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ウーパールーパー、またの名をメキシコ・サラマンダー。
なんともあどけない顔をしていますよね。
それもそのはず、この生き物は幼体のまま大人になるのです。
幼体とはつまり、 カエル でいえばオタマジャクシ。
ウーパールーパーはカエルと同じ両生類で、 イモリ やサンショウウオの仲間です。
両生類の多くは成長の過程で姿を変えるのですが、ウーパールーパーは幼い時と同じ姿で大人になります。
左右に3対ついている赤いひらひらは、エラです。
オタマジャクシはカエルになる時、エラを失って肺呼吸になるわけですが、ウーパールーパーの場合はずっとエラで呼吸します。(そうとはいえ、水位などの条件により絶対に姿を変えないわけではありません。)
もともとメキシコの湖に棲んでいたウーパールーパー。
現地では絶滅を危ぶまれ、捕獲は禁止されています。
現在ペットショップに出回っているのは、人間の手で繁殖された子たちです。
ウーパールーパーの体色は、色素がほとんど無いアルビノからゴールド、ぶち、ブラックなど様々です。
ウーパールーパーを飼育するにあたって必要な用品を揃えましょう。
良好な飼育環境がウーパールーパーの健康状態を左右します。
大人になると30cmほどの大きさになるウーパールーパー。
そのため、大きい水槽が必要となります。
砂利は誤飲のもとになってしまいますので、下には何も敷く必要はありません。
参考価格:6,800円(税込)
メーカー名:寿工芸
サイズ (幅X奥行X高さ) :30×60×36cm
重量:11.5㎏
生産国:中国
ウーパールーパーの肌はとても傷づきやすいので、表面が滑らかなシェルターを選びましょう。
狭い所に何匹も集まってしまうと共食いの原因にもなるため、シェルターはウーパールーパーの数より多めに入れてあげると良いですね。
共食いといえば、ウーパールーパーは目の前の仲間を餌と間違えて食いついてしまうことがあります。
特に目が白っぽい子は視力が弱く、その傾向が強いと言われています。
一匹で飼育する場合は特に問題ありません。
参考価格:3,832円(税込)
メーカー名:ビバリア
サイズ (幅X奥行X高さ) :30×16×16cm
重量:1.8㎏
水質を保つためにフィルターを付けましょう。
できれば、ウーパーの邪魔にならないよう、水槽の外に付けるタイプがおすすめです。
水は前日に汲み置きしておいたものを使います。
水替えは一週間に1〜2回。
全部を替えるのではなく、3分の1から半分くらいづつ替えるようにしてください。
参考価格:2,000円(税込)
メーカー名:Tetra
サイズ (幅X奥行X高さ) :16×12×28cm
重量:660g
生産国:中国
ウーパールーパーの敵は夏の暑さで、水槽用クーラーは必須です。
水槽用ファンもありますが、水が蒸発して知らない間に水位が下がりすぎる危険もあります。
クーラーは、設定温度を超えたら作動し、設定温度以下になったら自動的に止まるようプログラムしておきます。
水温計を付けて、クーラーがちゃんと作動しているかどうか、チェックを怠らないようにしましょう。
なお、水温は25度を超えないようにし、冬は5度以下になる場合はヒーターを使って暖めた方が良いです。
参考価格:3,164円(税込)
メーカー名:エヴァリス
サイズ (幅X奥行X高さ) :11×3×13cm
重量:300g
生産国:中国
参考価格:2,199円(税込)
メーカー名:HITOP
サイズ (幅X奥行X高さ) :21×5×3cm
いよいよウーパールーパーを水槽に迎えましょう。
ここで、いきなり袋から水槽に移してはいけません。
熱帯魚を迎え入れる時も同じですが、水温に慣らすため、ウーパールーパーと水が入っているビニール袋を、口を閉じたまま30分くらい水槽に浮かべておきます。
その後、ウーパールーパーがいる袋の口を開け、水槽の水を少し入れます。
袋の水の3分の1くらいの量が好ましいです。
そのまま10分くらい置き、また同じくらいの水を袋に足します。
入りきらなければ、袋の水を少し捨てましょう。
また10分ほどしたら、もう一度同じ作業を繰り返します。
こうすることで、ウーパーは水槽の水温のみならず、水質にも慣れることができます。
その後、袋を横に向け、ウーパールーパーが自力で水槽に出ていくようにしてください。
人間の手は両生類にとっては熱すぎるので、滅多なことでは触らないように気を付けましょう。
触る必要がある時は手を濡らし、なるべく短時間にしておくのが無難です。
今はウーパールーパーの餌というものが販売されていて便利です。
水槽の中にばらまいてしまうより、スポイトやピンセットで顔の前に落としてあげるのが良いでしょう。
そうすることで、一匹がどのくらいの量を食べたかわかります。
ウーパールーパーが餌を貰うのに慣れて、後ろ足で立っておねだりする姿はたまらなくかわいいものです。
また、お刺身や肉を小さく切ったもの、小魚も喜びます。
生きている魚をはじめ動く餌にはよく反応します。
大きな魚は小さなウーパールーパーを食べてしまう危険性もあるため注意してください。
ウーパールーパーのエラを餌と間違えて食いつく金魚もいます。
ウーパールーパーがまだ小さいうちは、餌も口に入るよう小さなものを与えましょう。
ミジンコ やアルテミア(ブラインシュリンプ)をあげると栄養のバランスが取れます。
参考価格:1.140円(税込)
メーカー名:コメット
内容量:125g
参考価格:915円(税込)
メーカー名:ヒカリ
内容量:12g
参考価格:761円(税込)
メーカー名:ニチドウ
内容量:20g
生産国:韓国
10cm以下の幼いウーパールーパーは、1匹1,000円以下で売っています。
10cm以上になると、お店や体色によって2,000円から5,000円の値段が付いています。
かつては高額なペットでしたが、今ではずっとお求めやすくなったウーパールーパー。
専用の餌も出回り、飼育も以前と比べて容易になりました。
ウーパールーパーは、あなたを癒してくれる貴重な存在です。
飼い方に十分気を付けて、長いお付き合いをしたいものですね。
公開日 : 2016/06/09