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見た目にも可愛らしいアカハライモリですが、数あるイモリの種類の中でも日本の固有種です。
昔から私たち日本人の生活の身近なところに存在していたアカハライモリには、どのような特徴があるのでしょうか。
成長してもそこまで大きくならず、手のひらサイズであることも、ペットとして飼育するのに向いている イモリ と言えます。
金魚 飼育と同じ環境で育てることができるため、安価に始められるのも魅力の一つです。
アカハライモリの特徴はその名の通りの美しい腹部の赤色です。
寿命は2~3年前後。
皮膚がザラザラとしていて高い再生能力があり、四肢の先端・瞳のレンズ部分まで再生します。
さらには身体にフグと同質のテトロドトキシンという毒を持ち、腹部の赤模様は毒を持つことを他の動物に知らせる警戒色であると考えられています。
成長すると全長10cm前後に成長し、腹部の模様はその個体により異なります。
ほとんどのものは腹部のみ色を有していますが、地域差・個体差があり、逆に真っ黒な個体や背部分まで赤が入る個体がいて選ぶ楽しさがあります。
ヤモリ をはじめ 爬虫類 と同一視されやすいですが、アカハライモリは両生類です。
水田・河川の淀みなど流れのない淡水域に生息しています。
繁殖期以外は水辺近くの林や茂みに潜んでいて、サンショウウオ類としては珍しく、一年を通して水中で生活することが多いです。
冬季は水路の落ち葉の下や水辺の石の下などで冬眠をして冬を越します。
アカハライモリは本州、四国、九州とその周辺の島々に分布しており、当該地域に分布する唯一のイモリです。
対馬島には分布しておらず、北海道や伊豆諸島にも本来分布していませんでしたが、人為的に移植されたものが増えて問題視される事態になっています。
丈夫で飼育しやすく、自然界から入手してくることも可能な他、ペットショップでも取り扱いのあるイモリです。
ペットショップでは200円前後で販売されており、安価に入手することができます。
ペットショップで販売されている個体は人口エサにも慣れていることがあるので、後の給餌が楽になるという利点があります。
また、自然界から導入してきたものは飼育環境に慣れずに数日で衰弱死してしまうことがあるため、慎重に環境に慣らしてあげましょう。
アカハライモリの飼育自体は容易ですが、動きが素早く脱走の名人です。
せっかくお迎えしても数日しないうちに逃走してしまったという事態にならないために、きちんとした環境づくりが重要です。
アカハライモリは水中を好んで生活するイモリですので、プラケースなどでの飼育も可能ですが、金魚飼育に使うような水槽での飼育がおすすめです。
プラケースでの飼育は湿気がこもりやすく、水質も悪化しやすいため、アカハライモリが突然死する原因にもなります。
単一での飼育でしたら小型の水槽で十分ですが、多頭飼いを検討しているのであれば45cm水槽を用意してあげるとストレスなく飼育が可能です。
参考価格:3,248円(税込)
メーカー名:エーハイム
サイズ(幅X奥行X高さ):60×30×36cm
重量:11.2㎏
自然界では昆虫やミミズ、他の両生類の卵などを捕食して生活する肉食性の強いイモリです。
飼育当初は人工エサに慣れない個体が多く、拒食になる個体もいます。
赤虫や エビ などの生き餌から、徐々に乾燥赤虫や ウーパールーパー のエサなどの人工エサに切り替えていくのが良いでしょう。
幼少期は口が小さいため、赤虫よりも更に小さなミジンコを給餌して確実にエサを食べられるようにすれば、餓死の心配はなくなります。
1日に2回食べきれる量のエサを与えて、残ったエサは取り除くようにしましょう。
アカハライモリは食べ散らかし、水を汚しやすいので定期的な水替えをして水質が悪化しないようにする必要があります。
参考価格:980円(税込)
メーカー名:ヒカリ
内容量:12g
アカハライモリは繁殖期を除いて日常において喧嘩をすることはほぼない、穏やかな性格をしています。
しかし、給餌の際に隣り合って エサ を食べていると反射的に目の前のものに噛みつく習性があるため、小さな個体のアカハライモリなどは噛まれる場合があります。
アカハライモリは一度噛みつくと、ちぎろうとして強くブンブン頭をふるので、小さい個体は腕を欠損してしまうことがあります。
再生力が高いアカハライモリですが、かみつかれたショックで衰弱してしまうことがあることから、弱い個体は隔離して給餌をすると良いでしょう。
アカハライモリはフタをしっかりしておかないと、いつの間にかいなくなっているということがあります。
フタはガラス製の重いものを全面に使用して隙間を作らないようにしましょう。
密閉してしまうと湿気がこもり、酸欠状態になってしまうので、一部分にメッシュ性の網を付けるなど通気性に配慮してフタを設置すると良いでしょう。
参考価格:378円(税込)
メーカー名:ファイブプラン
サイズ(幅x奥行x厚み):42.4x13.7x0.3cm
アカハライモリの飼育スタイルには、半水半陸の他に、8割以上水槽を水で満たして流木等で陸地を作る方法もあります。
飼育には陸地が必須ですが、水量を多くすることでろ過装置が使用できるので、水質の管理がしやすくなり、水替えの頻度を抑えることができます。
また、上記のような飼育スタイルの場合、 水草 の設置や小魚も一緒に飼育できるので飼育の幅が広がります。
何をメインに飼育するかを検討して、アカハライモリの飼育を始めてください。
アカハライモリは生きている以上私たちと同じように病気になりますが、残念ながら病気について詳しい治療法が確立されていません。
そのため、飼育しているアカハライモリを衰弱させない、病気にさせない予防策を取ることが重要です。
一度病気のように症状が出てしまうと回復は難しく、致死率は高いです。
その中でも気を付けたいアカハライモリの様子について紹介します。
アカハライモリは一度給餌に慣れると際限なくエサを食べてしまいます。
また、人にも良く慣れるため、あのつぶらな瞳でじっとみられた際にはついつい多めにエサを与えたくなるかもしれません。
しかし、アカハライモリの消化機能はあまり発達しておらず、食べ過ぎにより消化不良を起こして突然死してしまうことがあります。
腹部が程よく膨れていれば十分にエサが足りている証拠ですので、必要以上に給餌することは避けましょう。
アカハライモリは身体を脱皮して新しい皮膚を作り出します。
その脱皮の過程で水質が悪化していたり、エネルギーが足りないと、上手く脱皮しきらずに一部古い皮膚が白く残ってしまうことがあります。
放置しておくと、その部分から菌が繁殖して壊死が進んでしまう場合があるため注意が必要です。
元気な個体であれば、数日もすれば白い脱皮部分は食べてしまいますが、抵抗力が低いと自ら脱皮しきることができないので、普段の様子をよく観察するようにしましょう。
両生類を飼育している方を悩ませる病気です。
主に カエル に起こりやすい病気でアカハライモリにも感染します。
一度発症すると致死率は高く、感染力も強い病気です。
真菌が原因で発症する病気ですが、発症すると皮膚が白く濁った色になります。
抵抗力の高い個体であれば発症することはありませんが、衰弱していると起こりやすく死に至ることがあります。
普段の様子をよく観察して、水温や水質が急激に変化しないように管理することが必要です。
原産国:日本
値段:200円前後
色:黒~茶褐色の体色に腹部が赤く、黒いまだら模様がある
寿命:2年前後
体長:10cm前後
特徴:腹部が赤いのは毒を有しているための警戒色です。毒自体は微弱なもので触った後に手を洗えば問題ありません。
性格:穏やかな性格ですが、目の前のものにかみつく習性があるので給餌の際は注意が必要です。
かかりやすい病気:消化不良、ツボカビ病等
注意点:自然界ではその数が減少してきており、地域によってはアカハライモリの捕獲が禁止されていることもあるので、飼育の際には自治体等に確認するようにしましょう。
アカハライモリは、両生類の飼育を検討している方には是非検討して頂きたい種類です。
優しい顔つきと美しい腹部の赤色、愛嬌のある姿は私たちを癒してくれます。
冬の時期はある一定の温度になると冬眠してしまうので、温度が低くなりすぎないように飼育してあげてください。
公開日 : 2017/10/12