出して走るのが大好きという愛犬であれば、このジャンパースが向いているかもしれません。

 

【ジャンパース 1】

 

・参加可能な年齢:生後18ヶ月1日〜
・障害物:10台〜15台(タッチ障害を除く)

 

【ジャンパース 2】

 

・参加可能な年齢:生後18ヶ月1日〜
・障害物:16台〜20台(タッチ障害を除く)

 

アジリティギャンブラー

 

アジリティの種目のひとつ「アジリティギャンブラー」は、その他のルールとは若干違ったレースとなります。

アジリティギャンブラーはスタンダードと違い、クリアするべき障害物の順番が決められておらず、そのかわりに障害物によってポイントが割り振られています。

また、難易度の高い障害物ほどポイントが高く設定されています。

 

レース時間は1分間、うち40秒が「オープンタイム」、20秒が「ギャンブルタイム」と分けられており、ジャッジによるホイッスルで開始・終了となります。

コースに関しては自由ですが、計画的なレース運びが必要であり、さらには高得点を狙える要素もあるゲームです。

よりスムーズに、戦略的にレース展開をすすめる必要があるため、愛犬とハンドラー共に高い技術を要するのがアジリティギャンブラーです。

 

【アジリティーギャンブラー】

 

・参加可能な年齢:生後8ヶ月1日〜
・障害物:自由に走行し、ポイントによって競う。

 

 

5. アジリティのルールについて知りたい!

 

 

アジリティに挑戦するにあたり、まずはアジリティの基本的なルールについて理解しておきましょう。

 

アジリティーが行われるコースの長さは、100m〜120m。

このコースの中で、12個〜20個以下の障害物をクリアする必要がありますが、この障害物の設置数は種目によっても変わってきます。

 

この障害物を決められた順にクリアし、ゴールまでのタイムを競うのがアジリティの基本的なルールとなります。

ルールに関してはそれぞれの団体によっても若干変わってきますが、基本的にはほぼ一緒と考えても良いでしょう。

基準は「クラス」と「種目」によっても変わってきますが、基本的に重要となるのが「タイム」です。

よりタイムの早い犬が有利とはなりますが、実のところ、勝敗はタイムだけでは決まるわけではありません。

 

「標準タイム」と「リミットタイム」

 

タイムは電子タイマーで計測されますが、各コースでは「標準タイム」と「リミットタイム」が設定されています。

「標準タイム」はそのコースの基本となるタイムで、このタイムを1秒超過するごとに、1点の減点となります。

一方「リミットタイム」は、設定された時間内にゴールできなければ、失格となります。

まずはこの標準タイムを上回るのが、最も基本的な部分となってきそうです。

 

障害物による減点も

 

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アジリティで大事になるのはタイムだけではありません。

 

障害物を決められた条件でクリアできなければ減点の対象となってしまいます。

これを「減点」「スタンダードフォールト(減点)」と呼びます。

 

最もわかりやすい減点が、ハードルのバーを落としてしまうことによる減点です。

この場合、5点の減点となってしまうため、より早くより確実にハードルを超える必要があるのです。

 

また、ハンドラーが障害物に触れてしまった場合や、ハンドラーが犬に接触して誘導した場合にも、5点の減点が課せられます。

この他、障害物の種類によっても減点対象となる条件があります。

 

拒否による減点

 

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障害物の前で止まってしまったり、ためらったりしてしまった場合、犬が障害物を拒否したとジャッジされてしまいます。

これを「拒否」もしくは「拒絶」と呼び、5点の減点が課せられます。

 

この他、シーソーなどの障害物で接触部分に触れずに飛び降りてしまったり、スラロームで入り口を間違えてしまった場合も、同様に拒否としてジャッジされます。

この拒否のジャッジに関しては、3回の累積で失格となってしまいますので、スピードも大事ですが、しっかりと障害物をクリアする事も重要なポイントとなるのです。

 

タイムと減点数による合計

 

 

アジリティーでは以上のようなルールの元で競い合うことになります。

最終的にはゴールしたタイムと、現点数が合計されて、総合的に判断されるのです。

 

そのため、とにかくハイスピードで駆け抜ければよいというわけではなく、しっかりと障害物をスムーズにクリアすることが大事になるのです。

いくら犬の足が早くとも、ハンドラーとなる人のコントロールが悪ければ、犬もただやみくもに障害物をクリアしようとしてしまうため、一心同体となってアジリティに取り組む必要があります。

アジリティの魅力は、ただ犬が障害物を飛び越えたりするアクロバティックなものなのではなく、犬と心を通わせながらスポーツをすると言う事にあるのです。

 

 


6. アジリティの種類について知りたい!

 

アジリティに登場する障害物には、「飛越系障害」や「コンタクト障害」といった、いくつかの障害物の種類が存在します。

それぞれに難易度や特徴があり、犬によっても得意・不得意の種類が出てくるでしょう。

 

また前述の通り、それぞれの障害物によっても減点の対象となるポイントが違いますので、しっかりと障害物の特徴について理解する必要があります。

 

◎飛越系障害

 

「飛越系障害」は、アジリティ競技にて基本的となるハードルなどの障害物の事を指します。

アジリティのコース上では12個以上の障害物が設置されますが、中でも多いのがこの飛越系障害となります。

 

ハードル

 

 

アジリティの基本となる障害物が、この「ハードル」です。

幅は1.2m〜1.5mとなっており、高さは

 

Sクラス:25cm〜35cm
Mクラス:35cm〜45cm
Lクラス:55cm〜65cm

 

と、高さ調節出来るようになっています。

木製、もしくはプラスチック等の合成物質がバーとして使われます。

 

ウォール

 

 

その名の通り、壁の障害物が「ウォール」です。

ウォールは壁面で奥が見えないので、犬は着地点が見えないという難関があります。

両サイドの柱の高さは最低1m〜で、壁部分の幅は1.2m〜1.5m、壁の高さは最低10cm〜、壁の厚みは約20cmとなります。

 

ロング・ジャンプ

 

 

幅は120cmで、高さは15cm〜28cm、四隅にはポールが立てられます。

Sクラスでは2本、Mクラスは3〜4本、Lクラスは4〜5本の板が「すのこ状」に並べられ、手前から奥にかけて高くなっています。

 

◎タッチ障害(コンタクト障害)

 

アジリティには「タッチ障害」、もしくは「コンタクト障害」と呼ばれる障害物があります。

コンタクト障害とは、決められた「接触部分」に触れなければ減点の対象となる障害物で、下記に挙げるような障害物がコンタクト障害に含まれます。

 

この接触部分があることで、単に障害物を飛び越えてクリアすることはできなくなり、しっかりと障害物を踏みしめて乗り越える必要が出てくるため、いかにタイムロスを少なくしてクリアするかがカギとなってきます。

 

ウォーク

 

 

高さが1.2m〜1.3m、長さが3.6m〜3.8m、幅が30cmの歩道橋の形をした障害物。

約25cm間隔で、滑り止めの板が取り付けられています。

先端部と末端部、それぞれ90cmが赤などに着色された「接触部分」になっており、両方の接触部分に触れないと減点の対象となります。

 

シーソー

 

 

長さ3.6m〜3.8m、幅が30cm、中央軸の高さは60cmのシーソー型の障害物で、板の表面は滑りにくくされています。

両端90cmが赤などに着色された「接触部分」になっており、両方の接触部分に触れないと減点の対象となります。

また、シーソーが地面に付く前に飛び降りてしまった場合にも、減点の対象となります。

 

Aフレーム

 

 

長さ2.65m〜2.75m、幅が90cmの板を「A」の字型に配置した障害物が「Aフレーム」です。

Aの字の頂点の高さは1.7mありますが、頂点の部分は危険があるので布などが被せられます。

25cm間隔で滑り止めの板が取り付けられ、地面から1.06mが「接触部分」となっており、両方の接触部分に触れないと減点の対象となります。

 

ウィービング・ボール(スラローム)

 

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50cm〜65cm間隔の一定間隔に配置されたポールを、縫っていくように進む障害物がこのスラロームと呼ばれる障害物です。

通常は12本配置されますが、8本、10本と難易度によって変わります。

 

フラット・トンネル

 

 

入口部分は奥行き90cm、高さ60cm、幅60cm〜65cmの「小屋の入り口」のようになっており、硬い素材で作られてます。

出口部分は柔らかい布などの素材になっており、直径60cm〜65cm、長さ2.5m〜3.5mの布をくぐり抜けて通過します。

 

チューブ・トンネル

 

 

直径60cm、長さ3m〜6mのトンネルで、柔らかい素材のチューブになっています。

Uの字にカーブさせている場合や、直線にしている場合もします。

 

タイヤ

 

 

固定されたタイヤをくぐり抜ける障害物。

直径は38cm〜60cm、タイヤの中心から地上までの高さは55cmの物と、80cmの物があります。

 

テーブル

 

 

90cm四方の大きさのテーブルに乗り、5秒間止まっていなければいけない障害物。

コースの途中に設置されている場合が多く、勢い余って飛び降りてしまう可能性も高いので、しっかりとした服従訓練が行われていないと難しい障害物です。

 

 

7. アジリティの練習方法について知りたい!

 

 

アジリティの練習の前に、まず身につけて置かなければいけないのが、基本的な「号令」による訓練です。

愛犬を広い公園に連れていき、リードを外してみるとどうなるでしょうか。

 

しっかりと服従訓練による躾が入っていなければ、愛犬はテンションが上ってしまい、走り回って捕まえることが困難な状態になるかもしれません。

ただし、こうした愛犬でもしっかりとトレーニングを行うことで、ちゃんとアジリティを行うことも出来るのです。

 

アジリティを利用したしつけ教室

 

アジリティの訓練は競技目的だけではなく、ペットとして飼育する際の、基本的なしつけを入れる際にも効果的な競技。

最低限な しつけ を行う際にも、基本的なしつけを楽しく遊びながら学ぶ事ができるため、アジリティの訓練やレッスンを行っているしつけ教室も多いです。

 

また、飼い主さんもアジリティの「コマンド(指示)」を覚えながら進めていくので、単にしつけ教室に通わせるつもりが、飼い主さんもアジリティにはまってしまうという事も多いようです。

アジリティは犬の訓練だけではなく、飼い主さんとの「アイコンタクト」によるコミュニケーションも養われるため、愛犬との繋がりをより一層に深めるトレーニングでもあるのです。

アジリティの訓練学校に関してはJKC公認の訓練学校のほか、民間で運営しているアジリティ教室やしつけ教室がありますので、まずは近場の場所に見学に行ってみましょう。

 

基本となるのは「しつけ」

 

 

どんなドッグスポーツに関しても、こうした基本の躾は重要となります。

そのため、しつけ教室やアジリティ教室に連れて行くと、まずはこうした号令から訓練されることになるでしょう。

 

その具体的な号令とは、

 

・停座(おすわり)
・伏せ
・招呼(おいで)

 

の3点です。

 

中でも「招呼」に関しては、おすわり・伏せの状態で飼い主さんがその場から離れ、遠いところで呼んだ際にしっかりと呼びつけることが出来るかが大事になります。

こうした躾に加え、歩く横に付かせて歩くことや、物を持ってこさせるといった躾も入ることで、初めてアジリティの訓練に取り組むことが出来るのです。

 

ボールを利用したトレーニング

 

 

アジリティの訓練はトレーニングというよりも、まずは愛犬が「楽しい」と思ってもらうことが重要になってきます。

そのために活躍するのが「お気に入りのおもちゃ」です。

 

走ることが好きな愛犬であれば、ボールなどの おもちゃ も大好きな傾向がありますので、ボールを利用して楽しみながらトレーニングを行うことも可能です。

 

その方法としては、ハードルの手間まで リード で誘導してあげ、ハードルの奥にボールを投げて遊びを誘う方法です。

何度かこうした方法を繰り返しているうちに、徐々にハードルを越えることにも慣れてくるのです。

 

また、トンネルに関しても同じ方法が効果的でしょう。

トンネルの奥にボールを投げることで、まずはトンネルを潜ると言うことに慣れさせていきましょう。

 

トレーニングは徐々に時間をかけて行いましょう

 

 

くれぐれも愛犬のレベルを考え、無理な高さのハードルを越えさせないようにすることが重要です。

その場はハードルを越えられても、飛び出しや着地の際に、必ず体に無理がかかっているはずです。

 

怪我をしてしまっては、せっかくのトレーニングも何の意味もなくなってしまいます。

まずは一番低い高さから、徐々に時間をかけてトレーニングを積むことが何よりも大事なのです。

 

 


8. アジリティの道具について知りたい!

 

アジリティを始める際には、ドッグランや訓練所などに行ってトレーニングを行うのが一番の上達の近道となります。

しかし、中にはちょっと体験する程度でもいいという方もいらっしゃるでしょう。

 

そんな場合にも、自宅でトレーニングを積みたいという方にもオススメなのが下記の製品。

自宅内でトレーニングを行える製品もあれば、持ち運びができるアジリティグッズもありますので、参考にしてみてください。

 

◎持ち運びにも便利なハードル

 

 

メーカー名:AG-gear
商品名:ドッグアジリティ ジャンプバー 障害物 自立・組立式 どこでも設置 軽量 2.1kg 持運びキャリーバッグ付き
参考価格:8,980円

 

初めてのハードルトレーニングにも最適な、持ち運び可能なハードル。

しっかりと設置することもでき、簡易的に持ち運ぶことも出来ますので、場所を選ばずハードルトレーニングが行えます。

 

こうしたハードルの製品には、柱と一体になっているタイプもありますので、失敗してしまった時にも怪我を負うリスクは高くなります。

こちらの商品に関しては、失敗してもハードルはすぐに外れる構造になっているので、愛犬の怪我の心配も少なくて済むでしょう。

 

◎初めてのトンネルトレーニングに

 

 

メーカー名:ROSEWOOD
商品名:スモールドッグトンネル
参考価格:6,042円

 

屋内でも屋外でもOKなトンネル。

簡易的な作りですので、トレーニングにも最適です。

初めてのトンネルトレーニングにも適したサイズですのでおすすめです。

 

◎アジリティのトレーニングはここから

 

 

メーカー名:アウトワードハウンド社
商品名:ドッグアジリティ ジップ&ズームインドアアジリティキット
参考価格:5,265円(定価:8,500円)

 

家の中でも手軽にアジリティが楽しめる、簡易アジリティキット。

公園に行ってアジリティを行う程でもないけど、ちょっと挑戦してみたいなという方にもおすすめの商品ではないでしょうか。

愛犬の意外な才能に気がつくことも出来るかもしれません。

 

◎自宅でもシーソートレーニングが可能

 

 

メーカー名:TRIXIE
商品名:ドッグアクティビティアジリティシーソー
参考価格:29,800円

 

上級者向けとなりますが、ご紹介程度にシーソーです。

ドッグランなどにも設置されているところもありますが、こうして販売されているのもあります。

こんなシーソーを置ける裏庭があれば、うらやましいですが、くれぐれも愛犬のレベルに合わせて、無理をしないようにしましょう。

 

 

次のページでは、アジリティを行うことで起きる「怪我」について解説していきます。

激しい運動を伴うアジリティでは、どうしても怪我というリスクもつきもの。

そんなリスクに対して気を付けられることはあるのでしょうか。


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