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ヤギの飼い方を解説!種類や入手・お迎えの方法、餌やトイレのしつけまで






動物園のふれあい広場で、子供たちに餌の牧草をねだる姿がなんともキュートなヤギ。
そんなヤギですが、ペットとして飼うことは可能なのでしょうか?

実際にヤギをペットとして飼うことはそれほど難しいことではありませんが、犬や猫といったペットの飼育とは異なり注意しなければならないこともあります。

本記事ではヤギの生態や性格に加え、ペットとして飼育するのに適した品種や食事、飼育グッズ、トイレのしつけなど、基本的なヤギの飼い方をご紹介します。
合わせて購入方法や価格もまとめていますので、参考にしてください。

【目次】ヤギの飼い方を解説!種類や入手・お迎えの方法、餌やトイレのしつけまで

 

1ページ目 :

 

ヤギとは?

家畜としてのヤギの需要

ヤギの乳

ヤギの毛

ヤギの肉

ヤギの皮

除草

ペットとしてのヤギとその種類

日本ザーネン

ミニヤギ

シバヤギ

トカラヤギ

ピグミーゴート

ヤギの動物としての特徴

ヤギの性格

ヤギは臭い?

ヤギの寿命

ヤギの食事

ヤギの生活環境

ヤギのかかりやすい病気

 

2ページ目 :

 

ヤギを飼ってみよう!

ヤギの入手方法

1. ペットショップ

2. 里親募集

3. 牧場からの購入

4. セリで購入

ヤギがおうちへやってきたら、最初の注意点

ヤギの飼育場所と環境

ヤギ小屋

木陰

有害植物

ヤギの餌、食事

牧草

水分

ヤギの日常の手入れ、お世話

蹄のカット

徐角

ヤギのトイレのしつけ

ヤギの病気対策

ミニヤギを室内で飼う際の問題点

トイレのしつけ

ヤギはなんでも口にする

ヤギは高い所が好き

室内でのヤギの飼育環境

ヤギの室内飼いに必要なもの

ケージ

ペット用トイレ

餌入れなど

床材

その他ヤギを室内で飼う際に知っておきたいこと

散歩

徐角

可愛くて人間との深い関わりを持つヤギをペットに!

 

 


ヤギとは?

 

ヤギと人間との関わりは非常に古く、新石器時代にまで遡り、家畜としては犬についで古いと言われています。

粗食にも耐え、厳しい環境にも適応できるヤギは、古代より遊牧民の間でも貴重な存在だったのです。

また、ブタやウシのように宗教上でタブー視されることもありません。

ヤギは今でも、様々な需要をもつ貴重な家畜として世界中で飼育されています。

 

 

家畜としてのヤギの需要

 

ヤギ

 

ヤギの乳

 

今では牛乳がメジャーな存在になっておりますが、アレルギーをもっている人が少なくありません。

その点で、ヤギの乳は牛乳アレルギーのある人の代替飲料として愛されています。

乳糖が少なく、消化性にも優れ、アトピー皮膚炎にも有効であるとされています。

また、アイスクリームや粉乳、チーズなど様々な加工品が製造されています。

 

ヤギの毛

 

防寒用としては羊毛の方が有名ですが、ヤギだって負けていません。

高級品で有名なカシミアやモヘアは、ヤギの毛から作られているのです。

非常に柔らかく含みも良いため、化粧用のほか毛筆用の筆にも利用されています。

 

ヤギの肉

 

ヤギの肉は、ヤギを牧畜している地域や東南アジア、中国では比較的一般的に食されています。

日本国内ではほとんど食べられることがありませんが、沖縄県や奄美諸島では「ヤギ汁」などの郷土料理として食べられています。

 

ヤギの皮

 

洗車用品として有名なセーム皮は、ヤギの皮から作られます。

 

除草

 

ヤギは芝刈り機を使用しない除草に活用されることもあります。

固めの植物も食べることができ、機械が利用しにくい急斜面などの雑草も食べてくれます。

 

このように、様々な用途で人間の役に立ってきたヤギですが、我が国においては家畜としての活用が減少傾向にあります。

その背景は、乳も肉も毛も、他の家畜動物に代替されてしまったことが原因です。

 

しかし、ヤギの可愛らしさと、粗食等の厳しい環境にも耐えうる経済的な側面から、最近では再評価されつつあります。

ヤギの愛好家も多く存在しており、「全国山羊サミット」 なる会合が年に1回全国で開催されています。

 

 


ペットとしてのヤギとその種類

 

ヤギ

 

日本ザーネン

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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日本国内で家畜として飼育されているヤギのほとんどが、「日本ザーネン」と呼ばれる品種です。

「日本ザーネン」は、日本国内に古くから存在していたシバヤギと、スイスのザーネン地方原産のザーネン種を交配して生まれた品種です。

 

日本の風土に合うように交配をして生み出されたものであり、主に乳用として活用されています。

体が大きくなるため、ペットとして飼育を考える場合は広い環境を準備することが必要です。

 

日本ザーネンの基本データ

 

原産地:日本、スイス原産ザーネン種と日本在来種シバヤギを品種改良したもの

用途:主に乳用

体重:80kg程度

ペットとしての飼育環境:屋外

価格:8万円程度(牧場経由の場合)

特記事項:日本で家畜として飼育されるほとんどが本種

 

ミニヤギ

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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体重が15~40kg未満の小型のヤギで、ペットとしてのヤギの主流となるものです。

日本在来種から品種改良された「シバヤギ」、「トカラヤギ」、北アフリカ原産の外来種「ピグミーゴート」およびこれらの混種を指します。

 

大型種である日本ザーネンの血筋が混ざると大きくなる場合があります。

ちなみに、同じ家畜系ペットのミニチュア版としてミニブタが有名ですが、ミニブタが成長すると100kg近くなるのに対して、ミニヤギの大きさは 大型犬 ほどと考えて良いでしょう。

 

ミニブタについての詳細は、下記を参照してください。

→  セレブの間で大ブームを巻き起こしているミニブタ!その特徴と人気の秘密とは?

 

シバヤギ

 

シバヤギ

 

長崎県の西彼杵半島や五島列島で、古くから食肉用として飼育されていた品種です。

明治以降にザーネン種などとの雑種化が始まり、純血種はほとんど姿を消しました。

 

現在は長野県にある家畜大学以外では純血種を見ることはできません。

体重は20~25kgと小型で角があります。

肉垂れがなく強靭な体格で、粗食にも耐えます。

 

また、温厚な性格で、病気にも強いです。

毛色は基本的に白ですが、褐色などの色が混ざることもあります。

 

シバヤギの基本データ

 

原産地:長崎県西彼杵半島、五島列島

用途:本来は肉食用

体重:20~25kg程度

ペットとしての飼育環境:屋外、室内でも飼育可能

価格:8万円程度(牧場経由の場合)

特記事項:品種改良が進み、純粋な本種は激減(純粋種は長野県の畜産大学のみ)、白色のミニヤギを総括してシバヤギと呼ぶことがあります

 

トカラヤギ

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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台湾やフィリピンに生息しているミニヤギと同系列で、鹿児島県のトカラ諸島や奄美諸島で飼育されています。

15世紀頃に中国大陸や朝鮮半島経由で日本に移入されたと言われています。

 

体重は20~25kgと小型で角があります。

性格や特徴はシバヤギとあまり差はありませんが、体毛に褐色の斑点があります。

 

トカラヤギの基本データ

 

原産地:鹿児島県トカラ諸島、奄美諸島

用途:本来は肉食用

体重:20~25kg程度、一般的にはシバヤギ種より小型

ペットとしての飼育環境:屋外、室内でも飼育可能

価格:8万円程度(牧場経由の場合)

特記事項:体色に褐色の斑点あり、本種も雑種化が著しい

 

ピグミーゴート

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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北アフリカ原産の小型種で、ヨーロッパ経由で米国に移入され、ミルク搾りができるペットとして人気があります。

上記のシバヤギやトカラヤギと比較して、ひと回り程度大きいです。

 

ピグミーゴートの基本データ

 

原産地:北アフリカ

用途:本来は乳用

体重:20~40㎏

ペットとしての飼育環境:屋外、室内でも飼育可能

価格:8~10万円程度(牧場経由の場合)

特記事項:米国内では最も一般的なペット用のミニヤギ

 

 

ヤギの動物としての特徴

 

ヤギ

 

ヤギのペットとしての飼育方法の前に、ヤギがどのような動物なのか改めてご紹介します。

 

ヤギの性格

 

仔ヤギは特に寂しがりやで、飼い主のあとをずっと追い続けるほどの甘えん坊です。

人に懐きやすい性格で、犬や猫など他の動物とも共存ができます。

個体によって性格が変わってくることも、愛好家にとって魅力のひとつです。

 

また、ペットとしての資質は犬と猫の間位で、飼い主にとっては犬と猫の良いとこ取りだと言われています。

きちんと躾をすれば、トイレの場所も覚えるようになります。

 

ヤギは臭い?

 

ヤギの肉はかなり強烈な臭いを発するといいますが、ヤギの生体も臭うのでしょうか。

ヤギも動物ですので、獣臭があります。

 

特に発情期を迎えたオスヤギは非常に臭います。

メスの気を引くために、身体に尿を塗ってアピールする習性を持っているためです。

この臭いは、オスヤギを去勢して発情期を無くすようにすれば防ぐことができます。

 

メスヤギは、オスのような強烈な臭いは発しません。

また、ヤギの糞は植物食のためコロコロしていてあまり臭いませんが、尿はかなり臭います。

 

余談ながら、メジャーリーグのシカゴ・カブスにまつわる「ヤギの呪い」のエピソードがあります。

野球場にヤギを持ち込もうとした客を、球場職員が入場拒否したことに端を発した、ヤギの呪いによってカブスは優勝できないといったジンクス。

2016年にカブスが優勝したため、このジンクス(ヤギの呪い)が解けたと話題となりましたが、球団職員が入場拒否した理由は「ヤギは臭い」からだったのです。

 

ヤギの寿命

 

12~14年程度と言われています。

比較的長寿な動物です。

 

ヤギの食事

 

ヤギは草食動物なので、肉食性のものは食べません。

ほとんど牧草しか食べない羊とは違い、木の葉や穀物、どんぐりなども食します。

ただ、植物の中にはヤギにとって有害なものもあるため注意が必要です。

 

また、ヤギが紙を食べるという話はとても有名ですが、現在最も使用されている洋紙は食べさせてはなりません。

ヤギが消化できず、腸閉塞を起こす危険性があります。

 

ヤギの生活環境

 

ヤギは湿気やじめじめした環境を嫌います。

したがって、雨に身体が濡れることのないよう注意しなければなりません。

 

逆に乾燥した環境には非常によく適応します。

1週間程度なら水分がなくとも生活できるため、半乾燥地帯での牧畜にも適しているのです。

また、平衡感覚に優れ、急斜面や高地などの悪路でも自由に行き来することが可能です。

 

ヤギのかかりやすい病気

 

ヤギは環境適応能力が高く丈夫で、病気にはなりにくいとされています。

ただ、食べてはいけない有害植物を食べることによって生じる中毒症状、寄生虫による病気には注意が必要です。

 

ミニヤギが罹患することは稀ですが、気を付けておきたい病気は蚊が媒体となる「腰麻痺」。

この病気にかかるとヤギにとっては致命的になりかねませんので、蚊の徹底駆除、および予防薬接種が必要になります。


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