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Bernese Moutain Dog バーニーズマウンテンドッグ
犬を飼いたいと思うきっかけは人によって色々あります。
子どもの頃から飼っていたから、一人暮らしが寂しいから、一緒に運動がしたい、新しい家族が欲しいなど人それぞれ。
そんな時、あなたにあった犬って一体どんな犬なのか、どんな種類なのか、どんな性格の子が良いのか、たくさんいる種類の中から犬を選ぶのは至難の業。
室内で飼う、室外で飼う、どちらにしてもまずあなたの生活スタイルを振り返ってみながら、あなたにあった犬の選び方をみてみましょう。
新しい家族が増えると、それだけ手をかける時間も増えてきます。
散歩に連れて行く、決まった時間にご飯をあげる、ブラッシングやスキンシップ、仔犬から飼えばしつけの時間など、一仕事になります。
新しい家族を迎える前に、まず「相手の事」を把握しておけば、いいパートナー、よき理解者、家族としていい関係が築ける事間違いなし!
犬の性格、お手入れにかかる時間、しつけのしやすさ、かかりやすい病気、無駄吠えしないか、臭いなども頭に入れておきましょう。
選び方は様々。
まずはマンション、アパート、団地など限られた場所、室内で飼う犬のポイントを解説します。
また結局どれを選んだらいいのかわからないといった方のためにおすすめの犬種もご紹介します。
マンションやアパート、団地など限られた空間で犬を飼いたいと思った時・・・
注意すべき点を考慮していけば、選び方もわかりやすくなります。
まずは小型犬を中心に犬の選び方のポイントご紹介します。
壁一枚を挟んで隣に誰かが住んでいるので、近隣の人の迷惑にならないような犬を選ぶ事はとても大事です。
悪臭がするからと苦情を受けるのも大変ですし、吠えすぎてうるさいと問題になっても後々困ってしまいます。
運動量が少ないとストレスが溜まって、吠えてしまうワンちゃんもいます。
犬が持つ臭いを大きく分けると、「口臭」「排泄物」「体臭」になります。このうちご近所周りを気にしないといけないのは排泄物の臭いと体臭です。
まずは排泄物ですが、トイレエリアを頻繁に掃除する事で、臭いがお隣さんに届く前に処理を済ませましょう。
また、犬の体臭の主な原因は体全身に分布しているアポクリン汗腺にあります。
これは人間のわきの下など限られた部分にもあり、脂肪分が高いどろっとした汗が分泌されます。
この汗が酸化したり、細菌によって分解される事によってあの犬独特の臭いがでるというわけです。
ちなみに、犬の肉球にあるのはエクリン汗腺といい、私達人間が運動した後などにかくさらっとした汗で、体温調節の為の汗を分泌する場所となっています。
体温調節の主な方法は、パンティング(走った後に良く見られるハァハァという呼吸)をする事で唾液の蒸発によって行なわれます。
こうやって考えると、犬の行動に一つ一つはちゃんと理由があるんですね。
一般的に臭いの少ない犬の種類として共通するのは下記です。
1 シングルコートの種類
2 薄い色 (例:ブラック系よりホワイト系)
3 毛量の多い種類
一点目ですが、毛の長さではなく、毛の生え方の違いによって、シングルコートとダブルコートに分けられます。
シングルコートとはその名の通り、毛の生え方が一重構造となっており、この生え方をもつ種類は比較的臭いが少ないといわれています。
またシングルコートの種類は、その毛の特長により抜け毛が少ないという利点もあります(正確には二重構造ですが、アンダーコートの生えか替わりが無い為シングルコートと呼ばれる)。
「抜け毛が少ないから楽で良いじゃん」と思ったあなた、要注意。
本来シングルコートの犬種は、温暖な地方で改良されたものが多く、生え替わわりをしない=冬への衣替えをしないとい言うこと。
なので寒さは少し苦手なのです。寒さ対策が必要となります。
また、毛が長い種類(長毛種)だと、毛玉なども出来やすく、ブラッシングをかけて上げる必要もでてきます。
シングルコートの犬種:プードル、パピヨン、マルチーズ、シーズー、ヨークシャテリアなど
参照記事
ダブルコートは、オーバーコートという上に生えている毛の下に、アンダーコートという別の層の毛が生えている二重構造になっている被毛のことをいいます。
本来寒い地方で育つ犬種に多くみられ、冬の厳しい寒さを乗り越えるためのもので、毛が密集して生えている為保温の役割を果たすように出来ています。
季節の変わり目に抜け毛が激しいのはこのタイプの生え方に見られるものです。
「じゃあダブルコートにする」というあなた、これまた要注意。
次の季節に合わせた毛の入れ替わる換毛期(かんもうき)、毛の生え替わりの時期にしっかりブラッシングをしてあげないと、毛のつやが無くなったり、皮膚病の原因になったりします。
ダブルコートの犬種:コーギー、ポメラニアン、スピッツ、秋田犬、柴犬など
参照記事
ダブルコートはその密集した毛の生え方ゆえ、皮膚への通気性が悪いため臭いがこもりやすくなり、体臭がきつくなるということです。
こまめにシャンプーをしてあげる、ブラッシングをして臭いの元を断つのも一つです。
さらに体臭に関しては人間同様、食べる物も関係してきます。
そのため、ドッグフードの選び方にも気をつけたいものです。
時間があるなら手作りも!食材の選び方や調理の仕方しだいで犬も大喜び間違いなしですね。
健康管理もかねた手作りフードはおススメです。
ちなみに犬の毛の色が臭いに関連する?と不思議に思ったあなたへ。
一説によると、黒や茶色など色素を持った毛が伸びる時、その成長過程で栄養分を必要とします。
色素細胞が栄養を取り入れ、毛が伸びる時にアンモニアなどの不要を排出するために臭いがきつくなるといわれています。
毛の色が白い犬達はその不要物を排泄する課程がない(もしくは少ない)ため、体臭が少ないとされています。
密接した住宅地で犬を飼いたい時に気をつけたいこと、それは鳴き声です。
選び方一つで変わってくるかもしれません。
犬の無駄吠えはストレスから来る時もあるので、運動量も合わせてみていきましょう。
ストレスは人間と同じく、精神的ストレス、運動不足など不快な事が原因で積み重なります。
寂しい思いを吠える事でしか伝える事が出来ない犬。
運動不足を補う為に、吠えるという行為で体力を消耗させようとする子達。
そんな犬達のストレスをなるべく減らしてあげるのも飼い主さんの努めでもあります。
室内飼いと言えば基本的には小型犬。
しかし、元来小型犬はその体の小ささゆえに、神経質になりがちで、大きな犬を見たり大きな物事を聞いたりすると警戒心が先立ち、吠えてしまうというのが気質です。
ですが、そんな小型犬の中でも今回比較的吠えない犬の種類をご紹介!
性格の優しい大人しい犬選び、自分の生活スタイルに合った運動量を必要とする犬を選ぶ事で、ご近所トラブルもなくなります。
大人しく、躾がしやすく、賢い犬種と知られ、今では大人気の種類。
無駄吠えが少なく室内で飼う犬ランキングにはいつも上位に入ってきます。
そのサイズから、運動量も少なく済み、トイレのしつけなどもしやすくストレスを抱えにくい犬種ともいえます。
平均寿命:13~16年
体長:25cm~28cm
体重:3kg~4kg
原産国:ドイツ
毛質:長毛、やわらかめ
毛色:白、黒、アプリコット
大きさ:小型犬
艶々した被毛に覆われた知的な顔の種類。
賢くもありやんちゃな性格で、一人で何でもかんでもしてしまうので、あまり手のかからない犬。
理由が無く吠え叫ぶ事はありません。
一度ルールを学ぶとしっかりと忠実に守ってくれる頭のいい犬です。ただ、活発な性格のため余り寂しがらせると、吠える原因になります。
平均寿命:14~16年
体長:18cm~23cm
体重:2kg~3kg
原産国:イギリス
毛質:長毛、やわらかめ
毛色:ダークスチールブルー、ゴールド、シルバー
大きさ:小型犬
コウモリの羽のような耳が特徴。
とても愛想がよく人見知りしないため、友達やお客さんを迎えるのにも最適の犬。
飼い主を喜ばせるのが大好きで、大人しく抱っこされたり、そっと寄り添って座ったりと愛嬌たっぷり。その性格から、吠えかかることは滅多にありません。
平均寿命:11~12年
体長:26cm~31cm
体重:8kg~14kg
原産国:フランス
毛質:短毛
毛色:黒、クリーム、フォーン、ブラウン、タイガー
大きさ:小型犬
好きな人は大好きなくしゃがおパグ。
一見強面にみえますが、実は愛情たっぷり優しくて思いやりのある種類。
ゼーゼー音を立てて呼吸しますが、無駄吠えはしない、人と共に生活するにはもってこいの種類。
平均寿命:12~15年
体長:25cm~28cm
体重:6kg~8kg
原産国:中国
毛質:短毛
毛色:フォーン、ブラック、シルバー、アプリコット
大きさ:小型犬
好奇心は強いが支配意欲が少なく、他の犬に対して吠える事が少ない。
愛くるしいおじいさんの見た目をしたようなこの犬種は、甘えん坊で頑固。
もともとねずみを狩る作業犬だったため、勇敢で頭脳派ともいえます。そのため運動量は他の小型犬と比べて若干多目。
できれば毎日散歩に連れて行ってあげたい犬種です。
平均寿命:14年
体長:30cm~35cm
体重:4kg~8kg
原産国:ドイツ
毛質:長毛、やわらかい
毛色:黒&シルバー、白、黒
大きさ:小型犬
どうですか?
自分の生活スタイル、運動できる時間と合った犬が見つかりましたか?
続いては、スペースに余裕がある方向けにおすすめの中型~大型犬を見てみましょう。
一軒家、庭があるなど好きな時に遊べるスペースがあるのは犬にとってプラス要素です。
ここでは室外で飼うことの多い、中型犬~大型犬に関して、あなたにあった犬の選び方をご紹介します。
まず中型~大型犬を飼うに当たって、一般的に当てはまるメリット、デメリットを見ていきましょう。
毎日の散歩が必要…飼い主さんの運動不足解消にも繋がります。
温厚な犬が多い…大型犬はどっしりと構え、何事も大らかに受け入れる種類が多い。
頭がいい…理解力の高い犬種が多い。
抱きつける…抱き上げる小型犬と違い、人間の様に抱きつけるのは大型犬の醍醐味といえます。
存在感、安心感…番犬になったり、大きさゆえ精神的に安心できるという飼い主さんが多い。
毎日の散歩が必要…必ず時間を割く事が必須となります。
食費・治療費・その他の費用がかさむ…サイズが大きければ大きいほど、かかる費用は多くなります。
ライフスパンが短い…目安としては大型犬8年、中型犬12年、小型犬15年。
抜け毛・体臭…大型になるにつれ、抜け毛・体臭共に気になります。
介護が大変…体が大きいと動かすのも一苦労です。
あくまでもこれは一般例です。
中には気性の荒い犬もいれば、大きいけれど臭いの少ない犬もいます。
ただ一般的には、サイズが大きくなれば世話にかかる時間、費用、手間、体力などが増える事は言うまでもありません。
日本では小型犬が人気ですが、それでも中型~大型犬を飼いたいという人はたくさんいます。
そこで今回はたくさんいる中型犬、大型犬の中から、おすすめの犬種とその理由を挙げてみたいと思います。
小さな狩猟犬ビーグル。可愛らしい顔つきですがとてもやんちゃな性格。
じっとしているのが苦手なので、かまって欲しい、寂しがりやで甘えん坊さん。
スキンシップがたくさんしたいかたにはおすすめ。
しつけには時間がかかるので、根気よく粘り強くいきましょう。
少し頑固な所もあり、無駄吠えもすこしありあますが、仔犬のうちからしつければ大丈夫です。
平均寿命:10~13年
体長:33cm~38cm
体重:8kg~9kg
原産国:イギリス
毛質:短毛
毛色:白&黒&ブラウン、アプリコット&白、レモン
大きさ:中型犬
大型犬の中でも最も飼いやすいといわれているゴールデンレトリバーは、無駄吠えも無くしつけがしやすくとても飼いやすい犬です。
人懐っこく温厚な性格を持ち、大変賢く、私達人間の良きパートナーとしてよく選ばれる犬種です。
抜け毛の量さえ気にならなければ、家族の一員として迎え入れやすい種類です。
平均寿命:11~13年
体長:56cm~61cm
体重:29kg~34kg
原産国:イギリス
毛質:長毛、やわらかい
毛色:白、ブラウン、黒、ゴールド
大きさ:大型犬
どんな時にでも飼い主への愛情が溢れている犬種です。
その分飼い主から必要とされていたいという感情が強く、ほったらかしにされる事に大変なストレスと苦痛を感じる犬でもあります。
感受性豊かで表情もわかりやすく、何を考えているのか手に取るように分かるのが特徴。
従順で温厚ですが、元々は番犬として育てられてきたので、知らない人に会わせるときは注意しましょう。
平均寿命:9~11年
体長:66cm~70cm
体重:36kg~48kg
原産国:スイス
毛質:長毛
毛色:黒&白&ブラウン
大きさ:大型犬
胴長短足で、かわいい顔立ちが特徴のイギリス原産のコーギー。
もともと牧羊犬として家畜を引率する為に吠える事を学ばされた為、無駄吠えが気になるところです。
ですが、賢さも兼ね備えているため、しつけもしやすく、物覚えが早いのがコーギーのいいところです。
無駄吠えを止めさせるためのしつけだけをきちんとこなせば、いい事と悪い事を学んでくれます。
とっても好奇心旺盛でやんちゃですが、優しい性格をしているので他のペットとも友達になりやすいのも特徴です。
平均寿命:12~14年
体長:25.5cm~32cm
体重:11kg~17kg
原産国:イギリス
毛質:中ぐらいの長さ、かため
毛色:レッド&白、セーブル&白、黒&ブラウン&白、フォーン
大きさ:中型犬
世界でも飼育頭数が多い人気の種類。
その性格や優しく穏やか、子どもや他の動物とも仲良くなれ、学習力の高さから、介助犬や盲導犬として活躍しています。
大人しく優しさもありますが、元気いっぱいなので、家族犬としても人気があります。
主従関係をしっかりさせておけば、最高のファミリードッグにります。
平均寿命:10~12年
体長:56cm~62cm
体重:27kg~34kg
原産国:イギリス
毛質:さらっとした短毛
毛色:黒、チョコレート、イエロー
大きさ:大型犬
古くから日本各地で猟犬として活躍してきた柴犬。
その歴史上、日本の気候や住居環境には適応しやすくとても飼いやすい。
リーダーに従順で、愛嬌がありますが、怖いもの知らずで警戒心の強い種類。
頑固で神経質な性格もありますが、飼い主さんにはとてもなつく忠誠心の強い犬。
しつけがしやすく、トイレなど一度覚えると忘れないので室内で飼うにもおすすめです。
平均寿命:14~15年
体長:38.5cm~41.5cm
体重:約9kg
原産国:日本
毛質:ふわふわの短毛
毛色:黒、白、ゴマ、レッド
大きさ:中型犬
犬を飼えば、小型犬にせよ大型犬にせよ、今までの生活以上に時間を費やすのは間違いありあません。
ですが愛犬家の方々は、だからといって犬を飼わなきゃ良かった、という人はいません。
犬がいる生活は大変でもありますが、守る相手が出来た、遊ぶ相手が出来た、話しかける相手が出来た、犬による癒しを求める飼い主さんはたくさん居ます。
犬を飼うと決めた以上、最後までしっかりお世話をする事ができる犬を選びましょう。
大きくなればその分飼い主さんの体力も使います。
でもその大きさから注がれる愛情は大型犬のメリットでもあります。
犬の選び方は、慎重になりすぎるくらいでも悪いことはありません。
自分が心の底から納得できる犬を選ぶ事で、楽しいわんちゃんとのライフスタイルを築いていって下さい。
公開日 : 2016/08/13