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突然ですが、あなたは自分の愛犬の「人間の年齢に換算した」年齢を把握していますか?
この質問に対してすぐに答えられる人もいれば、反対に答えられない人もいるかと思います。
ここですぐに答えることが出来た人は「愛犬についてよく理解している」といえます。
反対に自分の愛犬の年齢をすぐに言えなかった人であれば、今回の記事で自分の愛犬の年齢を把握することをオススメします。
しかし、すぐに愛犬の年齢を言えなかったからといって、自分を責める必要もありません。
なぜなら、多くの人は自分の愛犬のサイズや犬種を踏まえた年齢を把握していない場合が多いからです。
そこには愛犬の年齢をアバウトでしか把握していない人もいれば、愛犬の年齢をほとんど把握していない人もいます。
必ずしも愛犬の年齢を把握しなければいけないわけではありませんが、把握することによるメリットはあるので、今回の記事で愛犬の年齢を把握してみてください。
「人間」と「犬」では同じ歳月を過ごしたとしても、同じ年齢にはなりません。
これは、人間の寿命と 犬の寿命 が異なるからであり、たとえ同じ一年を過ごしたとしても犬にとってはその一年が数年にも相当するのからなのです。
従って、愛犬が生まれて一年が経過したとしても、その愛犬の年齢は「一歳」とはならないのです。
犬の年齢は大きさによっても違ってきます。
厳密には犬種によって異なりますが、大きく分けた時に「小型犬」「中型犬」「大型犬」と大別することができます。
その犬の大きさによって年齢を算出することができます。
それでは、犬の年齢をみていきましょう。
最初に生まれてから2年までの年齢を算出します。
小型犬であれば「1年で12.5歳」になり、「2年で25歳」に成長します。
その後、1年単位で下記の年数を足していくことで大体の犬の年齢が分かります。
チワワ 4.87歳
パグ 5.95歳
ミニチュアダックスフンド 4.32歳
シーズー 4.78歳
ミニチュアシュナウザー 5.46歳
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア 4.96歳
例えば、チワワが生まれてから4年飼っているとします。
その時の年齢は、25歳(2年)+4.87歳(1年)+4.87歳(1年)=34.74歳
従って、チワワは人間の年齢に換算すると約35歳になるのです。
最初に生まれてから2年までの年齢を算出します。
中型犬であれば「1年で10.5歳」になり、「2年で21歳」に成長します。
その後、1年単位で下記の年数を足していくことで犬の年齢が分かります。
フレンチブルドック 7.65歳
ビーグル 5.20歳
イングリッシュ・コッカー・スパニエル 5.46歳
ウィペット 5.30歳
例えば、フレンチブルドックが生まれてから4年飼っているとします。
その時の年齢は、21歳(2年)+7.65(1年)+7.65歳(1年)=36.30歳
従って、フレンチブルドックは人間の年齢に換算すると約36歳になるのです。
最初に生まれてから2年までの年齢を算出します。
大型犬であれば「1年で9歳」になり、「2年で18歳」に成長します。
その後、1年単位で下記の年数を足していくことで犬の年齢が分かります。
ラブラドールレトリーバー 5.74歳
ゴールデンレトリーバー 5.74歳
ジャーマン・シェパードドッグ 7.84歳
ボクサー 8.90歳
ブルドック 13.42歳
ブル・テリア 5.33歳
例えば、ジャーマン・シェパードドッグが生まれてから4年飼っているとします。
その時の年齢は、18歳(2年)+7.84(1年)+7.84歳(1年)=33.68歳
従って、ジャーマン・シェパードドッグは人間の年齢に換算すると約34歳になるのです。
このように、犬の大きさによっても年老いていくスピードが違うことが分かります。
それに、生まれてから2年までの成長スピードを比べると小型犬が大型犬よりも早く成長するのです。
これは、大型犬に比べて小型犬の方が骨格が小さいので、その分骨格を形成する時間も短いことが影響しています。
大型犬になるほど、ゆっくり成長していき早く老いていく特徴があるのです。
犬種によっても「大人」になるタイミングはことなりますが、およそ1年6ヵ月ほどで犬は大人になります。
この「大人」とは、成犬のことではなく人間に置き換えた場合の「大人」を指しており、この時期までに“ しつけ ”をしておくといいでしょう。
なぜなら、成長するにつれて覚える時間が長くなってしまうからです。
子犬の段階は物覚えが良く、吸収スピードが早いので犬によっては手間や苦労が掛ることなく、飼い主が教えたことを覚えることになるのです。
犬の年齢を把握する利点はいくつかあります。
必ずしも把握しなければならないわけでもありませんが、把握することによって便利なこともあるのです。
ドッグフード にも子犬、成犬、シニアなど種類があり、その種類によっても栄養バランスが変わってくる為、 犬の年齢に適したドッグフード を与える必要があります。
犬の年齢を把握することができれば年齢に適したドッグフードを与えることができるので、健康維持や成長を促すことができます。
たとえば、シニアフードと成犬フードではカロリー面で違いがあります。
成犬に比べてシニア犬は運動量や筋力が落ちるので、その分カロリー消費も少なくなることから、ドッグフードの栄養分もカロリーが抑えられています。
しかし、犬の年齢を把握していなければ、シニアフードなのか成犬フードなのか迷ってしまい、場合によっては本来の対象とは異なるドッグフードを与えてしまうことになりかねません。
そうなると、犬の肥満や病気に繋がる恐れがあるので、犬の年齢を把握することは大切といえるでしょう。
犬の年齢を把握することで、犬との付き合い方が分かるようになります。
例えば、生後3か月にはワクチン接種、生後6か月には精神的に不安定になる、などです。
このように犬の年齢を把握することによって、適切な処置や対応、しつけに適した時期、成熟期、高齢期を認識することができるので、その段階に見合った対応をすることができるようになるのです。
犬も人間と同じで高齢期に差し掛かると病気のリスクが上昇するので、年齢を把握することによって健康診断、肥満予防など対策やケアを施すことができるのです。
誰しもが、「できことならいつまでも愛犬と一緒に居たい」と思うはずです。
しかし、犬にも寿命があるので“いつまでも”とはいかないのが現実です。
その寿命は平均して12歳~15歳といわれており、人間の年齢に換算すると70歳あたりになります。
ところが、世界に目を向けてみるとその平均よりも大幅に長生きした犬がいるのです。
その犬はオーストラリアン・ケルピーの「マギー」という犬になります。
2015年11月にウィークリータイムズが世界最高齢の犬としてマギーを取り上げたのがキッカケとなり、世界的に注目を集めました。
年齢としては推定で29歳~30歳となり、人間の年齢に換算すると約200歳あたりになるのです。
ただ、マギーの出生に関わる書類ができておらず年齢を証明することができなかったので『ギネス記録』とはなりませんでした。
それでも、マギーは長い年月を飼い主に愛され続けていたことには変わりありません。
愛犬の年齢を把握することで、今後の対応や対策を事前に予測することができます。
環境省も「ペットを飼う前には自身の年齢とペットの寿命を考えるように」としているので、このことからも犬の年齢や寿命を把握する必要性が高いことが分かります。
犬の年齢や愛犬の年齢を把握することで新しい考え方や付き合い方ができるようになるので、是非犬の年齢や愛犬の年齢について考えてみてください。
公開日 : 2017/08/02