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猫の甘える仕草として代表的なものをご紹介します。
もちろん猫は個々の性格も異なりますし、全ての猫が甘えている時にここで取り上げる仕草やサインをする訳ではありません。
猫は「ニャーン」「ニャオーン」などと人間に向かって甘えて鳴くことがあります。
このような鳴き方で猫が近寄って来た場合は、甘えていると判断して良いでしょう。
また、"サイレントニャー"と言われる声を出さないで鳴くこともあります。
これは、子猫が母猫に対して甘える時の鳴き方で、実際に声を出していないわけではなく、人間には聞こえない高周波の音域で鳴いています。
本来母猫に対して発するサイレントニャーをするということは、それだけ飼い主に甘えている証拠と言えます。
ちなみに、人間が使う「猫なで声」は異性に対して甘える際に使われるものですが、猫の場合の甘えた声は人間に対してのものだけで、猫同士の異性にアピールする声は「ウオーン」と言った激しめの声です。
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猫が顔をスリスリと擦りつける仕草も甘えているサインです。
マーキングの意味もあり、頬にある匂いの腺から出る自分の匂いを擦り付けて、「私のもの」と主張する際によく見られます。
そのため、飼い主だけでなく、お気に入りの家具や他の動物に対して行うこともあります。
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スリスリは顔を擦り付けるような動作ですが、頭突きはコツンと真正面からぶつかって来ます。
頭突きは猫の間では愛情を伝えるための挨拶として使われています。
愛猫が頭突きをしてきたら、甘えているサインと言って良いでしょう。
喉を「グルグル」「ゴロゴロ」と鳴らすのも代表的な甘えている仕草です。
リラックスしている時も喉を鳴らすので、撫でているとさらに機嫌よく喉を鳴らしてくれるかもしれません。
「もっと触って欲しい」と訴えているのかもしれません。
ただし、体調が悪い時や不安な時に喉を鳴らす場合もあるため、注意深く観察してみてください。
猫の寝る場所で飼い主への甘え度がわかることもあります。
猫が人間と一緒の布団で寝ている場合は十分に飼い主を信頼している証拠ですが、足元から顔周りに近づくにつれて甘え度が高くなると言われており、甘えん坊の猫は顔周りで寝ることが多いようです。
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前足を使ってマッサージをしているように、飼い主やクッションなど柔らかいものをふみふみする仕草です。
元々は子猫が母猫のおっぱいを飲む時に母乳を出しやすくするために足で押していたものの名残と言われています。
本来は成長とともになくなるものですが、甘えん坊の猫は飼い主を母猫だと思って、大人になってもふみふみして甘えることがあります。
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「カプ」と噛む甘噛みも甘えているサインとされることがあります。
ふみふみと同様に、甘噛みも子猫が母猫に甘える時の仕草からきているものです。
ただし、「嫌!」の意思表示として甘噛みすることもあるので気を付けてください。
爪とぎはマーキングの意味も持っており、時には甘える仕草として行う場合もあります。
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猫にとってお腹は急所。
そのお腹をデーンと出して無防備に寝ている場合は、飼い主さんを信頼していると言って良いでしょう。
甘えられる存在だからこそ、安心してお腹を出してくつろぐことができるのです。
ただし、ただ単に暑くてヘソ天して寝ていることもあるので、お呼びではない時に甘えていると思って迂闊に触ってしまうと、痛い目に合うかもしれません。
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猫がおもちゃやご飯を飼い主に持ってくることがあります。
猫が獲物を持ってくる理由は諸説あるのですが、その一つが「自慢するため」と言われています。
飼い主に褒めて欲しくて「見て見て、すごいでしょ〜」と獲物を持ってくる場合があります。
それでは、猫が甘える理由はどのようなことからなのでしょうか。
お腹が空いた、おやつが欲しい、トイレを掃除してほしい、撫でてほしい、遊んでほしいなど、自分の欲求を伝える時に飼い主に甘えることが多いです。
愛猫が甘えて来た時は、スキンシップを十分にとったり、食事や水分が不足してないか、トイレが汚れていないかなどを確認してみましょう。
外出から帰ってきたときの頭すりすり、たまりません……🤦♀️💕 #ねこのルル #メインクーン #お出迎え #頭すりすり #甘えん坊 #petpedia #ねこねこ団 pic.twitter.com/OU0aoAbg8p
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仕事や用事で飼い主が不在にし、帰宅した際に甘えてくることも多いです。
飼い主の帰宅後に「ニャオーン(どこいってたんだよ〜)」「ニャー(遅いよ〜)」と甘えた声を出して寄って来たり、頭突きやスリスリしてくることがよくあります。
また、外出していると家以外の匂いがつくもの。
違う匂いがついてる飼い主に、マーキングの意味でスキンシップをとっている場合もあります。
「もっと私を見て!」の意味で甘えていることもあります。
飼い主がパソコンに夢中になるとキーボードの上に座って邪魔してみたり、新聞を読んでいるとその上に寝転がってみたりと、飼い主の視界に入りながら触って〜と訴えてくることも。
作業が止まってしまうのは困りますが、せっかく甘えて来てくれているのでほどほどに構ってあげられると良いですね。
猫が甘えてくる理由の一つに、分離不安症という病気の可能性があります。
飼い主が構ってくれない、留守番が多い、新入り猫が来たなど、環境の変化によるストレスや飼い主に依存してしまったなどが原因とされる心の病気です。
急に甘えることが増えたり、今まで甘えなかった猫が急に甘えるようになった場合は、この病気の可能性も考えられます。
具体的な症状は、異常に甘えてくる、鳴きながらずっと後をついてくる、意図的なトイレの失敗、食欲不振、体を頻繁に舐める、攻撃性の増加などが挙げられます。
猫が甘えてくるのに加えて、上記のような様子も見られた場合は、コミニュケーションの頻度を増やすなどして猫の不安を取り除いてあげましょう。
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猫が甘える理由、それは飼い主さんのことが大好きで信頼しているため。
これが飼い主にとって一番嬉しいことではないでしょうか。
本来、動物の本能として警戒心を持っている猫は、誰振り構わず甘えるということはありません。
この人は危険ではない、信頼できると思うからこそ安心して甘えることができるのです。
猫が甘えてきたら、飼い主として信頼されている証と受け取って良いでしょう。
それぞれの性格もありますが、日本猫で言えば茶トラの猫は甘えん坊が多いと言われています。
猫種で言えばスコティッシュフォールドやアメリカンショートヘアなども甘えん坊の性格の子が多いようです。
また、性別でいうとメス猫よりオス猫の方が甘えん坊の子が多いと言われています。
特に去勢手術を行なったオス猫は性格が穏やかになることがあり、飼い主さんに甘える子が多いです。
子育てをするメス猫は本能で子供を守るために警戒心が強い子が多く、甘えにくい傾向があるそうです。
※合わせて読みたい: 甘えん坊な猫の特徴。正しい猫とのコミュニケーションの取り方とは?
猫が甘える仕草や理由についてはわかりましたが、猫が甘える相手に違いはあるのでしょうか。
ここでは、猫が甘える人をご紹介します。
飼い猫として生活している場合、お世話をしてくれる人がいなければ生きていけません。
日々の食事、トイレ掃除、室内や体調の管理などお世話全般をしてくれる人は、猫にとって非常に重要な人です。
誰がお世話をしてくれる人かというのは猫もわかっているので、信頼されやすい傾向にあります。
猫は大きな音が苦手です。
大きな音をドタバタと立てると怖がってしまいます。
穏やかで心地良い空間で一緒に過ごせる人の方が安心する傾向にあります。
猫は本来ツンデレの動物です。
自分が構って欲しい時にだけ構ってほしい。
自分が構って欲しくない時は触らないでほしい。
そのため、人が構いすぎると猫に嫌われる可能性もあります。
猫が求めた時だけ対応してくれる、しつこくしない、そのような猫の性質を理解して付き合ってくれる人を猫は好む傾向にあります。
ツンデレの猫の対応はタイミングが難しいように感じるかもしれませんが、猫の嬉しいサインや不快なサインを理解すると、愛猫とのコミニュケーションをより深めることができます。
猫が甘えてきた時は、猫から嬉しいサインが出ている時は構ってあげて、猫から不快のサインが出たら潔く撤退するのがポイントです。
物音にびびってちょっと起き上がるけど
— ペットペディア-ねこねこ団 (@Petpedia_neko) June 1, 2021
🐱「続きをはよ…」
と言わんばかりにそのあと良いポジジョンに頭を置き直すの可愛くありませんか…🥺💕 #ねこのルル #メインクーン #petpedia #ねこねこ団 #猫動画 pic.twitter.com/CeeOi1NRwQ
目を細めているは時は、リラックスしていたり機嫌が良い時のサインです。
顔や体を撫でられながら気持ち良さそうに大人しく目を細めている場合は、スキンシップに満足しているでしょう。
もっと甘えたくて頭突きをしてきたり、気持ち良くてそのまま寝てしまうこともあります。
尻尾をピーンと垂直に立てている時は嬉しい時のサインです。
猫は尻尾の付け根を触られるのが好きな子が多いので、付け根の部分を撫でてあげるとより一層喜ぶと思います。
「もっともっと!」とお尻を持ち上げて喜ぶこともあります。
反対に、猫が嫌がっている時の反応はどのようなものでしょうか。
猫は自分から甘えてきたにも関わらず、一定以上関わられると「もう触るな!!」と急に攻撃的になります。
これを愛撫誘発性攻撃行動と言います。
猫が嫌がっている時は、以下のようなサインが見られます。
猫が尻尾をパタパタと振っている時はイライラしているサインです。
また、床にバタンバタンと打ち付けるようにしている時は、怒りのボルテージが頂点に達しているので、すぐにやめてあげましょう。
猫を撫でていると最初は気持ち良さそうにしていたのに、突然「ガブ!」と噛んでくることがあります。
これも「もう触るな!」のサインです。
「もうイヤ!」「触るな」「構うな」と訴える時に、猫パンチが飛んでくることもあります。
大体が爪を出していない優しい猫パンチのことが多いですが、猫の爪は出し入れが自由自在です。
いつ爪が出てきてもおかしくないので、猫パンチが出てきたら、怪我をする前にさっと身を引きましょう。
猫の甘える仕草とその理由、猫が甘える人の特徴などをご紹介しました。
「うちの猫もこれやる!」と思う方や、「私には一切甘えてくれないんだけど…」という方もいるかもしれません。
ただ、今回ご紹介した内容は全ての猫に必ず当てはまるというわけではないので、まずはご自身の猫をよく観察して、それぞれの甘える仕草を読み取ってみてください。
普段はツンツンしている愛猫が、ふらっと甘えてくる仕草は悶絶ものです。
ぜひ愛猫の甘えるサインを察知して、猫ちゃんとの関係性をより良い方向に築いていきましょう。
最終更新日 : 2021/11/30
公開日 : 2021/10/05