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ベタの種類、色、飼い方






1人暮らしだと毎日エサをあげられなかったり、温度管理が難しかったりでペットを飼うのは難しい…。
そういった理由でペットを飼いたくても諦めている方は多いのではないでしょうか。

そんな方でも飼いやすいペットは意外に多くあります。

その中でも今回は、「生きたインテリア」、「コップで飼える熱帯魚」としても知られている熱帯魚、ベタを紹介します。
優雅なヒレと鮮やかな色を併せ持つおしゃれで魅力溢れる魚です。

これを機にベタライフを始めてみてはいかがでしょうか。

はじめに

 

ベタ

 

観賞魚の中でも、特に美しさが際立つ「ベタ」。

その優雅な外見からは想像できない、個性豊かな癒しの魚としても人気です。

ペットとしてもインテリアとしても人気な魚です。

そのベタについて以下の流れで紹介していきます。

 

ベタとは

  • どういった魚なのか

  • ペットとしての利点は

ベタの飼育方法

  • 用意するもの

  • 飼い方と注意点

 

では早速見ていきましょう!!

 

 

ベタとは  ~そもそもベタってどんな魚??~

 

ベタ

 

正式名称は「ベタ・スプレンデンス」。アナバス科の魚で、タイのメコン川流域原産の熱帯魚です。

体長は4~12cmで一般的には、6~7cmが多く、種類によっても変わります。

元々オスが縄張りを持つ種で、縄張り内に入る他個体を威嚇、攻撃する性質があります。

飼育下でも、オス同士を混泳させると喧嘩を始め、どちらかが死ぬまで戦うという習性から、「闘魚」とも呼ばれています。

現在ペットショップやホームセンターで1番よく売られている一般的なベタは「トラディショナルベタ」といい、野生種の品種改良のベタです。

「トラベタ」、「並ベタ」とも呼ばれ、価格も求めやすい安価で販売されています。

見た目が美しいことからコンテストも行われています。

 

 


ベタとは  ~ペットとしてのベタのメリットは?~

 

 

①小さい水槽や容器でも飼うことができる

②エアーポンプが不要

③温度管理がしやすい

④家を空けなければならないときでも安心

⑤コストを抑えられる

⑥人懐っこい

⑦初心者、上級者それぞれの楽しみ方がある

⑧観賞魚としての色合いと種類の豊富さ

 

上記8点が挙げられます!

一つ一つ解説していきます。

 

①小さい水槽や、容器で飼うことができる

 

「コップで飼える熱帯魚」 と言われるほどですから、大きい水槽は必要ありません。

ただ、コップサイズはあくまで「飼うことは不可能ではない」レベルですので、あまりにも小さすぎる容器は、おすすめしません。

なぜかと言うと、水質が悪化しやすく、水をかなり頻繁に換えないといけなくなるため初心者には難しいです。

2リットル前後の容量のサイズであれば、飼いやすくて良いと思われます。

水質の安定、水温の安定という面では7リットルはある方が良く、30cm水槽(16リットル)が理想とはされています。

しかし、気性の荒いベタは基本的に1匹で飼うので、水槽が大きすぎると寂しくなってしまいます。

 

②エアーポンプ(ろ過機)が不要

 

一般的に魚を飼うとき、多くはエアーポンプが必要となります。

魚が生きるために必要な酸素を供給するためです。

しかし、 ベタはエアーポンプがなくても大丈夫です。

エラの上皮が変形した 「ラビリンス器官(迷宮器官 という補助的な呼吸器官を持っており、口を空気中に出して酸素を直接取り込む肺呼吸ができます。

 

ベタの場合、普通の魚のようにエラ呼吸もできるので、2通りの呼吸ができます。

呼吸の60%はラビリンス器官でしています。

これが、エアーポンプがなく、水中に酸素が少ない環境でも生息できる理由です。

むしろ、ベタは強い水流を苦手としているので、水流を作ってしまうエアーポンプは入れない方が望ましいです。

 

③温度管理がしやすい

 

魚に限らず、1人暮らしの人がペットを飼うとき、 最もネックとなる条件の1つが温度管理 です。

飼いたいペットが、真夏や真冬はエアコンをつけっぱなしにしないといけなくて、飼うことを断念したというのはよくある話です。

しかし、ベタなら大丈夫です!

ベタは熱帯魚なので、適した水温は 24~28℃ とされています(20~30℃であれば死ぬことはありません)。

真夏で留守にするときでも、直射日光の当たらない1番涼しい場所に置いておけば基本的には大丈夫です(屋内であれば、条件によっては必ずしも大丈夫とは言い切れませんが)。

もしどうしても涼しい場所がなかった場合、水槽用の冷却ファンもあるので大丈夫です。

 

熱帯魚だし真夏はなんとかなりそうだけど、逆に真冬は即アウトじゃないの…?当然そう思いますよね。

真冬で何も処置をせずに20℃以上の水温をキープするのは厳しいですよね。

もし水温を少しだけ上げる程度で良いならば、水槽と水槽台との間に 断熱材 を敷くという手があります。

断熱材は主に建物に使用されている素材です。

熱の伝導や放射を防ぐので、水槽の底面からの放熱対策として使用することができます。

この方法で放熱を3割も減らすことができます。

これは、発砲スチロールでも代用は可能です。

その場合、水槽が不安定にならない素材のものを選びましょう。

 

しかし、真冬となるとそれだけでは対応しきれないと思います。

そういうときは、水槽用のヒーターを使いましょう。

ヒーターを使えば適度な水温を一定に保つことができます。

 

しかもベタの水槽のサイズであれば、写真のように小さなヒーターで良いのでコストを抑えられます。

水槽の下に敷くパネルタイプのヒーターはおすすめです。

これで水温の問題はクリアです。

 

④家を空けなければならないときも安心

 

ベタは丈夫な魚なので、 水質の悪化に強く 、エサも1週間ぐらいならやらなくても死にません。

2週間やらなくても死ななかったという例もあります。

しかし、しばらく家を空けるからといって、何日分もエサを与えるのはやめましょう。

水質が悪化しますし、食べすぎは消化不良を起こします。

命を預かって育てている訳ですので、できるだけ毎日世話してあげたいところですね。

 

⑤コストを抑えられる

 

ベタは経済的な面でも飼いやすい魚です。

まず、ベタの生体の値段ですが、これは種類によってまちまちです。

安いものだと 200円 とかで売っています。高いものだと20000円をこえるものもありますけど…!

 

次に設備投資ですが、最低限必要なものは、水槽とカルキ抜きとエサです。

もちろんこれも、こだわって手をかけて育てようと思えば必要なものはもっと増えます。

水槽は、ベタ用のものであれば1000円前後が一般的です。

もちろんコップで飼えると言われるほどなので水槽じゃなくても代用できる容器でも問題ありません。

100均で買ってしまえば108円で用意もできます。

これもこだわれば高いものもたくさんあります。

 

ペットショップでは一般的に、カルキ抜きが400~700円代、エサは100~500円代ぐらいのものが置いてあります。

本当に安く飼おうと思えば、1000円もかけずに飼うことができるんです。

お財布的にも初心者に易しいペットですね。

 

⑥人懐っこい

 

性格は 人懐っこく 、エサをくれる人を見るとそわそわするなど、「闘魚」という名前に反してかわいらしい面も持っています。

飼い主さんが水槽に近づくとベタが寄ってくるというのはよくあることです。

そういったかわいい一面があるところもベタの魅力の1つです。

 

⑦初心者、上級者それぞれの楽しみ方がある

 

初めてベタを飼う方にとってはただ飼うだけでも充分楽しめると思います。

しかし、ベタは、飼うだけでなく、 様々な楽しみ方 があります。

そこが、初心者、上級者ともに魅了されるベタの魅力です。

その楽しみ方を2つ紹介します。

 

まず、 インテリアとしてのベタ です。

「生きたインテリア」とも言われるように、ベタをペットとしてだけでなく、インテリアとして楽しむ方もいます。

上でも説明したように、ベタは少ない水量でも飼育可能ですので、大掛かりな水槽を必ずしも必要とはしません。

そのため、ベタを入れる容器も置く場所もバリエーションが増えます。

 

次に、 作品としてのベタ です。

水質、エサ、育て方をこだわることで、普通に飼育させるよりもヒレを綺麗に保ったり、さらに鮮やかにすることも可能です。

それについては、後ほど飼育の仕方で解説します。

 

そのようにして、ベタの美に磨きをかけてコンテストに出場させるブリーダーの方もいます。

日本でもコンテストは行われています。

 

また、好きな固体同士を交配させ、自分好みの種、デザインのベタを繁殖させるということもできます。

思い通りにいかないことも多く、簡単ではないですが。

上級者になると、ベタの飼育にかなりのこだわりが見られます。

 

⑦観賞魚としての色合いと種類の豊富さ

 

 

これに関しては、各項目で挙げている画像を見ていただいただけでも様々な色合い、種類があるということはなんとなくは分かっていただけたと思います。

ここでベタの種類を紹介していきます。

 

①ワイルドベタ

 

 

一般的な流通している多くのベタは人工的に品種改良したベタのことを指しています。

それに対して、人の手を加えられていない野生のベタのことを 「ワイルドベタ」 と言います。

ワイルドベタは 短いヒレと控えめな体色 が特徴的な、野性的な魅力のあるベタです。

性格もおとなし目です。

 

雌雄のペアであれば一緒に飼うことも問題ありません。

ワイルドベタの中だけでも種類は多く、 50種類以上 あると言われています。

その種類によって体色や大きさにかなり差があり、大きなものですと全長10㎝にもなる種類もいます。

近年、ワイルドベタの数が減ってきているため、値段は比較的高くなっています。

安い種でも4000円ほどし、高いものは30000円を超えます。

 

②トラディショナルベタ

 

 

1番有名で広く知られている一般的なベタ です。

原種のワイルドベタをタイやカンボジアで観賞用に品種改良したもので、ヒレがスラっと長いことが特徴です。

品種改良した種とは言え、100年以上の歴史を持っています。

ベタの中で 最も流通量が多く 最も安価な種類で 、数百円で買うことができます。

 

カラーパターンも豊富です。

特に赤や青といった 単色の完成度が非常に高く なっています。

 

ワイルドベタと比べて、非常に気性が荒く、雄同士を混泳させるとどちらかが死ぬまで闘うと言われています。

トラディショナルベタは他種のベタと比べて 身体が非常に丈夫 であることも特徴の1つです。

コップなど水量が少なく、水質が変化しやすい環境でも飼うことができるとされているのがトラディショナルベタです。

トラディショナルベタは最も安価かつ丈夫なため、 初心者におすすめ のベタです。

尾ビレは大きく分けて、 ベールテール型 スペード型 がいます。

ベールテール型は尾ビレがスラっと長くなっており、スペード型は尾ビレがスペードの形になっています。

 

③プラカット(プラガット)

 

 

現地語でプラ(魚)、カット(噛む)と呼ばれ、 闘魚に用いるため に長年改良されてきた品種です。

別名 「ショートベタ」 とも呼ばれています。

鑑賞よりも闘争本能を重視 し、品種改良によってさらに強いものにした種です。

他の品種のベタと争うと、圧倒することが多いとされています。

その闘争性から地域によっては賭けの対象にされています。

比較的ワイルドベタに形が似ています。

 

全体的に ひれが短い のですが、尾ビレはハーフムーン(後ほど紹介します)同様180度に展開し、尻ビレの先が伸長します。

体高があるがっちりした体型で、野性味あふれるフォルムと豊かな色彩が魅力的です。

そういった観点からショーベタに分類されていることもあります。

値段は比較的高く、6000円~15000円が一般的です。

 

④ショーベタ

 

 

名前のとおり 「ショー(コンテスト)に出すベタ」 という意味を持ち、 見た目の魅力を重視 して改良されたベタです。

トラディショナル・ベタよりさらに 観賞価値を上げた タイプです。

ヒレが命のため少しキズがいけば観賞価値はガクっと下がってしまいます。

具体的には、 ハーフムーン、クラウンテール の品種および、それらから派生したタイプのベタことを主に指しています。

品質の高い、色彩や形質において系統的に作出されています。

 

観賞魚としての美しさから、トラディショナルベタに次いでペットショップでよく見るベタです。

安いものでは1000円代、高いものだと10000円を超えます。

ショーベタの中でもさらに種類がたくさんありますが、基本的に ヒレの形で分類 されています。

ショーベタは観賞魚としてメジャーであるため、さらに細かく見ていきます。

 

ハーフムーン

ダブルテール

フルムーン

スーパーデルタ

クラウンテール

キングテール

ハーフサン

ダンボ

ジャイアント

 

この9種類を紹介していきます。

 

ハーフムーン

 

 

名前のとおり、まるで 半月のように尾ビレが180度に展開 するショーベタです。

ショーベタの中でも最もスタンダードなタイプと言えます。

 

ダブルテール

 

ベタ ダブルテール

 

尾ビレが上下に分かれる 品種です。

他の種類と比較して、 背ビレが大きい ことも特徴です。

 

フルムーン

 

ハーフムーンとダブルテールを掛け合わせた種をフルムーンと呼びます。

ハーフムーンよりもさらに 各ヒレが大きく、ヒレの展開範囲も広い ことが特徴です。

ヒレが満月のような弧を描くことからフルムーンと呼ばれています。

 

スーパーデルタ

 

 

尾ビレの開度が120~180度未満の個体 です。

カラーバリエーションが多く、値段も ハーフムーンより安価 なことが多くなっており、求めやすさから人気が高い品種です。

 

クラウンテール

 

 

タイや海外では大変人気で日本国内でも一般的になりつつある種です。

各ヒレの軟条(レイ)が突出して伸長したタイプ です。

先端だけが分岐するようなコームテールから発展した品種と言われています。

ヒレを開いた様が、王冠(CROWN)に見えることから、この名がつきました。

軟条の先端が3つに分かれる個体など、軟条の裂け具合にはバリエーションが見られます。

深く切れ込んだものほど評価が高く人気ですが、切り込みが深いと展開が悪くなる傾向にあります。

 

キングテール

 

クラウンテールの中でも、軟条(レイ)が枝毛のようにYの字に分岐し、 ヒレ先で交差しているタイプ です。

 

ハーフサン

 

クラウンテールの軟条(レイ)が通常より細く、本数も多くなるよう改良された品種です。

ハーフムーンとダブルテールとクラウンテールをかけあわせています。

流通量が非常に少なく珍しい タイプです。

 

ダンボ

 

2010年に登場した種です。

胸のヒレが象の耳のように大きく成長するタイプ です。

ディズニー映画『空飛ぶゾウ ダンボ』から命名されたものです。

最初に登場したのはプラカットで、現在はハーフムーンにもこのダンボが移行されています。

プラカットにおいては順次さまざまなカラー品種が作出されてきています。

また 良質のダンボはますます胸ビレが大きく豊か になってきています。

その大きな胸ヒレをヒラヒラと動かして泳ぐ姿が非常にかわいいと評判です。

今後ますますバリエーションが増えていく種であると言えるでしょう。

 

ジャイアント

 

 

大型になるショーベタ です。

オスの成魚では10cmを軽く超える美しさと迫力を併せ持つ人気の改良品種です。

今までの最大の個体は、体長18センチにも達したとされています。

従来の「小さく美しい魚」というベタの概念をくつがえし、 圧倒的な存在感 を我々に見せてくれます。

しかし、ただ単に大きいだけでなく、色彩的にも美しい品種が続々と誕生しています。

 

 

以上、長くなりましたが、これで何となくでも種類は分かっていただけたと思います。

これらの種類がそれぞれ掛け合わされてさらに個性豊かになっていくので様々なベタがいます。

しかし、実際にペットショップのベタのコーナーに行くと、カタカナが長々と書かれていて、訳が分からなくなったということが起きると思います。

もし、そうなってもこれだけ覚えておけば大丈夫です!

商品のベタの名前には主に 種類、ヒレの形、色 を書いています。

 

例として名前の所に、「ベタ ハーフムーン プラカット ブラックドラゴン」と書かれたベタがいるとします。

このベタの場合だと、種類はプラカット、ヒレの形はハーフムーン、色はブラックドラゴンということになります。

このように、1つ1つ丁寧に見ていけば、どういうベタかよく分かります。

それでも分からなかったら店員さんに聞いてみましょう。

 

 

次のページからは、いよいよベタの飼育について説明していきます!


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