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ホワイトシェパードは、 ジャーマンシェパードドッグ の白色種で、正式名称を「ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ」といいます。
先祖は同じ「ジャーマンシェパードドッグ」です。
白い因子を持ったジャーマンシェパートから、白いシェパードが誕生しました。
しかし、当時白い被毛はジャーマンシェパードとして認められていませんでした。
通常では処分されるところであった白い被毛のジャーマンシェパードは、被毛の色で認定されないことに疑問を抱いたアメリカのブリーダーにより繁殖が行われました。
その結果、徐々に数が増え、ホワイトシェパードとして親しまれるほどになりました。
現在では日本でも「日本ホワイトシェパード協会」が設立され、ホワイトシェパードの繁殖を進めるなど確立に協力しています。
ホワイトシェパードには、どのような魅力や特徴があるのでしょうか。
ここでは、ホワイトシェパードの基本データから寿命や性格などを紹介します。
原産国:スイス
英名:White Swiss Shepherd Dog
大きさ:53~66cm
体重:25~40kg
ホワイトシェパードの1番の特徴は真っ白な被毛です。
一般的にはダブルコートの短毛種でが、なかには長毛種も存在します。
筋肉質で立ち耳、太い尻が特徴です。
平均寿命:10~12年
ホワイトシェパードは 大型犬 に分類されますので、大型犬としては平均的な寿命といえます。
飼育環境をうまく管理することで、より健康で長生きをさせることも可能でしょう。
ホワイトシェパードの原点でもあるジャーマンシェパードは、 警察犬 として活躍するため、性格が勇敢で攻撃性も兼ね揃えた親同士を交配させています。
一方のホワイトシェパードは、美しさや白さなどの愛玩性を重視して繁殖されています。
そのため、ジャーマンシェパードに比べ温厚で大人しく、友好的な性格をしています。
ジャーマンシェパード譲りの賢さや忠誠心もしっかり持ち合わせており、一般家庭でも飼いやすい大型犬として人気が高まっています。
ホワイトシェパードはジャーマンシェパードのように警察犬としての繁殖はされていません。
愛玩用として繁殖されることが多いため、警察犬として貢献することは現在ありません。
しかし、同じ因子を持つため賢く、災害救助犬として活躍している個体も存在します。
ホワイトシェパードは警察犬向けの繁殖を行っていない分、性格はジャーマンシェパードより温厚で大人しく友好的な傾向があります。
ホワイトシェパードは一般家庭でも飼育することは可能なのでしょうか。
ここでは、ホワイトシェパードの価格や飼育方法を紹介します。
警察犬として活躍しているジャーマンシェパードの飼育は素人では難しい面もありますが、ホワイトシェパードは一般家庭でも十分に飼育することが可能です。
もともと警察犬にすることを目的としてではなく、白さや美しさなど愛玩用として繁殖を行っているため、性格は温厚で大人しく飼いやすい 犬の種類 とされています。
ホワイトシェパードはまだ数が少なく、ペットショップで見かけることはあまりありません。
里親募集で探すか、専門ブリーダーから購入することをおすすめします。
ジャーマンシェパードより価格は高くなります。
犬種としてまだ新しく、あまり流通していないことを考えると高額とはいいきれません。
ホワイトシェパードは、子犬の頃から大人しい個体が多いです。
大型犬ですが、家の中では大人しくしていることが多いため、室内で飼育する方がほとんどとなっています。
また、屋外飼育は皮膚が弱く、被毛も汚れやすいホワイトシェパードの飼育にあまりおすすめできません。
ホワイトシェパードを飼育するにあたり、毎日の 散歩 は必要不可欠です。
大柄なため室内だけでは運動不足になりなり、ストレスに繋がります。
しっかり運動時間を設けストレスを発散させることや、日光浴による栄養補給など、毎日の散歩は健康を保つために欠かせません。
忙しくてしっかりと散歩時間を作ることができないという方は、ホワイトシェパードの飼育は控えた方がよいでしょう。
ホワイトシェパードは大人しく温厚的な性格に加え、ジャーマンシェパードの賢さを引き継いでいます。
そのため、非常に しつけ がしやすい種類です。
「人の心を読む」と言われるほど、飼い主さんの動作や仕草、表情、声のトーンなどを観察し学習することができます。
そのかわり、しっかりと飼い主さんがリーダーシップをとることが重要です。
賢い頭脳のホワイトシェパードがリーダーになってしまうと、大型犬ということもあり、飼育が困難になってしまうでしょう。
ジャーマンシェパードから派生したホワイトシェパードは、「軟便」になりやすい特徴を持っています。
ほかには、「股関節形成不全」「関節炎」「皮膚疾患」といった大型犬特有の疾患が挙げられます。
ホワイトシェパードは慢性的な軟便を持っています。
通常は普通の便をしますが、少しのストレスや体調不良などで下痢を起こしすい種類です。
消化の良いフードを与えることや、なるべくストレスがかからない飼育環境、体調チェックをこまめに行うことが大切です。
犬にとって消化の良いドッグフードとは?
犬が一番消化を得意としているのは動物性タンパク質である「肉」です。
肉を主原料に多く使用している ドッグフード がおすすめです。
ホワイトシェパードの皮膚は弱いため、湿疹や脱毛など皮膚のトラブルを起こしやすい種類です。
皮膚は常に清潔に保つ必要があるほか、 シャンプー やイヤークリーナーなどは刺激の弱いものを使用すると良いでしょう。
ホワイトシェパードに遺伝的なものは存在しません。
原因としては肥満やカルシウム不足などが考えられます。
発症すると炎症により幹部を痛がる、歩行困難などの症状が現れます。
普段から散歩で腰回りの筋肉をつけ、足場の悪い場所の歩行を控えるようにすることでも予防可能です。
ホワイトシェパードは、ジャーマンシェパードから派生したまだ歴史の浅い犬種。
白い被毛が美しく、ジャーマンシェパード譲りの賢さと愛玩用として繁殖された、温厚で優しい性格の持ち主です。
大人しいため室内飼育に向いており、第三者やほかの動物とも仲良くすることができます。
また、しつけがしやすい犬種であることも魅力です。
しかし、しつけをおろそかにしてしまえば、いくら賢いホワイトシェパードと言えど、迷惑行動をするようになってしまうことに変わりはありません。
飼い主さんはしっかりとリーダーシップを確立することで、ホワイトシェパードのストレス軽減や安心して暮らせる飼育環境を作ることができるでしょう。
大型犬のお迎えを検討している方は、ぜひ魅力あふれるホワイトシェパードを検討してみてください。
かっこよさと美しさ、優しさを兼ね揃えた容姿と性格で私たちを癒してくれることでしょう。
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公開日 : 2018/05/21