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猫好きな人であれば 猫 を見ただけで抱っこをしたくなる人もいると思います。
この「抱っこ」という行為は、一見「猫とのコミュニケーションを図りたい」と思う飼い主や抱っこする人の欲求を満たす為にと思われますが、抱っこをすることで猫の体調や傷といった「異常」をいち早くキャッチすることができるので、猫を抱っこする事は大切な行為と言えます。
しかし、すべての猫が抱っこを快く受け入れているとは言い難いのです。
猫にも抱っこが好きな場合と嫌いな場合があり、嫌いな場合であれば怒ったり噛みついたりして抱っこされることに対して抵抗を見せることがあります。
今回の記事では、猫が抱っこを嫌がる理由や噛みつく理由や正しい抱っこの方法などについてまとめていきます。
ぜひ愛猫や他の猫を抱っこする際には意識してみて下さい。猫が抱っこを好きになるかもしれません。
猫は温和なイメージがあり、抱っこをしても抵抗しないと思っている人も多いです。
しかし、すべての猫が抱っこを快く受け入れるものではなく、抱っこを嫌がって逃げようとする猫もたくさんいるのです。
では、なぜ猫が抱っこを嫌がるのでしょうか?
猫も人間と同様に過去のトラウマを引きずることがあります。
抱っこを頑なに拒否する猫には、過去に「抱っこされて嫌な経験」を持つ場合があるのです。
例えば、抱っこをしてお風呂に入る、抱っこされて病院に連れていかれる、抱っこをされて投げられたなど、「抱っこ」に対して嫌な経験や危険な目にあった場合はその記憶がよみがえり、抱っこを拒んでしまいます。
その時期が生後2週間~7週間にあたる「社会化期」であれば、尚更記憶に深く刻まれることになるので、社会化期に抱っこに対する嫌な思い出が刻まれてしまうと成長しても抱っこを嫌がってしまうでしょう。
普段抱っこされることに対して好意的な猫でも、持ち方が悪ければ抱っこを拒みます。
抱っこされることによって態勢が不安定になるのであれば、それは決して「居心地が良い」とはいえず、抱っこを嫌がるのも当然となります。
その為、猫を抱っこする際は、「安定しているか」、「居心地が悪くないか」といった猫の目線に立って考える事が大切になるのです。
猫は気まぐれな性格ですので、抱っこを受け入れる時もあれば嫌がる時もあります。
その為、飼い主に構ってほしい場合もあれば寝ていたい時もあり、常に同じ心理状況とは限らない事を理解しなければなりません。
猫の気分が悪い時に無理やり抱っこしても嫌がるのは当然の事であり、反対に気分が良い時は猫から抱っこを要求することだってあるのです。
猫の気持ちや状況を理解せずに無理やり抱っこしても、猫との関係性が悪化するだけですので、良好な関係性を築く為にも相手の気持ちを忘れないで下さい。
猫の臭覚は 犬 ほどではありませんが、人間よりも数万倍~数十万倍優れているといわれております。
その為、臭いには敏感となるので猫が嫌いな臭いを感じたら猫が抱っこを嫌がることもあるのです。
例えば、たばこ、コーヒー、柑橘系、香水、防虫剤、などの臭いは猫にとって嫌な臭いと感じてしまいます。
猫と人間の臭覚は異なり、人間は臭くないと思っていても猫にとっては臭い場合も多いのです。
もし抱っこした際に猫が嫌がるようであればそれは「臭い」の問題かもしれないので、お風呂に入ったりして臭いを消してから猫を抱っこしてみて下さい。
猫を抱っこすると逃げるようにして嫌がるだけでなく、場合によっては「噛む」ことで抵抗することもあります。
それが毎日愛情を込めて育てている猫に噛まれてしまうと何だか寂しくなりますよね?
しかし、猫が抱っこした際に噛む理由もいくつかありますので、必ずしも飼い主のことが嫌いで噛んでいるとは限らないので、その理由をチェックしてみて下さい。
子猫 の場合は飼い主に対して怒りや嫌悪感はなく、歯が生え始めたことによるムズムズ感を抑える為に行うのです。
人間の手やおもちゃを噛むことでそのムズムズ感を解消する事が「歯固め」とされており、成長の過程で見られるケースがあります。
しかし、子猫といえど手を噛まれると痛みを感じることもあり、成長しても治らない場合も出てくるので、 おもちゃ を与えて歯固めに対応することがオススメとなります。
猫を抱っこした際に噛まれるのは、猫が「遊び」を求めている場合もあります。
ただ、時に力加減を忘れて本気で噛んでくることもありますが、じゃれあいを求めているケースであれば怒りや威嚇とは違うので、猫を叱るのではなく一緒に遊んであげて下さい。
しかし、じゃれているからといって「手」で猫と遊んでしまうと、成猫になっても「手」で遊ぶことになり、手に噛みついてくる習慣がついてしまうので、手ではなくおもちゃで遊ぶようにして下さい。
子猫の時期に抱っこして噛む場合は、歯がかゆかったりじゃれ合いを求めているケースがあります。
しかし、成猫で抱っこした際に噛む場合であれば、その原因は不快感や体の異変である可能性があるのです。
不快感であれば、抱っこの仕方、機嫌の悪い場合、嫌なにおいがするといったことが考えられ、体の異変であれば、体調不良や病気、ケガの可能性があります。
もし、体の異変があるのであれば、抱っこした際に「異変」とされる部分を触っている場合があるので、抱っこするのをやめて直ちに治療をしてあげましょう。
たとえ抱っこが好きな猫でも正しい方法でなければ嫌がってしまいます。
しかし、正しい抱っこ方法を覚える事で猫は抱っこを受け入れ、仮に抱っこが嫌いな猫だとしても嫌がることなく抱っこができる場合もあるのです。
正しい方法で抱っこすることで、次第に抱っこを好きになるケースもあるので、ぜひこの機会に抱っこの方法を習得して下さい。
上記の手順で猫を抱っこしますが、優しく丁寧に抱っこする事を心掛けましょう。
また、猫はきまぐれな性格であるので抱っこする前に、撫でる事で緊張をほぐしたり気分を確認することが大切となってきます。
無理やり抱っこをすると、次から不信感を覚えたり嫌がったりするので飼い主の気持ちよりも猫の気持ちを優先させるように心掛けて下さい。
猫の種類 によって性格が異なるので、温厚な性格をした猫であれば比較的抱っこを嫌がらない傾向にあります。
ただ、同じ種類の猫だとしてもそれぞれ性格は違ってくるので、必ずしも抱っこを好むかといわれればその限りではないので注意して下さい。
ペルシャ 、 シャム猫 、 ソマリ 、 スフィンクス 、 エキゾチックショートヘア 、 トンキニーズ 、 ヒマラヤン 、 セルカークレックス 、 アメリカンショートヘア 、 ラグドール
こちらの猫は比較的抱っこを好む種類であり、名前を聞いたことがある猫もたくさんいるかもしれません。
しかし、時には嫌がる場合もあり、その嫌がる姿さえも可愛く感じることがありますが、しつこくされるのを猫は嫌うので、猫と良好な関係性を築く為にも抱っこを嫌がっているのであればやめてあげて下さいね。
抱っこされることに対して何の抵抗をしない猫もいれば、嫌がったり噛んだりして抵抗する猫もいます。
猫の性格や気分によっても「抱っこ」に対しての態度も変わってくるので、昨日嫌がっていても今日は嫌がらない場合も考えられるし、その逆もあり得ます。
しかし、抱っこに対して嫌がる場合であれば無理に抱っこをするのではなく、猫が抱っこを嫌がる理由を理解して、時間を掛けて抱っこに慣れさせるようにしてあげてください。
飼い主にとって「猫を抱っこする」という行為は単にスキンシップを図るだけでなく、体調不良や病気、体の異変にいち早く気付くことが出来る方法となるので、「抱っこ」というのはそうした意味でも大きな役割を持つといえるのです。
公開日 : 2017/10/19