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オオサンショウウオって飼えるの?3000年変わらない生きた化石!






「オオサンショウウオって何者?」と思う方は多いのではないでしょうか。
実は国の特別天然記念生物に指定されている、世界最大の両生類なんです。

今回はそんなオオサンショウウオについて特徴や生態をご紹介します。
イモリやウーパールーパーと混同されることが多いためその違いに関しても解説していますよ。

最後にはオオサンショウウオグッズや、オオサンショウウオに会える施設についても合わせてご紹介します!

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【目次】オオサンショウウオって飼えるの?3000年変わらない生きた化石!

 

生きた化石オオサンショウウオに関して知ろう!

オオサンショウウオとは?

<基本データ>

1.イモリ・ウーパールーパーとの違い

<生物的分類の違い>

<サンショウウオとオオサンショウウオの違い>

<特徴的な違い>

2.オオサンショウウオが抱える問題

オオサンショウウオに会えるおすすめスポット1:京都水族館

<京都水族館>

オオサンショウウオに会えるおすすめスポット2:日本サンショウウオセンター

<日本サンショウウオセンター>

オオサンショウウオに会えるおすすめスポット3:はんざきセンター

<はんざきセンター>

 

 

生きた化石オオサンショウウオに関して知ろう!

 

オオサンショウウオ ぬいぐるみ 水族館 食べる 生息地 寿命

 

みなさんはオオサンショウウオについて知っていますか?

「オオサンショウウオってなに?」「 ウーパールーパー イモリ とは違うの?」という方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなオオサンショウウオについて2点ご紹介します。

 

  1. イモリやウーパールーパーとの違い
  2. オオサンショウオが抱える問題

 

最後にはオオサンショウウオに会えるおすすめ施設も併せてご紹介します!

 

オオサンショウウオとは?

 

オオサンショウウオ ぬいぐるみ 水族館 食べる 生息地 寿命

 

オオサンショウウオは国の特別天然記念物に指定されています。

約16種類いるサンショウウオの中でも最も大きく、世界最大の両生類です。

 

<基本データ>

 

  • 名称 : オオサンショウウオ
  • 俗称 : ハンザキ
  • 生息地 : 西日本(主に岡山県真庭市北部)の河川
  • 体長 : 平均50-70cm  最大150cm
  • 寿命 : 60-70年 114年という記録もあります
  • 特徴 :
    • 頭が平坦で、尾が全長の3分の1をしめる。
    • 幼生時はえら呼吸。
    • 変態後成体となり肺呼吸になる。
    • 一生を水中で過ごし、夜行性。
    • 食性は動物食。共食いもします。

 

そして、最初に言っておきます。

 

実は残念ながら、法律上オオサンショウウオは飼えません。

しかし例外もあります。詳しくはページ内で説明します。

 

 

1.イモリ・ウーパールーパーとの違い

 

一見似ているように見えるイモリ、ウーパールーパー、そしてオオサンショウウオですが、全くもって異なる生き物なんです。

そのポイントを見ていきましょう。

 

<生物的分類の違い>

 

イモリ、ウーパールーパーとは生物学上の分類が違います。

 

chart1

 

イモリ はイモリ亜目イモリ科に分類されます。

ウーパールーパー(メキシコサラマンダー) はイモリ亜目トラフサンショウウオ科に分類されます。

 

そしてオオサンショウウオは、サンショウウオ亜目に属します。

3種とも同じ有尾目のため、近しい親戚であるといえます。

 

<サンショウウオとオオサンショウウオの違い>

 

オオサンショウウオ ぬいぐるみ 水族館 食べる 生息地 寿命

 

「オオサンショウウオってサンショウウオを大きくしただけ?」という疑問抱く方もいらっしゃると思います。

サンショウウオとオオサンショウウオは生物上違う分類です。

 

サンショウウオ亜目サンショウウオ科には、日本固有の種も含めサンショウウオが属します。

オオサンショウウオ科には、世界に3種しか存在しません。

 

オオサンショウウオ、チュウゴクオオサンショウウオ、アメリカオオサンショウウオです。

 

<特徴的な違い>

 

次は、特徴的な違いをご紹介します。

 

【オオサンショウウオ】

  • 大きさ : 平均全長50-70cm
  • 色 : 茶黒
  • 体表 : 大小のイボで覆われている
  • 目の大きさ : 小さい
  • その他形状 : 頭の語りが平坦

 

【イモリ】

  • 大きさ : 全長10cm前後
  • 色 : 腹に赤や黄が入る
  • 体表 : ざらざら
  • その他の形状 : 皮膚に毒を持つ種が多い。

 

【ウーパールーパー】

  • 大きさ : 全長10-25cm
  • 色 : 白、黒
  • 体表 : なめらか
  • その他の形状 : 頭に3本の外鰭

 

オオサンショウウオは他に比べ大きい種です。

色は河底の岩と同系色の暗褐色です。

平坦な顔、ごつごつした体表はまさに岩の様です。

 

ちなみに両生類、有尾目である3種は共通点も多いです。

3指の本数は、前足4本後ろ足5本です。

 

また、3種とも食性が同じ動物食です。

 

魚類、 カエル 、甲殻類、貝類、ミミズなどを食べます。

共食いをすることもあります。

 

オオサンショウウオ ぬいぐるみ 水族館 食べる 生息地 寿命

 

イモリ・ウーパールーパーと違い、オオサンショウウオの生態については未だ不明点が多いです。

 

2.オオサンショウウオが抱える問題

 

オオサンショウウオ ぬいぐるみ 水族館 食べる 生息地 寿命

 

世界に3種しか存在しないオオサンショウウオ。

(※ヨーロッパの個体は以前に絶滅しました。)

 

現在それぞれ固有種が絶滅の危機に瀕しています。

 

大きな理由の一つに”交雑”問題があります。

日本ではオオサンショウウオとチュウゴクオオサンショウウオの”交雑”が問題です。

 

チュウゴクオオサンショウウオは、1972年前後に京都鴨川に食用として持ち込まれました。

その個体が野生化し、日本固有種との交雑が深刻化しているのです。

 

近年の調査からも、”交雑”問題が見て取れます。

京都鴨川で捕獲された111匹のオオサンショウウオの内44%が交雑種であることが分かりました。

 

chart3

 

しかし、チュウゴクオオサンショウウオも含め、サンショウウオ全種がワシントン条約によって保護されています。

単純に外来種として処理できないのが現状です。

 

交雑種が増えている現状は問題です。

しかし、交雑種によって私たちにオオサンショウウオを飼える可能性もでてきました。

 

国の特別天然記念物に指定されているオオサンショウウオは法律上飼うことはできません。

しかし、「交雑種」ならば法律上飼育しても問題はないのです。

 

ですが、固有種、交雑種は外見上の違いがなく判断がつきません。

 

DNA鑑定が必要なのです。

そのため(可能性はありますが)、事実上「飼えない」のです。

 

そこでペットとして飼えなくても、「どうしてもオオサンショウオを愛でたい!」という方におすすめの施設3つを紹介します。

 

 

オオサンショウウオに会えるおすすめスポット1:京都水族館

 

京都水族館は、オオサンショウウオを強く推し出しています。

そんな京都水族館のショップにはオオサンショウウオグッズが売っています。

 

なかでもおすすめなのは170cm抱き枕サイズのオオサンショウウオのぬいぐるみです。

最大全長150cmを記録したオオサンショウウオにちなんで、170cmサイズがあるのが凝っています。

 

サイズ展開も豊富で、オンラインショップでも買うことができます。

 

 

・S サイズ(約20cm) 930 円(税込)
・M サイズ(約30cm) 1,340 円(税込)
・L サイズ(約55cm) 2,060 円(税込)
・LL サイズ(約90cm) 3,150 円(税込)
・XXLサイズ(約170cm)25,720円(税込)

公式オンラインショップHP: 京都水族館

 

<京都水族館>

 

住所 : 〒600-8835 京都府京都市下京区観喜寺町35−1

電話 :  075-354-3130

HP : 京都水族館

料金 : 大人2050円 大・高校生1550円 中・小学生1000円 3歳以上600円

営業時間 : 10:00-18:00 (年中無休)

 

 

オオサンショウウオに会えるおすすめスポット2:日本サンショウウオセンター

 

日本サンショウウオセンター 赤目四十八滝

 

赤目四十八滝に併設されている日本でも珍しい施設です。

こちらでは、美しい自然の中に自生しているオオサンショウウオを見ることができます。

 

<日本サンショウウオセンター>

 

  • 住所 : 〒518-0469 三重県名張市赤目町長坂861-1
  • 電話 : 0595-63-3004
  • FAX : 0595-63-8400
  • HP : 日本サンショオウウオセンター
  • 入場料 :大人400円 子ども200円(赤目四十八滝内の複合施設です。)
  • 営業時間 :
    •  4月  1日~11月30日 午前8時30分~午後5時

    • 12月 1日~3月31日 午前9時~午後4時30分

    • 12月28日~12月31日  休館

 

 

オオサンショウウオに会えるおすすめスポット3:はんざきセンター

 

岡山県にある施設です。オオサンショウウオを飼育・保護しています。

ちなみにハンザキ(半裂)とは、オオサンショウウオの俗称です。

「半分に裂いても生きていそう…」ということから呼ばれるようになりました。

 

<はんざきセンター>

 

  • 住所 : 岡山県真庭市豊栄1530
  • 電話 : 0867-62-2011(真庭市役所湯原支局総務振興課)
  • HP : はんざきセンター
  • 入場料 : 無料
  • 営業時間 : 9:00~17:00
  • 休館日 : 年末年始

 

 

以上がオオサンショウウオについてのご紹介でした。

「もっともっと詳しくオオサンショウウオについて知りたい!」

 

という方はこちらのHPも参考にしてみてください。

日本ハンザキ研究所ホームページ

 

またご紹介したスポットはどれも西日本にありますので、旅行した際はぜひ訪れてみてください!

以上、読んで下さりありがとうございました!


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