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シベリアン・ハスキーはオオカミに近い犬?シベリアン・ハスキーのルーツや飼い方について






オオカミのような出で立ちで、神秘的な目の色を持つ犬と言えば「シベリアン・ハスキー」ではないでしょうか。

数十年前には日本でも大人気となったシベリアン・ハスキーですが、今もなおアメリカでは人気の高い犬種のひとつで、多くの犬種がいる中でも12位という順位を維持している犬種でもあります。

今回はそんなシベリアン・ハスキーのルーツや飼育に関してだけでなく、シベリアン・ハスキーにまつわる物語についても解説していきたいと思います。

【目次】シベリアン・ハスキーはオオカミに近い犬?シベリアン・ハスキーのルーツや飼い方について

 

1ページ目 :

 

1. シベリアン・ハスキーについて知りたい!

シベリアン・ハスキーの生息地「シベリア」

2. シベリアン・ハスキーの歴史について知りたい!

そり犬としての実力を示したシベリアン・ハスキー

作業犬からペットとして人気の犬種へ

今もなおアメリカで高い人気のシベリアン・ハスキー

日本でも大流行したシベリアン・ハスキー

3. シベリアン・ハスキーの知能について知りたい!

シベリアン・ハスキーは頭が悪い?オオカミに近い?

4. シベリアン・ハスキーの近似犬種とオオカミの遺伝子

・サモエド(Samoyed)

・カナディアン・エスキモー・ドッグ(Canadian Eskimo Dog)

・ラブラドール・ハスキー(Labrador Husky)

・アメリカン・エスキモー・ドッグ(American Eskimo Dog)

・アラスカン・ハスキー(Alaskan Husky)

・アラスカン・マラミュート(Alaskan Malamute)

知能が低いのではなく、飼い主の問題

5. シベリアン・ハスキーを代表する忠犬「バルト」と「トーゴ」の命のリレー

死に至る恐ろしい感染症「ジフテリア」

ニナナ市からノーム市への血清を運ぶリレー

数千人の命を救った犬ぞりチーム

 

2ページ目 :

 

6. シベリアン・ハスキーの毛色について知りたい!

・ブラック&ホワイト

・カッパーレッド

・シルバー&ホワイト

・ホワイト

成長とともに変わるシベリアン・ハスキーの柄

7. シベリアン・ハスキーの「目」について知りたい!

シベリアン・ハスキーの「ブルーアイ」について

シベリアン・ハスキーの「オッドアイ」について

8. シベリアン・ハスキーの性格について知りたい!

飼い主さんとのスキンシップを大事にする

主従関係を付けることから始めましょう

9. シベリアン・ハスキーと「アラスカン・マラミュート」の違いについて知りたい!

特徴的な違いは「尻尾」

「輪郭」や「耳」にも違いがあります

「目の色」にも大きな違いがあります

10. シベリアン・ハスキーの病気について知りたい!

大型犬に多い「股関節形成不全」

念のため気を付けておきたい「眼病」

11. シベリアン・ハスキーを飼う前に知りたいこと

幼少期から社会性を身に着けましょう

「遠吠え」は本能的な習性です

シベリアン・ハスキーは氷点下の気温にも耐える

ダブルコートは抜け毛も多い

12. シベリアン・ハスキーの基本データ

 

1. シベリアン・ハスキーについて知りたい!

 

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シベリアン・ハスキーの起源は、 犬種 の名前にも入っているシベリア北東部、チェルスキー山脈一帯が起源とされています。

シベリアン・ハスキーは、ここシベリア北東部に住んでいるエスキモーの中の1民族「チュクチ族」に飼育されてきた犬種でした。

 

チュクチ族はトナカイの牧畜を行う民族で、漁や狩猟を行なってきた遊牧民族。

シベリアン・ハスキーはその生活の中で、主に「そり引き」や「ボート引き」といった運搬作業、「狩猟」や「番犬」といった仕事を与えられ、チュクチ族と古くから生活を共にしてきた犬でした。

 

シベリアン・ハスキーの生息地「シベリア」

 

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シベリアン・ハスキーの「ハスキー」という呼称。

枯れたような声の事をハスキーボイスと呼びますが、シベリアン・ハスキーの「ハスキー」は全く異なる意味を持ちます。

 

「ハスキー」とは、かつてエスキモーを指す呼称でした。

チュクチ族を含めたエスキモーは毛皮を売って生計を立てており、この毛皮で貿易を行なっていた商人達や、シベリアを訪れる冒険家達から「ハスキー」と呼ばれていました。

そして、チュクチ族が連れていた「 」達もまた、ハスキー犬と呼ばれ始めたのでした。

 

 


2. シベリアン・ハスキーの歴史について知りたい!

 

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かつてのアメリカではドッグレースが盛んに行われており、冬には犬ぞりレースも人気のドッグレースでした。

シベリアン・ハスキーが一般的に認知され始めたと言われるのが1909年の「アラスカ賞金レース」と言われています。

アラスカ賞金レースは、アラスカ州「ノーム」から「キャンドル」までの約653kmを犬ぞりで走るレースで、この年に初めてチュクチ族も賞金レースに参加することになり、チュクチ族が連れていたのがシベリアン・ハスキーだったのです。

しかし、シベリアン・ハスキーは他の犬ぞりの犬種と比較しても小さめの犬種で、性格も従順であったために、注目をあつめることはありませんでした。

 

そり犬としての実力を示したシベリアン・ハスキー

 

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1909年のレースでは注目を集めることのなかったシベリアン・ハスキー。

しかし、このレースを見た一人のマッシャー(犬ぞり操縦者)がシベリアン・ハスキーの能力に目をつけ、翌年のレースのためにシベリアン・ハスキーを70頭購入し、トレーニングを開始し始めます。

そして、1910年に行われたアラスカ賞金レースでシベリアン・ハスキーは見事にその実力を開花させたのでした。

 

彼はシベリアン・ハスキーで構成される3つのチームでレースに参加し、1位・2位・4位という素晴らしい功績を収めます。

こうしてシベリアン・ハスキーという犬種は、名実ともに一般に知られるようになったのです。

 

作業犬からペットとして人気の犬種へ

 

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シベリアン・ハスキーの人気はこうして高くなり、多くの人がシベリアン・ハスキーを求めるようになりましたが、1930年に入るとシベリア(ロシア)からの輸出が中止されることとなります。

こうした背景には1930年代に起きた「大恐慌」があり、当時のソ連(ロシア)によるシベリア国境の貿易中止が関係しています。

しかし、カナダから経由してアメリカ北部(アラスカ州)等にも渡っていたシベリアン・ハスキーはその後、改良も加えられて世界的にも人気の犬種となりました。

 

そして、改めて「シベリアン・ハスキー」という犬種で「AKC(アメリカン・ケネル・クラブ)」が新品種として登録することとなったのです。

シベリアン・ハスキーの原産国が「ロシア」としている説明や、「アメリカ」とされている説明がありますが、どちらの説明も間違ってはおらず、こうした歴史背景があったためなのです。

 

今もなおアメリカで高い人気のシベリアン・ハスキー

 

1品種として認められたシベリアン・ハスキーは、1939年〜1945年に起きた第2次世界大戦時にも、捜索や救助犬として活躍を収めてきました。

その後はそり犬や作業犬としてだけではなく、家庭犬やショードッグとしての人気も高まり、1939年にはカナダでもシベリアン・ハスキーが新品種として登録されることとなったのです。

現在においてはAKCの飼育頭数ランキングで2013年が14位、2014年が13位、2015年からは12位と、アメリカ国内でも人気の高い犬種となっています。

 

日本でも大流行したシベリアン・ハスキー

 

 

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アメリカでは未だに高い人気を誇るシベリアン・ハスキー。

日本国内に関しては2016年の時点で登録頭数656頭、133犬種中の30位となっています。

 

そんなシベリアン・ハスキーですが、1980年後半〜1990年前半にかけて空前のシベリアン・ハスキーブームが日本に起こりました。

その引き金となったのが、少女漫画の「動物のお医者さん」。

主人公の飼い犬である「チョビ」がシベリアン・ハスキーであったため、漫画の人気に伴ってシベリアン・ハスキーも一気に人気犬種の仲間入りを果たすことになりました。

 

 

3. シベリアン・ハスキーの知能について知りたい!

 

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空前のハスキーブームで日本でも人気の犬種となったシベリアン・ハスキーでしたが、ブームが去ったあとは、別の事で社会問題を引き起こすこととなります。

その社会現象というのが、シベリアン・ハスキーの飼育放棄でした。

 

「毛が抜ける」「言うことを聞かない」「力が強すぎる」「頭が悪い」等、非常に根本的な問題でシベリアン・ハスキーを手放す飼い主が増え、捨てられたシベリアン・ハスキーが野犬化したり、保健所にシベリアン・ハスキーが溢れるといった社会問題が起きたのです。

まだまだペット先進国とは言え無かったこの時代の日本で、シベリアン・ハスキーのような大型犬は手に余る犬種だったのかもしれません。

大型犬 は多くの運動量を必要とし、ある程度広いスペースで飼育するのが理想的ですが、十分な運動が行えなければストレスも溜まり、問題行動を引き起こすこととなります。

 

シベリアン・ハスキーは頭が悪い?オオカミに近い?

 

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筆者も子供だったこの頃、「シベリアン・ハスキーは狼の血が濃いから懐きにくいし、頭も良くない」と聞いたことがありました。

しかし、この認識は間違っています。

 

前述の通り、シベリアン・ハスキーは犬そりで活躍してきた犬種で、本来であれば人に対しても従順で、頭も決して悪くはありません。

こうした認識は、飼育の仕方が誤っていた飼い主の問題であり、シベリアン・ハスキーの問題ではありません。

 

確かにシベリアン・ハスキーの容姿はオオカミに似ており、近年行われたDNAの検査でもオオカミに近い遺伝子を持つということが判明しました。

しかし、シベリアン・ハスキーのこれまで従事してきた実績もあることから、オオカミに近いことが頭の善し悪しに関係あるかと言えば、関係のないことかもしれません。

 

前述の通り、シベリアン・ハスキーはシベリアやカナダ北極圏で生まれ育った犬種で、「スピッツ」系統の犬種です。

シベリアン・ハスキーのように、極寒の地で生まれ育った犬種には他にも「 アラスカン・マラミュート 」や「 サモエド 」等の犬種がいますが、いずれの犬種もスピッツタイプの犬種となっています。

 

 


4. シベリアン・ハスキーの近似犬種とオオカミの遺伝子

 

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2012年にアメリカで行われた遺伝子検査では、85種類の犬種の遺伝子が検査され、どの犬種が一番オオカミの遺伝子を持っているか分析されました。

この遺伝子検査によって、シベリアン・ハスキーは7番目にオオカミの遺伝子を多く持つことが判明しました。

では、シベリアン・ハスキーと同じ環境化で誕生した犬種にはどのような種類が存在し、遺伝子の結果はどうだったのかを見てみましょう。

 

・サモエド(Samoyed)

 


【原産地】ロシア(シベリア)

スピッツタイプの容姿が色濃く残る、ロシアの大型犬種「サモエド」。

シベリアン・ハスキーと同じく、そり犬やカモシカ狩り等に従事してきた作業犬です。

オオカミの遺伝子ランキングでは、85犬種中 12番目という結果でした。

 

・カナディアン・エスキモー・ドッグ(Canadian Eskimo Dog)

 

 

【原産国】カナダ

カナダ北極圏に暮らすエスキモーのイヌイット族に飼育されてきた「カナディアン・エスキモー・ドッグ」。

そり犬としてだけではなく、狩猟犬としても活躍してきた犬種で、良質なそり犬を作出するため、シベリアン・ハスキーとも交配されることの多かった犬種です。

オオカミの遺伝子ランキングに関しては、調査対象外です。

 

・ラブラドール・ハスキー(Labrador Husky)

 

 

【原産地】カナダ(ラブラドル半島)

ラブラドール・ハスキーは、主にそり犬を目的として作出された作業犬。

作出の際にはシベリアン・ハスキーも用いられていますが、「 ラブラドール・レトリバー 」は用いられてはいません。

オオカミの遺伝子ランキングに関しては、調査対象外です。

 

・アメリカン・エスキモー・ドッグ(American Eskimo Dog)

 

 

【原産地】アメリカ

「エスキモー」の名前が付いていますが、実際にはエスキモーとの関係は一切なく、元々の犬種名は「アメリカン・スピッツ(American Spitz)」。

改名されたのには時代背景が絡んでおり、「エスキモー」の名称が付けられた理由ははっきりしていません。

オオカミの遺伝子ランキングに関しては、調査対象外です。

 

・アラスカン・ハスキー(Alaskan Husky)

 

 

【原産地】アメリカ(アラスカ州)

本来「アラスカン・ハスキー」という犬種は存在しませんが、良質なそり犬や狩猟犬を作出するため、シベリアン・ハスキーやアラスカン・マラミュートといった犬種を交配させて作られた犬種が、総称としてアラスカン・ハスキーと呼ばれます。

オオカミの遺伝子ランキングに関しては、調査対象外です。

 

・アラスカン・マラミュート(Alaskan Malamute)

 

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【原産地】アメリカ(アラスカ州 西部)

容姿はシベリアン・ハスキーとそっくりなアラスカン・マラミュート。

アラスカ西部の原住民であるエスキモーのマラミュート族が飼育していた犬で、シベリアン・ハスキーとも似た環境下で生まれ育った犬種です。

オオカミの遺伝子ランキングに関しては、シベリアン・ハスキーを抑えて4番目という結果でした。

 

知能が低いのではなく、飼い主の問題

 

 

上記のように、極寒の地で誕生した犬種はシベリアン・ハスキー以外にも存在します。

また、シベリアン・ハスキー以上にオオカミの血を引く、シベリアン・ハスキーの近似犬種が存在することもお分かりいただけたかと思います。

いずれの犬種においても作業犬として従事してきた犬種ばかりで、人間の生活を助けてきました。

因みに、日本を代表する「忠犬」と言えば「 秋田犬 」や「 柴犬 」が挙げられますが、秋田犬に関しては85犬種中3番目という結果に。

 

ブーム以降はシベリアン・ハスキーの飼育放棄が増え、シベリアン・ハスキーは頭が悪いといった認識が一般的になってしまいましたが、頭が悪く飼育のしにくい犬種がここまで存続してくるわけがありません。

事項では、そんなシベリアン・ハスキーを代表する忠犬たちの物語について解説していきたいと思います。

 

 

5. シベリアン・ハスキーを代表する忠犬「バルト」と「トーゴ」の命のリレー

 

 

秋田犬にも忠犬「ハチ公」がいるように、シベリアン・ハスキーにも忠犬が存在します。

その中でも最も有名なのが「バルト(Balro)」というシベリアン・ハスキーです。

 

バルトが活躍したのは1925年のこと。

ゴールドラッシュに湧いていた1900年代には10,000人を越える住民がいたアラスカ州の「ノーム市(Nome)」ですが、1920年代には1,000人を切る小さな町となっていました。

このノーム市には、アラスカ州北部の先住民であるエスキモーのイヌイット系民族も数多く生活していましたが、1925年の1月からイヌイット系民族の間で「ジフテリア」が大流行してしまいます。

 

死に至る恐ろしい感染症「ジフテリア」

 

ジフテリアとは、最悪の場合は死に至る事もある感染症。

皮膚や咽頭・扁桃、鼻など、粘膜による経路で感染するもので、咳などでも飛沫感染する恐ろしい感染症です。

 

症状には咳・嘔吐、高熱、神経麻痺、扁桃腺等が腫れ上がることによって気道が詰まり、窒息するといった症状が見られます。

治療に関してはジフテリアに対する「血清」が有効となりますが、早期発見・早期治療が重要となります。

現代においては予防接種が行われているものの、未だ世界中で犠牲者が出ている感染症でもあります。

 

ニナナ市からノーム市への血清を運ぶリレー

 

 

ジフテリアが大流行し始めたちょうどその頃、ノーム市のあるアラスカ州全体はブリザードが吹き荒れていました。

さらに悪い事に、ノーム市にはジフテリアを治療するための血清が十分に無い状態であったため、感染が爆発的に拡大してしまう可能性が高かったのです。

 

唯一、ジフテリアの血清が揃っていたのがノーム市から飛行機で約1時間30分程の場所にある「アンカレッジ(Anchorage)」でしたが、激しいブリザードの影響により飛行機で輸送するのは不可能だったのです。

そして、この悪天候の中で唯一血清を運ぶことが出来るのは「犬ぞり」による輸送しかありませんでしたが、ノーム市とアンカレッジの間には標高1,500mの山岳地帯がそびえていたため、犬ぞりで血清を輸送するという事は現実的ではありませんでした。

 

次なる候補に挙がったのが、ノーム市から約1,085km離れた「ニナナ(Nenana)」でした。

しかし、血清を輸送する難関は距離だけではありません。

 

この時、ブリザードが吹き荒れていたアラスカ地方は−50℃という氷点下。

さらに犬ぞりには300,000ユニットの血清を積んでの輸送という、非常に過酷なものでした。

こうしてノーム市へ血清を運ぶため、約200頭の犬と20名のマッシャーが集まり、全20チームでリレーを行いながら血清を運ぶ事になったのです。

 

数千人の命を救った犬ぞりチーム

 

 

このような過酷な状況にもかかわらず、1925年1月27日に出発した犬ぞり部隊は2月2日の正午、わずか5日半という日程で血清を輸送し、ノーム市の危機を救うことが出来ました。

この輸送劇で命を落とした犬は6頭、命がけで走り抜いた犬たちの中でも最も長い距離を走り抜いた犬が上記の写真、犬ぞりチームのリーダー犬「トーゴ」でした。

シベリアン・ハスキーのトーゴは初日に134kmを走り抜き、3日間で合計274kmという距離を走り抜きました。

 

そして、血清を繋いだリレーの中で最後の区間を走り抜いたのは、シベリアン・ハスキーのリーダー犬「バルト」が率いる犬ぞりチームでした。

バルトはこの輸送劇の「顔」として脚光を浴び、ノーム市を救った英雄犬として称えられました。

 

バルトやトーゴたちによる偉業はその後も称えられ、現在もニューヨークにあるセントラルパークにはバルトの銅像が建てられ、アラスカのイディタロッド博物館にはトーゴの剥製が展示されています。

1996年にはスティーブン・スピルバーグ総指揮によるアニメーション映画「バルト」でも、この命のリレーが描かれています。

 

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