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オオサンショウウオに会えるおすすめスポット2:日本サンショウウオセンター
オオサンショウウオに会えるおすすめスポット3:はんざきセンター
みなさんはオオサンショウウオについて知っていますか?
「オオサンショウウオってなに?」「 ウーパールーパー や イモリ とは違うの?」という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなオオサンショウウオについて2点ご紹介します。
最後にはオオサンショウウオに会えるおすすめ施設も併せてご紹介します!
オオサンショウウオは国の特別天然記念物に指定されています。
約16種類いるサンショウウオの中でも最も大きく、世界最大の両生類です。
そして、最初に言っておきます。
実は残念ながら、法律上オオサンショウウオは飼えません。
しかし例外もあります。詳しくはページ内で説明します。
一見似ているように見えるイモリ、ウーパールーパー、そしてオオサンショウウオですが、全くもって異なる生き物なんです。
そのポイントを見ていきましょう。
イモリ、ウーパールーパーとは生物学上の分類が違います。
イモリ はイモリ亜目イモリ科に分類されます。
ウーパールーパー(メキシコサラマンダー) はイモリ亜目トラフサンショウウオ科に分類されます。
そしてオオサンショウウオは、サンショウウオ亜目に属します。
3種とも同じ有尾目のため、近しい親戚であるといえます。
「オオサンショウウオってサンショウウオを大きくしただけ?」という疑問抱く方もいらっしゃると思います。
サンショウウオとオオサンショウウオは生物上違う分類です。
サンショウウオ亜目サンショウウオ科には、日本固有の種も含めサンショウウオが属します。
オオサンショウウオ科には、世界に3種しか存在しません。
オオサンショウウオ、チュウゴクオオサンショウウオ、アメリカオオサンショウウオです。
次は、特徴的な違いをご紹介します。
オオサンショウウオは他に比べ大きい種です。
色は河底の岩と同系色の暗褐色です。
平坦な顔、ごつごつした体表はまさに岩の様です。
ちなみに両生類、有尾目である3種は共通点も多いです。
3指の本数は、前足4本後ろ足5本です。
また、3種とも食性が同じ動物食です。
魚類、 カエル 、甲殻類、貝類、ミミズなどを食べます。
共食いをすることもあります。
イモリ・ウーパールーパーと違い、オオサンショウウオの生態については未だ不明点が多いです。
世界に3種しか存在しないオオサンショウウオ。
(※ヨーロッパの個体は以前に絶滅しました。)
現在それぞれ固有種が絶滅の危機に瀕しています。
大きな理由の一つに”交雑”問題があります。
日本ではオオサンショウウオとチュウゴクオオサンショウウオの”交雑”が問題です。
チュウゴクオオサンショウウオは、1972年前後に京都鴨川に食用として持ち込まれました。
その個体が野生化し、日本固有種との交雑が深刻化しているのです。
近年の調査からも、”交雑”問題が見て取れます。
京都鴨川で捕獲された111匹のオオサンショウウオの内44%が交雑種であることが分かりました。
しかし、チュウゴクオオサンショウウオも含め、サンショウウオ全種がワシントン条約によって保護されています。
単純に外来種として処理できないのが現状です。
交雑種が増えている現状は問題です。
しかし、交雑種によって私たちにオオサンショウウオを飼える可能性もでてきました。
国の特別天然記念物に指定されているオオサンショウウオは法律上飼うことはできません。
しかし、「交雑種」ならば法律上飼育しても問題はないのです。
ですが、固有種、交雑種は外見上の違いがなく判断がつきません。
DNA鑑定が必要なのです。
そのため(可能性はありますが)、事実上「飼えない」のです。
そこでペットとして飼えなくても、「どうしてもオオサンショウオを愛でたい!」という方におすすめの施設3つを紹介します。
京都水族館は、オオサンショウウオを強く推し出しています。
そんな京都水族館のショップにはオオサンショウウオグッズが売っています。
なかでもおすすめなのは170cm抱き枕サイズのオオサンショウウオのぬいぐるみです。
最大全長150cmを記録したオオサンショウウオにちなんで、170cmサイズがあるのが凝っています。
サイズ展開も豊富で、オンラインショップでも買うことができます。
・S サイズ(約20cm) 930 円(税込)
・M サイズ(約30cm) 1,340 円(税込)
・L サイズ(約55cm) 2,060 円(税込)
・LL サイズ(約90cm) 3,150 円(税込)
・XXLサイズ(約170cm)25,720円(税込)
公式オンラインショップHP: 京都水族館
住所 : 〒600-8835 京都府京都市下京区観喜寺町35−1
電話 : 075-354-3130
HP : 京都水族館
料金 : 大人2050円 大・高校生1550円 中・小学生1000円 3歳以上600円
営業時間 : 10:00-18:00 (年中無休)
赤目四十八滝に併設されている日本でも珍しい施設です。
こちらでは、美しい自然の中に自生しているオオサンショウウオを見ることができます。
4月 1日~11月30日 午前8時30分~午後5時
12月 1日~3月31日 午前9時~午後4時30分
12月28日~12月31日 休館
岡山県にある施設です。オオサンショウウオを飼育・保護しています。
ちなみにハンザキ(半裂)とは、オオサンショウウオの俗称です。
「半分に裂いても生きていそう…」ということから呼ばれるようになりました。
以上がオオサンショウウオについてのご紹介でした。
「もっともっと詳しくオオサンショウウオについて知りたい!」
という方はこちらのHPも参考にしてみてください。
またご紹介したスポットはどれも西日本にありますので、旅行した際はぜひ訪れてみてください!
以上、読んで下さりありがとうございました!
最終更新日 : 2021/04/01
公開日 : 2016/11/07