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セキセイインコ におすすめの鳥かご【三晃商会 イージーホーム バード 35-BL】
ペアのセキセイインコにおすすめの鳥かご【ホーエイ HOハートフルハウスL メッキ】
キンカチョウ や 文鳥 におすすめの鳥かご【マルカン バードパレス フォレスト】
ペアのキンカチョウや文鳥におすすめの鳥かご【HOEI 21デラックスG】
コザクラインコ におすすめの鳥かご【SANKO バードケージ30】
ヨウム におすすめの鳥かご【HOEI 465オウム ステンレス】
鳥といえば、鳥かごの中でちょこんと止まり木に止まっているイメージがあると思います。
鳥を飼育する時、鳥は鳥かごに入れて飼育するというのが普通になっていますが、そもそも鳥にとって鳥かご( ケージ )はどのような必要性があるのか知っていますか?
もし鳥を鳥かごに入れずにずっと放し飼いにしていたら、簡単に逃げてしまいますよね。
犬 や 猫 でしたら脱走することはあまりないと思いますが、鳥は飛べますし、犬や猫ほど賢い鳥はあまり多くはありません。
そのため、鳥かごがないと脱走する確率が上がるのです。
「羽切り」をして鳥が飛ばないようにする方法もありますが、定期的に「羽切り」を行わなければいけないので手間がかかりますし、「羽切り」をするのは可哀想という人も多いと思います。
それに、飛ばなければ鳥かごに入っていなくても大丈夫、というわけではありません。
もし鳥を放し飼いにしていたら、鳥かごに入っているときには合うことのない、あらゆる危険に出くわす可能性が高くなります。
例えば、鳥がいることに気づかずに扉を開けてしまって鳥と扉がぶつかってしまったり、料理中に鳥が飛び込んできて火がついているコンロを触り火傷してしまうなど、様々なケースが考えられます。
鳥かごがあれば、料理中や人が部屋にいない時は鳥かごの中に鳥を入れ、安全に過ごすことができます。
普通に生活していると気付きにくいですが、鳥が鳥かごに入っていることで、知らずのうちにあらゆる危険から守られているのです。
鳥のテリトリーができるので、鳥自身が安心することができます。
もし自分が、よくわからない大きな障害物に囲まれたとても広い部屋で生活することになったら、なんだか不安じゃありませんか?
鳥も同じ気持ちです。鳥かごは、自分の家のように安心できる場所なのです。
鳥かごは鳥にとってとても重要なものなので、鳥を飼うときに必ず用意しましょう。
それでは、鳥かごはどのようなものを選べばいいのか、鳥かごの選び方も紹介します。
鳥の種類はさまざまですが、共通して言える鳥かごの選び方をまとめています。
鳥かごは、狭すぎても広すぎてもあまりよくありません。
狭すぎると羽ばたいた時に羽をぶつけてしまうことがありますし、広すぎたら鳥の体調をチェックするために捕まえようとしても捕まえにくくなってしまいます。
その個体ごとに、ほどよい大きさの鳥かごを選ばなければなりません。
しかし、鳥の大きさは種類によりさまざまですので、どれくらいの大きさを選べばいいと言うことを一概に言えるわけではありません。
鳥の種類ごとの鳥かごの大きさの目安としては、下記のようになります。
35cm×35cmくらいの鳥かご
・中型の鳥(ウロコメキシコインコや オキナインコ など)
45cm×45cmくらいの鳥かご
50cm×50cmくらいの鳥かご
あくまで目安になりますので、鳥かご内のレイアウトや個体の大きさや性格によって大きさを変えてあげましょう。
もし大きさが少し違う鳥かごで迷った場合は、大きめの鳥かごを選んだ方がいいです。
鳥かご内には鳥以外に小屋やおもちゃを入れます。
少し大きいくらいならおもちゃを多めに入れることもできますが、小さいとあまり入れることができないので、大きめの方がいいでしょう。
小さい鳥でも意外とくちばしが頑丈です。
そのため、くちばしで鳥かごを壊してしまうこともあります。
鳥が大きくなれば、さらに力が強くなるのでそれなりの強度が必要になります。
特に、扉やケージフェンスは頑丈なものの方がいいです。
なぜならば鳥がくちばしで齧りやすい部分なので、壊れやすいからです。
意外と大事になってくるのが掃除のやりやすさです。
掃除がやりにくい鳥かごだと、掃除をしていたとしてもだんだん汚れがたまり、不衛生な環境で鳥を飼うことになります。
不衛生なままだと鳥が弱ってしまったり病気になってしまうこともあるので、掃除のやりやすい鳥かごの方がおすすめです。
どのような鳥かごが掃除がしやすいのかと言うと、下記のような鳥かごが掃除がしやすいです。
・水洗いができる素材(スチールやプラスチックなど)、大きさ
・熱湯消毒ができる素材(スチールやプラスチックなど)、大きさ
・歪な形をしていない
・重すぎない
これらに当てはまるような鳥かごを選んだ方がいいでしょう。
鳥かごには付属品がついていることがよくあります。
もし付属品がついていも使わないのであれば、あまり気にすることはありませんが、使うのであればその付属品が単品購入できるのか確認しておいた方がいいでしょう。
止まり木やブランコであれば付属品ではない物を購入することができますが、エサ・水入れの場合は付属品と同じ物でなければ使用できないこともあります。
そのため、エサ・水入れの付属品単品が販売しているのかどうか確認し、ないのであればその代用になるものがあるかどうか調べておきましょう。
エサ・水入れは滅多に壊れることがありませんが、代えがあった方が何かと便利なこともあります。
鳥によってあったほうがいい鳥かごの扉の開き方や大きさ変わります。
例えば、ヨウムのように大きめな鳥の場合はガバッと大きく開く開き戸タイプの方が外に出しやすいです。
セキセイインコであれば、あまり大きな扉はいらず、小さめな扉が1つで足ります。
セキセイインコでも、人馴れしていない場合は扉さえなくても大丈夫です。
このように、鳥の様子や種類によって扉の仕様も変えた方が飼育しやすいので、どういう仕様の扉が必要か考えておきましょう。
以上が鳥かごの選び方になります。
しかし、これらはあくまで「鳥の種類に関係なく共通すること」なので、ここから飼育する鳥ごとに鳥かごを絞っていかなければなりません。
なかなか最初はどれが飼育しやすいのか見分けもつきにくいと思いますので、鳥の種類ごとにおすすめの鳥かごもまとめてあります。
鳥の種類ごとにおすすめの鳥かごを紹介します。
また、鳥をペアで飼う人も多いと思うので、小型の鳥はペアの場合も一緒にまとめています。
セキセイインコは雛の時から育てれば手乗りになります。
そのため、手乗りなのであれば鳥かごから出しやすい扉の鳥かごがいいでしょう。
イージーホーム バード 35-BLなら扉に止まり木がついているので、扉を開けっ放しにしてセキセイインコと一緒に遊ぶことができます。
エサ窓には簡単な留め具がついているので、セキセイインコが勝手に扉を開けることがないでしょう。
底面の部分が引き出し状のトレーになっているので、掃除も簡単にできます。
もし、セキセイインコが手乗りではないのであれば、扉が小さめで開き戸ではないタイプの鳥かごの方をおすすめします。
・値段:5,747円
・本体サイズ:幅360×奥行き340×高さ430mm
・付属品:
止まり木2本/扉用とまり木1本(※木製)
専用クリア食器2個
ワイヤーメッシュスノコ1
筆者は実際にこの鳥かごでセキセイインコを2羽飼っています。
オスの親子のセキセイインコを入れていますが、どちらかが羽ばたいても当たることはありませんし、狭い様子もなく暮らしています。
出入り口は掛けるだけの簡単な留め具がついています。
留め具をちゃんとかけていない時もありますが、セキセイインコが脱走したことは1度もありません。
オキナインコほどの大きさになってくると開けることができるようになりますが、それでも出入りすることはできないくらいなので、鳥が脱走する心配はないでしょう。
もし心配であれば、出入り口の部分にナスカンををつけておきましょう。
・値段:5084円
・本体サイズ:幅370×奥行き415×高さ440mm
・本体重量:3140g
・セット内容:
天井アミ×1
本体横付前アミ×1
本体横付後アミ×1
ハートフルL用底(引出し付)×1
足付フンキリアミ×1
ホルダー付止まり木12Φ250mm×2
35クリアカップ×2
35用エサカバー×2
シャッター×1
値段がお手頃で、ペットショップにもよく販売されている鳥かごです。
筆者は実際にこの鳥かごでキンカチョウを飼っています。
1羽でちょうどいい大きさです。
ブランコは乗らないので入れていないのですが、ブランコを入れても邪魔にならない広さはあります。
エサ入れが小さめに見えるかもしれませんが、キンカチョウや文鳥であれば不便ない大きさです。
出入り口は手をスルリと入る大きさなので、鳥かご内で鳥をさわったり手に乗せたりすることもできます。
鳥かご本体の重量が重くないので、持ち運びも簡単にできます。
・値段:1480円
・本体サイズ:幅300×奥行き230×高さ390mm
・本体重量:1080g
・原材料:
ケージフェンス:スチール
トレイ本体:プラスチック
底トレイ:ポリプロピレン
止まり木:ポリ塩化ビニル
エサ入れ・水入れ:プラスチック
ブランコ:ポリプロピレン
ペアで飼う時は小屋を入れたいので、少し奥行きが広めの方がおすすめです。
エサ・水入れは大きめなので、2羽いてもエサを食べる時にケンカになることも足りなくなることもないでしょう。
底面のトレーが大きめなので、掃除もやりやすいです。
エサ窓はありますが、出入り口はありません。
なぜ出入り口がなくてもいいのかというと、ペアだと鳥同士で仲良くなり、人が入るスキがなくなるのです。
その結果、あまり人に懐かなくなり、ふれあうことより鳥かご外から見守ることの方が増えます。
そのため、出入り口がなくても十分事足りるのです。
もし、鳥と飼い主のふれあいを重視するのであれば、出入り口がある鳥かごの方がいいでしょう。
・値段:4,575円(税込)
・サイズ:
本体:幅290×奥行き365×高さ390mm
エサ窓:幅97×高さ109mm
・重量:2000g
・セット内容:
天井アミ×1
本体横付前アミ×1
本体横付後アミ×1
21用底(引出し付)×1
21用足付フンキリアミ×1
ホルダー付止まり木(12Φ×180mm)×2
シャッター×1
ワイドミニエサカバー×2
ワイドミニエサ入れ×2
そのため、ふれあいたいのであれば1羽で飼うことをおすすめします。
SANKO バードケージ30は扉を開けた時に手乗り用パーチがついているので、外に出して遊ぶのであれば、扉を開けてそのままにしておいても使いやすいです。
付属品のエサ・水入れにはカバーがついているので、周りに飛び散ることがなく便利です。
奥行きがあまりない横長タイプなので、コンパクトに鳥かごを設置することができます。
もしコザクラを観賞用としてペアで飼うのであれば、もう少し大きめの鳥かごのほうがいいでしょう。
・値段:3480円
・本体サイズ:幅423×奥行き305×高さ420mm
・本体重量:2000g
・セット内容:
止まり木2本
専用クリア食器2個
ワイヤーメッシュスノコ1枚
手のり用パーチ1個
組み立てや折りたたみが楽々できる鳥かごです。
出入り口やエサ窓がクリップ式になっているので、鳥が勝手に開ける心配が少ないです。
付属品として、エサ・水入れだけではなく粟穂や小松菜を入れることができるグリーンホルダーもついています。
エサ・水入れは上に被せるカバー付きなのでエサをこぼす鳥に特におすすめです。
筆者が飼っているセキセイインコは、エサ入れの中に入りエサをザッザッと掘る癖があります。
そのためカバー付きの餌入れにし、だいぶ周囲にエサが飛び散らなくなりました。
余計な掃除が省けますし、無駄にエサを捨てることにもならないので、カバー付きのエサ・水入れが元からついているのはとても便利です。
扉は手前に引くことで開くようになっています。
扉に止まり木がついていて、扉を開けることで上に乗ることができるので、人馴れをしていてよく外に出すオカメインコにはとくに出しやすい仕様になっています。
上部に持ち手が2つついていますが、万が一、持ち上げた時に鳥かごの上面と底面が外れて落下してしまうことがないように、運ぶときには必ず鳥かごの底面を持つようにしましょう。
・値段:10000円
・サイズ:
本体:幅465×奥行き465×高さ580mm
出入り口サイズ:幅223×高さ161mm
エサ窓サイズ:幅86×高さ73mm
ピッチ(線と線の間):15mm
線径:2.0mm
・本体重量:4900g
・セット内容:
天井アミ×1
本体前アミ×1
本体両横付後アミ×1
465用水漏れ防止枠(シャッター付)×1
465オウム用足付フンキリアミ×1
465用底(引出し付)×1
止まり木15Φ463mm×2
ホールダー付T字止まり木15Φ×1
35クリアカップ×2
35用エサカバー×2
グリーンホルダー×1
扉はエサ・水を入れる部分が2カ所と大きな出入り口が1カ所あります。
開けにくい形状になっていても、扉全てに丈夫なナスカンを付けておくことをおすすめします。
ヨウムは頭がいいので、扉を自分で開けてしまうことがあるのです。
さらに、とても力が強いので簡単にものを壊せます。
筆者がヨウムの世話をしていたとき、100円ショップのナスカンを扉に付けていたところ、いつの間にかヨウムが壊してしまっていたことがありました。
そのため、すこし値段がよくても丈夫なナスカンを使うことをおすすめします。
フンキリアミがステンレス製なので、ヨウムが壊すことは滅多にないでしょう。
止まり木が1本ついていますが、少し太めの天然の木を拾ってきて入れてあげてもいいでしょう。
掃除をする時は一番下のトレーを引き出せばいいので、わざわざヨウムを外に出す必要がなく楽に掃除ができます。
鳥かごを全部掃除する時は、どこか別の鳥かごに移すか外に出しておかなければならないので、もう一つ同じ鳥かごがあってもいいでしょう。
・値段:54,978円(税込)
・サイズ:
本体:幅465×奥行き465×高さ660mm
出入り口:幅265×高さ293mm
エサ窓:幅110×高さ85mm
ピッチ(線と線の間):22mm
線形:3.0mm
・重量:6500g
・セット内容:
天井アミ×1
本体アミ×1
465オウム用足付ステンレスフンキリアミ×1
465用底(引出し付)×1
止まり木25Φ469mm×1
OPカップ×2
購入する鳥かごが決まっても、ちゃんと置く場所の確保はできていますか?
鳥かごを設置する場所について注意しなければならないことがあります。
鳥かごを設置する時、そのまま床に置くのはあまりおすすめできません。
それは、あまり高くない場所は寒くなりやすいからです。
人が寒いと思わなくても、鳥が寒さに耐えられないことがあります。
特に小型の鳥がそうです。
筆者が実際に体験したことなのですが、オキナインコとキンカチョウを少し低めの位置に鳥かごを置いたことがありました。
そうしたらオキナインコはいつも通り元気なのに、キンカチョウが少し弱ってしまったことがあったのです。
筆者のキンカチョウはすぐに保温をしたためいつも通り元気になりましたが、小型の鳥はすぐに体調が変化します。
もし低い位置に鳥かごを置く時は寒さ対策をしっかりとしましょう。
鳥かごを設置する場所の周囲の環境ですが、下記のような場所はあまりおすすめしません。
・人の出入りが激しい場所
→鳥が落ち着かない
・電化製品の近く
→鳥が水浴びをした時に飛んだ水が電化製品に当たるため
・直射日光がよく当たる場所
→熱中症になってしまう
上記注意点を意識しながら、なるべく鳥が落ち着けるような場所に鳥かごを設置できるのが理想です。
本記事では鳥かごについて掲載しましたが、皆さまは飼育する鳥はすでに決まっていますか?
どんな鳥を飼うとしても、まず飼育環境を整えることが大事です。
飼育する動物について知らないとしっかりと世話をすることができないので、飼育してみたい鳥の生態や特徴を調べ、鳥に合った鳥かごを買い、新しい家族として鳥をむかえてあげましょう。
公開日 : 2018/01/10