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動物好きであれば、「 犬 」や「 猫 」を飼育する人が多くいます。
しかし、多くの場合は「犬か猫」というどちらか一方を選択するケースが多く、両方飼っている人はその割合よりも少ない傾向にあります。
その障壁となるのが「犬と猫を飼ってお互い仲よくしてくれるのか?」という問題点であり、飼い主よりもペット側に問題や疑問があるので、そのリスクを避ける為にも一方を選択する場合が多いのです。
最近ではペット関連の画像や動画も多く存在しており、「犬と猫」が仲睦ましくしているシーンを目にしますが、全ての場合がその限りではない事もまた現実としてあります。
今回は「犬と猫」を飼育する際の注意点やコツをまとめましたので、犬と猫の同居を考えている人は是非参考にして下さい。
犬や猫をペットとして飼育する人は多いですが、「犬派」・「猫派」という言葉も存在するように、殆どの場合どちらか一方を選択して飼育する場合が多くなります。
それもそのはず、「犬」と「猫」はペットとしての認識は広くありますが、決して同じ生き物ではなく、それに共存する事自体に問題や疑問が生じるので、どちらか一方を選択するケースが多いのも納得ができるのです。
しかし、必ずしも共存できないわけではなく、犬と猫を一緒に飼う際の注意点やポイントを抑える事ができれば、その可能性を高めることはできるのです。
では、その注意点やポイントはどんなものがあるのでしょうか?
犬と猫、どちらも異なる外見や内面の可愛さがあるので、出来る事なら「両方飼いたい!」と思う人も少なくないです。
最近では、SNSの普及もあり犬と猫が仲好く寄り添う画像や動画を目にする機会も増えたので、このように思う人も多いのですが、必ずしもそういった画像や動画のように両者が共存できるとは限らないのです。
その生態や本能からも犬と猫が異なる性質をもっているのが分かり、犬が群れで行動・生活するのに対して猫は群れで行動・生活する動物ではないのです。
その為、猫の場合は同じ「猫」という枠の中でも共存する事が難しいので、同じ種類以外である「犬」との共存が必然的に難しくなるのは何ら不思議なことではないのです。
飼い主が「犬と猫が好き」という理由だけで、無理やり同じ空間にしてしまうと、互いに威嚇したり、牽制してしまうので、先ずは相手を意識しない空間での生活が、関係を良好なものにする上で重要となるでしょう。
犬と猫が一緒に暮らす上で重要となるのが、迎え入れる順番やタイミングです。
この迎え入れる順番やタイミングを理解しないで、犬と猫を強引に同じ空間にしてしまうと威嚇や牽制をしたり、ストレスを感じてしまうことになってしまいます。
従って、犬と猫を一緒に飼うのであればこうした部分の理解が必要不可欠となるのです。
犬と猫を一緒に飼う時、殆どの場合はタイミングが異なります。
つまり、犬か猫のどちらかを先に飼っていて、その後もう一方が家にやってくる、ということです。
この時、先に住んでいる方を優先させなければ、嫉妬してしまいストレスを感じてしまうことがあります。
ストレスから毛が抜けたり病気を患ったりする場合も多いので新たに迎え入れる時は、先住を優先させることを意識するようにして下さい。
犬と猫が互いに小さい時期であれば、一緒に暮らす上で仲良くなる可能性が高くなります。
時期的には「犬は3ヵ月齢」で「猫は2ヵ月齢」にあたる時期が「社会化期」と呼ばれる頃になり、社会の習慣やしつけといった社会に適応する為の期間であるので、仲良くする可能性が高くなるのです。
大きさ的にも同じ位になるので、遊び相手として関係性を築いていくかもしれません。
始めに成犬が住んでおり、後から子猫がやってくるケースも仲良くなる場合が多いです。
これは、犬の習性による部分も関係しているのですが、犬は群れをなして生活していく習性を持っているからです。
この習性により、成犬が猫を迎え入れることに繋がりますが、ポイントとなるのが「子猫」ということです。
ただ、成犬が子猫を噛み殺してしまった、という報告もあるので、犬の性格やしつけも考慮しながら様子をみていきましょう。
しかしながら、子猫ではなく「成猫」であれば、互いを威嚇したり牽制する場合もあり、喧嘩に発展しかねないので、一緒に暮らす場合は相性や性格に左右される側面があるといえるでしょう。
その為、成犬と成猫の場合は相性や性格的な部分を考慮した上で、一緒に暮らすか空間を分けるのか慎重に見極めた方がいいでしょう。
始めに成猫が住んでおり、後から子犬がやってくるケースは一緒に暮らす事が難しい場合が多いです。
これは、猫の習性も影響を与えていますが、猫は家の中で自分の縄張りを認識しております。
その為、同じ「猫」という動物でさえも共存することが難しくなるので、猫ではなく「犬」の場合は更に難しくなることが予想されるのです。
飼い主によっては、新しく入ってきた動物を可愛がる場合や年齢が小さい方を可愛がる場合があるので、こうした行動が成猫に嫉妬やストレスを与えてしまうので、「子犬」ではなく、成猫を優先的にするようにしましょう。
先に住んでいる成猫が優先、という認識を子犬に植え付ける為にもこうした行動が必要となるのです。
時間の経過とともに仲良くなる場合もあれば、そこまでいかずとも威嚇や喧嘩まではいかない場合もあり、犬や猫の接し方や性格によって距離感も変わってくるでしょう。
犬と猫を一緒に飼う場合は、それぞれの習性や特徴を無視した形で、同じように接してしまう人が多いです。
しかし、犬と猫は似ているようで異なる側面を持つので、扱いを同じにしてしまうと嫉妬やストレス、体調不良に繋がる恐れがあるのです。
エサを与える際に同じ場所にしてしまうと、間違った方を食べてしまう可能性があります。
エサの栄養バランスは犬と猫で異なり、続けてしまうと大きな問題に発展する恐れがあるので、場所や時間をずらしてエサを与えるようにしましょう。
仮に、 犬の餌 を猫が食べ続けてしまうと肥満や慢性腎不全、高血圧、になる可能性があり、 猫の餌 を犬が食べ続けてしまうと皮膚トラブルや失明、発達障害になる可能性があるのです。
猫の散歩 をさせずに、 犬の散歩 だけさせることに対して「可哀想」、「不平等」と思っている人もいます。
しかし、犬と猫の習性からも「犬は群れる」ことが基本で「猫は単独行動」が基本となります。
その為、犬と猫を一緒に散歩させることが必ずしも双方にとって有益とは限らないのです。
犬だけが散歩しているからといって猫が嫉妬やストレスを感じることはなく、それどころか犬が居ない時間や空間ができることによって猫がくつろぐ場合もあるのです。
飼い主がすべてを「平等」として扱いたい気持ちも分かりますが、犬と猫では習性が異なるので、同じ対応をすることで犬と猫が喜ぶわけではないことをご理解下さい。
犬と猫は習性や性質が異なるので、一緒に暮らす事で必ずしも仲良くなるわけではありません。
何故なら、性格的な問題やしつけに加えて、タイミングや迎え入れる順番も大きく影響を与えているからです。
しかし、こうした理解を認識することによって、犬と猫を一緒に飼うことも十分可能となりますが、必ずしも仲良くなるとは限らないことを十分ご理解下さい。
飼い主の都合で無理やり同じ空間にするのではなく、犬と猫の気持ちや行動を優先させることで、次第にお互いの“壁”を取り除く事ができるようになります。
お互いを理解して無理のない範囲で同居を心掛けて下さい。
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公開日 : 2017/10/12