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イモリの種類と飼い方






真っ黒なボディに真っ赤な腹部の不気味なコントラスト。
しかも猛毒を持った生き物ときたら、ペットとして飼うことにためらいを感じる人もいるかもしれません。
ただ、飼育上で毒害に遭うことはほぼなく、飼育もしやすいことからペットとして向いている生き物です。

イモリの代名詞でもある「アカハライモリ」からレアな外国産イモリまで、特徴や豆知識、飼育方法のほか、繁殖方法まで徹底解説します。
どことなくユーモラスでおっとりとした仕草と、とぼけた愛らしい表情がなんとも可愛らしく、見ていて癒されること間違いなしです。

【目次】イモリの種類と飼い方

 

1ページ目 :

 

イモリってどんな生き物?

イモリの毒について

イモリの派手な体表

イモリの驚くべき再生能力

イモリは意外と長寿

イモリの大きさ

イモリの食べ物・エサ

イモリの生活スタイル

イモリの繁殖について

イモリの雄雌の区別について

イモリの病気について

 

2ページ目 :

 

イモリの入手方法

イモリの飼育方法

イモリの飼育に必要な用具

水槽

陸地

敷き砂

隠れ家

イモリの飼育用水槽の設置方法

イモリの水替え

イモリの餌やり

イモリの温度管理

イモリの冬眠

イモリの繁殖

海外でも人気のマニアックなイモリの種類をご紹介!

火の神と崇められたイモリ界の帝王「ファイアーサラマンダー」

まるで恐竜!生きた化石「ミナミイボイモリ」

ご紹介したイモリの基本データとまとめ

アカハライモリ

シリケンイモリ

イボイモリ

ファイアーサラマンダー

ミナミイボイモリ

 

 


イモリってどんな生き物?

 

イモリ

 

イモリは有尾目イモリ科に属する両生類の仲間です。

仲間は北米・アフリカ大陸の地中海沿岸およびユーラシア大陸、日本に生息しています。

 

我が国に生息しているイモリは3種類。

北海道を除く本州・四国・九州とその周辺島嶼に広く分布している アカハライモリ 、南西諸島に分布しているシリケンイモリ・イボイモリです。

森林や河川・湖沼など幅広く分布していて、泳ぐことのできない完全な陸棲種、専ら水中で生活している水棲種、陸上と水中を行き来する両棲種と様々なタイプが存在していますが、我が国に生息する3種は両棲種の仲間です。

 

肉食性で、自然界では昆虫、甲殻類、ミミズ、 カエル などを食べています。

毒を持っている個体が多いことも特徴のひとつに挙げられます。

 

名前が似た生き物に「 ヤモリ 」がおりますが、「ヤモリ」と「イモリ」の違いはヤモリが爬虫類であることに対し、イモリは両生類に分類されます。

ともに古くから日本人の生活に深くかかわりあってきた生き物で、ヤモリは人家に棲みつき、有害な昆虫などから家を守ってくれることから「家守」と呼ばれ、飲料水であった井戸の近くに棲んで、有害な生き物から大事な井戸を守ってくれることから「井守」のネーミングになったと伝わっています。

 

ここからは、イモリの中でもメジャーなペットであるアカハライモリを中心に、イモリの特徴をご紹介します。

実際にイモリを飼う際の参考にしてください。

 

 

イモリの毒について

 

イモリ

 

イモリの仲間は毒を持つ種類が数多く存在します。

外国産のイモリの中には、外敵に向かって毒を発射するという恐ろしい習性を持ったものまでいるのです。

 

日本国内にいるアカハライモリもシリケンイモリも、例外なく毒を持っています。

耳の後ろにあるコブから毒素を分泌しますが、この毒はフグ毒と同じテトロドキシンという猛毒。

なんと300℃で加熱しても分解させず、人が口から摂取した場合の致死量は1~2mgほどだそうです。

 

しかしながら、イモリの毒は細菌などから身を守るためのごく微量なもの。

例えば、イモリを食用にしているサギなどの天敵も中毒死したりすることもありません。

ただ、イモリを触れた場合は必ず、手を洗うようにしてください。

手を洗わないで目をこすったりすると、炎症を起こす危険性があります。

 

ちなみに、ペットショップなどで販売されている個体は養殖物が多く、ほとんどが無毒か微量なので安心してください。

養殖物の毒が弱い理由は餌となる対象によって、毒の強弱が関係するためです。

 

そもそもイモリは変温動物であるため、人に必要以上に触られすると体温調節が困難になり弱ってしまうことがあります。

イモリに触れるのは、水替え時など必要最低限度にとどめ、触れた場合は必ず石鹸で手洗いをすれば特別恐れる心配はありません。

 

 


イモリの派手な体表

 

植物の世界では 「美しいバラには棘がある」との慣用句どおり、綺麗だからといってむやみに近づくなと言われますが、動物界でも同じです。

例えば、同じ両生類であるカエルの仲間には黄色や赤などの派手な体表の種類がいて、毒を持っています。

 

イモリの腹部の赤と黒のマダラ模様は、天敵に対し「私を食べると大変なことになるよ!」という警戒色なのです。

いざ外敵に襲われそうになると、ひっくり返って腹部を強調するような行動をとることが知られています。

 

ところで、日本固有種のアカハライモリは、自然界では生息する場所によって体表が異なると言われています。

色が真っ赤だったり、オレンジだったり、斑模様が多かったり少なかったりと、体表の色や模様で大まかに出身地がわかるのは面白いですよね。

 

ただ、注意しておきたいのは、その生息地によって持っている毒の強さが異なるということ。

普段食べている食事の内容によって影響を受けると言われています。

 

 

イモリの驚くべき再生能力

 

イモリ

 

爬虫類のトカゲは外敵に襲われると尻尾を切って逃げますが、また再生することで知られています。

しかし、トカゲの場合は尻尾は再生できても、尻尾の骨まではさすがに再生することができません。

 

それに比べて、イモリの再生能力は凄いです。

尻尾を切断しても骨まで再生してしまい、さらにはしっぽだけでなく、手足も同様に完全再生してしまうのです。

 

 


イモリは意外と長寿

 

イモリの仲間は長寿です。

アカハライモリは、自然界では25~30年近く生きると言われています。

 

飼育下でも、うまく育てれば10年以上生きることが可能です。

長くお付き合いできるペットなので、飼うときは責任をもって育てるようにしましょう。

ちなみに、両生類は意外に長生きするのものが多く、外国産イモリである「ファイアーサラマンダー」は10年位、ツメガエルなどカエル類でも10年以上生きる種類も珍しくありません。

オオサンショウウオ類に至っては、なんと50~60年ほどの寿命があります。

 

 

イモリの大きさ

 

イモリ

 

アカハライモリの体長は全長10cmほどで、それ以上大きくなることはほとんどありません。

そのため、成長に従って住み替えしたり、住み替えに伴う設置場所に頭を悩ます必要はないです。

 

基本的にペットショップなどで売られている個体は成体なので、購入時の大きさで水槽を選択すれば良いでしょう。

同じ国産種のシリケンイモリは、成長すると15~18cmほどと少し大きくなりますので、アカハライモリと一緒に飼う場合は大き目の水槽を準備するのが無難です。

 

 


イモリの食べ物・エサ

 

イモリの仲間は肉食性です。

自然界では昆虫、ミミズ、甲殻類、自分より小さな魚類や両生類を食べて生活しています。

 

飼育下では、イトミミズ、アカムシなどの生餌が良いとさせていますが、慣れてくれば乾燥アカムシも好んで食べてくれます。

成長に伴って餌を変える心配がなく、乾燥アカムシなら保存も簡単で安価であり経済的であると言えます。

 

 

イモリの生活スタイル

 

イモリは自然界では川の淀みや田んぼ、湖沼や池など流れのない水の近くに住んでいます。

ずっと水中に住んでいるわけではなく、森の中など陸上でも生活しているため、飼育下では水陸両用の環境を作ることが大切です。

アカハライモリと比べて陸上での生活時間が長いとされる南方系のシリケンイモリでも、ペットショップではアカハライモリと同じ環境で販売されている場合が多いため、アカハライモリと同じ環境設定で問題ないと思われます。

 

 


イモリの繁殖について

 

イモリの仲間には胎生の種類(ファイアーサラマンダーなど)も存在しますが、国産のアカハライモリやシリケンイモリは卵から誕生します。

卵から孵化した幼生は、ウーパールーパーのように外鰓があるオタマジャクシ状で、成長に従って前脚から先に生えてきます。

この点はカエルとは逆です。

やがて後脚が生え、外鰓が消滅すると一旦陸上生活を送り、3年くらいで成体となって水辺に戻ってくるという成長パターンです。

 

 

イモリの雄雌の区別について

 

イモリ

 

尻尾の形で雄と雌の区別をすることができます。

雌の尻尾は剣先のように尖っており細目で、雄は丸味を帯びていて太目です。

アカハライモリの場合は雄と雌の大きさがほとんど同じなので、それだけけでは判断できません。

 

 

イモリの病気について

 

イモリも生活環境が悪いと体調を崩します。

通常の動物病院では、イモリの診察をするところは非常に少ないと思われますので、予防が第一と言えるでしょう。

 

具体的には水質悪化に伴う水カビ病、皮膚に白点が発生するモルチベストという病気に注意が必要です。

これらの病気の確実な治療法は確立されていないようですが、もし病気の個体を発見したら隔離し、塩浴をさせるようにしましょう。

自己治癒力もあって、治るケースも多いです。

 

また、肥満や腹下し等の症状が出ることがありますが、人間の場合と同じで、餌を与え過ぎないなど食生活を改善する必要があります。

他に脱皮不全で身動きが取れなくなっていたり、喧嘩でケガを負う場合がありますが、脱皮不全の場合はピンセットで古い皮を取り除き、ケガの場合は塩浴させて傷を癒してあげるようにしましょう。


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