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カエルはどんな種類がいる?ペットとしても人気のカエルの種類別の生態や飼い方を解説






※本記事には餌として虫やマウスの画像が登場するのでご注意ください。

カエルと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、どのような姿でしょうか。
日本でよく見られるアマガエルやトノサマガエルなど土着のカエルを想像する方もいれば、ベルツノガエルやヤドクガエルなど美しい色を持った外国産のカエルを想像する方もいらっしゃると思います。

どのカエルも一度ペットとして付き合ってみるとハマってしまうほど、魅力的な個体ばかりです。
今回はそんな愛すべきカエルたちの生態や、ペットとしての飼い方、飼育に必要なグッズ等を解説します。

【目次】カエルはどんな種類がいる?ペットとしても人気のカエルの種類別の生態や飼い方を解説

 

ペットとしても人気の高いカエル

日本のカエル

・アマガエル

・トノサマガエル

・ヒキガエル

外国のカエル

・ベルツノガエル

・クランウェルツノガエル

・アマゾンツノガエル

・ヤドクガエル

・アメフクラガエル

カエルを飼育する際のおすすめグッズ

カエルの水槽

・ツノガエルの水槽

・半地中性カエルの水槽

・ツリーフロッグの水槽

カエルの床材

・ミズゴケ

・フロッグソイル(土類)

・ウールマット

カエルの飼育に用いるヒーター

レイアウト(流木、植物)

カエルの餌

・コオロギ

・レッドローチ

・ショウジョウバエ

・ミルワーム

・魚(メダカ、金魚、グッピー)

・ピンクマウス

・パックマンフード

カエルを飼育する際の注意点

最後に

 

 


ペットとしても人気の高いカエル

 

AMAGAERU

 

近年の 爬虫類 ブームにより、ペットショップなどでも以前はあまり見ることのなかったカエルの姿を見かけることも多くなってきたのではないでしょうか。

慣れてしまえば飼育にさほど手間がかからず、またくりくりとした瞳で可愛らしいカエルは、日々を癒してくれるペットとしても最適な生き物です。

 

カエルの種類によっては水槽内のレイアウトの配置を楽しむこともできます。

今回は日本に住むカエル(勿論ペットにもできます!)とペットショップや爬虫類専門店などで購入できる外国産のカエルに焦点を当てて、生態とその飼い方について説明させて頂こうと思います。

カエルを飼育する際のおすすめアイテムの紹介もしていきますので、水槽や床材選びに迷っている方の参考になれば幸いです。

 

 

日本のカエル

 

田んぼに水が張られる季節になると、水や餌を求めてやってきたカエル達の声を聴くことができます。

勿論カエルは田んぼのみに生息しているわけではなく、森の中や湖、川の近くだけではなくなんと家の庭に住んでいることだってあるのです。

小さな体が可愛らしい アマガエル は、庭の草木の上などでその姿を見かけることも多いカエルの代表格です。

日本には固有種も含めて何種類ものカエルが生息していますが、今回はその中でも飼育が容易なカエルに視点を当てて解説していきます。

 

・アマガエル

 

AMAGAERU

 

繁殖期でなくとも雨が降ると鳴くことから「雨蛙」と名前がつけられています。

都市部で見かけることは少ないですが、日本各地でその姿を見ることができるカエルと言っても良いでしょう。

黄色味を帯びた体色と親指の先ほどしかない大きさが特徴です。

 

吸盤は ヤモリ のように非常に吸着力が高く、ガラス窓などにも張り付くことができます。

そうした機動性の高さとあちこちの隙間に入ることのできる体の小ささから、ある程度水分があり羽虫などの餌が存在する場所であれば発見することは簡単です。

SNSでは夜の自動販売機に集まる虫を求めて、お釣りのレバーのわずかな幅に身を潜めている姿も確認されています。

 

人に対して怯えることがなく、捕まえるのが簡単なカエルとしても有名です。

雨の前日や雨が降っている日などは活発に行動をし、オスは喉を大きく膨らませて「クエックエックエッ」と小刻みに鳴きます。

 

木の上などでも活動することから、飼育できるカエルのジャンルとしては「ツリーフロッグ」に分類されるカエルになります。

そのため、飼育するにあたってはビバリウムとまではいかなくとも、カエルが運動をするための木や身を隠すための植物が必要です。

また、大きくても親指程度と小さなカエルであるため、餌も羽無しのショウジョウバエやSサイズ程度の コオロギ などを与える必要があります。

湿気はある程度必要ですが、高温多湿を必要とするわけではないので、水場からの自然蒸発や霧吹きなどで十分です。

 

・トノサマガエル

 

TONOSAMA

 

茶色の斑点が散らばった体に、鮮やかな二本の緑色の線が入っている中型のカエルです。

庭先などで見ることは非常に稀で、主に田んぼや湖、流れが緩やかな河川などに生息しています。

 

アマガエルと違って吸盤がなく、そのためあちこちに移動するという機動性はあまりよくありません。

しかしその動きは俊敏で、水辺でトノサマガエルを見つけても、素手で捕獲することは中々難しいです。

足の力が強く、素早く水中を泳いで逃げ去ってしまいます。

 

4~6月頃になると田んぼで「ケロロロッケロロロッ」と聞こえる声はトノサマガエルの鳴き声です。

人の気配に敏感なため、中々近づいてその様子を見ることは難しいのですが、両頬を上手に膨らませて鳴いている姿を見ることができます。

 

残念なことに年々その個体数は減り、現在日本では準絶滅危惧に設定されています。

そうした面からも、野生の個体を捕まえてペットとして飼育することはあまりお勧めしません。

 

水に依存して生活するカエルであるため、飼育に当たってはアクアテラリウムが必要となります。

常に水に浸かって生活をしているわけではないので、水場と陸地は分けておきましょう。

こちらも餌としてコオロギを食べてくれます。

栄養のバランスを考えてカルシウム剤を振りかけてみたり、餌に飽きないように時折好物である芋虫などを与えてみることも必要です。

 

・ヒキガエル

 

HIKIGAERU

 

外来種としてウシガエルもおりますが、 ヒキガエル は日本に生息するカエルとしては最大と言ってもいいカエルです。

ヒキガエルはトノサマガエルのように水に依存した生態ではないので、こちらもアマガエルのように庭先で見かける可能性のあるカエルです。

外傷の薬と言われている「ガマの油」はヒキガエルから分泌されたものを使っていると言われていますが、実際にはヒキガエルが分泌する体液には毒があるため、薬として使われているのは植物のガマや馬油が使われているそうです。

しかし、ヒキガエルの耳下腺分泌物に薬効があることは確かで、それはガマの油とは別に「蟾酥」とよばれ、抗炎症などに使用されています。

 

ちなみにヒキガエルは、その体に似合わない可愛らしい声で小さく「クアックアックアッ」と小刻みに鳴きます。

童謡「カエルの歌」の歌詞にでてくる「ケッケッケッケッ、ケロケロケロケロ、クアックアックアッ」は日本に住むメジャーなカエルの鳴き声なのかもしれません。

※「カエルの歌」の歌詞は地域によって違いがあるようです。

 

飼育環境としてはヒキガエルが入っても余裕がある程度の水場や隠れ家などを設置してください。

日本に住むカエルに共通することですが、ストレスを軽減するために必ず隠れ家が必要となります。

草木や植木鉢などをうまく使って、カエルが安心できるような環境を作ってあげましょう。

餌はコオロギの大き目のサイズでも食べてくれますし、栄養が豊富すぎる面もありますがミルワームも大好物です。

動く生餌のほかにも鶏肉やピンクマウスなども食べてくれます。

 

また、大型のカエルであるヒキガエルは、その体の大きさ通り尿や糞が多いです。

土を使うことで排泄物を微生物の力で分解する方式だと追いつかない場合もあるので、床材に ペットシーツ や人工芝などを使うという手もあります。

 

 


外国のカエル

 

ペットショップなどでよく見かけることのできるカエルは外国産のカエルが多いです。

とはいっても野生の個体(WC)を捕獲したものではなく、飼育下で繁殖された個体(CB)が殆どと言っても良いでしょう。

日本の自然で見かけることのないカラフルな体をもつカエルが多いことも特徴です。

今回紹介しているヤドクガエルは、ビバリウムと呼ばれる自然を切り取ったような水槽のレイアウトが必要なため初期費用が掛かりますが、その他のカエルは比較的簡単に飼育することができます。

 

・ベルツノガエル

 

 

ベルツノガエル は、ぽってりとした体とカラフルな体色を持つアフリカ産のカエルです。

名前に「角」が入っていますが角自体はあまり目立ちません。

どちらかというと、後述するアマゾンツノガエルの方がよく目立ちます。

 

待ち伏せ型のカエルなため、飼育は比較的容易で初心者向けのカエルでもあります。

床材として苔や土を使うという手もありますが、メンテナンスが大変だと感じた場合はウールマットでも問題ありません。

床材を敷かずに飼育することも可能ではありますが、吸盤がないため安定した体制を得られず、後ろ足が変形してしまう可能性があるので、なんらかの床材を敷いておくことをお勧めします。

専用のフードを高確率で食べてくれるという点でも、ツノガエルを初めて飼育する方にお勧めできると言っても良いでしょう。

 

・クランウェルツノガエル

 

 

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同じくアフリカ原産のベルツノガエルとクランウェルツノガエルは一見よく似ていますが、別種の個体です。

ベルツノガエルは明るい緑や赤などが体に入っていますが、クランウェルは茶褐色の体が多いです。

 

しかし飼育下で繁殖された個体(CB)はアルビノなどの色彩変異個体が多く、またその色が強く出た個体同士を掛け合わせることで、現在は様々な色のクランウェルツノガエルを見ることができます。

アプリコットと呼ばれているオレンジ色系統の個体や、ライムグリーンと呼ばれている淡い黄緑色をした個体が人気が高く、多く流通しています。

ファンシーツノガエルと呼ばれる、ベルツノ、クランウェル、アマゾンツノガエル間の雑種もおります。

 

・アマゾンツノガエル

 

 

名前の通り、アマゾンに生息しているカエルです。

繁殖法が確立されており、現在流通しているアマゾンツノガエルはその殆どが繁殖下の個体(CB)と言っても良いでしょう。

基本的な体色はベルツノガエルと似ていますが、目の上にベルツノガエルよりも目立つ小さな角があるのがアマゾンツノガエルの特徴です。

茶色や綺麗な薄緑色の体を持つ個体が多く、ベルツノガエルと比べると少し目が小さめです。

 

基本的な飼育に関してはベルツノガエルと変わりがありませんが、アマゾンツノガエルは少し神経質な面を持っています。

個体によってはツノガエル用のフードを食べず、生魚しか食べないという頑固さを見せることもあります。

また、急激に環境が変わったり餌が変わったりすると拒食を起こすこともあるので注意です。

そうした面では少し扱いづらいカエルといってもいいですが、待ち伏せ型の特徴と言ってもいいちょこんとした可愛らしさは抜群なカエルです。

 

・ヤドクガエル

 

ヤドクガエル

 

ツノガエル類とは違った美しさをもつ小型のカエルです。

大きくても6cm程度、小さなものでは1cm程度とアマガエル並の大きさの個体が殆どです。

 

初心者向けの ヤドクガエル としては、アイゾメヤドクガエルやキオビヤドクガエルが比較的飼育も簡単な上に、飼育下で繁殖された個体(CB)が流通していることから、毒を持つ心配もないのでお勧めです。

 

ヤドクガエル飼育に当たっては、ビバリウムと呼ばれる自然下のような水槽を作ることが必須となります。

餌もピンセットで与えることはせずに、ビバリウム内に生餌を放つという方法を取らなくてはいけませんので、ヤドクガエルのみのメンテナンスをすればいいというカエルではありません。

ビバリウムには植物や水辺なども必要ですので、そうした面では非常に手間がかかってしまうカエルですが、その手間も惜しまないと思えるような非常に美しい発色をしている個体が多く、鑑賞の点ではまさに最高と言ってもよいカエルではないでしょうか。

 

CB個体は毒を持つことはないと言われていますが、野生の個体(WC)は微毒~猛毒を持っているので素手での触れ合いは厳禁です。

餌に関しては羽のないショウジョウバエや、Sサイズのコオロギなどをビバリウムに放つことで勝手に食べてくれます。

この際、ショウジョウバエは問題がありませんがコオロギが捕食を逃れて水槽内で育ってしまうことがあります。

コオロギは一見無害に思えますが、実はその顎の力が非常に強いです。

コオロギを食べる全てのカエルに言えることなのですが、生きたコオロギを飼育容器内に放しっぱなしにしておくと顎でカエルを傷つけてしまうこともありますので、そうした場合は取り除くようにしてください。

 

・アメフクラガエル

 

 

以前テレビやSNSなどでも話題になった、一見わらび餅のような姿をした可愛らしい小型のカエルです。

「キュッキュッ」と子供用の靴のような特徴のある声で鳴きます。

への字型の口や、和菓子のような体型はとても可愛らしいのですが、少々高額なカエルです。

 

フクラガエル類は水に依存した生態ではなく、どちらかというとツノガエル類の生態に近いです。

土に深く潜って身を潜める生活なため、活発に動いて目を楽しませてくれるという生き物ではありません。

勿論水分は必須ですので、水場は用意してあげてください。

また口が非常に小さいので、こちらもショウジョウバエやSサイズのコオロギが必要となります。

 

 

カエルを飼育する際のおすすめグッズ

 

KAERU

 

カエルを飼育するにあたっては、その個体の生態に合わせた様々な飼育用品が必要です。

ツノガエルのように安価なプラスチックケースでも問題ない種類もいますが、アマガエルやヤドクガエルなどはツリーフロッグに分類されるので、大型の飼育容器を使用することになります。

ここでは紹介したカエル達にお勧めできる水槽や飼育用具などを紹介させていただきます。

 

 


カエルの水槽

 

ツノガエル、水辺と陸地を必要とするカエル、ツリーフロッグに合わせた水槽は以下の通りです。

 

・ツノガエルの水槽

 

 

ツノガエルは待ち伏せ型なため、大きな水槽は必要ありません。

そして暖かな場所で暮らしていることから秋から春の初めにかけてはヒーターが必要なことから、熱が伝わりにくいガラス製のものではなくプラスチック製のほうが良いと感じます。

ツノガエルを入れたときにきつそうだと感じない大きさであればどんなものでも飼育は可能です。

あまり大きくならない種類のツノガエルであれば100均の一番小さな水槽でも飼育できますので、カエルの体のサイズに合わせたものを使ってあげてください。

基本的に動かないため、ツノガエルが隠れる場所などは特に必要ありません。

 

・半地中性カエルの水槽

 

 

ある程度大きなサイズの水槽がお勧めです。

ガラス製でもプラスチック製でもどちらでも問題はありませんが、今回はガラス製の水槽を紹介させて頂きました。

 

広ければ広いほどカエルの運動に最適になりますし、カエルのストレスも減ります。

水槽だとあまり大きなものは値段も高くなってしまうので収納ケースを使うという手もありますが、この手のカエルは脚力が強いため、空気穴の確保と逃げられないように蓋に工夫をしなければいけないという難点もあります。

工作の手間を厭わないのであれば衣装ケースでの飼育は移動の面などでも楽です。

ただ、半透明なのでカエルを鑑賞するにはあまり向いていません。

 

・ツリーフロッグの水槽

 

 

ツリーフロッグの特徴として、カエルが三次元移動ができるような飼育環境を作り上げなければいけないことが挙げられます。

水槽の大きさは個体が大きければ広めに、小さめであればプラスチックケースのLサイズ程度で問題ないです。

ペットショップで売られている生き物で一番飼育方法が似ているのは カメレオン でしょうか。

最低限、水槽の中に流木や植物の鉢を入れて、カエルが登ったりそこに隠れられるような環境を作ってあげてください。

ツリーフロッグは小さく、臆病な個体が多いので上から手を入れると怯えてしまう場合があります。

そういった意味でもここで紹介させて頂いた爬虫類用の水槽は入り口が横についているので最適です。

他の水槽と比べると値段がお高めなのが難点です・・・。

 

また、アマガエルのようなツリーフロッグに関しては通常のプラスチックケースやガラス水槽でも問題ありませんが、ヤドクガエルの水槽は少し大掛かりなものになります。

上で紹介した水槽でなくても、ヤドクガエル用の水槽は専門のお店でビバリウム材料とセット、もしくは単体で販売されているため、ビバリウムを初めて作成する方にはそちらを購入してしまうのもありだと思います。

ビバリウムの環境はカエルにとって居心地が良い場所ですので、ヤドクガエルだけではなく全てのツリーフロッグにお勧めの飼育方法です。

 

 

カエルの床材

 

カエルを飼育する上で床材は欠かせません。

吸盤のあるカエルでしたら特に問題はないのですが、地表で暮らす吸盤のないカエルには必須といっても良いです。

こちらではカエルの飼育によく使われている床材を紹介します。

こうした床材はカエルだけではなく、 イモリ ヒョウモントカゲモドキ などの両生類や爬虫類の飼育にも使うことができます。

 

・ミズゴケ

 

 

吸水性に優れ、水槽内の湿度を保ってくれます。

ツノガエルやトノサマガエル、ヒキガエルなどはミズゴケを床材にしてあげると潜って寝ている姿を見ることができます。

園芸用としても売っているため、簡単に手に入れられる床材です。

ただ給餌の際の誤飲や、ケース内に放した昆虫が苔に隠れて食べられないまま行方不明になることもあります。

生きているミズゴケと園芸用に使われる水で戻すタイプのミズゴケがありますが、ビバリウムに使用するのでなければ園芸用のもので十分です。

浄化作用はそこまで強くなく、あくまでも気休め程度なので週に1,2度はメンテナンスをしてください。

 

・フロッグソイル(土類)

 

 

活性炭が含まれている球状の土です。

土が原材料であるためカエルが潜りやすく、身を隠すことでストレス緩和にもなるためかなりお勧めの床材です。

黒いため糞がわからないという難点もあるので、糞の放置による自家中毒を防ぎたい場合はミズゴケのほうが糞を視認しやすいと言えます。

浄化作用はそこまで高くないのでこちらも最低でも週に1度のメンテナンスが必要です。

 

フロッグソイルではなく腐葉土や黒土、ヤシガラなども床材に使用することができます。

特に腐葉土は浄化作用も高く、土に多く含まれる微生物が排泄物を分解してくれる作用があるので掃除の頻度も少なくなります・・・が、コバエやトビムシなどの微細昆虫が沸く可能性が非常に高いです。

そうした面が気になる方は無難にフロッグソイルか、もしくは黒土をお勧めします。

カエルは土がついても全く問題ありません。

 

また、カエルの特性として仕方がないことなのですが、周りの色に合わせようと体色を変えてしまう場合があります。

カエルの体色を下手に変えたくない方は使用しないほうがいいです。

 

・ウールマット

 

 

吸水性の高いスポンジ状のマットです。

こちらは主にツノガエルに使われるのですが、白くて汚れがすぐにわかるので、初めてツノガエルを飼う方はいきなり土や苔を使うのではなくウールマットでの飼育をお勧めします。

土やミズゴケは誤食の可能性がありますが、ウールマットは一切ありません。

尿は色が殆どないので判断は難しいですが、糞をしたときは一発でわかるのが魅力です。

慣れてくればどの周期で排泄をするかなども分かってきますので、土やミズゴケでの飼育に切り替えてもスムーズな飼育が可能だと思います。

 

ただ、浄化作用は皆無なので、ツノガエルは排泄物に含まれるアンモニアなどをダイレクトに吸収してしまう形になります。

自家中毒を防ぐためにも週に2回は掃除をするのがお勧めです。


 


カエルの飼育に用いるヒーター

 

 

両生類である日本のカエルは冬になると冬眠を初めてしまいます。

外国産のカエルも、寒くなってくると腸の動きが悪く消化不良になったり、凍死してしまうこともあるのです。

そのため、カエルを飼育するにあたってヒーターも必要と言っていい飼育用具でしょう。

 

基本的に水槽の下にパネルヒーターを敷き、25℃程度に床材を温めるという方式を取ります。

ここで注意しなければいけないのが、床材は温められても水槽内の空気が温められていないという点です。

その場合はヒーターを側面に張ったり、断熱材を使うと保温効果が高いです。

 

 

あまりにも床材が熱すぎるとそれはそれでカエルの体調が悪くなってしまうので、簡素なものでも構いませんので温度計を購入しておくと便利です。

上で紹介している温度計は湿度も図れるという優れものなのでお勧めです。

 

 

レイアウト(流木、植物)

 

 

主にツリーフロッグの飼育水槽に使用します。

S~Lの様々な水槽に対応した流木が流通しているので、ケースに合ったものを選んでください。

カエルが隙間に隠れられる、ゴツゴツとして上りやすいという点で最適なインテリアです。

流木にコケを生やすこともできますが、その際はメンテナンスが必要です。

 

 

植物はポトスなどの肉厚の植物、もしくはコケやシダ類を選ぶと、湿気を好むカエルの気質に合った環境を作りやすいです。

植物の育成には紫外線が必要なため、植物用紫外線ライトの導入も必要です。

 

また、植木鉢にミズゴケをしいてそこでツノガエルを飼育するという手があるのですが、ツノガエルはあまり動かないと言っても普通に移動します。

そうした飼育方法を取るのであれば、水槽内に植木鉢を入れて脱走を防ぐ方法を取ってください。

ツノガエルはツリーフロッグではないため、身軽な体型をしていません。

あまり高いところから落ちると内臓を痛めてしまう可能性があるため、植木鉢で飼育する場合は高さが低めなものを選んだほうが良いかと思われます。

 

 

※ここから先は、虫やマウスの写真が登場するのでご注意ください。

 

 


カエルの餌

 

カエルを飼育するにあたって、基本的な餌は生餌です。

ピンクマウスは冷凍ができるので維持が楽ですが、栄養が高いので与えすぎると肥満や消化不良の原因にもなります。

ツノガエルは飼育が容易なことから練り餌も販売されているので、食いつく場合はそちらを使ったほうが栄養バランスが良いです。

水槽内に放つ方式の餌やりをしない場合は割りばしやピンセットなどで餌を目の前にちらつかせてみるとよく反応して食べてくれます。

餌と間違えて噛みつかれることが多いので素手での餌やりは厳禁です。

小さな個体でも案外顎の力は強く、そこそこ痛い思いをすることになります。

 

また、カエルに毎日餌を与える必要はありません。

ヤドクガエルは毎日少量の餌を与えるべき種類もいるのですが、特にツノガエルに毎日餌を与えると肥満の原因になるだけでなく最悪死に至ることもあります。

肥満は様々な疾患の原因にもなるので、与えすぎには注意してください。

 

・コオロギ

 

 

ペットショップで高確率で販売されていることから、非常に手に入りやすい生餌です。

店頭でもS~Lサイズと大小取り揃えられている場合が多いので悩む必要もありません。

自分で増やすのが一番コストもかからないのですが、レッドローチに比べると繁殖スピードが遅く、また些細な事で全滅する場合もあります。

一度環境が整ってしまえば増やしやすい昆虫ではありますが、カエルや トカゲ を飼育しているのか、コオロギを飼育しているのかわからないと言われることもあるほどにはデリケートな生餌です。

 

しかし生体の食いつきがよく、見た目も嫌悪感を感じさせないことから人気は高いです。

飼育容器に入れっぱなしにしておくとカエルを齧ってしまい、カエルがショックを受けて拒食状態になる可能性があるので気を付けてください。

 

・レッドローチ

 

 

デビュアと並ぶ生餌として名高いゴキブリです。

巨大なダンゴ虫のようなデビュアと違って、こちらは完全にゴキブリの見た目をしているのが難点でしょうか。

しかし外殻が柔らかく、消化不良の心配が少ないことから安心して与えることのできる生餌と言っても良いと思います。

多少の環境の変化では全滅することもなく、安定した供給が可能です。

生餌の見た目に頓着しない方にはかなりお勧めの生餌となります。

こちらもカエルをかじる心配があります。

 

・ショウジョウバエ

 

 

上陸したてのカエルやツリーフロッグなどの小型のカエルにお勧めな餌です。

羽を持っているため飛んで逃げる、という所が難点ですが最近ではウィングレス(羽無し)やフライトレス(飛ぶ筋力が弱い)タイプのショウジョウバエが生体用として販売されています。

こちらで紹介しているショウジョウバエは飛ぶタイプです。

一度購入してしまえば長期的に増やせる優秀な生餌です。

 

・ミルワーム

 

 

カエルだけではなくトカゲにも人気な芋虫です。

ただ、栄養価が高いため主食にするのは厳禁です。

冷蔵庫にいれることでミルワームを冬眠状態にすることが可能なので、ストックも簡単にできます。

肥満や内臓疾患の原因にもなるので、たまにおやつとして与えるぐらいでちょうどいいと思います。

顎が頑丈なので、カエルが傷つく可能性が気になる方は頭を潰してから与えるようにしてください。

 

・魚(メダカ、金魚、グッピー)

 

 

魚はツノガエルの食いつきが非常に良いです。

特に餌に関して神経質な面があるアマゾンツノガエルの餌には最適です。

メダカ グッピー はあまり大きくならないですが、 金魚 はS~Mサイズが安く販売されているので、個体に合わせた大きさのものを選ぶことができます。

魚しか食べないからと言ってそれのみを与え続けると栄養バランスが崩れますので、練り餌を魚に食べさせてから与えるという手を取ると効果的です。

 

繁殖面に関しては、あまり期待しないほうがいいと思います。

有精卵が孵化し、稚魚となり、稚魚がある程度大きくなるまでには2か月ほどの時間がかかる上に途中で脱落する個体が多いです。

魚を繁殖させるにはそこそこの広さのスペースを必要としますので、ペットショップなどでその都度買い求める、一定数を水槽で飼育し足りなくなったら追加という方法を取った方がコストが良いと個人的に思います。

 

・ピンクマウス

 

 

見た目が見た目だけに抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、冷凍もできますし栄養が高いので餌としてはかなり優秀です。

しかしカエルは時折ピンクマウスを食べて消化不良を起こしてしまうことがあります。

原因は冷凍マウスのサイズが大きくなるにつれて生えてくる毛だと言われていますので、その面が心配な方はSサイズのピンクマウスを与えれば消化不良の心配は基本的にありません。

 

・パックマンフード

 

 

ツノガエル用に合成されている練り餌です。

栄養バランスは優れているのですが、人工飼料はお腹の中でガスが発生しやすく、与えた翌日にカエルが苦しそうに膨れ上がっているというケースもあります。

その場合はガスの発生が収まるまで餌を与えないようにしてください。

ちなみに人工飼料に食いついてくれない個体もいますし、そうした個体に無理に食べさせようとすると拒食を起こします。

生餌やピンクマウスを与えるのに抵抗がある方は、まずツノガエルを購入する前に人工飼料を問題なく食べるかどうかをお店に尋ねることをお勧めします。

 

 

カエルを飼育する際の注意点

 

カエルを飼育するときに一番気を付けてほしいのが自家中毒(排泄物に含まれるアンモニアを吸収してしまう)と、排泄物によって汚れた水からの細菌感染によって足が赤く充血するレッドレッグと呼ばれる症状です。

特に、あまり動かないツノガエルは発症する可能性が高まってしまいます。

週に1,2回水替えを行い、定期的に床材の入れ替えをすることで防げますので、一見水が汚れていないように見えてもお掃除をしてあげてください。

 

また、カエルは体表から粘液を分泌しています。

触るとひんやりぬめぬめしているのは粘液を出すことで体を守っているからです。

ヒキガエルなどは微弱ですが毒を分泌しているため、  触った後は必ず手を洗うようにしてください。

この粘液が目に入ると細菌感染症をおこしたり、最悪失明する可能性もあります。

 

 

最後に

 

こちらで紹介した以外にも、世の中には様々なカエル達が存在します。

今回紹介したカエル達は水陸どちらも必要とする種類が殆どですが、中にはほぼ水中のみで生活するカエルもいるのです。

キモカワ系といわれるバジェットガエルやアフリカツメガエルなどがその代表です。

 

この記事で紹介したツリーフロッグはアマガエルとヤドクガエルのみですが、日本産のものも外国産のものもまだまだ沢山の種類がいます。

こちらでは比較的飼育しやすく、また市場に多く流通しているカエルを紹介させて頂きました。

 

爬虫類専門店などでは普通のペットショップだと取り扱いが難しい珍しい個体も数多くいますので、もしカエルのことに興味をもってくださったら是非足を運んでみてください。

東京や大阪、名古屋などで年に何度か爬虫類関連の生体イベントも行われているため、そうした場所だともっと沢山のカエル達に出会えるチャンスがありますよ!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事がカエルについての知識を深めたい方の助けになれば幸いです。


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