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近年ミックス犬の人気が高まり、ペットショップでもよく見かけるようになりました。
そのミックス犬人気の先駆けとなったのが元々人気犬種であったチワワ×ダックスフンドのミックス犬「チワックス」です。
チワワ の小ささと ダックスフンド の胴長短足の身体つきを併せ持ったチワックスは室内犬として人気です。
性格もチワワのフレンドリーさとダックスフンドの活発な性格が合わさってスポーツなどを楽しめる点も人気の一つです。
それでは、そんなチワックスの飼育についてみていきましょう。
ミックス犬の特徴や注意点なども併せて紹介していきます。
チワックスの始まりはアメリカで人気が出たことで広まり、日本でもブリーダーが交配させるようになりました。
チワワとダックスフンドの二種類の性格や容姿を受け継いで生まれてくるチワックスには個体差があり、特に性格に関してはバラつきがあります。
元々のチワワやダックスフンドはどんな 犬種 なのでしょうか?
チワワとダックフンドの歴史、性格などについてご紹介します。
チワワは元々メキシコ原産の犬であり、北アメリカにおいて最も古い犬種「テチチ」が祖先犬と言われています。
その歴史は古く、古代アステカ文明の儀式の生贄として使われていた犬であり、神の使いとして神聖視されていました。
その小ささ故の飼いやすさから人気が出始め、19世紀半ばからアメリカで品種改良が進められ、1904年にアメリカンケンネルクラブに登録されました。
日本では1970年代頃から飼育されるようになり、現在では常に人気犬種上位に入っています。
テレビCMで登場したことでもその愛らしい姿とつぶらな瞳からブームを巻き起こしました。
飼育登録数も多く、ペットショップでの取り扱いが最も多い種類の1つであり、定番の種類となりました。
毛質はスムースとロングの2種類がおり、特にロングは若い女性に人気の毛質で、毛色もクリーム・ホワイト・タン等様々です。
近年では毛色も新色のものも生まれ、その毛色の種類は現在広がりをみせています。
成長しても3kg前後と非常に小型でありながら、性格は独立心が強く勇敢で知的であり、飼い主の愛情を独占したがる個体が多いです。
そのため、外部に対して警戒心が強く臆病ゆえに攻撃的になりやすい一面を持っているので幼少期からの社会化が必要です。
しつけ は入りやすく、しっかりと飼い主がリーダーシップを発揮できればフレンドリーで忠実な子に育つので非常に飼いやすい個体になるでしょう。
ダックスフンドはドイツが原産国のアナグマを狩る目的で作られた猟犬です。
フンドはドイツ語で猟犬を表す言葉であり、「アナグマ犬」という意味を持ちます。
胴長短足の身体つきが最大の特徴であり、耳はたれ耳でマズルは長めです・
日本でも人気の犬種であり、2007年までは飼育登録数第1位になっており、現在も常に上位に入っています。
ダックスフンドのサイズは全部で3種類あり、スタンダード・ ミニチュアダックスフンド 、 カニンヘンダックスフンド に分かれています。
チワックスの交配に一番使われるのはミニチュアダックスフンドで、日本の飼育数が最も多いダックスもミニチュアになります。
毛質はロング、スムース、ワイヤーの3種類あり毛色もレッドをはじめチョコ、タン、ダップル等様々な毛色が存在します。
性格は活発で好奇心旺盛・友好的な甘え上手ですが、時に負けず嫌いで頑固な一面もあり、攻撃的になることもあります。
飼い主には従順で依存傾向にありますが、独立心が強く小さい子供などは苦手が個体が多いです。
しかし、もともとが猟犬のため我慢強い一面もあり、しつけ次第で子供にも友好的に接することができるようになります。
上記のようなことからチワックスは好奇心旺盛で活発、外部に対して警戒心が強く独立心があり、飼い主に従順な性格傾向にあります。
しかし、ミックス犬の性格は親犬の性格を反映していることが多く、父親似か母親似かという反映している比率によっても異なります。
もしも両親のどちらかが攻撃的であったり臆病な性格の場合、内弁慶になり外部にたいして攻撃的になる個体もおり、後の飼育にも影響してきます。
購入前に実際の両親を見たうえで、比較検討をする必要のある種類の犬と言えるでしょう。
寿命 はチワワもダックスフンドも長命の傾向にあり13年~15年前後になります。
もちろん親犬に疾患があった場合は遺伝性の病気にかかる場合もあり、短命になる可能性もあるのでやはり親犬を見ることが大事ですね。
値段は10万円~15万円前後で親犬の血統によって変化し、チャンピオン犬等が親犬の場合高額になる傾向にあります。
安価に入手できるのはペットショップでの購入ですが、実際に親犬や血統を確認できる ブリーダー からの購入をおススメします。
ミックス犬は2種類の犬種の特徴を受け継ぐ魅力的な種類ですが、必ずしも長所ばかりを受け継ぐわけではありません。
短所の部分が顕著に出てしまう場合もあり、性格も個人差があります。
また、成長しきるまでどのような性格になるか読めないという点もあります。
性格の大部分は幼少期のしつけによってカバーできますが、遺伝的な疾患などは上記の項目で紹介した通り事前の調査が必要です。
色合いに関しても多くの場合は親犬の毛色が反映されますが、ダップルなどの模様のある毛色の場合どのように模様が出るのかも成長するまでは判断しがたいです。
反対に育てる楽しみというものがあり、成長の変化を楽しんで飼育できるのがミックス犬の魅力ともいえるでしょう。
また、しつけ次第で自分好みに育てられるというやりがいと魅力があります。
多くは親犬の大きさを反映しますが、必ずしも親が 小型犬 だといって子供もその大きさになるとは限りません。
ミックス犬の場合純粋な犬種よりも強く丈夫に成長する傾向にあり、大きさも親犬より一回りほど大きく成長する可能性があります。
チワックスの場合どちらも小型犬なので巨大化することはなく、十分室内犬として飼育が可能な大きさですが、稀に大きく成長する個体もいます。
たとえどんな姿に成長しても愛情をもって終生飼育する覚悟が必要です。
チワックスは小型のため体温調節がうまくできません。
そのため日本の冬には大変弱く、低体温症になってしまう危険があります。
また体温が低下すると、皮膚の抵抗力が下がり皮膚病にもなりやすくなるため、皮膚を保護するのに洋服を着せるのが良いでしょう。
子犬 の時期から洋服に慣れさせておくと嫌がらずに着てくれますが中には洋服で遊んでしまい、噛みちぎってしまう子もいるので様子を見ながら着せていきます。
犬用の洋服は小型犬のものは様々な種類が展開されており選ぶ楽しみもあります。
また洋服を着せたり、脱がせたりすることで愛犬とのコミュニケーションにもなり、身体を観察することで病気の早期発見にもつながります。
チワックスはその華奢で胴長短足の身体から関節や骨に異常がでやすいミックス犬です。
幼少期から骨に気を使った食事やおやつを与えて骨を強く育てるのが良いでしょう。
また適度な運動をすることで身体の免疫力も上がり、丈夫な個体に育ちます。
小魚やサプリメントなどをうまく取り入れて健康維持をしましょう。
しかしクッキーやガムの与えすぎは肥満や下痢の原因になるので、量は調節して適度な量を与えましょう。
チワックスはヘルニアになりやすく腰に負担がかかりやすいという特徴があります。
しかし、活発な性格のため若い時期はよく動き、ソファはなどにもよく飛び乗ります。
飼い主が大好きな個体が多く、常に一緒の空間にいたいがために階段などの上り下りもしてしまいがちです。
そのため、腰に負担がかからないように段差に犬用の階段などを設置するのがおすすめです。
なるべく飼育スペースに段差をなくし、腰に負担のかからない生活が送れるように配慮しましょう。
チワックスはミックス犬の中では丈夫と言われている種類ですが、チワワ・ダックスフンドがかかりやすい病気にかかる可能性があります。
こちらでかかりやすい病気について紹介いたします。
内容を参考にして頂き、愛犬にいつもと違う様子がみられたら獣医師の診察を受けるようにしましょう。
ダックスフンドに多いといわれるヘルニアですが、椎間板に何らかの理由で圧力がかかり、椎間板の中身が飛び出してしまう疾患です。
飛び出した椎間板の中身は脊髄を圧迫して、痛みや麻痺、歩行困難などの症状を発症します。
特徴としては、突然発症するということがあげられます。
肥満や段差の上り下りや激しい運動などが原因で発症します。
また、若年性で発症する場合もありますが、多くは5歳をすぎたころのシニア期から発症することが多いです。
少しでも愛犬の歩行等に違和感を感じた場合獣医師の診察を受けましょう。
症状の進行によっては緊急性を伴う場合があります。
チワワに多い水頭症ですが、脳の病気で髄液が異常に増えてしまい周りの神経を圧迫してしまう疾患です。
多くの場合、先天的なことが多く遺伝的な部分が強い病気です。
症状としてはいきなり攻撃的になる、頭部の一部が出ている、同じところをぐるぐる回る、発作を起こすなどの症状があげられます。
少しでも愛犬の状態がおかしいと感じた場合は獣医師の診察を受けましょう。
チワックスでもたれ耳の個体に多い耳の疾患です。
梅雨時期や夏季などの湿気が多い季節に発症しやすく、耳の中が蒸れて菌が異常繁殖することで炎症が起こります。
主な症状は耳垢が多い、耳から出血、膿がでている、しきりに耳を掻く、斜頸がみられるなどの症状があります。
多くの場合かゆみを伴うことが多く、耳の洗浄と外用薬を用いて治療します。
値段 : 10万円~15万円前後
毛色 : ブラック、ホワイト、ダップル、タン等
寿命 : 13年~15年
体重 : 2kg~3.5kg
体高 : 20センチ前後
特徴 : チワワとダックスの特徴を受け継いでおり、目は丸く大きく、胴長短足であることが多い。
性格 : 好奇心旺盛で甘え上手。少々内弁慶
かかりやすい病気 : 椎間板ヘルニア、水頭症、外耳炎等
注意点 : 購入前に親犬を確認して疾患などがないかを調べると良いでしょう。
チワックスについて紹介させていただきました。
元々種類豊富な毛色やサイズから、さらにその2種類を掛け合わせることにより自由度の高い個体が生まれるのがチワックスの最大の魅力です。
自分好みの個体を見つけて飼育できる楽しみがあり、唯一無二の存在です。
さらには2種類の犬種の特徴を一度の飼育で体験できることも魅力的ですね。
こちらの記事を参考にチワックスに興味を持っていただけたらば幸いです。
最終更新日 : 2021/04/26
公開日 : 2017/09/08