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ヒマラヤンをペットにする際に必要な知識:ブラッシングやシャンプーの頻度
ヒマラヤンは公認されている50種の 猫の種類 の1種です。
ポインテッドのペルシャがいたら素晴らしいという思いから誕生したヒマラヤン。
ペルシャと シャム猫 の長所が色濃く反映している可愛い猫ちゃんなので、世界の人に愛され続けています。
長い時間をかけて進化し続ける猫ちゃんなので、これからが楽しみです。
この記事ではヒマラヤンの歴史・値段・選び方・体毛の色や柄・体毛の特徴・ブラッシングの頻度・寿命・大きさ・特徴・性格・かかりやすい病気について記載していきます。
ヒマラヤウサギという うさぎ がヒマラヤ地方にいました。
足・耳・鼻・しっぽの先は黒く、その他は雪にように真っ白な毛並みの持ち主です。
このヒマラヤウサギにそっくりな毛並みからヒマラヤンと呼ばれたようなった猫ちゃんが、スウェーデンで誕生しました。
ヒマラヤンの歴史は、スウェーデンの学者さんがポインテッドのペルシャに憧れ、ペルシャとシャムを掛け合わせたことが始まりだといわれています。
1930年代にはイギリスやアメリカでもこれに似た取り組みが行われ、誕生した猫ちゃんをイギリスでクメール、アメリカではデビュタントと呼ばれました。
1957年に公認されてから、キャットショーで何度も賞に輝いて人々を魅了するヒマラヤン。
ただ、残念なのがペルシャの一種という位置づけであることがあり、未完の傑作といわれる猫ちゃん。
この猫ちゃんの虜になった飼い主さんは世界中にいて、人気があります。
国内のペットショップでヒマラヤンと出会えることができます。
また、全国にいるブリーダーさんから譲って頂けるようです。
値段の相場については、ペットショップは20万円程度、ブリーダーさんは25万円程度。
シートポイントが濃くハッキリしている猫ちゃんは高価になる傾向にありますね。
ただ、猫ブームなので全般的に値段が高くなる傾向にあり少し残念です。
胴体ががっちりしていて、足が短い元気な 子猫 を選びましょう。
ヒマラヤンにはドールフェイスとエクストリームフェイスに分けられます。
潰れたお鼻が特徴的なエクストリームフェイスに対して、鼻筋が通ったドールフェイスとなっています。
少し前まではエクストリームフェイスが多かったですが、ドールフェイスも増えはじめ現在ではほぼ同じくらいの割合に。
エクストリームフェイスとドールフェイスでは好みが分かれますね。
あなたの好みはどちらでしょうか?
ヒマラヤンの毛の色には、ダークブラウン・ブルー・ライラック・チョコレート・クリームなどがあります。
どの色もポイントがあることが条件となっています。
ヒマラヤンは長毛種で、ふわりとしたダブルコートです。
毛には艶があり、身体に沿うように生えており手触りは抜群に良い猫ちゃん。
ダブルコートは、上毛に下毛分かれており、春と秋に換毛期があります。
長毛種は短毛種と比較して単純に毛が長く抜け毛が多く、特にダブルコートは換毛期はかなりの毛が抜けることも。
長毛種のヒマラヤンは、1回/日、春と秋に換毛期は数回/日にブラッシングを行ってください。
半年に1回のシャンプーは忘れないようにしましょう。
猫ちゃんにブラッシングする際は、まずリラックスさせてください。
毛の流れに逆らわないように、スリッカーやピンブラシを使いかき分けた後に、クシで仕上げます。
毛玉があったらスリッカーやピンブラシでほぐし、クシが通るようになるまで丁寧に行いましょう。
完全に固まってしまった毛玉については、無理にスリッカーやピンブラシでほぐすのは避けてハサミやバリカンを使って除去してください。
この際、ハサミやバリカンで猫ちゃんの皮膚を傷つけないように要注意です。
毛玉が多い顎や胸、お腹を中心に入念に行い、敏感な尾は丁寧にブラッシングすることがコツ。
特に、脇の下はグルーミングができないので忘れずに。
ヒマラヤンの平均寿命は一般的な猫ちゃんと同じで15年前後です。
病気にかからなければ、ご長寿猫ちゃんになる可能はあり、20年程度生きたこともあるという情報もあります。
猫ちゃんの健康管理は、飼い主の責任という見方もあり責任は重大。
ヒマラヤンの平均的な体重は、男の子で約5.0㎏、女の子で約4.0㎏となっています。
ふわふわな毛に覆われているため、太っているように見られがちですが、一般的な猫ちゃんと同じような体重。
そのため、ふわふわの毛によって、体重の変化に気付きづらいことがあるので、定期的に体重を測ってください。
猫ちゃんの体重を知る事は、健康管理の基本です。
コビータイプに分類される身体は、太くて短めの脚が愛らしく重量感もあり骨太。
顔は大きな目や短くつぶれた鼻(エクストリームフェイス)が印象的で、小さく丸みを帯びた耳や長くふわふわな尻尾をもっています。
コビータイプには、ヒマラヤン以外にエキゾチックショートヘア・バーミーズ・ペルシャ・マンクスなどがいます。
ペルシャの血筋を受け継ぐヒマラヤンは、温厚な性格で、飼い主さんによく懐きます。
人に対する警戒心も少なく、膝にのってくることもあり、甘えん坊な一面を見せることも。
必要以上に鳴くことは少なく、集団住宅でも飼いやすいといわれ安心です。
機嫌が良い時は、活発に遊ぶことがあるので、相手をすることを忘れないようにしてください。
長毛種のヒマラヤンは、短毛種の猫ちゃんと比較して体温が上がりやすいので、夏は熱中症にかかりやすい傾向があります。
エアコンを使ったり、換気をしっかり行ったりしたりして熱中症を防ぎましょう。
また、ペルシャの血統を受け継ぐため、ペルシャがかかりやすい多発性のう胞腎にかかる心配も。
多発性のう胞腎は進行すると慢性腎不全になる可能性があり、早期発見が必要で猫ちゃんの脇腹が膨張しはじめたら要注意。
また、涙が目からあふれる流涙症にも注意してください。
結膜が充血したり、被毛が変色したりすると流涙症の可能性大で、目やにや鼻汁が目立って来たら、疑いましょう。
飼い主が猫ちゃんの健康を守って下さいね。
英表記:Himalayan
原産国:アメリカ
誕生年:1920年代
公認団体:CFA・TICA
ボディタイプ:コビー
原種:シャム×ペルシャ
毛種:長毛種
目色: ブルー
公認毛色: チョコレートポイント・ライラックポイント・ブルーポイント・ヒマラヤンリンクスポイントなどのポイント
値段: 20万円程度(ペットショップ)、25万円程度(ブリーダー)
選び方:胴体ががっちりしていて、足が短い元気な子猫
ブラッシングの頻度: 1回/日、春と秋に換毛期は数回/日
寿命: 15年前後
大きさ:男の子:約5.0㎏、女の子:約4.0㎏
性格:温厚な性格で甘えん坊な一面も
短くつぶれた鼻と美しい毛並みのヒマラヤンに一目ぼれした人もいると思います。
ペルシャの血統を受け継ぎ、温厚な性格なため、一緒に暮らしやすいといわれる猫ちゃん。
パンダのように白と黒の毛並みが世界の人々を魅了しています。
この記事がこれからヒマラヤンと暮らそうとする人にとってお役に立てば幸いです。
最終更新日 : 2020/10/30
公開日 : 2017/08/17