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キンカチョウは、オーストラリアが原産の小鳥です。
明治時代初期から日本に輸入されており、日本でペットとして飼われている歴史が長いです。
そのため、キンカチョウを飼っている人も多く、ペットショップでも販売している店舗が多いです。
体長は10cm、体重は13~14gです。
種類によっては『ジャンボ』という大きいサイズのキンカチョウもおり、体長は13~14cm、体重は20~24gと少し大きめです。
野生下では5年程度ですが、飼育下だと10年くらい生きる個体もいます。
模様や色にて判別することができますが、キンカチョウの種類により模様が異なるので、少し見分け方が難しいです。
ノーマルのキンカチョウでしたら、「チークパッチ(頬のオレンジ色の部分)」「くちばしの色」「胸元の縞模様」で判別することができます。
オスは「チークパッチ」と「胸元の縞模様」があり、「くちばしの色」が濃いめです。
メスは「チークパッチ」と「胸元の縞模様」がなく、「くちばしの色」が薄めです。
成鳥は模様がはっきりとしていますが、幼鳥は模様がはっきりと出ていません。
「ププププ」「ミーミー」という鳴き声です。
筆者はキンカチョウを飼っていますが、日常生活でうるさく感じるほどの鳴き声ではないです。
分類:鳥綱 スズメ目 カエデチョウ科 キンカチョウ属 キンカチョウ
和名:キンカチョウ(錦花鳥)
英名:Zebra finch
原産:オーストラリア
体長:10cm(ジャンボは13~14cm)
体重:13~14g(ジャンボは20~24g)
平均寿命:飼育下で約10年
雌雄判別:
メス→くちばしの色が薄い、チークパッチや胸元の縞模様がない(種類によりオスにもない場合もある)
オス→くちばしの色が濃い、チークパッチや胸元の縞模様がある(種類によりオスにもない場合もある)
成鳥と幼鳥の違い:
成鳥→模様がはっきりとしている
幼鳥→模様が薄く、はっきりしていない
鳴き声:「ププププ」「ミーミー」
キンカチョウは色や模様により、様々な種類に分けられています。
一番メジャーなタイプです。
お腹は白に近いクリーム色で、背や頭部は灰色、脇腹は茶色地に斑点、尾は丸い白斑があります。
オスは胸元に縞模様と頬にチークパッチがありますが、メスにはこれらがありません。
全体の色が白色のキンカチョウです。
アルビノではないので、目の色は黒です。
ノーマルと柄はほぼ同じですが、模様の色が全て白、黒、灰色で、チークパッチの色が黒色に変化した色変わりです。
また、メスでもチークパッチがあります。
ノーマルの口の横の部分が黒く変化した品種です。
ノーマルと柄は変わりませんが、それが全体的に淡い黄褐色になっています。
フォーンよりさらに全体の色が薄くなり、頬のチークの色が濃くなった種類です。
褐色部分が部分的に白くなっている種類です。
ノーマルの灰色や黒い模様が消えている種類です。
ノーマルの灰色の部分が部分的に白くなっています。
白の割合が多いです。
ノーマルから頭部の灰色と胸元の縞模様を抜いた品種です。
普通のキンカチョウより大きいサイズのキンカチョウです。
色変わりのジャンボキンカチョウもいます。
キンカチョウは種類により値段が異なります。
珍しい種類のものだと1万円前後することもありますが、一般的な値段は3000円~4000円くらいです。
また、つがいで販売されていることも多く、ノーマルのつがいで7000円前後で販売されていたりもします。
生体はこれくらいの値段なので、買おうと思えばすぐに買うことができると思います。
しかし、生体だけではなく飼育道具も揃えておかなければなりません。
鳥用のケージを使用しましょう。
筆者は1羽で飼っており、『マルカン バードパレス フォレスト』というケージを使用しています。
大きさは、幅30cm×奥行23cm×高さ39cmあるので、2羽くらいでしたらこれくらいの大きさのケージで問題なく育てることができます。
ケージですが、下のトレーが引き出せるタイプの種類の方が掃除がしやすいです。
掃除方法ですが、毎日下のトレーの床材を取り替え、定期的にケージの全洗いをしましょう。
ケージ内の床部分に敷くものになります。
新聞紙でしたら手に入りやすく、汚れたら捨てればいいのでおすすめです。
ケージ購入時に一緒についている場合がよくあります。
もしついているのであれば、それでも十分です。
他にも餌入れを買うのであれば、鳥用のケージに引っ掛けられるタイプの餌入れを買いましょう。
餌入れ同様に、ケージの付属品としてついている場合はそれを使用しましょう。
なければ、ケージに引っ掛けられるタイプの水入れを買いましょう。
こちらもケージと一緒についている場合があります。
ついていなければケージの大きさを計り、ケージに合った大きさの止まり木を買いましょう。
木製やプラスチック製の物がありますが、どちらでも大丈夫です。
止まり木をつけるときですが、たくさんケージ内に置いてしまうと、キンカチョウの身動きがとりずらくなってしまいます。
鳥かごの大きさにもよりますが、キンカチョウが羽ばたけるくらいの余裕を空けて止まり木を設置しましょう。
巣はなくても大丈夫ですが、あった方がいいです。
キンカチョウの寝床や隠れ家になります。
また、繁殖を考えている場合が必ず設置しましょう。
木製のものもありますが、画像のようにワラでできたものも定番です。
そして安価でもあるので、初めて買うときにおすすめです。
飼育下では爪が伸びてしますので、爪切りがあるといいです。
人用の爪切りか 小動物 用のハサミ型の爪切りが使いやすいです。
爪を切るときは、野球ボールを持つようにキンカチョウを握ります。
人差し指と中指の間から頭を出し、第二関節で頭を押さえるようにな持ち方です。
爪を切るときには、止血剤(小麦粉、クイックストップなど)も用意しておくといいでしょう。
あまり人馴れをしておらず、爪切りが難しい場合は、『サンドパーチ』というものを使用してもいいでしょう。
『サンドパーチ』は鳥が乗ったときに、爪の当たる部分をやすれるようになっているものです。
しかし、効果の良し悪しは個体によりだいぶ異なり、足に負担がかかるのではないかと心配になる飼い主さんもいます。
一番手っ取り早く、確実に爪を短くするには爪切りを使うことをおすすめします。
鳥用のケージは通気性がいいので、寒くなりやすいです。
そのため、寒い時のために保温器具を買っておきましょう。
保温器具は、カバー付きの保温電球がおすすめです。
動物病院に運んだり、一時的にケージから出すときに使います。
鳥や小動物用の金網製のキャリーケージもありますが、おすすめは昆虫用のプラスチックケースです。
安価であり丈夫なので、動物を飼うのが初心者の人でも、手が出しやすく使いやすいです。
フィンチ用の混合餌をあげましょう。
ペットショップやネット通販で販売されているので、容易に手に入ります。
また、それにプラスして『ボレー粉』や『青菜』などもあげた方がいいです。
『ボレー粉』はカルシウム、『青菜』はビタミンなど、混合餌だけでは補えない栄養を補給することができます。
混合餌により、すでに入っている場合もありますが、個別で購入してあげた方が量を調整しやすいです。
量は1日に少量で大丈夫です。
原産がオーストラリアの鳥なので、寒さが苦手です。
日本の環境にだいぶ順応はしていますが、温度が20度以下に下がらないよう、保温器具を入れたり暖房をつけましょう。
キンカチョウは繁殖がしやすいです。
繁殖をする場合は、ケージにつがいで入れ、巣を必ず入れてあげましょう。
注意をしておきたいのが、1度に5羽くらい産むので、一気に数が増えてしまうことです。
さらに、すぐに交尾をしてしまうので、繁殖を望まない場合は巣を取り除くか、雌雄を別々のケージで飼いましょう。
キンカチョウは飼育がしやすい鳥なので、動物の飼育が初心者の人でも手が出しやすいです。
飼育道具や飼育方法をおさえて、キンカチョウを飼ってみてください。
公開日 : 2017/09/29