logo

Top > 爬虫類 > カメレオン

カメレオンの種類や飼い方、飼育グッズ






長い舌を素早く動かして獲物を獲ったり、状況に応じて体を変色させることで有名なカメレオン。
その華麗な技は見る者を魅了するほどです。

最近では、ペットとしての人気が高まっており、親しみやすくなってきています。
じっとしてキョロキョロしている姿は見ていてかわいらしいく、爬虫類の中でもおっとりしているため癒し効果も抜群です。

今回は、カメレオンの特徴から飼いやすい種類、飼育に必要なもの、飼育の際の注意点までご紹介します。
繁殖のポイントなど、既にカメレオンを飼っている方にもお役立ちの情報もありますよ。

【目次】カメレオンの種類と飼い方

 

カメレオンとは

カメレオンの変色の秘密

カメレオンの種類

1. エボシカメレオン

2. コノハカメレオン

3. パンサーカメレオン

カメレオンの飼育方法

カメレオンの飼育に用意するもの

1. ケージ

2. 給水機

3. スポイト

4. 保温ライト、保温球

5. 紫外線ライト

6. 流木、人工枝、観葉植物

7. 霧吹き

8. エサ

カメレオンを飼育する上で気を付けるべきこと

1. カメレオンはデリケート

2. カメレオンは動いているものしかエサと認識しない

3. 温度と湿度の管理が難しい

 

 


カメレオンとは

 

カメレオン

 

カメレオンは爬虫類の仲間です。

あらゆる色に体を変色させる姿や、舌を伸ばして虫を捕る姿が有名ですよね。

一般的なカメレオンの主な生息地は、アフリカ大陸、ユーラシア大陸南西部、コモロ、スリランカで、森林に生息していることが多いです。

 

ほとんど木の上で生活しており、地上を歩行するのは上手ではありません。

尾を巻くことが可能なので、尾を木の枝に巻きつけてつかまることが出来ます。

また、両方の目をそれぞれ別個に動かすことが出来るため、周囲の状況を把握しやすくなっています。

 

エサは主に昆虫を食べますが、大型種は鳥類、哺乳類も食べます。

中には補助的に葉や果実などの植物も摂取する種もいます。

 

体を動かさずに長い舌を素早く動かし、エサを取る早業も見物。

カメレオンは、その個性的な容姿や習性からペットとしての人気も高まっています。

 

 

カメレオンの変色の秘密

 

カメレオン

 

カメレオンはご存知の通り、体を変色させることができる動物です。

もちろん何色にでもなれる訳では無く、変化できる色は、種類や個体によって様々です。

どのように変色させるかを解説する前に、なぜ変色させるかということをご紹介します。

 

カメレオンが変色するのは、周囲に同化して天敵であるヘビや鳥類から身を守るためという理由が一般的に知られていますが、それだけではありません。

他にも威嚇、ケンカ中、オスからメスへのアピール、妊娠中、気温や体調の変化など、変色する要因はたくさんあります。

 

皮膚が様々な色に変化しているように見えますが、実は、皮膚ではなく皮膚の奥に変色の秘密が隠されています。

カメレオンの皮膚には2つの層があり、この2つの層をつくっている細胞は「虹色素胞」と呼ばれています。

 

これは、変温動物における色素細胞で、運動性を有する色素胞の中の種類の1つです。

その虹色素胞の中に、「ナノ結晶」と呼ばれる物質がたくさん存在しています。

このナノ結晶が変色の鍵を握っています。

 

カメレオンの皮膚は実は透明です。

外界の光はカメレオンの皮膚を通過し、その奥のナノ結晶まで届きます。

そして、ナノ結晶が反射した光が体色として表れています。

 

それでは、どのように体色の調節を可能にしているかと言うと、ナノ結晶を自在に動かすことで、光の反射を調節し、体色を調節しています。

ちなみに、虹色素胞はメダカなど他にも持っている動物はいますが、 光の反射を調節させることができる仕組みを持っているのはカメレオンだけなのです。

 

 


カメレオンの種類

 

カメレオンにはたくさんの種類が存在します。

今回は飼育が難しいとされるカメレオンの中で、比較的飼育しやすい3種類を紹介したいと思います。

 

1. エボシカメレオン

 

カメレオン

 

エボシカメレオンはカメレオンの中で最も飼育がしやすい種だとされています。

その名の通りオスの頭部が上へ伸び、烏帽子のように見えることが特徴。

流通しているのは、ほとんど繁殖個体です。

 

生息地はアラビア半島南部のイエメン共和国やサウジアラビアの森林地帯です。

大きさはオスで最大65cm、メスは最大45cmほど。

体色はカメレオンらしく環境、体調、気分等の刺激で変化します。

基本的には緑の地色に、白や褐色の帯が縦方向に入っていることが多いです。

 

値段は成体だと1~3万円程で、ベビーだと8,000円前後で購入できます。

ベビーは成体より飼育の手間が増え、飼育難易度は高いとされています。

初心者は成体を購入することをおすすめします。

平均寿命はおよそ5~8年です。

 

一般的なカメレオンは昆虫などの動物性のエサしか食べません。

しかし、エボシカメレオンは、カメレオンの中でも珍しく「果物」や「葉」を食べることができます。

動物性のエサの方が好ましいのですが、エサの選択肢が広がるという点では、他のカメレオンと比べて飼育難易度が下がります。

 

エボシカメレオンの繁殖は比較的容易なので、生後1年が経つと産卵が可能になり、メスは妊娠すると体色が黒く変化します。

1回の産卵で20~72個の卵を地中に産みます。

卵は150~200日ほどで孵化し、1年経つと成熟した大人になります。

 

一度に産む卵が大量で、そのうえ幼体もたった1年で繁殖可能な大人になってしまうので、むやみに繁殖させると増えすぎてしまいます。

繁殖は計画的に行いましょう。

 

2. コノハカメレオン

 

 

コノハカメレオンは、成長しても体長が5cmほどにしかならない 小型のカメレオン です。

オスの方が細長い体型をしていますが、オスとメスではサイズは同じ位です。

タンザニア共和国やケニア共和国などアフリカに生息しています。

 

「スペクトラルコノハカメレオン」や「ソマリコノハカメレオン」など、体色や体の形が異なる種類も多く存在しています。

コノハカメレオンはカメレオンの中で値段がとても安価で、5,000円前後で購入することができます。

安い固体だと2,000円程で購入できます。

平均寿命は3~4年で、動物性のエサを食べます。

 

コノハカメレオンの繁殖は比較的簡単です。

成熟したオスとメスを同じケージに入れ、正しく管理していれば自然と繁殖してくれます。

一度の産卵で卵を数個産みます。

 

3. パンサーカメレオン

 

カメレオン

 

パンサーカメレオンは成長すると約40~50cm程になる種類です。

カメレオンの中でも特に人に馴れやすく丈夫な種類で、初めて飼育する方にもおすすめのカメレオンとされています。

 

マダガスカルに生息しています。

標高の高い地域に生息する固体もありますが、ほとんどは海岸近くの温暖な湿度の高い環境を好んで暮らしています。

 

産地により色々なカラーバリエーションがあるのも人気のひとつです。

最近では、日本でのブリーディング(繁殖)も盛んで、国産繁殖個体も流通しています。

 

飼育難易度はカメレオンの中では低めですが、値段が高めで安くても4万円程。

高いものでは10万円を超えることもあります。

平均寿命は6~8年です。

 

パンサーカメレオンは動物性のエサを食べます。

馴れれば手からエサを与えることもでき、舌を伸ばしてエサをキャッチする瞬間も見ごたえ十分です。

 

産卵は交尾後30~45日後に地面に穴を掘って行われます。

10~46個程、卵を産み、8~10ヵ月程で孵化します。

 

 

カメレオンの飼育方法

 

カメレオン

 

カメレオンの飼育は難易度が高いとされています。

そのため、購入前にしっかり予備知識を入れておく必要があります。

野生のカメレオンは木の上で生活する動物で、朝日が昇ったら活動開始です。

 

太陽で体を温めてからエサを探しに行き、エサを食べ、お腹が一杯になると木陰で休みます。

水分補給はスコールの雨で行います。

 

日が沈むとカメレオンの就寝の時間となります。

人工飼育のカメレオンも、基本的には同じような生活サイクルを繰り返します。

 

 


カメレオンの飼育に用意するもの

 

1. ケージ

 

コノハカメレオンだとプラケースでも飼育可能です。

エボシカメレオンやパンサーカメレオンを飼育する場合は、最低でも幅60cm×奥行60cm×高さ60cmは欲しいところです。

飼育するカメレオンの種類に応じて調節してください。

観葉植物や流木なども設置するので、広さは余裕を持って見積もっておきましょう。

また、カメレオンは木登りをする動物なので、高さもある程度必要です。

 

SANKO パンテオン ホワイト WH6035

 

 

SANKO パンテオン ホワイト WH6035の商品情報

 

参考価格:11,226円(税込)

メーカー名:SANKO

サイズ(幅X奥行X高さ):65.5×36×18.5cm

重量:9.2㎏

生産国:中国

 

2. 給水機

 

カメレオンの給水機は、小動物用の物ではなくカメレオン専用の物を使用してください。

カメレオンの飼育で難しいのは、水を飲ませることだと言われています。

 

なお、カメレオンは動くものをエサとして認識します。

これは水も同様です。

 

つまり、水に流れをつくったり、滴が常に垂れ落ちるようにしておかなければなりません。

カメレオン専用の給水機を使用した方が良いのはこういった理由からです。

 

ドリップ式の給水機はおすすめです。

大きめの容器に水を入れ、エアレーションなどで流れをつくるのも1つの手です。

 

ポゴナクラブ ミドルドリッパー

 

 

ポゴナクラブ ミドルドリッパーの商品情報

 

参考価格:3,758円(税込)

メーカー名:ポゴナクラブ

サイズ(幅X奥行X高さ):9.5×9.5×17cm

重量:143g

 

3. スポイト

 

これは、給水機で水を飲ませるための補助道具です。

専用の給水機を設置していても、水だと認識出来ない場合があります。

そうなると脱水症状を起こして、とても危険な状態になります。

給水機で水を飲めていることが確認出来るまで、目の前で水をポタポタ垂れ落としてスポイトで水を与える必要があります。

 

ジェックス おそうじラクラク クリーナースポイト

 

 

ジェックス おそうじラクラク クリーナースポイトの商品情報

 

参考価格:1,041円(税込)

メーカー名:ジェックス

サイズ(幅X奥行X高さ):5×5×28.5cm

重量:100g 

生産国:中国

 

4. 保温ライト、保温球

 

ケージの温度管理で必要です。

エアコンで1日中温度を調節することが理想ですが、なかなかそうはいかないと思います。

日中は22℃~30℃、夜間は15℃~22℃に保つことが望ましいです。

 

ビバリア 太陽NEO

 

 

ビバリア 太陽NEOの商品情報

 

参考価格:1,983円(税込)

メーカー名:ビバリア

サイズ(幅X奥行X高さ):10×22×7.5cm

重量:400g 

 

5. 紫外線ライト

 

紫外線を浴びることで、体内でビタミンD3を生成し、骨が丈夫になるなど健康的になります。

ビタミンD3が不足すると、「くる病」になるので紫外線ライトは必須です。

 

くる病とは、カルシウムが不足して手足に力が入らなくなる病気です。

エサも食べなくなってしまい、病院へ連れていかないといけなくなります。

 

ジェックス エキゾテラ レプタイルUVB100

 

 

ジェックス エキゾテラ レプタイルUVB100の商品情報

 

参考価格:1,854円(税込)

メーカー名:ジェックス

サイズ(幅X奥行X高さ):9.5×9.5×13.95cm

重量:80g

生産国:中国

 

6. 流木、人工枝、観葉植物

 

カメレオンの飼育環境をつくる上で重要なことは、自然の環境に近づけてあげることです。

流木、人工枝、ケージ内でのカメレオンの足場になります。

観葉植物は、より自然状態に近づくため、置くことが望ましいです。

 

写真のようにケージとセットで販売されているものもあります。

給水機などに辿り着ける様に、ちゃんと「道」を意識して設置しましょう。

 

Emours 自然流木 中

 

 

Emours 自然流木 中の商品情報

 

参考価格:1,249円(税込)

メーカー名:Emors

サイズ(幅X奥行X高さ):

幅 5~7cm
長さ 13~22cm

 

7. 霧吹き

 

カメレオンは湿度が高い環境を好むので、湿度管理でケージ内に吹きかけるために使います。

目が細かい物を選ぶと良いです。

100均でも購入出来ます。

 

ただ、常にジメジメしている状態は良くありません。

かといって常に乾燥していてもいけません。

 

湿度が高い状態と、乾燥している状態をしっかりつくり出してあげなければなりません。

朝と晩の2回、しっかりと湿度を高めてあげましょう。

闇雲に湿らせるのではなく、風通しを良くし、蒸れないようにてください

 

アビテ ガラス製霧吹き

 

 

アビテ ガラス製霧吹きの商品情報

 

参考価格:580円(税込)

メーカー名:アビテ

サイズ(幅X奥行X高さ):約9×7.5×16.5cm

重量:230g

生産国:中国

 

8. エサ

 

カメレオンは、昆虫と無脊椎動物を食べて生活しています。

主食はコオロギになることが多いです。

フタホシコオロギが有名で、爬虫類ショップならどこでも入手できます。

 

自分で繁殖させるか、定期的に購入するなどして用意します。

コオロギは、飼育しているカメレオンの頭の大きさの1/3ぐらいがちょうどいい大きさです。

 

水と同様に、エサも動いていないとカメレオンは認識しないので、コオロギを生かした状態で与えなければなりません。

そのため、カメレオンを飼育する時は、エサのコオロギも一緒に飼育する必要があります。

 

なお、カメレオンのエサの量は明確に決まっていません。

生後1年ごろまではほぼ毎日食べるだけたくさん与えます。

1年を過ぎた頃からは2~3日に1回、与えすぎない程度にします。

 

生餌 フタホシコオロギ 約80匹

 

 

生餌 フタホシコオロギ 約80匹の商品情報

 

参考価格:1,170円(税込)

体長:2~2.8cm

数量:約80匹

 

 

カメレオンを飼育する上で気を付けるべきこと

 

カメレオン

 

カメレオンを飼育する上で気をつけるべき点が3つあります。

これらがカメレオン飼育の難しいところであり、しっかり理解しておかなければならない点なのです。

 

1. カメレオンはデリケート

 

カメレオンは、ペットとしては 非常にデリケート な生き物です。

ストレスを感じやすいので、他のカメレオンとの複数飼いはできません。

1匹だけにしていても、別ケージのカメレオンが視界に入ったり、ガラス越しに自分の姿が写っただけでもストレスになってしまします。

 

カメレオンの視界に入るところで飼い主が急に動いてもストレスを感じるほどの繊細さなので、ケージを置く場所をよく考えなければなりません。

また、 ケージ 内に姿を隠すことができる場所をつくってあげましょう。

 

2. カメレオンは動いているものしかエサと認識しない

 

すでに軽く触れましたが、カメレオンは基本的には 動いているものをエサとして認識しています。

これは、水も同様です。

つまり、エサに関しては、生きているエサしか食べません。

 

エサとなるコオロギも飼育するか、生きている状態で頻繁にエサを手に入れる環境が必要になります。

水も、流れがあったり、水滴のついた葉が揺れていたり、水滴が落ちていたりしないと飲み水として認識しません。

給水機や霧吹きも工夫が必要です。

カメレオンにエサを与えるのは並みのペットよりはるかに難しいです。

 

3. 温度と湿度の管理が難しい

 

カメレオンは熱帯性が高い動物であるため、寒さには当然弱いです。

しかし、高温すぎてもいけないので適温のラインをしっかり守る必要があります。

 

また、 湿度は比較的高く保つ必要がありますが、蒸れないように風通しはしっかり良くしておかなければなりません。

当然、風通しを良くすれば、ケージ内の保温も難しくなるため、温度と湿度の調整は簡単ではありません。

エアコンをつけっぱなしが一番理想ではあります。

 

 

ゆったりとした動きがかわいらしいカメレオン。

確かに飼育は簡単ではありませんが、ペットとしての魅力は充分あります。

自分に合ったカメレオンを飼ってみてください。


フォローして最新のペット・動物関連記事をチェック!



検索

カテゴリ一覧

大型哺乳類(22)
   カピバラ(2)
   ブタ(3)
中型哺乳類(445)
   猫/ネコ(178)
   犬/イヌ(228)
   霊長類/類人猿/サル(9)
   モモンガ(2)
   フェネック(1)
小型哺乳類/小動物(83)
   うさぎ(38)
   ハムスター(21)
   ハリネズミ(7)
   モルモット(5)
   チンチラ(2)
鳥類(109)
   インコ(15)
   梟/フクロウ(9)
   文鳥(3)
魚類/甲殻類/水生生物(75)
   海水魚/熱帯魚(33)
   淡水魚(23)
爬虫類(34)
   蛇/ヘビ(9)
   トカゲ(9)
   カメ(6)
両生類(13)
   カエル(7)
   ウーパールーパー(2)
虫/昆虫(16)
   カブトムシ/クワガタ(10)
   タランチュラ(1)
ペット/動物全般/コラム(55)
   ペットや動物と触れ合えるスポット(19)
   寄付/募金/殺処分(6)

タグ一覧

飼い方/飼育方法(729)
種類/品種(634)
繁殖/育成(569)
毛色/毛質(253)
性格/生態/特徴(582)
食事/餌/栄養(584)
病気/病院/治療(619)
しつけ(459)
トイレ(153)
選び方(501)
値段/価格(533)
ランキング/おすすめ(132)
口コミ/レビュー(163)
旅行/ホテル/レストラン(24)
寄付/募金/保護活動(14)
おもしろペット/珍ペット(95)
飼育知識/豆知識(827)
画像/動画(120)
まとめ(838)

人気記事ランキング