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上野動物園は、上野駅に隣接する上野公園にある動物園。
春の桜の季節にはお花見で有名な上野公園内にあり、日中友好の証に初めてジャイアントパンダが来日するなど歴史的にも重要なスポットです。
国内の動物園の中でも最も有名な動物園のひとつ。
飼育されている動物は約350種。2500もの動物が暮らしています。
2021年6月に双子のジャイアントパンダの「シャオシャオ」と「レイレイ」が誕生したことでも注目を集めています。
本記事では、上野動物園の基本情報から見どころまで、動物園に訪れる前に知っておきたい情報をまとめました!
〒110-8711 台東区上野公園9-83 上野動物園
問い合わせ先:案内係
電話 03-3828-5171(代)
9時30分~17時(入園および入場券の販売は16時まで)
※動物によっては、16時30分ごろから寝小屋に入るため、展示が終了します。
※日によって開園時間が変更することあり。
月曜日、年末年始(12月29日~翌1月1日)
※月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日
個人一般:600円
65歳以上:300円
中学生:200円
都内在住・在学の中学生:無料
小学6年生まで、身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳保有者:手帳の提示で無料
団体一般:480円
65歳以上:240円
中学生:160円
年間パスポート(購入日から1年間有効)
一般:2,400円
65歳以上:1,200円
上野動物園は、無料で開放している日があります。
対象者と日にちは以下の通り。
3月20日 開園記念日
5月4日 みどりの日
10月1日 都民の日
5月5日 こどもの日(全ての中学生無料)
9月15日〜21日 老人週間(60歳以上、その付添者1名無料)
3ヵ所の出入口(東園:表門、西園:弁天門、西園:池之端門)で販売している入園券を購入して入場。
※入園料が無料、年間パスポートを持っている場合は入園券を購入せず、改札へ。
上野動物園を訪れるなら、電車で行くのがおすすめです。
<東園 表門から入園する場合>
<西園 池之端門から入園する場合>
各国道および高速道路を利用。
詳しくは上野動物園公式ホームページのアクセスについてを参照すると良いでしょう。
車の場合、上野動物園に駐車場がないので注意。
上野駅、または上野公園付近の駐車場は次の通りです。
上野駅敷地内の無人駐車場。
動物園表門まで徒歩約5分。
駐車場出入口が急坂のため車椅子不可。
国立科学博物館近く。
動物園表門まで徒歩約5分。
自走式平面駐車場。
弁天堂近くに位置しており、西園・弁天門まで徒歩約10分。
地下機械式駐車場で下町風俗資料館近く。
西園・弁天門まで徒歩約5分。
自走式立体駐車場、二輪車駐車可。
上野動物園の入場券と駐車券提示で30分無料サービスあり。(2時間以上の利用の場合)
土・日・祝日は、早い時間に満車が予想されます。
公共交通機関の利用や早めの出発で対応しましょう。
上野動物園は東京の都心部にありながら、自然とその景観を維持している都市型の動物園。
その中で約350種2,500点の動物が飼育されています。
東園は上野公園の丘陵地に位置しており、中型の サル 類や、ジャイアントパンダなど、見応えのある動物たちがたくさん。
まずは東園の見どころを見ていきましょう。
上野動物園といえば、ジャイアントパンダ。
ジャイアントパンダのリーリーや、シンシン(シャンシャン、双子のパンダ・シャオシャオとレイレイのお母さん)に会えます。
表門広場を入ってすぐ左側は、日本エリア。
五重塔をバックにエゾシカやニホンカモシカ、日本の野鳥を展示しています。
日本らしい風景に佇む、日本固有の動物たちを見ることができます。
ニホンリスの連結ケージなど、他では見られない展示も多数あります。
動物園で外せないのは、ゴリラやトラなどの大型動物。
それぞれの生息地に合わせた自然に近い形で展示されています。
アジアゾウを様々な角度から見られるエリア。
緑と土の放飼場と、6室の寝室を備えた将来の繁殖にも対応できる施設です。
放飼場で奔放に過ごすゾウだけでなく、寝室にいるゾウの様子も見ることができます。
マレーグマやニホンツキノワグマ、ヒグマなど、熱帯から寒帯にかけて広く分布するクマたちの生息地を再現。
雄大な景色の中で暮らすクマたちに会えます。
他の動物園ではなかなか見られない、冬に冬眠をするクマの姿も観察できるブースあり。
寒帯で暮らすホッキョクグマやアザラシのエリア。
陸上にいるホッキョクグマだけでなく、水中でのダイナミックな行動を間近に観察することができます。
その近くにアザラシやアシカ、極地に住む鳥たちも展示。
西園は、ハスが茂り島が点在するエリア。
上野公園 不忍池北側の区域で、キリンやカバなどアフリカ産の動物や家畜動物などが展示されています。
小獣館や触れ合い子ども動物園など、子どもが喜ぶ施設が多数。
そんな西園の見どころも確認しておきましょう!
50種以上の小型の動物を展示。
近い距離で動物たちを観察することができます。
1階に小型の哺乳類、地階には昼夜逆転の展示で夜行性の哺乳類。
同じ環境でも時間帯を分けて暮らしている動物界への理解ができるように工夫されています。
両生類、 爬虫類 を生息地ごとに自然環境を再現して展示。
ジャングルのような雰囲気が漂う施設です。
ヘビ やワニ、ガラパゴスゾウガメ、 オオサンショウウオ 、 ヤドクガエル など、日本では野生で見られない生物ばかり。
特設展も充実しており、冒険しているようなワクワク感を味わえます。
国内で唯一のアイアイ展示施設。
その他、フォッサやキツネザル類などマダガスカル島に生息する動物たちを飼育・展示しています。
屋内施設で夜行性のアイアイが活動する様子を見ることが可能。
また、不忍池にかかる浮き桟橋で日光浴をするワオキツネザルを観察することもできます。
子どもたちが動物と身近に親しみ、触れ合うことができるエリア。
動物をいたわる気持ちや自然を愛する気持ちを育めるように、戦後まもなく開設されました。
小動物 や家畜の飼育展示、 ウサギ や モルモット と触れ合える体験プログラムなどがあります。
子ども連れにおすすめのエリア。
アフリカ、南アメリカ、オーストラリアなど幅広い地域の動物を展示。
動物園の目玉である キリン やカバ、サイのような迫力ある大型動物が見られます。
また、オカピ、ツチブタ、 ハシビロコウ のような珍しい動物にも出会えるエリアです。
上野動物園には動物以外にも見所がたくさん!
おすすめスポットをご紹介します。
上野公園内の上野台地と本郷台地の間に位置する天然の池。
堤で3つに分かれているうちの1つ、鵜の池を園内から見ることができます。
岸辺を活用して、ツルやペリカンなどの鳥類を展示。
冬季には、カモ類やカモメ類などの渡り鳥が多数飛来し、自然に近い状態で鳥たちを観察することができます。
上野動物園内には、歴史的に貴重な建造物もたくさん。
東園には、1639年に再建された国重要文化財の旧寛永寺五重塔や、藤堂高虎が建て1878年に再建された閑々亭など、建築ファンにも嬉しいスポットが満載。
また、旧正門は20世紀初頭の日本型ベルサイユ建築の面影を残した建造物であり、当時の外国文化を取り入れた日本建築を知ることもできます。
上野動物園といえば、2017年6月に産まれた「シャンシャン」や、2021年6月に生まれた双子の「シャオシャオ」と「レイレイ」など、たびたび赤ちゃんパンダが誕生していることでも話題になっています。
上野動物園で誕生したシャンシャンですが、東京都と中国野生動物保護協会との協定のもと、中国に返還されることが決まっています。
コロナの影響で延長されていたシャンシャンの返還日も2022年12月31日で決定し、上野動物園でシャンシャンに会えるのはあとわずかの期間となっています。
なお、双子の赤ちゃんパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」は、2022年10月4日(火)より、抽選方式だった観覧方法が当日観覧列に並んだ順で観られるように変わりました。
シャオシャオとレイレイもいずれは中国に帰ってしまうので、観覧しやすくなったこのタイミングで、ぜひパンダのもりへ足を運んでみてくださいね。
実は、上野動物園は歴史的にパンダと深く関係した動物園。
1972年10月に日本初のパンダ展示を始めた動物園でもあります。
それまで「パンダ」といえば レッサーパンダ を連想する人が多く、ジャイアントパンダは知られていませんでした。
日本のパンダの歴史は、この1972年上野動物園に、日中国交正常化の証として中国からパンダが贈られたことに始まります。
当時まだジャイアントパンダの情報も少なく、ノウハウがないまま上野動物園では飼育を開始。
やって来たランランとカンカン2頭の様子は連日報道され、世間にパンダブームが巻き起こしました。
これらのことから、上野動物園=パンダというイメージをもたれやすいのかもしれません。
上野動物園を訪れたなら、パンダは絶対に見ておきたいですね!
上野動物園はパンダにゆかりのある都市型動物園。
都会にありながらも、自然界で暮らす動物たちのために環境を整え、訪れる人々に動物の生態や彼らとの関わり方について考えさせてくれる展示を行っています。
パンダブームを巻き起こし、今話題のシャンシャンも近日お披露目という上野動物園。
もちろんパンダだけでなく、他の動物たちも興味深い展示がされています。
ぜひ、上野動物園で様々な動物たちの暮らしを観察してみてください。