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兵庫県神戸市、その東部に位置する「灘区」に王子動物園はあります。
灘区といえば、臨界エリアには「神戸製鉄」をはじめとする工業地帯が広がり、阪神工業地帯として有名です。
山の手には関西屈指の高級住宅街も存在し、幅広い文化やジャンルで構成された街となっています。
王子動物園がある「王子公園」のエリア内は観光地やスポーツ施設も多く、華やかな賑わいを持っています。
王子動物園以外には、国の重要文化財に指定されている異人館「旧ハンター住宅」や、近代文学館となる「神戸文学館」、「神戸市王子スタジアム」などのスポーツ施設などが設けられています。
最寄駅となる阪急電鉄神戸本線「王子公園駅」から王子動物園までのアクセスは、徒歩で約3分程度と抜群の立地条件です。
王子公園駅には。王子動物園のシンボルともいえるパンダのイラストが駅の中のあちこちにちりばめられており、そのパンダを探すのも小さいお子様連れの方にはおすすめです。
王子動物園の前身となるのは、昭和3年に神戸市中央区の「諏訪山公園内」に開園した「諏訪山動物園」です。
この諏訪山動物園が昭和21年に閉園し、昭和25年に開催された「日本貿易産業博覧会(通称・神戸博)」の跡地を再利用して、翌年の3月21日に現在の場所へ移転し、王子動物園は開園しました。
本記事では、王子動物園の施設の概要や知っておいてほしい見どころをまとめてご紹介いたします。
まず最初に、王子動物園の基本的な情報を確認しておきましょう。
〒657-0838
兵庫県神戸市灘区王子町3-1
078-861-5624(代表)
3月~10月 9:00~17:00(入園は16:30まで)
11月~2月 9:00~16:30(入園は16:00まで)
毎週水曜日と年末年始(12月29日~1月1日)
ただし、水曜日が祝日の場合は開園となり、その週の休園日はありません。
また春休みや夏休みのような長期の連休においては臨時開園することもありますので、事前に確認をしておきましょう。
大人:600円
高校生以下:無料
高校生以上が大人扱いとなり、入場料が発生します。
ですが兵庫県内在住の65歳以上の方や、障がい者の方とその介護者の方は無料となります。
入場料金が無料となる対象の方は、以下の物を窓口に提示しましょう。
敬老手帳や運転免許証などの、住所・氏名・年齢が確認できるもの。
障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、特定疾患医療受給者証または特定医療費(指定難病)受給者証、先天性血液凝固因子障がい医療受給者証、小児慢性特定疾患病医療受給者証。
1~2級の障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者福祉手帳をお持ちの方の介護者1名も無料となります。
団体料金も上記と同じく、高校生以上の「大人」のみ料金が発生します。
30~99人:540円
100~299人:480円
300人以上:420円
有料の入園者が上記の人数にあたる場合は、団体料金が適応されます。
団体での入園は予約制ではありませんので、事前の連絡や手続きは必要ありません。
入園する際に代表者の方が窓口で入園の手続きを行います。
その際、代表者となる1名の方の認印が必要となりますので、持参するのを忘れないようにしましょう。
学校や幼稚園・保育所、社会福祉施設などのような団体が、教育目的で来園する場合は引率となる教職員の方の入場料も無料となります。
ただし親子遠足のようなケースでの保護者の方の入園料は発生します。
年間パスポートは3,000円にて販売しています。
年間パスポートは作成日より1年間有効です。
王子動物園の入園ゲート受付にて発行していますので、年間パスポートを申し込みたい旨を受け付けで伝えます。
そこで配られる申込書に必要事項を記載し、3,000円を添えて申し込みをします。
代金は現金払いのみとなります。
公式サイトの「年間パスポート」について記載されているページから、事前に申し込み用紙をプリントアウトすることも可能です。
ご自宅でゆっくりと必要事項を記入し、持参すると時間短縮になりますのでおすすめです。
年間パスポートを受け取ると分かりますが、表面に写真を貼るスペースが用意されています。
ここには当然申し込みした方の顔写真を貼ることになりますが、次回来園時までに写真を用意して貼っておけばよいというアナログ方式になっています。
ご本人の証明となりますので、必ず1人で写っている写真にすることと、顔がはっきり分かる写真にすることをおすすめします。
原則、年間パスは申込者以外が使用することはできません。
年間パスには申込者の名前が記載されていますので、他の方が一緒に入園する場合はパスを追加購入するか、入園料を支払うことになります。
このルールを破ると、いかなる場合でも年間パスポートは返還することとなります。
また年間パスの再発行は行っていませんので、紛失には十分注意しましょう。
発行した日を含め5回来園すれば元が取れますので、お近くの方にはおすすめです。
王子動物園の開園記念日となる3月21日は毎年入園無料日となります。
日にちが確定していますので、変動することはありませんが公式サイトのイベントのページで確認しておくほうが良いでしょう。
車いすについては数に限りはありますが無料で貸し出しを行っています。
ベビーカーは約150台用意されており、1台につき300円でレンタルが可能です。
ベビーカーの貸し出しを希望される方は、入園ゲートを入ってすぐにある券売機で「利用券」を購入するシステムとなっています。
駅から徒歩3分圏内と言う抜群の立地条件下にある王子動物園ですので、公共交通機関での来場をおすすめします。
遠方の方は仕方ありませんが、王子動物園に車でアクセスする際に使用する主要幹線道路や一般道は、時間帯によってはかなりの渋滞が発生します。
神戸市が運営している公営の「王子公園駐車場」も用意されていますが、観光地の一角ですので休日は混雑が予想されます。
三宮などの主要駅付近に駐車して、公共交通機関に乗り換えアクセスする「パーク&ライド」の方法もご紹介しますが、そうなると駐車料金が高くなる可能性も否めません。
これまでにお話ししているとおり、もっとも近い最寄り駅は阪急電鉄神戸本線「王子公園駅」でそこからの所要時間は西へ徒歩約3分です。
その他の公共交通機関のアクセス方法もご紹介しておきましょう。
JR神戸線「灘駅」から北方向へ徒歩約5分。
阪神電気鉄道本線「岩屋駅」から北方向へ徒歩約10分。
神戸市バス90・92系統で「王子動物園前」バス停下車。
タクシーの場合約10分。
バスの場合は「布引」のバス停から、神戸市バス90・92系統で「王子動物園前」バス停下車。
各一般道及び国道、高速道路を利用。
摩耶ランプを降りる方は、北方向へ向かい「西灘」の交差点を左折し約10分。
生田川ランプを降りる方も北方向へ向かい、こちらは「布引」の交差点を右折して約15分。
住吉浜ランプから降り、「高羽」の交差点を右折。
「弓木4」の交差点を左折すれば約15分ほどで到着。
王子動物園に隣接している公営の駐車場と、近隣のコインパーキングについてご紹介します。
滞在する時間帯によってはどちらが損か得かについても触れておきましょう。
公営駐車場のほうは、公式サイトの「交通アクセス」のページに「駐車場混雑予測カレンダー」をチェックすることもできますので、参考に目を通しておくとよいでしょう。
兵庫県神戸市灘区王子町3丁目1-1
電話:078-802-0336
営業時間:9:00~16:30(毎週水曜定休)
収容台数:約390台
2時間までは30分につき150円。
2~4時間までは30分につき100円。
4時間を超える場合は30分につき50円。
1時間で300円、2時間で600円、3時間で800円、4時間で1,000円、5時間で1,100円となります。
動物園 だけでなく、公園や近隣の観光施設・スポーツ施設の方も利用するだけあり、収容台数も多く敷地も大変広いことが特徴です。
その分、端のほうに停めることになると入場ゲートまでかなり歩く可能性がでてきます。
小さなお子様連れの方は、可能であればベビーカーを持参することをおすすめいたします。
兵庫県神戸市灘区青谷町1丁目1−1
電話:078-802-0223
営業時間:24時間営業
収容台数:北駐車場57台/南駐車場65台
王子動物園の同じ敷地内の北西側にある「王子スポーツセンター」にも駐車場が用意されています。
動物園からは少し離れてしまいますが、こちらのほうが駐車料金も若干安くなりますので、チェックしておきましょう。
駐車料金は、最初の30分は無料で以後30分毎に100円加算されます。
最高限度額は21:30までに出庫すれば1,100円、翌朝の8:30までに出庫すれば1,500円、21:30~8:30までは1,100円となります。
近隣のコインパーキングの相場は、平日で最大料金800円程度が底値となっています。
高いところになると同じ平日の最大料金で1,500円程度となります。
これが土日祝になると、最大料金の底値は変わらず800円程度ですが、1,000円クラスの駐車場が増えてきます。
駐車料金が高い所も、平日とは変わらず1,500円程度に設定されています。
各駅に近づくと値段が上がる傾向なのは都心部と同じで、駅付近は1,500円前後になると覚えておくとよいでしょう。
もし4時間までしか駐車しないのであれば断然「王子公園駐車場」か「スポーツセンター駐車場」をおすすめします。
しかし、王子動物園付近は観光スポットもたくさんありますしので他にもいく場所がある場合や、小さなお子様連れで時間が読めない可能性がある場合は、近隣のコインパーキングのほうが安くなる可能性も出てきます。
4時間を超える場合は近隣のコインパーキングも視野に入れておくほうが良いでしょう。
遠方から神戸まで来られたなら、王子動物園以外の観光やホテルをターミナル駅界隈にする場合もあるでしょう。
その時に役立つのが「パークアンドライド」です。
神戸の顔ともなる「三宮駅」界隈は、繁華街と言うこともあり多くの駐車場が点在しています。
しかも市営の駐車場も豊富にありますので、利用しない手はありません。
市営三宮駐車場か市営花隈駐車場に車を駐車して、王子動物園まで公共交通機関を使ってアクセスすると、3時間までの駐車料金割引が適用されます。
もし三宮か花隈の市営駐車場を利用される場合は、受け取った駐車券を王子動物園の管理事務所に提出してください。
<市営三宮駐車場>
兵庫県神戸市 中央区加納町6丁目1
078-391-5513
最寄駅となる阪急神戸線「三宮」駅から王子公園駅まで、約5分程度。
<市営花隈駐車場>
兵庫県神戸市中央区花隈町1
078-341-5338
花隈駅からの場合は、神戸高速鉄道「花隈駅」から三宮へ、阪急三宮駅から「王子公園駅」へ。
元町駅を利用する場合は、JR「元町駅」からJR「灘駅」に向かいそこから徒歩でアクセスするのがベストです。
基本的な情報が確認できたところで、ここからは王子動物園のみどころについてお話ししていきましょう。
王子動物園といえばパンダが一番の目玉と思われがちですが、実はパンダだけではありません。
注目すべきは、パンダとコアラを一度に楽しむことができる動物園という点です。
日本中にあるすべての動物園の中でも、パンダとコアラを同じ園内で見ることができるのは、王子動物園ただひとつなのです。
王子動物園にジャイアントパンダがはじめてやってきたのは、今から遡ること昭和56年。
神戸市中央区で開催されていた「ポートピア'81」の会場にて、ジャイアントパンダを借り受け展示を開始しました。
それから月日は流れ、平成12年の7月に「日中共同飼育繁殖研究」を目的とし、10年間の約束でオス・メスそれぞれ1頭ずつのパンダが中国からやってきました。
パンダが送られてきた背景には、中国との共同飼育や繁殖研究の一環だけではなく、阪神淡路大震災からの復興を応援する意味も込められていました。
オスの名前は「興興(コウコウ)」、メスの名前は「旦旦(タンタン)」です。
この名前は一般公募によりおこなわれ、「興興(コウコウ)」は震災復興の願いを、「旦旦(タンタン)」には新しい世紀の幕開けという意味が込められました。
人工授精による繁殖は平成15~21年までの間繰り返しおこなわれましたが残念ながら成果は出ませんでした。
平成19年には何とか受精は成功したものの、死産という結果に。
翌平成20年にはついに出産までたどり着きましたが、1週間も絶たないうちに亡くなってしまいました。
それでも王子動物園の人たちはめげずに頑張ろうとしましたが、平成22年に当時14歳となっていたオスの「興興(コウコウ)」がこの世を去りました。
現在は「旦旦(タンタン)」に新しいお婿さんを迎え入れるための準備をおこなっているそうです。
ちなみに「興興(コウコウ)」は2代続いており、初代の「興興(コウコウ)」は平成14年に中国へ返還されています。
初代「興興(コウコウ)」は、子どもをつくる機能が未発達であったため返還されたのです。
王子動物園の公式サイトでも「みどころ」としてあげられているだけあって、お食事タイムはぜひ見てもらいたいポイントです。
パンダのお食事タイムは午前は10:00と11:45に、午後は13:30と15:00となっています。
大きな体でちょこんと座り、無心に笹をむさぼる姿は愛らしいだけでなく、思わず笑ってしまいそうなほどコミカルです。
SNS映えすること間違いなしなので、ぜひ足を運びましょう。
王子動物園のNo.2といえば「コアラ」です。
平成3年に完成した「動物とこどもの国」エリアにコアラはやってきました。
今もコアラを見るなら「動物とこどもの国」エリアに行けばその姿を確認することができます。
「動物とこどもの国」エリアは園内に入り、左手に進むと見えてきます。
現在は平成28年に誕生した「桜花(オウカ)」という名前のちびっこコアラが人気を集めています。
もちろん、「桜花(オウカ)」だけではなく、常に数頭のコアラが在籍していて、どの子もまるでぬいぐるみのような愛らしさを振りまいてくれています。
過去には繁殖はうまくいったものの、半年で死亡してしまった赤ちゃんコアラもいました。
だからこそ、今元気に王子動物園で暮らしているコアラの「桜花(オウカ)」たちには何にも代えがたい価値があるのです。
コアラの飼育と繁殖には莫大なコストが発生し、それをクリアすることができず多くの動物園からコアラが見れなくなっています。
そのような中でも、精一杯努力をし、数頭ものコアラを展示している王子動物園の素晴らしさを感じ取ってください。
ここでもやはりコアラのお食事タイムは外せません。
コアラのお食事タイムは午前中の1回のみとなります。
時間は11:00となりますので、コアラのお食事タイムをみたい方はできるだけ早い時間に来園することをおすすめします。
そしてもう一つのチェックポイント「コアラのガイド」は、毎週日曜日に行われています。
せっかく日曜日に来園のするなら、ぜひこちらもチェックしてみましょう。
動物園の大きなアイドルといえば、ゾウです。
王子動物園を入って右手に進むとゾウ舎が見えてきます。
王子動物園のゾウの見どころは、国内で初めて繁殖に成功したつがいのインドゾウです。
オスの名前は「マック」、メスの名前は「ズゼ」です。
マックが王子動物園にやってきたのは阪神淡路大震災の起こった平成7年。
お嫁さんとなる「ズゼ」はその翌年の平成8年にやってきました。
平成16年に初の成功をおさめた繁殖で産まれたのは、女の子のゾウで「モモ」と名付けられました。
しかし残念ながら翌年亡くなってしまいました。
ちなみに、平成19年には国内初の「アジアゾウ」の繁殖・出産にも成功しており、この時産まれたのはオスの「オウジ」です。
正確にはオスのアジアゾウの誕生が国内初で、メスのアジアゾウを含めると国内で3例目となりました。
マックとズゼの現存する子ども「結希(ゆうき)」は、現在千葉県にある「市原ぞうの国」で暮らしています。
ゾウの飼育環境が整っている所で、少しでも長く生き続けるために「市原ぞうの国」で出産し、そのまま生活することとなったのです。
稀にその「結希(ゆうき)」が里帰りをすることもあるらしく、運が良ければその姿を王子動物園でも見ることができるそうです。
しかし、里帰りに関してはいつ頃であるなどが一切わかりませんので、問い合わせをしても教えてもらえるかどうかは微妙なところです。
ゾウのお食事タイムは午前は11:30の1度、午後は15:00と16:00の2回おこなわれます。
大きな体でゆっくりと食事する姿は圧巻でありながら、その穏やかさに見ていると時の流れを忘れさせてくれます。
そして賢いゾウの一面を垣間見れる「トレーニングタイム」も忘れてはいけません。
こちらは毎日14:30頃におこなわれます。
トレーニングの目的は来場客に芸を披露する為ではありません。
日頃から繰り返し行っていくことで、健康管理や怪我や病気の治療に役立つのです。
飼育係さんがゾウに向かって「ステイ」「ラング」「リフト」のような号令をかけます。
すると賢いゾウは言われたことを号令に合わせておこないます。
鼻を上げたり足を上げたり、その姿は何ともコミカルで迫力も満点です。
白い毛並みに大きな体、つぶらで真っ黒な瞳がなんとも愛嬌たっぷりなシロクマも王子動物園の人気者です。
王子動物園にいる「みゆき」という名前のホッキョクグマは、実は大阪の 天王寺動物園 の生まれです。
そのせいかホッキョクグマなのに寒さに少々弱いそうです。
平成2年生まれのみゆきは現在26歳となり、国内では4番目に高齢のホッキョクグマとなりました。
そのため、3~11月の火・木・土におこなわれていた、「ホッキョクグマのドボンタイム」というイベントは2017年より中止となりました。
なかなかの人気イベントであったため、中止となってしまう事に惜しむ声は多くあがりましたが、高齢であることが理由なので仕方ありません。
イベントとしてみゆきがプールに飛び込むことはもうありませんが、みゆき自身が自分で飛び込みたいと思えばプールにドボンするので、運が良ければみられるかもしれません。
そうでない場合は、優雅にのんびり気ままにプールを泳ぐみゆきを見守ってあげてください。
ちなみに、ドボンタイムは無くなってしまいましたが、12月から2月の土・日・祝の13:15~「ホッキョクグマの雪あそび」というイベントが開催されていますので、こちらもチェックしてみてください。
大きな動物や、珍しい動物を観察するのも楽しいですが、やはりせっかく動物園に来たのですから直に触れ合える貴重なチャンスも体験したいところです。
動物園のゲートをくぐり左手のフラミンゴ舎の前を抜け進んでいくとD51の機関車が見えてきます。
その向こうにある「ふれあい広場」では モルモット や ウサギ などの 小動物 を抱っこしたり、一緒に写真撮影をすることができます。
放し飼いにされてのんびり歩きまわるガチョウやヒツジ、 ヤギ なども間近で見ることができて楽しめます。
ふれあいタイムは1日3回行われています。
1回目 10:20~10:50
2回目 13:10~13:30
3回目 15:00~15:20
ふれあい広場の奥には「 リス と小鳥の森」の展示がありますので、小さなお子様はまず小動物と触れ合って、そのまま奥に進むのも良いでしょう。
ここまででご紹介した動物以外でもお食事タイムは行われています。
時間の都合がつく限り回ってみるのも楽しそうですね。
ペンギン 13:30
チンパンジー 15:00
カバ 13:20
クマ 15:30
フラミンゴ 13:10
コウモリ 13:30
コウモリの食事を観察できるというのはなかなか珍しいので、見てみる価値ありです。
お食事タイムに関しては動物たちの体調や、その日の天候などで急きょ予定が変わることもあります。
どうせなら一味違った視点で王子動物園を堪能したい、そんなワガママをかなえてくれるのが「動物ガイド」です。
毎月第1・2日曜日と、第3・4土曜日に開催されています。
王子動物園の職員の方々が、動物の特徴や様々な話題を面白く楽しく、そしてわかりやすく案内してくれます。
なんと時には園長、副園長も登場することがあるようです。
園長や副園長が出てきたらまるでレアキャラが出てきた気分になれそうです。
誰がガイドしてくれるかは当日のお楽しみです。
ガイドは上記のスケジュールで定期的に開催されていますが、ガイドしてくださる内容や紹介する動物はその時々に変わりますので、何を紹介してもらえるか、どのような話題が飛び出すか参加してみるまでわからない、そのようなドキドキ感も味わえます。
ガイドに参加できるのは毎回先着10名様までで、参加したい日の当日朝10:00から管理事務所で受け付けを行います。
この動物ガイドは1,2,7,8月は開催していませんのでご注意ください。
公式サイトの「おすすめコース」には、王子動物園オリジナルのおすすめコース情報が掲載されています。
人によって動物園の楽しみ方は様々です。
そのニーズに合わせた楽しみ方を提案してくれるのは心強い限りです。
コチラのコースでは、パンダやコアラ、ゾウなどの、花形となる人気動物をメインに見て回ることができるコース設定です。
所用時間は約1時間半程度となっていますので、盛りだくさんでありながら、抑えるところはきっちり抑えたコースになっています。
王子動物園を隅から隅までみてみたい、あますことなく堪能したい。
そのようなワガママに応えたのがこちらの「動物全種類クリアコース」です。
なかなかすべての動物を見て回るのは難しいものです。
広い園内ではどうしても場所が分からず見落としてしまう事もしばしばです。
ですが、このコースを辿れば、すべての動物の観察が可能となります。
さすが全種類を制覇するだけあって、所要時間は少し長めの2時間30分。
合間に休憩を入れながら、のんびりと時間を気にせず見て回りたい方にお勧めです。
王子動物園といえば桜の名所としても有名です。
春になれば満開の桜を愛でながら、動物園を楽しむことも可能です。
王子動物園と同じ敷地内には小さめの遊園地も併設されていますので、お花見がてらちびっ子たちを連れてママ友とお花見がてら遊びに行くのもおすすめです。
桜の季節には、通常は閉園している夜の動物園内を開放し、夜桜見物をすることも可能となります。
普段見ることのできない夜の王子動物園を楽しめ、なおかつ美しい夜桜並木を堪能できるなんとも最高なシチュエーションです。
ただ、残念なことに閉園後扱いとなりますので、動物たちの観察をすることはできません。
しかし、この「夜桜通り抜け」イベントは入場料無料で開催されていますので、春になったらぜひ王子動物園に桜を愛でにいきましょう。
兵庫県を代表する、いえ、関西を代表する動物園の1つと言っても過言ではない「王子動物園」についてご紹介してみました。
国内初があちこちにあり、学術的にも注目度の高い動物園であることは確かです。
アクセスも良く、パンダもかなり至近距離で見れる動物園はかなりレアと言えるでしょう。
土日祝、長期休暇などは多少混雑しますが、それでもかなり快適にパンダやコアラなどを見ることができる点も魅力です。
総面積80,618m2のなかに、約140種類、約800点もの動物がこれでもかと暮らしています。
動物だけでなく、敷地内にある蒸気機関車「D51」の展示に、ミニ遊園地、上映設備付きの「動物科学資料館」など、とにかく盛りだくさんです。
同じ敷地内にある「ハンター邸」などは、大人気アニメの実写映画で、Hey! Say! JUMPの山田涼介くん主演の「鋼の錬金術師」の重要なシーンで登場するなど、さらに観光スポットとして盛り上がること間違いなしです。
これは一度はいってみないともったいない?
ぜひ家族やお友達と足を運んでみてください。
公開日 : 2017/12/07